JP2005284095A - ストロボ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラのアパーチャーサイズが変更された場合でも、ストロボ照射光の照射角を常に最適な値に調整できるカメラやストロボ装置の制御技術の提供。
【解決手段】カメラ2に装着されたストロボ装置1であって、ストロボ光の照射角を可変とする照射角可変手段8と、カメラ2から焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報を入力する情報入力手段9と、焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報とに基づいてストロボ光の照射角を制御する制御手段9とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラに装着(内蔵)され、照射光の照射角を可変にする機能を有したストロボ装置に関するものである。
従来のストロボ装置において、レンズの焦点距離、すなわち撮影画角に対応するように照射角を可変としたズームストロボが実用化されている。更には、カメラ側からストロボ装置に対して、装着されたレンズの焦点距離情報を出力し、その情報をもとにストロボ装置が照射角を最適な値に自動的に可変、設定するズームストロボも製品化されている。
ところで、レンズの焦点距離情報に基づいて照射角を最適な値に自動的に設定する場合に、そのストロボ装置が装着されたカメラのアパーチャーサイズが必ず一定のものであれば照射角を一義的に設定することができるが、そうでない場合、すなわちアパーチャーサイズが異なるカメラに装着し得るストロボ装置の場合には、単にレンズの焦点距離情報に基づいてのみ照射角を設定しようとしても最適な値に設定できなくなる。
ストロボ装置の照射角は撮影画角に応じて決められるべきものであるから、画面サイズが異なるカメラに装着し得るストロボ装置の場合には、レンズの焦点距離の情報にのみに基づいていたのでは照射角を最適な値には設定できない。
このため、レンズの焦点距離情報とカメラの画面サイズ情報とをカメラ側から出力し、これらの情報をもとにストロボの照射角の調整するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、フォーカルプレーンシャッターによる露光開始に同期して発光するストロボ装置にてスリット幅の領域で写される被写体の領域だけを照射するように、シャッタースリットの幅と走行する速度に対応させてストロボ発光部の移動と配光角を変更することによってストロボの全光量を有効利用しながら発光させる方法がある(例えば、特許文献2参照)。
また、レンズの焦点距離に応じてストロボ照射角を選択可能とし、撮影者が操作前に設定できるようにすることで撮影イメージをつかみやすくするといった方法もある(例えば、特許文献3参照)。
また、レンズの焦点距離情報が得られなかった場合、ストロボの照射角を強制的に広角側にすることで配光のケラレによる失敗写真を防ぐといった方法もある(例えば、特許文献4参照)。
特開平8-6120号公報 特開平5-313230号公報 特開平6-11760号公報 特開平5-11315号公報
しかしながら、上記特許文献1では、レンズの焦点情報と画像サイズ情報とをカメラからストロボ装置に送信して適正なストロボ配光角を設定するのであるが、ストロボ照射角の可変ステップ数が多くなるとストロボ装置内の演算処理による焦点距離と画像サイズから配光角に変換する過程が複雑になるといった欠点があった。
また、上記特許文献2では、演算係数をストロボ内に持たせて画像サイズから演算係数を割り出して演算しているが、フォーカルプレーンシャッターによる露光開始に同期して発光するストロボ装置によってスリット幅の領域で写される被写体の領域だけを照射するように、シャッタースリット幅と走行する速度とに対応させてストロボ発光部の移動と配光角の変更を行うので、機構が複雑になることや高速シャッター時の同期通信の追従性に問題があった。
また、上記特許文献3では、撮影者が操作前にストロボ照射角を設定することで撮影イメージを把握しやすくなるが、撮影者自身がマニュアルで配光角を変えなければならないといった煩わしさがあった。
