JP2005277641A - 移動体受信装置、記録再生装置および送受信システム - Google Patents

移動体受信装置、記録再生装置および送受信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005277641A
JP2005277641A JP2004086259A JP2004086259A JP2005277641A JP 2005277641 A JP2005277641 A JP 2005277641A JP 2004086259 A JP2004086259 A JP 2004086259A JP 2004086259 A JP2004086259 A JP 2004086259A JP 2005277641 A JP2005277641 A JP 2005277641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
reproduction
broadcast program
recording
auxiliary data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004086259A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Nakakita
学 中北
Yuji Kaihatsu
勇治 開發
Toshiaki Mori
敏昭 森
Akihiro Yamamoto
章裕 山本
Takashi Kuwabara
崇 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004086259A priority Critical patent/JP2005277641A/ja
Publication of JP2005277641A publication Critical patent/JP2005277641A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】車で視聴した放送番組のうち視聴者が希望する部分のテレビ番組を、家で容易に再生することができる移動体受信装置、記録再生装置および送受信システムを提供する。
【解決手段】記録再生装置100は、放送番組を受信する受信部101と、受信した放送番組を記録する記録部102と、記録した放送番組を再生する再生部103、移動体受信装置200の再生補助データ生成部203で生成された再生補助データを取得する通信部104と、受信した再生補助データを管理するデータ管理部105を備え、記録再生装置100の記録部102は、少なくとも移動体受信装置200の移動体受信部201で受信した放送番組を記録しており、再生補助データに基づいて記録した放送番組を再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体に搭載され放送番組を受信する移動体受信装置と、移動体受信装置からのデータに基づいて放送番組を再生する記録再生装置および送受信システムに関するものである。
車載用のテレビ放送受信装置の普及により、車でもテレビ番組を視聴できるようになった。最近では、通信機能を備えることで、他の電子機器とデータ通信を行うことのできるものが提案されている。
例えば、車載用のテレビ放送受信装置と家庭用のテレビ番組録画装置との間でデータ通信を行う送受信システムがある。このシステムでは、車が家に到着した時に、車側から家側に車内で視聴しているテレビ番組のチャンネル情報などを含むデータを送信し、家では、受信したデータに基づいて所望のテレビ番組の録画を開始し、ユーザが帰宅した後に録画した番組を再生するようにしている。これにより、例えば車を降りてから家まで移動する間に視聴することのできなかったテレビ番組を途切れることなく視聴することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−290350号公報
しかしながら、前記従来の送受信システムにおける記録再生装置は、走行中であったために、映像が表示できなかった部分や、受信状況が悪く画像が乱れた部分や、視聴者が家でも見たいと思ったシーンなど、希望する部分のテレビ番組を容易に再生することができなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、車載用の放送受信装置における放送番組の視聴状況に関する各種データを受信し、再生の際に利用することで、車内で視聴した放送番組のうち、視聴者が希望する部分の放送番組を容易に再生することができる移動体受信装置、記録再生装置および送受信システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の送受信システムは、移動体に搭載され放送番組を受信してユーザに提供する移動体受信装置と、受信した放送番組を記録して前記移動体受信装置から取得したデータに基づいて再生を行う記録再生装置とから構成された送受信システムにおいて、移動体受信装置は、放送番組を受信する移動体受信手段と、受信した放送番組を再生する移動体再生手段と、放送番組の局番情報を含む放送番組データと、放送番組においてユーザが視聴困難または再視聴を希望する区間を示す検出データとを含む再生補助データを生成する再生補助データ生成手段と、再生補助データを送出する再生補助データ送出手段とを備え、記録再生装置は、放送番組を受信する受信手段と、受信した放送番組を記録する記録手段と、再生補助データ送出手段から送出された再生補助データを取得する再生補助データ取得手段と、記録手段により記録された放送番組を再生補助データに基づいて再生する再生手段とを備えたことを特徴とする。
