JP2005279017A - ミシン - Google Patents

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Tetsuaki Kondo
徹朗 近藤
Mitsunori Matsumoto
満則 松本
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Abstract

【課題】 ミシンテーブル上で駆動制御される原反枠に対して長尺の原反をその供給源から供給して固定し、該原反枠に固定された原反部分への縫製が終了したら、該原反枠に対して原反を相対的に移動させることにより該原反枠に固定する原反部分を別の部分に変更して縫製を再開する構成のミシンにおいて、原反の幅方向の弛みやしわを簡単にかつ確実に取り除くことができるようにする。
【解決手段】 原反枠5に固定する原反部分を別の原反部分に変更するために該原反枠5に対して原反Nを相対的に移動させるときに、該原反に接して該原反に対して横幅方向に外向きの張りを与えるように、回転軸線が前記原反の相対的送り方向に対して傾斜をなすように配置されたローラ10を備える。該ローラ10は、その回転軸線が原反Nの相対的送り方向に対して傾斜をなすように配置される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ミシンテーブル上に載置された原反枠に対する原反の固定位置を変更して刺繍などの縫製を繰返し、長尺の原反に縫製を連続的に行うためのミシンに関し、更に詳細には、長尺の原反の原反枠に固定された部分への縫製が終了し、次に縫製を行う部分を原反枠に位置させるときに弛みやしわがないように適正に位置させるようにしたミシンに関する。
従来より、複数のミシンヘッドを備えた多頭ミシンのミシンテーブル上で前後左右に駆動制御される原反枠に対し、長尺の原反をその供給源から供給して固定し、原反枠に固定された部分への縫製が終了したら、その固定を解放して次に縫製を行う部分を原反枠に対応させて位置させることで、原反枠に対する原反の固定位置を変更して縫製を繰り返すように構成された多頭ミシンが知られている。この種の多頭ミシンの一例としては、ロール状に巻かれた長尺の原反の供給スタンド及びその反対側で縫製済み原反を巻き取っていく回収スタンドを、ミシンの前方と後方にそれぞれ配置し、原反枠に対する原反の送り方向を前後方向としたものがある。なお、以下、多頭ミシンにおいて複数のミシンヘッドを並設した方向(横方向)をX方向と言い、このX方向と直交するミシンの前後方向をY方向と言う。また、この種の多頭ミシンの別の例としては、原反の供給スタンドや回収スタンドがミシンのX方向に関して右方と左方(すなわち横方向の左右端)に配置され、原反枠に対する原反の送り方向をX方向(複数のミシンヘッドの並び方向)としたものがある。これらのミシンでは、原反枠に固定された或る原反部分への縫製が終了したら、その固定を解放して自動または手動にて縫製が終了した原反部分を回収スタンドに回収することで、次に縫製を行うべき別の原反部分を原反枠に位置させるようになっている。このとき、回収スタンドへの回収によって原反が引張られることにより、次に縫製を行うべき原反部分に弛みやしわがないように原反の送り方向に関してピンと緊張された状態で原反枠に位置されることとなる。
また、下記特許文献1には、原反枠に対する原反の送り方向を複数のミシンヘッドの並び方向に直交する方向(Y方向)としたミシンにおいて、原反枠に固定された或る原反部分への縫製が終了したら、その固定を解放して原反枠を駆動することによって、次に縫製を行うべき別の原反部分を原反枠に対応させて位置させるようにした多頭ミシンが開示されている。この特許文献1では、次に縫製を行うべき原反部分を原反枠に位置させて固定するときに弛みやしわがないように固定するため、原反を送り方向にピンと張った状態に緊張させる緊張手段を設け、原反を緊張させた状態で原反枠に固定することによって原反を適正に固定できるようになっている。
特許第2736440号
