JP2005280408A - 自転車用ディレーラ制御装置及び制御方法 - Google Patents

自転車用ディレーラ制御装置及び制御方法 Download PDF

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和浩 藤井
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    • B62M25/00Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
    • B62M25/08Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with electrical or fluid transmitting systems

Abstract

【課題】 電気制御可能なディレーラの変速位置の調整を容易に行えるようにする。
【解決手段】 変速制御装置は、電気制御可能なディレーラを制御する装置であって、動作モード設定部と、記憶部と、記憶更新部とを備えている。動作モード設定部は、変速モードと複数の変速位置のいずれかひとつにおいてその位置を微調整する調整モードのいずれかに設定する。記憶部は、複数の変速位置を記憶する。記憶更新部は、調整モードにおいて複数の変速位置のいずれかひとつの変速位置の調整が完了すると、調整後のディレーラの位置を新たな変速位置として記憶部に記憶させるとともに、残りの1または複数の変速位置を調整された変速位置に応じて再設定して記憶部に記憶させるものである。
【選択図】 図11

Description

本発明は、ディレーラ制御装置、特に、軸方向に並べて配置された複数のスプロケットのいずれかにチェーンを移動させる電気制御可能なディレーラを制御する自転車用ディレーラ制御装置及び自転車用ディレーラ制御方法に関する。
電気制御可能な自転車用ディレーラを制御する自転車用ディレーラ制御装置が従来知られている(特許文献1参照)。従来の自転車用ディレーラ制御装置は、自動変速モードと手動変速モードと校正モードとでディレーラを制御する。自動変速モードの時には、速度とギア比とからクランクの回転数であるケイデンスを検出し、ケイデンスが予め設定された範囲となるようにディレーラを制御してディレーラを所望の変速位置に移動させる。また、手動変速モードの時には、ケイデンスが予め設定された範囲から外れるとシフトアップ又はシフトダウンの信号を表示するようになっている。これにより、ライダーはスイッチにより変速操作を行う。校正モードは、ディレーラの変速位置が各スプロケットの位置からずれた場合に、ディレーラの変速位置を微調整するために用いられる。たとえば、変速ケーブルが延びたり、フレームの形やディレーラの取り付け方法などによりディレーラの変速位置が複数のスプロケットの位置からずれることがある。また、ディレーラを取り付けて制御装置を最初に起動するときに複数の変速位置をセットする際にも校正モードが使用される。校正モードでは、ハンドルバーに設けられた左右のスイッチの操作によりディレーラの変速位置をスプロケット毎に左右に調整可能である。
米国特許5059158号公報
前記従来のディレーラ制御装置では、校正モードの時に変速位置をスプロケットの位置毎に調整する必要がある。このため、特にスプロケットの数が多いリアディレーラの変速位置の調整作業が煩わしいものになる。
本発明の課題は、電気制御可能なディレーラの変速位置の調整を容易に行えるようにすることにある。
発明1に係る自転車用ディレーラ制御装置は、軸方向に並べて配置された複数のスプロケットに対応する変速位置間を移動する電気制御可能なディレーラを制御する装置であって、動作モード設定部と、記憶部と、記憶更新部とを備えている。動作モード設定部は、ディレーラを複数の変速位置間で移動させる変速モードと複数の変速位置のいずれかひとつにおいてその位置を微調整する調整モードのいずれかに設定するものである。記憶部は、複数の変速位置を記憶するものである。記憶更新部は、調整モードにおいて複数の変速位置のいずれかひとつの変速位置の調整が完了すると、調整後のディレーラの位置を新たな変速位置として記憶部に記憶させるとともに、残りの1または複数の変速位置を調整された変速位置に応じて再設定して記憶部に記憶させるものである。
このディレーラ制御装置では、調整モードにおいて、1つの変速位置の調整が完了すると、調整された位置が新たな変速位置として記憶部に記憶されるとともに、残りの1又は複数の変速位置が調整された1つの変速位置の調整量に応じて再設定されて記憶部に記憶される。ここでは、1つの変速位置を調整すると残りの1又は複数の変速位置も自動的に調整されるので、1つの変速位置の調整だけで他の変速位置の調整を行うことができる。このため、ディレーラの変速位置の調整を容易に行えるようになる。
発明2に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明1に記載の装置において、記憶更新部は、調整モードにおいて複数の変速位置のいずれかひとつの変速位置の調整が完了すると、調整後のディレーラの位置を新たな変速位置として記憶部に記憶させるとともに、残りの全ての変速位置を再設定して記憶部に記憶させる。この場合には残りの全ての変速位置が再設定されるので、ディレーラの変速位置の調整をさらに容易に行えるようになる。
発明3に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明1又は2に記載の装置において、ディレーラをシフトアップ方向及びシフトダウン方向のいずれかに移動させるための移動操作部と、変速モードが設定されているときに移動操作部が操作されると、ディレーラを複数の変速位置のいずれかに移動させる変速制御部と、調整モードが設定されているときに移動操作部が操作されると、移動操作部の操作に応じた調整距離だけディレーラを移動させる調整制御部とをさらに備えている。この場合には、モードを選択すると、1つの移動操作部の操作でディレーラを変速操作と調整操作とのいずれかを実施できる。