また、好ましくは、検出データは、移動体受信手段における放送番組の電波受信状況に関する電波受信状況データと、移動体の走行・停止状態に関する移動状況データと、ユーザが再視聴を希望する区間を示すマーキングデータのうち少なくともひとつ含む。
また、本発明の移動体受信装置は、放送番組を受信する移動体受信手段と、受信した放送番組を再生する移動体再生手段と、放送番組の局番情報を含む放送番組データと、放送番組においてユーザが視聴困難または再視聴を希望する区間を示す検出データとを含む再生補助データを生成する再生補助データ生成手段と、再生補助データを送出する再生補助データ送出手段とを備える。
また、本発明の記録再生装置は、移動体に搭載され放送番組を受信してユーザに提供する移動体受信装置が生成する再生補助データを取得して、記録した放送番組を再生補助データに基づいて再生する記録再生装置であって、再生補助データは、放送番組の局番情報を含む放送番組データと、放送番組においてユーザが視聴困難または再視聴を希望する区間を示す検出データとを含み、放送番組を受信する受信手段と、受信した放送番組を記録する記録手段と、再生補助データを取得する再生補助データ取得手段と、記録手段により記録された放送番組を再生補助データに基づいて再生する再生手段とを備えたことを特徴とする。
また、記録再生装置は、好ましくは、再生手段によって再生された放送番組を表示する表示手段をさらに備え、再生手段は記録手段に記録された放送番組とともに再生補助データに含まれる情報を同時に表示手段に表示する。
本発明の移動体受信装置、記録再生装置および送受信システムによれば、移動体受信装置で視聴した放送番組のうち、視聴者が視聴困難であった部分の放送番組または再視聴を希望する部分の放送番組を容易に再生して視聴することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態では、家に設置されたテレビ番組録画装置(以下、記録再生装置と呼ぶ)と車に搭載されたテレビ放送受信装置(以下、移動体受信装置と呼ぶ)とにおいて、車内におけるテレビ番組の視聴状況に関するデータ(以下、再生補助データと呼ぶ)を車から家に送信し、家では、受信した再生補助データに基づいて、録画したテレビ番組を再生する送受信システムについて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る送受信システムの構成を示すブロック図である。
この送受信システムは、再生補助データの受信側である記録再生装置100と、再生補助データの送信側である移動体受信装置200とから構成されている。
記録再生装置100は、テレビ放送番組を受信する受信部101、受信した放送番組を記録する記録部102、記録した放送番組を再生する再生部103、移動体受信装置200から再生補助データを受信する通信部104、受信した再生補助データを管理するデータ管理部105から構成されている。
さらに、記録再生装置100の再生部103は再生信号を表示する表示部106と接続されている。
一方、移動体受信装置200は、テレビ放送番組を受信する移動体受信部201、受信した放送番組を再生する移動体再生部202、外部で生成された各種データに基づいて再生補助データを生成する再生補助データ生成部203、生成された再生補助データを管理する再生補助データ管理部204、再生補助データを記録再生装置100に送信する移動体通信部205から構成されている。移動体受信部201は、再生補助データ生成部203に接続されており、受信しているテレビ番組の視聴日時やチャンネル情報を含む放送番組データを生成する。
さらに、移動体受信装置200の再生補助データ生成部203は、電波受信状況に関する電波受信状況データを生成する電波受信状況検知部206、移動状況に関する移動状況データを生成する移動状況検知部207、操作入力に関するマーキングデータを生成する操作入力部208に接続されている。
ここで、記録再生装置100と移動体受信装置200は、無線通信やインターネットなどを介して再生補助データの通信を行う。また、記録再生装置100の記録部102には、複数のチャンネルを並行して録画することが可能な大容量のハードディスクなどを用いる。また、再生補助データが管理される記録再生装置100のデータ管理部105および移動体受信装置200の再生補助データ管理部204には、デジタルデータの保存が可能なハードディスクやリムーバブルメディアなどを用いる。また、移動体受信装置200の再生補助データ生成部203に接続される移動状況検知部207には、位置情報を取得可能なGPS端末機や、走行速度情報を検出可能な速度センサなどを用いる。また、移動体受信装置200の再生補助データ生成部203に接続される操作入力部208は、視聴者による操作入力が検出可能な操作スイッチやリモコンなどを用いる。
