JP2005288909A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小液滴を吐出する高密度な吐出口列を複数列配列したインクジェット記録ヘッドを用いながら、カーテン効果に起因するミストの付着量を極力低減し、ワイピング動作を行う回数を抑えることにより、長期間に渡って安定した品位の画像を出力することが可能なインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 検出した画像データの記録量に応じて、通常記録か分割記録かを決定し、通常記録の場合は、複数の吐出口列による同時の記録動作によって記録を行い、分割記録では複数の吐出口列単位で複数回の記録動作によって記録を行う。これにより、ミストの付着量が多く、その後の吐出品位を低下させる恐れがある場合のみ、分割記録を適用してミストの発生量を抑制するので、必要以上に記録時間を増大させること無く、ワイピング動作を行う回数を抑えることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、インクを吐出する複数の吐出口列を用いて記録媒体に画像を形成するインクジェット記録に関するもので、詳しくは吐出口面に付着するインクミストを低減するためのインクジェット記録方法およびこれを実現するインクジェット記録装置に関する。
オフィスでの利用等において近年市場を拡大しているインクジェット記録装置では、記録ヘッドの吐出口からインクを吐出し、これを記録媒体に付与することによって画像を形成する。インクの吐出は、画像データの信号値に従って行われるが、この際、吐出口から吐出されるインク滴においては、実際に記録媒体に着弾する主滴とともに、細かい霧状の液滴(インクミスト)が発生する。インクミスト(以下、単にミストも言う)は、微小な液滴であるので、主滴に比べて移動速度が著しく遅く、その大部分は記録媒体に付着せずに、空気中を浮遊することが多い。浮遊するミストは、機内を舞っているものもあれば、記録ヘッドの吐出口面に舞い戻ってくるものもある。舞い戻ったミストは、吐出口面に付着して、後続して行われる吐出の妨げとなる場合がある。吐出口面は撥水剤によって撥水効果があるものの、吐出口面の吐出口部分にインクが液滴状に付着した場合には、インクが正常に吐出できなくなってしまう。よって、インクジェット記録装置においては、周期的にあるいは好適なタイミングで記録ヘッドの吐出口面をワイピングする構成が一般に具備されている。
ワイピング動作は、吐出口面に付着したインクを払拭するものであり、上記ミストによる吐出口面の濡れを解消する他に、吐出口面に付着したごみ等を除去する効果もある。よって、吐出不良が発生する前の適切なタイミングで、これら濡れやごみを除去することにより、安定して良好な記録を持続させることが出来る。
しかしながら一方で、ワイピング動作は、記録ヘッドのインク吐出面にワイパ部材を擦過させて行うため、ワイパ部材の押し付け力、硬度、擦過速度などの条件によっては、インク吐出口面の撥水剤を剥離して撥水性を劣化させてしまったり、連続したワイピング動作によって吐出口面周囲に欠けなどを生じさせてしまったりと、吐出性能を劣化させる様々な弊害も懸念させる。
また、記録ヘッドの吐出口面は、ステンレス、真鍮、ガラス、あるいはポリサルフォン・フェノール系の樹脂等が使用されているが、これらはワイパ部材として使用されるゴム等よりも一般に硬度が高い。よって、上記条件によっては、逆にワイパ部材が磨耗する場合も考えられ、この場合にはワイピング動作におけるインク液滴除去性能が低下して、吐出不良が発生しやすくなる。
更に、上記条件が好適な状態であったとしても、ワイピング動作の効果はワイピング動作の回数に応じて徐々に低下して行くことは回避できない。
以上より、ワイピング動作はインクジェット記録装置において必要なシーケンスの1つではあるが、これを実施する頻度は出来るだけ最小限に抑えることが望まれる。よって、従来のインクジェット記録装置においては、好適なタイミングで確実なワイピング動作を行うことと同時に、出来るだけ吐出口面にミストの付着を起こさないような工夫を施すことが、安定した吐出を維持するための対策と考えられていた。
ミストの発生を出来るだけ抑制する記録方法については、既にいくつかの提案がなされている(例えば特許文献1参照。)。
特許文献1では、画像品位を向上させるための処理液を、インクとは別に用意したインクジェット記録装置を対象としており、特に吐出口面に付着する処理液を低減することを目的としている。同文献によれば、各記録走査で記録する画像の記録デューティに応じてミストの量が変動することに着目しており、記録デューティの高い記録走査のみ、複数回の記録走査に分割して画像を記録する方法が開示されている。画像を分割する方法としては、各色の記録ヘッド(吐出口列)が記録する2値の記録データを、互いに補間の関係にある複数のマスクパターンに従って間引くなどの方法が挙げられており、各記録走査での記録デューティを所定量以下に抑え、ミストによる吐出口面の汚れなどを低減する効果が明記されている。
