JP2005280653A - 衝撃吸収式ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コラプス荷重の吸収を可変にする構造を、部品点数が少なく、しかも、高い部品精度や組付精度が要求されることがなく、したがって、コストの低下をもたらす衝撃吸収式ステアリング装置を提供する
【解決手段】 自動車の車体メンバー1に固定された車体取付用ブラケット3と、この車体取付用ブラケット3にステアリングコラムの前部がチルトヒンジ9を介して回動可能に支持されているとともに、この車体取付用ブラケット3に車体前後方向へ移動可能に支持されたアジャストブラケット7にステアリングコラムの後部が上下動可能に支持された衝撃吸収式ステアリング装置において、前記車体取付用ブラケット3とアジャストブラケット7との間に、コラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段Aを設けるとともに、この衝撃吸収手段Aをアジャストブラケット7の上側に配置した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、衝撃吸収式ステアリング装置に関し、とりわけ、ステアリングホイールからステアリングコラムに伝達された2次衝突時のコラプス荷重を、運転乗員の体重の大小やシートベルト装着の有無等に応じて可変にする衝撃吸収式ステアリング装置に関する。
自動車の衝突事故時のいわゆる2次衝突における運転乗員の負傷を極力防止するために、種々の衝撃吸収式ステアリング装置が提供されており、とりわけ、コラプス荷重が発生した際に、アッパークランプを塑性変形させて衝撃を吸収するベンディング式や、リッピングプレートを切り裂いて衝撃を吸収するリッピングプレート式や、以下の特許文献に開示されたボール式のものなどがある。
特開2002−67980号公報
上記の従来技術においては、運転乗員の体重の大小やシートベルトの装着の有無等に応じてコラプス荷重の吸収を可変にするようにはなっているものの、構造的には多数個の部品からなるので、部品点数増加とそれらの高い部品精度や組付精度が要求されるために、コストの高騰が余儀なく生じている、という問題がある。
また、上記の従来技術においてはコラプス荷重を吸収する構造を設けるスペースがステアリングコラムの周囲に必要となるだけでなく、ステアリングコラムの構造によっては設定することができない。
そこで、この発明は、コラプス荷重の吸収を可変にする構造を、部品点数が少なく、かつ、小型化することでステアリングコラムの構造に影響されることなく設定することが可能な衝撃吸収式ステアリング装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、自動車の車体メンバーに固定された車体取付用ブラケットと、この車体取付用ブラケットにステアリングコラムの前部がチルトヒンジを介して回動可能に支持されているとともに、この車体取付用ブラケットに車体前後方向へ移動可能に支持されたアジャストブラケットにステアリングコラムの後部が上下動可能に支持された衝撃吸収式ステアリング装置において、前記車体取付用ブラケットとアジャストブラケットとの間に、コラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を設けるとともに、この衝撃吸収手段をアジャストブラケットの上側に配置したことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、車体取付用ブラケットとアジャストブラケットとの間に、コラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を設けるともに、この衝撃吸収手段をアジャストブラケットの上側に配置しているため、ステアリングコラムの構造に影響されることなくコラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を設定することができる。
