JP2007083659A - 成形品冷却装置及び成形品冷却方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】成形品の品質を向上させることができるようにする。
【解決手段】内部に冷却媒体流路が形成され、金型装置から取り出された成形品を載置するための冷却盤と、該冷却盤に、載置された成形品を冷却するための冷却媒体を供給する冷却媒体供給源とを有する。前記冷却媒体流路は、局部的に冷却態様を異ならせて成形品を冷却するように配設される。この場合、冷却盤には、載置された成形品を冷却するための冷却媒体が供給されるので、成形品の密度が均一ではなく、所定の部分の密度が高く、他の部分の密度が低くても、冷却に伴って、成形品の厚さが均一でなくなったり、成形品に反りが発生したりするのを防止することができる。したがって、成形品の品質を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】内部に冷却媒体流路が形成され、金型装置から取り出された成形品を載置するための冷却盤と、該冷却盤に、載置された成形品を冷却するための冷却媒体を供給する冷却媒体供給源とを有する。前記冷却媒体流路は、局部的に冷却態様を異ならせて成形品を冷却するように配設される。この場合、冷却盤には、載置された成形品を冷却するための冷却媒体が供給されるので、成形品の密度が均一ではなく、所定の部分の密度が高く、他の部分の密度が低くても、冷却に伴って、成形品の厚さが均一でなくなったり、成形品に反りが発生したりするのを防止することができる。したがって、成形品の品質を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、成形品冷却装置及び成形品冷却方法に関するものである。
従来、成形機、例えば、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却して固化させた後、成形品を取り出すようになっている。
前記射出成形機は、前記金型装置のほかに型締装置及び射出装置を有し、前記型締装置は、固定プラテン及び可動プラテンを備え、型締用モータによって可動プラテンを進退させることにより金型装置の型閉じ、型締め及び型開きを行う。
一方、前記射出装置は、前記加熱シリンダ、及び溶融させられた樹脂を射出する射出ノズルを備え、前記加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進退自在に配設される。そして、計量工程時に計量用モータを駆動してスクリューを回転させると、ホッパから加熱シリンダ内に供給された樹脂が加熱され、溶融させられて、スクリューヘッドより前方に溜(た)められ、それに伴って、スクリューが後退させられる。次に、射出工程時に射出用モータを駆動して前記スクリューを前進させると、スクリューヘッドより前方に溜められた樹脂が射出ノズルから射出され、前記キャビティ空間に充填される。
続いて、キャビティ空間に充填された樹脂が冷却され、固化して成形品になると、型開きが行われ、取出機によって成形品が取り出され、コンベヤ上に載置される。続いて、コンベヤによって搬送される間に、成形品は更に冷却され、排出される。
図2は従来の成形品冷却装置を示す図である。
図において、10は金型装置から取り出された後の成形品としてのディスク基板であり、該ディスク基板10の中央には、孔開け加工によって穴haが形成される。また、11はディスク基板10を搬送するためのコンベヤ、21は該コンベヤ11の上面に形成され、ディスク基板10を支持する支持部である。前記コンベヤ11の上方には、図示されない送風装置が配設され、該送風装置から送られた空気によってディスク基板10の全体が冷却される。このとき、ディスク基板10の密度が均一ではなく、所定の部分の密度が高く、他の部分の密度が低いと、冷却に伴って、ディスク基板10の厚さが均一でなくなったり、ディスク基板10に反りが発生したりしてしまう。
例えば、ディスク基板10の外周縁p1の密度が高く、他の部分の密度が低いと、ディスク基板10の外周縁p1の近傍の厚さが他の部分の厚さより大きくなって、ディスク基板10の厚さが径方向において均一でなくなったり、ディスク基板10に反りが発生したりしてしまう。その結果、ディスク基板10の平面度が低くなり、品質が低下してしまう。
