JP2005290998A - 真空ポンプ及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、PWM制御モータによって作動される真空ポンプ等に関する。本発明による真空ポンプ(1)は、モータ(16)を備えた真空ポンプ本体(2)と、モータ(16)を制御するコントローラ(4)を有する。コントローラ(4)は、駆動電流をモータ(16)に供給するモータコントローラ部(30)と、少なくとも2種類の基準周波数を発生させる基準周波数発生部(32)と、モータ(16)が定格回転速度で回転する定格運転中、PWM制御の基準周波数を切替える基準周波数切替え手段(34)とを有している。
【選択図】 図1
Description
第1の例として、PWM制御の基準周波数が、最大トルクTpを生じさせる基準周波数Fp又はその前後の適当な範囲内にある基準周波数である場合、比較的高いトルクを発生させる高トルク運転を行うことができる。従って、モータに負荷がかかるとき、回転を維持したり、加速させたりするときに余裕を持ってモータを作動させることができる。例えば、チャンバ内を所定の真空度まで所定時間内に確実に真空にするときに有利である。Fpの前後の適当な範囲は、真空にすべきチャンバの大きさ、所定の真空度に達するまでの所定時間、システム構成等に応じて変化する。従来、PWM制御の基準周波数は、かかる適当な範囲内にあった。
第2の例として、PWM制御の基準周波数が比較的高い基準周波数Fhである場合、モータのインダクタンスに比例して電流が流れにくくなり、トルクが低下する。従って、モータに負荷がかかるとき、例えば、モータの加速及び減速時、モータの発熱量が増大したり、加速及び減速に要する時間が長くなったり、減速時の回生発電能力が低下したりするという悪影響がある。従って、従来、PWM制御の基準周波数が比較的高い基準周波数Fhであることはなかった。
例えば、PWM制御の基準周波数が上述した第1の例の基準周波数である場合にも、僅かではあるが、基準周波数に起因する振動が発生する。また、PWM制御の基準周波数が上述した第2の例の基準周波数である場合、第1の例の基準周波数である場合よりも制御性が向上され、PWM制御の基準周波数に起因するモータの振動を低減させる振動低減運転を行うことができる。
また、チャンバ内を所定の真空度まで所定時間内に確実に真空したいとき、又は、試料の交換等のために定格運転中に低下したチャンバ内の真空度を所定の真空度まで短時間に回復させたいとき等、モータに負荷がかかるとき、比較的高いトルクを発生させることが望まれる。
これに対し、PWM制御の基準周波数が上述した第2の例の基準周波数である場合、PWM制御に起因するモータの振動を従来の真空ポンプよりも低減させることができるけれども、負荷がかかるときのトルクを増大させるようにモータの動作を変更することはできなかった。
また、本発明は、モータにかかる負荷等に応じてモータの動作を変更させることができ、しかも、PWM制御に起因するモータの振動を低減することができる真空ポンプ及びその制御方法を提供することを目的としている。
定格運転中、即ち、定格運転開始時から定格運転終了時まで、例えば、所定の真空度が達成されていれば、所定の真空度を維持するために必要なトルクは比較的小さいので、PWM制御基準周波数を比較的小さいトルクを発生させる基準周波数に切替え、モータを制御することが可能である。切替え後の基準周波数が切替え前の基準周波数よりも高い場合には、更に、PWM制御に起因するモータの振動を従来よりも低減させた振動低減運転を行うことが可能である。
また、定格運転中、例えば、試料の交換等のために真空度が低下した場合、真空度を所定の真空度まで回復させることが望まれる。比較的短い時間で真空度を回復させることを望む場合、モータに負荷がかかるので、比較的大きいトルクを発生させることが必要にある。かくして、モータコントローラ手段に供給される基準周波数を、比較的大きいトルクを発生させる基準周波数に基準周波数切替え手段によって切替える。それにより、高トルク運転を行い、比較的短い時間で真空度を回復させることができる。
その他、モータにかかる負荷にかかわらず、強制的に基準周波数を切替えても良いし、他の装置からの信号によって基準周波数を切替えても良い。
かくして、モータにかかる負荷等に応じてモータの動作を変更させることが可能になる。