請求項2に記載の発明は、前記衝撃吸収手段は、車体前後方向に沿った長孔を有する保持部材と、前記長孔に挿入され、前記長孔の対向孔縁に摺接する外周面の外径寸法が軸方向で変化する摺動軸と、前記長孔に対する前記摺動軸の挿入量を制御する制御機構とからなり、前記車体取取付用プレートに車体前後方向へ所定の長さを有する角孔を形成するとともに、この角孔と重なるように前記保持部材を車体前後方向へ固定する一方、この保持部材を前記アジャストブラケットの上面部との間で挟むように配置したガイドプレートを前記アジャストブラケットに固定し、このガイドプレート上に前記摺動軸とその制御機構を設けたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、制御機構によって摺動軸の挿入量を変化させることで長孔に対する摺動軸の径を変化させ、この摺動軸外周面を長孔の対向縁に摺接させてコラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を車体取付用ブラケットとアジャストブラケットの間に配置したから、衝撃吸収手段の部品点数が少なく、かつ、小型化が図れるとともに、保持部材をアジャストブラケットとガイドプレートで挟むようにしたので、長孔と摺動軸の間隙を一定に保つことができ、コラプス荷重の吸収を安定して行うことができる。
また、摺動軸と制御機構をガイドプレート上に配置しているため、ステアリングコラムのチルト機構や電動パワーステアリングの構造と干渉することなく、コラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を設定することができる。
また、保持部材は車体取取付用プレートと平行に固定すればよいので、衝撃吸収構造の組付けが簡単かつ容易になる。
請求項3に記載の発明は、前記制御機構は、作動ロッドが車体前後方向へ進退可能な電磁アクチュエータと、前記作動ロッドの車体前後方向の往復運動を前記摺動軸の車体上下方向の運動に変換するリンク機構とからなることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、電磁アクチュエータを横置きにすることで、アジャストブラケットから上方への突出を小さくでき、車体取付用ブラケットとと車体メンバーとの間の狭小な空間に、前記のような衝撃吸収手段を配置できる。
以上の説明から明らかなように、車体取付用ブラケットとアジャストブラケットとの間に、コラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を設けるともに、この衝撃吸収手段をアジャストブラケットの上側に配置しているため、ステアリングコラムの構造に影響されることなくコラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を設定することができる。
また、制御機構によって摺動軸の挿入量を変化させることで長孔に対する摺動軸の径を変化させ、この摺動軸外周面を長孔の対向縁に摺接させてコラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を車体取付用ブラケットとアジャストブラケットの間に配置したから、衝撃吸収手段の部品点数が少なく、かつ、小型化が図れるとともに、保持部材をアジャストブラケットとガイドプレートで挟むようにしたので、長孔と摺動軸の間隙を一定に保つことができ、コラプス荷重の吸収を安定して行うことができる。
以下、この発明にかかる衝撃吸収式ステアリング装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態は、チルトヒンジ部を有してステアリングコラムの前部を回動可能に支持するとともに、ステアリングコラムの上部に配置した車体取付用プレートと、この車体取付用プレートに車体前後方向ヘ移動可能に支持され、かつ、コラムジャケットの後部に固定したディスタンスブラケットを上下動可能に挟持するアジャストブラケット、及び、電動パワーステアリング装置を搭載した衝撃吸収式チルト式ステアリングコラムに適用したものである。
図1は、自動車の車体メンバー1にステアリングコラムを組付けた状態の斜視図で、車体メンバー1に固定された脚状の支持ブラケット2,2に、車体取付用プレート3がボルト4,4…にて水平又は所定の角度に吊支固定され、この車体取付用プレート3には左右一対のスライド用長孔5,5が車体前後方向へ所定のストローク長さで形成され、このスライド用長孔5,5に係合するスライドボルト6,6を介してアジャストブラケット7が車体前後方向へ所定のストロークで移動可能に吊支されている。したがって、車体取付用プレート3は車体メンバー1と一体の固定部材であるが、アジャストブラケット7は車体取付用プレート3に対して車体前後方向へ移動できる可動部材である。
