JP2005282198A - 外壁施工構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】四方合決り接合しつつ金属下地組に留め付けられた外壁板の横ずれを防止することができ、施工コストが低く、施工容易な外壁施工構造を提供すること。
【解決手段】複数の金属胴縁3によって構築された金属下地組2に、上部下実、下部上実、横下実、及び横上実を有する外壁板4を四方合決り接合しつつ留め付けてなる外壁施工構造1。外壁板4は留め付け金具5により金属下地組2に留め付けられている。留め付け金具5は、下側の外壁板4の上端部を下板係止部54により係止し、上側の外壁板4の下端部を支承部52により支承すると共に上板係止部53により係止することにより、外壁板4を金属下地組2に留め付けている。外壁板4の上下左右接合部には横ずれ防止金具6を配設してある。横ずれ防止金具6は固定板部61と当接板部62とを有し、当接板部62を外壁板4の側端面に当接させつつ固定板部61を金属下地組2に固定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属下地組に四方合決り構造の外壁板を留め付けてなる外壁施工構造に関する。
従来より、図26、図27に示すごとく、上部下実411、下部上実421、横下実431、及び横上実441を有する複数の外壁板4を四方合決り接合しつつ、構造躯体92に留め付けてなる外壁施工構造9がある(特許文献1の「従来技術」参照)。
該外壁施工構造9においては、上下左右の外壁板4の四方合決り接合部48に配置した留め付け金具95によって、外壁板4を構造躯体92に留め付けている。
しかし、上記留め付け金具95は、外壁板4の上端部及び下端部を係止しているが、外壁板4の左右方向の移動については、特に規制することができない。そのため、外壁板4が左右にずれることにより、外壁施工構造9の外観意匠性が低下したり、左右の外壁板4同士の間に隙間ができて雨水の浸入を招いたりするおそれがある。
そこで、外壁板4の横ずれを防止する横ずれ防止手段を、留め付け金具に設けたり、該留め付け金具と重ねて用いるシール金具に設けたりする技術が開示されている(特許文献1、2参照)。
しかしながら、上記従来の技術は、一つの金具に留め付け機能や漏水防止機能と共に、横ずれ防止機能まで付加しようとするものであり、金具の形状が複雑となり、製造コストが高くなるという問題がある。
また、各機能を充分に発揮できるように金具(留め付け金具やシール金具等)を適切な位置に配設する必要があるため、必ずしも施工が容易であるとはいえない場合もある。
また、複数の金属胴縁によって構築された金属下地組に、複数の外壁板を留め付けてなる外壁施工構造については、特許文献3、4に開示されている。しかし、該外壁施工構造においては、四方合決り構造の外壁板の横ずれを防止する手段を特に備えていない。
特許第3444275号公報 特許第3381713号公報 特開2003−129638号公報 特開2003−213885号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、四方合決り接合しつつ金属下地組に留め付けられた外壁板の横ずれを防止することができ、施工コストが低く、施工容易な外壁施工構造を提供しようとするものである。
本発明は、複数の金属胴縁によって構築された金属下地組に、上部下実、下部上実、横下実、及び横上実を有する複数の外壁板を四方合決り接合しつつ留め付けてなる外壁施工構造であって、
上記外壁板は、該外壁板の上端部及び下端部に配した留め付け金具によって上記金属下地組に留め付けられており、
上記留め付け金具は、上記金属胴縁への固定面を構成する基板部と、該基板部から前方に立設された支承部と、該支承部から斜め上方へ屈曲した上板係止部と、上記支承部から斜め下方へ屈曲した下板係止部とを有し、下側に配された上記外壁板の上端部を上記下板係止部によって係止し、上側に配された上記外壁板の下端部を上記支承部によって支承すると共に上記上板係止部によって係止することにより、上記外壁板を上記金属下地組に留め付けており、