発明4に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明3に記載の装置において、記憶更新部は、調整モードにおいて複数の変速位置のいずれかひとつの変速位置の調整が完了すると、調整距離分移動したディレーラの位置を新たな変速位置として記憶部に記憶させるとともに、残りの1または複数の変速位置を調整距離分移動した位置に再設定して記憶部に記憶させる。この場合には、1つの変速位置の調整距離に応じた他の変速位置が調整距離分移動した位置に再設定されるので、変速位置のずれに対して正確に補正できる。
発明5に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明3又は4に記載の装置において、調整距離は移動操作部の操作時間に応じて変化する。この場合には、操作時間に応じて調整距離を変化させることができるので、1回の操作で変速位置を調整できる。
発明6に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明3又は4に記載の装置において、調整距離は移動操作部の操作回数に応じて変化する。この場合には、操作回数に応じて調整距離を変化させることができるので、1又は複数回の操作で変速位置を正確に調整できる。
発明7に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明3から6のいずれかに記載の装置において、移動操作部は、シフトアップ用のシフトアップスイッチとシフトダウン用のシフトダウンスイッチとを有する。この場合には、調整し過ぎても逆方向への調整を簡単に行える。
発明8に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明7に記載の装置において、移動操作部は、中立位置と、中立位置から一方に移動した第1位置と、中立位置から他方に移動した第2位置とを有する変速操作部材を有し、シフトアップスイッチは変速操作部材が第1位置に移動するとオンし、シフトダウンスイッチは変速操作部材が第2位置に移動するとオンする。この場合には、1つの操作部材の異なる方向への移動でディレーラのシフトアップ方向への移動とシフトダウン方向への移動と行えるので、変速操作及び調整操作が容易になる。
発明9に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明7又は8に記載の装置において、動作モード設定部は、シフトアップスイッチ又はシフトダウンスイッチが第1所定時間以上操作されると、変速モードと調整モードとを交互に設定する。この場合には、シフトアップスイッチ又はシフトダウンスイッチによりモードを設定できるので、モード設定用の操作部が不要になる。
発明10に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明1から9のいずれかに記載の装置において、動作モード設定部は、変速モードと調整モードとを切り換えるモードスイッチを有する。この場合には、モード設定用のモードスイッチより調整モード及び変速モードを簡単に設定できる。
発明11に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明3から10のいずれかに記載の装置において、動作モード設定部は、調整モードのときに移動操作部が第2所定時間以上操作されなかったとき、変速モードに設定する。この場合には、調整モードに入ってから第2所定時間以上移動操作部が操作されないと変速モードに設定されるので、変速モードへの設定を忘れても変速モードに戻すことができる。
発明12に係る自転車用ディレーラ制御装置は、発明1から11のいずれかに記載の装置において、スプロケットの数を設定可能なスプロケット数設定部と、設定されたスプロケットの数に応じて複数の変速位置を設定して記憶部に記憶させる変速位置設定部とをさらに備える。この場合には、スプロケットの数が異なっていてもディレーラの変速位置を正確に設定できる。
発明13に係る自転車用ディレーラ制御装置は、軸方向に並べて配置された複数のスプロケットに対応する変速位置間を移動する電気制御可能なディレーラを制御する装置であって、第1及び第2移動操作部と、記憶部と、変速制御部と、調整制御部と、記憶更新部とを備えている。第1及び第2操作部は、ディレーラをシフトアップ方向又はシフトダウン方向のいずれかにそれぞれ移動させるためのものである。記憶部は、複数の変速位置を記憶するものである。変速制御部は、第1移動操作部が操作されると、ディレーラを複数の変速位置のいずれかに移動させるものである。調整制御部は、第2移動操作部が操作されると、第2移動操作部の操作に応じた調整距離だけディレーラを移動させるものである。記憶更新部は、複数の変速位置のいずれかひとつの変速位置の調整が完了すると、調整後のディレーラの位置を新たな変速位置として記憶部に記憶させるとともに、残りの1または複数の変速位置を調整された変速位置に応じて再設定して記憶部に記憶させるものである。
このディレーラ制御装置では、第2移動操作部の操作により1つの変速位置の調整距離だけの移動が完了すると、調整距離分移動した位置が新たな変速位置として記憶部に記憶されるとともに、残りの1又は複数の変速位置が調整された1つの変速位置の調整距離に応じて同じように再設定されて記憶部に記憶される。ここでは、1つの変速位置を調整すると残りの1又は複数の変速位置も同じように自動的に調整されるので、1つの変速位置の調整だけで他の変速位置の調整を行うことができる。このため、ディレーラの変速位置の調整を容易に行えるようになる。
発明14に係る自転車用ディレーラ制御方法は、軸方向に並べて配置された複数のスプロケットに対応する複数の変速位置を予め記憶させ、それらの記憶された変速位置間を移動する電気制御可能なディレーラを制御する方法であって、第1更新工程と、第2更新工程とを含んでいる。第1更新工程は、複数の変速位置のいずれかひとつの記憶された変速位置を更新する工程である。第2更新工程は、第1更新工程完了後、残りの1または複数の変速位置を自動的に更新する工程である。