また、必要以上にワイピング動作を行なわないようにするために、吐出口面に対してインクが付着した状態を検知し、検知結果に従ってワイピング動作を行なうようにした構成が提案されている(例えば特許文献2)。
特許文献2では、吐出口面を光学センサにより検知し、吐出口面にインクが付着してワイピング動作の実行が必要な記録ヘッドを判断し、記録ヘッド毎にワイピング動作の実行を制御する構成を開示している。
特開平10−278250号公報 特開平07−246708号公報
ところで、近年のインクジェット市場においては、銀塩写真に匹敵するような、より高画質な画像を実現するために、記録解像度の更なる向上が望まれている。これを実現するために、より小液滴なインクを、より高密度に吐出するための記録技術が開発され、記録ヘッドにおいては、インクを吐出するための記録素子列を、各色で2列ずつ配列させた構成のものが、多く提供されている。
図1は、高密度な記録を可能な記録ヘッドの構成例を示した模式図である。図において、101は記録ヘッドの吐出口面である。また、101Kはブラックインク用の吐出口列、101Cはシアンインク用の吐出口列、101Mはマゼンタインク用の吐出口列、101Yはイエローインク用の吐出口列である。各色ともに2列ずつの吐出口列を有しており、各吐出口子列は例えば600dpi(ドット/インチ;参考値)のピッチで図の縦方向に配列している。2列の吐出口列は互いに半ピッチずれている。よって、記録ヘッド101が横方向に移動しながら、適切なタイミングで吐出を行うことで、1200dpiの密度で記録を行うことが出来る。
このように、近年の記録ヘッドにおいては、より高解像な記録を実現するため、また記録装置本体をコンパクトにするために、吐出口面101には従来よりも多くの吐出口が高密度に配列され、これらが同時に吐出を行うようになっている。
しかしながら、上記のような吐出口の配列構成においては、新たな問題も確認されている。高密度に吐出口が配列された2列の吐出口列で同時に吐出動作を行った場合、吐出動作に伴ってカーテンのような2列の気流が発生する(以下カーテン効果と称す)。この場合、2列の吐出口列間に発生したミストは、両側のカーテンに閉じ込められた状態となり、2列間の吐出口領域には密度の高い状態でインク液が付着する。このようなインクが吐出口近傍に存在すると、新たに吐出されるインク滴は、その吐出方向が曲げられてしまったり、吐出自体が不能になってしまったりして、著しい画像劣化の原因となる。
カーテン効果に起因するミスト問題は、特許文献1に代表されるような従来の記録方法では解決することは出来なかった。特許文献1では、各色の吐出口列が記録する2値の記録データを、互いに補間の関係にある複数のマスクパターンに従って間引くなどの方法により、同一色の記録データを複数に分割する方法が開示されていた。しかし、例示されている実施例に拠れば、複数の記録走査で記録データを等分に分配することを目的としたマスクパターンが開示されているのみで、近年の2列構成に特有のカーテン効果による新たな問題は意識されていなかった。すなわち、図1で説明したような近年の高密度に2列配列された吐出口構成のインクジェット記録ヘッドを適用した場合には、上記特許文献1の技術を適用しても、カーテン効果自体は解除されず、2列の吐出口間領域には、やはりミストを付着しやすい状況を生み出してしまうのである。
また、特許文献2に記載されるように吐出口面へインクが付着した状態を検知して制御する構成では、検知のためにセンサを設ける必要があり、検知の動作のための特別な制御を必要とするため、制御構成が複雑となったり、記録以外の処理に時間を費やして記録のスループットを低下させてしまうことが考えられる。
図1では、各色で2列ずつの吐出口配列を有する記録ヘッドについて説明したが、カーテン効果は、必ずしもこの構成に限って発生するものではない。たとえば、各色で1列ずつの吐出口配列であったとしても、記録ヘッドが小型化で各色の吐出口間の距離が十分に小さい場合には、異なる色同士の吐出口列の間でもカーテン効果は発生する。
更に上記では、シリアル型のインクジェット記録装置に搭載される記録ヘッドを例に説明したが、上記問題は、フルライン型のインクジェット記録装置において、より顕著に現れる。フルライン型のインクジェット記録装置では、吐出口が記録媒体の幅以上に固定的に多数配列しており、所定の周波数で各吐出口からインクを吐出すると同時に、配列方向と交差する方向に記録媒体を搬送することによって画像が形成される。よってシリアル型に比べ、はるかに高速に出力可能であることが特徴となっている。
しかしながら、吐出口列の幅が大きい分、カーテン効果が起こる領域も拡大し、より多くのインク滴が付着しやすい。よって、ワイピング動作がより頻繁に行われることが要求される。しかし、固定された多数の吐出口に対応するためのワイピング機構は、シリアル型に比べて大掛かりで、また、ワイピング動作の実行により多くの動作時間が必要である。すなわち、フルライン型のインクジェット記録装置においては、高速記録の特徴を生かすために、記録時間に影響するワイピング動作回数を更に低減することが要求されながらも、これが実現できなかったのである。