また、上記特許文献4では、レンズの焦点距離情報が得られなかった場合、ストロボ光の照射角を強制的に広角側にすることで配光のケラレによる失敗写真を防ぐのであるが、アパーチャーサイズの違いによる照射角の変更は特に行っていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、照射光の照射角を常に最適な値に調整可能とすると共に、カメラ側の設定情報を的確に表示することのできるカメラ及びストロボ装置を提供することである。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明のカメラシステムは、ストロボ装置とカメラとを備えるカメラシステムであって、前記カメラは、前記ストロボ装置に対して撮影レンズの焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報とを出力する情報出力手段を有し、前記ストロボ装置は、ストロボ光の照射角を可変とする照射角可変手段と、前記カメラから前記焦点距離情報と前記アパーチャーサイズ情報を入力する情報入力手段と、前記焦点距離情報と前記アパーチャーサイズ情報とに基づいて前記ストロボ光の照射角を制御する制御手段とを有する。
また、本発明のカメラは、ストロボ装置が装着可能なカメラであって、ストロボ装置の装着の有無を判断する判断手段と、ストロボ装置が装着されている場合、前記ストロボ装置に対して撮影レンズの焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報とを出力する情報出力手段とを具備する。
また、本発明のストロボ装置は、カメラに装着可能なストロボ装置であって、ストロボ光の照射角を可変とする照射角可変手段と、装着したカメラから前記焦点距離情報と前記アパーチャーサイズ情報を入力する情報入力手段と、前記焦点距離情報と前記アパーチャーサイズ情報とに基づいて前記ストロボ光の照射角を制御する制御手段とを具備する。
以上説明したように、本発明によれば、カメラのアパーチャーサイズが変更された場合でも、ストロボ照射光の照射角を常に最適な値に調整できると共に、カメラ側の設定情報を的確に表示することのできる。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る実施形態として適用したカメラシステム、カメラ、並びにカメラに装着されるストロボ装置の概略機構を示す図である。
図1において、1はストロボ装置、2はカメラ、3はレンズである。
ストロボ装置1は、カメラ2に対して着脱可能又は内蔵されている。ストロボ装置1内には、集光レンズ4、例えばキセノン管などによる発光素子5、不図示の電池の電圧を上記発光素子5の発光に必要な電圧レベルにまで昇圧する昇圧回路6、LCD、LED等のストロボの設定状態を示す表示器7、上記集光レンズ4を移動させて照射光の照射角を移動させて変更させるための照射角調整用モータ(照射角可変手段)8、及び上記昇圧回路6、表示器(表示手段)7、及び照射角調整用モータ8等が接続され、これらを所定のプログラムに従って制御するストロボ制御用マイクロコンピュータ(以下、FPU)9が備わっている。
FPU(制御手段、情報入力手段)9は例えば、CPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/Oコントロール回路)、マルチプレクサ、タイマ回路等を含むマイコン内蔵ワンチップIC回路構成となっており、カメラシステムの制御をソフトウェアで行えるもので条件判断するものである。なお、これに後述のEEPROM10を内蔵させてもよい。
10はFPU9に接続されたEEPROM(電気的にデータを消去・書き込みできるROM)である。このEEPROM10にはストロボ動作に必要な設定情報が書き込まれる。これは電源をオフしても記憶している不揮発性メモリである。
上記カメラ2内には、ペンタプリズム11、フォーカシングスクリーン12、主ミラー13、サブミラー14を備える光学系や、露出制御用に被写体の輝度情報を得るための光電変換素子(SPD)15、ストロボ装置の発光量を制御するためにフィルム面16の光量情報を得るための光電変換素子(SPD)17、サブミラー14からの光束を入力されて被写体のデフォーカス情報を得るための測距用光電変換素子18、及び当該測距用光電変換素子18の各センサ素子とこれらのセンサ素子からの情報を入力されてカメラの各部のメカニズム(不図示)の動作等を所定のプログラムに従って制御するカメラ制御用マイクロコンピュータ(以下、CCPU)19が備わっている。
レンズ3は、カメラ2に対して着脱可能又は固定されている。レンズ3内には、フォーカスレンズ群を駆動してピントの調整を行わせるためのフォーカスレンズ駆動用モータ20、絞り駆動用モータ21、ズーム操作がなされた場合にレンズの焦点距離を知るためのズームエンコーダ22、及び、前述のフォーカスレンズ駆動用モータ20と絞り駆動用モータ21との動作を所定のプログラムに従って制御し、ズームエンコーダ22からの情報が入力されるレンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、LPU)23が備わっている。
