JP2005283051A - ダンパー装置 - Google Patents

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JP2005283051A JP2004101725A JP2004101725A JP2005283051A JP 2005283051 A JP2005283051 A JP 2005283051A JP 2004101725 A JP2004101725 A JP 2004101725A JP 2004101725 A JP2004101725 A JP 2004101725A JP 2005283051 A JP2005283051 A JP 2005283051A
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Hidenori Kagamibuchi
英紀 鏡渕
Shin Yoshino
伸 吉野
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Abstract

【課題】 ダンパーのシールプレートがシール受け部材に当接してからダンパーを更に閉方向に作動しても大きな駆動トルクを必要としないダンパー装置を提供する。
【解決手段】 ダンパー枠体と、該ダンパー枠体内に配設されたシール受け部材と、ダンパー枠体内にシール受け部材と平行に配設され閉位置においてシール受け部材に当接するダンパーとを具備し、ダンパーがダンパー枠体に回転可能に支持された回転軸と、回転軸に中央部が取り付けられたダンパープレートと、該ダンパープレートの両端にそれぞれ基端部が取り付けられシール受け部材に当接するシールプレートとからなっているダンパー装置であって、シールプレートが超弾性合金によって形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、火力発電所や排熱回収ボイラー設備等の煙風道(ダクト)に配設されるダンパー装置に関する。
火力発電所や排熱回収ボイラー設備等の煙風道(ダクト)には、適正な通風が得られるように、また、必要に応じて通風を遮断することができるように各所にダンパー装置が配設されている。このダンパー装置としては、一般にダンパー枠体と、該ダンパー枠体内に配設されたシール受け部材と、ダンパー枠体内にシール受け部材と平行に配設され閉位置においてシール受け部材に当接する複数のダンパーとを具備する、所謂バタフライ式のダンパー装置が用いられている。そして、上記ダンパーは、ダンパー枠体に回転可能に支持された回転軸と、該回転軸に中央部が取り付けられたダンパープレートと、該ダンパープレートの両端にそれぞれ基端部が取り付けられ閉位置においてシール受け部材に当接するシールプレートとからなっている。このように構成されたダンパー装置は、ダンパーの回転軸がリンク機構からなるダンパー作動機構を介して電動モータ等の駆動源に連結されている。
しかるに、上記ダンパー作動機構を構成する各構成部材の製作誤差や連結部のガタは避けられず、従って、複数のダンパーの各シールプレートをシール受け部材に同時に当接させることは困難である。そのため、シール受け部材に最も早く当接したシールプレートを基準としてダンパー作動機構の閉作動を停止すると、他のダンパーのシールプレートとシール受け部材との間には隙間が発生し、ダンパー装置としての機能が低下する。一方、全てのシールプレートがシール受け部材に当接するまで各ダンパーを作動すると、シール受け部材に早く当接したシールプレートには過大な応力が発生し、シール受け部材が弾性域を越えて変形してしまったり、ダンパー作動機構の駆動源である電動モータ等の負荷が過大となって停止してしまったりする。これは、シールプレートを形成するステンレス鋼板等は、ヤング率が大きく弾性域が狭いことが原因といえる。
上述した問題を解消するために、上記ダンパープレートの先端に上記シールプレートをシール受け部材に接する方向に進退調整するねじ式の調整手段を配設したダンパー装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
実開平4−25947号公報
而して、実開平4−25947号公報に開示されたダンパー装置は、シールプレートを閉位置においてシール受け部材に当接するようにねじ式調整手段のねじを作動して調整する必要があり、しかもこの調整作業は作業者が煙風道(ダクト)内に入って行うため、相当の時間を要する。また、シールプレートはステンレス鋼板等の弾性部材によって形成されているが、経年変化によって上記隙間が生じ易く、弾性部材の弾性範囲では上記調整頻度がかなり多くなる。しかるに、調整作業は上述したように作業者が煙風道(ダクト)内に入って行うため相当の時間を要するので、上記調整を頻繁に実施できないのが実情である。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その主たる技術課題は、ダンパーのシールプレートがシール受け部材に当接してからダンパーを更に閉方向に作動しても大きな駆動トルクを必要としないダンパー装置を提供することにある。