また、第2の基準周波数は、真空度が達成された状態で、モータの定格運転を維持するのに十分な最小のトルクを生じさせる基準周波数であることが好ましい。図8に示したように、第2の基準周波数により発生するトルクが小さければ小さいほど、第2の基準周波数を高くすることができ、PWM基準周波数に起因する真空ポンプの振動を低減させることができる。従って、第2の基準周波数により発生するトルクが小さければ小さいほど好ましい。しかしながら、第2の基準周波数が第1の基準周波数よりも少しでも高ければ、PWM基準周波数に起因する真空ポンプの振動を多少なりとも低減させることができ、それにより、真空ポンプの全体的な振動を低減して、真空ポンプに接続される装置の性能をより発揮させることが可能になる。従って、本発明における第2の基準周波数は、第1の基準周波数により発生する第1のトルクよりも小さい第2のトルクを発生させ、しかも、第1の基準周波数よりも高い基準周波数をすべて含む。この場合、第2の基準周波数により発生させるトルクは、定格回転しているモータを定格回転速度に維持するだけでなく、モータを定格回転速度まで加速できても良い。
また、定格運転中に第1基準周波数から第2の基準周波数に切替えるタイミングは任意であり、定格運転の開始と同時であっても良いし、定格運転開始後であっても良い。基準周波数の切替えを行わない場合、従来の真空ポンプと同じ動作になる。
ロータがケーシングに対して浮上しているので、ロータの回転抵抗がほとんどなくなり、定格運転中、モータの回転速度を定格回転速度に維持するのに必要な最小のトルクが更に小さくなる。従って、第2の基準周波数を更に高い基準周波数にすることができ、それにより、真空ポンプの振動を更に低減することができる。
定格運転中、モータコントローラ手段において、所定の真空度を達成しているのかどうかが分からない場合がある。所定の真空度を達成した後、又は、所定の真空度でないとき、ポンプ運転監視手段の切替え指示信号により、PWM制御の基準周波数を切替えることにより、モータにかかる負荷等に応じてモータの動作を確実に変更させることが可能である。
定格運転中、モータにかかる負荷等に応じて、PWM制御の基準周波数を所定のタイミングで自動的に切替えることが可能になる。
定格運転中、例えば、試料の交換等のために所定の真空度を維持することができなくなったとき、又は、その後所定の真空度が達成されたとき、モータにかかる負荷等に応じて、PWM制御の基準周波数を所望のタイミングで切替えることが可能になる。
また、本発明による制御方法において、好ましくは、第2の基準周波数は、第1の基準周波数よりも小さいトルクを発生させ且つ第1の基準周波数よりも高い。
このように構成された本発明による真空ポンプの制御方法によっても、上述した本発明による真空ポンプと同様の格別の効果を奏することができる。
第3の基準周波数は、第1の基準周波数と同じ基準周波数であっても良いし、第1の基準周波数と異なっていても良い。
また、本発明による真空ポンプ及びその制御方法により、モータにかかる負荷等に応じてモータの動作を変更させることができ、しかも、PWM制御に起因するモータの振動を低減させることができる。
真空ポンプ本体2は、上部に設けられた吸気口6及び下部に設けられた排気口8を有するケーシング10と、吸気口6に入ってきた気体を排気口8に向って推進させるためにケーシング10の内部でケーシング10に対して上下方向軸線12を中心に回転可能なロータ14と、真空ポンプ1を作動させるためにロータ14をケーシング10に対して回転させるモータ16と、このモータ16の回転速度を検出するための2つの回転速度センサ18a、18bと、ロータ14をケーシング10に対して磁気的に浮上させるための3つの磁気軸受け部20、22、24とを有している。
磁気軸受け部20は、鉄などの高透磁率材により形成されたロータ軸部分20aと、ロータ軸部分20a周囲の内筒部分10bに、90度間隔に設けられた4つの電磁石20bと、ロータ軸14aのラジアル方向の変位を検出する変位センサ20cとを有する。電磁石20bと変位センサ20cは、コントローラ4に接続され(図示せず)、コントローラ4は、変位センサ20cによって検出されたロータ軸14aのラジアル方向変位に応じて、4つの電磁石20bを作動させ、ロータ軸部分20aを吸引し、それにより、ロータ軸14aを所定のラジアル方向浮上位置に維持するようにフィードバック制御可能である。
磁気軸受け部22は、磁気軸受け部20と同様の構成を有しているので、磁気軸受け部20と同様の磁気軸受け部22の構成要素には、磁気軸受け部20と同じ英字符号を付し、それらの説明を省略する。
磁気軸受け部24は、ロータ軸14aに固着された金属ディスク24aと、金属ディスク24aの上方に配置されるように内筒部分10bに設けられ、金属ディスク24aを上方に吸引するように作動可能な上側電磁石24bと、金属ディスク24aの下方に配置されるように内筒部分10bに設けられ、金属ディスク24aを下方に吸引するように作動可能な下側電磁石24cと、ロータ軸14aの下端に設けられた変位センサ24dとを有している。上側電磁石24b、下側電磁石24c及び変位センサ24dは、コントローラ4に接続され(図示せず)、コントローラ4は、変位センサ24cによって検出された金属ディスク24aのスラスト方向変位に応じて、2つの電磁石24b、24cを作動させ、金属ディスク24aを吸引し、それにより、ロータ軸14aを所定のスラスト方向浮上位置に維持するようにフィードバック制御可能である。