長尺の原反の原反枠に固定された部分への縫製が終了し、次に縫製を行う部分を原反枠に位置させたときに弛みやしわがあると、作業者がその弛みやしわを取り除いてから原反枠に固定しなければならず手間が掛かることとなる。このため、上述のように、従来技術では回収スタンドへの回収の際の引っ張りによって、または、緊張手段によって原反の次に縫製を行う部分を弛みやしわがないようにピンと緊張させることによって、対処している。しかしながら、従来技術では原反の送り方向、即ち原反の長さ方向のみを緊張させており、原反の幅方向は緊張されないために、原反の幅方向の弛みやしわを確実に取り除くことができない。このため、原反の幅方向の弛みやしわがあるときには作業者が取り除かなければならなかった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、原反の幅方向の弛みやしわを簡単にかつ確実に取り除くことができるようにしたミシンを提供しようとするものである。
本発明は、ミシンテーブル上で駆動制御される原反枠に対して長尺の原反をその供給源から供給して固定し、該原反枠に固定された原反部分への縫製が終了したら、該原反枠に対して原反を相対的に移動させることにより該原反枠に固定する原反部分を別の部分に変更して縫製を再開するように構成されたミシンにおいて、前記原反枠に固定する原反部分を別の原反部分に変更するために該原反枠に対して原反を相対的に移動させるときに、該原反に接して該原反に対して横幅方向に外向きの張りを与えるように、回転軸線が前記原反の相対的送り方向に対して傾斜をなすように配置されたローラを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、原反枠に固定された或る原反部分への縫製が終了して次に縫製を行うべき別の原反部分を原反枠に対応させて位置させるために、つまり、該原反枠に固定する原反部分を別の原反部分に変更するために、該原反枠に対して原反を相対的に移動させるときに、該原反に接して該原反に対して横幅方向に外向きの張りを与えるように、回転軸線が前記原反の相対的送り方向に対して傾斜をなすように配置されたローラを備えたことにより、この動きに伴う該ローラの回転によって原反が幅方向に緊張されるようになり、ローラの回転によって原反の長さ方向の弛みやしわとともに幅方向の弛みやしわも取り除かれた状態で、次に縫製を行う部分が原反枠に位置されることとなり、作業者が弛みやしわを取り除かなくても、原反枠に適正に固定することができることとなる。
好ましい実施態様において、前記ローラを、前記原反の横幅の両端寄りに夫々設けることにより、原反が幅方向の両端から緊張されて確実に弛みやしわを取り除くことができることとなる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態につき詳細に説明しよう。
図1には多頭刺繍ミシンの平面図が示してあり、1はミシンフレーム、2はテーブルである。ミシンフレーム1には、複数(10個)のミシンヘッド3がミシンの左右方向に沿って一定の間隔で配設してある。テーブル2には、各ミシンヘッド3と対応する箇所において針板4が位置している。テーブル2上には原反枠5が載置してあり、原反枠5はテーブル2の下方に設けたX駆動機構6及びY駆動機構7によってX及びY(前後左右)方向に駆動されるようになっている。原反枠5は2つの長尺の原反Nを横に並べて固定できるようになっており、2つの長尺の原反Nに同時に縫製ができるようになっている。
原反枠5の前後の両横辺には横クランプ部材8a、8bがそれぞれX方向に延びて設けられる。横クランプ部材8a、8bは所定のアクチュエータの駆動によって原反枠5に対する原反の固定と解放を行う押え枠体を備えている。横クランプ部材8a、8bの間には4つの縦クランプ部材9a、9b、9c、9dがそれぞれY方向に延びて設けられており、各縦クランプ部材9a〜9dの端部は横クランプ部材8a、8bに対するその取り付け位置を適宜位置替え可能なように該横クランプ部材8a、8bに固定される。縦クランプ部材9a〜9dも同様に所定の第1アクチュエータの駆動によって原反枠5に対する原反Nの固定と解放を行う押え枠体を備えている。そして、右側2つの縦クランプ部材9a、9bで右側の原反Nの幅方向両端を固定し、左側2つの縦クランプ部材9c、9dで左側の原反Nの幅方向の両端を固定するようになっている。また、縦クランプ部材9a〜9dには対向する縦クランプ部材9aと9b、9cと9dとの間隔を変更するための所定の第2アクチュエータを備えている。