JP2005280006A - 金型装置及びその製造方法 - Google Patents

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Yasuyoshi Sakamoto
泰良 坂本
Katsuyuki Hiki
克之 比企
Yuichi Inada
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Abstract

【課題】金型組立体における中心側部品と外側部品との間で心ずれが発生するのを防止する。
【解決手段】中心に穴h3が形成された取付支持部と、前記穴h3の内周面に基づいて中心が決められた中心側部品と、前記中心側部品の外周面に基づいて中心が決められた外側部品とを有する。取付支持部の穴h3の内周面に基づいて中心側部品の中心が決められ、該中心側部品の外周面に基づいて外側部品の中心が決められるので、中心側部品と外側部品の間で心ずれが発生するのを防止することができる。心ずれが発生するのを防止するためにガイドリングを使用し、各ガイドリングにおいて圧入嵌(かん)合を行う必要がないので、金型装置の構成要素が変形することがなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、金型装置及びその製造方法に関するものである。
従来、成形品としてのディスク基板を成形するための成形機、例えば、射出成形機においては、加熱シリンダ内において溶融させられた樹脂を、金型装置内のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却し、固化させることによってディスク基板を得るようにしている。
そのために、前記射出成形機は、固定側の金型組立体及び可動側の金型組立体から成る前記金型装置、前記樹脂をキャビティ空間に充填するための射出装置、並びに前記可動側の金型組立体を固定側の金型組立体に対して接離させるための型締装置を備える。そして、該型締装置によって前記可動側の金型組立体を進退させ、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きを行い、型締め時に、固定側の金型組立体の鏡面盤と可動側の金型組立体の鏡面盤との間にキャビティ空間が形成される。なお、前記可動側の金型組立体の鏡面盤より径方向外方には、キャビティ空間の外周縁を画成するキャビリングが配設される。
また、前記射出装置は、加熱シリンダ、該加熱シリンダの前端に取り付けられた射出ノズル、及び前記加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューを備える。
そして、計量工程において、前記スクリューが回転させられ、樹脂が溶融させられてスクリューの前方に蓄えられ、それに伴って、スクリューが後退させられ、この間に、金型装置の型閉じ及び型締めが行われる。続いて、射出工程において、前記スクリューが前進させられ、前記スクリューの前方に蓄えられた樹脂が射出ノズルから射出され、キャビティ空間に充填される。そして、冷却工程において、前記キャビティ空間内の樹脂が冷却され、穴開加工が行われ、ディスク基板が成形される。続いて、型開きが行われ、前記ディスク基板が取り出される。
ところで、前記固定側の金型組立体においては、第1の取付支持部としてのベースプレートに第1の外側部品としての鏡面盤、ガイドリング等が取り付けられ、前記鏡面盤に突当てリングが取り付けられるようになっている。また、可動側の金型組立体においては、第2の取付支持部としての中間プレートに第2の外側部品としての鏡面盤、ガイドリング等が取り付けられ、前記鏡面盤にキャビリングが取り付けられるようになっている。そして、前記固定側の金型組立体と可動側の金型組立体との心合せを行うために、前記各ガイドリングに嵌(かん)合部が形成され、各ガイドリングを互いに嵌合させるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、前記固定側の金型組立体においては、ガイドリングの内周面とベースプレート及び鏡面盤の外周面とを当接させることによって、ベースプレート及び鏡面盤の中心を決め、前記ベースプレートの中心に形成された穴の内周面と第1の中心側部品としてのスプルーブッシュの外周面とを当接させ、該スプルーブッシュのほかに、同様に、第1の中心側部品としてのインナスタンパホルダ等の中心を決めるようにしている。また、前記可動側の金型組立体においては、ガイドリングの内周面と中間プレート及び鏡面盤の外周面とを当接させることによって、中間プレート及び鏡面盤の中心を決め、前記中間プレートの中心に形成された穴の内周面と第2の中心側部品としてのブシュの外周面とを当接させることによって、前記ブシュのほかに、同様に第2の中心側部品としてのカットパンチ、突出しピン等の中心を決めるようにしている。
