JP2005282729A - アキュムレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ベローズ7に対するバックアップフルードの流出を抑える内外二重のシール機構21,26を有するアキュムレータにおいて、シール機構21,26の耐久性を向上させる。
【解決手段】圧力流入口18を有するハウジング2の内部をベローズ7およびベローズキャップ8を有する作動部材6によって圧力封入室9と圧力流入室10とに区画し、アキュムレータを接続するシステム側の圧力が低下したときに圧力流入室10内のバックアップフルードが流出してベローズ7が破損するのを抑える内外二重のシール機構21,26を設けたアキュムレータにおいて、外周側のシール機構26を、ハウジング2の内面に設けたメタル製の被当接部位27aにベローズキャップ8に設けたメタル製の当接部位8aが当接することによりバックアップフルードをシールするメタルシールとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓄圧装置または脈圧減衰装置等として用いられるアキュムレータに関するものである。
従来から、図13に示すように、圧力流入口53を有するハウジング52の内部をベローズ55およびベローズキャップ56を有する作動部材54によって所定の圧力を封入した圧力封入室57と圧力流入口53に連通する圧力流入室58とに区画し、当該アキュムレータ51を接続するシステム(図示せず)側の圧力が低下したときに圧力流入室58内のバックアップフルード(図示せず)が流出してベローズ55がその内外圧力差により破損するのを抑えるシール機構59を設けたアキュムレータ51が知られており(特許文献1の図1参照)、また図14に示すように、シール機構59が破損したりシール機構59に異物が噛み込まれたりしてシール機能が喪失される場合に備えて、シール機構を符号59A,59Bで示す内外二重構造としたアキュムレータ51が知られている(同じく特許文献1の図2参照)。
しかしながら、上記従来技術によると、図13の場合も図14の場合も、シール機構59,59A,59Bが何れもゴム状弾性材製のシール部材60を有するゴムシールによって構成されているために、その材質上の特性から比較的早く疲労したり、あるいは異物の噛み込み等により損耗したりする不都合がある。
特開2000−249101号公報
本発明は以上の点に鑑みて、ベローズに対するバックアップフルードの流出を抑える内外二重のシール機構を有するアキュムレータにおいて、シール機構の耐久性を向上させることができるアキュムレータを提供することを目的とする。
またこれに加えて、メタルシールにてバックアップフルードをシールする場合であっても、火災等異常高温発生時にメタルシールの円周上一部が溶融してこの溶融部からバックアップフルードを流出させることができ、封入圧の上昇によるベローズの破損後はベローズ内の封入圧(封入ガス)もこの溶融部から排出することができ、もって封入圧の上昇によりハウジングが破損するのを防止することができるアキュムレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるアキュムレータは、圧力流入口を有するハウジングの内部をベローズおよびベローズキャップを有する作動部材によって所定の圧力を封入した圧力封入室と前記圧力流入口に連通する圧力流入室とに区画し、アキュムレータを接続するシステム側の圧力が低下したときに前記圧力流入室内のバックアップフルードが流出して前記ベローズが破損するのを抑える内外二重のシール機構を設けたアキュムレータにおいて、外周側のシール機構を、前記ハウジングの内面に設けたメタル製の被当接部位に前記ベローズキャップに設けたメタル製の当接部位が当接することにより前記バックアップフルードをシールするメタルシールとしたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2によるアキュムレータは、上記した請求項1のアキュムレータにおいて、外周側のシール機構は、シェルとともにハウジングを構成するメタル製のオイルポートに同じくメタル製のベローズキャップが当接することによりバックアップフルードをシールすることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3によるアキュムレータは、上記した請求項1のアキュムレータにおいて、被当接部位の円周上一部または当接部位の円周上一部に、火災等異常高温発生時に規定温度にて溶融する溶融部材を配置したことを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明の請求項1または2によるアキュムレータによれば、内外二重のシール機構のうち外周側のシール機構がメタル同士を接触させるメタルシールとされているために、その材質上の特性から疲労しにくく損耗しにくい特徴を有している。したがって、所期の目的どおり、バックアップフルードの流出を抑える内外二重のシール機構の耐久性を向上させることができるアキュムレータを提供することができる。