尚、FPU9とCCPU(情報出力手段、判断手段)19とLPU23とは通信ラインSCによって結線されており、CCPU19をホストとしてデータの交換やコマンドの伝達を相互に行う。
図2は、ストロボ装置1に備えられた表示器7による表示内容を示す図である。
図2において、101はレンズの焦点距離情報をもとにストロボ装置1内で設定された照射角に対応した焦点距離情報を表示するための、例えば3桁の7セグメント群である。102はカメラのアパーチャーサイズ情報に基づいて点灯表示されるセグメントである。103はカメラ2より自動的にストロボズームを動作させる"AUTO"とストロボ単体でズーム位置を決めるマニュアルズームモードの"M"を表示させるセグメントである。105は連動距離表示を示すバーを表示させるセグメントである。106はレンズ3の絞り値を表示させるセグメントである。
[カメラ制御]
次に、CCPU19の具体的な動作について、図3及び図4のフローチャートに従って説明する。
不図示の電源スイッチがオンされてCCPU19が動作可能となると、CCPU19は、図3のステップS1から所定の動作を開始する。
[ステップS1] CCPU19自身のメモリやポートの初期化を行う。
[ステップS2] 不図示のレリーズスイッチの第1ストロークスイッチSW1がオンされるのを待ち、その後第1ストロークスイッチSW1がオンされると、ステップS3へ進む。
[ステップS3] LPU23と通信ラインSCを介して通信を行い、レンズの焦点距離情報や測距、測光に必要な光学情報を取得する。
[ステップS4(判断手段)] カメラ2に電子閃光装置であるストロボ装置1が装着されているかどうかをチェックし、カメラ2にストロボ装置1が装着されているならばステップS5に進み、未装着ならばステップS7へ進む。
[ステップS5(情報出力手段)] FPU9と通信ラインSCを介して通信を行い、上記ステップS3にて取得したレンズの焦点距離情報をFPU9に出力する。
[ステップS6(情報出力手段)] FPU9と通信ラインSCを介して通信を行い、CCPU19自身のメモリ内に格納されているカメラのアパーチャーサイズ情報をFPU9に出力する。カメラのアパーチャーサイズ情報は、例えば、フィルムサイズの「135サイズ」(画面サイズが36×24mmのフォーマット)に対しての倍率データである。
[ステップS7] 測距用光電変換素子18からの測距信号を入力して被写体のデフォーカス情報を取得する。
[ステップS8] 上記ステップS7にて得られた被写体のデフォーカス情報をもとにレンズの駆動量を算出して、これを通信ラインSCを介してLPU23に出力し、フォーカスレンズの駆動を指令する。これにより、レンズは合焦状態になる。
[ステップS9] 被写体の輝度情報を得るために光電変換素子15の測光出力を入力する。
[ステップS10] FPU9が充電完了信号を出力しているかどうかをチェックする。ここで、FPU9が充電完了信号を出力しているならばステップS11へ進み、出力していないならばステップS12へ進む。なお、このステップS10におけるFPU9が充電完了信号を出力しているかどうかの判定結果は、後のステップで用いるので記憶しておく。
[ステップS11] ストロボ撮影を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とを上記ステップS9にて得られた測光出力をもとに決定する。
[ステップS12] 自然光撮影を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とを上記ステップS9にて得られた測光出力をもとに決定する。
上記ステップS11又はステップS12の処理が実行されると、ステップS13へ進む。
[ステップS13] 不図示のレリーズスイッチの第2ストロークスイッチSW2がオンされているかどうかをチェックし、オフであるならばステップS2へ戻って上述したステップを繰り返す。一方、オンされていれば図4のステップS14へ進む。

[ステップS14] 不図示のモータを駆動して主ミラー13、サブミラー14をアップさせる。
[ステップS15] 上記ステップS11又はステップS12にて決定された絞り値の情報を通信ラインSCを介してLPU23に出力し、絞りの駆動を指令する。これにより、絞り込みの動作が行われる。
[ステップS16] シャッターの先幕を走行させる。これにより露光が開始される。
[ステップS17] 上記ステップS11又はステップS12にて決定されたシャッター速度の情報をもとにシャッターの開閉時間のカウントを開始する。
[ステップS18] 上記ステップS10にて記憶した判定結果により、FPU9が充電完了信号を出力しているかどうかをチェックする。この結果、FPU9が充電完了信号を出力しているならばステップS19へ進む。なお、上記ステップS18での判定結果が、FPU9は充電完了信号を出力していないという場合には、ステップS18からステップS27へと進む。