特開平11−70529号公報
しかしながら、前記従来の金型装置においては、固定側の金型組立体の場合、ベースプレートの外周面側からガイドリングを介して鏡面盤の中心が決められ、ベースプレートの内周面側からスプルーブッシュ、インナスタンパホルダ等の中心が決められるので、スプルーブッシュ、インナスタンパホルダ等と、鏡面盤、該鏡面盤に取り付けられた突当てリング等との間で心ずれが発生してしまう。
また、可動側の金型組立体の場合、中間プレートの外周面側からガイドリングを介して鏡面盤の中心が決められ、中間プレートの内周面側からブシュ、カットパンチ、突出しピン等の中心が決められるので、ブシュ、カットパンチ、突出しピン等と、鏡面盤、該鏡面盤に取り付けられたキャビリング等との間で心ずれが発生してしまう。
そこで、心ずれが発生するのを防止するために、前記各ガイドリングの嵌合部間のクリアランスを小さくして圧入嵌合を行うことが考えられるが、圧入嵌合によって心合せを行おうとすると、金型装置の構成要素が変形することがあり、ディスク基板の品質が低下してしまう。
本発明は、前記従来の金型装置の問題点を解決して、金型組立体における中心側部品と外側部品との間で心ずれが発生するのを防止することができ、金型組立体の構成要素が変形することがなく、成形品の品質を向上させることができる金型装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の金型装置においては、中心に穴が形成された取付支持部と、前記穴の内周面に基づいて中心が決められた中心側部品と、前記中心側部品の外周面に基づいて中心が決められた外側部品とを有する。
本発明の他の金型装置においては、さらに、前記取付支持部はベースプレートである。そして、前記中心側部品はスプルーブッシュである。また、前記外側部品は鏡面盤である。
本発明の更に他の金型装置においては、さらに、前記付支持部は中間プレートである。そして、前記中心側部品はカットパンチである。また、前記外側部品は鏡面盤である。
本発明の金型装置の製造方法においては、中心に穴が形成された取付支持部の内周面に基づいて中心側部品を取り付け、該中心側部品の中心を決める。そして、該中心側部品の外周面に基づいて外側部品を取り付け、該外側部品の中心を決める。
本発明の他の金型装置の製造方法においては、さらに、前記取付支持部はベースプレートである。そして、前記中心側部品はスプルーブッシュである。また、前記外側部品は鏡面盤である。
本発明の更に他の金型装置の製造方法においては、さらに、前記付支持部は中間プレートである。そして、前記中心側部品はカットパンチである。また、前記外側部品は鏡面盤である。
本発明によれば、金型装置においては、中心に穴が形成された取付支持部と、前記穴の内周面に基づいて中心が決められた中心側部品と、前記中心側部品の外周面に基づいて中心が決められた外側部品とを有する。
この場合、取付支持部の穴の内周面に基づいて中心側部品の中心が決められ、該中心側部品の外周面に基づいて外側部品の中心が決められるので、中心側部品と外側部品との間で心ずれが発生するのを防止することができる。
そして、心ずれが発生するのを防止するためにガイドリングを使用し、各ガイドリングにおいて圧入嵌合を行う必要がないので、金型装置の構成要素が変形することがなくなる。したがって、成形品の品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態における金型装置の要部を示す断面図である。