4枚の上記外壁板の上下左右接合部には、上記外壁板の横ずれを防止する横ずれ防止金具を配設してあり、該横ずれ防止金具は、平板状の固定板部と、該固定板部に対して略直角に立設された当接板部とを有し、該当接板部を上記外壁板の側端面に当接させつつ上記固定板部を上記金属下地組に固定していることを特徴とする外壁施工構造にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記外壁施工構造は、上記横ずれ防止金具を上述のごとく配設してある。そのため、上記外壁板が左右方向へずれることを防ぐことができる。
また、上記外壁施工構造は、上記留め付け金具とは別部材として、上記横ずれ防止金具を配設してなる。そのため、上記留め付け金具及び上記横ずれ防止金具の個々の形状を簡素化することができ、製作コストを低減することができる。これにより、外壁施工構造全体としても、施工コストを低減することができる。
即ち、上記留め付け金具は、外壁板を金属下地組に留め付ける役割を果たし、上記横ずれ防止金具は、外壁板の横ずれを防止する役割を果たせばよく、各部材が上記の両方の役割を果たす必要がない。そのため、各部材を特に複雑に構成する必要がなくなり、コスト低減につながる。
また、このように、一つの部材に多くの機能を持たせることをしないので、施工時における配設位置等の配設態様の自由度が比較的高くなり、施工が容易となる。
以上のごとく、本発明によれば、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、四方合決り接合しつつ金属下地組に留め付けられた外壁板の横ずれを防止することができ、施工コストが低く、施工容易な外壁施工構造を提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記外壁施工構造は、新築用、リフォーム用のいずれにも用いることができる。後者の場合、金属胴縁は、既存モルタル壁や既存サイディング壁等の既存壁を介して構造躯体に固定されるものであってもよいし、ALC壁やRC壁のような外壁板保持能力を有する既存壁に直接固定されるものであってもよい。
上記外壁板としては、例えば窯業系外壁板等を用いることができる。
また、上記横ずれ防止金具は、上記固定板部よりも前方において該固定板部に略平行に配された前方平板部を設けてなると共に、該前方平板部の左右端における前面には弾性部材が配されており、上記前方平板部は上側の上記外壁板の横下実の下端部と下側の上記外壁板の横下実の上端部との突合せ部分を前方から覆うように配されていると共に、上記弾性部材を上側の上記外壁板の下部上実の裏側面に密着させていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、外壁板の上下左右接合部からの雨水の浸入を防止することができる。
即ち、上記前方平板部と上記2つの弾性部材と上記外壁板の下部上実との間に通水路が形成される。これにより、上記横ずれ防止金具の上側の2枚の外壁板の間の接合隙間部を伝って落下する雨水は、外壁板の上下左右接合部において、上記通水路を通り、更に、下側の2枚の外壁板の間の接合隙間部を伝って下方へ流下する。
また、上記上下左右接合部において、左右方向へ移動しようとする雨水は上記弾性部材により堰き止められ、雨水が外壁施工構造の内部にまで浸入することがない。
このように、上記横ずれ防止金具を用いることにより、上記雨水が外壁施工構造の内部に浸入することを確実に防ぐことができ、上記外壁板や金属胴縁等の腐食や劣化を確実に防止することができる。
なお、上記弾性部材としては、例えば、EPDM等からなる独立気泡の発泡体等を用いることができる。
また、上記金属胴縁は、平板状の背板と、該背板の幅方向の端部から前方へ立設された一対の立設板と、各立設板の前端から互いに向き合う方向に屈曲された一対の前板とを有すると共に、各前板の先端部の間には前面開口部が一定の幅をもって上下方向に連続形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記一対の前板を利用して留め付け金具を固定することができる。そのため、外壁板を容易に金属下地組に留め付けることができる。
