JP2005277678A - 画像読取装置 - Google Patents

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Yoshiya Imoto
善弥 伊本
Koji Adachi
康二 足立
Yasuyuki Tanaka
靖幸 田中
Shinichi Ohashi
慎一 大橋
Koki Uetoko
弘毅 上床
Shinsuke Sugi
伸介 杉
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Abstract

【課題】拡散反射光と正反射光により読み取られた画像を比較して光沢検査を行う画像読取装置において、拡散反射光と正反射光の二つの光学系の少なくとも一部を利用して、光沢検査以外の機能を実現する。
【解決手段】用紙12の表側にて拡散反射された光源からの光を拡散反射光用ミラー22などで導き、第1ラインセンサ24で受光する。また、同じ表側にて正反射された光源からの光を正反射光用ミラー28などで導き、第2ラインセンサ30で受光する。これら二つのラインセンサで受光された像に基づき光沢の検査を行う。また、正反射光用ミラー28からの光路上に切り換えミラー42を挿入して、用紙12の裏側からの拡散反射光を裏側ミラー38,40などで導き、第2ラインセンサ30で受光する。切り換えミラー42を進退させることで、光沢検査と裏側の読み取りが選択的に達成できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷された画像を読み取る装置に関する。
印刷された画像を読み取る画像読取装置が知られている。この装置は、例えば印刷された画像が適正に印刷されているか検査する検査装置の画像読取部に用いられる。一般には、画像読取装置は、画像を照明する光の拡散反射光を受光して読み取りを行っているが、本来光沢のある面などの検査においては、正反射光、すなわち対象表面に鉛直な面に関して入射方向と対称な方向に反射される光に基づき、読み取りを行うことがある。下記特許文献1では、正反射光を用いて読取対象の光沢部分を撮像する提案がなされている。また、下記特許文献2には、正反射光に関する光学系と、拡散反射光に関する光学系との2組の光学系により対象表面の検査を行う装置が記載されている。
特開平9−136403号公報 特開2002−214152号公報
電子写真方式のプリンタの場合、プリント画像の定着で利用しているヒューザーロール部のオイル等で画像上に光沢が得られ、こうした光沢は画像を平滑に見せる効果がありプリント出力に高級感を与える。しかし、ヒューザーロール表面についた異物等の影響などで、画像上に塗布されるオイル量にむらが発生する場合があり、この場合、高級印刷なみのプリント出力が求められる用途では、こうしたむらも問題になる。しかし、こうしたむらを検査しようとした場合、通常用いられる拡散反射光のみによる検査読取では、こうした光沢むらの影響は精度よく読取検査することが難しい。
前記特許文献2の装置のように正反射光と拡散反射光のそれぞれに光学系を設ければ、これらを比較して光沢の検査を行うことができるが、二つの光学系が必要となる。一方で、光沢に関する情報、すなわち正反射光による情報は、常に必要であるわけではなく、不要なときに一つの光学系を使用しないのは無駄である。
本発明は、簡易な構成で、より多くの機能の検査を行うのに利点となる。
本発明の画像読取装置は、対象画像の同一の領域に対し、拡散反射光に基づき画像を読み取る手段と、正反射光に基づき画像を読み取る手段との双方を備え、これら双方を用いて光沢による影響を検査し、さらに一方の手段は、前記光沢による検査を行わない場合には、他の機能を実現できるようにする。
前記他の機能は、例えば光沢検査の対象となる読取面に対して裏側となる面の画像を読み取るようにできる。具体的には、正反射光と裏面側からの反射光を切り換え、選択的に光を同一の受光素子に導くミラーを設ける。
前記他の機能はまた、例えば光沢検査の対象となる読取領域に対し、走査方向に隣接する領域を読み取るようにして結果として幅の広い領域を読み取ることができるようにする。具体的には、正反射光と、前記の隣接領域を読み取る光路とを切り換え、選択的に光を同一の受光素子に導くミラーを設ける。