図において、12は図示されない固定プラテンに、図示されないボルトによって、図示されない取付板を介して取り付けられた固定側の金型組立体であり、該金型組立体12は、第1の取付支持部としての、かつ、第1の支持部材としてのベースプレート15、該ベースプレート15にボルトb1によって取り付けられた第1の盤状部材としての鏡面盤16、前記ベースプレート15内において、ベースプレート15に対して位置決めされ、ボルトb2によって取り付けられたスプルーブッシュ24を備える。前記ベースプレート15及び鏡面盤16によって第1の型ユニットが構成される。
前記スプルーブッシュ24の前端(図において下端)に、キャビティ空間Cに臨ませて凹部から成るダイ28が、スプルーブッシュ24の後端(図において上端)に、図示されない射出装置の射出ノズルを当接させるための凹部から成るノズルタッチ部29が形成される。そして、前記スプルーブッシュ24の前端から後端にかけて、かつ、前記ダイ28及びノズルタッチ部29と連通させて、前記射出ノズルから射出された成形材料としての樹脂を通すためのスプルー26が形成される。該スプルー26の前端は、キャビティ空間Cに充填される樹脂の入口となるゲートを構成する。
また、前記スプルーブッシュ24の前端の近傍に、水、油、空気、ガス等の第1の温調用の媒体、本実施の形態においては、水を流すための環状の流路27が形成され、該流路27に、図示されない媒体供給源からの水が供給路30を介して供給されることによって、スプルーブッシュ24の特に前端部(図において下端部)が所定の温度に冷却されるとともに、前記スプルーブッシュ24の前半部(図において下半部)の径方向外方に配設され、図示されないスタンパの内周縁を押さえて保持するためのインナスタンパホルダ14が冷却される。該インナスタンパホルダ14は、後端に臨ませて回転自在に配設されたロッド25を回転させることによって、ベースプレート15に対して係脱させられ、外周縁にスタンパの内周縁を押さえるための爪が形成される。
なお、前記射出装置は、加熱シリンダ、該加熱シリンダの前端に取り付けられた前記射出ノズル、前記加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリュー等を備える。
そして、前記鏡面盤16には、前記スタンパが着脱自在に取り付けられ、前記キャビティ空間Cへの樹脂の充填に伴って、スタンパに形成されたピットの微細なパターンが樹脂に転写され、成形品としてのディスク基板の情報面を構成する凹凸を形成する。
また、前記鏡面盤16の外周縁に環状の突当てリング18がボルトb3によってベースプレート15に取り付けられ、前記鏡面盤16及び突当てリング18より径方向外方に環状の第1の外周リング19がボルトb4によってベースプレート15に取り付けられる。なお、前記鏡面盤16及び第1の外周リング19によって第1の被取付部材が、突当てリング18によって二次被取付部材が構成される。前記インナスタンパホルダ14、スプルーブッシュ24等によって、ベースプレート15より径方向内方に配設された第1の中心側部品が、鏡面盤16、突当てリング18、第1の外周リング19等によって、前記インナスタンパホルダ14、スプルーブッシュ24等より径方向外方に配設された第1の外側部品が構成される。
一方、32は図示されない可動プラテンに図示されないボルトによって取り付けられた可動側の金型組立体であり、該金型組立体32は、前記可動プラテンが進退するのに伴って進退(図において上下方向に移動)させられ、金型組立体12と接離させられる。そして、前記金型組立体32、12間にパーティングラインが形成される。
前記金型組立体32は、ベースプレート35、該ベースプレート35にボルトb5によって取り付けられた第2の取付支持部としての中間プレート40、該中間プレート40にボルトb6によって取り付けられた第2の盤状部材としての鏡面盤36、前記中間プレート40内に配設され、中間プレート40にボルトb7によって取り付けられた筒状のブシュ47、該ブシュ47内にベアリング49によって進退自在に配設された筒状の加工部材としてのカットパンチ48、該カットパンチ48内に進退自在に配設されたロッド状の突出しピン50、前記ベースプレート35内に配設されたカットパンチブロック52、前記ベースプレート35内に配設され、前記カットパンチブロック52を貫通し、かつ、カットパンチブロック52に対して摺(しゅう)動自在に配設された突出し用ロッド53等を備える。なお、前記ベースプレート35及び中間プレート40によって第2の支持部材が、前記ベースプレート35、中間プレート40及び鏡面盤36によって第2の型ユニットが構成される。