また、上記外壁板の左右接合部の後方には、上記金属胴縁が2本並列して配設されており、該2本の金属胴縁のうち左側に配設される金属胴縁については、左側の上記前板を横方向の幅の狭い幅狭前板とし、右側の上記前板を左側の上記幅狭前板よりも横方向の幅が広い幅広前板としており、右側に配設される金属胴縁については、右側の上記前板を横方向の幅の狭い幅狭前板とし、左側の上記前板を右側の上記幅狭前板よりも横方向の幅が広い幅広前板としていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、各金属胴縁に固定した上記留め付け金具の間に充分な間隔を設け、左右の外壁板をそれぞれ確実に留め付けることができると共に、2つの留め付け金具の間に、上記横ずれ防止金具を容易に配設することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる外壁施工構造につき、図1〜図12を用いて説明する。
上記外壁施工構造1は、図3に示すごとく、複数の金属胴縁3によって構築された金属下地組2に、上部下実411、下部上実421、横下実431、及び横上実441を有する複数の外壁板4(図4)を四方合決り接合しつつ留め付けてなる。
図1、図3、図6に示すごとく、上記外壁板4は、該外壁板4の上端部41及び下端部42に配した留め付け金具5によって上記金属下地組2に留め付けられている。
上記留め付け金具5は、図6、図7に示すごとく、上記金属胴縁3への固定面を構成する基板部51と、該基板部51からこれに続いて前方に立設された支承部52と、該支承部52から斜め上方へ屈曲した上板係止部53と、上記支承部52から斜め下方へ屈曲した下板係止部54とを有する。そして、下側に配された外壁板4の上端部41を上記下板係止部54によって係止し、上側に配された外壁板4の下端部42を上記支承部52によって支承すると共に上記上板係止部53によって係止している。
即ち、上記下板係止部54が、下側の外壁板4の上端部41に設けた上部下実411を係止する。また上記支承部52が、上側の外壁板4の下端部42に設けた下部上実421の後方の下部係合部422を支承し、上記上板係止部53が、該下部係合部422を係止する。
これにより、外壁板4を金属胴縁3に留め付けている。
図1〜図3に示すごとく、4枚の外壁板4の上下左右接合部48には、外壁板4の横ずれを防止する横ずれ防止金具6を配設してある。該横ずれ防止金具6は、図5に示すごとく、平板状の固定板部61と、該固定板部61に対して略直角に立設された当接板部62とを有する。そして、図1、図2に示すごとく、横ずれ防止金具6は、上記当接板部62を外壁板4の側端面432に当接させつつ上記固定板部61を上記金属下地組2にビス13により固定している。
また、図5に示すごとく、上記横ずれ防止金具6は、固定板部61と当接板部62との間の屈曲部63において、複数の補強用リブ631を設けてなる。また、固定板部61には、2箇所にビス13を挿通するためのビス孔611が穿設されている。
そして、図1、図2に示すごとく、該ビス孔611にビス13を挿通すると共に金属胴縁3にねじ込むことにより、横ずれ防止金具6を金属下地組2に固定している。なお、固定に当って、ビス13は、上記2箇所のビス孔611を使って2箇所に固定してもよいし、1箇所だけに固定してもよい。
また、図9に示すごとく、上記金属胴縁3は、平板状の背板31と、該背板31の幅方向の端部から前方へ立設された一対の立設板32と、各立設板32の前端から互いに向き合う方向に屈曲された一対の前板33、330とを有する。各前板33、330の先端部の間には前面開口部34が一定の幅をもって上下方向に連続形成されている。
図1、図3に示すごとく、上記外壁板4の左右接合部47の後方には、金属胴縁3が2本並列して配設されている。
該2本の金属胴縁3のうち左側に配設される金属胴縁3については、左側の前板を横方向の幅の狭い幅狭前板33とし、右側の前板を左側の幅狭前板33よりも横方向の幅が広い幅広前板330としている。また、右側に配設される金属胴縁3については、右側の前板を横方向の幅の狭い幅狭前板33とし、左側の前板を右側の幅狭前板よりも横方向の幅が広い幅広前板330としている。
図1に示すごとく、上記横ずれ防止金具6は、この幅広前板330に固定されている。
また、図9に示すごとく、上記金属胴縁3は、背板31にビス孔311を設けてなり、該ビス孔311にビス13を通して構造躯体等に上記金属胴縁3を固定している(図1)。