そこで、前記金型装置の外周縁p1におけるスタンパの裏面と当接する箇所に段差を形成し、ディスク基板10の厚さが外周縁p1の近傍で大きくなるのを防止するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−15644号公報
しかしながら、前記従来の金型装置においては、スタンパの裏面と段差とが接触するので、成形を重ねると、スタンパの裏面が摩耗し、スタンパの耐久性が低下してしまう。
本発明は、前記従来の成形品冷却装置の問題点を解決して、成形品の品質を向上させることができる成形品冷却装置及び成形品冷却方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の成形品冷却装置においては、内部に冷却媒体流路が形成され、金型装置から取り出された成形品を載置するための冷却盤と、該冷却盤に、載置された成形品を冷却するための冷却媒体を供給する冷却媒体供給源とを有する。
そして、前記冷却媒体流路は、局部的に冷却態様を異ならせて成形品を冷却するように配設される。
本発明によれば、成形品冷却装置においては、内部に冷却媒体流路が形成され、金型装置から取り出された成形品を載置するための冷却盤と、該冷却盤に、載置された成形品を冷却するための冷却媒体を供給する冷却媒体供給源とを有する。
そして、前記冷却媒体流路は、局部的に冷却態様を異ならせて成形品を冷却するように配設される。
この場合、冷却盤には、載置された成形品を冷却するための冷却媒体が供給されるので、成形品の密度が均一ではなく、所定の部分の密度が高く、他の部分の密度が低くても、冷却に伴って、成形品の厚さが均一でなくなったり、成形品に反りが発生したりするのを防止することができる。したがって、成形品の品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、射出成形機によって成形品としてのディスク基板を成形する場合について説明する。
図3は本発明の実施の形態におけるディスク成形用金型の要部を示す断面図である。
図において、12は、図示されない固定プラテンに図示されないボルトによって取り付けられた第1の金型としての固定側の金型組立体、32は、図示されない可動プラテンに図示されないボルトによって取り付けられた第2の金型としての可動側の金型組立体であり、前記金型組立体12、32によって金型装置としてのディスク成形用金型が構成される。前記可動プラテンの後方には、図示されない型締機構が配設され、該型締機構を作動させることによって前記可動プラテンを進退させ、前記金型組立体32を進退させ、金型組立体12と接離させることによって、ディスク成形用金型の型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。そして、型閉じ及び型締めが行われると、前記金型組立体12と金型組立体32との間にキャビティ空間Cが形成される。なお、前記固定プラテン、可動プラテン、型締機構等によって型締装置が構成される。また、本発明において、前記金型組立体12側からみて金型組立体32側を前側といい、金型組立体32側からみて金型組立体12側を前側という。
前記金型組立体12は、ベースプレート15、該ベースプレート15にボルト17によって取り付けられた鏡面板16、該鏡面板16より径方向外方に配設され、前記ベースプレート15にボルト19によって取り付けられた環状のガイドリング18、前記ベースプレート15内において前記固定プラテンに臨ませて配設され、ベースプレート15を固定プラテンに対して位置決めするロケートリング23、及び該ロケートリング23に隣接させて配設され、ベースプレート15及び鏡面板16を貫通して前方に向けて延在させられるスプルーブッシュ24を備える。
該スプルーブッシュ24の中心には、図示されない射出装置の射出ノズルから射出された成形材料としての樹脂を通すスプルー26が形成される。また、前記スプルーブッシュ24は、前端をキャビティ空間Cに臨ませて配設され、前端に凹部から成るダイ28が形成される。
ところで、前記キャビティ空間Cに樹脂を供給し、固化させると、ディスク基板の原型となる原型基板が形成されるが、このとき、ディスク基板の一方の面に微小な凹凸が形成され、情報面が形成されるようになっている。そのために、前記鏡面板16の前端面の中央に穴が形成され、表面に微細パターンが形成された入れ子としての円盤状のスタンパ29が取り付けられ、該スタンパ29は、前端面に微小な凹凸が形成され、外周縁が図示されないアウタホルダによって、内周縁がインナホルダ60によって、鏡面板16に押し付けられ、保持される。
