JP2005051327A - ネットワーク通信機能を有する車載用電子機器およびこれを用いたネットワーク録画システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車載用の電気機器から簡単に家庭用の電子機器に番組等を録画することが可能なネットワーク通信機能を有する車載用の電子機器を提供する。
【解決手段】本発明に係るネットワーク通信機能を有する車載用ナビゲーション装置100は、テレビやラジオ等の放送を受信しこれを画像や音声にて出力する機能を有する放送受信部110と、放送された番組をメモリに録画・録音する機能を備えた録画・再生部120と、ネットワークを介してデータの送受を可能とする通信部130と、録画・再生部120において所定の番組の録画が実行されるとき、当該番組を識別するためのチャンネル情報と録画手段にて番組の録画が開始されたことを示す録画開始情報を通信部120を介して外部へ送信させる録画制御部150とを有するものである。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係るネットワーク通信機能を有する車載用ナビゲーション装置100は、テレビやラジオ等の放送を受信しこれを画像や音声にて出力する機能を有する放送受信部110と、放送された番組をメモリに録画・録音する機能を備えた録画・再生部120と、ネットワークを介してデータの送受を可能とする通信部130と、録画・再生部120において所定の番組の録画が実行されるとき、当該番組を識別するためのチャンネル情報と録画手段にて番組の録画が開始されたことを示す録画開始情報を通信部120を介して外部へ送信させる録画制御部150とを有するものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク通信機能を有する車載用電子機器およびこれを用いたネットワーク録画システムに関し、特に車載用ナビゲーション装置により所望の放送番組を録画するときの録画システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワーク技術やデジタル技術の発達により、公衆回線等のネットワークを介して、電話、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ等から家庭用の電子機器などを遠隔操作することが可能となっている。例えば、携帯端末を遠隔操作することで、家庭用のビデオレコーダーに所望のテレビ番組を録画させることができる。この場合、既に番組が開始されていると、録画が番組の途中からになってしまうため、事前に放送される番組のチャンネル、放送開始時間、終了時間を指示しておくことが望ましい。
【0003】
例えば、特許文献1は、家庭内に設置されているビデオレコーダーに外部の携帯電話等を用いて放送番組の録画予約ができるような録画予約システムを開示している。
【0004】
他方、車載用のナビゲーション装置は、探索された経路を案内するナビゲーション機能に加えて、CD−ROM、DVD、半導体メモリ、ハードディスク等の記録媒体に記憶された楽曲や映像を再生するオーディオビデオ機能、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体にデータを保存する機能、ラジオやテレビの放送番組を受信しこれをディスプレイに表示させたりスピーカーから出力させたりする放送受信機能を備えている。さらに、最近のナビゲーション装置は、ネットワーク等の公衆通信網を介してデータの送受を可能とする通信機能を有し、これにより、地図データ、プログラムデータ、楽曲データを受信し、ハードディスクに保存されたデータを更新できるようになっている。
【0005】
このような複合的な機能を有するナビゲーション装置は、遠隔操作により家庭用の電子機器に放送番組の録画または録画予約をさせることなく、それ自身が持っている録画機能により、放送番組を録画することが可能である。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−309285号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
車載用のナビゲーション装置において、受信した放送番組を録画する場合、記憶容量が大きくかつ高速書き込みが可能なハードディスクを用いることが望ましい。しかしながら、走行中、車の振動によりハードディスクの書き込みヘッドに飛ぶ等の現象が生じると、ディスクが致命的な欠陥を受けてしまう。このため、走行中の録画にはそのような危険のない半導体メモリが用いられる。しかし、半導体メモリの場合には、その記憶容量に制約があるため、ハードディスクと比べると短時間の録画しかすることができないという課題がある。また、ナビゲーション装置等の端末装置から遠隔操作により家庭用電子機器に放送番組を録画させる場合、家庭用電子機器のサーバーにアクセスし、そこから録画をするためのソフトウエアーを呼び出し、このソフトウエアーに放送番組のチャンネル、開始時間、終了時間等のデータをセットする必要があり、このような遠隔操作は、ユーザーにとって非常に煩雑なものであった。
【0008】
そこで本発明は、上記従来の技術の課題を解決し、車載用の電子機器から簡単に家庭用電子機器に放送番組等を録画することが可能なネットワーク通信機能を有する車載用電子機器およびこれを用いたネットワーク録画システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るネットワーク通信機能を有する車載用電子機器は、テレビやラジオ等の放送番組を受信しこれを映像や音声にて出力する機能を有する放送受信手段と、放送番組をメモリに録画する機能を備えた録画手段と、ネットワークを介してデータの送受を可能とする通信手段と、録画手段において所定の放送番組の録画が実行されるとき、当該放送番組を識別するためのチャンネル情報と録画手段にて放送番組の録画が開始されたことを示す録画開始情報を通信手段を介して外部へ送信させる録画制御手段とを有するものである。