この縦クランプ部材9a〜9dは、前記第1アクチュエータにて原反を固定した後、前記第2アクチュエータにて対向する縦クランプ部材同士(9aと9b、及び9cと9d)の間隔を広げて原反を横幅方向にピンと張るようになっている。なお、上記したように縦クランプ部材9a〜9dは横クランプ部材8a、8bに位置替え可能に固定してあるため、その取り付け位置を調整することによって異なる幅からなる各種の原反Nの幅に対応できるものである。また、原反Nの幅が広いときには中央2つの縦クランプ部材9b、9cを取り外して両端の縦クランプ部材9a、9dにて幅の広い1つの原反を固定することもできる。
後側の横クランプ部材8bには、各縦クランプ部材9a〜9d(原反Nの端部)と対応する位置にローラ10がそれぞれ設けてある。ローラ10は、少なくともその周面が摩擦力の大きい材質からなる合成樹脂等で形成してある。図2はローラ10の配置を拡大して示す平面図、図3は図2におけるIII矢視側面図(右側面図)である。ローラ10は支持部材11にて回転自在に支持され、支持部材11はブラケット12を介して横クランプ部材8bに固定してある。ローラ10は原反枠5の後側横辺の上面5aとの間で原反Nを挟み込み、原反枠5に対して原反Nが矢印T方向に相対的に送られると、それにつれてローラ10が、上から見て矢印R方向に、従動回転するようになっている。ローラ10は、図示のように、後側の横クランプ部材8bに近い方を原反Nの対応する幅方向端部の方に広がるように、原反Nの相対的送り方向に対してその回転軸線を傾斜させて設けてある。これにより、ローラ10が図2で上から見て矢印R方向に回転するとき、その下側の原反Nとの接触面では、矢印O方向に、原反Nを外向きの横方向に押し広げるよう作用することになる。また、斜めの矢印O方向は、X方向及びY方向の分力を含むので、原反Nを外向きの横方向(つまりX方向)に押し広げる力のみならず、原反Nを送り方向(矢印T方向)(つまりY方向)に押し広げる力も作用し、Y方向に関して原反Nに張力を付与する働きも生じる。このように、ローラ10の回転軸線を、原反Nの相対的送り方向に対して傾斜させる構成は、簡単な構成でありながら、一石二鳥の作用を生じるので、非常に有益である。
支持部材11はローラ10の回転軸線の傾斜角の変更可能にブラケット12に固定してある。例えば、2つのねじ12a,12bでブラケット12に2点止めされるようになっており、一方のねじ12bの締め付け位置を円弧状の長孔12cに沿って可変することで、ローラ10の回転軸線の傾斜角が変更可能である。
なお、図2では、ミシンの前から見て原反Nの右側端部に位置するローラ10について示しているが、原反Nの左側端部に位置するローラ10も同様に、後側の横クランプ部材8bに近い方を原反Nの対応する幅方向端部(左側端部)の方に広がるように、つまり、原反Nの右側端部に位置するローラ10とは逆の向きに、原反Nの相対的送り方向に対してその回転軸線を傾斜させて設けてある。しかし、これに限らず、後述するように、片側のローラ10のみを傾斜させるようにしてもよい。
次に、本実施例における原反Nへの縫製動作について説明する。
図1あるいは図4に示すように、横に並べた2つの原反Nは多頭刺繍ミシンの後方に配置した図示しない供給スタンドの原反ロールから供給され、テーブル2上を通過させて、多頭ミシンの前方に配置した図示しない回収スタンドへと導くようになっている。2つの原反Nを横に並べて縫製を行うときは、原反枠5の略中央に2つの縦クランプ部材9b、9cが位置しているため、ミシンヘッド3の中央2つ(右から5、6番目)については稼動を休止させる。なお、図4は、図1と同様の平面図であって、見易くするために、ミシンフレーム1の上部すなわちミシンヘッド3の部分を切り欠いて図示してある。図4において、原反枠5が想像線5’で示す奥側の所定位置にある状態が、該原反枠5内に張り広げられた或る原反部分への縫い開始位置に相当する。また、図4において、原反枠5が実線で示す手前側の所定位置にある状態が、該原反枠5内に張り広げられた当該或る原反部分への縫い終了位置に相当する。