また、本実施の形態においては、鏡面盤16にスタンパが取り付けられるようになっているが、鏡面盤36にスタンパを取り付けることもできる。さらに、本実施の形態においては、金型組立体12にインナスタンパホルダ14、鏡面盤16、スプルーブッシュ24等を配設し、金型組立体32にベースプレート35、鏡面盤36、中間プレート40、ブシュ47、カットパンチ48等を配設するようになっているが、金型組立体12にベースプレート、鏡面盤、中間プレート、ブシュ、カットパンチ等を配設し、金型組立体32にインナスタンパホルダ、鏡面盤、スプルーブッシュ等を配設することもできる。
前記ブシュ47は、カットパンチ48を包囲して、かつ、前端(図において上端)をキャビティ空間Cに臨ませて配設され、鏡面盤36を貫通して後方(図において下方)に延び、後端(図において下端)のフランジ部f1において、中間プレート40に前記ボルトb7によって取り付けられる。前記ブシュ47の外周面と鏡面盤36及び中間プレート40の内周面との間にわずかなクリアランスが形成され、該クリアランスに圧縮された空気が供給され、該空気は、金型組立体32の前端において、ブシュ47の外周面と鏡面盤36の内周面との間に形成されたエアブロー用のスリットからキャビティ空間C内に噴射される。
また、前記カットパンチ48は、前端をキャビティ空間Cに臨ませて配設され、鏡面盤36及び中間プレート40を貫通して後方に延び、後端のフランジ部f2において前記カットパンチブロック52と当接させられる。したがって、図示されないカットパンチ用の駆動部としてのカットパンチ用シリンダを駆動することによって、カットパンチブロック52を進退させ、カットパンチ48を進退させることができる。なお、該カットパンチ48の前端は、前記ダイ28の形状に対応する形状を有し、前記カットパンチ48を前進(図において上方向に移動)させることによって、前端をダイ28内に進入させることができる。
また、前記ブシュ47の前端の近傍に、空気、ガス等の第2の温調用の媒体、本実施の形態においては、空気を流すための環状の流路55がカットパンチ48を包囲して形成され、該流路55に、図示されない媒体供給源から空気が供給されることによって、ブシュ47が冷却されるとともに、カットパンチ48の特に前端部(図2において上端部)が所定の温度に冷却される。なお、第2の温調用の媒体として水、油等を使用することもできる。
そして、前記突出しピン50は、前端をキャビティ空間Cに臨ませて配設され、鏡面盤36及び中間プレート40を貫通して後方に延び、後端において前記突出し用ロッド53と当接させられる。したがって、図示されない突出し用の駆動部としての突出し用シリンダを駆動することによって、突出し用ロッド53を進退させ、突出しピン50を進退させることができる。なお、前記カットパンチ48と突出しピン50との間には、付勢部材としてのスプリング54が軸方向に延在させて配設され、所定の付勢力で突出しピン50を後方に向けて付勢する。
前記鏡面盤36の外周縁に、鏡面盤36に対して進退自在に、かつ、突当てリング18と対向させて環状のキャビリング37が配設され、該キャビリング37によって、キャビティ空間Cの外周縁が画成されるとともに、ディスク基板の厚さが規定される。
また、前記鏡面盤36及びキャビリング37より径方向外方において前記第1の外周リング19と対向させて環状の第2の外周リング38がボルトb9によって中間プレート40に取り付けられる。前記第2の外周リング38は、前記キャビリング押えとしても機能し、前記キャビリング37の外周縁に係止させられる。前記ブシュ47、カットパンチ48、突出しピン50等によって、中間プレート40より径方向内方に配設された第2の中心側部品が、鏡面盤36、キャビリング37、第2の外周リング38等によって、前記ブシュ47、カットパンチ48、突出しピン50等より径方向外方に配設された第2の外側部品が構成される。なお、前記鏡面盤36及び第2の外周リング38によって第2の被取付部材が、キャビリング37によって二次被取付部材が構成される。