上記技術課題を解決するために、本発明によれば、ダンパー枠体と、該ダンパー枠体内に配設されたシール受け部材と、該ダンパー枠体内に該シール受け部材と平行に配設され閉位置において該シール受け部材に当接するダンパーとを具備し、該ダンパーが該ダンパー枠体に回転可能に支持された回転軸と、該回転軸に中央部が取り付けられたダンパープレートと、該ダンパープレートの両端にそれぞれ基端部が取り付けられ該シール受け部材に当接するシールプレートとからなっているダンパー装置において、
該シールプレートが超弾性合金によって形成されている、
ことを特徴とするダンパー装置が提供される。
本発明によるダンパー装置は、ダンパーのシールプレートは超弾性合金によって形成されているので弾性域が広いため、大きな力をかけなくても大きく変形させることができる。従って、シールプレートがシール受け部材に当接してからダンパーを更に閉方向に作動しても大きな駆動トルクを必要としないので、電動モータ等の駆動源に不要な負荷をかけることがない。また、超弾性合金は弾性を維持できる歪み範囲が広いので、ダンパーの閉時にシールプレートに多少大きな変形は生じても、ダンパーを開作動すると元の形状に回復して機能を維持することができる。
以下、本発明に従って構成されたダンパー装置の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には本発明に従って構成されたダンパー装置の断面図が示されており、図2には図1に示すダンパー装置の要部拡大図が示されており、図3には図1に示すダンパー装置の要部平面図が示されている。
図1および図2に示すダンパー装置は、ダンパー枠体2と、該ダンパー枠体2内に配設されたシール受け部材3、3と、ダンパー4、4、4と、該ダンパー4、4、4を作動せしめるダンパー作動機構5とを具備している。ダンパー枠体2は横断面が矩形に形成され、両端にそれぞれ取付けフランジ21、21が設けられており、この取付けフランジ21、21に図示しない煙風道(ダクト)がそれぞれ接続される。上記シール受け部材3、3は管状部材からなり、互いに平行に配設され、その両端部が上記ダンパー枠体2の側壁に取り付けられている。
上記ダンパー4、4、4は、それぞれ回転軸41と、該回転軸41に中央部が取り付けられたダンパープレート42と、該ダンパープレート42の両端にそれぞれ基端部が取り付けられたシールプレート43、43とからなっている。回転軸41は、上記シール受け部材3と3の中間位置およびシール受け部材3とダンパー枠体2の側壁との中間位置に上記シール受け部材3と平行に配設され、その両端部が上記ダンパー枠体2の側壁に回転可能に支持されている。上記ダンパープレート42は、図示の実施形態においては2枚のプレート421、422とからなっており、下側のプレート421の上面に上側のプレート422の両端が溶接等の固着手段によって固着されている。上記シールプレート43、43は、超弾性チタン−ニッケル合金からなる板材によって形成されており、それぞれ基端部が上記ダンパープレート42を構成する下側のプレート421の両端部にボルト、ナット等の固定手段44によって取り付けられている。なお、シールプレート43は、図示の実施形態においては図3に示すように4個に分割して形成されている。
上記ダンパー作動機構5は、上記ダンパー4、4、4の回転軸41、41、41に一端部がそれぞれ取り付けられた作動レバー511、512、513と、作動レバー511の他端部と作動レバー512の他端部とを連結する連結リンク521と、作動レバー512の他端部と作動レバー513の他端部とを連結する連結リンク522と、作動レバー513の他端部に連結された作動リンク523とからなるリンク機構によって構成されている。そして、作動リンク523が図示しない電動モータ等の駆動源に取り付けられた往復動変換機構に連結される。従って、このように構成されたダンパー作動機構5は、図1において実線で示す閉位置から作動リンク523を矢印Aで示す方向に作動すると、作動レバー513、512、511が図1において2点鎖線で示す位置に作動せしめられる。この結果、各作動レバー511、512、513が取り付けられている回転軸41、41、41がそれぞれ図1において時計方向に所定角度回動され、ダンパー4、4、4は図1において2点鎖線で示す開位置に位置付けられる。一方、図1において2点鎖線で示す状態から作動リンク523を矢印Bで示す方向に作動すると、作動レバー513、512、511が図1において実線で示す位置に作動せしめられる。この結果、各作動レバー511、512、513が取り付けられている回転軸41、41、41がそれぞれ図1において半時計方向に所定角度回動され、ダンパー4、4、4は図1において実線で示す閉位置に位置付けられる。