以上説明したように、近年のインクジェット記録装置においては、シリアル型であれフルライン型であれ、カーテン効果に伴う新たなミスト弊害が大きな問題となっており、これが原因で従来よりも多くのワイピング動作を行われざるを得ない状況となっているのである。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、小液滴を吐出する高密度な吐出口列を複数列配列したインクジェット記録ヘッドを用いながら、カーテン効果に起因するミストの付着量を極力低減し、ワイピング動作を行う回数を抑えることが可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供することである。
そのために本発明においては、インクを吐出する吐出口が所定の方向に複数配列された吐出口列を、前記所定の方向と異なる方向に複数並列して構成される記録ヘッドを用い、画像データに基づいて記録を行うインクジェット記録装置において、前記画像データに基づいて、前記記録ヘッドによる記録量を検出する手段と、前記検出手段より得られた記録量に応じて、通常記録か分割記録かを決定する手段と、前記決定手段の結果に基づいて通常記録或いは分割記録を実行する記録手段と前記記録ヘッドの吐出口が形成された面をワイピング部材によりワイピングするワイピング手段と、前記ワイピング手段によるワイピングの動作を制御する制御手段と、を有し、前記通常記録では前記複数の吐出口列による同時の記録動作によって記録が行われ、前記分割記録では前記複数の吐出口列単位で複数回の記録動作によって記録が行われることを特徴とする。
また、インクを吐出する吐出口が所定の方向に複数配列された吐出口列を、前記所定の方向と異なる方向に複数並列して構成される記録ヘッドを用い、画像データに基づいて記録を行うインクジェット記録方法において、前記画像データに基づいて、前記記録ヘッドによる記録量を検出する工程と、前記検出工程より得られた値に応じて、通常記録か分割記録かを決定する工程と、前記決定工程の結果に基づいて通常記録或いは分割記録を行う記録工程段とを有し、前記通常記録では前記複数の吐出口列による同時の記録動作によって記録が実行され、前記分割記録では前記複数の吐出口列単位で複数回の記録動作によって記録が実行されることを特徴とする。
本発明によれば、ミストの付着量が多く、その後の吐出品位を低下させる恐れがある場合のみ、分割記録を適用してミストの発生量を抑制するので、必要以上に記録時間を増大させること無く、ワイピング動作を行う回数を抑え、長期間に渡って安定した品位の画像を出力することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図2は、本実施形態に適用するシリアル型のインクジェット記録装置の内部構造を説明するための斜視図である。6は記録ヘッドであり、4色のインクを吐出する吐出口列61、62、63および64が図のように配列している。各色の吐出口列は1列ずつの配列となっているが、各色間の距離はカーテン効果を発生するに十分短い距離となっている。インクを吐出するための方式は様々なものが挙げられるが、より高密度に記録素子を配列させることが可能な構成としては、各記録素子内に電気熱変換体を設け、急激な発熱によって起こる発泡エネルギを利用する方法が、適していると言える。無論、この方式に限定されるものではなく、例えばピエゾ素子等の圧電素子によってインク滴を吐出する方法などであっても、本発明および本実施形態は適用可能である。
記録ヘッド6を搭載したキャリッジ1は、キャリッジベルト3を介したキャリッジモータ2の駆動により、ガイドシャフト41および42に案内支持されながら、図のX方向に往復移動可能となっている。5は記録媒体であり、不図示の搬送ローラによって図のY方向に搬送される。
また、ここでは特に図示していないが、記録装置の記録ヘッド6が移動可能な記録領域外の位置には、記録ヘッドのメンテナンスを行う回復機構が設けられている。回復機構には、吐出口をキャップするためのキャッピング機構や吐出口面をワイピングするためのワイピング機構などが具備されている。記録が行われないときには、記録ヘッド6の各色の吐出口61〜64に対して、インクの蒸発を防止するためのキャッピングが行われている。
記録動作時、まず、回復機構のキャッピングが解除され、記録ヘッド6を搭載したキャリッジ1は、所定の速度でX方向に移動する。その後、1走査分の記録に必要な所定量の記録データがプリントバッファに蓄積され、実際の記録動作が開始される。各色の吐出口61〜64からは、キャリッジ1の移動速度に合わせた駆動周期によって、画像信号に応じた吐出が行われる。この1回の記録走査により、記録媒体5には、記録ヘッド6による1バンド分の画像が記録される。所定の1バンド分の画像が形成されると、記録媒体は1バンド分に応じた距離だけY方向に搬送される。以上説明した、記録走査と搬送動作とを交互に繰り返すことにより、記録媒体5に順次画像が形成されていく。