上記ビス孔311は、金属胴縁3の端部付近に2個形成されており、そのうちの1個は、上記前面開口部34の後方に形成されている。他の1個は、幅広前板330の後方に形成されている。そして、このビス孔311の前方における上記幅広前板330には、上記ビス孔311にビス13を配置したりビスねじ込み用のドライバ等を挿通させたりするためのビス導入孔331が形成されている。
本例においては、図1に示すごとく、幅広前板330の後方におけるビス孔311のみにビス13を通して金属胴縁3を構造躯体2に固定しているが、前面開口部34の後方におけるビス孔311にもビス13を通して固定してもよい。
また、上記金属胴縁3は、厚み1.2mm程度のアルミニウム・マグネシウム合金メッキ鋼板からなる。そして、外壁板4の左右接合部47の後方に配置された上記金属胴縁3の左右幅は約90mm、上下長さは約2890mmである。
また、幅狭前板33の幅は約11mm、幅広前板330の幅は約58mm、前面開口部34の幅は約21mmである。
また、上記留め付け金具5及び上記横ずれ防止金具6の材質は、上記金属胴縁3と同様であり、厚み約1.0mmの鋼板を用いている。
また、図6、図12に示すごとく、上記留め付け金具5は、その背面側に設けた係合板55を、上記金属胴縁3における上記一対の前板33、330に係合させることにより、該金属胴縁3に固定されている。
即ち、上記係合板55は、留め付け金具5の基板部51に挿通した固定ネジ551に螺合されている。そして、図10に示すごとく、上記係合板55を上記金属胴縁3の前板33、330の間から該前板33、330の後方へ押し込む。そして、その状態から上記固定ネジ551を回転させることにより、図11、図12に示すごとく上記係合板55も回動し、上記前板33、330の背面に係合される。
また、上記係合板55は、図6、図8に示すごとく、上記固定ネジ551のネジ溝552に嵌合させる嵌合爪553を設けてなる。該嵌合爪553がネジ溝552に嵌合することにより、固定ネジ551の緩みを防止して、外壁施工構造1の耐久性の向上を図っている。
また、図7、図8に示すごとく、上記留め付け金具5は、上記係合板55が回転している様子を上記留め付け金具5の前方から視認するための視認用開口部56を有する。
また、留め付け金具5は、背面に突出した背面リブ57を円弧状に形成してなる。該背面リブ57の外周面は、金属胴縁3の前面開口部34に嵌め合わされている。これにより、留め付け金具5の左右のずれを防止している。
また、図6、図7に示すごとく、留め付け金具5には、基板部51において前方へ隆起した連続隆起部511が、その左右辺及び下辺に沿って連続して絞り成形されている。そして、図6に示すごとく、該連続隆起部511に、外壁板4の裏側面46が当接している。
図4に示すごとく、上記外壁板4は、上端部41に設けた上部下実411と、下端部42に設けた下部上実421と、左右に設けた横下実431及び横上実441とを有する、いわゆる四方合決り構造の外壁板である。そして、図1〜図3、図6に示すごとく、下側の外壁板4の上部下実411に、上側の外壁板4の下部上実421を重ね、左側の外壁板4の横下実431に右側の外壁板4の横上実441を重ねて施工する。
また、上記外壁板4は、図4に示すごとく、上部下実411と横下実431にコーキング材49を打設してなる。該コーキング材49の上から、図3、図6に示すごとく、他の外壁板4の下部上実421或いは横上実441が重なり、上記コーキング材49を押圧することにより、各外壁板4の接合隙間部47、470からの浸水を防いでいる。
なお、上記コーキング材49は、外壁板4の下部上実421及び横上実441の裏側面に打設してあってもよい。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記外壁施工構造1は、横ずれ防止金具6を上述のごとく外壁板4の側端面432に当接させた状態で配設してある。そのため、外壁板4が左右方向へずれることを防ぐことができる。
また、上記外壁施工構造1は、留め付け金具5とは別部材として、上記横ずれ防止金具6を配設してなる。そのため、留め付け金具5及び横ずれ防止金具6のそれぞれの形状を簡素化することができ、それぞれの製作コストを低減することができる。これにより、外壁施工構造1全体としても、施工コストを低減することができる。