このディーラ制御方法では、複数の変速位置のいずれかひとつの記憶された変速位置を更新すると、その完了後、残りの1または複数の変速位置を自動的に更新される。ここでは、1つの変速位置を調整すると残りの1又は複数の変速位置も同じように自動的に調整されるので、1つの変速位置の調整だけで他の変速位置の調整を行うことができる。このため、ディレーラの変速位置の調整を容易に行えるようになる。
発明15に係る自転車用ディレーラ制御方法は、発明14に記載の方法において、第1更新工程の前に、変速位置を更新可能な調整モードを選択する第1選択工程をさらに含む。この場合には、調整モードの時に1つの変速位置を調整すると、他の変速位置を自動調整できる。
発明16に係る自転車用ディレーラ制御方法は、発明14又は15に記載の方法において、第2更新工程終了後に、更新された複数の変速位置間をディレーラが移動可能な変速モードを選択する第2選択工程をさらに含む。この場合には、調整が終了すると変速モードを選択できるので、スムーズな変速を実現できる。
本発明によれば、1つの変速位置を調整すると残りの1又は複数の変速位置も同じように自動的に調整されるので、1つの変速位置の調整だけで他の変速位置の調整を行うことができる。このため、ディレーラの変速位置の調整を容易に行えるようになる。
図1において、本発明の一実施形態を採用した自転車101は、ロードレーサであり、フロントフォーク98を有するダイヤモンド形のフレーム102と、フロントフォーク98に固定されたハンドル部104と、チェーン95やペダルPDが装着されたクランク96や前後のディレーラ97f,97rや前後のスプロケット群99f,99r等からなる駆動部105と、フロントフォーク98及びフレーム102後部に装着された前輪及び後輪106f,106rと、前後のブレーキ装置107f,107rと、前後のディレーラ97f,97rを制御する変速制御装置110とを備えている。
ハンドル部104は、ハンドルステム111と、ハンドルステム111の上端で嵌合固定されたハンドルバー112とで構成されている。ハンドルステム111は、フロントフォーク98の上部に嵌合固定されている。ハンドルバー112は、ドロップハンドル型のものであり、左右1対のブレーキレバー113f,113rを備えている。ブレーキレバー113f,113rは、図2から図4に示すように、ハンドルバー112の端部にそれぞれ装着される前後のブレーキブラケット115f,115rと、ブレーキブラケット115f,115rに揺動自在に装着される前後のレバー部材116f,116rとを有している。
ブレーキブラケット115f,115rの内側面及びレバー部材116f,116rの後面には、前後のディレーラ97f,97rの変速操作用の前後の変速操作部120f,120r(移動操作部の一例)及び前後の変速操作部121f,121r(移動操作部の一例)が各別に設けられている。前変速操作部120f及び後変速操作部120rは、後ブレーキブラケット115r及び前ブレーキブラケット115fに手をおいた状態で変速できるようにするために各別に設けられている。前変速操作部121f及び後変速操作部121rは、後レバー部材116r及び前レバー部材116fに手をおいた状態で変速できるようにするために各別に設けられている。
各変速操作部120f,120r、121f,121rは、中立位置P0と、中立位置P0から下方又は内方に揺動した第1位置P1と、中立位置P0から上方又は外方に揺動した第2位置P2とに揺動自在な変速操作部材125をそれぞれ有している。変速操作部材125は、中立位置P0に向けて付勢されている。また、変速操作部120f,121fには、図6に示すように、前シフトアップスイッチ131f及び前シフトダウンスイッチ132fがそれぞれ内部に設けられている。変速操作部120r,121rにも同様に後シフトアップスイッチ131r及び後シフトダウンスイッチ132rがそれぞれ内部に設けられている。なお、この実施形態では、第1位置P1に変速操作部材125が操作されると前後のシフトアップスイッチ131f,131rがオンし、第2位置P2に変速操作部材125が操作されると前後のシフトダウンスイッチ132f,132rがオンするように構成されている。この組み合わせは適宜に設定される。
駆動部105は、前述したようにチェーン95と、チェーン95の架け換えを行う前後のディレーラ97f,97rと、前後のスプロケット群99f,99rとを含んでいる。フロントディレーラ97fは、フレーム102のシートチューブ102aに設けられ2つの変速位置にチェーン95を案内する電気制御可能な電動ディレーラである。リアディレーラ97rは、図7に示すように、フレーム102の後部に設けられ10の変速位置を有する電気制御可能な電動ディレーラである。リアディレーラ97rは、内部に変速用のモータ及び減速機構を有するブラケット140と、ブラケット140に揺動自在に装着されたリンク機構141と、リンク機構141に装着されブラケット140に対して移動する可動部材142と、可動部材142に揺動自在に装着されたチェーンガイド143とを有している。リアディレーラ97rでは、モータによりリンク機構141が揺動してチェーンガイド143が10の変速位置のいずれかに移動する。
これらのディレーラ97f,97rは、図示しない電源からの電力が供給されて動作する。各ディレーラ97f,97rには、図6に示すように、変速位置を検出する変速位置センサ133f,133rが設けられている。