次に、上記のように構成されたデータ送受信システムにおいて、移動体受信装置200の再生補助データ生成部203が再生補助データを生成する動作について説明する。図2は、移動体受信装置200の再生補助データ生成部203において再生補助データを生成する動作を示すフローチャートである。
まず、外部で生成された各種データを再生補助データ生成部203が検出 (ステップS101)する。次に、検出したデータに基づいて再生補助データを生成する(ステップS102)。生成した再生補助データを再生補助データ管理部204に格納(ステップS103)し、処理を終了する。
図2のフローチャートのステップS101で検出する各種データは、移動体受信部201で生成されるデータ(以下、放送番組データと呼ぶ)と、電波状況検出部206、移動状況検知部207、操作入力部208で生成されるデータ(以下、検出データと呼ぶ)の2種類である。以下、電波受信状況検知部206で生成されるデータを電波受信状況データ、移動状況検知部207で生成されるデータを移動状況データ、操作入力部208で生成されるデータをマーキングデータと呼ぶ。
図3は、移動体受信装置200の再生補助データ生成部203において生成される再生補助データの内容を示す模式図である。再生補助データ110は、放送番組データ210と検出データ310とを含むデータである。また、検出データは、電波受信状況データと移動状況データとマーキングデータとをすべて含むデータである。なお、この例における検出データは、電波受信状況データ、移動状況データ、マーキングデータの全てを含んでいるが、実際には3つのデータのうち少なくともひとつを含むデータであればよい。
図4は、図2のフローチャートのステップS102において、再生補助データを生成する動作の詳細を示すフローチャートである。
まず、図4のフローチャートにおいて、検出したデータがチャンネルの切換えである場合(ステップS102−1)は、放送番組データを生成する(ステップS102−2)。図5は、ステップS102−2で生成される放送番組データの一例を示す模式図であり、(a)は移動体受信装置200における視聴状況を示しており、(b)は放送番組データを示している。
放送番組データは、移動体受信部201で受信しているテレビ番組に関する基本的な情報(例えば、視聴日時やチャンネル情報)に基づいて移動体受信部201で生成されるデータである。図5(b)の放送番組データは、日付‘AAA’の時刻16:22から19:42の間にチャンネル‘111’、‘222’、‘333’を視聴したことを表している。
次に、図4におけるフローチャートにおいて、検出したデータが電波受信状況変化である場合(ステップS102−3)は、電波受信状況データを生成する(ステップS102−4)。図6は、ステップS102−3で生成される電波受信状況データの一例を示す模式図であり、(a)電波受信状況検知部206で取得した信号雑音の時間推移、(b)移動体受信装置200における視聴状況、(c)電波受信状況データである。
電波受信状況データは、電波受信状況検知部206が取得した電波受信状況に関する情報に基づいて生成されるデータである。この例では、図6(a)のように、取得した信号雑音に対して閾値を設定し、信号雑音が閾値より大きい場合には受信状況が悪いと認識する。図6(b)の塗りつぶしのある部分は受信状況が悪い時間帯を示している。図6(c)の電波受信状況データは、受信状況が悪かった時間帯の開始時刻と終了時刻の情報を含んでいる。
なお、図6の電波受信状況データは、電波受信状況検知部206で取得した信号雑音に基づいて認識された受信状況の悪い時間帯に関する情報を含むデータであるが、信号雑音の数値そのものを含むデータでもよい。
次に、図4のフローチャートにおいて、検出したデータが移動状況変化である場合(ステップS102−5)は、移動状況データを生成する(ステップS102−6)。図7は、ステップS102−5で生成される移動状況データの一例を示す模式図であり、(a)は移動状況検知部207で取得した移動速度の時間推移を示しており、(b)は移動体受信装置200における視聴状況を示しており、(c)は移動状況データである。
移動状況データは、移動状況検知部207が取得した移動状況に関する情報に基づいて生成されるデータである。この例では、図7(a)のように、取得した走行速度に応じて走行中か停車中かを認識する。図7(b)の塗りつぶしのある部分は、停車中であった時間帯を示している。図7(c)の移動状況データは、停車中であった時間帯の開始時刻と終了時刻の情報を含んでいる。
なお、図7の移動状況データは、移動状況検知部207で取得した走行速度に応じて認識された車両の走行状態(走行中か停車中か)に関する情報を含むデータであるが、走行速度の数値そのものを含むものでもよい。また、車両の位置情報に関するデータや、この位置情報から認識される道路名などを含むデータでもよい。
次に、図4のフローチャートにおいて、検出したデータが操作入力である場合(ステップS102−7)は、マーキングデータを生成する(ステップS102−8)。ここで、移動体受信装置200の操作入力部208がマーキングデータを生成する動作について説明する。
