JP3095205U - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JP3095205U JP2003000107U JP2003000107U JP3095205U JP 3095205 U JP3095205 U JP 3095205U JP 2003000107 U JP2003000107 U JP 2003000107U JP 2003000107 U JP2003000107 U JP 2003000107U JP 3095205 U JP3095205 U JP 3095205U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ番組の記録時に入ってきたニュース速
報音を簡単な処理により消去することができる機能を備
えたビデオテープレコーダを提供する。 【解決手段】 テレビ番組を磁気テープ10に記録中に
ニュース速報音が入った時、速報音消去回路12は、該
ニュース速報音を検知し、該検知されたニュース速報音
がどこからの放送局からのものであるかを選局情報によ
り識別し、該識別されたニュース速報音の後に識別信号
を磁気テープ10に記録させる。そして、磁気テープ1
0の巻戻し時には、識別信号の検出に応答してメモリ1
1から該識別信号が示すニュース速報音の反転信号を読
み出し、該反転信号を磁気テープ10に記録させる。し
たがって、磁気テープ10に記録されたニュース速報音
は、反転信号により相殺され、消去される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、テレビジョン放送を受信して映像音声信号を磁気テープに記録する と共に、磁気テープに記録された映像音声信号を再生するビデオテープレコーダ (VTR)に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン放送において、緊急時のニュースを視聴者に知らせるのに、予告 チャイム音であるニュース速報音が発せられ、この後、番組画面に字幕でニュー ス内容が表示されるようになっている。したがって、ビデオテープレコーダを用 いて、磁気テープにテレビ番組を記録している際中に、ニュース速報が入ると、 ニュース速報音も一緒に記録されることになる。
【0003】 そして、このようなニュース速報音が入った磁気テープのテレビ番組を再生す ると、再生途中にニュース速報音が発せられ、過去のニュース速報にも関わらず 現在のニュース速報と勘違いすることがあり、また、ニュース速報音で鑑賞の邪 魔になることがある。
【0004】 例えば、特許文献1に記載された映像/音声信号記録装置では、映像信号に付 随して伝送される本来の音声信号とは別に挿入された挿入音声信号(ニュース速 報音)を、補間信号を用いて消去することで本来の音声信号を復元し、復元され た本来の音声信号を映像信号に付随させ記録媒体に記録するようにしているため 、記録媒体から再生された音声信号に挿入音声信号が含まらないようにすること ができる。
【0005】
【特許文献1】 特開平9−200684号公報
【特許文献2】 特公平7−48832号公報
【特許文献3】 特開2001−292422号公報
【特許文献4】 特開2002−77789号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記補間信号は、映像信号中のテロップ信号の抽出や補間を行 う際に必要な信号であり、テロップの補間データ、補間データ挿入位置データ、 制御信号、および補間データにおける輝度と色と音声を識別するための識別信号 を含んでいるので、この従来技術では、補間信号に含まれるそれらの情報を処理 するためのハードウェアおよびソフトウェアが複雑化する傾向にある。また、こ の従来技術では、記録媒体に記録したテレビ番組を再生しているときに、視聴者 が最も気を引くのは、ニュース速報を知らせる速報音であるが、この速報音を消 すだけでも、補間信号を用いているので、処理が複雑化することになる。