上述したダンパー4、4、4を閉位置に位置付けられた状態においては、ダンパー4、4、4を構成する各シールプレート43、43がシール受け部材3、3に当接される。このダンパー4、4、4を閉位置へ作動する際には、各シールプレート43をシール受け部材3、3に同時に当接させることは困難である。即ち、上記リンク機構からなるダンパー作動機構5を構成する各構成部材の製作誤差や連結部のガタは避けられず、従って、ダンパー4、4、4の各シールプレート43をシール受け部材3、3に同時に当接させることは困難である。しかるに、図示の実施形態においては、シールプレート43が上述したように超弾性合金によって形成されているので、シール受け部材3、3に早く当接したシールプレート43は容易に変形するため、ダンパー作動機構5の駆動源に過大な負荷を与えることなく全てのシールプレート43がシール受け部材3、3に当接するまで作動することができる。
図3は、超弾性合金の歪みと応力の特性線図であり、横軸が歪みで縦軸が応力を表している。図3から判るように、一般に超弾性合金は歪み量が約8%までは応力が増大しない領域が存在する。従って、上記ダンパー4、4、4の各シールプレート43を超弾性合金によって形成することにとり、ダンパー4、4、4を閉位置へ作動する際に最初にシール受け部材3、3に当接したシールプレート43が約8%変形するまでの間に他のシールプレート43がシール受け部材3、3に当接することにより、ダンパー作動機構5の駆動源にかかる負荷増加は小さい。即ち、ダンパー作動機構5を構成する各構成部材の製作誤差や連結部のガタに基づくバラツキは、シールプレート43が約8%変形する間に十分に吸収することができる範囲であるため、全てのシールプレート43がシール受け部材3、3に当接するまでダンパー作動機構5を作動しても、ダンパー作動機構5の駆動源にかかる負荷増加は小さいことになる。
一方、上述したようにダンパー4、4、4が閉位置に位置付けられた状態からダンパー4、4、4を開作動すると、超弾性合金によって形成されたシールプレート43は元の形状に回復して機能が維持される。即ち、シールプレート43を形成する超弾性合金は上述したように弾性を維持できる歪み範囲が広いので、ダンパー4、4、4の閉時にシールプレート43に多少大きな変形が生じても、ダンパーを開作動すると元の形状に回復して機能を維持することができる。
本発明によって構成されたダンパー装置の一実施形態を示す断面図。 図1に示すダンパー装置の要部拡大図。 図1に示すダンパー装置の要部平面図。 超弾性合金の歪みと応力の特性線図。
符号の説明
2:ダンパー枠体
21:取付けフランジ
3:シール受け部材
4:ダンパー
41:回転軸
42:ダンパープレート
43:シールプレート
5:ダンパー作動機構
511、512、513:作動レバー
521、522、:連結リンク
523:作動リンク

Claims (1)

  1. ダンパー枠体と、該ダンパー枠体内に配設されたシール受け部材と、該ダンパー枠体内に該シール受け部材と平行に配設され閉位置において該シール受け部材に当接するダンパーとを具備し、該ダンパーが該ダンパー枠体に回転可能に支持された回転軸と、該回転軸に中央部が取り付けられたダンパープレートと、該ダンパープレートの両端にそれぞれ基端部が取り付けられ該シール受け部材に当接するシールプレートとからなっているダンパー装置において、
    該シールプレートが超弾性合金によって形成されている、
    ことを特徴とするダンパー装置。
JP2004101725A 2004-03-31 2004-03-31 ダンパー装置 Withdrawn JP2005283051A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105042619A (zh) * 2015-08-25 2015-11-11 常州联合锅炉容器有限公司 压差调节风门
JP2017087886A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 エム.ティー.コリア カンパニー,リミテッド 船舶用ハッチ換気装置

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