まず、原反Nを原反枠5にセットするときは、原反枠5を図4の想像線5’で示す奥側の所定位置に移動させて、原反Nを供給スタンドから繰り出し、原反枠5上にて各クランプ部材8a、8b、9a〜9dによる固定が可能なように通した後に、回収スタンドへと導く。この状態で横クランプ部材8a、8b及び縦クランプ部材9a〜9dの前記所定の各アクチュエータを駆動させて原反枠5に対して原反Nを固定する。原反Nの固定は、初めに横クランプ部材8a、8bのアクチュエータが駆動されて原反Nの両横辺を把持し、次に縦クランプ部材9a〜9dの第1アクチュエータが駆動されて原反Nの幅方向端部を把持した後に、縦クランプ部材9a〜9dの第2アクチュエータが駆動されて縦クランプ部材9a〜9dを移動して原反Nを横幅方向にピンと張った状態とする。原反Nを原反枠5に固定したら、ミシンのスタートスイッチを押してミシンを起動させると、周知のように、縫いデータに従って原反枠5がX,Y方向に(前後左右に)駆動されて原反枠5に張り広げられて固定された原反部分への縫製が行われる。なお、上記したように中央2つのミシンヘッド3は休止状態に設定され、稼動されない。
縫製の進行によって原反枠5が図4の実線で示す手前側の所定位置(縫い終了位置)まで来たら、ミシンヘッド3の縫い針が原反Nに刺さった状態でミシンを停止させ、横クランプ部材8a、8b、縦クランプ部材9a〜9dのアクチュエータを駆動して原反Nの固定を解放する。原反Nの固定を解放した後、原反Nを静止したまま、原反枠5を図4の想像線5’で示す奥側の所定位置(縫い開始位置)まで後退移動させる。これにより、原反枠5に対して原反Nが相対的に前方に(矢印T方向に)送り移動されることとなり、原反枠5内に原反Nの次に縫製を行うべき部分が位置することになる。ここで、原反枠5が奥側の所定位置(縫い開始位置)まで後退移動する際、原反枠5と共に後退するローラ10が原反N上を図2の矢印R方向に転動することとなり、一対の両ローラ10、10を前述したように傾斜させてあるために、原反Nには横幅方向の両外側に張る力(図2の矢印O方向に示すように外側に張り広げる力)が作用する。したがって、このローラ10による横幅方向の外向きに張る力によって、原反Nにおける次に縫製を行うべき部分を、原反Nの送り方向及び幅方向の双方向の弛みやしわを取り除いて原反枠5内に位置させることができることとなる。
原反Nにおける次に縫製を行うべき部分が原反枠5内に位置したら、横クランプ部材8a、8b、縦クランプ部材9a〜9dにて当該次に縫製を行うべき原反部分を原反枠5に固定し、刺繍ミシンを再起動させて縫製動作を再開する。ここで、前述のとおり、次に縫製を行うべき原反部分を原反枠5内に位置させるために原反枠5を後退移動させた際には原反Nに縫い針が刺さった状態で移動させたので、縫製を再開したときに縫製位置又は模様にずれが生じることがない。このように、原反枠5に対して固定する原反Nの部分を順送りに変更して縫製を繰り返す。
なお、原反Nの縫製が施された部分の回収スタンドへの回収、及び、原反Nの供給スタンドからの供給については、次に縫製を行うべき原反部分への縫製の進行に応じて自動又は手動にて逐次行えばよい。
なお、上記実施例では、原反枠5を移動させることによって、原反Nにおける次に縫製を行うべき部分を原反枠5内に位置させるようにしたが、原反枠5を移動させる替わりに原反Nの縫製が行われた部分を回収スタンドに回収することによって、原反Nの次に縫製を行う部分を原反枠5内に位置させるようにしてもよい。この場合について説明すると、原反枠5に固定された原反部分への縫製が終了したら、横クランプ部材8a、8b、縦クランプ部材9a〜9dのアクチュエータが駆動されて原反Nの固定が解放される。原反Nの固定が解放されると原反Nの縫製が施された部分が回収スタンドに回収されるとともに、次に縫製を行うべき原反部分が供給スタンドから原反枠5上へ送られる。回収スタンドには原反Nを回収するための駆動源を有しており、原反Nの送り時に連動して駆動源を駆動させて原反Nを回収するようになっている。そして、原反Nが回収スタンドに回収されることによって次に縫製を行う部分が原反枠5上に送られたところで回収スタンドへの回収を停止させ、横クランプ部材8a、8b、縦クランプ部材9a〜9dにて次に縫製を行うべき原反部分を原反枠5に固定し、刺繍ミシンを再起動させて縫製を行う。この場合においても、原反Nにおける次に縫製を行うべき部分がローラ10を従動回転させながら原反枠5内に位置するため、ローラ10の回転に伴って原反Nを幅方向に斜め外側に(図2中の矢印O方向に)引張ることとなり、該原反Nにおける次に縫製を行うべき部分の、原反Nの送り方向(矢印T方向またはY方向)及び幅方向(X方向)の双方向に関する弛みやしわを取り除いて原反枠5内に位置させることができることとなる。なお、この場合も、回収スタンドへの回収動力は手動駆動にて行うようにしてもよい。