【0007】 なお、特許文献2に示される従来技術は、テレビジョン放送におけるニュース 速報を精度良く自動的に検出し、警報を発し、かつ自動的にニュース速報の内容 を録画できるようにするものであって、ニュース速報の警報音を消去するもので ないので、上記課題を解決することができない。
【0008】 また、特許文献3に示される従来技術は、再生映像中に時刻表示が存在する場 合、この時刻表示を隠蔽するための隠蔽表示を行うため視聴者は再生映像中に表 示されている時刻が現在時刻であると誤認することなく視聴できるようにしたも のであって、ニュース速報の警報音を消去するものでないので、上記課題を解決 することができない。
【0009】 また、特許文献4に示される従来技術は、映像の録画時には意味があったが、 その再生時には意味のない映像を非表示にしたり、あるいは必要に応じて他の表 示形態に変更して表示したりするものであって、ニュース速報の警報音を消去す るものでないので、上記課題を解決することができない。
【0010】 本考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、テレビ番組の記 録時に入ってきたニュース速報音を簡単な処理により消去することができる機能 を備えたビデオテープレコーダを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、各放送局で予め決められた各ニ ュース速報音の反転信号をメモリに記憶しておき、テレビジョン放送を受信して 映像音声信号を磁気テープに記録中にテレビジョン放送からニュース速報音が入 った時、該ニュース速報音を検知するニュース速報音検知手段と、該検知された ニュース速報音がどこからの放送局からのものであるかを選局情報により識別す るニュース速報音識別手段と、該識別されたニュース速報音の後に識別信号を前 記磁気テープに記録させる識別信号記録処理手段と、前記磁気テープの巻戻し時 に前記識別信号の検出に応答して前記メモリから該識別信号が示すニュース速報 音の反転信号を時間軸から見て逆方向かつ巻戻し速度に応じて読み出し前記磁気 テープに記録させる反転信号記録処理手段とを有する速報音消去回路を備えたこ とを特徴とするビデオテープレコーダを提供する。
【0012】 この請求項1の考案のビデオテープレコーダにおいて、テレビジョン放送を受 信して映像音声信号を磁気テープに記録中にテレビジョン放送からニュース速報 音が入った時、該ニュース速報音が検知され、該検知されたニュース速報音がど こからの放送局からのものであるかが選局情報により識別され、該識別されたニ ュース速報音の後に識別信号が前記磁気テープに記録される。そして、前記磁気 テープの巻戻し時には、前記識別信号の検出に応答して前記メモリから該識別信 号が示すニュース速報音の反転信号が時間軸から見て逆方向かつ巻戻し速度に応 じて読み出され、前記磁気テープに記録される。
【0013】 したがって、この請求項1の考案のビデオテープレコーダによれば、テレビ番 組を磁気テープに記録中に入ってきたニュース速報音を反転信号により消去する ので、簡単な処理によりニュース速報音を消去することができる。このニュース 速報音の消去により、テレビ番組が記録された磁気テープを再生している時に、 ニュース速報音が聞こえることがなく、再生番組を楽しむことができる。また、 再生中にニュース速報の内容が表示されても、ニュース速報音が発生しないので 現在のニュース速報と勘違いを起こすようなことがなくなる。
【0014】 請求項2の考案は、各放送局で予め決められた各ニュース速報音を相殺するた めの相殺信号をメモリに記憶しておき、テレビジョン放送を受信して映像音声信 号を磁気テープに記録中にテレビジョン放送からニュース速報音が入った時、該 ニュース速報音の後に識別信号を記録し、前記磁気テープの巻戻し時に、前記識 別信号の検出に応答して前記メモリから該識別信号が示すニュース速報音の相殺 信号を読み出し前記磁気テープに記録する速報音消去回路を備えたことを特徴と するビデオテープレコーダを提供する。
【0015】 この請求項2の考案のビデオテープレコーダにおいて、テレビジョン放送を受 信して映像音声信号を磁気テープに記録中にテレビジョン放送からニュース速報 音が入った時、該ニュース速報音の後に、識別信号が前記磁気テープに記録され る。そして、前記磁気テープの巻戻し時には、前記識別信号の検出に応答して前 記メモリから該識別信号が示すニュース速報音の相殺信号が読み出され、前記磁 気テープに記録される。