なお、上記では、キャリッジモータ2からキャリッジ1への駆動力の伝達にキャリッジベルト3を用いているが、キャリッジベルトの変わりにリードスクリュー等他の駆動方法を用いても無論構わない。
また、図示されていないが、本実施形態のインクジェット記録装置は、記録ヘッド6に対し、インクタンクからインクを供給するサブシステムを有している。このサブシステムでは、インクはメインのインクタンクに収容されており、チューブ、ジョイントおよびサブタンクなどを経由して記録ヘッドに送られる。
記録媒体5の種類は、用紙のみならず、インクジェット記録に適するものであれば特に制限はない。例えば、普通紙、用紙上に炭酸カルシューム、酸化チタン、酸化アルミ、結着剤などからなるインク吸収層を設けたコート紙、高分子フィルム上にインクを吸収するAl203の他孔質体などによる吸収層を設けたフィルム類などを適用することが出来る。
図3は、本実施形態で適用するインクジェット記録装置の制御系の構成を説明するためのブロック図である。602はCPUであり、外部に接続されたホスト装置601から入力される画像信号に従い、記録動作や装置内のメンテナンス等の記録装置全体の制御を行っている。CPU602が行う処理プログラムは、ROM603に格納されており、RAM604は、処理中の画像信号を一時的に保存するなどのワークエリアとして利用されている。605は記録ヘッド6を駆動するための記録ヘッドドライバであり、607はキャリッジモータ2を駆動するためのキャリッジモータドライバである。また、610は記録媒体5を搬送するための搬送モータであり、609は搬送モータ610を駆動するための搬送モータドライバである。CPU602は、ホスト装置601より入力した画像信号に対し所定の画像処理を行い、記録ヘッドドライバ605を制御して、記録ヘッド6にインクの吐出を行わせる。また、同時にキャリッジモータドライバ607を制御することによって、キャリッジ2を主走査方向に移動走査させ、これにより記録媒体には1回の記録走査分の画像が形成される。1回の記録主走査と、搬送モータ610による記録媒体の所定量の搬送とを、交互に行うことにより、記録媒体に順次画像が形成されて行く。
612は、記録ヘッド6に対するメンテナンスを行う回復機構であり、611は回復機構612を駆動するための回復系ドライバである。CPU602は、非記録時や記録中の所定のタイミングに、回復系ドライバ611を制御し、記録ヘッド6に対するメンテナンス処理を行う。
図4は、実際に記録を行う際に、本実施形態のCPU602が行う記録処理の一例を説明するためのフローチャートである。
ホスト装置601より記録開始命令が入力されると、CPU602は、まず入力されてきたジョブのページ数を確認する(ステップS41)。次に給紙動作を行い、1枚分の記録媒体を記録ヘッドが記録可能な位置にまで搬送する(ステップS42)。
ステップS43では、記録ヘッド6が1回の記録走査で記録可能な1バンド分の画像データをホスト装置601より入力し、色ごとに設けられたRAM604内のプリントバッファに格納する。
ステップS44では、プリントバッファに格納された吐出データのカウントを行い、続くステップS45では、ステップS41で得られたページ数、およびステップS44で得られたカウント値に応じて、次に行う記録走査を通常記録で行なうか分割記録で行うかを決定する。
ステップS45での決定方法としては、相対的にミストの発生する量が多いと判断される場合には分割記録に、少ないと判断される場合には通常記録とするものとすればよい。具体的には、例えば所定のページ数Nに対し、吐出データのカウント数が閾値S以上であった場合には分割記録に、閾値S以下であった場合には通常記録というように判断すればよい。また、当該閾値がS以上であったとしても、ページ数が少ない場合には、通常記録と判断してもよい。
ステップS45にて通常記録と判断された場合、ステップS46へ進み、全4色の記録ヘッドによる記録走査を実行する。すなわち、各色のプリントバッファに格納された1走査分の全記録データを、同一の1回の往路の記録走査にて記録する。記録走査が終了すると、キャリッジモータ2は逆方向へ回転し、キャリッジは復路方向へ空スキャンする。これで、1バンド分の記録が完了する。
一方、ステップS45で分割記録と判断された場合にはステップS47に進み、色別の記録走査が行われる。色別の記録走査においては、まず、記録ヘッド6が往路方向へ移動しながら、シアンのプリントバッファに格納された1走査分のシアンの記録データのみに対しての記録が行われる。続いて復路の記録走査で、マゼンタのみの記録を行う。更に同一の画像領域に対して、再び往路でイエローの記録走査を行い、最後に復路でブラックの記録走査を行う。これで、1バンド分の記録が完了する。