但し、このように外周側のシール機構をメタルシールとすると、火災等が発生してもメタルシールは容易に溶融しないことから、メタルシールはバックアップフルードを保持し続ける。したがってこの状態で、温度の上昇とともにベローズ内の封入圧が上昇してベローズが膨張すると、ハウジング全体の内圧が上昇してハウジングが破損することがある。そこで、本発明の請求項3によるアキュムレータでは、被当接部位の円周上一部または当接部位の円周上一部に規定温度にて溶融する溶融部材を配置することにより、火災等が発生したときにこの溶融部材を溶融させることにした。すなわち、火災等が発生してその高熱により溶融部材が溶融すると、メタルシールがシール機能を喪失し、この状態で温度上昇とともにベローズ内の封入圧が上昇してベローズが膨張すると、バックアップフルードを圧力流入口から外部へ放出することが可能となる。また万一、ベローズが膨張により破損しても、封入圧を圧力流入口から外部へ放出することが可能となる。したがって何れの場合も、被当接部位または当接部位の円周上一部に溶融部材を配置すれば、この溶融部材が溶融したときに圧力解放流路が形成されるため、ハウジングが破損するのを未然に防止することができる。
尚、本件出願には、以下の実施形態が含まれる。
請求項1および2関連・・・
(1)金属ベローズ型アキュムレータのシール失効時にメタルシールによりバックアップフルードの流出を防止する。
(2)金属ベローズ型アキュムレータにおけるリップシール破損またはコンタミ挟み込み等によるシール失効時にバックアップフルードの流出を抑制するために、ベローズキャップとオイルポートによるメタルシール機構を構成する。
(3)リップシール欠損時のバックアップフルード流出によるベローズプロフィル変化を軽減するため、ベローズキャップのストッパとなるオイルポート端面にてメタルシールを行なう。
(4)シール材を設置することなくベローズキャップとオイルポート端面にてメタルシールを行ない、バックアップフルードの流出を防止または抑制する。
(5)オイルポート端面に傾斜を設け、ベローズキャップ当接部をR形状とすることによりメタルシール性を向上させる。
(6)オイルポートに凸部を設置し、当該部でメタルシールすることによりシール性を向上させる。凸部はR形状でも角形状でも良い。相手面はテーパ面としても良い。
(7)ベローズキャップに凸部を設置し、当該部でメタルシールすることによりシール性を向上させる。凸部はR形状でも角形状でも良い。相手面はテーパ面としても良い。
請求項3関連・・・
(8)規定温度で溶融する金属をメタルシール部に設置する。
(9)火災時、リップシールは炭化しシールは失効するが、メタルシールによりバックアップフルードは保持され、温度上昇とともに封入ガス圧が上昇し、シェルが破損する。そこでこれを防止すべく、火災時、規定温度に達すると溶融する金属(共晶金属等)または樹脂材等をオイルポート端部シール面に設置し、その溶融温度でメタルシールを失効させ、バックアップフルード排出後ベローズが封入ガス圧で膨張し、内部ガスをオイルポート穴より外部へ排出させる。尚、溶融温度は、他構成部品か強度低下する温度より低い温度とし、またリップシール(ゴム)が炭化する温度以下とする。更に、本機構はベローズキャップ側に設けても良い。このようにすれば火災時、温度上昇によりガス圧が上昇しても、ガスはオイルポート側より排出され、シェルは封入ガス圧上昇により破損しない。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係るアキュムレータ1の縦断面を示している。また、図2はその要部拡大断面を示しており、更に図3は図2におけるA部拡大図を示している。尚、当該実施例は、本願の請求項1に係る発明および請求項2に係る発明についての共通の実施例である。
当該実施例に係るアキュムレータ1は金属ベローズ型アキュムレータであって、以下のように構成されている。