この車体取付用プレート3は、図6に示すような形状を有し、強度を向上させるためにプレス成形にて段差部3a,3aやリブ3b,3bが車体前後方向に形成されている。車体前方側の左右下面側にチルトヒンジ用孔8,8が穿設されており、図1〜4に示すように、このチルトヒンジ用孔8,8にはチルトヒンジ9が挿通されてチルトヒンジ部を形成し、ステアリングコラム10は車体上下方向へ傾動可能に支持される。チルトヒンジ9はステアリングコラム10に組み付けた電動パワーステアリング装置11のハウジング等に支持されてステアリングコラム10の車体前方側に位置している。したがって、ステアリングコラム10はチルトヒンジ9を介して車体上下方向へ回動できる。
ステアリングコラム10は、図2にも示すように、前記アジャストブラケット7と、そのアジャストブラケット7が車体上下方向へ移動可能に挟持するディスタンスブラケット12と、このディスタンスブラケット12と固定されたアッパジャケットチューブ13と、このアッパジャケットチューブ13に所定の圧入荷重を負荷して同軸嵌合する端部を備えたロアジャケットチューブ14と、前記アッパジャケットチューブ13とロアジャケットチューブ14の軸心部で、一方がスプラインを外周面に形成した中実シャフトと、他方がスプラインを内周面に形成した中空シャフトの係合からなるステアリングシャフト15とからなる。なお、ステアリングシャフトは収縮ストローク範囲の嵌合端部を異形断面にして互いに嵌合させ、かつ、その嵌合部に樹脂モールド又はシェアピンを有するものとしてもよい。したがって、アッパジャケットチューブ13と、ロアジャケットチューブ14及びステアリングシャフト15とは軸方向へ収縮可能である。
なお、ロアジャケットチューブ14の非嵌合端部は、図3に示すように、電動パワーステアリング装置11のギヤハウジング11aにボルト40で連結されている。また、ステアリングシャフト15はステアリングホイール側で図示外の軸受を介してアッパジャケットチューブ13に回転自在に支承され、他端側では電動パワーステアリング装置11のギヤハウジング11aに固定された軸受に回転自在に支承されている。これらの軸受はステアリングシャフト15の抜け止めを兼ねている。
またステアリングシャフト15の一端部(図示右端)には、図示外のステアリングホイールが連結され、かつ、他端部(図示左端)にはこれまた図示外の自在継手を介して中間シャフトが連結され、中間シャフトはステアリングギヤボックスと連結される。したがって、ステアリングホイールを介してステアリングシャフト15が軸中心で回転するとステアリングギヤボックスを回転駆動して自動車の操舵操向ができ、また、その操舵力は電動パワーステアリング装置11とギヤハウジング11a内のギヤ列でアシストされる。
更にディスタンスブラケット12は、アジャストブラケット7の両側壁部の内面に摺接する両側面を介して挟持され、これらを貫通してチルトボルト16の両端部がアジャストブラケット7の両側面から突出し、その一端側のボルト頭部16aは、図2にも示すように、一方の側壁部7aに開設したほぼ車体上下方向のチルト用長孔17aに回転不能、かつ、上下方向へ移動可能に挿入されており、また、他端側のネジ部16aは他方の側壁部7bに形成したほぼ車体上下方向のチルト用長孔17bを貫通して外側へ延伸し、側壁部7bとの間に図示外の摩擦部材を介在してチルトナット18が螺合し、チルトナット18はチルトレバー19に結合してある。
したがって、チルトレバー19を回動操作してディスタンスブラケット12の締付けを解除すると、ディスタンスブラケット12はアジャストブラケット7に対して締め付けが解除されてフリーになるから、ステアリングコラム10はチルトヒンジ9を中心として車体上下方向へ回動可能となる。そこで任意の位置で再びチルトレバー19を回動操作して、ディスタンスブラケット12の締付けを実施するとディスタンスブラケット12はその位置で静止する。かくして、運転乗員の好みのステアリングホイールの上下方向の高さ調節ができる。
そして、前記車体取付用プレート3とアジャストブラケット7との間には衝撃吸収手段Aが設けられる。すなわち、図6で明らかな示すように、車体取付用プレート3にはその略中央部に車体前後方向へ所定長さのストロークを有する角孔20を形成し、図1,2,4にも示すように、この角孔20の車体幅方向の略中央部に、ボルト21,21とナット22,22を介して保持部材23の一端部を締結してある。この保持部材23は車体前後方向へ角孔20を横断して延伸し、その他端部は車体取付用プレート3に摺接するようにフリーにしてあるが、ボルトで締結してもよい。したがって、保持部材23は車体取付用プレート3と一体であり、車体に対して移動不能な固定部材である。