1バンド分の記録が完了すると、ステップS48へ進み、1バンド分に対応した量の記録媒体の搬送動作を行う。
続くステップS49では、1ページ分の記録走査が全て終了したか否かを判断する。終了したと判断された場合、ステップS50へ進み排紙動作が行われる。まだ終了していないと判断された場合にはステップS43に戻り、次の1バンド分の画像データの格納を行う。
ステップS51では、ホスト装置601より入力された記録コマンドの全ジョブが終了したか否かを判断する。終了していないと判断された場合にはステップS42に戻り、次のページの記録を行うための給紙動作を行う。ステップS51で、全ジョブが終了したと判断された場合には、本処理を終了する。
以上の工程に従って行われる本実施形態の記録においては、ミストが発生しやすいジョブあるいは記録走査に対してのみ、分割記録が適用される。すなわち、各記録走査で1列(1色)ずつの記録動作となるので、上述したようなカーテン効果を低減して、吐出口面へのミストの付着量を抑制することができる。一方で、ミスト付着の懸念のない記録走査やジョブについては、通常通り4色同時の記録走査となるので、必要以上に記録時間が増加することもない。上述した構成は、ミストが発生しやすい条件下において分割記録を行なうことで、単に、1回の記録走査におけるミストの発生量を抑える効果だけではなく、カーテン効果を低減することで吐出口列間での気流の影響を少なくしてミストが吐出口面に付着する量を抑えることができる。その結果、ワイピング動作の頻度を少なくすることが可能となる。
一般に、往復走査にて記録動作を行う場合、記録媒体への各色の記録順番に応じて、目視で確認できる程度の発色性の差が現れることが知られている。すなわち、本実施形態のインクジェット記録装置であれば、往路で記録する場合にはシアン→マゼンタ→イエロー→ブラックの順でインクが重ねられて行くが、復路で記録する場合には、ブラック→イエロー→マゼンタ→シアンの順でインクが重ねられる。これら2種類の重ね順による発色性には、目視で確認できる程度の色差が生じ、通常の記録を往復走査で行ってしまうと、バンド単位の色ムラが発生して画像品位を著しく悪化させるのである。しかしながら、本実施形態の分割記録における往復記録では、各記録走査で1色ずつのインクを吐出しているので、記録媒体へのインクの重ね順は、往路走査で通常記録を行った場合と同様の順番(シアン→マゼンタ→イエロー→ブラック)となり、色ムラは発生しない。
以上説明したように本実施形態によれば、複数の吐出口列が高密度に配列されたインクジェット記録ヘッドを用いたシリアル型のインクジェット記録装置において、付着するミストの量が多いと判断された記録走査あるいはジョブに対してのみ、吐出口列別の分割記録走査を行うことにより、吐出口面へのミスト付着量を抑制することが出来る。よって、ワイピング動作が必要となる時間間隔を延長させて必要以上に記録時間を増大させることがない。さらに、ワイピング機能も保持することが出来るので、長期間に渡って安定した品位の画像を出力することが可能となる。
なお、以上では図4を用いて、ジョブに含まれるページ枚数とデータカウント値によって、各記録走査の記録方法を決定する例を説明したが、本発明および本実施形態はこれに限定されるものではない。吐出に影響を与えるミストの付着量は、記録装置の条件によって異なってくるものであり、ページ枚数やデータカウント値によって一概に決まるものではない。よって例えば、使用環境の温度や湿度を判断材料として加えてもよい。また、全色におけるデータカウント値ではなく、例えばシアンとマゼンタ、マゼンタとイエローのような、隣接する2列の吐出口列でのデータカウント値を行い、その結果によって記録方法を決定してもよい。このようにすれば、よりカーテン効果を意識した制御を行うことが出来る。この構成とする場合、図4のステップS45による判断を、隣接する2列の吐出口列それぞれのカウント値がある値を超えた場合、分割記録を行うよう判断すればよい。この構成によれば、隣接する2列の吐出口列の両方がカーテン効果を発生する程度に記録デューティが高いときに分割記録が行われることとなり、吐出口面へのインクの付着を抑えることが可能となる。この場合、例えば4色それぞれに対応した吐出口列を備えた構成においては、隣接する吐出口列を一組として判断を行い、一組でも分割記録が必要であると判断したときには、分割記録を行うよう制御する。
また、ワイピング動作は図3のCPU602により制御されるものであるが、所定の時間間隔を超える毎に実行する場合は、上述の本発明の構成により、所定の時間間隔をより長く設定することが可能となる。さらには、記録データや、分割記録実行の有無などから、吐出口面に対するインクの付着状態を推定したり、吐出口面にインクが付着したことを検出したりしてワイピング動作を実行するようにしてもよい。この推定による制御、および検出の制御においては、本発明の構成により吐出口面へのインクの付着を少なくすることができ、実際にワイピング動作が実行される時間間隔を長くすることが可能となる。