前記他の機能はまた、例えば主走査方向に高解像度にて読み取るものとすることができる。具体的には受光素子からの信号を処理する回路が、光沢検査時には、正反射光を受けた素子と拡散反射光を受けた素子との双方に接続され、高解像度で読み取る場合には、正反射光の素子に接続されていた回路を拡散反射光を受ける前記の素子とは他の素子に接続されている。
前記他の機能はまた、例えば副走査方向の読取を高速で行うものとすることができる。具体的には、拡散反射光用の光源と正反射光用の光源とを備え、光沢検査時には、二つの光源を交互に、それぞれの点滅期間がM:Nの比率となるように点滅させる。一方、高速読取時には、拡散反射光用の光源のみを点滅させる。したがって、副走査方向の画像の送り速度を(M+N)/M倍の速度とすることができる。また、副走査方向の密度を(M+N)/Mとすることもできる。
さらにまた、光沢検査は読取検査色を限定して検査する場合に対して行うようにして、光沢検査が必要ないときにはカラー画像に対応可能とするようにできる。光沢検査時には、青色の光により正反射光を検出し、他の色の光で拡散反射光を検出する。このために、光路上に青色を反射し、他の色を透過するダイクロミラーを設ける。ダイクロミラーを光路上から排除すれば、拡散反射光の全色が受光され、正反射光は受光されないようにできる。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。図1〜3には、光沢検査と裏面読み取りに対応した画像読取装置10の概略構成が示されている。図1は用紙の搬送方向側方より見た状態を示す図、図2は図1の上方より見た状態を示す図、図3は図1の右方より見た状態を示す図である。なお、図1の紙面を貫く方向が、読み取りにおける主走査方向、紙面内の左右方向が副走査方向である。
読み取り対象となる画像が印刷された用紙12は、搬送ローラ14によって図中左から右へと送られる。図中上側の面が、光沢検査の対象となる面(以降表側と記す)、下側が裏側の面である。用紙12の表側を照らすように表側光源16が配置される。表側読取領域18のほぼ真上に第1拡散光用ミラー20が配置され、読取領域18からの拡散反射光をほぼ用紙搬送方向に沿った方向に反射し、第2拡散光用ミラー22に向ける。第2拡散光用ミラー22は、拡散反射光を用紙にほぼ平行な平面内で直角に曲げて拡散光用の第1ラインセンサ24に向ける。第1ラインセンサ24は受光素子が列をなして設けられた構成を有し、この列が、用紙の主走査方向に対応している。
表側には、光源16からの光が表側読取領域18で正反射する方向に第1正反射光用ミラー26が配置される。第1正反射光用ミラー26は、正反射光を、用紙の搬送方向に沿った方向に反射し、第2正反射光用ミラー28に向け、更にこのミラー28により用紙にほぼ平行な平面内で直角に曲げて、正反射光用の第2ラインセンサ30に向ける。第2ラインセンサ30も通常のラインセンサと同様の構成を有し、受光素子の列が用紙の主走査方向に対応して配置されている。
第1および第2ラインセンサ24,30により受光された光に基づき光沢の検査を行う。拡散反射光の方向で読取った画像信号がほぼ同じ値で読取られている場合、この領域は、ほぼ同じプリント濃度で出力されていることになる。しかしこのほぼ同じプリント濃度で出力された領域に光沢のむらがある場合は、正反射光の方向で読取った画像信号では、読取領域の画像出力に差が生じており、光沢むらを検知している。したがって、二つのラインセンサ24,30の光強度を比較することによって、表側読取領域18の光沢の程度、また拡散反射光が弱くなった程度を求めることができ、これに基づき、第1ラインセンサ24の出力に対して光沢の検査を行うことができる。
この画像読取装置10は、さらに用紙の裏側の画像を読み取ることができる。裏側には、裏側光源32が配置される。裏側読取領域34のほぼ真下には、第1裏側ミラー36が配置され、裏側読取領域34からの拡散光が第1裏側ミラー36に用紙の反射方向に平行に反射され、さらに第2裏側ミラー38によって用紙に平行な平面内でほぼ直角に向きを変えられる。さらに第3裏側ミラー40(図3参照)により、上方に向けられる。この第3の裏側ミラー40に反射された裏側からの光と、第2正反射光用ミラー28からの光の経路の交点に、切り換えミラー42を配置することができる。ここに切り換えミラー42を配置したときに、裏側からの光が第2ラインセンサ24に導かれる。逆に、切り換えミラー42が、第2正反射光用ミラー28からの光路から退避したとき、切り換えミラー42からの光が第2ラインセンサ24に導かれる。このように、切り換えミラー42は、その位置によって、表側の正反射光と裏側の拡散光の一方を選択的に第2ラインセンサ30に導くものである。なお、裏側からの第2ラインセンサ30までの光路長と表側の正反射光の光路長が等しくなるように光学系を構成することが好ましい。