モータドライバ部30cは、回転速度信号供給部30bから供給された信号により、モータ16が定格回転数で回転しているかどうかを判断することが可能である。また、モータドライバ部30cは、基準周波数切替え部から供給される基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30aに供給することが可能である。
第1の基準周波数発生部32aによって発生される第1の基準周波数は、第1の基準周波数発生部32a自体のコスト及び回路構成等を考慮して定められる任意の基準周波数、例えば、従来の真空ポンプに対して採用されていた従来基準周波数である。第1の基準周波数として従来基準周波数を選択した場合、上述したモータ16は、従来基準周波数に基づいて良好なトルク効率が得られるように設計された従来の又は新規なモータであることが好ましい。結果的に、第1の基準周波数は、モータ16の最大トルクを発生させる基準周波数又はその近傍の基準周波数になる。
ホスト部36bは、回転速度信号供給部36aから供給された信号により、モータ16が定格回転数で回転しているかどうかを判断することが可能である。また、ホスト部36bは、定格運転中、第1の基準周波数を指示する第1の指示信号、第1の基準周波数から第2の基準周波数に切替えることを指示する第2の指示信号、及び第2の基準周波数を指示する第3の指示信号、及び第2の基準周波数から第1の基準周波数に切替えることを指示する第4の指示信号をモータドライバ部30cに供給することが可能である。
外部入力部40は、例えば、手動切替えスイッチであり、運転切替え要求信号は、例えば、PWM制御の基準周波数を第1の基準周波数から第2の基準周波数に切替えることを要求する振動低減運転信号である。
ST50において、モータ16が定格運転中か否かを判断する。モータ16が定格運転中であると判断した場合、ST52に進み、ホスト部36bからの指示信号が、振動低減基準周波数を指示しているか、従来基準低周波数を指示しているかを判断する。ホスト部36bからの指示が振動低減基準周波数であると判断した場合、ST54に進み、振動低減運転を行うために、振動低減基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30aに供給する。
ST50において、モータ16が定格運転中でない、即ち、停止、加速運転又は減速運転中であると判断した場合、及び、ST52において、ホスト部36bからの指示が従来基準周波数であると判断した場合、ST56に進み、高トルク運転を行うために、従来基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30aに供給する。
ST60において、モータ16が定格運転中か否かを判断する。モータ16が定格運転中であると判断した場合、ST62に進み、タイミング記憶部38又は外部入力部40から供給される振動低減運転信号がONであるかOFFであるかを判断する。振動低減運転信号がOFFであると判断した場合、ST64に進み、従来基準周波数を指示する信号、即ち、第1の指示信号をモータドライバ部30cに供給する。
ST62において、振動低減運転信号がONであると判断した場合、ST66に進み、前回の振動低減運転信号がONであったのかOFFであったのかを判断する。ST66において、前回の振動低減運転信号がOFFであったと判断した場合、ST68に進み、振動低減基準周波数を指示する信号をモータドライバ部30cに供給する。この信号は、従来基準周波数から振動低減基準周波数に切替えることを指示する第2の指示信号でもある。
ST66において、前回の振動低減運転信号がONであると判断した場合、及び、ST60において、定格運転中でない、即ち、停止、加速運転又は減速運転中であると判断した場合、ST70に進み、前回の基準周波数を維持する信号をモータドライバ部30cに供給する。具体的には、前回、ホスト部36bが従来基準周波数を指示していた場合には、従来基準周波数を指示する信号、即ち、第1の指示信号をモータドライバ部30cに供給し、ホスト部36bが振動低減基準周波数を指示していた場合には、振動低減基準周波数を指示する信号、即ち、第3の指示信号をモータドライバ部30cに供給する。
最初に、3つの動作シーケンスに共通する真空ポンプ2の動作を説明する。
コントローラ4を通電させると、磁気軸受け部20、22、24が作動し、ロータ14をケーシング10に対してラジアル方向及びスラスト方向に浮上させる。次いで、モータ16を作動させると、ロータ14は、ハウジング10に対して浮上したまま高速で回転する。吸気口6から入ってきた気体分子は、ロータ翼14cによって下方にたたき落とされ、たたき落とされた気体分子は、高速回転しているステータ翼10cによって1つしたのロータ翼14cに案内される。気体分子は、ロータ翼14とステータ翼10cに交互に衝突しながら下方に推進され、ついには、排気口8から排気される。