即ち、上記留め付け金具5は、外壁板4を金属下地組2に留め付ける役割を果たし、上記横ずれ防止金具6は、外壁板4の横ずれを防止する役割を果たせばよく、各部材が上記の両方の役割を果たす必要がない。そのため、各部材を特に複雑に構成する必要がなくなり、コスト低減につながる。
また、このように、一つの部材に多くの機能を持たせることをしないので、施工時における配設位置等の配設態様の自由度が比較的高くなり、施工が容易となる。
また、上記金属胴縁3は、背板31と立設板32と一対の前板33、330とを有すると共に、各前板33、330の先端部の間には前面開口部34が上下方向に連続形成されている。これにより、図6、図12に示すごとく、上記一対の前板33、330を利用して留め付け金具5を固定することができる。即ち、上記一対の前板33、330に係合板55を係合することにより留め付け金具5を金属胴縁3に固定することができる。そのため、外壁板4を容易に金属下地組2に留め付けることができる。
また、図1に示すごとく、外壁板4の左右接合部47の後方には、上記金属胴縁3が2本並列して配設されており、該2本の金属胴縁3のうち左側に配設される金属胴縁3については、右側の前板を横方向の幅が広い幅広前板330としており、右側に配設される金属胴縁3については、左側の前板を横方向の幅が広い幅広前板330としている。これにより、各金属胴縁3に固定した留め付け金具5の間に充分な間隔を設け、左右の外壁板4をそれぞれ確実に留め付けることができると共に、2つの留め付け金具5の間に、横ずれ防止金具6を容易に配設することができる。
以上のごとく、本例によれば、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、四方合決り接合しつつ金属下地組に留め付けられた外壁板の横ずれを防止することができ、施工コストが低く、施工容易な外壁施工構造を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図13に示すごとく、外壁板4の左右接合部47の後方に、金属胴縁3を裏向きに配設し、該金属胴縁3の背板31に横ずれ防止金具6を固定した例である。
上記金属胴縁3は、背板31を前方(外壁板4側)に向け、前板33を後方(構造躯体側)に向けた状態で配設される。
また、この金属胴縁3の左右にそれぞれ留め付け金具5を固定するための金属胴縁3を配設する。該金属胴縁3は表向き、即ち前板33が前方となるように配設する。
上記金属胴縁3は、左右一対の前板33の幅は互いに同じであり、実施例1のものよりも全体の左右幅も小さい。具体的には、金属胴縁3の左右幅は45mm、前板33の左右幅は12mmである。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、外壁板4の左右接合部47に配設する金属胴縁3を、他の部分に配設するものと同種のものを用いることができるため、材料費を低減することができると共に、施工も容易となる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図14〜図19に示すごとく、固定板部61よりも前方において該固定板部61に略平行に配された前方平板部64を設けてなる横ずれ防止金具6aを用いた外壁施工構造1の例である。
図17〜図19に示すごとく、前方平板部64の左右端における前面には弾性部材65が配されている。図15、図16に示すごとく、上記前方平板部64は上側の外壁板4の横下実431の下端部と下側の上記外壁板4の横下実431の上端部との突合せ部分を前方から覆うように配されている。そして、上記弾性部材65を上側の外壁板4の下部上実421の裏側面に密着させている。
外壁板4の横下実431の下端部および上端部は、それぞれ下部係合部422、上部下実411でもあり、それらの前面は、それぞれ下端、上端へ向かうにつれて後退するように傾斜した傾斜面423、413を有する。この2つの傾斜面423、413の前方に上記前方平板部64が配置している。
また、前方平板部64の前面は、上記傾斜面423、413以外の横下実431の前面よりも後退した位置に配置されている。
なお、上記弾性部材65としては、EPDMからなる独立気泡の発泡体を用いることができる。
その他は、実施例1と同様である。
