JP2005287760A - 簀の子単体および簀の子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 軽量で取り扱い性に優れ、簡単に組み立てることができるとともに、容易に清掃することができる簀の子単体を提供する。
【解決手段】長手方向に中空部211bを有する簀の子板21と、簀の子板21の中空部211bに嵌合可能な嵌合部222を有するサイドキャップ21と、から簀の子単体2が構成される。そして、複数本の簀の子単体2を簀の子受け板に固定するとともに、簀の子受け板に昇降自在な支持脚を固定し、簀の子を組み立てる。
【選択図】 図3
【解決手段】長手方向に中空部211bを有する簀の子板21と、簀の子板21の中空部211bに嵌合可能な嵌合部222を有するサイドキャップ21と、から簀の子単体2が構成される。そして、複数本の簀の子単体2を簀の子受け板に固定するとともに、簀の子受け板に昇降自在な支持脚を固定し、簀の子を組み立てる。
【選択図】 図3
Description
この発明は、簀の子単体および簀の子に関するものである。
一般に、浴室の洗い場には、木製あるいは樹脂製の一対の縦桟および一対の縦桟の上面に設定間隔をおいて互いに平行に配設された木製あるいは樹脂製の複数枚の板材からなる簀の子が敷設されている。
このような簀の子を敷設する場合、簀の子の寸法が完成品であると、洗い場の寸法に対応することができず、周囲に隙間が発生したり、出入口との間に段差が生じることを避けることができない。
そこで、洗い場の形状や大きさに合わせて形成することができるとともに、出入口との段差を解消することができるように、複数枚の組付板と、これらの組付板の上面に互いに平行に取り付けられた複数枚の長尺プレートと、各組付板の長手方向の任意の位置で固定された複数個の昇降自在な脚部材と、からなる簀の子が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−57944号公報
ところで、前述した簀の子においては、組付板に対して長尺プレートを、隣接する長尺プレート間の間隔を一定に保って互いに平行に固定するため、治具などを用いて1本ずつ固定する必要があり、作業が煩雑になるとともに、多くの作業時間を要するという問題がある。また、簀の子は、浴室という高温多湿の環境下で使用されるため、かびやぬめりなどの発生を避けることができない。この場合、前述した簀の子を構成する組付板および長尺プレートは、断面略C字状に形成されており、中実な長尺プレートに比較して重量軽減を図ることができるものの、その内面側の入隅部分にかびなどが付着すると、容易に清掃することができず、見映えが低下するばかりでなく、衛生面でも難がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、軽量で取り扱い性に優れ、簡単に組み立てることができるとともに、容易に清掃することのできる簀の子単体および簀の子を提供するものである。
本発明の簀の子単体は、長手方向に中空部を有する簀の子板と、簀の子板の中空部に嵌合可能な嵌合部を有するサイドキャップと、からなり、簀の子板の各端部において、簀の子板の中空部にサイドキャップの嵌合部が嵌合されて端面同士が突き合わされていることを特徴とするものである。
本発明によれば、簀の子単体は、中空状の簀の子板の両端部にサイドキャップを装着して形成されるため、重量軽減を図ることができるとともに、簀の子板の中空部への水の浸入を可及的に抑制することができる。また、簀の子単体には、入隅部分がないため、かびなどは簀の子単体の外周面に付着することから、簡単に清掃することができる。
ここで、簀の子単体としては、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニルなどの合成樹脂を採用することができ、また、サイドキャップとしては
、ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を採用することができる。
、ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を採用することができる。
本発明において、前記簀の子板が1個もしくは複数個の中空部を有する硬質な芯部と、該芯部の外周面を被覆する軟質な被覆部と、から形成されていると、重量増加を抑制することができるとともに、どの位置においても中空部の形状を同一に維持することができる。このため、サイドキャップの嵌合部を簀の子板の中空部に確実に嵌合させることができる。
ここで、硬質な芯部および軟質な被覆部としては、同一の無発泡樹脂および発泡樹脂によって形成され、例えば、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニルなどを挙げることができ、成形法としては、二層押出成形法を採用することができる。
本発明において、前記簀の子板の表面に滑り止めが形成されるとともに、その裏面に長手方向に設定間隔をおいて位置決め線が形成されていると、簀の子に組み立てた場合、簀の子上での滑りを防止することができる。また、簀の子に組み立てる場合、裏面に形成された位置決線を利用して長さを調整したり、簀の子受け板の固定位置を位置決めすることが可能となる。
この場合、滑り止めおよび位置決め線は、エンボス加工によって形成することができる。
本発明において、前記サイドキャップの左右各外面に同一長さの突起がそれぞれ上下に互い違いに形成されていると、隣接する簀の子単体との間を一定間隔に保持することができる。この場合、突起は上下に互い違いに設けられているため、隣接する簀の子単体の突起と干渉することはない。
本発明において、前記サイドキャップには、簀の子板の中空部と外部とを連通する水抜き部が形成されていると、簀の子板の中空部に浸入した湿気が液化して水滴となった際、その水滴をサイドキャップの水抜き部を通して外部に排水することができる。