前スプロケット群99fは、図5に示すように、クランク軸の軸方向に並べて配置された歯数が異なる2枚のスプロケットF1,F2を有している。後スプロケット群99rは、図5及び図7に示すように、後輪のハブ軸145に沿った軸方向に並べて配置された歯数が異なる10枚のスプロケットR1〜R10を有している。ここでは、内側にあるスプロケットF1が外側にあるスプロケットF2より歯数の少ない。また、最も内側にあるスプロケットR1から順に歯数が少なくなり、最も外側にあるスプロケットR10が最も歯数が少ない。前後のディレーラ97f,97rは、チェーン95を複数のスプロケットF1,F2,R1〜R10のいずれかに移動させて変速動作を行う。この変速操作は、変速操作部120f,120r、121f,121rにより行われる。
変速制御装置110は、図2、図6及び図8に示すように、たとえば、ハンドルバー112の中央に装着されたケース部材126と、ケース部材126に収納されたマイクロコンピュータからなる制御部130と、前述した変速操作部120f,120r、121f,121rとを有している。また、変速制御装置110は、ケース部材126に収納された液晶表示部135と、モードスイッチ136と、セットスイッチ137とを有している。制御部130には、変速操作部120f,120r、121f,121rを構成する前後のシフトアップスイッチ131f,131r及び前後のシフトダウンスイッチ132f,132rと、フロントフォーク98に装着された速度センサ122と、前後のディレーラ97f,97rと、他の入出力部とが接続されている。また、制御部130には、モードスイッチ136と、セットスイッチ137と、前後の変速位置センサ133f,133rと、記憶部138とが接続されている。速度センサ122は、前輪106fのスポーク106sに装着された磁石123を検知することにより前輪106fの回転を検出する。なお、速度センサ122は無線又は有線で回転信号を制御部130に出力する。
液晶表示部135は、自転車の速度、各ディレーラ97f,97rの変速位置、制御モード及び走行距離等を表示可能な、たとえばセグメント方式の液晶ディスプレイを用いている。
モードスイッチ136(動作モード設定部の一例)は、制御部130による前後のディレーラ97f,97rの制御モードを変速モードと調整モードとに切り換えるために使用される。ここで変速モードは、変速操作部120f,120r、121f,121rの操作により、前後のディレーラ97f,97rを変速位置のいずれかに移動させて変速動作を行うためのモードであり、調整モードは、前後のディレーラ97f,97rの各変速位置を微調整するためのモードである。また、モードスイッチ136は、液晶表示部135の各種の表示モードを切り換えるためにも使用される。セットスイッチ137は、モードスイッチ136で選択されたモードを決定するために使用される。また、調整モードの時には調整が終了したことを入力するためにも使用される。記憶部138には、各種のデータが記憶されている。たとえば、前後のディレーラ97f,97rの各変速段FS(FS=1,2),RS(RS=1−10)毎の変速位置(FP,RP)が変速位置センサ133f,133rの検出値に対応して記憶されている。
変速位置センサ133f,133rは、ディレーラ97f,97rの変速位置に検出するものであり、たとえばロータリエンコーダ等の回転位置検出手段により構成されている。
制御部130は、機能的な構成として、変速モードの時、シフトアップスイッチ131f,131r及び前後のシフトダウンスイッチ132f,132rからの信号及び前後の変速位置センサ133f,133rからの信号に応じて前後のディレーラ97f,97rを変速制御する変速制御部130aを有している。変速制御部130aは、速度センサ122及び変速位置センサ133f,133rからの信号により液晶表示部135に速度及び変速位置を表示するとともに走行距離も表示する。また、制御部130は、調整モードの時、シフトアップスイッチ131f,131r及び前後のシフトダウンスイッチ132f,132rからの信号により1つの変速位置でシフトアップスイッチ131f,131r及び前後のシフトダウンスイッチ132f,132rの操作回数に応じてディレーラ97f,97rをシフトアップ方向及びシフトダウン方向に微小距離移動させて変速位置の調整を行う調整制御部130bを有している。さらに、制御部130は、調整された変速位置に応じて記憶部138に記憶された変速位置を更新する記憶更新部130cを有している。
次に本発明によるディレーラの制御方法について、図9から図11に示す制御フローチャートにしたがって説明する。
制御部130に電源が投入されると、図9のステップS1で初期設定がなされる。ここでは、各種のフラグや変数がリセットされるとともに変速位置が予め設定された値に設定され記憶部138に記憶される。また、制御モードが変速モードに設定される。ステップS2では、表示処理がなされる。この表示処理では、液晶表示部135に速度センサ122からの信号により速度や走行距離を表示したり、前後の変速位置センサからの出力により前後のディレーラ97f,97rの変速位置を表示する。また、制御モードが変速モードなのか調整モードなのかも表示する。ステップS3では、モードスイッチ136及びセットスイッチ137の操作によるモード設定処理が選択されたか否かを判断する。ステップS4では、変速モードが設定されているか否かを判断する。ステップS5では、調整モードが設定されているか否かを判断する。ステップS6では、他の処理が選択されたか否かを判断する。他の処理の判断が終了するとステップS2の表示処理に戻る。
モード設定処理が選択された判断するとステップS3からステップS10に移行する。ステップS10では、図10に示すモード設定処理を実行する。変速モードが設定されていると判断すると、ステップS4からステップS11に移行する。ステップS11では通常の変速処理を実行する。この変速処理では、変速操作部120f又は121fにより前シフトアップスイッチ131fがオンするとフロントディレーラ97fをシフトアップし、変速操作部120f又は121fにより前シフトダウンスイッチ132fがオンするとシフトダウンする。また、変速操作部120r又は121rにより後シフトアップスイッチ131rがオンすると、リアディレーラ97rを1段ずつ(1変速位置ずつ)シフトアップし、変速操作部120r又は121rにより後シフトダウンスイッチ132rがオンすると、リアディレーラ97rを1段ずつ(1変速位置ずつ)シフトダウンする。