一方、前記金型組立体32は、ベースプレート35、該ベースプレート35にボルト37によって取り付けられた支持部材としての中間プレート40、該中間プレート40にボルト42によって取り付けられた鏡面板36、該鏡面板36より径方向外方に配設され、前記中間プレート40にボルト39によって取り付けられた環状のガイドリング38、前記ベースプレート35内において前記可動プラテンに臨ませて配設され、中間プレート40にボルト45によって取り付けられた案内部材44、及び該案内部材44に対して、かつ、前記スプルーブッシュ24と対向させて進退自在に配設されたカットパンチ48を備え、該カットパンチ48の前端は前記ダイ28に対応する形状を有する。
また、前記鏡面板36における鏡面板16と対向する面の外周縁には、成形されるディスク基板の厚さに対応する分だけ鏡面板16側に突出させて、環状のキャビリング33が配設される。なお、図において、該キャビリング33は、前記鏡面板36と一体に示されているが、実際は、鏡面板36と別体に形成され、図示されないボルトによって鏡面板36に固定される。
そして、前記キャビリング33より径方向内方に凹部が形成され、該凹部は、前記型閉じ及び型締めが行われたときにキャビティ空間Cを形成する。
また、前記案内部材44内には、前記カットパンチ48と一体に形成されたフランジ51が進退自在に配設され、該フランジ51の後方には図示されない駆動シリンダが配設され、該駆動シリンダを作動させることによって前記フランジ51を前方に移動させることができる。そして、フランジ51の前方には、中間プレート40との間にカットパンチ戻し用ばね52が配設され、該カットパンチ戻し用ばね52は前記フランジ51を後方に向けて付勢する。
前記構成のディスク成形用金型において、前記型締機構を作動させて前記可動プラテンを前進させ、金型組立体32を前進させると、型閉じが行われるとともに、ガイドリング18、38がいんろう結合され、キャビリング33と鏡面板16及びスタンパ29との心合せが行われる。そして、前記型締機構を更に作動させて型締めを行い、型締状態において、前記射出ノズルから溶融させられた樹脂が射出されると、樹脂は、前記スプルー26を介してキャビティ空間Cに充填され、続いて、冷却されて原型基板になる。なお、前記ガイドリング18、38をいんろう結合するために、ガイドリング18の内周側及びガイドリング38の外周側に環状の凹部18a、38aがそれぞれ形成される。また、前記キャビティ空間C内の樹脂を冷却するために、前記鏡面板16内に温調用流路55が、鏡面板36内に温調用流路56が形成される。
続いて、前記駆動シリンダを作動させることによってフランジ51を前進させると、前記カットパンチ48が前進させられ、該カットパンチ48の前端がダイ28内に進入し、前記キャビティ空間C内の原型基板に穴開け加工を施す。そして、穴開け加工が施された原型基板を更に冷却することによって、ディスク基板が形成される。
次に、前記型締機構を作動させて、可動プラテンを後退させて金型組立体32を後退させ、型開きを行うことによってディスク基板をスタンパ29から離型させ、続いて、図示されないエジェクタピンを前進させ、ディスク基板を突き出して金型組立体32から離型させる。そして、図示されない取出機は、前記ディスク成形用金型からディスク基板を取り出し、図示されない成形品冷却装置にセットする。該成形品冷却装置にセットされたディスク基板は更に冷却された後、完成させられる。
ところで、前記ディスク成形用金型において、樹脂は、射出工程時に、スプルー26の前端に形成されたゲートに供給された後、キャビティ空間Cを径方向外方に向けて流れるようになっているが、このとき、ディスク成形用金型の外周縁が外気に触れているので、樹脂の温度は、キャビティ空間Cの外周縁の近傍において他の部分より低くなる。したがって、樹脂は、前記外周縁の近傍において、密度が高い状態で固化し、他の部分において、密度が低い状態で固化してしまう。
したがって、その後、型開きが行われ、ディスク基板の全体が冷却されると、収縮する量が、キャビティ空間Cの外周縁の近傍において、密度が高い分だけ少なく、他の部分において、密度が低い分だけ多くなり、ディスク基板の厚さが外周縁の近傍で大きくなる。その結果、ディスク基板の厚さが径方向において均一でなくなったり、ディスク基板に反りが発生したりして、ディスク基板の品質が低下してしまう。
そこで、本発明においては、前記成形品冷却装置によって、ディスク基板を、外周縁と他の部分とで冷却態様を異ならせて冷却することにより、ディスク基板の厚さを径方向において均一にし、反りが発生するのを防止するようにしている。