【0010】
本発明によれば、所望の放送番組の録画を行うとき、自動的にそのチャンネル情報と録画開始情報が通信手段を介して外部に送信されるようにしたので、車載用電子機器とネットワークにより接続された外部の電子機器は、それらのチャンネル情報および録画開始情報に基づき、車載用電子機器における放送番組と同一の放送番組の録画をすることができる。
【0011】
好ましくは録画制御手段は、通信手段が外部の録画装置が録画を開始したことを示す外部録画開始情報を受信したとき、録画手段よるメモリへの放送番組の録画を終了させる。走行中に放送番組を録画するメモリは、半導体メモリであり、外部の録画装置による録画が開始されたとき、半導体メモリへの放送番組の録画を停止する。これにより、ネットワークに要する時間により外部の録画装置の録画開始が遅れたとしても、その遅れた部分を半導体メモリに録画させておくことができる。
【0012】
好ましくは、車載用電子機器はさらに、ユーザーからの入力を受け取る入力手段を有し、入力手段を介して録画手段に録画開始の指示が入力されたとき、録画制御手段は、録画開始の指示と連動してチャンネル情報と録画開始情報を前記通信手段より送信させる。これにより、ユーザーは、車載用電子機器における録画操作をするだけで、遠隔地の外部録画装置に録画を行わせることが可能となり、従来のような複雑な遠隔操作を要しない。
【0013】
本発明に係るネットワーク録画システムは、車載用電子機器と、該車載用電子機器とネットワークを介して接続可能な家庭用電子機器とを有し、車載用電子機器からの指示によって前記家庭用電子機器に番組を録画させる。車載用電子機器は、テレビやラジオ等の放送を受信しこれを映像や音声にて出力する機能を有する第1の放送受信手段、放送番組をメモリに録画する機能を備えた第1の録画手段、ネットワークを介してデータの送受を可能とする第1の通信手段、および第1の録画手段において所定の放送番組の録画が実行されるとき、当該放送番組を識別するためのチャンネル情報と録画手段にて放送番組の録画が開始されたことを示す録画開始情報を第1の通信手段より外部へ送信させる第1の録画制御手段とを有する。家庭用電子機器は、テレビやラジオ等の放送を受信しこれを映像や音声にて出力する機能を有する第2の放送受信手段、放送番組を記録媒体に録画する機能を備えた第2の録画手段、ネットワークを介して第1の通信手段とデータの送受を可能とする第2の通信手段、および第2の通信手段が第1の通信手段からチャンネル情報および録画開始情報を受信したとき、第2の録画手段にチャンネル情報によって識別された放送番組の録画を開始させる第2の録画制御手段とを有する。
【0014】
好ましくは、車載用電子機器のメモリは、第1および第2の録画手段に対して着脱可能であり、第2の録画手段は、メモリによって録画された番組を記録媒体に保存したり、これを再生する機能を有する。これにより、ネットワーク通信に要する時間により第2の録画手段による番組の録画の開始が遅れたとしても、その部分はメモリに録画されたデータを用いて再生することができる。
【0015】
本発明における車載用電子機器は、単一の電子機器、または複数の電子機器またはそのような電子機器システムであってもよい。本発明における家庭用電子機器は、単一の電子機器、複数の機器またはそのような電子機器システムであってもよい。また、本発明における録画とは、映像信号の録画以外に、映像信号と音声信号の組合せや、音声信号だけの録音も含むものである。さらに、放送番組とは、映像信号や、映像信号と音声信号の組合せ、あるいは音声信号だけの番組を含む広い概念である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るネットワーク録画システムを示す図である。ネットワーク録画システム1は、車載用ナビゲーション装置100と、インターネット等のネットワークを構成する公衆回線網200を介して接続される家庭用電子機器300を備える。
【0017】
ナビゲーション装置100は、図1(b)に示すように、複数の機能を有する装置またはシステムから構成される。すなわち、ナビゲーション装置100は、アンテナからテレビやラジオ等の放送番組を受信する放送受信部110と、これをディスプレイやスピーカーから出力させる出力部145と、受信した放送番組を録画する機能および録画された放送番組を再生する機能を有する録画・再生部120と、外部とネットワーク等の通信によりデータの送受が可能な通信部130と、ユーザーから録画の指示等を入力する入力部140と、録画の指示入力があったとき、録画・再生部120の録画を制御するとともに通信部130を介して録画された放送番組のチャンネル情報および録画開始コマンドを送信させる録画制御部150と、記録媒体を駆動する駆動部160とを有している。
【0018】
記録媒体は、ハードディスク記憶装置162、フラッシュメモリ等の半導体メモリ164、DVD(DVD―ROMや書き込み可能なDVD―RAM、DVD−RWを含む)166、CD−ROM168を含む。好ましくは、半導体メモリ164は、ナビゲーション装置100から着脱自在である。駆動部160は、録画制御部150の制御により、ハードディスク162、半導体メモリ164、DVD166に番組を録画することが可能である。また、駆動部160は、後述するナビゲーション機能部170やオーディオ機能部180の制御により記録媒体にデータを記録したり、そこからデータを読み出す。