すなわち先ず、略円筒状を呈するシェル3の両端部にガスエンドカバー4およびオイルポート(広義のオイルポート)5が固定(溶接)されて、これらによってハウジング2が設けられており、このハウジング2の内部に、ベローズ7およびベローズキャップ8を備えた作動部材6が収容されている。ガスエンドカバー4はシェル3に対して一体に成形されたものであっても良く、オイルポート5もシェル3に対して一体に成形されたものであっても良い。シェル3、ガスエンドカバー4、オイルポート5およびベローズキャップ8はそれぞれ所定の金属材料によって成形されている。
上記ベローズ7は、その一端部(固定端部)をガスエンドカバー4に固定(溶接)されるとともに他端部(遊動端部)をベローズキャップ8に固定(溶接)されており、よってこのベローズ7およびベローズキャップ8よりなる作動部材6によってハウジング2の内部が作動部材6の内側の圧力封入室(ガス室)9と外側の圧力流入室(フルード室)10とに区分けされている。ベローズ7の他端部外周には、ベローズ7がシェル3の内周面に対してかじることがないよう、シェル3の内周面に摺動自在に接触する制振リング11が取り付けられている。ベローズ7には、電着ベローズ、成形ベローズまたは溶接ベローズ等よりなる金属ベローズが用いられるが、アキュムレータ1の仕様や用途等によっては、その他の材質のベローズを用いることも可能である。ベローズキャップ8はベローズ7に対して一体に成形されたものであっても良い。また、ベローズ7はその一端部がガスエンドカバー4の外周縁部に設けられた内向きフランジ部4aに固定されているが、このフランジ部4aに代えてここに環状の取付部材(図示せず)が固定される場合には、この取付部材に対してベローズ7の一端部が固定される。
上記ハウジング2の一部を構成するガスエンドカバー4に、圧力封入室9にガスを注入するためのガス注入口12が設けられており、この注入口12に、これを閉塞するためのガスプラグ13が取り付けられて六角ナット14により覆われている。したがって、ガスプラグ13および六角ナット14を固定する前に注入口12から圧力封入室9に所定圧力のガスを注入し、注入後にガスプラグ13および六角ナット14を固定(共に溶接)することにより、所定圧力のガスを圧力封入室9に封入する。封入するガスの種類としては、窒素ガス等が好適である。尚、圧力封入室9の内部であってガスエンドカバー4の内側には、圧力封入室9の容積を調整するためのスペーサー15が組み込まれている。
また、同じくハウジング2の一部を構成するオイルポート5に、当該アキュムレータ1を図示しない油圧システム側の圧力配管等に接続するためのねじ部17を備えた筒状の取付部16が設けられており、この取付部16に、配管側の圧力流体を圧力流入室10に導入するための圧力流入口(狭義のオイルポート)18が設けられている。したがって、当該アキュムレータ1を取付部16において配管側に接続し、この配管側の圧力を圧力流入口18から圧力流入室10に導入する。
また、当該実施例に係るアキュムレータ1には、以下のように構成された内外二重構造のシール機構21,26が設けられている。このシール機構21,26は、当該アキュムレータ1を接続する油圧システム側の圧力が極端に低下したときに圧力流入室10内のバックアップフルード(図示せず、ブレーキオイル等圧油の一部)がアキュムレータ1外部へ流出してベローズ7がその内外圧力差により破損するのを防止するために設けられている。
すなわち先ず、オイルポート5の内面(上面)に環状凹部状のシール装着部22が設けられて、このシール装着部22にゴム状弾性材製のシール部材であるリップシール23が装着されている。また、このシール装着部22の内周側であってシール装着部22と圧力流入口18との間に環状凹部状のホルダ装着部24が設けられ、このホルダ装着部24に断面略L字形の金属環よりなるシールホルダ25が装着(溶接)されている。ゴム状弾性材製のリップシール23は、基部23aの一端(上端)に外向きのシールリップ23bを一体成形したものであって、ベローズ7の伸張によりベローズキャップ8が下降して来ると、ベローズキャップ8がその端面(下面)をもってシールリップ23bに当接し、バックアップフルードをシールする。したがって、リップシール23とベローズキャップ8との組み合わせにより内周側のシール機構21が構成されており、この内周側のシール機構21は、組み合わせ片方のリップシール23がゴム製であることから、ゴムシールとされている。