調整モードが設定されていると判断すると、ステップS5からステップS12に移行する。ステップS12では図11に示す調整処理を実行する。他の処理が選択されていると判断するとステップS6からステップS13に移行する。ステップS13では、たとえば、車輪径の入力等の他の処理を実行する。
モード設定処理では、図10のステップS21でモードスイッチ136がオンしたか否かを判断する。ステップS22では、調整モードに切り換える調整モード指令が出力されている(調整モード指令オン)か否かを判断する。ステップS23では、変速モードに切り換える変速モード指令が出力されている(変速モード指令オン)か否かを判断する。ステップS23の処理が終わるとメインルーチンに戻る。
モードスイッチ136がオンすると、ステップS21からステップS24に移行する。ステップS24では、現在の制御モードが変速モードか否かを判断する。変速モードの場合はステップS25に移行し、調整モードに切り換える指令を出力し(調整モード指令オン)、ステップS22に移行する。変速モードではない場合、つまり調整モードの場合には、ステップS24からステップS26に移行し、変速モードに切り換える指令を出力し(変速モード指令オン)、ステップS22に移行する。
調整モード指令が出力されている場合には、ステップS22からステップS27に移行する。ステップS27では、セットスイッチ137がオンしたか否かを判断する。このセットスイッチ137のオンにより制御モードの切換が完了する。セットスイッチ137がオンされるとステップS28に移行する。ステップS28では、調整モードがセットされる。これにより、液晶表示部135において変速モードの表示がオフして調整モードの表示がオンするとともに、調整モード指令の出力が終わる。セットスイッチ137がオンするまではステップS27からステップS23に移行する。
変速モード指令が出力されている場合には、ステップS23からステップS29に移行する。ステップS29では、セットスイッチ137がオンしたか否かを判断する。セットスイッチ137がオンされるとステップS30に移行する。ステップS30では、変速モードがセットされる。これにより、液晶表示部135において調整モードの表示がオフして変速モードの表示がオンするとともに、変速モード指令の出力が終わる。セットスイッチ137がオンするまではステップS29からメインルーチンに戻る
調整モード処理では、図11のステップS41でタイマTcがすでにスタートしているか否かを判断する。このタイマTcは、調整モード時に変速操作部120f,121f,120r,121rのいずれかひとつでも操作が所定時間(たとえば10秒から20秒)以上なかった場合に、調整モードから変速モードに制御モードを戻すためのタイマである。タイマTcがまだスタートしていない場合はステップS42に移行してタイマTcをスタートさせてステップS43に移行する。タイマTcがすでにスタートしている場合はステップS42をスキップしてステップS43に移行する。
ステップS43では、変速操作部120f,121fのいずれかの操作により前シフトアップスイッチ131fが操作されたか否かを判断する。ステップS44では、変速操作部120f,121fのいずれかの操作により前シフトダウンスイッチ132fが操作されたか否かを判断する。ステップS45では、変速操作部120r,121rのいずれかの操作により後シフトアップスイッチ131rが操作されたか否かを判断する。ステップS46では、変速操作部120r,121rのいずれかの操作により後シフトダウンスイッチ132rが操作されたか否かを判断する。ステップS47では、セットスイッチ137が操作されたか否かを判断する。ステップS48では、タイマTcがタイムアップしたか、つまり、変速操作部120f,121f,120r,121rのいずれかひとつでもの操作が所定時間(たとえば20秒)以上なかったか否かを判断する。この判断が終わるとメインルーチンに戻る。
前シフトアップスイッチ131fがオンしたと判断すると、ステップS43からステップS50に移行する。ステップS50では、タイマTcをリセットする。ステップS51では、フロントディレーラ97fを微小距離d1(たとえば0.1mm〜0.3mm)だけシフトアップ方向(外側)に移動させる。なお、ディレーラ97f,97rの移動距離と変速位置センサ133f,133rの出力値との関係は予め記憶部138に記憶されている。ステップS52では、前シフトアップスイッチ131f及び前シフトダウンスイッチ132fの操作に関する変数SFを1増加させる。
前シフトダウンスイッチ132fがオンしたと判断すると、ステップS44からステップS53に移行する。ステップS53では、タイマTcをリセットする。ステップS54では、フロントディレーラ97fを微小距離d1(たとえば0.1mm〜0.3mm)だけシフトダウン方向(内側)に移動させる。ステップS55では、変数SFを1減少させる。
後シフトアップスイッチ131rがオンしたと判断すると、ステップS45からステップS56に移行する。ステップS56では、タイマTcをリセットする。ステップS57では、リアディレーラ97rを微小距離d2(たとえば0.05mm〜0.2mm)だけシフトアップ方向(外側)に移動させる。ステップS58では、後シフトアップスイッチ131r及び後シフトダウンスイッチ132rの操作に関する変数SRを1増加させる。
後シフトダウンスイッチ132rがオンしたと判断すると、ステップS46からステップS59に移行する。ステップS59では、タイマTcをリセットする。ステップS60では、リアディレーラ97rを微小距離d2(たとえば0.05mm〜0.2mm)だけシフトダウン方向(内側)に移動させる。ステップS61では、変数SRを1減少させる。