[ステップS19] 通信ラインSCを介して通信を行い、ストロボの発光開始用信号をFPU9に出力する。これにより、ストロボの発光が開始される。
[ステップS20] 調光動作を行う。具体的には、フィルム面16の光量情報を得るために光電変換素子17の出力信号をモニタして、ストロボの発光量が十分なレベルに達したかどうかをチェックする。この結果、ストロボの発光量が十分なレベルに達していればステップS21へと進む。
[ステップS21] 通信ラインSCを介して通信を行い、ストロボの発光停止用信号をFPU9に出力する。これにより、ストロボの発光が停止される。尚、上記ステップS20においてストロボの発光量が十分なレベルに達していなかった場合には、ステップS21での処理は行わずにステップS22へと進む。
[ステップS22] 上記ステップS17にて開始したシャッターの開閉時間のカウントが終了したかどうかをチェックし、時間のカウントが終了していればステップS23に進むが、そうでなければステップS20に戻り、上述したステップを繰り返す。
[ステップS23] シャッターの後幕を走行させる。これによって露光が終了する。
[ステップS24] 通信ラインSCを介してLPU23と通信して絞りを解放にするように指令する。
[ステップS25] 不図示のモータを駆動して主ミラー13、サブミラー14をダウンさせるとともに、シャッターをチャージする。
[ステップS26] 不図示のモータを駆動してフィルムの巻き上げを行う。
この後、図3のステップS1へ戻って上述したステップを繰り返す。
[ステップS27] 上記ステップS17にて開始したシャッターの開閉時間のカウントが終了したかどうかをチェックし、時間のカウントが終了しているならばステップS23に進み、そうでなければカウントの終了を待つ。
以上の処理はフィルムを使ったカメラの動作であるが、フィルムの代わりに電子撮像素子(CCD、CMOS)を使っても同様である。この場合、ステップS26のモータによる巻き上げ動作の代わりに取り込み画像の処理を行うことになる。
[ストロボ制御]
続いて、FPU9の具体的な動作について、図5のフローチャートに従って説明する。
不図示の電源スイッチがオンされてFPU9が動作可能となると、当該FPU9はステップS101より所定の動作を開始する。
[ステップS101] FPU9自身のメモリやポートの初期化を行う。このとき、後述するように、CCPU19から取得して自身のメモリ内に記憶するアパーチャーサイズ情報(倍率情報)とレンズの焦点距離情報とは、常用値、例えばアパーチャーサイズ情報として135サイズの1倍、レンズの焦点距離情報として50mmといった値をとりあえず記憶する。
[ステップS102] 昇圧回路6を動作開始させて発光の準備を行う。
[ステップS103(情報入力手段)] CCPU19から通信ラインSCを介して撮影レンズの焦点距離情報を取得したかどうかをチェックし、撮影レンズの焦点距離情報を取得していれば、ステップS104へ進む。
尚、上記ステップS103にて撮影レンズの焦点距離情報を取得していなかった場合には、ステップS104,105での処理は行わずにステップS106へ進む。
[ステップS104] CCPU19から送信された撮影レンズの焦点距離情報を自身のメモリ内に記憶する。また、これ以前に撮影レンズの焦点距離情報を自身のメモリ内に記憶していたならば、記憶内容を更新する。
[ステップS105(表示手段)] 自身のメモリ内に記憶された撮影レンズの焦点距離情報を表示器7に表示する。ここでは、図2の焦点距離情報101を表示する。このとき、照射角調整用モータ8は駆動しない(ズーム動作はしない)。
[ステップS106] CCPU19から通信ラインSCを介してカメラのアパーチャーサイズ情報(倍率情報)が送信されたかどうかをチェックする。カメラのアパーチャーサイズ情報(倍率情報)が送信されていれば、ステップS107へ進む。なお、上記ステップS106にてカメラの画面サイズ情報が送信されていなかった場合には、ステップS107、108での処理は行わずにステップS109へ進む。
[ステップS107] CCPU19から送信されたアパーチャーサイズ情報(倍率情報)を自身のメモリ内に記憶する。また、これ以前にアパーチャーサイズ情報(倍率情報)を自身のメモリ内に記憶していたならば、記憶内容を更新する。
[ステップS108(表示手段)] 自身のメモリ内に記憶されたアパーチャーサイズ情報を表示器7に表示する。ここでは、例えば、アパーチャーサイズ情報が1倍以外の場合は図2の102のようにアパーチャーサイズに応じたズーム動作を行っていることがわかる表示を行う(マーク点灯)。