この第1の動作シーケンスでは、タイミング記憶部38は動作せず、外部入力部60の振動低減運転信号が常にONであり、ホスト部からの基準周波数の指示の初期状態が振動低減基準周波数であるとする。
加速運転中、ホスト部36bの制御フローはST60からST70に進み、ホスト部36bは、前回の基準周波数を維持する信号、即ち、振動低減基準周波数を指示する信号をモータドライバ部30cに供給する。モータドライバ部30cの制御フローはST50からST56に進み、ホスト部36bから供給された指示は無視され、高トルク運転を行うために、従来基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30aに供給する。それにより、加速運転中は常に、ホスト部36bからの指示にかかわらず、モータ16は自動的に高トルクで加速される。
定格回転中、ホスト部36bの制御フローはST60からST62、ST66に進む。振動低減運転信号状態はONのままであるので、ホスト部36bの制御フローはST66からST70に進み、前回の基準周波数を維持する信号、即ち、振動低減基準周波数を指示する信号をモータドライバ部30cに供給する。モータコントローラ部30cの制御フローはST50からST52、ST54に進み、振動低減基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30cに供給する。それにより、モータ16は、定格回転中ずっと振動低減運転を行う。
減速運転中、ホスト部36b及びモータドライバ部30cの制御フローは、加速運転中の制御フローと同様に進む。従って、減速運転中は常に、ホスト部36bからの指示にかかわらず、モータ16は自動的に高トルクで減速される。
この第2の動作シーケンスでは、定格運転開始から所定時間後、タイミング記憶部38により供給される振動低減運転信号がOFFからONに切替わり、外部入力部40は作動しない。所定時間は、チャンバの容量及び所定の真空度等に応じて適当に定められる。
加速運転中、第1の動作シーケンスと同様、モータ16は自動的に高トルクで加速される。
定格運転になると、ホスト部36bの制御フローはST60からST62に進む。振動低減運転信号がOFFであるので、制御フローはST62からST64に進み、従来基準周波数を指示する信号をモータドライバ部30cに供給する。次いで、モータドライバ部30cの制御フローはST50からST52、ST56に進み、従来基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30cに供給する。それにより、モータ16は、高トルク定格運転を行う。
定格運転開始から所定時間たつと、振動低減運転信号がOFFからONになる。ホスト部36bの制御フローはST60からST62に進む。振動低減運転信号がONであるので、制御フローはST62からST66に進む。前回の振動低減運転信号がOFFであったので、制御フローはST66からST68に進み、振動低減基準周波数を指示する信号をモータドライバ部30cに供給する。この信号は、従来基準周波数から振動低減基準周波数に切替えることを指示する指示信号でもある。次いで、モータドライバ部30cの制御フローはST50からST52、ST54に進み、振動低減基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30aに供給する。それにより、モータは、振動低減定格運転を開始する。
引続く定格運転中、ホスト部36bの制御フローはST60からST62、ST66に進む。前回の振動低減運転信号がONであったので、制御フローはST66からST70に進み、前回の基準周波数を維持する信号、即ち、振動低減基準周波数を指示する信号をモータドライバ部30cに供給する。次いで、モータドライバ部30cの制御フローはST50からST52、ST54に進み、振動低減基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30aに供給する。それにより、モータは、振動低減定格運転を継続する。
減速運転中、第1の動作シーケンスと同様、モータ16は自動的に高トルクで減速される。
第2の動作シーケンスにおいて、タイミング記憶部38の所定時間を0にすれば、第1の動作シーケンスと同じ動作になる。
この第3の動作シーケンスでは、タイミング記憶部38は動作せず、外部入力部60の振動低減運転信号が最初ONであり、ホスト部からの基準周波数の最初の指示が従来基準周波数である。
加速運転中、第1の動作シーケンスと同様、モータ16は自動的に高トルクで加速される。