また、オイルポート5の内面におけるシール装着部22の外周側に環状突起状のストッパ部27が設けられており、ベローズ7の伸張によりベローズキャップ8が下降して来ると、ベローズキャップ8がその端面をもってストッパ部27の端面(上面)に当接し、バックアップフルードをシールする。したがって、ストッパ部27を設けたオイルポート5とベローズキャップ8との組み合わせにより外周側のシール機構26が構成されており、この外周側のシール機構26は、組み合わせ双方の部品が金属製であることから、メタルシールとされている。
ストッパ部27の端面は、漏斗面状のテーパ状に形成されており、このテーパ状に形成されたストッパ部27の端面が外周側シール機構26の被当接部位27aとされている。また、ベローズキャップ8の端面外周縁部には全周に亙って断面円弧形の丸み(アール)が付けられており、この丸みを付けられたベローズキャップ8の端面外周縁部が外周側シール機構26の当接部位8aとされている。したがって、オイルポート5およびベローズキャップ8は、この被当接部位27aおよび当接部位8aの組み合わせをもって全周に亙って線接触し易くかつ接触面圧を高く設定されることから、メタルシールでありながら、優れたシール性を発揮することができる。ベローズキャップ8端面の当接部位8aには、上記丸みに代えて、図4および図5に示すような環状の突起(凸部)8bを設けても良い。突起8bの断面形状にはやはり丸みが付けられている。
上記構成のアキュムレータ1によれば、内外二重のシール機構21,26によってバックアップフルードの流出が防止されるために、ベローズ7がその内外圧力差によって破損するのを未然に防止することができる。また、内外二重のシール機構21,26のうち外周側のシール機構26がメタル同士を接触させるメタルシールとされているために、その材質上の特性から疲労しにくく、異物の噛み込み等があっても損耗しにくい特徴を有している。したがって、所期の目的どおり、バックアップフルードの流出を抑える内外二重のシール機構21,26の耐久性を向上させたアキュムレータ1を提供することができる。
尚、外周側のシール機構26における被当接部位27aを形成するストッパ部27は、これにベローズキャップ8が当接することによりベローズ7の伸張を停止させるストッパとして機能する部位でもあり、このストッパ機能を果たすうえでは、図6に示すように、ストッパ部27の端面は平面状に形成されていれば良く、当接部位8aを形成するベローズキャップ8の端面も平面状に形成されていれば良い。このようにストッパ部27の端面およびベローズキャップ8の端面が共に平面状に形成されている場合でも各端面が平滑に形成されて両面当接時にバックアップフルードをシールすることができれば本発明の目的を達成することができるので、当該構造は本発明の技術的範疇に含まれる。
また、両端面は以下のような形状であっても良い。
(1)図7に示すように、ストッパ部27の端面に環状の突起(凸部)27bを設け、この突起27bに対して平面状に形成したベローズキャップ8の端面を当接させる。図では、突起27bの断面形状を角形状(三角形状)としたが、図8に示すようにアール形状(円弧形状)としても良く、その断面形状は特に限定されない。また、ベローズキャップ8の端面をテーパ面としても良い。
(2)図9に示すように、ベローズキャップ8の端面に環状の突起(凸部)8cを設け、この突起8cを平面状に形成したストッパ部27の端面に対して当接させる。図では、突起8cの断面形状を角形状(三角形状)としたが、図10に示すように、アール形状(円弧形状)としても良く、その断面形状は特に限定されない。また、ストッパ部27の端面をテーパ面としても良い。
つぎに、本願の請求項3に係る発明についての実施例を説明すると、図11に示すアキュムレータ1は、上記図1ないし図3のアキュムレータ1と同一の構成を有し、更に以下の構成を有している。
すなわち、ハウジング2側の被当接部位27aであるオイルポート5におけるストッパ部27の端面であってその円周上の一部に、火災等の異常高温発生時に所定の温度にて溶融する金属(共晶金属等)または樹脂等よりなる溶融部材30がストッパ部27の端面に対して面一状に配置されており、この溶融部材30が火災等の高熱により溶融すると、ストッパ部27の端面に、ストッパ部27の外周側(圧力流入室10側)および内周側(圧力流入口18側)を連通する溝状の流路が現われるように構成されている。すなわち、被当接部位27aであるストッパ部27の端面であってその円周上の一部に、ストッパ部27の外周側(圧力流入室10側)および内周側(圧力流入口18側)を連通する溝部31が形成されており、この溝部31を暫時埋めるべく、火災等の異常高温発生時に所定の温度にて溶融する金属(共晶金属等)または樹脂等よりなる溶融部材30がストッパ部27の端面に対して面一状に埋設されている。溶融部材30が溶融する温度は、オイルポート5やベローズキャップ8等の他部品が強度低下する温度よりも低い温度とし、また、ゴム状弾性材製のリップシール23が炭化する温度以下とする。