画像読取装置10は、一つのラインセンサおよびこれが出力した信号の処理を行う回路を、光沢検査のためと、裏側の画像読み取りのためとのいずれかに選択的に使用するようにしたので、少ない構成により多くの機能を実現することができる。
図4〜6には、光沢検査と幅広読み取りに対応した画像読取装置50の概略構成が示されている。図4は用紙の搬送方向側方より見た状態を示す図、図5は図4の上方より見た状態を示す図、図6は用紙表側の上方よりの斜視図である。なお、前述した画像読取装置10の構成要素と同一のものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。図6に示すように、画像読取装置50は、拡散反射光と正反射光とを受光して比較することで光沢検査が可能な主読取領域52と、主読取領域52に走査方向に隣接した隣接読取領域54を有している。主読取領域52からの拡散光と、隣接読取領域54からの拡散光により、幅広の読取領域を達成することができる。また、本装置の通常の読み取りは、主読み取り領域52からの拡散反射光による読み取りである。
主読取領域52で拡散反射した光源16からの光は、第1および第2拡散光ミラー20,22により第1ラインセンサ24に導かれる。主読取領域52における正反射光は、第1正反射光ミラー26により、用紙12の面と平行に向きを変えられ、さらに、切り換えミラー56により直角に向きを変えられ、第2ラインセンサ30に導かれる。この場合において、切り換えミラー56は、画像読取装置10の第2正反射光用ミラー28と同様に機能する。光沢検査は、前述の画像読取装置10と同様に行われる。
隣接読取領域54のほぼ真上には、第1隣接領域ミラー58が配置され、領域54からの拡散光を用紙に平行な方向に向け、更に第2隣接領域ミラー60により用紙に平行な面内で直角に向きを変えて、第2ラインセンサ30に導く。前述の切り換えミラー56は、第1正反射光用ミラー26からの光の光路と、第2隣接領域ミラー60からの光の光路との交差する位置に配置可能とされており、ここに位置するときには、第1正反射光用ミラー26の光を第2ラインセンサ30に導き、ここから退避したときには第2隣接領域ミラー60からの光を導く。切り換えミラー56が退避したとき、第1ラインセンサ24は主読取領域52からの拡散光を受光し、第2ラインセンサ30は隣接読取領域54からの拡散光を受光する。この結果、二つの読取領域52,54を合わせた幅広い領域について、一度に画像読み取りを行うことができる。なお、正反射光の光路長と、隣接読取領域からラインセンサ30までの光路長が等しくなるように光学系を構成することが好ましい。
画像読取装置50は、一つのラインセンサおよびこれが出力した信号の処理を行う回路を、光沢検査のためと、主走査方向において主領域に隣接する読取領域の画像読み取りのためとのいずれかに選択的に使用するようにしたので、少ない構成により多くの機能を実現することができる。
図7および8には、光沢検査と走査方向における高解像度読み取りに対応した画像読取装置70の概略構成が示されている。図7は、用紙の搬送方向側方より見た状態を示す図、図8は、用紙からの反射光を受光する二つのラインセンサと、これらのラインセンサの出力に基づき画像検査の処理を行う回路との接続関係を示す図である。前述した画像読取装置10,50と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
読取領域18からの拡散反射光を、そのほぼ真上の位置する第1拡散光用ミラー20と、やや用紙の送り方向の下流側に位置する第2拡散光用ミラー72とを用いて、上流側に位置する第1ラインセンサ24に送る。読取領域18からの、光源16の正反射光は、正反射光用ミラー26により反射されて、第1ラインセンサ24に並んで配置されている第2ラインセンサ30に達する。
第1および第2ラインセンサ24,30は、赤(R)、緑(G)、青(B)に対応した受光素子がそれぞれ列をなして構成され、用紙の幅(走査方向)からの反射光を受光する。