前記キャビリング37には後方に向けて案内ロッド41が取り付けられ、該案内ロッド41を前記中間プレート40に形成された案内穴に沿って進退させることにより、キャビリング37を進退させることができる。そして、キャビリング37は、鏡面盤36の前端面(図において上端面)より突出させられ、キャビリング37の内周面によってディスク基板の外周縁が画成される。この場合、型閉じ及び型開きを円滑に行うことができるように、ベースプレート15の所定の箇所に図示されないガイドロッドが金型組立体32に向けて突出させて取り付けられ、中間プレート40及びベースプレート35における前記ガイドロッドと対応する箇所に図示されないガイドブッシュが配設され、金型組立体32の進退に伴って、ガイドロッドがガイドブッシュに対して挿脱される。このようにして、前記金型組立体12と金型組立体32との心合せを行うようにしている。
ところで、前記金型組立体12、32によってディスク成形用金型である金型装置が構成され、金型組立体32を金型組立体12に対して接離させるために図示されない型締装置が配設される。該型締装置の型締め用の駆動部としての型締シリンダを駆動し、前記金型組立体32を進退させることによって、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きを行うことができ、型締め時に、鏡面盤16、36間にパーティングライン及び前記キャビティ空間Cが形成される。
また、冷却工程において、カットパンチ用シリンダを駆動することによってカットパンチ48を前進させると、カットパンチ48の前端がダイ28内に進入し、前記キャビティ空間C内の樹脂に加工、本実施の形態においては、穴開加工を行うことができる。なお、前記キャビティ空間C内の樹脂によってディスク基板の原型、すなわち、基板原型が構成される。
前記鏡面盤16、36とベースプレート15及び中間プレート40とによって、水、油、空気、ガス等の第3の温調用の媒体、本実施の形態においては、水を流すための第1、第2の流路61、62が形成され、該第1、第2の流路61、62に前記媒体供給源から水が供給され、鏡面盤16、36が所定の温度に冷却される。
そして、計量工程で前記射出装置において、スクリューが回転させられ、樹脂が溶融させられてスクリューの前方に蓄えられ、それに伴って、スクリューが後退させられ、この間に、金型装置の型閉じ及び型締めが行われる。続いて、射出工程において、前記スクリューが前進させられ、前記スクリューの前方に蓄えられた樹脂が射出ノズルから射出され、キャビティ空間Cに充填される。そして、冷却工程において、前記キャビティ空間C内の樹脂が冷却され、穴開加工が行われ、ディスク基板が成形される。続いて、型開きが行われ、前記ディスク基板が取り出される。
次に、金型組立体12、32の組立方法について説明する。
図1は本発明の実施の形態における固定側の金型組立体の組立方法を示す断面図、図3は本発明の実施の形態における固定側の金型組立体の組立方法を示すフローチャート、図4は本発明の実施の形態における組立後の固定側の金型組立体の断面図、図5は本発明の実施の形態における固定側の金型組立体の分解方法を示すフローチャート、図6は本発明の実施の形態における可動側の金型組立体の組立方法を示す断面図、図7は本発明の実施の形態における可動側の金型組立体の組立方法を示すフローチャート、図8は本発明の実施の形態における組立後の可動側の金型組立体の断面図、図9は本発明の実施の形態における可動側の金型組立体の分解方法を示すフローチャートである。
まず、金型組立体12を組み立てる場合、ベースプレート15において金型組立体32と対向するパーティングライン側の面S21を上に向けて、ベースプレート15を図示されない作業台の上に置き、ボルトb4によって第1の外周リング19をパーティングライン側からベースプレート15に取り付ける。そのために、第1の外周リング19の円周方向における複数箇所にボルトb4を貫通させるための穴h1が、ベースプレート15における各穴h1に対応する箇所に、ボルトb4を締め付けるための穴h2が形成される。