本発明の簀の子は、請求項1乃至5のいずれかに記載の複数本の簀の子単体と、少なくとも各簀の子単体の長手方向各端部に簀の子単体の長手方向に直交してそれぞれ配置されるとともに、各簀の子単体と固定された複数本の簀の子受け板と、少なくとも簀の子受け板の左右各端部にそれぞれ固定された昇降自在な支持脚と、から構成されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、前述した簀の子単体の特徴を有する簀の子を得ることができる。
ここで、簀の子受け板の材質としては、アルミ合金、ステンレス鋼板あるいは塗装鋼板を採用することができる。また、支持脚の材質としては、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を任意の材質を採用できるが、ポリプロピレン樹脂によって形成されたフクビ化学工業株式会社製の商品名「プラ木レン」を好適に採用することができる。
本発明によれば、軽量で取り扱い性に優れ、簡単に組み立てることができるとともに、容易に清掃することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2には、本発明の簀の子1の一実施形態が示されている。
この簀の子1は、複数本の簀の子単体2と、各簀の子単体2の長手方向各端部およびその中間部において、簀の子単体2の長手方向に直交してそれぞれ配置されるとともに、各簀の子単体2と固定された複数本の簀の子受け板3と、簀の子受け板3の左右各端部にそれぞれ固定された昇降自在な支持脚4と、から構成されている。
簀の子単体2は、図3に示すように、中空状の簀の子板21の各端部にそれぞれサイドキャップ22が装着されたもので、板状の外観を呈している。
そして、簀の子板21は、無発泡ポリスチレン樹脂製の硬質な芯部211と、芯部211の外周面を被覆する発泡ポリスチレン樹脂製の軟質な被覆部212と、からなり、簀の子板21の芯部211には、2本のリブ211aによって幅方向に3分割された断面方形の中空部211bが長手方向に連続して形成されている。このような簀の子板21は、二層押出成形法によって成形することができる。このため、簀の子板21は、軽量となり、取り扱い性に優れたものとなる他、長手方向の任意の位置において、同一断面形状の中空部211bを得ることができる。
なお、簀の子板21の被覆部212の表面側および裏面側には、それぞれエンボス加工によって滑り止め212a(図1参照)が形成されるとともに、長手方向に設定間隔をおいて、例えば、10mm間隔をおいて位置決め線212b(図3参照)が形成されている。
この場合、簀の子板21の、リブ211aによって区画される中空部211bの数は任意であり、幅によっては、必ずしもリブを形成することなく、単一の中空部であってもよい。
サイドキャップ22は、図4に詳細に示すように、ポリスチレン樹脂よりなり、前述した簀の子板21の外面形状とほぼ同一の外面形状を有する箱状の本体部221と、本体部21の内面からその端縁を越えて突出された中空状の嵌合部222とからなり、嵌合部222は、簀の子板21の芯部211に形成された3個の中空部211bの断面形状とほぼ同一の外面形状を有して3個形成されている。そして、サイドキャップ22の各嵌合部222の上外周面および下外周面には、それぞれ外方に膨出する2本の凸条222aが長手方向に形成されている他、下辺部の中央部に位置してスリット222bが長手方向に形成されている。
一方、サイドキャップ22の本体部221の左右各外面には、同一長さ、具体的には、5mmの突起221aがそれぞれ上下方向の中心線に関して対称に形成されている。また、サイドキャップ22の本体部221の下辺部には、簀の子板21の端面と突き合わされる端縁部において、前述した各嵌合部222に形成されたスリット222bに臨んでそれぞれ切欠凹部221bが形成されている。
ここで、サイドキャップ22の各嵌合部222のスリット222bと、本体部221の各スリット222bに対向する各切欠凹部221bとによって水抜き部が形成される。
簀の子受け板3は、アルミ合金の押出成形品であって、断面略逆U字状に形成されており、その幅方向中心には、長手方向に沿って設定間隔をおいてビス穴(図示せず)が形成
されている。
されている。
また、支持脚4は、ポリプロピレンからなり、従来公知のものである。具体的には、フクビ化学工業株式会社製の商品名「プラ木レン」が採用されている。
次に、このように構成された簀の子1の組立要領について説明する。
まず、設置する浴室の洗い場の床面積から必要本数の簀の子単体2および簀の子受け板3とともに、必要個数の支持脚4を用意する。具体的には、簀の子単体2の長さから、簀の子板21の長さを求め、簀の子板21をその裏面に形成された位置決め線212bを利用して必要長さに切断した後、各簀の子板21の両端部にそれぞれサイドキャップ22を装着し、簀の子単体2を形成しておく。この場合、簀の子板21の芯部211の各中空部211bは、切断箇所においても形状が同一であるため、サイドキャップ22の各嵌合部222を確実に嵌合させることができる。
なお、簀の子板21の両端部にそれぞれサイドキャップ22を装着して形成された簀の子単体2は、その裏面側において、サイドキャップ22の切欠凹部221bが露出されている。そして、サイドキャップ22の各切欠凹部221bは、各嵌合部222に形成されたスリット222bを介して簀の子板21の各中空部211bに連通されている。