図8は、図4のフローチャートのステップS102−8において、マーキングデータを生成する動作の詳細を示すフローチャートである。まず、マーキングのタイプを選択する(ステップS201)。部分指定を選択した場合は、1度目の操作入力を検知し(ステップS202)、1回の操作入力時刻からマーキングデータを生成する(ステップS205)。範囲指定を選択した場合は、1度目の操作入力を検知(ステップS203)、2度目の操作入力を検知し(ステップS204)、2回の操作入力時刻からマーキングデータを生成する(ステップS205)。
図9は、移動体受信装置200の操作入力部208によって生成されたマーキングデータの一例を示す模式図である。(a)は移動体受信装置200における視聴状況を示しており、(b)はマーキングデータである。
この例では、車内で視聴していたテレビ番組に対する部分指定が4回、範囲指定が3回行われたことを表している。部分指定を示すマーキングデータは、操作入力部208への操作入力があった1度の時刻情報を含んでいる。一方、範囲指定を示すマーキングデータは、操作入力部208への2度の時刻情報を含んでいる。なお、部分指定や範囲指定に関するマーキングデータの使用方法については後述する。以下、視聴者が操作入力部208を操作入力することでマーキングデータを生成する作業のことを「マーキング」と呼ぶ。
次に、本実施の形態に係るデータ送受信システムにおいて、記録再生装置100と移動体受信装置200との間で行われるデータ通信の動作について説明する。図10は、記録再生装置100と移動体受信装置200との間で行われるデータ通信の動作を示すフローチャートである。左側のフローが記録再生装置100の動作を、右側のフローが移動体受信装置200の動作を示している。
移動体受信装置200の電源が入ると(ステップS301)、移動体通信部205を介して、記録再生装置100に対して録画開始命令を送信する(ステップS302)。記録再生装置100は、通信部104を介して、移動体受信装置200から送信された録画開始命令を受信すると(ステップS303)、テレビ番組の録画を開始する(ステップS304)。ここで、記録再生装置100は通信が可能な状態であるものとする。
移動体受信装置200は、録画開始命令を送信後、再生補助データの生成を行い(ステップS305)、再生補助データ管理部204に管理されている再生補助データを更新する(ステップS306)。ここで、終了指示がない場合(ステップS307でNO)は、再生補助データの生成、更新を継続して行う。逆に、終了指示があった場合(ステップ307でYES)は、移動体通信部205を介して、再生補助データ管理部204に管理されている再生補助データを記録再生装置100へ送信する(ステップS308)。そして移動体受信装置200の電源を切る(ステップS309)。
記録再生装置100は、通信部104を介して、移動体受信装置200から送信された再生補助データを受信すると(ステップS310)、受信した再生補助データをデータ管理部105に格納し(ステップS311)、テレビ番組の録画を終了する(ステップS312)。
なお、記録再生装置100の記録部102が、常時複数チャンネルを並行して録画することが可能な場合には、少なくとも移動体受信装置200で視聴しているテレビ番組は、全て記録再生装置100の記録部102に録画しているため、移動体受信装置200の電源が投入された場合や、移動体受信装置200に対する終了指示があった場合に、それぞれ録画開始、録画終了動作を行わない。また、移動体受信装置200においてチャンネルの切り替えがあるごとに再生補助データを記録再生装置100へ送信し、記録再生装置100では、受信した再生補助データに含まれるチャンネル情報に基づいて録画する番組を逐次変更するようにしてもよい。
また、図10のステップ308において、再生補助データを移動体通信部205を介して、記録再生装置100へ送信することにしたが、再生補助データをSDカードなどの記録媒体に記憶しておき、記録再生装置100で読み込むような構成にしてもよい。
次に、本実施の形態に係るデータ送受信システムにおいて、記録再生装置100の記録部102で記録したテレビ番組を、データ管理部105に管理された再生補助データに基づいて再生する動作について説明する。
記録再生装置100の記録部102で記録したテレビ番組を再生する際には、データ管理部105に管理された再生補助データに含まれる情報を単独あるいは組み合わせて利用することで、ユーザが移動体受信装置200で視聴したテレビ番組の中から希望した部分を容易に再生することができる。図11は、記録再生装置100の記録部102に記録したテレビ番組を、データ管理部105に管理された再生補助データに基づいて再生する際の動作を示すフローチャートである。
まず、放送番組データに基づき再生するテレビ番組を選択する(ステップS401)。続いて、検出データに基づき再生する部分を選択(ステップS402)し、指定された部分の再生を開始する(ステップS403)。放送番組データは、視聴日時、チャンネルなどの情報を含んでおり、これらを用いて再生したいテレビ番組を選択する。また、検出データは、電波受信状況、移動状況、ユーザによるマーキングに関する情報を含んでおり、選択したテレビ番組のうち、どの部分を再生するかを指定する。
なお、本システムにおける検出データは複数のデータを含んでいるが、再生する部分を指定する際には、この複数のデータを用いることができるものとする。また、選択順序もユーザが自由に決定できるものとする。