更に、分割記録方法も上述した方法に限定されなくともよい。例えば、カーテン効果自体が隣接した2列の間でしか顕著に現れない場合などは、色ごとに4回の記録走査を行う必要はなく、シアンとイエロー、マゼンタとブラックがそれぞれ同時の記録走査で吐出させる構成にしてもよい。この場合であっても、吐出口列別に記録走査が行われ、カーテン効果を低減するという本発明の特徴的な効果は、同様に得られるのである。
(第2の実施形態)
以下に本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、本実施形態に適用するシリアル型のインクジェット記録装置の内部構造を説明するための斜視図である。本実施形態においても、殆どの機構は第1の実施形態と同様とし、同じ符号で表している。
本実施形態で適用する記録ヘッド6は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの他、更に染料濃度の低いライトシアンおよびライトマゼンタを加えた計6色のインクを吐出するものとする。
図6は、本実施形態で適用する記録ヘッド6を吐出口面側から観察した場合の模式図である。図1で説明した記録ヘッドと同様、各色ともに2列ずつの吐出口列を有しており、各吐出口子列は互いに半ピッチずれて配置している。このような構成においては、プリントバッファにおいても、各色のみならず各吐出口列別(C1、C2、M1、M2、Y1、Y2、K1、K2、LC1、LC2、LM1、LM2)に記録データが格納される構成となっている。
本実施形態においても、図3で説明したブロック図および図4で説明したフローチャートを適用することが出来る。但し、本実施形態においては、ステップS47において、第1の実施形態とは異なった方法の分割記録を行う。本実施形態では、同時の記録走査で6色分の記録を行うが、各インク色では1列分の吐出口列を用いた吐出を行う。すなわち、まず、全色のプリントバッファに格納された1走査分の記録データのうち、C1、M1、Y1、K1、LC1、LM1に相当する記録データのみが、記録ヘッド6の第1の記録走査によって記録される。続く第2の記録走査ではC2、M2、Y2、K2、LC2、LM2に相当する分の記録データのみが記録される。この2回の記録走査により、1バンド分の記録が完了する。上記2回の記録走査は、双方とも往路の記録走査としてもよいし、1つは往路、1つは復路の様に、往復で記録走査する構成であってもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、各色で2列ずつ吐出口が配列して構成されたインクジェット記録ヘッドを用いたシリアル型のインクジェット記録装置において、付着するミストの量が多いと判断された記録走査あるいはジョブに対してのみ、吐出口列別の分割記録走査を行うことにより、吐出口面へのミスト付着量を抑制することが出来る。よって、ワイピング動作が必要となる時間間隔を延長させて必要以上に記録時間を増大させることがない。さらに、ワイピング機能も保持することが出来るので、長期間に渡って安定した品位の画像を出力することが可能となる。
なお、本実施形態においても第1の実施形態と同様、ページ枚数やデータカウント値によってのみ記録方法を決定する構成でなくともよい。また、全色におけるデータカウント値ではなく、例えばシアンとマゼンタ、マゼンタとイエローのような、隣接する2色の吐出口列でのデータカウント値を行い、その結果によって記録方法を決定してもよい。
更に、分割記録方法も上述した方法に限定されなくともよい。例えば、1列おきの吐出口列で同時吐出した場合にも若干のカーテン効果が発生する場合には、第1の実施形態の方法を導入し、記録走査によって吐出するインク色を制御する方法を採用してもよい。
(第3の実施形態)
以下に本発明の第3の実施形態を説明する。
図7は、本実施形態に適用するフルライン型のインクジェット記録装置の内部構造を説明するための側面図である。図において、701〜705は、フルライン型の5色分の記録ヘッドである。各色の記録ヘッドにおいて、吐出口列は第2の実施形態と同様に2列構成となっている(701においては701oと701e)。各吐出口列において、複数の吐出口は記録媒体5の幅分だけ紙面垂直方向に所定のピッチで配列している。
7aおよび7bは搬送ローラである。2つの搬送ローラ7aおよび7bの回転により搬送ベルト8が回転し、記録媒体5を図の矢印方向に搬送する。
5色の記録ヘッド701〜705は、図の位置に固定されており、搬送される記録媒体5の搬送速度に応じた周波数でインク滴を吐出する。記録媒体の搬送速度および記録ヘッドの吐出周波数は、搬送ローラ7の回転速度および記録ヘッドドライバの駆動周波数を調整することによって、制御することが可能となる。
図8は、実際に記録を行う際に、本実施形態のCPUが行う記録処理の一例を説明するためのフローチャートである。