上記構成を追加したアキュムレータ1においては、被当接部位27aを構成するストッパ部27の端面に溝部31が設けられてこの溝部31に所定の温度にて溶融する金属または樹脂等の溶融部材30が配置されているために、火災等が発生すると溶融部材30が溶融して溝部31による流路が現われる。流路が現われると、ベローズキャップ8がストッパ部27の端面に当接していてもメタルシールのシール機能が喪失され、この状態で温度の上昇とともにベローズ7内の封入ガス圧が上昇してベローズ7が膨張すると、これに押されて圧力流入室10内のバックアップフルードが流路(溝部31)を経由して圧力流入口18から外部へ放出される。また万一、ベローズ7が膨張により破損しても、封入ガスは流路(溝部31)を経由して圧力流入口18から外部へ放出される。したがって何れの場合も、溶融部材30の溶融により上記流路による圧力逃がし経路が形成されることから、高圧を外部へ逃がすことができ、よって高圧によりハウジング2が破損するのを防止することができる。
尚、図12に示すように、溶接部材30および溝部31は、当接部位8aを構成するベローズキャップ8側に配置しても良い。また、図4ないし図10に示した何れかのアキュムレータ1に対して当該構造を追加することにしても良い。
本発明の実施例に係るアキュムレータの断面図 同アキュムレータの要部拡大断面図 図2におけるA部拡大図 本発明の他の実施例に係るアキュムレータの要部断面図 図4におけるB部拡大図 本発明の他の実施例に係るアキュムレータの要部断面図 本発明の他の実施例に係るアキュムレータの要部断面図 本発明の他の実施例に係るアキュムレータの要部断面図 本発明の他の実施例に係るアキュムレータの要部断面図 本発明の他の実施例に係るアキュムレータの要部断面図 本発明の他の実施例に係るアキュムレータの要部断面図 本発明の他の実施例に係るアキュムレータの要部断面図 従来例に係るアキュムレータの断面図 他の従来例に係るアキュムレータの要部断面図
符号の説明
1 アキュムレータ
2 ハウジング
3 シェル
4 ガスエンドカバー
5 オイルポート
6 作動部材
7 ベローズ
8 ベローズキャップ
8a 当接部位
8b,8c,27b 突起
9 圧力封入室
10 圧力流入室
11 制振リング
12 ガス注入口
13 ガスプラグ
14 六角ナット
15 スペーサー
16 取付部
17 ねじ部
18 圧力流入口
21 内周側のシール機構
22 シール装着部
23 リップシール(シール部材)
23a 基部
23b シールリップ
24 ホルダ装着部
25 シールホルダ
26 外周側のシール機構
27 ストッパ部
27a 被当接部位
30 溶融部材
31 溝部

Claims (3)

  1. 圧力流入口(18)を有するハウジング(2)の内部をベローズ(7)およびベローズキャップ(8)を有する作動部材(6)によって所定の圧力を封入した圧力封入室(9)と前記圧力流入口(18)に連通する圧力流入室(10)とに区画し、アキュムレータ(1)を接続するシステム側の圧力が低下したときに前記圧力流入室(10)内のバックアップフルードが流出して前記ベローズ(7)が破損するのを抑える内外二重のシール機構(21)(26)を設けたアキュムレータ(1)において、
    外周側のシール機構(26)を、前記ハウジング(2)の内面に設けたメタル製の被当接部位(27a)に前記ベローズキャップ(8)に設けたメタル製の当接部位(8a)が当接することにより前記バックアップフルードをシールするメタルシールとしたことを特徴とするアキュムレータ。
  2. 請求項1のアキュムレータにおいて、
    外周側のシール機構(26)は、シェル(3)とともにハウジング(2)を構成するメタル製のオイルポート(5)に同じくメタル製のベローズキャップ(8)が当接することによりバックアップフルードをシールすることを特徴とするアキュムレータ。
  3. 請求項1のアキュムレータにおいて、
    被当接部位(27a)の円周上一部または当接部位(8a)の円周上一部に、火災等異常高温発生時に規定温度にて溶融する溶融部材(30)を配置したことを特徴とするアキュムレータ。
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