次に、前記作業台の上において、ベースプレート15を立て、固定プラテンと対向する反パーティングライン側から、スプルーブッシュ24をベースプレート15の穴h3に挿入し、ボルトb2(図2)によってスプルーブッシュ24をベースプレート15に取り付ける。このとき、ベースプレート15の穴h3の内周面とスプルーブッシュ24の外周面とが当接させられ、穴h3の内周面に基づいてインナスタンパホルダ14、スプルーブッシュ24等の中心が決められる。
続いて、前記面S21を上に向けて、ベースプレート15を前記作業台の上に置き、ボルトb1によって鏡面盤16をパーティングライン側からベースプレート15に取り付ける。そのために、鏡面盤16の円周方向における複数箇所にボルトb1を貫通させるための穴h4が、ベースプレート15における各穴h4に対応する箇所に、ボルトb1を締め付けるための穴h5が、鏡面盤16の中央にスプルーブッシュ24の前半部(図において上半部)を挿入するための穴h6が形成される。
次に、前記穴h3、h6の内周面とスプルーブッシュ24の外周面との間に、インナスタンパホルダ14をパーティングライン側から挿入し、ベースプレート15に取り付ける。これに伴って、インナスタンパホルダ14の内周面とスプルーブッシュ24の外周面とが当接させられるとともに、穴h3、h6の内周面とインナスタンパホルダ14の外周面とが当接させられ、スプルーブッシュ24の外周面に基づいてインナスタンパホルダ14の中心が、インナスタンパホルダ14の外周面に基づいて鏡面盤16の中心が決められる。
その後、突当てリング18をパーティングライン側からボルトb3によって鏡面盤16に取り付ける。そのために、突当てリング18の円周方向における複数箇所にボルトb3を貫通させるための穴h7が形成される。また、鏡面盤16の外周縁に取付用のフランジ部f11が形成され、該フランジ部f11の円周方向における複数箇所にボルトb3を締め付けるための穴h8が形成される。したがって、インナスタンパホルダ14及びスプルーブッシュ24の外周面に基づいて突当てリング18の中心が決められる。
このようにして、金型組立体12を組み立てることができる。
また、金型組立体12を分解する場合、まず、前記面S21を上に向けて、金型組立体12を前記作業台の上に置き、ボルトb3を外して突当てリング18を鏡面盤16からパーティングライン側に取り外し、次に、インナスタンパホルダ14をベースプレート15からパーティングライン側に取り外した後、ボルトb1を外して鏡面盤16をベースプレート15からパーティングライン側に取り外す。続いて、前記作業台の上において、ベースプレート15を立て、ボルトb2を外してスプルーブッシュ24をベースプレート15から反パーティングライン側に取り外した後、面S21を上に向けてベースプレート15を前記作業台の上に置き、ボルトb4を外して第1の外周リング19をベースプレート15からパーティングライン側に取り外す。
このようにして、金型組立体12を分解することができる。
次に、金型組立体32を組み立てる場合、中間プレート40を前記作業台の上に立て、可動プラテンと対向する反パーティングライン側から、あらかじめ組み立てられたブシュ47、ベアリング49及びカットパンチ48を穴h11に挿入し、ボルトb7によってブシュ47を中間プレート40に取り付ける。これに伴って、ブシュ47の内周面とカットパンチ48の外周面とがベアリング49を介して緊密に当接させられるとともに、穴h11の内周面とブシュ47の外周面とが当接させられ、穴h11の内周面に基づいてブシュ47、カットパンチ48等の中心が決められる。
次に、中間プレート40において金型組立体12と対向するパーティングライン側の面S22を上に向けて、中間プレート40を前記作業台の上に置き、ボルトb6によって鏡面盤36をパーティングライン側から中間プレート40に取り付ける。そのために、鏡面盤36の外周縁に取付用のフランジ部f12が形成され、該フランジ部f12の円周方向における複数箇所にボルトb6を貫通させるための穴h12が、中間プレート40における各穴h12に対応する箇所に、ボルトb6を締め付けるための穴h13が、鏡面盤36の中央にブシュ47、カットパンチ48及びベアリング49の前半部を挿入するための穴h14が形成される。これに伴って、ブシュ47の外周面と穴h14の内周面とが当接させられ、ブシュ47及びカットパンチ48の外周面に基づいて鏡面盤36の中心が決められる。