定格運転になると、ホスト部36bの制御フローはST60からST62に進む。振動低減運転信号がONであるので、制御フローはST66からST70に進む。前回の振動低減運転信号がONであったので、制御フローはST66からST70に進み、前回の基準周波数を維持する信号、即ち、従来基準周波数を指示する信号を供給する。次いで、モータドライバ部30cの制御フローはST50からST52、ST56に進み、従来基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30aに供給する。それにより、モータは、高トルク定格運転を行う。
振動低減運転信号がOFFからONになると、ホスト部36bの制御フローはST60からST62に進む。振動低減運転信号がONであるので、制御フローはST62からST66に進む。前回の振動低減運転信号がOFFであったので、制御フローはST66からST68に進み、振動低減基準周波数を指示する信号をモータドライバ部30cに供給する。この信号は、従来基準周波数から振動低減基準周波数に切替えることを指示する指示信号でもある。次いで、モータドライバ部30cの制御フローはST50からST52、ST54に進み、振動低減基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30aに供給する。それにより、モータ16は振動低減定格運転を開始する。
振動低減運転信号が再びONからOFFになると、ホスト部36bの制御フローはST60からST62、ST64に進み、従来基準周波数を指示する信号をモータドライバ部30cに供給する。次いで、モータドライバ部30cの制御フローはST50からST52、ST56に進み、従来基準周波数に基づく駆動信号をモータアンプ部30aに供給する。それにより、モータ16は高トルク定格運転を開始する。
減速運転中、第1の動作シーケンスと同様、モータ16は自動的に高トルクで減速される。
なお、従来基準周波数が指示されている場合、加速運転中又は減速運転中に振動低減運転信号をOFFからONにしても、OFFからONに切替わった信号は無視され、定格運転を開始するときに自動的に振動低減定格運転にはならない。
また、上述した実施形態では、基準周波数発生部32が2つの基準周波数を発生させたが、2つに限らず、3つ以上の基準周波数を発生させても良い。
また、上述した実施形態では、第1の基準周波数発生部32aと第2の基準周波数発生部32bを設けて、第1の基準周波数と第2の基準周波数を互いに独立に発生させていたが、第2の基準周波数が第1の基準周波数の整数倍である場合には、単一の発振回路により、第1の基準周波数及び第2の基準周波数を発生させても良い。
また、上述した実施形態では、コントローラ4が、ポンプ運転監視部36、タイミング記憶部38、及び外部入力部40を有していたが、動作シーケンスに応じて不要であれば、省略しても良い。例えば、定格回転中は常に振動低減運転を行うようにモータコントローラ部30を制御すれば、ポンプ運転監視部36、タイミング記憶部38、及び外部入力部40を省略することができる。また、例えば、基準周波数を自動的に切替えることが不要であれば、タイミング記憶部38を省略することができ、例えば、基準周波数の切替えを外部から行わない場合には、外部入力部40を省略することができる。
また、上述した実施形態では、2つの回転速度センサ18a、18bを有していたが、1つの回転速度センサだけを設けて、共用しても良い。しかしながら、回転速度センサ18a、18bの信号を比較して、真空ポンプ2の状態を確認する場合、2つの回転速度センサが必要である。
また、上述した実施形態では、PWM制御の基準周波数を第1の基準周波数から第2の基準周波数に切替えることを要求する振動低減運転信号について説明したが、第2の基準周波数から第1の基準周波数に切替えることを要求する信号であっても良いし、その他任意の基準周波数間で切替えることを要求する信号であっても良い。
また、上述した実施形態では、タイミング記憶部38がOFFからONに切替わる場合だけを説明したけれども、タイミング記憶部38がONからOFFに切替わっても良い。
また、上述した実施形態では、外部入力部40を手動切替えスイッチとして説明したけれども、振動低減運転信号がOFFとONとの間で切替われば、任意の形態のもので良い。例えば、真空度を示す信号によって作動するスイッチ、電子顕微鏡等のチャンバの開閉蓋と連動したスイッチ等であっても良い。
また、上述した実施形態では、コントローラ4の要素をモータコントローラ部30、基準周波数発生部32、基準周波数切替え部34、ポンプ運転監視部36、タイミング記憶部38、外部入力部40としたが、これらの構成要素をどのように組み合わせて実施形態にするかは任意である。例えば、上述の実施形態では、1つの真空ポンプ本体2に対して1つのコントローラを設けたが、例えば、1つの真空ポンプ本体2に対して、第1の基準周波数発生部を有する第1のコントローラと、第2の基準周波数発生部を有する第2のコントローラを設けて、真空ポンプ本体2に接続されるコントローラを切替えても良い。