この場合には、外壁板4の上下左右接合部48からの雨水の浸入を防止することができる。
即ち、前方平板部64と2つの弾性部材65と外壁板4の下部上実421裏面との間に通水路14が形成される。これにより、図16に示すごとく、横ずれ防止金具6aの上側の2枚の外壁板4の間の接合隙間部47を伝って落下する雨水7は、外壁板4の上下左右接合部48において、上記通水路14を通り、更に、下側の2枚の外壁板4の間の接合隙間部47を伝って下方へ流下する。
また、上記上下左右接合部48において、左右方向に移動しようとする雨水7は上記弾性部材65により堰き止められ、雨水7が外壁施工構造1の内部にまで浸入することがない。
このように、上記横ずれ防止金具6aを用いることにより、外壁板4の横ずれを確実に防止できるのみならず、雨水7が外壁施工構造1の内部に浸入することを確実に防ぐことができ、外壁板4や金属胴縁3等の腐食や劣化を確実に防止することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図20、図21に示すごとく、上記実施例3の横ずれ防止金具6aの形状を変化させた横ずれ防止金具6bの例である。
該横ずれ防止金具6bは、当接板部62の上方において、固定板部61から略水平方向に水平立設部66を立設している。該水平立設部66の前端に前方平板部64が配設されている。また、上記水平立設部66の右側上方における固定板部61において2個のビス13により横ずれ防止金具6bを金属胴縁3に固定している。
また、ビス13を配設する部分の周囲には、固定板部61を補強するために絞り加工による凸条部612が形成されている。
また、図21に示すごとく、上記前方平板部64の前面に配設された弾性部材65は、上記水平立設部66の上面にまで延設されている。
その他は、実施例2と同様である。
本例の場合には、水平立設部66に配設した弾性部材65を上側の外壁板4の下端部42に密着させることができる。それ故、より一層雨水の浸入を防止することができる。
その他、実施例2と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図22、図23に示すごとく、実施例4の横ずれ防止金具6bの形状を変化させた横ずれ防止金具6cの例である。
該横ずれ防止金具6cは、当接板部62の上方において、固定板部61から略水平方向に水平立設部66を立設しており、該水平立設部66の前端に前方平板部64が配設されている。また、上記水平立設部66の上方における固定板部61においてビス13により横ずれ防止金具6cを金属胴縁3に固定している。
また、図23に示すごとく、上記前方平板部64の前面に配設された弾性部材65は、上記水平立設部66の上面にまで延設されている。
その他は、実施例2と同様である。
本例の場合にも、水平立設部66に配設した弾性部材65を上側の外壁板4の下端部42に密着させることができ、より一層雨水の浸入を防止することができる。
その他、実施例2と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図24、図25に示すごとく、実施例5の横ずれ防止金具6cの形状を変化させた横ずれ防止金具6dの例である。
該横ずれ防止金具6dは、当接板部62の上方において、固定板部61から略水平方向に水平立設部66を立設しており、該水平立設部66の前端に前方平板部64が配設されている。また、上記水平立設部66の下方右側における固定板部61において2個のビス13により横ずれ防止金具6dを金属胴縁3に固定している。
また、図25に示すごとく、上記前方平板部64の前面に配設された弾性部材65は、上記水平立設部66の上面にまで延設されている。
その他は、実施例2と同様である。
本例の場合にも、水平立設部66に配設した弾性部材65を上側の外壁板4の下端部42に密着させることができ、より一層雨水の浸入を防止することができる。
その他、実施例2と同様の作用効果を有する。