続いて、キャビリング37をパーティングライン側から鏡面盤36に取り付ける。そのために、キャビリング37の裏面における前記ボルトb6と対応する箇所に、ボルトb6のヘッド部を収容するための穴h15が形成される。
次に、ボルトb9によって第2の外周リング38をパーティングライン側から中間プレート40に取り付ける。そのために、第2の外周リング38の円周方向における複数箇所にボルトb9を貫通させるための穴h18が、中間プレート40における各穴h18に対応する箇所に、ボルトb9を締め付けるための穴h19が形成される。したがって、ブシュ47の外周面に基づいてキャビリング37及び第2の外周リング38の中心が決められる。
その後、中間プレート40を前記作業台の上に立て、突出しピン50を反パーティングライン側からカットパンチ48内に組み込んだ後、反パーティングライン側からベースプレート35をボルトb5によって取り付ける。これに伴って、突出しピン50の外周面とカットパンチ48の内周面とが当接させられ、突出しピン50の中心が決められる。
このようにして、金型組立体32を組み立てることができる。
また、金型組立体32を分解する場合、まず、金型組立体32を前記作業台の上に立て、ボルトb5を外してベースプレート35を中間プレート40から反パーティングライン側に取り外した後、突出しピン50を反パーティングライン側に取り外す。次に、面S22を上に向けて中間プレート40を前記作業台の上に置き、ボルトb9を外して第2の外周リング38を中間プレート40からパーティングライン側に取り外し、続いて、キャビリング37を鏡面盤36からパーティングライン側に取り外した後、ボルトb6を外して鏡面盤36を中間プレート40からパーティングライン側に取り外す。次に、前記作業台の上において、中間プレート40を立て、ボルトb7を外してブシュ47、ベアリング49及びカットパンチ48を中間プレート40から反パーティングライン側に取り外す。
このようにして、金型組立体32を分解することができる。
このように、本実施の形態においては、金型組立体12において、ベースプレート15の穴h3の内周面に基づいてスプルーブッシュ24、インナスタンパホルダ14等の中心が決められ、さらに、スプルーブッシュ24、インナスタンパホルダ14等の外周面に基づいて鏡面盤16、突当てリング18等の中心が決められるので、スプルーブッシュ24、インナスタンパホルダ14等と鏡面盤16、突当てリング18等との間で心ずれが発生するのを防止することができる。
また、金型組立体32において、中間プレート40の穴h11の内周面に基づいてブシュ47、カットパンチ48、突出しピン50等の中心が決められ、さらに、ブシュ47、カットパンチ48、突出しピン50等の外周面に基づいて鏡面盤36、キャビリング37等の中心が決められるので、ブシュ47、カットパンチ48、突出しピン50等と鏡面盤36、キャビリング37等との間で心ずれが発生するのを防止することができる。
そして、心ずれが発生するのを防止するために、第1、第2の外周リング19、38に代えてガイドリングを使用し、各ガイドリングにおいて圧入嵌合を行う必要がないので、金型装置の構成要素が変形することがなくなる。したがって、ディスク基板の品質を向上させることができる。なお、図において、26はスプルーである。
次に、図3のフローチャートについて説明する。
ステップS1 第1の外周リング19をベースプレート15に取り付ける。
ステップS2 スプルーブッシュ24をベースプレート15に取り付ける。
ステップS3 鏡面盤16をベースプレート15に取り付ける。
ステップS4 インナスタンパホルダ14をベースプレート15に取り付け、処理を終了する。
次に、図5のフローチャートについて説明する。
ステップS11 インナスタンパホルダ14をベースプレート15から取り外す。
ステップS12 鏡面盤16をベースプレート15から取り外す。
ステップS13 スプルーブッシュ24をベースプレート15から取り外す。
ステップS14 第1の外周リング19をベースプレート15から取り外し、処理を終了する。
次に、図7のフローチャートについて説明する。
ステップS21 ブシュ47、ベアリング49及びカットパンチ48を中間プレート40に取り付ける。