ホスト装置より記録開始命令が入力されると、CPUは、まず入力されてきたジョブのページ数を確認し(ステップS81)、1ページ目の給紙動作を行う(ステップS82)。
次に、1ページ分の画像データをホスト装置より入力し、色ごとに設けられたプリントバッファに格納する(ステップS83)。
ステップS84では、プリントバッファに格納された吐出データのカウントを行い、続くステップS85では、ステップS81で得られたページ数、およびステップS84で得られたカウント値に応じて、次に行う記録を通常記録で行なうか分割記録で行うかを決定する。決定方法においては、相対的にミストの発生する量が多いと判断される場合には分割記録に、少ないと判断される場合には通常記録とすればよい。具体的には、例えば、所定のページ数Nに対し、吐出データのカウント数が閾値S以上であった場合には分割記録に、閾値S以下であった場合には通常記録というように判断すればよい。また、閾値S以上であったとしても、ページ数が少ない場合には、通常記録と判断してもよい。
ステップS85にて通常記録と判断された場合、ステップS86へ進み、記録媒体5を所定の速度で搬送させながら、所定の駆動周波数によって全5色の吐出動作を実行する。すなわち、各色、各吐出口列のプリントバッファに格納された1ページ分の全記録データを、記録媒体の1回の搬送動作にて記録する。
一方、ステップS85で分割記録と判断された場合にはステップS87に進み、吐出口列別の記録動作を行う。この際、まず記録媒体5を矢印の方向へ搬送させながら、各色の1列分の吐出口列(701o、702o、703o、704o、705o)によって、所定の周波数で1ページ分の記録を行う。次に、記録媒体5を吸着したまま(5b)、搬送ローラ7aおよび7bを更に回転させることによって、元の給紙位置まで記録媒体を搬送する。更に記録媒体5の搬送を続け、再び記録ヘッド701〜705の下部を通過させる際には、もう片方の列の吐出口列(701e、702e、703e、704e、705e)によって、残りの画像の記録を行う。以上により、1ページ分の画像が完成する。以上のような分割記録を行う際、2回分の搬送動作が行われるので、通常記録に比べて多くの時間が費やされる。よって、本実施形態においては、分割記録を行う際の記録媒体の搬送速度および記録ヘッドからの吐出周波数をより高く設定する。これにより、分割記録を行った際のタイムロスを極力低減することが可能となる。
ステップS86あるいはステップS87により1ページ分の記録が完了すると、ステップS88へ進み、排紙動作が行われる。
続くステップS89では、ホスト装置より入力された記録コマンドの全ジョブが終了したか否かを判断する。終了していないと判断された場合にはステップS82に戻り、次のページの記録を行うための給紙動作を行う。ステップS89で、全ジョブが終了したと判断された場合には、本処理を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、各色で2列ずつ吐出口が配列して構成されたインクジェット記録ヘッドを用いたフルライン型のインクジェット記録装置において、付着するミストの量が多いと判断されたページあるいはジョブに対してのみ、吐出口列別の分割記録走査を行うことにより、ワイピング動作が必要となる時間間隔を延長させることが出来る。よって、必要以上に記録時間を増大させること無く、ワイピング機能も保持することが出来るので、長期間に渡って安定した品位の画像を出力することが可能となる。
なお、本実施形態においても上述の実施形態と同様、ページ枚数やデータカウント値によってのみ記録方法を決定する構成でなくともよい。また、全色におけるデータカウント値ではなく、隣接する2色の吐出口列でのデータカウント値を行い、その結果によって記録方法を決定してもよい。
更に、分割記録方法も上述した方法に限定されなくともよい。例えば、1列おきの吐出口列で同時吐出した場合にも若干のカーテン効果が発生する場合には、第1の実施形態の方法を導入し、各記録動作において、吐出するインク色を制御する方法を採用してもよい。
高密度な記録を可能な記録ヘッドの構成例を示した模式図である。 本発明の第1の実施形態に適用するシリアル型のインクジェット記録装置の内部構造を説明するための斜視図である。 本発明の実施形態で適用するインクジェット記録装置の制御系の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施形態のCPUが行う記録処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に適用するシリアル型のインクジェット記録装置の内部構造を説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施形態で適用する記録ヘッドを吐出口面側から観察した場合の模式図である。 本発明の第3の実施形態に適用するフルライン型のインクジェット記録装置の内部構造を説明するための側面図である。 本発明の第3の実施形態のCPUが行う記録処理の一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 キャリッジ