【0016】 したがって、この請求項2の考案のビデオテープレコーダによれば、テレビ番 組を磁気テープに記録中に入ってきたニュース速報音を相殺信号により消去する ので、簡単な処理によりニュース速報音を消去することができる。このニュース 速報音の消去により、テレビ番組が記録された磁気テープを再生している時に、 ニュース速報音が聞こえることがなく、再生番組を楽しむことができる。また、 再生中にニュース速報の内容が表示されても、ニュース速報音が発生しないので 現在のニュース速報と勘違いを起こすようなことがなくなる。
【0017】 また、請求項3の考案のビデオテープレコーダによれば、前記速報音消去回路 は、テレビジョン放送を受信して映像音声信号を磁気テープに記録中にテレビジ ョン放送からニュース速報音が入った時、該ニュース速報音を検知するニュース 速報音検知手段と、該検知されたニュース速報音がどこからの放送局からのもの であるかを選局情報により識別するニュース速報音識別手段と、該識別されたニ ュース速報音の後に識別信号を前記磁気テープに記録させる識別信号記録処理手 段と、前記磁気テープの巻戻し時に、前記識別信号の検出に応答して前記メモリ から該識別信号が示すニュース速報音の相殺信号を読み出し前記磁気テープに記 録させる相殺信号記録処理手段とを備えているので、テレビ番組を磁気テープに 記録中に入ってきたニュース速報音を消去するための処理が簡単に実現できる。
【0018】 請求項4の考案のビデオテープレコーダによれば、前記ニュース速報音の相殺 信号は該ニュース速報音の反転信号であるので、反転信号を容易に作成でき、ま た、この反転信号を用いることにより速報音消去処理も簡単化する。
【0019】 請求項5の考案のビデオテープレコーダによれば、前記磁気テープの巻戻し時 に前記メモリから読み出され該磁気テープに記録されるニュース速報音の反転信 号は、時間軸から見て逆方向かつ巻戻し速度に応じた信号であるので、磁気テー プが巻戻し時においてニュース速報音を消去することが可能になる。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ本考案の実施の形態について説明する。図1は本 考案の一実施形態に係るビデオテープレコーダの構成を示すブロック図である。 このビデオテープレコーダは、アンテナ1に接続されるチューナ2、映像音声信 号処理回路3、増幅回路4、出力端子5、信号処理回路6、記録信号処理回路7 、再生信号処理回路8、記録再生機構9、メモリ11、速報音消去回路12、お よび制御回路13を備えている。
【0021】 チューナ2は、アンテナ1により受信した複数の放送局のテレビジョン放送信 号の中からユーザが希望する放送局のテレビジョン放送信号を選局して、その映 像信号および音声信号を映像音声信号処理回路3に与える。映像音声信号処理回 路3は、映像信号および音声信号の入出力の制御を行うものであり、出力された 映像信号および音声信号は増幅回路4に与えられる。
【0022】 増幅回路4は、映像信号および音声信号のそれぞれに対する増幅回路を含んでお り、与えられた映像信号および音声信号は、それぞれ増幅され、出力端子5に導 出される。出力端子5からの映像信号および音声信号は、例えばテレビジョン受 信機やビデオモニタ装置などに入力され、映像および音声の再生が行われる。
【0023】 このビデオテープレコーダにおいて、映像信号および音声信号を磁気テープ1 0に記録する場合には、映像音声信号処理回路3からの映像信号および音声信号 が増幅回路4に与えられると共に、信号処理回路6にも与えられる。信号処理回 路6は、映像信号および音声信号を記録信号処理回路7に与えると共に、該音声 信号を速報音消去回路12に与える。メモリ11には、各放送局で予め決められ た各ニュース速報音の反転信号がデジタル信号の形式で予め記憶されている。