これらの調整が行って、変速位置の調整を完了したとライダーが判断するとセットスイッチ137を操作する。セットスイッチ137が操作されるとステップS47からステップS62に移行する。ステップS62では、フロントディレーラ97fの2つの変速位置FP(1),FP(2)を変数SFに微小距離d1を乗算した調整距離(SF×d1)だけ更新して記憶部138に記憶する。なお、変数SFが正の時はシフトアップ方向に更新され、負の時にはシフトダウン方向に更新される。また、リアディレーラ97rの変速位置RP(1)〜RP(10)を変数SRに微小距離d2を乗算した調整距離(SR×d2)だけ更新して記憶部138に記憶する。なお、変数SRが正の時はシフトアップ方向に更新され、負の時にはシフトダウン方向に更新される。これらの更新処理が終わると、ステップS63では、変数SF,SRを0にリセットする。
タイマTcがタイムアップすると、ステップS48からステップS64に移行する。ステップS64では、調整モードを解除して制御モードを変速モードにセットする。これにより、調整モードが終わった後に変速操作部120f,121f,120r,121rを何も操作しなければ変速モードに自動的に復帰する。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、モードスイッチ136の操作により制御モードを切り換えたが、制御モードの切換は、前記実施形態で限定されず、制御モード切換専用の切換スイッチを設けてモードの切換を行ってもよい。
(b)前記実施形態では、制御モードを切り換えて変速位置の調整を行ったが、専用の調整スイッチにより調整を行ってもよい。たとえば、2組ある変速操作部120f,121f、120r,121rのうち、変速操作部121f,121rを変速用の操作部として使用し、変速操作部120r,120fを調整用の操作部として使用してもよい。なお、別に専用の調整操作部を設けてもよい。この場合には、図12に示すように、ステップS71で初期設定を行う。ステップS72〜ステップS79では変速用のシフトアップシフトダウンの操作、シフトアップ方向及びシフトダウン方向の調整操作の判断を前後のディレーラ97f,97rに関して行っている。そして、ステップS81からステップS88では、フロントディレーラ97fの通常のシフトアップ変速、シフトダウン変速、リアディレーラ97rの通常のシフトアップ変速、シフトダウン変速の動作を行っている。ここで、ステップS81,83,85,85での判断は、それ以上シフトアップ又はシフトダウンできない条件を除くための処理である。そして、ステップS82,84,86,88で操作に応じた1段の変速動作を行っている。
また、ステップS76〜ステップS79では、変速操作部120f,120rを利用した前後のディレーラ97f,97rの何れの方向の操作がなされたかを判断している。そして、ステップS90,92,94,94で操作時間に応じて前後のディレーラ97f,97rを操作に応じた方向に移動させ、ステップS91,93,95,97において、その調整距離に応じて各変速段の変速位置を一括して更新している。
前記説明では、ディレーラ97f,97rの移動に応じて変速位置を一括して変更しているが、調整された変速段の変速位置を更新後に、残りの変速位置を一括して更新してもよい。
(c)前記実施形態では、調整モード処理において変速操作部120f,120r,121f,121rの操作回数により調整距離を変化させたが、その操作時間に応じて調整距離を変化させてもよい。
(d)前記実施形態では、変速モードと調整モードとの切換操作を専用のモードスイッチ136を用いて行ったが、たとえば、変速操作部120f,120r,121f,121rのいずれかの所定時間(たとえば2秒)以上の長押し操作により切換操作を行えるようにしてもよい。
(e)各変速位置をスプロケットの数に応じて自動的に設定できるようにしてもよい。たとえば、モードスイッチ136によって調整モードと変速モードとの選択に加えて変速位置設定モードを選択できるようにし、変速位置設定モードが選択されると、スプロケットの数を入力可能にすればよい。たとえば、変速操作部の操作回数により前後のスプロケット群99f,99rのスプロケットの数を入力し、セットスイッチ137によりその入力を確定すればよい。なお、この実施形態では、前後のスプロケット群99f,99rのスプロケットの数FN,RNに応じた変速位置FL(FN),RL(RN)が記憶部138に記憶されている。
具体的には、図13において、ステップS5とステップS8の間にステップS99を挿入し、変速位置設定モードか否かを判断する。変速位置設定モードの設定は、たとえば、図10に示すモード設定処理によって行われる。ここでは、詳述しないが、モードスイッチ136の操作回数に応じて、変速モードと調整モードと変速位置設定モードと他のモードとが循環的に切り換わるように構成すればよい。変速位置設定モードが選択されると、ステップS99からステップS100に移行する。ステップS100では、図14に示す変速位置設定処理が実行される。
変速位置設定モード処理では、図14のステップS101でタイマTdがすでにスタートしているか否かを判断する。このタイマTdは、変速位置設定モード時に変速操作部120f,121f,120r,121rのいずれかひとつでも操作が所定時間(たとえば10秒から20秒)以上なかった場合に、変速位置設定モードから変速モードに制御モードを戻すためのタイマである。タイマTdがまだスタートしていない場合はステップS102に移行してタイマTdをスタートさせてステップS103に移行する。タイマTdがすでにスタートしている場合はステップS102をスキップしてステップS103に移行する。