以上の通り、本実施例によれば、ローラ10の従動回転によって原反Nにおける次に縫製を行うべき部分の送り方向及び幅方向の双方の弛みやしわを取り除いて原反枠5内に位置させるようにしたために、作業者が弛みやしわを取り除かなくても、原反Nを適正に固定することができることとなる。
最後に、種々の変形例について列挙する。
上記実施例では、原反Nの幅方向の両端部に夫々設けられた左右の各ローラ10の回転軸線をそれぞれ原反Nの相対的送り方向に対して傾斜させて配置するようにしたが、一方端部側のローラ10の回転軸線だけを原反Nの相対的送り方向に対して傾斜させ、他方端部側のローラ10はその回転方向が原反Nの相対的送り方向と平行となる(回転軸線は相対的送り方向に直角となる)ようにしてもよい。
各ローラ10を後側の横クランプ部材8bに沿って横方向(X方向)にスライド可能に固定し、各種の異なる幅の原反Nに対応できるようにしてもよい。
また、ローラ10を上下動自由に支持することで、ローラ10の自重を原反Nに作用させるようにしてもよい。この場合、必要に応じてローラ10を原反Nの上方に大きく退避させることが可能なように支持するようにしてもよい。
また、ローラ10の自重のみでは原反Nに対する加圧力が不足する場合は、バネ部材によってローラ10を下方に付勢するようにしてもよい。この場合にも、必要に応じてローラ10を原反Nの上方に退避させることが可能に支持するようにしてもよい。また、ローラ10を原反Nの下面から接触させるように配置してもよく、その場合は、ローラ10を上方にばね付勢するものとする。
原反Nの縫製が行われた部分を回収スタンドに回収することによって、次に縫製を行うべき原反部分を原反枠5内に位置させる実施例においては、ローラ10を、横クランプ部材に限らず、テーブル2など他の部材に固定するようにしてもよい。要は、次に縫製を行うべき原反部分を原反枠5内に位置させるために原反Nの送り移動を行うときに、ローラ10に対して原反Nが相対的に動くようになっていればよい。
また、上記実施例では、原反Nの相対的送り方向を前後方向(複数のミシンヘッドの並び方向と直交する方向つまりY方向)とした場合について説明したが、原反Nの相対的送り方向を左右方向(複数のミシンヘッドの並び方向つまりX方向)とし、ローラ10を供給スタンドを設けた側の原反枠5の縦辺に設けるようにしてもよい。
本発明の一実施例に係る多頭刺繍ミシンの平面略図。 図1における1つのローラを拡大して示す平面図。 図2におけるIII矢視側面図(右側面図)。 同実施例における動作を説明するための平面略図。
符号の説明
1 ミシンフレーム
2 テーブル
3 ミシンヘッド
4 針板
5 原反枠
N 原反
8a、8b 横クランプ部材
9a〜9d 縦クランプ部材
10 ローラ

Claims (2)

  1. ミシンテーブル上で駆動制御される原反枠に対して長尺の原反をその供給源から供給して固定し、該原反枠に固定された原反部分への縫製が終了したら、該原反枠に対して原反を相対的に移動させることにより該原反枠に固定する原反部分を別の部分に変更して縫製を再開するように構成されたミシンにおいて、
    前記原反枠に固定する原反部分を別の原反部分に変更するために該原反枠に対して原反を相対的に移動させるときに、該原反に接して該原反に対して横幅方向に外向きの張りを与えるように、回転軸線が前記原反の相対的送り方向に対して傾斜をなすように配置されたローラを備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記ローラが、前記原反の横幅の両端寄りに夫々設けられることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
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