[ステップS109(制御手段)] 自身のメモリ内に記憶されたカメラのアパーチャーサイズ情報と撮影レンズの焦点距離情報とに基づいて最適なストロボの照射角のポジションを選定する。ストロボの照射角のポジションを選定する方法の例として、FPU9による以下の演算方法がある。
仮にストロボの照射角のポジションが7ポジション選択可能であって、「ポジション1」では"135サイズ"での24mmレンズの画角をカバーする照射角となり、「ポジション2」では"135サイズ"での28mmレンズの画角をカバーする照射角となり、「ポジション3」では"135サイズ"での35mmレンズの画角をカバーする照射角となり、「ポジション4」では"135サイズ"での50mmレンズの画角をカバーする照射角となり、「ポジション5」では"135サイズ"での70mmレンズの画角をカバーする照射角となり、「ポジション6」では"135サイズ"での80mmレンズの画角をカバーする照射角となり、「ポジション7」では"135サイズ"での105mmレンズの画角をカバーする照射角となる場合に、基準アパーチャーサイズに応じた倍率とレンズの焦点距離の演算を行い、どの照射角のポジションを選択すれば良いかを決める。
これは、焦点距離×倍率の演算が135サイズのレンズ焦点距離の中間にきた場合、広角側を選択するようにする。
例えば、レンズの焦点距離が135サイズ基準で24mmが選択され、アパーチャーサイズ情報(倍率情報)が1.6倍の情報が送られると演算では38.4となり、135サイズ基準の35mmと135サイズ基準の50mmのズーム位置の中間にくるが、このときは広角側の35mmを選択する。
このように演算に基づいて、アパーチャーサイズ情報(倍率情報)と撮影レンズの焦点距離情報とに基づいて最適なストロボの照射角のポジションを選定することができる。
このとき、決定したストロボ照射角に対応するガイドナンバーに応じて連動距離範囲の表示を図2の105のようにバー表示等で表示しても良い。
[ステップS110] ストロボの照射角が上記ステップS109にて選定された照射角のポジションになるように照射角調整用モータ8を駆動する。
[ステップS111] 昇圧した電圧が発光素子5の発光に必要な電圧レベルにまで達したかどうかを判定し、発光素子5の発光に必要な電圧レベルにまで達していると判定した場合にはステップS112に進む。
上記ステップS111にて昇圧回路6が昇圧した電圧が発光素子5の発光に必要な電圧レベルにまで達していないと判定した場合には、ステップS118に進む。
[ステップS112] 充電完了信号を出力してストロボの発光準備ができたことをCCPU19に知らせる。
[ステップS113] CCPU19より発光開始用信号が出力されているかどうかをチェックし、発光開始用信号が出力されていなければステップS102に戻り、上述したステップを繰り返す。一方、発光開始用信号が出力されているならばステップS114へ進む。
[ステップS114] 不図示の発光開始用素子にトリガ信号を与えてストロボの発光を開始させる。
[ステップS115] CCPU19より発光停止用信号が出力されているかどうかをチェックし、発光停止用信号がまだ出力されていなければステップS116に進む。なお、上記ステップS115にて発光停止用信号を検出した場合は、ステップS117へ進む。
[ステップS116] ストロボが最大発光量まで発光したかどうかをチェックし、ストロボが最大発光量まで発光していない場合にはステップS115に戻り、上述したステップを繰り返す。一方、ストロボが最大発光量まで発光した場合にはステップS117へ進む。
[ステップS117] 不図示の発光停止用素子にトリガ信号を与えてストロボの発光を停止する。この後ステップS102へ戻り、上述したステップを繰り返す。
[ステップS118] 充電中であることを示す充電信号を出力してストロボの発光準備ができていないことをCCPU19に知らせる。
この後、ステップS102へ戻り、上述したステップを繰り返す。
上記第1の実施形態によれば、焦点距離と基準となるアパーチャーサイズとの倍率を示すカメラのアパーチャーサイズ情報をカメラからストロボ装置に送ることにより、ストロボ光の照射角の可変ステップ数が多くなっても、配光角に変換する演算が簡単にかつ高速に行われるため、従来のようなストロボ内の演算装置にて焦点距離と画像サイズから配光角に変換する過程が複雑になるといった欠点を改善することができる。
また、ストロボ光の照射角を焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報とに基づいてステップ的に可変とすることにより、上記特許文献2のような複雑な機構を必要とせず、ストロボ光の照射角の可変制御を簡略化し、高速に作動させることができる。