次に、前記成形品冷却装置について説明する。
図1は本発明の実施の形態における成形品冷却装置の断面図である。
図において、10は金型装置から取り出された後の成形品としてのディスク基板であり、該ディスク基板10の中央には、孔開け加工によって穴haが形成される。また、61は支持ステージ、62は該支持ステージ61に載置された冷却盤としての冷却テーブルであり、前記取出機は、ディスク成形用金型から取り出したディスク基板10を、前記スタンパと対向する側の面、すなわち、スタンパ側面S1を上に向けて、かつ、前記スタンパの反対側の面、すなわち、反スタンパ側面S2を下に向けて、冷却テーブル62上に載置し、セットする。そのために、前記冷却テーブル62の上面S3に鏡面加工が施され、冷却テーブル62によって鏡面板が構成される。そして、前記上面S3の上には、例えば、DLC(Diamond Like Carbon)等の耐摩耗性の高い材料が被覆され、図示されない耐摩耗層が形成される。
また、前記冷却テーブル62の上の外周縁の近傍には、ディスク基板10をセットしたときに、該ディスク基板10の外周縁p1を保持するための環状の外周押え64が取り付けられる。
そして、該外周押え64の上には、冷却テーブル62上にセットされたディスク基板10の外周縁p1を冷却テーブル62に向けて押え、かつ、ディスク基板10を挟むように、環状のリング65が矢印A方向に移動自在に配設される。また、図示されない作動機構が配設され、前記リング65は、作動機構によって矢印A方向に移動させられ、外周押え64から離れた退避位置、及び外周押え64と当接し、ディスク基板10の外周縁p1を冷却テーブル62に向けて押え、かつ、ディスク基板10を挟む作動位置を採る。そのために、リング65の内周縁には、下方に向けて突出する環状の押え部66が形成され、該押え部66は、リング65が前記作動位置に置かれたときに、外周押え64の上面より下方に位置し、ディスク基板10の外周縁p1を下方に向けて押し付ける。
そして、前記冷却テーブル62には、ディスク基板10を反スタンパ側面S2側から冷却するために、第1、第2の冷却媒体流路67、68が形成され、該第1、第2の冷却媒体流路67、68に冷却媒体としての水が図示されない冷却媒体供給源から供給され、該水によって、冷却テーブル62を介してディスク基板10が冷却される。なお、冷却媒体として水に代えてチラー水を使用することができる。
ところで、本実施の形態においては、ディスク基板10の外周縁p1の近傍の冷却能力が他の部分の冷却能力より高くされ、ディスク基板10の外周縁p1の近傍が他の部分より十分に冷却されるようになっている。
そのために、前記第1の冷却媒体流路67は、前記上面S3から所定の距離を置いて、かつ、冷却テーブル62における中央の近傍から径方向外方にかけて形成され、前記第2の冷却媒体流路68は、前記第1の冷却媒体流路67より上面S3側に、該上面S3からわずかな距離を置いて、かつ、冷却テーブル62の径方向における第1の冷却媒体流路67より外側、すなわち、ディスク基板10の外周縁p1の近傍に形成される。前記第1、第2の冷却媒体流路67、68は、いずれも、円周方向に形成され、複数の環状の流路を同心状に形成したり、一つの流路を螺旋状に形成したりすることができる。
また、ディスク基板10を上方から冷却するために、前記冷却テーブル62の上方には、ガス状媒体供給源としての図示されない送風装置が配設され、該送風装置から送られたガス状媒体としての空気によってディスク基板10が上方から冷却される。
なお、前記第2の冷却媒体流路68は、第1の冷却媒体流路67より上面S3側に形成されるので、共通の冷却媒体供給源から共通の水を第1、第2の冷却媒体流路67、68に供給しても、ディスク基板10の外周縁p1の近傍の冷却能力が他の部分の冷却能力より高くなり、ディスク基板10の外周縁p1の近傍が他の部分より十分に冷却されるが、共通の冷却媒体供給源から供給された水を、最初に第2の冷却媒体流路68に送り、ディスク基板10の外周縁p1の近傍を冷却した後、第1の冷却媒体流路67に送り、ディスク基板10の他の部分を冷却すると、ディスク基板10の外周縁p1の近傍の冷却能力が他の部分の冷却能力より一層高くなり、ディスク基板10の外周縁p1の近傍が他の部分より一層十分に冷却される。