次に、本実施の形態に係るデータ送受信システムにおいて、記録再生装置100の記録部102で記録したテレビ番組を、データ管理部105に管理された再生補助データに基づいて再生する際の、再生方法の詳細について説明する。まず、放送受信データと電波受信状況データとから生成された再生補助データを再生する際に利用する場合について説明する。
図12は、電波受信状況データと放送番組データとから生成される再生補助データと、その再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図であり、(a)は再生補助データを示しており、(b)は電波受信状況検知部206が取得した信号雑音の時間推移を示すグラフを示しており、(c)は移動体受信装置200におけるテレビ番組の受信状況を示しており、(d)は記録再生装置100における再生の状況を示している。
図12(a)の再生補助データは、放送番組データに含まれる視聴日時とチャンネル情報、電波受信状況データに含まれる受信状態が悪い時間帯の時刻情報から構成されている。図12(b)のように信号雑音が一定閾値よりも高い部分は、移動体受信装置200でテレビ番組を視聴中に、映像品質が悪かったと判定される。そこで、図12(d)のように、記録再生装置100で再生する際には、移動体受信装置200でテレビ番組を視聴している時間内に映像品質が悪かった時間帯のみを再生する。
次に、放送受信データと移動状況データとから生成された再生補助データを再生する際に利用する場合について説明する。図13は、放送番組データと移動状況データとから構成される再生補助データと、その再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図であり、(a)再生補助データ、(b)移動状況検知部207が取得した走行速度の時間推移を示すグラフ、(c)移動体受信装置200におけるテレビ番組の視聴状況、(d)記録再生装置100における再生の状況である。
図13(a)の再生補助データは、放送番組データに含まれる視聴日時とチャンネル情報、移動状況データに含まれる停車中であった時間帯の時刻情報から構成されている。図13(b)のように走行速度から車両が走行中であったか停車中であったかを判定する。車両においては、走行中の映像表示が禁止されているため、走行中の時間帯はテレビ番組の映像を見ることができなかった時間帯である。そこで、図13(d)のように、記録再生装置100で再生する際には、移動体受信装置200でテレビ番組を視聴している時間内に走行中であった時間帯のみを再生する。
次に、放送受信データと部分指定に関するマーキングデータとから生成された再生補助データを再生する際に利用する場合について説明する。図14は、放送番組データと部分指定に関するマーキングデータとから構成される再生補助データと、その再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図であり、(a)は再生補助データを示しており、(b)は部分指定に関するマーキングデータを利用して再生する範囲を示しており、(c)は移動体受信装置200におけるテレビ番組の視聴状況を示しており、(d)は記録再生装置100における再生の状況を示している。
図14(a)の再生補助データは、放送番組データに含まれる視聴日時とチャンネル情報、マーキングデータに含まれる1度の操作入力時刻の情報から構成されている。記録再生装置100で再生する際には、図14(b)のように、操作入力のあった時刻の前後数十秒の所定時間内に含まれる部分を再生範囲(以下、ハイライトシーン)として、ハイライトシーンのみを再生する。以下、ハイライトシーンのみを再生する再生方法のことを‘ハイライト再生’と呼ぶ。このハイライト再生は、例えば車内でサッカーを視聴中にゴールシーンに対する部分指定を行い、家でゴールシーンのみを連続して再生する際に利用することができる。
次に、放送受信データと範囲指定に関するマーキングデータとから生成された再生補助データを再生する際に利用する場合について説明する。図15は、再生補助データのうち、放送番組データと範囲指定に関するマーキングデータとから構成される再生補助データと、その再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図であり、(a)は再生補助データを示しており、(b)は範囲指定に関するマーキングデータを利用して再生する範囲を示しており、(c)は移動体受信装置200におけるテレビ番組の視聴状況を示しており、(d)は記録再生装置100における再生の状況を示している。
図15(a)の再生補助データは、放送番組データに含まれる視聴日時とチャンネル情報、マーキングデータに含まれる2度の操作入力時刻の情報から構成されている。記録再生装置100で再生する際には、図15(b)のように、操作入力のあった時刻をそれぞれ開始時刻、終了時刻とする部分を再生範囲として、範囲指定された部分を再生する。以下、範囲指定された部分のみを再生する再生方法のことを‘抜き出し再生’と呼ぶ。この抜き出し再生は、例えば車内でボクシングを視聴中に各ラウンドに対して範囲指定を行い、家で各ラウンドを連続して再生する際に利用することができる。