なお、ボルト21,21は車体取付用プレート3の下面側に、また、ナット22は上面側にそれぞれ配置され、かつ、そのボルト頭部とアジャストブラケット7の上面との干渉を避けるために、図7で明らかなように、アジャストブラケット7に切欠部7cが形成されている。したがって、アジャストブラケット7とボルト頭部との緩衝がなくなり、アジャストブラケット7の車体前方への移動に支障がないようにしてある。
一方、前記角孔20内において、前記アジャストブラケット7の上面に、前記保持部材23を車体左右方向から跨ぐ、正面視コ字形のガイドプレート24を、その両脚部を溶接等により固定する。ガイドプレート24の上面には、図1〜図4に示すように、摺動軸25とそれを駆動するリンク機構26及び電磁アクチュエータ27が搭載されている。
保持部材23は短冊状の一枚の板金からなり、その長手方向の略中央部には長孔29が開設されている。長孔29は対向縁部30,30を有してそれらに摺接する径大部の外周面と径小部の外周面とを有する段部28を持った前記摺動軸25が挿入されて、コラプス荷重が入力されたときは、その径小の外周面42又は径大外周面41と、対向縁部30,30との間の摩擦抵抗と塑性変形で衝撃を吸収する構造である。なお、長孔29の幅、すなわち、対向縁部30,30の間隔寸法は、径小部の直径寸法よりも若干対向縁部30の間隔寸法の方が大きくしてある。また、摺動軸25が挿入される長孔29の一端は、径大部の直径寸法よりも若干大きく形成されており、摺動軸25の軸方向の進退移動時に長孔29の縁と干渉しないようにしている。
図5に示すように、電磁アクチュエータ27は車体前後方向に沿ってその作動ロッド31とともに車体前方側へ向け、ガイドドプレート24の一部を折曲してなるアーム部32に固定するとともに、作動ロッド31にはリンク機構26が連結される。リンク機構26は前記ガイドプレート24の一部を折曲してなる他のアーム部33に軸部34を介して平面視略コ字形のレバー35を揺動可能に設け、このレバー35の一端を軸部36で前記作動ロッド31にピン37で連結した連継板38に、他端を軸部39を介して摺動軸25にそれぞれ揺動可能に軸着してなる。したがって、作動ロッド31が図5(B)において図示右方へ突出すると、レバー35が軸部34を中心に反時計回りして摺動軸25をガイドプレート24側へ押し込むことができる。
摺動軸25はガイドプレート24に穿設した孔24aを貫通してその段部28が保持部材23の長孔29に挿入される。段部28は長孔29の対向縁部30,30に摺接する径大の外周面41と、それより下方で径小の外周面42を有する。したがって、摺動軸25は前記保持部材23の長孔29に挿入されて、コラプス荷重が入力されたときは外周面41又は42と対向縁部30,30との間の摩擦抵抗と塑性変形で衝撃を吸収するという構造である。
そこで、2次衝突時にステアリングホイールを介してステアリングコラム10にコラプス荷重が入力されると、ステアリングシャフト15及びその軸受を介してアッパジャケットチューブ13に入力され、アッパジャケットチューブ13がロアジャケットチューブ14に向けて車体前方側へ移動する。これと同時に、アッパジャケットチューブ13と一体のディスタンスブラケット12及びチルトボルト16を介して、アジャストブラケット7はそのスライドボルト6,6がスライド用長孔5,5を移動することにより、車体取付用プレート3の下面を車体前方に向けて移動すると共に、ステアリングシャフト15が収縮する。ロアジャケットチューブ14はチルトヒンジ9で車体取付用プレート3に回動可能に固定した位置で不動である。
そして、運転乗員の体重やシートベルトの装着の有無等の条件に応じて電磁アクチュエータ27を作動させて作動ロッド31を押し引きすると、レバー35が回動してリンク機構26が揺動し、レバー35を介して摺動軸25の段部28が長孔29内に進退されるから、径小又は径大の外周面41,42が長孔29の対向縁部30,30に摺接して摺動抵抗を生じ、その摺動抵抗で衝撃を吸収することとなるものである。
このため、例えば、体重が設定値より軽い運転乗員がステアリングホイールに衝突してそのコラプス荷重によりステアリングコラム10が収縮すると、そのステアリングコラム10の収縮に伴い摺動軸25の径小部の外周面42が長孔の対向縁部30,30で摩擦抵抗を受けると共に、それらを塑性変形させながら車体前方へ移動する。これによって、比較的小さなコラプス荷重を効果的に吸収することができる。