【0024】 なお、メモリ11にニュース速報音を反転せずに記憶させても良いが、この場合 、メモリ11からニュース速報音を読み出した後、反転させなければならないの で、反転回路が余分に必要となり、また、反転処理のための時間が余分にかかり 、あまり好ましくない。
【0025】 速報音消去回路12は、テレビジョン放送を受信して映像音声信号を磁気テー プ10に記録中にテレビジョン放送からニュース速報音が入った時、例えば、そ の速報音の特定周波数により該ニュース速報音を検知するニュース速報音検知手 段と、該検知されたニュース速報音がどこからの放送局からのものであるかをチ ューナ2からの選局情報により識別するニュース速報音識別手段と、該識別され たニュース速報音の後に識別信号を磁気テープ10に記録させる識別信号記録処 理手段と、磁気テープ10の巻戻し時に前記識別信号の検出に応答してメモリ1 1から該識別信号が示すニュース速報音の反転信号を時間軸から見て逆方向かつ 巻戻し速度に応じて読み出し磁気テープ10に記録させる反転信号記録処理手段 とを有する。この速報音消去回路12の詳細な動作については後述する。
【0026】 記録信号処理回路7は、信号処理回路6から与えられた映像信号および音声信 号を磁気テープ10に記録するために、その映像信号および音声信号を適切な形 式の信号にそれぞれ変換する。また、記録信号処理回路7は、速報音消去回路1 2からの前記識別信号を磁気テープ10に記録するために、その識別信号を適切 な形式の信号に変換する。
【0027】 また、記録信号処理回路7は、例えば、アナログ形式で映像信号および音声信 号を磁気テープ10に記録する場合、映像信号を、この高周波域を強調し、FM 変調して記録映像信号として、また、音声信号をFM変調して記録音声信号とし て、記録再生機構9に与える。
【0028】 記録再生機構9は、記録媒体である磁気テープ10に対して記録映像信号およ び記録音声信号を記録したり、磁気テープ10に記録された記録映像信号および 記録音声信号を再生したりするものであり、図示しない回転ヘッド(記録・再生 ヘッド)、消去ヘッド、回転ヘッド駆動機構、テープ走行機構などから構成され る。
【0029】 再生信号処理回路8は、記録再生機構9により再生された磁気テープ10の再 生映像信号をFM復調して高周波域圧縮し、また、磁気テープ10の再生音声信 号をFM復調する。再生信号処理回路8から出力された映像信号および音声信号 は、映像音声信号処理回路3に与えられ、増幅回路4を介して出力端子5に導出 される。
【0030】 なお、このビデオテープレコーダにおける処理は、例えばマイクロコンピュー タなどから成る制御回路13によって制御される。この制御回路13に対しては 図示しないリモートコントローラのキー操作や本体パネルのスイッチ操作などに よって、再生、記録、巻戻し、早送りなどの指示が与えられる。
【0031】 図2は本実施形態においてニュース速報音を消去する処理を説明するためのフ ローチャートである。また、図3は本実施形態においてニュース速報音の消去に 用いられる反転信号を説明するための信号波形図である。以下、図1に示すビデ オテープレコーダにおいてニュース速報音を消去する動作を図2および図3を参 照して説明する。
【0032】 例えば、テレビジョン放送局Aから送信されるニュース速報音の音声信号が例 えば図3(1)に示すような音声信号a1であるとすると、この音声信号a1の 反転信号は図3(2)に示すような反転信号a2となる。ニュース速報音は放送 局によってそれぞれ異なるので、反転信号もそれぞれ異なる。メモリ11には、 各放送局が用いる独自のニュース速報音の反転信号をデジタル化したデジタル反 転信号が、放送局を示す識別信号と共に予め記憶されている。
【0033】 ユーザは、希望のテレビ番組を磁気テープ10に記録したいため、図示しない リモートコントローラをキー操作して希望のチャンネル、例えば、テレビジョン 放送局Aを選んだとする。この放送局Aのチャンネル情報を受けた制御回路13 は、チューナ2に対して放送局Aを選局するように指示を与える。これにより、 チューナ2は、アンテナ1より受信した複数の放送局からのテレビジョン信号の 中から放送局Aからのテレビジョン信号を選択し、この放送局Aからのテレビジ ョン信号に含まれる映像信号および音声信号を出力する。