なお、操作入力のあった時刻をそれぞれ開始時刻、終了時刻とする部分を除外して再生することもできる。この除外再生は、例えば車内でドラマを視聴中にCMに対して範囲指定を行い、家でCMを除く範囲のドラマを再生する際に利用することができる。
図16は、放送番組データと範囲指定に関するマーキングデータとから構成される再生補助データと、その再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図であり、(a)は再生補助データを示しており、(b)は範囲指定に関するマーキングデータを利用して再生から除外する範囲を示しており、(c)は移動体受信装置200におけるテレビ番組の視聴状況を示しており、(d)は記録再生装置100における再生の状況を示している。以下、範囲指定された部分を除外して再生することを‘間引き再生’と呼ぶ。
図16(a)の再生補助データは、図15と同じものである。図16(b)のように、再生補助データに含まれる操作入力のあった時刻をそれぞれ開始時刻、終了時刻とする部分を再生から除外し、それ以外の部分を再生する。
なお、範囲指定に関するマーキングデータを、抜き出し再生に利用するか間引き再生に利用するかは、再生の際に選択することができる。
これまでは、放送番組データと検出データのうちひとつとから構成される再生補助データに基づいて再生する場合について説明したが、検出データは、電波受信状況データ、移動状況データ、マーキングデータのうち複数もしくは全てを含むものでもよい。以下、その一例として、放送番組データと移動状況データとから構成される再生補助データと、放送番組データとマーキングデータとから構成される再生補助データとに基づいて再生する場合について説明する。
図17は、放送番組データと移動状況データとマーキングデータとから構成される再生補助データを再生に利用した一例を示す模式図であり、(a)は移動状況データを含む再生補助データを示しており、(b)はマーキングデータを含む再生補助データを示しており、(c)は移動体受信装置200におけるテレビ番組の視聴状況を示しており、(d)はマーキングデータを利用して再生する範囲を示しており、(e)は記録再生装置100における再生の状況を示している。
図17(d)に示すように、ユーザによるマーキングによって、いくつかの部分指定、範囲指定が行われているが、中には走行中で映像の表示ができなかったものも含まれる。これらのマーキングデータは、走行中に流れている音声のみに基づいて生成されたものである。家で再生する際には、図17(e)のように車内において部分指定や範囲指定された時間帯の中で、走行中で映像の表示ができなかった部分のみを再生することができる。
次に、記録再生装置100の再生部103で再生する際に、再生補助データに基づいて生成された各種情報を表示させる場合の、表示部106における表示内容について説明する。図18は、記録再生装置100の再生部103における再生の際の、表示部106における表示画面の一例を示す模式図である。この例は、再生補助データに含まれる移動状況データとマーキングデータを用いて、ハイライト再生する際の表示画面の様子を示している。
全体の表示画面120には、再生補助データに基づいて再生しているテレビ番組の映像を表示する領域220に加えて、再生補助データに含まれる各種情報を表示する領域320、420が表示されている。領域320には、テレビ番組を視聴中の車両走行状態(走行中か停車中か)に関する情報と、ユーザによるマーキングに関する情報が表示されている。また、領域420には、再生中のテレビ番組を視聴していた時刻における移動体受信装置200の位置情報が地図上に表示されている。
このように、選択した再生補助データに基づくテレビ番組の映像と同時に、複数の再生補助データを表示することで、ユーザは車内で視聴したテレビ番組と、視聴中の状況を対応づけて視聴することができる。例えば、走行位置を手がかりに、ハイライトシーンの中から再生したいものを選択することができる。
なお、地図データは記録部102に保存されているものとし、移動状況データに含まれる位置情報に基づいて、自車位置を含む地図画面が生成される。
また、再生しているテレビ番組の時間変化に合わせて再生補助データに基づく情報を逐次更新することもできる。図18の例では、再生中のテレビ番組の再生時刻変化に応じて、領域320の再生中の指定部分を示す矢印を右へ移動させたり、領域420で表示している地図上の走行位置を変化させたりすることができる。また、表示部106としてタッチパネルなどが採用されている場合には、画面上に表示された各種情報(矢印や地図情報など)を手で直接選択することで、再生する部分を指定することもできる。
本実施の形態に係る送受信システムによれば、車内で視聴しているテレビ番組を家で録画しておき、電波受信状況や移動状況などの車内における視聴状況に関する情報、さらには、ユーザによるマーキングした情報などを車から家に送信し、家で録画した番組を再生する際に利用することができる。これにより、車で視聴したテレビ番組を家で確認するときに、ユーザが希望する部分の放送番組を容易に再生することができる。