ステップS103では、変速操作部120f,121fのいずれかの操作により前シフトアップスイッチ131fが操作されたか否かを判断する。ステップS104では、変速操作部120f,121fのいずれかの操作により前シフトダウンスイッチ132fが操作されたか否かを判断する。ステップS105では、変速操作部120r,121rのいずれかの操作により後シフトアップスイッチ131rが操作されたか否かを判断する。ステップS106では、変速操作部120r,121rのいずれかの操作により後シフトダウンスイッチ132rが操作されたか否かを判断する。ステップS107では、セットスイッチ137が操作されたか否かを判断する。ステップS108では、タイマTdがタイムアップしたか、つまり、変速操作部120f,121f,120r,121rのいずれかひとつでもの操作が所定時間(たとえば20秒)以上なかったか否かを判断する。この判断が終わるとメインルーチンに戻る。
前シフトアップスイッチ131fがオンしたと判断すると、ステップS103からステップS110に移行する。ステップS110では、タイマTdをリセットする。ステップS111では、フロントスプロケット群99fに対するスプロケットの数の入力値FNが3か否かを判断する。通常のフロントスプロケット群99fのスプロケットの数は2か又は3のため、3を超える入力を防止するためにこの判断を行う。入力値FNが3ではない場合は、ステップS112に移行する。ステップS112では、入力値FNを1増加させる。入力値FNが3の場合は、ステップS112をスキップする。
前シフトダウンスイッチ132fがオンしたと判断すると、ステップS104からステップS113に移行する。ステップS113では、タイマTdをリセットする。ステップS114では、入力値FNが2か否かを判断する。通常のフロントスプロケット群99fのスプロケットの数は2か又は3のため、2を下回る入力を防止するためにこの判断を行う。入力値FNが2ではない場合は、ステップS115に移行する。ステップS115では、入力値FNを減少させる。入力値FNが2の場合は、ステップS115をスキップする。
後シフトアップスイッチ131rがオンしたと判断すると、ステップS105からステップS116に移行する。ステップS116では、タイマTdをリセットする。ステップS117では、リアスプロケット群99rに対するスプロケットの数の入力値RNが10か否かを判断する。通常のリアスプロケット群99rのスプロケットの数は7から10の範囲にあるため、10を超える入力を防止するためにこの判断を行う。入力値RNが10ではない場合は、ステップS118に移行する。ステップS118では、入力値RNを1増加させる。入力値RNが10の場合は、ステップS118をスキップする。
後シフトダウンスイッチ132rがオンしたと判断すると、ステップS106からステップS119に移行する。ステップS119では、タイマTdをリセットする。ステップS120では、入力値RNが7か否かを判断する。通常のリアスプロケット群99rのスプロケットの数は7以上のため、7を下回る入力を防止するためにこの判断を行う。入力値RNが7ではない場合は、ステップS121に移行する。ステップS121では、入力値こNを減少させる。入力値RNが7の場合は、ステップS121をスキップする。
これらのスプロケットの数の入力を行って、スプロケットの数の入力を完了したとライダーが判断するとセットスイッチ137を操作する。セットスイッチ137が操作されるとステップS107からステップS122に移行する。ステップS122では、フロントディレーラ97fのn(n:1〜FNの整数)個の変速位置FP(n)をフロントスプロケット群99fのスプロケットの数FNに応じて記憶部138に予め設定された変速位置FL(FN)に更新するとともに、リアディレーラ97fのm(m:1〜RNの整数)個の変速位置RP(m)をリアスプロケット群99rのスプロケットの数RNに応じて記憶部138に予め設定された変速位置RL(RN)に更新し、記憶部138に記憶する。
タイマTdがタイムアップすると、ステップS108からステップS124に移行する。ステップS124では、変速位置設定モードを解除して制御モードを変速モードにセットする。これにより、変速位置設定モードが終わった後に変速操作部120f,120r,121f,121rを何も操作しなければ変速モードに自動的に復帰する。
(f)前記実施形態では、ロードタイプの自転車の変速制御装置を例に説明したが、自転車の形態は外装変速装置を有するものであればどのような形態でもよい。
本発明の一実施形態が採用された自転車の側面図 そのハンドル部分の正面図。 その後ブレーキレバーの側面図。 その後ブレーキレバーの正面図。 前後のスプロケット群の模式的配置図。 変速制御装置の構成を示すブロック図。 リアディレーラの拡大側面図。 変速制御装置の平面図。 制御系のメインルーチンの制御フローチャート。 そのモード設定処理のフローチャート。 その調整モードの制御フローチャート。 他の実施形態の図9に相当する図。 さらに他の実施形態の図9に相当する図。 その実施形態の変速位置設定処理のフローチャート。
符号の説明
95 チェーン
97f フロントディレーラ
99f,99r 前後のスプロケット群
110 変速制御装置
130 変速制御部
131f 前シフトアップスイッチ
132f 前シフトダウンスイッチ
136 モードスイッチ
137 セットスイッチ
F1,F2 前スプロケット(フロントディレーラの変速位置)
R1〜R10 後スプロケット(リアディレーラの変速位置)

Claims (16)

  1. 軸方向に並べて配置された複数のスプロケットに対応する変速位置間を移動する電気制御可能なディレーラを制御する自転車用ディレーラ制御装置であって、
    前記ディレーラを前記複数の変速位置間で移動させる変速モードと前記複数の変速位置のいずれかひとつにおいてその位置を微調整する調整モードのいずれかに設定する動作モード設定部と、
    前記複数の変速位置を記憶する記憶部と、
    前記調整モードにおいて前記複数の変速位置のいずれかひとつの変速位置の調整が完了すると、調整後の前記ディレーラの位置を新たな変速位置として前記記憶部に記憶させるとともに、残りの1または複数の変速位置を調整された変速位置に応じて再設定して前記記憶部に記憶させる記憶更新部と、
    を備えた自転車用ディレーラ制御装置。