検査処理回路74は、二つのラインセンサ24,30の出力に基づき所定の処理を行い、検査画像のデータを生成する。第1ラインセンサ24、すなわち拡散反射光を受光するセンサの各色の受光素子の内、奇数番目の受光素子R(odd),G(odd),B(odd)は、検査処理回路74の入力端子R(1),G(1),B(1)に常時接続されている。一方、偶数番目の受光素子R(even),G(even),B(even)は、切り換えスイッチ76を介して入力端子R(2),G(2),B(2)に接続される。第2ラインセンサ30、すなわち正反射光を受光するセンサの各色は、その奇数番目の受光素子R(odd),G(odd),B(odd)のみが、前述の切り換えスイッチ76を介して入力端子R(2),G(2),B(2)に接続される。
したがって、切り換えスイッチ76を、第2ラインセンサ30が検査処理回路74に接続するように(図8に示す状態)すると、検査処理回路74には、拡散反射光と正反射光の受光信号がそれぞれ入力されることになる。両方の信号を比較して、前述の装置10,50と同様に光沢の検査をすることができる。また、切り換えスイッチ76を反対側に走査すると、第1ラインセンサ24の全ての出力が検査処理回路74に接続される。この場合には、光沢検査を行う場合に比べて受光素子の数が2倍となり、その分、解像度が高くなる。なお、本装置の標準の読み取りは、拡散反射光を奇数の受光素子で受光して読取るものである。
本装置においては、二つのラインセンサ24,30自身は全く同一のもの使用しているが、第2ラインセンサ30は、奇数番目の受光素子しか使用されないので、初めから素子の密度が半分のセンサを用いることもできる。また、拡散反射光の光路長と、正反射光の光路長は等しくすることが好ましい。
画像読取装置50は、検出回路の入力の半分を、正反射光用の受光素子と解像度を高めるための拡散反射光用の受光素子とに選択して接続できるようにしたので、少ない構成により多くの機能を実現できる。
図9〜11には、光沢検査と高速読取に対応した画像読取装置80の概略構成が示されている。図9は用紙の搬送方向側方より見た状態を示す図、図10はラインセンサの概略構成を示す図、図11は光源の明滅を示すタイムチャートである。前述した画像読取装置10など同様の構成には同一の符号を付しその説明を省略する。
この画像読取装置80は、拡散反射光のための拡散光用光源82と正反射光のための正反射光用光源84の二つの光源を有している。両光源82,84の光は読取領域18で反射して、ミラー86を介してラインセンサ88に達する。ラインセンサ88は、3色(RGB)の受光素子をそれぞれ有する第1列90、を含む。また、二つの光源82,84は、光沢検査を行う場合には、図11(a)に示すように交互に明滅される。拡散光用光源82が点灯したとき読取領域18の画像が第1列90で受光される。この画像は、次に正反射光用光源84が点灯したとき、同じ第1列90で受光される。すなわち、同一の画像による拡散反射光と正反射光が、1ライン交互に読み取られ両者を比較して、光沢の検査を行う。
光沢検査を行わない場合は、正反射光用光源84を点灯させるタイミングで、拡散光用光源82を点灯させる。すなわち、図11(b)で示すように、拡散光用光源82を、光沢検査を行う場合に比して2倍の周波数で、点灯させる。このとき、副走査の速度を2倍にすれば、光沢検査を行う場合に比して同一の解像度で、2倍の高速読み取りができる。また、副走査の速度を光沢検査の場合と同じとすれば、副走査方向に2倍のサンプリング密度とすることができる。
上記においては、拡散反射光で1ラインを読み取り、正反射光で次の1ラインを読み取ることを繰り返したが、拡散反射光で連続してMラインを読み取り、次に正反射光でNラインを読み取るようにすることもできる。このとき、拡散光用光源82の連続して点滅する期間と、正反射光用光源84の連続する点滅する期間の比は、M:Nとなる。光沢検査を行わない場合は、光沢検査において正反射光用光源84が点滅していたNに相当する期間、拡散光用光源82も点滅させる。このときには、副走査速度を(M+N)/Mとすることができ、またサンプリング密度を(M+N)/Mとすることができる。
また、Mライン、Nラインを読み取る間、それぞれの光源を連続して点灯した状態とすることもできる。すなわち、Mラインを読み取る間、拡散光用光源82を連続して点灯させ、読み取り終了後消灯し、次のNラインを読み取る間は、正反射光用光源84を連続して点灯させる。この場合、光沢検査を行わないときには、拡散光用光源82を連続して点灯する。