以上のように、本発明に係る移動体受信装置、記録再生装置および送受信システムは、移動体受信装置で視聴した放送番組のうち、視聴者が視聴困難であった部分の放送番組または再視聴を希望する部分の放送番組を容易に再生することができるという効果を有し、車などに搭載された移動体受信装置から送られたデータに基づいて放送番組を記録再生する家庭用の記録再生装置および送受信システム等として有用である。また、家庭に限らず、車や、放送受信機能を有する携帯電話などのモバイル端末などに搭載する記録再生装置として応用できる。
本発明の一実施形態に係る送受信システムの構成を示すブロック図 再生補助データ生成部203が再生補助データを生成する動作を示すフローチャート 再生補助データの内容を示す模式図 図2のフローチャートのステップS102において再生補助データを生成する動作の詳細を示すフローチャート 放送番組データの一例を示す模式図 電波受信状況データの一例を示す模式図 移動状況データの一例を示す模式図 図4のフローチャートのステップS102−8においてマーキングデータを生成する動作の詳細を示すフローチャート マーキングデータの一例を示す模式図 記録再生装置100と移動体受信装置200との間で行われるデータ通信の動作を示すフローチャート 記録したテレビ番組を再生補助データに基づいて再生する際の動作を示すフローチャート 電波受信状況データと放送番組データとから生成される再生補助データとその再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図 放送番組データと移動状況データとから構成される再生補助データとその再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図 放送番組データと部分指定に関するマーキングデータとから構成される再生補助データとその再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図 放送番組データと範囲指定に関するマーキングデータとから構成される再生補助データとその再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図 放送番組データと範囲指定に関するマーキングデータとから構成される再生補助データとその再生補助データに基づく再生の一例を示す模式図 放送番組データと移動状況データとマーキングデータとから構成される再生補助データを再生に利用した一例を示す模式図 表示部106における表示画面の一例を示す模式図
符号の説明
100 記録再生装置
101 受信部
102 記録部
103 再生部
104 通信部
105 データ管理部
106 表示部
200 移動体受信装置
201 移動体受信部
202 移動体再生部
203 再生補助データ生成部
204 再生補助データ管理部
205 移動体通信部
206 電波受信状況検知部
207 移動状況検知部
208 操作入力部

Claims (5)

  1. 移動体に搭載され放送番組を受信してユーザに提供する移動体受信装置と、受信した放送番組を記録して前記移動体受信装置から取得したデータに基づいて再生を行う記録再生装置とから構成された送受信システムにおいて、
    前記移動体受信装置は、
    放送番組を受信する移動体受信手段と、
    受信した前記放送番組を再生する移動体再生手段と、
    前記放送番組の局番情報を含む放送番組データと、該放送番組においてユーザが視聴困難または再視聴を希望する区間を示す検出データとを含む再生補助データを生成する再生補助データ生成手段と、
    前記再生補助データを送出する再生補助データ送出手段とを備え、
    前記記録再生装置は、
    前記放送番組を受信する受信手段と、
    受信した前記放送番組を記録する記録手段と、
    前記再生補助データ送出手段から送出された前記再生補助データを取得する再生補助データ取得手段と、
    前記記録手段により記録された放送番組を前記再生補助データに基づいて再生する再生手段と、
    を備えたことを特徴とする送受信システム。
  2. 前記検出データは、前記移動体受信手段における放送番組の電波受信状況に関する電波受信状況データと、移動体の走行・停止状態に関する移動状況データと、ユーザが再視聴を希望する区間を示すマーキングデータのうち少なくともひとつ含む、請求項1に記載の送受信システム。
  3. 放送番組を受信する移動体受信手段と、
    受信した前記放送番組を再生する移動体再生手段と、
    前記放送番組の局番情報を含む放送番組データと、該放送番組においてユーザが視聴困難または再視聴を希望する区間を示す検出データとを含む再生補助データを生成する再生補助データ生成手段と、
    前記再生補助データを送出する再生補助データ送出手段と、
    を備えたことを特徴とする移動体受信装置。
  4. 移動体に搭載され放送番組を受信してユーザに提供する移動体受信装置が生成する再生補助データを取得して、記録した放送番組を前記再生補助データに基づいて再生する記録再生装置であって、
    前記再生補助データは、放送番組の局番情報を含む放送番組データと、該放送番組においてユーザが視聴困難または再視聴を希望する区間を示す検出データとを含み、
    放送番組を受信する受信手段と、
    受信した前記放送番組を記録する記録手段と、
    前記再生補助データを取得する再生補助データ取得手段と、
    前記記録手段により記録された放送番組を前記再生補助データに基づいて再生する再生手段と、