【0034】 記録モードに入り、記録が開始すると(ステップS1)、チューナ2からの映 像信号および音声信号は映像音声信号処理回路3を介して信号処理回路6に与え られる。そして、記録信号処理回路7には信号処理回路6からの映像音声信号お よび音声信号が与えられ、速報音消去回路12には信号処理回路6からの音声信 号が与えられる。
【0035】 速報音消去回路12では、与えられた音声信号の中にニュース速報音があるか 否かの検知を行い(ステップS2)、ニュース速報音の検知があったとき、この 検知されたニュース速報音がどこからの放送局からのものであるかをチューナ2 からの選局情報により識別する(ステップS3)。
【0036】 次に、そのニュース速報音を識別するための識別信号を記録信号処理回路7に 与え、そのニュース速報音の後(例えば、数秒後)に識別信号を、記録再生機構 9を介して磁気テープ10に記録する(ステップS4)。このようなニュース速 報音の検知から識別信号の記録までの処理(ステップS2からステップS4まで の処理)がテレビ番組の記録が終了するまで行われ(ステップS5)、テレビ番 組の記録が終了すると(ステップS6)、ユーザは、リモートコントローラなど を操作して磁気テープ10を通常巻戻しするか、それともニュース速報音を消し ながら巻戻しするかの選択を行う(ステップS7)。
【0037】 通常巻戻しを行うモードを選択した場合は、ただ単に磁気テープ10が記録再 生機構9により巻戻され、磁気テープ10の状態が始めに戻ると、巻戻しが終了 する(ステップS8,S9)。
【0038】 一方、ニュース速報音を消しながら巻戻しするモードを選択した場合(ステッ プS10)、磁気テープ10が記録再生機構9により巻戻され、この磁気テープ 10に記録された識別信号が再生信号処理回路8を介して速報音消去回路12に 与えられる。これにより、速報音消去回路12は識別信号に基づいてメモリ11 から該当する放送局からのニュース速報音の反転信号を時間軸から見て逆方向か つ巻戻し速度に応じて読み出し、その反転信号を磁気テープ10に記録されてい るニュース速報音の音声信号の部分に記録する。これにより、その音声信号は反 転信号により相殺され、ニュース速報音は消去されることになる。
【0039】 図3(2)に示すようにニュース速報音の反転信号a1は時間軸t1の方向で デジタル化されてメモリ11に記憶されているが、磁気テープ10の巻戻し時に 再生されるニュース速報音の音声信号は、例えば図3(1)に示すような音声信 号a1を時間軸t1とは逆方向の時間軸t2の方向で読み出されるので、この音 声信号a1を相殺するには時間軸t2の方向で読み出された反転信号a1が必要 になる。また、巻戻し時は、巻戻し速度に応じて音声信号a1が変化するので、 この変化にあった反転信号a2が必要になる。
【0040】 速報音消去回路12が識別信号を検知すると(ステップS11)、メモリ11 からデジタルの反転信号を読み出し、アナログの反転信号に変換した後、記録信 号処理回路7を介して記録再生機構9に与え、消去ヘッドを用いず、記録ヘッド だけ用いて磁気テープ10に反転信号を記録する(ステップS12)。したがっ て、磁気テープ10においては、ニュース速報音の音声信号は反転信号と相殺さ れるので、ニュース速報音は消去されることになる。
【0041】 また、巻戻し途中に識別信号があれば、巻戻しが終了するまで(ステップS8 )、識別信号の検知と反転信号の記録の処理が繰り返され(ステップS11,S 12)、巻戻しを終了すると、この処理は終了する(ステップS9)。
【0042】 本実施形態のビデオテープレコーダによれば、各放送局で予め決められた各ニ ュース速報音の反転信号を記憶したメモリ11と、速報音消去回路12とを備え たので、テレビ番組を磁気テープ10に記録中に入ってきたニュース速報音を反 転信号により消去することができる。
【0043】 したがって、簡単な処理によりニュース速報音を消去することができ、このニュ ース速報音の消去により、テレビ番組が記録された磁気テープを再生している時 に、ニュース速報音が聞こえることがなく、再生番組を楽しむことができる。ま た、再生中にニュース速報の内容が表示されても、ニュース速報音が発生しない ので、現在のニュース速報と勘違いを起こすようなことがなくなる。