一方、運転乗員の体重が大きい場合には、制御機構によって長孔29に対する摺動軸25の挿入量を予め大きくして径大部の外周面41を長孔29の対向縁部30,30に対峠させることで、比較的大きなコラプス荷重を効果的に吸収することができる。
かくして、コラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を、車体取付用ブラケット3とアジャストブラケット7との間に配置するとともに、この衝撃吸収手段をアジャストブラケット7の上側に配置するようにしたので、アジャストブラケット7の上面部よりも下側にはステアリングコラムの構造のみを設定することができ、ステアリングコラムの構造に影響されることなく、コラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を設定することができる。
この発明にかかる衝撃吸収式ステアリング装置の一実施例を示す斜視図である。 この発明にかかる衝撃吸収式ステアリング装置の一実施例を示す正面図である。 この発明にかかる衝撃吸収式ステアリング装置の一実施例を示す側面図である。 この発明にかかる衝撃吸収式ステアリング装置の一実施例を示す平面図である。 この発明にかかる衝撃吸収式ステアリング装置の一実施例における電磁アクチュエータとその制御機構の一部を示す(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は断面正面図である。 この発明にかかる衝撃吸収式ステアリング装置の一実施例における車体取付用プレートを示す斜視図である。 この発明にかかる衝撃吸収式ステアリング装置の一実施例におけるアジャストブラケットと保持部材等を示す斜視図である。
符号の説明
A…衝撃吸収手段
1…車体メンバー
2…支持ブラケット
3…車体取付用ブラケット
4…ボルト
5…スライド用長孔
6…スライドボルト
7…アジャストブラケット
8…チルトヒンジ用孔
9…チルトヒンジ
10…ステアリングコラム
11…電動パワーステアリング装置
12…ディスタンスブラケット
13…アッパジャケットチューブ
14…ロアジャケットチューブ
15…ステアリングシャフト
16…チルトボルト
17a,17b…チルト用長孔
20…角孔
23…保持部材
24…ガイドプレート
25…摺動軸
26…リンク機構
27…電磁アクチュエータ
28…段部
29…長孔
30…対向縁部
31…作動ロッド
35…レバー
38…連継板
41…径大部の外周面
42…径小部の外周面

Claims (3)

  1. 自動車の車体メンバーに固定された車体取付用ブラケットと、この車体取付用ブラケットにステアリングコラムの前部がチルトヒンジを介して回動可能に支持されているとともに、この車体取付用ブラケットに車体前後方向へ移動可能に支持されたアジャストブラケットにステアリングコラムの後部が上下動可能に支持された衝撃吸収式ステアリング装置において、前記車体取付用ブラケットとアジャストブラケットとの間に、コラプス荷重の吸収を可変にする衝撃吸収手段を設けるとともに、この衝撃吸収手段をアジャストブラケットの上側に配置したことを特徴とする衝撃吸収式ステアリング装置。
  2. 前記衝撃吸収手段は、車体前後方向に沿った長孔を有する保持部材と、前記長孔に挿入され、前記長孔の対向孔縁に摺接する外周面の外径寸法が軸方向で変化する摺動軸と、前記長孔に対する前記摺動軸の挿入量を制御する制御機構とからなり、前記車体取取付用プレートに車体前後方向へ所定の長さを有する角孔を形成するとともに、この角孔と重なるように前記保持部材を車体前後方向へ固定する一方、この保持部材を前記アジャストブラケットの上面部との間で挟むように配置したガイドプレートを前記アジャストブラケットに固定し、このガイドプレート上に前記摺動軸とその制御機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の衝撃吸収式ステアリング装置。
  3. 前記制御機構は、作動ロッドが車体前後方向へ進退可能な電磁アクチュエータと、前記作動ロッドの車体前後方向の往復運動を前記摺動軸の車体上下方向の往復運動に変換するリンク機構とからなることを特徴とする請求項2記載の衝撃吸収式ステアリング装置。
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