また、焦点距離と倍率の乗算値が基準となる焦点距離範囲の中間にある場合、照射角を広角側に設定することにより、上記特許文献4のような通信不良以外の場合に実際の演算値よりストロボ光の照射角が広角側になり、配光不足を解消できるといった効果がある。
また、焦点距離情報を表示する表示器を備えることで、撮影レンズの実際の焦点距離と相違しないことを視認でき、使用者に混乱を与えるなどの事態を回避できる。
[第2の実施形態]
以下に説明する第2の実施形態は、カメラから取得した撮影レンズの焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報とに基づいてストロボ光の照射光の照射角を制御する第1のモードと、焦点距離情報のみに基づいてストロボ光の照射角を制御する第2のモードの2つのモードをカスタムファンクション(CF)で撮影者が選択できるように構成したものである。
図6において、図5のフローチャートと同じ動作をするステップには同じ番号を付して説明を省略する。
図6において、図5のフローチャートと異なる部分は、ステップS106とステップS107の間にステップS119が付加されているところである。
[ステップS106] CCPU19から通信ラインSCを介してカメラのアパーチャーサイズ情報(倍率情報)が送信されているかどうかをチェックする。カメラのアパーチャーサイズ情報(倍率情報)が送信されていれば、ステップS119へ進む。なお、上記ステップS106にてカメラの画面サイズ情報が送信されていなかった場合には、ステップS107での処理を行わずにステップS109へ進む。
[ステップS119(制御手段)] カスタムファンクション(CF)が設定されているか否かを判別し、第1のモードが選択されていればステップS107へ、第2のモードが選択されていればステップS109へ進む。
その後、ステップS107以降の処理を実行する。
ここで、カスタムファンクションについて説明する。
ストロボ装置1の各種設定やモード状態を撮影者の好みに応じて記憶する方法で例えば前記2つのモードをカスタムファンクションで撮影者が選択できるようにする。
図2のストロボ装置1に備えられる表示器7の表示内容を示す図2の104のようにストロボ装置1の不図示のスイッチ操作部により、『CF1』を0にした時は第1の設定モード、『CF1』を1にした時は第2の設定モードにそれぞれ切り替え可能としたものである。この設定されたモードは電源をオフしても記憶しているメモリであるEEPROM10に記憶させる。なお、カスタムファンクションの設定は、EEPROM10に記憶させてもよいし、FPU9に内蔵されているEEPROMに記憶させてもよい。
なお、ステップS109の焦点距離演算の代わりに焦点距離情報と倍率情報の計算をあらかじめルックアップテーブルにすることにより、ストロボ照射角の可変ステップ数が少ない場合は、焦点距離と基準となるアパーチャーサイズとの倍率を示すカメラのアパーチャーサイズ情報をカメラからストロボ装置に送信させることで配光角に変換する演算をさらに簡略化することもできる。
つまり、ルックアップテーブルに基づいて、焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報を用いた演算値が予め求められているので、例えば、ストロボ照射角の可変ステップ数が少ない場合に、配光角に変換する演算がさらに簡単にかつ高速に行われ、従来のようなストロボ内の演算装置にて焦点距離と画像サイズから配光角に変換する過程が複雑になるといった欠点を解消できる。
上記第2の実施形態によれば、カメラから取得した焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報とに基づいてストロボ光の照射光の照射角を制御する第1の設定モードと、焦点距離情報のみに基づいてストロボ光の照射角を制御する第2の設定モードとを、カスタムファンクションとしてスイッチで選択することで、アパーチャーサイズ情報に対応したストロボの照射角と焦点距離情報のみに基づいたストロボ光の照射角のいずれかを撮影者が選択できる。
また、倍率が1倍以上なら自動的にアパーチャーサイズ情報に対応したレンズ焦点距離のズーム位置以上の広い配光角でストロボ装置を照射するよう設定するため、アパーチャーサイズに対して余裕のある配光を撮影者が選択できるという効果がある。また、撮影者が事前にアパーチャーサイズに対して余裕のある配光を選択したい場合でも自動で広角に設定されるため、上記特許文献3のように、レンズの焦点距離に応じて選択できるストロボ照射角を撮影者の操作前に設定する、つまり撮影者自身がマニュアルで配光角を変えなければならないという手間を省くことができる。