【0044】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案によれば、各放送局で予め決められた各ニュ ース速報音の反転信号をメモリに記憶しておき、テレビジョン放送を受信して映 像音声信号を磁気テープに記録中にテレビジョン放送からニュース速報音が入っ た時、該ニュース速報音を検知するニュース速報音検知手段と、該検知されたニ ュース速報音がどこからの放送局からのものであるかを選局情報により識別する ニュース速報音識別手段と、該識別されたニュース速報音の後に識別信号を前記 磁気テープに記録させる識別信号記録処理手段と、前記磁気テープの巻戻し時に 前記識別信号の検出に応答して前記メモリから該識別信号が示すニュース速報音 の反転信号を時間軸から見て逆方向かつ巻戻し速度に応じて読み出し前記磁気テ ープに記録させる反転信号記録処理手段とを有する速報音消去回路を備えたので 、テレビ番組を磁気テープに記録中に入ってきたニュース速報音を反転信号によ り消去することができる。
【0045】 したがって、簡単な処理によりニュース速報音を消去することができ、このニュ ース速報音の消去により、テレビ番組が記録された磁気テープを再生している時 に、ニュース速報音が聞こえることがなく、再生番組を楽しむことができる。ま た、再生中にニュース速報の内容が表示されても、ニュース速報音が発生しない ので、現在のニュース速報と勘違いを起こすようなことがなくなる。
【0046】 請求項2の考案によれば、各放送局で予め決められた各ニュース速報音を相殺 するための相殺信号をメモリに記憶しておき、テレビジョン放送を受信して映像 音声信号を磁気テープに記録中にテレビジョン放送からニュース速報音が入った 時、該ニュース速報音の後に識別信号を記録し、前記磁気テープの巻戻し時に、 前記識別信号の検出に応答して前記メモリから該識別信号が示すニュース速報音 の相殺信号を読み出し前記磁気テープに記録する速報音消去回路を備えたので、 テレビ番組を磁気テープに記録中に入ってきたニュース速報音を相殺信号により 消去することができる。
【0047】 したがって、簡単な処理によりニュース速報音を消去することができ、このニュ ース速報音の消去により、テレビ番組が記録された磁気テープを再生している時 に、ニュース速報音が聞こえることがなく、再生番組を楽しむことができる。ま た、再生中にニュース速報の内容が表示されても、ニュース速報音が発生しない ので現在のニュース速報と勘違いを起こすようなことがなくなる。
【0048】 また、請求項3の考案によれば、前記速報音消去回路は、テレビジョン放送を 受信して映像音声信号を磁気テープに記録中にテレビジョン放送からニュース速 報音が入った時、該ニュース速報音を検知するニュース速報音検知手段と、該検 知されたニュース速報音がどこからの放送局からのものであるかを選局情報によ り識別するニュース速報音識別手段と、該識別されたニュース速報音の後に識別 信号を前記磁気テープに記録させる識別信号記録処理手段と、前記磁気テープの 巻戻し時に、前記識別信号の検出に応答して前記メモリから該識別信号が示すニ ュース速報音の相殺信号を読み出し前記磁気テープに記録させる相殺信号記録処 理手段とを備えているので、テレビ番組を磁気テープに記録中に入ってきたニュ ース速報音を消去するための処理が簡単に実現できる。
【0049】 請求項4の考案によれば、前記ニュース速報音の相殺信号は該ニュース速報音 の反転信号であるので、反転信号を容易に作成でき、また、この反転信号を用い ることにより速報音消去処理も簡単化する。
【0050】 請求項5の考案によれば、前記磁気テープの巻戻し時に前記メモリから読み出さ れ該磁気テープに記録されるニュース速報音の反転信号は、時間軸から見て逆方 向かつ巻戻し速度に応じた信号であるので、磁気テープが巻戻し時においてニュ ース速報音を消去することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係るビデオテープレコ