    を備えたことを特徴とする記録再生装置。
  5. 前記再生手段によって再生された放送番組を表示する表示手段をさらに備え、
    前記再生手段は前記記録手段に記録された放送番組とともに前記再生補助データに含まれる情報を同時に前記表示手段に表示することを特徴とする請求項4に記載の記録再生装置。
JP2004086259A 2004-03-24 2004-03-24 移動体受信装置、記録再生装置および送受信システム Pending JP2005277641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004086259A JP2005277641A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 移動体受信装置、記録再生装置および送受信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004086259A JP2005277641A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 移動体受信装置、記録再生装置および送受信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005277641A true JP2005277641A (ja) 2005-10-06

Family

ID=35176854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004086259A Pending JP2005277641A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 移動体受信装置、記録再生装置および送受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005277641A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8185041B2 (en) 2007-05-04 2012-05-22 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and system for mobile vehicle content management

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8185041B2 (en) 2007-05-04 2012-05-22 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and system for mobile vehicle content management

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3970901B2 (ja) 車載用記録再生装置、記録再生装置、記録再生システム、および記録再生方法
JP4594890B2 (ja) 自動録画再生装置及び自動録画再生装置の制御方法
KR20090117977A (ko) 재생 장치, 재생 제어 프로그램을 기록한 기록 매체, 및 재생 제어 방법
US8467661B2 (en) Video recording and reproducing apparatus having commercial skip mode
JP2009055099A (ja) コンテンツ視聴システム
JP2006352485A (ja) 情報記録再生装置及びテレビジョン受像機
JP4515176B2 (ja) テレビ放送受信システム
KR20030082453A (ko) 디지털 방송수신기, 리모트 컨트롤러 및 재생 방법
JP2005277641A (ja) 移動体受信装置、記録再生装置および送受信システム
JP4852102B2 (ja) 情報記録再生装置及び方法、情報記録再生システム並びにコンピュータプログラム
JP4832360B2 (ja) 移動体端末装置
JP2009033477A (ja) 携帯端末連携視聴システム
JP4595006B2 (ja) 記録制御装置及び記録制御装置の制御方法
JP5888157B2 (ja) レコーダシステム、及びレコーダ装置
JP2011071584A (ja) 電子機器及び表示方法
JP2006295821A (ja) 放送受信装置及び放送受信方法
JP2001197329A (ja) デジタルテレビジョンシステム及びカーナビゲーションシステム
JP3095205U (ja) ビデオテープレコーダ
JP2005210501A (ja) コンテンツ抑制システム
JP2011160190A (ja) 車載モニタシステム
JP2005094359A (ja) デジタル放送用録画装置、デジタル放送録画方法、およびプログラム
JP2005051327A (ja) ネットワーク通信機能を有する車載用電子機器およびこれを用いたネットワーク録画システム
JP2006019793A (ja) 放送記録再生装置
JPH11232728A (ja) 記録再生装置
JP2007184673A (ja) 記録再生装置