次いで、床面に簀の子単体2を並設し、それらの両端部および長手方向中間部に簀の子受け板3をそれぞれ配置し、各簀の子受け板3のビス穴を通してビスを簀の子単体2の簀の子板21に打ち込み、簀の子単体2と簀の子受け板3とを固定する。この場合も、簀の子単体2の簀の子板21の裏面に形成された位置決め線212bを利用して、簀の子受け板3に沿わせることができる。しかも、隣接する一対の簀の子単体2の間隔は、サイドキャップ22の左右各外面に突出して形成された突起221aの外面が、隣接する簀の子単体2のサイドキャップ22の対向する左右外面に当接することから、長手方向にわたって一定に形成することができる。
この場合、隣接する一対の簀の子単体2の間隔としては、簀の子1の水を確実に排水することができ、また、指などが入り込まないように、5mmに設定されているが、突起221aの長さを変更することにより、任意に設定することができる。
簀の子単体2と簀の子受け板3との固定が終了すれば、各簀の子受け板3の左右各端部に支持脚4を配置し、それぞれビスなどにより固定する。
このようにして簀の子1が組み立てられたならば、洗い場に設置し、簀の子単体2のすのこ板21の上面が平面に連続するように、各支持脚4の高さを調整すればよい。
以上のように発明によれば、洗い場の形状や大きさに合わせて、簀の子を簡単に組み立てることができる。
1 簀の子
2 簀の子単体
21 簀の子板
211 芯部
211b 中空部
212 被覆部
212a 滑り止め
212b 位置決め線
22 サイドキャップ
221 本体部
221a 突起
221b 切欠凹部
222 嵌合部
222a 凸条
222b スリット
3 簀の子受け板
4 支持脚
2 簀の子単体
21 簀の子板
211 芯部
211b 中空部
212 被覆部
212a 滑り止め
212b 位置決め線
22 サイドキャップ
221 本体部
221a 突起
221b 切欠凹部
222 嵌合部
222a 凸条
222b スリット
3 簀の子受け板
4 支持脚
Claims (6)
- 長手方向に中空部を有する簀の子板と、簀の子板の中空部に嵌合可能な嵌合部を有するサイドキャップと、からなり、簀の子板の各端部において、簀の子板の中空部にサイドキャップの嵌合部が嵌合されて端面同士が突き合わされていることを特徴とする簀の子単体。
- 前記簀の子板が1個もしくは複数個の中空部を有する硬質な芯部と、該芯部の外周面を被覆する軟質な被覆部と、から形成されていることを特徴とする請求項1記載の簀の子単体。
- 前記簀の子板の表面に滑り止めが形成されるとともに、その裏面に長手方向に設定間隔をおいて位置決め線が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の簀の子単体。
- 前記サイドキャップの左右各外面に同一長さの突起がそれぞれ上下に互い違いに形成されていることを特徴とする請求項1記載の簀の子単体。
- 前記サイドキャップには、簀の子板の中空部と外部とを連通する水抜き部が形成されていることを特徴とする請求項1または4記載の簀の子単体。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の複数本の簀の子単体と、少なくとも各簀の子単体の長手方向各端部に簀の子単体の長手方向に直交してそれぞれ配置されるとともに、各簀の子単体と固定された複数本の簀の子受け板と、少なくとも簀の子受け板の左右各端部にそれぞれ固定された昇降自在な支持脚と、から構成されたことを特徴とする簀の子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004106947A JP2005287760A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 簀の子単体および簀の子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004106947A JP2005287760A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 簀の子単体および簀の子 |
Publications (1)
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JP2005287760A true JP2005287760A (ja) | 2005-10-20 |
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ID=35321370
Family Applications (1)
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JP2004106947A Pending JP2005287760A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 簀の子単体および簀の子 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005287760A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218027A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Sekisui Jushi Co Ltd | 管体用端末キャップ |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004106947A patent/JP2005287760A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007218027A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Sekisui Jushi Co Ltd | 管体用端末キャップ |
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