2 真空ポンプ本体
4 コントローラ
6 吸気口
8 排気口
10 ケーシング
14 ロータ
16 モータ
18 回転速度センサ
20 磁気軸受け部
22 磁気軸受け部
24 磁気軸受け部
30 モータコントローラ部
32 基準周波数発生部
34 基準周波数切替え部
36 ポンプ運転監視部
38 タイミング記憶部
40 外部入力部
Claims (10)
- PWM制御されるモータによって作動される真空ポンプであって、
真空ポンプを作動させるためのモータと、前記モータを制御するコントローラと、を有し、前記コントローラは、
PWM制御の基準周波数に基づく駆動電流を前記モータに供給するためのモータコントローラ手段と、
少なくとも2種類の基準周波数を発生させる基準周波数発生手段と、
前記モータが定格回転速度で回転する定格運転中、PWM制御の基準周波数を切替える基準周波数切替え手段と、を有することを特徴とする真空ポンプ。 - 前記基準周波数発生手段は、第1の基準周波数と、この第1の基準周波数よりも小さいトルクを発生させ且つ前記第1の基準周波数よりも高い第2の基準周波数を発生させることができ、
前記基準周波数切替え手段は、定格運転中、PWM制御の基準周波数を前記第1の基準周波数から前記第2の基準周波数に切替えることを特徴とする請求項1に記載の真空ポンプ。 - 前記第1の基準周波数は、最大トルクを発生させる基準周波数又はその近傍の基準周波数である請求項2に記載の真空ポンプ。
- 前記真空ポンプは、吸気口及び排気口を有するケーシングと、吸気口に入ってきた気体を排気口に向って推進させるように前記ケーシングの内部で前記ケーシングに対して回転可能なロータと、前記ロータを前記ケーシングに対して磁気的に浮上させるための磁気軸受け部と、を有し、前記モータは、前記ロータを前記ケーシングに対して回転させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の真空ポンプ。
- 前記コントローラは、更に、適用すべき基準周波数を指示する指示信号を前記モータコントローラ手段に供給するためのポンプ運転監視手段を有し、このポンプ運転監視手段は、定格運転中、基準周波数を切替えることを指示する切替え指示信号を前記モータコントローラ手段に供給し、前記モータコントローラ手段は、前記ポンプ運転監視手段から前記切替え指示信号を受取ったとき、PWM制御の基準周波数を前記基準信号切替え手段によって切替えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の真空ポンプ。
- 前記コントローラは、更に、前記モータコントローラ手段に適用すべき基準周波数を切替えることを要求する運転切替え要求信号を、記憶された所定のタイミングで前記ポンプ運転監視手段に供給することが可能なタイミング記憶手段を有し、
前記ポンプ運転監視手段は、前記タイミング記憶手段から運転切替え要求信号が供給されたとき、前記切替え指示信号を前記モータコントローラ手段に供給することを特徴とする請求項5に記載の真空ポンプ。 - 前記コントローラは、更に、前記モータコントローラ手段に適用すべき基準周波数を切替えることを前記ポンプ運転監視手段に要求する運転切替え要求信号を外部から入力するための外部入力手段を有し、
前記ポンプ運転監視手段は、前記外部入力手段から運転切替え要求信号が供給されたとき、前記切替え指示信号を前記モータコントローラ手段に供給することを特徴とする請求項5に記載の真空ポンプ。 - 前記基準周波数切替え手段は、前記モータにかかる負荷に応じてPWM制御の基準周波数を切替えることを特徴とする請求項5に記載の真空ポンプ。
- PWM制御されるモータによって作動される真空ポンプの制御方法であって、
第1の基準周波数に基づくPWM制御によってモータを定格回転速度まで加速させる加速運転段階と、
モータが定格回転速度で回転する定格運転中、第1の基準周波数に基づくPWM制御から、第1の基準周波数と異なる第2の基準周波数に基づくPWM制御に切替え、定格運転を行う切替え後定格運転段階と、
第3の基準周波数に基づくPWM制御によってモータを減速させる減速運転段階と、を有することを特徴とする真空ポンプの制御方法。 - 前記第2の基準周波数は、前記第1の基準周波数よりも小さいトルクを発生させ且つ前記第1の基準周波数よりも高いことを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
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