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した図3〜図6の各フローチャートの処理を実行する制御プログラムや各種テーブルが格納されることになる。これらのプログラムコードは、例えば、アップデート可能なファームウェアとしても提供可能である。
本発明に係る実施形態として適用したカメラ及びカメラに装着されるストロボ装置の概略機構及び回路ブロックを示す図である。 図1のストロボ装置に搭載された表示器の表示例を示す図である。 本実施形態のカメラ制御動作を示すフローチャートである。 図3の続きの動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態のストロボ制御動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態のストロボ制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ストロボ装置
2 カメラ
3 レンズ
5 発光素子
8 照射角調整用モータ
7 表示器
9 ストロボ制御用マイクロコンピュータ
19 カメラ制御用マイクロコンピュータ
23 レンズ制御用マイクロコンピュータ

Claims (11)

  1. ストロボ装置とカメラとを備えるカメラシステムであって、
    前記カメラは、
    前記ストロボ装置に対して撮影レンズの焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報とを出力する情報出力手段を有し、
    前記ストロボ装置は、
    ストロボ光の照射角を可変とする照射角可変手段と、
    前記カメラから前記焦点距離情報と前記アパーチャーサイズ情報を入力する情報入力手段と、
    前記焦点距離情報と前記アパーチャーサイズ情報とに基づいて前記ストロボ光の照射角を制御する制御手段とを有することを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記アパーチャーサイズ情報は、基準となるアパーチャーサイズとの倍率を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. ストロボ装置が装着可能なカメラであって、
    ストロボ装置の装着の有無を判断する判断手段と、
    ストロボ装置が装着されている場合、前記ストロボ装置に対して撮影レンズの焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報とを出力する情報出力手段とを具備することを特徴とするカメラ。
  4. 前記アパーチャーサイズ情報は、基準となるアパーチャーサイズとの倍率を示す情報であることを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
  5. カメラに装着可能なストロボ装置であって、
    ストロボ光の照射角を可変とする照射角可変手段と、
    装着したカメラから前記焦点距離情報と前記アパーチャーサイズ情報を入力する情報入力手段と、
    前記焦点距離情報と前記アパーチャーサイズ情報とに基づいて前記ストロボ光の照射角を制御する制御手段とを具備することを特徴とするストロボ装置。
  6. 前記焦点距離情報とアパーチャーサイズ情報とに基づいて前記制御手段によりストロボ光の照射光の照射角を制御する第1のモードと、前記焦点距離情報のみに基づいて前記制御手段によりストロボ光の照射角を制御する第2のモードとを切り換える切換手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のストロボ装置。
  7. 前記照射角可変手段は、前記ストロボ装置をステップ的に駆動することにより前記照射角を変更することを特徴とする請求項5又は6に記載のストロボ装置。
  8. 前記アパーチャーサイズ情報は、基準となるアパーチャーサイズとの倍率を示す情報であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  9. 前記制御手段は、焦点距離と倍率の乗算値が基準となる焦点距離範囲の中間にある場合、前記照射角を広角側に設定することを特徴とする請求項8に記載のストロボ装置。
  10. 前記焦点距離情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載のストロボ装置。
  11. 前記制御手段は、前記焦点距離情報と前記アパーチャーサイズ情報とに基づき照射角を予め決定したルックアップテーブルを有し、当該テーブルに基づいて前記照射角を制御することを特徴とする請求項5乃至10のいずれか1項に記載のストロボ装置。
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