ステップS22 鏡面盤36を中間プレート40に取り付ける。
ステップS23 キャビリング37を鏡面盤36に取り付ける。
ステップS24 第2の外周リング38を中間プレート40に取り付ける。
ステップS25 突出しピン50をカットパンチ48に取り付ける。
ステップS26 ベースプレート35を中間プレート40に取り付け、処理を終了する。
次に、図9のフローチャートについて説明する。
ステップS31 ベースプレート35を中間プレート40から取り外す。
ステップS32 突出しピン50をカットパンチ48から取り外す。
ステップS33 第2の外周リング38を中間プレート40から取り外す。
ステップS34 キャビリング37を鏡面盤36から取り外す。
ステップS35 鏡面盤36を中間プレート40から取り外す。
ステップS36 ブシュ47、ベアリング49及びカットパンチ48を中間プレート40から取り外し、処理を終了する。
本実施の形態においては、ボルトb1〜b9が使用されるようになっているが、ボルトに代えてねじ等を使用することもできる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における固定側の金型組立体の組立方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態における金型装置の要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態における固定側の金型組立体の組立方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における組立後の固定側の金型組立体の断面図である。 本発明の実施の形態における固定側の金型組立体の分解方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における可動側の金型組立体の組立方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態における可動側の金型組立体の組立方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における組立後の可動側の金型組立体の断面図である。 本発明の実施の形態における可動側の金型組立体の分解方法を示すフローチャートである。
符号の説明
12、32 金型組立体
14 インナスタンパホルダ
15 ベースプレート
16、36 鏡面盤
18 突当てリング
19、38 第1、第2の外周リング
24 スプルーブッシュ
37 キャビリング
40 中間プレート
47 ブシュ
48 カットパンチ
50 突出しピン
h3、h11 穴

Claims (6)

  1. (a)中心に穴が形成された取付支持部と、
    (b)前記穴の内周面に基づいて中心が決められた中心側部品と、
    (c)前記中心側部品の外周面に基づいて中心が決められた外側部品とを有することを特徴とする金型装置。
  2. (a)前記取付支持部はベースプレートであり、
    (b)前記中心側部品はスプルーブッシュであり、
    (c)前記外側部品は鏡面盤である請求項1に記載の金型装置。
  3. (a)前記付支持部は中間プレートであり、
    (b)前記中心側部品はカットパンチであり、
    (c)前記外側部品は鏡面盤である請求項1に記載の金型装置。
  4. (a)中心に穴が形成された取付支持部の内周面に基づいて中心側部品を取り付け、該中心側部品の中心を決め、
    (b)該中心側部品の外周面に基づいて外側部品を取り付け、該外側部品の中心を決めることを特徴とする金型装置の製造方法。
  5. (a)前記取付支持部はベースプレートであり、
    (b)前記中心側部品はスプルーブッシュであり、
    (c)前記外側部品は鏡面盤である請求項4に記載の金型装置の製造方法。
  6. (a)前記付支持部は中間プレートであり、
    (b)前記中心側部品はカットパンチであり、
    (c)前記外側部品は鏡面盤である請求項4に記載の金型装置の製造方法。
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