  2. 前記記憶更新部は、前記調整モードにおいて前記複数の変速位置のいずれかひとつの変速位置の調整が完了すると、調整後の前記ディレーラの位置を新たな変速位置として前記記憶部に記憶させるとともに、残りの全ての変速位置を再設定して前記記憶部に記憶させる、請求項1記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  3. 前記ディレーラをシフトアップ方向及びシフトダウン方向のいずれかに移動させるための移動操作部と、
    前記変速モードが設定されているときに前記移動操作部が操作されると、前記ディレーラを前記複数の変速位置のいずれかに移動させる変速制御部と、
    前記調整モードが設定されているときに前記移動操作部が操作されると、前記移動操作部の操作に応じた調整距離だけ前記ディレーラを移動させる調整制御部と、
    をさらに備えた、請求項1又は2に記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  4. 前記記憶更新部は、前記調整モードにおいて前記複数の変速位置のいずれかひとつの変速位置の調整が完了すると、前記調整距離分移動した前記ディレーラの位置を新たな変速位置として前記記憶部に記憶させるとともに、残りの1または複数の変速位置を前記調整距離分移動した位置に再設定して前記記憶部に記憶させる、請求項3に記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  5. 前記調整距離は前記移動操作部の操作時間に応じて変化する、請求項3又は4に記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  6. 前記調整距離は前記移動操作部の操作回数に応じて変化する、請求項3又は4に記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  7. 前記移動操作部は、前記シフトアップ用のシフトアップスイッチとシフトダウン用のシフトダウンスイッチとを有する、請求項3から6のいずれか1項に記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  8. 前記移動操作部は、中立位置と、前記中立位置から一方に移動した第1位置と、前記中立位置から他方に移動した第2位置とを有するシフト操作部材を有し、
    前記シフトアップスイッチは前記シフト操作部材が前記第1位置に移動するとオンし、前記シフトダウンスイッチは前記シフト操作部材が前記第2位置に移動するとオンする、請求項7に記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  9. 前記動作モード設定部は、前記シフトアップスイッチ又はシフトダウンスイッチが第1所定時間以上操作されると、前記変速モードと調整モードとを交互に設定する、請求項7又は8に記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  10. 前記動作モード設定部は、前記変速モードと前記調整モードとを切り換えるモードスイッチを有する、請求項1から9のいずれか1項に記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  11. 前記動作モード設定部は、前記調整モードのときに前記移動操作部が第2所定時間以上操作されなかったとき、前記変速モードに設定する、請求項3から10のいずれか1項に記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  12. 前記スプロケットの数を設定可能なスプロケット数設定部と、
    前記設定された前記スプロケットの数に応じて複数の前記変速位置を設定して前記記憶部に記憶させる変速位置設定部とをさらに備える、請求項1から11のいずれか1項に記載の記載の自転車用ディレーラ制御装置。
  13. 軸方向に並べて配置された複数のスプロケットに対応する変速位置間を移動する電気制御可能なディレーラを制御する自転車用ディレーラ制御装置であって、
    前記ディレーラをシフトアップ方向又はシフトダウン方向のいずれかにそれぞれ移動させるための第1及び第2移動操作部と、
    前記複数の変速位置を記憶する記憶部と、
    前記第1移動操作部が操作されると、前記ディレーラを前記複数の変速位置のいずれかに移動させる変速制御部と、
    前記第2移動操作部が操作されると、前記第2移動操作部の操作に応じた調整距離だけ前記ディレーラを移動させる調整制御部と、
    前記複数の変速位置のいずれかひとつの変速位置の調整が完了すると、調整後の前記ディレーラの位置を新たな変速位置として前記記憶部に記憶させるとともに、残りの1または複数の変速位置を調整された変速位置に応じて再設定して前記記憶部に記憶させる記憶更新部と、
    を備えた自転車用ディレーラ制御装置。
  14. 軸方向に並べて配置された複数のスプロケットに対応する複数の変速位置を予め記憶させ、それらの記憶された変速位置間を移動する電気制御可能なディレーラを制御する自転車用ディレーラ制御方法であって、
    前記複数の変速位置のいずれかひとつの記憶された変速位置を更新する第1更新工程と、
    前記第1更新工程完了後、残りの1または複数の変速位置を自動的に更新する第2更新工程と、
    を含む自転車用ディレーラ制御方法。
  15. 前記第1更新工程の前に、変速位置を更新可能な調整モードを選択する第1選択工程をさらに含む、請求項14に記載の自転車用ディレーラ制御方法。
  16. 前記第2更新工程終了後に、更新された複数の変速位置間を前記ディレーラが移動可能な変速モードを選択する第2選択工程をさらに含む、請求項14又は15に記載の自転車用ディレーラ制御方法。
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