ーダの構成を示すブロック図である。
【図2】 本考案の一実施形態に係るビデオテープレコ
ーダにおいてニュース速報音を消去する処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】 本考案の一実施形態に係るビデオテープレコ
ーダにおいてニュース速報音の消去に用いられる反転信
号を説明するための信号波形図である
【符号の説明】
10 磁気テープ 11 メモリ 12 速報音消去回路(ニュース速報音検知手段、ニ
ュース速報音識別手段、識別信号記録処理手段、反転信
号記録処理手段)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン放送を受信して映像音声信
    号を磁気テープに記録すると共に該磁気テープに記録さ
    れた映像音声信号を再生するビデオテープレコーダにお
    いて、各放送局で予め決められた各ニュース速報音の反
    転信号をメモリに記憶しておき、テレビジョン放送を受
    信して映像音声信号を磁気テープに記録中にテレビジョ
    ン放送からニュース速報音が入った時、該ニュース速報
    音を検知するニュース速報音検知手段と、該検知された
    ニュース速報音がどこからの放送局からのものであるか
    を選局情報により識別するニュース速報音識別手段と、
    該識別されたニュース速報音の後に識別信号を前記磁気
    テープに記録させる識別信号記録処理手段と、前記磁気
    テープの巻戻し時に前記識別信号の検出に応答して前記
    メモリから該識別信号が示すニュース速報音の反転信号
    を時間軸から見て逆方向かつ巻戻し速度に応じて読み出
    し前記磁気テープに記録させる反転信号記録処理手段と
    を有する速報音消去回路を備えたことを特徴とするビデ
    オテープレコーダ。
  2. 【請求項2】 テレビジョン放送を受信して映像音声信
    号を磁気テープに記録すると共に該磁気テープに記録さ
    れた映像音声信号を再生するビデオテープレコーダにお
    いて、各放送局で予め決められた各ニュース速報音を相
    殺するための相殺信号をメモリに記憶しておき、テレビ
    ジョン放送を受信して映像音声信号を磁気テープに記録
    中にテレビジョン放送からニュース速報音が入った時、
    該ニュース速報音の後に識別信号を記録し、前記磁気テ
    ープの巻戻し時に、前記識別信号の検出に応答して前記
    メモリから該識別信号が示すニュース速報音の相殺信号
    を読み出し前記磁気テープに記録する速報音消去回路を
    備えたことを特徴とするビデオテープレコーダ。
  3. 【請求項3】 前記速報音消去回路は、テレビジョン放
    送を受信して映像音声信号を磁気テープに記録中にテレ
    ビジョン放送からニュース速報音が入った時、該ニュー
    ス速報音を検知するニュース速報音検知手段と、該検知
    されたニュース速報音がどこからの放送局からのもので
    あるかを選局情報により識別するニュース速報音識別手
    段と、該識別されたニュース速報音の後に識別信号を前
    記磁気テープに記録させる識別信号記録処理手段と、前
    記磁気テープの巻戻し時に、前記識別信号の検出に応答
    して前記メモリから該識別信号が示すニュース速報音の
    相殺信号を読み出し前記磁気テープに記録させる相殺信
    号記録処理手段とを備えたことを特徴とする請求項2に
    記載のビデオテープレコーダ。
  4. 【請求項4】 前記ニュース速報音の相殺信号は該ニュ
    ース速報音の反転信号であることを特徴とする請求項3
    に記載のビデオテープレコーダ。
  5. 【請求項5】 前記磁気テープの巻戻し時に前記メモリ
    から読み出され該磁気テープに記録されるニュース速報
    音の反転信号は、時間軸から見て逆方向かつ巻戻し速度
    に応じた信号であることを特徴とする請求項4に記載の
    ビデオテープレコーダ。
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