また、ラインセンサとしては、3色(RGB)の受光素子をそれぞれ有する第1列90、第2列92を含むものとしてもいい。この場合、本発明者が先に提案した(特開2002−314759)構成による副走査方向の読取解像度及び読取鮮鋭度改善の効果を併せ持つことになる。この場合でも、2つの光源の点滅に合せて、第1列90、第2列92の受光素子で、同時に正反射光情報の読取と、拡散光情報の読取を交互に行う。
この構成でも、光沢検査を行わない場合は、用紙の送り方向の画像サンプリング密度を2倍にすることが可能である。拡散光用光源82のみ半分の周期(すなわち2倍の周波数)で明滅させ、複列ラインセンサの二つの列90,92にて同時に受光するようにする。同時に2本の走査ラインを読み取ることができるので、用紙の送り方向の画像サンプリング密度を2倍にしているのに対応することができる。
なお、二つの光源82,84は、高速で明滅を繰り返すため、これに対応可能なLEDライトなどで構成することが好ましい。なお、本発明の標準の読み取りは、図11(a)に示すタイミングで拡散光用光源を明滅させ、一列の受光素子で受光して読み取るものである。
画像読取装置80は、複列のラインセンサの受光素子を、用い、また光源の明滅のタイミング、速度を制御することにより、光沢検査に加え、用紙の送り速度を高めた高速読取にも対応することができ、すくない構成で、多くの機能を実現することができる。
図12には、光沢検査とカラー読取に対応可能な画像読取装置100の、用紙の搬送方向側方から見た概略構成が示されている。前述した画像読取装置10などと同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
拡散光用ミラー20は、読取領域18からの拡散光をラインセンサ102に導く。ラインセンサ102は、3色(RGB)にそれぞれ対応した受光素子を有している。第1正反射光用ミラー26は、読取領域18からの正反射光を第2正反射光用ミラー104に向け、このミラー104は更に切り換えダイクロミラー106に正反射光を向ける。切り換えダイクロミラー106は、第2正反射光用ミラー104からの光をラインセンサ102に導く。
切り換えダイクロミラー106は、青色(B)を反射し、他の色(R,G)を透過させるミラーである。また、拡散光用ミラー20からの光の光路上から退避することが可能である。切り換えダイクロミラー106が、図示する拡散光用ミラー20からの光路上にあるとき、正反射光は、青色のみがラインセンサに送られる。また、拡散反射光は、青色はダイクロミラー106により反射されてしまい、透過するのは、他の色のみとなる。したがって、ラインセンサ102の青色の受光素子は、正反射光を受光し、赤色と緑色は、拡散反射光を受光することになる。RとGの2色の情報を使うことで、主要な色文字の検査や画像上での大まかな色情報の検査などかなりの部分の検査が行える。一方、これらの色の比較をして、光沢検査を行うことができる。
切り換えダイクロミラー106を退避させれば、拡散反射光に3色全てがラインセンサ102に送られ、カラー画像の読み取りが可能になる。
画像読取装置100は、ダイクロミラーを用いることで、モノクロ画像に対しては光沢検査ができ、光沢検査を行わないときにはカラー画像の読み取りを行うことができる。よって、少ない構成で多くの機能を実現することができる。
光沢検査と裏側読み取りが選択的に行える画像読取装置の概略構成を示す図であり、用紙搬送経路の側方より見た図である。 図1の画像読取装置を図1の上方より見た図である。 図1の画像読取装置を図1の右側より見た図である。 光沢検査と幅の広い領域の読み取りが選択的に行える画像読取装置の概略構成を示す図であり、用紙搬送経路の側方より見た図である。 図4の画像読取装置を図4の上方より見た図である。 図4の画像読取装置を図4の斜め上方より見た斜視図である。 光沢検査と高精度読み取りを選択的に行える画像読取装置の概略構成を示す図である。 図7の画像読取装置のラインセンサと検査処理回路の接続状態を示す図である。 光沢検査と高速読み取りが選択的に行える画像読取装置の概略構成を示す図である。 図9の画像読取装置のラインセンサの構成を示す図である。 図9の画像読取装置の光源の明滅の状態を示すタイムチャートである。 光沢検査とカラー画像の読み取りが選択的に行える画像読取装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