実施例1における、外壁施工構造の上下左右接合部付近の正面図。 実施例1における、外壁施工構造の斜視図。 実施例1における、外壁施工構造の正面図。 実施例1における、外壁板の斜視図。 実施例1における、横ずれ防止金具の斜視図。 実施例1における、外壁施工構造の上下接合部付近の縦断面図。 実施例1における、留め付け金具の正面図。 実施例1における、留め付け金具の背面図。 実施例1における、金属胴縁の斜視図。 実施例1における、金属胴縁への留め付け金具の固定方法の説明図。 図10に続く、留め付け金具の固定方法の説明図。 図11に続く、留め付け金具の固定方法の説明図。 実施例2における、外壁施工構造の上下左右接合部付近の正面図。 実施例3における、外壁施工構造の上下左右接合部付近の正面図。 実施例3における、外壁施工構造の斜視図。 実施例3における、防水機能を説明するための外壁施工構造の正面図。 実施例3における、横ずれ防止金具の上面図。 実施例3における、横ずれ防止金具の正面図。 実施例3における、横ずれ防止金具の側面図。 実施例4における、外壁施工構造の上下左右接合部付近の正面図。 実施例4における、横ずれ防止金具の側面図。 実施例5における、外壁施工構造の上下左右接合部付近の正面図。 実施例5における、横ずれ防止金具の側面図。 実施例6における、外壁施工構造の上下左右接合部付近の正面図。 実施例6における、横ずれ防止金具の側面図。 従来例における、外壁施工構造の正面図。 従来例における、外壁施工構造の上下左右接合部付近の斜視図。
符号の説明
1 外壁施工構造
2 金属下地組
3 金属胴縁
4 外壁板
41 上端部
411 上部下実
42 下端部
421 下部上実
431 横下実
432 側端面
441 横上実
5 留め付け金具
51 基板部
52 支承部
53 上板係止部
54 下板係止部
6 横ずれ防止金具
61 固定板部
62 当接板部

Claims (4)

  1. 複数の金属胴縁によって構築された金属下地組に、上部下実、下部上実、横下実、及び横上実を有する複数の外壁板を四方合決り接合しつつ留め付けてなる外壁施工構造であって、
    上記外壁板は、該外壁板の上端部及び下端部に配した留め付け金具によって上記金属下地組に留め付けられており、
    上記留め付け金具は、上記金属胴縁への固定面を構成する基板部と、該基板部から前方に立設された支承部と、該支承部から斜め上方へ屈曲した上板係止部と、上記支承部から斜め下方へ屈曲した下板係止部とを有し、下側に配された上記外壁板の上端部を上記下板係止部によって係止し、上側に配された上記外壁板の下端部を上記支承部によって支承すると共に上記上板係止部によって係止することにより、上記外壁板を上記金属下地組に留め付けており、
    4枚の上記外壁板の上下左右接合部には、上記外壁板の横ずれを防止する横ずれ防止金具を配設してあり、該横ずれ防止金具は、平板状の固定板部と、該固定板部に対して略直角に立設された当接板部とを有し、該当接板部を上記外壁板の側端面に当接させつつ上記固定板部を上記金属下地組に固定していることを特徴とする外壁施工構造。
  2. 請求項1において、上記横ずれ防止金具は、上記固定板部よりも前方において該固定板部に略平行に配された前方平板部を設けてなると共に、該前方平板部の左右端における前面には弾性部材が配されており、上記前方平板部は上側の上記外壁板の横下実の下端部と下側の上記外壁板の横下実の上端部との突合せ部分を前方から覆うように配されていると共に、上記弾性部材を上側の上記外壁板の下部上実の裏側面に密着させていることを特徴とする外壁施工構造。
  3. 請求項1又は2において、上記金属胴縁は、平板状の背板と、該背板の幅方向の端部から前方へ立設された一対の立設板と、各立設板の前端から互いに向き合う方向に屈曲された一対の前板とを有すると共に、各前板の先端部の間には前面開口部が一定の幅をもって上下方向に連続形成されていることを特徴とする外壁施工構造。
  4. 請求項3において、上記外壁板の左右接合部の後方には、上記金属胴縁が2本並列して配設されており、該2本の金属胴縁のうち左側に配設される金属胴縁については、左側の上記前板を横方向の幅の狭い幅狭前板とし、右側の上記前板を左側の上記幅狭前板よりも横方向の幅が広い幅広前板としており、右側に配設される金属胴縁については、右側の上記前板を横方向の幅の狭い幅狭前板とし、左側の上記前板を右側の上記幅狭前板よりも横方向の幅が広い幅広前板としていることを特徴とする外壁施工構造。
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