さらに、前記第1、第2の冷却媒体流路67、68をそれぞれ別々の第1、第2の冷却媒体供給源に接続し、第1、第2の冷却媒体としての水をそれぞれ第1、第2の冷却媒体流路67、68に供給することができる。その場合、第2の冷却媒体流路68に供給される水の温度は、第1の冷却媒体流路67に供給される水の温度より低くされる。
さらに、ディスク基板10を十分に冷却することができるように、前記冷却テーブル62の上面S3に、ディスク基板10を冷却テーブル62に対して吸引するための吸引部として、少なくとも一つ、本実施の形態においては、二つの環状の溝71、72が形成される。該各溝71、72は、支持ステージ61及び冷却テーブル62内の通路73〜77、並びに開閉弁78を介して図示されない真空発生源に接続され、前記開閉弁78を開閉することによって、ディスク基板10を冷却テーブル62に吸引したり、吸引を解除したりすることができる。本実施の形態においては、吸引部として環状の溝71、72が使用されるようになっているが、各環状の溝71、72間を、径方向に連接する放射状の溝を更に形成することができる。また、吸引部として溝71、72に代えて、スポットで吸引する吸引穴を使用することができる。なお、前記上面S3によって吸引面が構成される。
このように、本実施の形態においては、冷却テーブル62によって、ディスク基板10を局部的に、本実施の形態においては、外周縁p1と他の部分とで、冷却態様を異ならせて冷却することができるので、ディスク基板10の密度が均一ではなく、所定の部分の密度が高く、他の部分の密度が低くても、冷却に伴って、ディスク基板10の厚さが均一でなくなったり、ディスク基板10に反りが発生したりするのを防止することができる。また、熱容量の大きい水等によってディスク基板10を冷却することができるので、冷却に必要な時間を短くすることができる。
そして、本実施の形態においては、ディスク基板10の外周縁p1の近傍の冷却能力が他の部分の冷却能力より高くされるので、ディスク成形用金型から取り出されたディスク基板10の外周縁p1の近傍の密度が高く、他の部分の密度が低くても、ディスク基板10の外周縁p1の近傍が十分に冷却され、収縮する。したがって、ディスク基板10の外周縁p1の近傍の厚さと他の部分の厚さとが等しくなり、ディスク基板10の厚さが径方向において均一になるだけでなく、ディスク基板10に反りが発生するのを確実に防止することができる。したがって、ディスク基板10の平面度が高くなり、品質を向上させることができる。
また、ディスク基板10の外周縁p1の近傍の厚さが大きくなるのを防止するために、例えば、前記ディスク成形用金型の外周縁p1におけるスタンパの裏面と当接する箇所に段差を形成する必要がなくなるので、スタンパの裏面と段差とが接触してスタンパの裏面が摩耗することがなくなる。したがって、スタンパの耐久性を向上させることができ、ディスク成形用金型の耐久性を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 ディスク基板
12、32 金型組立体
62 冷却テーブル
67、68 第1、第2の冷却媒体流路
12、32 金型組立体
62 冷却テーブル
67、68 第1、第2の冷却媒体流路
Claims (6)
- (a)内部に冷却媒体流路が形成され、金型装置から取り出された成形品を載置するための冷却盤と、
(b)該冷却盤に、載置された成形品を冷却するための冷却媒体を供給する冷却媒体供給源とを有するとともに、
(c)前記冷却媒体流路は、局部的に冷却態様を異ならせて成形品を冷却するように配設されることを特徴とする成形品冷却装置。 - 前記冷却盤において、成形品の外周縁の近傍の冷却能力が他の部分の冷却能力より高くされる請求項1に記載の成形品冷却装置。
- 前記冷却盤には、成形品を吸引するための吸引部が形成される請求項1に記載の成形品冷却装置。
- 前記成形品は、ディスク基板であり、反スタンパ側の面が前記冷却盤の上面に当接させられる請求項1に記載の成形品冷却装置。
- 前記冷却盤の上方に、ガス状媒体を送ることによって成形品を冷却するガス状媒体供給源が配設される請求項1に記載の成形品冷却装置。
- (a)金型装置から取り出された成形品を冷却盤上に載置し、
(b)該冷却盤に冷却媒体を供給し、局部的に冷却態様を異ならせて成形品を冷却することを特徴とする成形品冷却方法。
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Legal Events
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