10 画像読取装置、12 用紙、16 (表側)光源、18 (表側)読取領域、20 (第1)拡散光用ミラー、22 第2拡散光用ミラー、24 第1ラインセンサ、26 第1正反射光用ミラー、28 第2正反射光用ミラー、30 第2ラインセンサ、32 裏側光源、34 裏側読取領域、36 第1裏側ミラー、38 第2裏側ミラー、40 第3裏側ミラー、42 切り換えミラー、50 画像読取装置、52 主読取領域、54 隣接読取領域、56 切り換えミラー、70 画像読取装置、76 切り換えスイッチ、80 画像読取装置、82 拡散光用光源、84 正反射光用光源、88 複列ラインセンサ、100 画像読取装置、106 切り換えダイクロミラー。

Claims (11)

  1. 印刷された画像を読み取る画像読取装置であって、
    照明の拡散反射光に基づき画像を読み取る第1読取手段と、
    前記第1読取手段の読取領域と同じ領域の画像を、照明の正反射光に基づき読み取る第2読取手段と、
    前記第1および第2読取手段の読取結果に基づき、読取対象の光沢を検査する光沢検査手段と、
    前記第1および第2読取手段の一方は、前記光沢検査とそれ以外の読取機能を選択して実行する、
    画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記光沢検査以外の読取機能は、光沢検査の対象となる読取面に対し裏面に印刷された出力画像を読み取る裏面読取機能である、画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、前記第2読取手段が裏面読取機能を有し、正反射光と裏面側の反射光の経路を切り換え、同一の受光素子に光を導くミラーを有する、画像読取装置。
  4. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記光沢検査以外の読取機能は、光沢検査の対象となる読取領域に対し、走査方向に隣接する領域を読み取る幅広読取機能である、画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置において、前記第2読取手段が幅広読取機能を有し、正反射光と、前記第1読取手段の読取領域に走査方向において隣接する領域を読み取る光路とを切り換え、同一の受光素子に光を導くミラーを有する、画像読取装置。
  6. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記光沢検査以外の読取機能は、主走査方向に高解像度で読み取る高解像読取機能である、画像読取装置。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置において、前記光沢検査時には、
    第1読取手段の受光素子の、高解像読取時の半数の素子からの信号を、
    第2読取手段の受光素子の、前記第1読取手段の接続される受光素子と同数の受光素子からの信号を、
    処理回路に導く切り換えスイッチ、
    を有する画像読取装置。
  8. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記光沢検査以外の読取機能は、副走査方向の読み取りを高速で行う高速読取機能である、画像読取装置。
  9. 請求項8に記載の画像読取装置において、
    前記第1および第2読取手段は、異なる光源と、共通の受光素子を有し、
    前記光沢検査時には、前記第1および第2読取手段のそれぞれの光源を、交互に、それぞれの点滅期間がM:Nの比率となるように点灯させ、
    前記高速読取時には、副走査の速度を(M+N)/M倍とするか、または副走査のサンプリング密度を(M+N)/M倍とし、前記第1読取手段の光源のみを連続的に点滅させる、
    画像読取装置。
  10. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記光沢検査はカラー読取の読取色を減色して行われ、前記光沢検査以外の読取機能は、カラー画像の読取色を減色せず行う、画像読取装置。
  11. 請求項10に記載の画像読取装置において、
    前記第1読取手段は、青色光を反射して排除し、他の色の光を透過してこれを受光素子に導くダイクロミラーを備え、
    前記第2読取手段は、前記青色光のみを反射してこれを受光素子に導く、ダイクロミラーを備え、
    前記カラー画像の読取時には、前記ダイクロミラーが排除された第1読取手段が用いられる、
    画像読取装置。
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