2 キャリッジモータ
3 キャリッジベルト
5 記録媒体
6 記録ヘッド
7 搬送ローラ
8 搬送ベルト
41、42 ガイドシャフト
61〜64 吐出口列
601 ホスト装置
602 CPU
603 ROM
604 RAM
605 記録ヘッドドライバ
607 キャリッジモータドライバ
609 搬送モータドライバ
610 搬送モータ
611 回復系ドライバ
612 回復系機構
701〜705 記録ヘッド

Claims (9)

  1. インクを吐出する吐出口が所定の方向に複数配列された吐出口列を、前記所定の方向と異なる方向に複数並列して構成される記録ヘッドを用い、画像データに基づいて記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記画像データに基づいて、前記記録ヘッドによる記録量を検出する手段と、
    前記検出手段より得られた記録量に応じて、通常記録か分割記録かを決定する手段と、
    前記決定手段の結果に基づいて通常記録或いは分割記録を実行する記録手段と
    前記記録ヘッドの吐出口が形成された面をワイピング部材によりワイピングするワイピング手段と、
    前記ワイピング手段によるワイピングの動作を制御する制御手段と、
    を有し、前記通常記録では前記複数の吐出口列による同時の記録動作によって記録が行われ、前記分割記録では前記複数の吐出口列単位で複数回の記録動作によって記録が行われることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記複数の吐出口列は、互いに異なるインクを吐出することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記複数の吐出口列は、同一のインクを吐出し、各吐出口列に含まれる複数の吐出口の配列位置が前記所定の方向に対し互いにずれていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記複数の吐出口列は、同一のインクを吐出し、各吐出口列に含まれる複数の吐出口の配列位置が前記所定の方向に対し互いにずれた2列構成となっており、該2列構成の吐出口列が、異なるインクを吐出するために複数用意されて前記所定の方向と異なる方向に並列していることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記検出手段は、前記画像データに基づいて、前記記録ヘッドによる記録ページ数を前記記録量として検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記検出手段は、前記画像データに基づいて、前記記録ヘッドによる1ページ分の記録量を検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記インクジェット記録装置は、前記記録ヘッドが前記所定の方向とは異なる方向に移動走査しながらインクを吐出する記録走査と、記録媒体を所定量搬送する副走査とを交互に繰り返すことにより、前記記録媒体に画像を形成するシリアル型のインクジェット記録装置であって、
    前記検出手段は、前記画像データに基づいて、前記記録ヘッドによる1回分の前記記録走査の記録量を検出し、前記分割記録では前記記録媒体の同一領域に対し、前記複数の吐出口列単位で複数回の前記記録走査によって記録が実行されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記インクジェット記録装置は、記録媒体の記録幅に相当する領域および方向に吐出口が複数配列された吐出口列をする前記記録ヘッドを用い、記録媒体を搬送することにより画像を形成するフルライン型のインクジェット記録装置であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. インクを吐出する吐出口が所定の方向に複数配列された吐出口列を、前記所定の方向と異なる方向に複数並列して構成される記録ヘッドを用い、画像データに基づいて記録を行うインクジェット記録方法において、
    前記画像データに基づいて、前記記録ヘッドによる記録量を検出する工程と、
    前記検出工程より得られた値に応じて、通常記録か分割記録かを決定する工程と、
    前記決定工程の結果に基づいて通常記録或いは分割記録を行う記録工程段と
    を有し、前記通常記録では前記複数の吐出口列による同時の記録動作によって記録が実行され、前記分割記録では前記複数の吐出口列単位で複数回の記録動作によって記録が実行されることを特徴とするインクジェット記録方法。
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