【0019】
ナビゲーション装置100はさらに、ナビゲーション機能部170およびオーディオ機能部180を含む。ナビゲーション機能部170は、車両の現在位置を検出することで、ハードディスク162から車両位置周辺の地図データを読み出し、ディスプレイ上に地図画面を描画するとともにその地図上に車両マークを重ねて描画する。車両の移動により現在位置が変化すると、それに合わせて地図をスクロールさせたりあるいは地図上の車両マークを移動させ、車両位置周辺の地図情報を提示する。
【0020】
オーディオ機能部180は、ハードディスク162等の記録媒体に格納された楽曲データを再生しこれをスピーカーから出力する。また、通信部130を介してネットワークに接続されたサーバから楽曲データをダウンロードし、これを再生することも可能である。
【0021】
図2は、家庭用サーバ(家庭用電子機器)300の構成を示すブロック図である。家庭用サーバ300は、ネットワークを介して外部と交信可能な通信部310と、アンテナからテレビやラジオ等の放送番組を受信する放送受信部320と、これをディスプレイやスピーカーから出力させる出力部330と、受信した放送番組を録画する機能および録画された放送番組を再生する機能を有する録画・再生部340と、ハードディスク、半導体メモリ、読み書き可能なDVDやCD等を含む記録媒体350と、ユーザーからの指示等を入力する入力部360と、これらの各部を制御する家庭用サーバ制御部370とを含む。好ましくは、ナビゲーション装置100から取り外された半導体メモリ164は、記録媒体350として家庭用サーバ300に装着することが可能である。
【0022】
図3は、ナビゲーション装置100の通信部130の接続例を示す図である。、ナビゲーション装置100の通信部130は、近距離無線通信用のブルーツース(BT)送受信部132と、これに接続される携帯電話機または情報端末装置(PDA)134とを含んで構成される。ユーザーは、入力部140の一部である操作パネルを操作することで、録画・再生部120に対して録画、再生、停止等の指示を行うことができ、録画・再生部120は、放送番組等を録画するとき、駆動部160を介して記録媒体に録画する。録画・再生部120と通信部130とは、BT送受信部132を介して無線接続されるようにし、両者の間で必要なデータを送受信することができる。
【0023】
次に、本実施の形態に係るネットワーク録画動作について図3のフローチャートを参照して説明する。車両の走行中に、ナビゲーション装置100の放送受信部110がテレビまたはラジオ等の放送番組を受信する(ステップS101)。
ユーザーは、所望の放送番組の録画を行うとき、操作ボタン142により録画開始の指示を入力をする(ステップS102)。録画開始の指示が入力されると、録画制御部150は、録画・再生部120を制御し、現在受信されている放送番組を駆動部160を介して録画させる(ステップ103)。車両が走行中であるとき、放送番組はは半導体メモリ164に録画される。
【0024】
録画制御部150は、録画を開始したことを示す録画開始情報および録画している番組のチャンネル情報をBT送受信部132を介して通信部130に送信する(ステップS104)。さらに、録画制御部150は、通信部130を制御し、通信部130に家庭用サーバ300をアクセスさせ、ネットワークの接続を開始させる。ネットワーク接続が完了すると、通信部130は、チャンネル情報および録画開始情報を符号化し、これらの符号化した情報を家庭用サーバ300に送信する(ステップS105)。なお、ナビゲーション装置100からアクセスされるべき家庭用サーバは予め登録されている。あるいは、ユーザーによって指示することも可能である。
【0025】
家庭用サーバ制御部370は、通信部310を介して録画開始情報およびチャンネル情報を受信し、これらをデコードする。家庭用サーバ制御部370は、録画開始情報に応答して、家庭用の録画・再生部340が録画できるような処理を開始する(ステップS106)。先ず、家庭用サーバ制御部370は、放送受信部320がオン状態またはスタンバイ状態にあるか否かをチェックし(ステップS107)、オンされていないときは、放送受信部320をオン状態にし、放送受信可能にする(ステップS108)。次に、家庭用サーバ制御部370は、受信したチャンネル情報に基づき、ナビゲーション装置100において録画されている放送番組と同一の放送番組を受信させ、これを録画・再生部340により記録媒体350に録画させる(ステップS109)。録画・再生部340による録画が開始されると、家庭用サーバ制御部370は、録画・再生部340による録画が開始されたことを示す録画開始情報を符号化し、符号化した情報をナビゲーション装置100へ送信する(ステップS110)。この録画開始情報は、通信部130においてデコードされ、録画制御部150により家庭用の録画・再生部340が録画を開始したことが確認され、これに基づき録画・再生部120の録画を停止させる(ステップS111)。
【0026】
図5は放送番組の録画状況を説明する図である。ナビゲーション装置100において放送番組Pが録画された場合、放送番組PのS1〜S3の部分は、ナビゲーション装置側の半導体メモリ164に録画され、S2〜S4の部分は、家庭用の記録媒体350に録画される。S1は、ナビゲーション装置100から家庭用電子機器300に対して、チャンネル情報および録画開始情報である信号A1が送信されたとき、言い換えれば、半導体メモリ164への録画が開始された時刻である。S2は、家庭用サーバ300において信号A1に応答して録画を開始した時刻である。S3は、家庭用サーバ300から録画開始信号A2を受信したとき、言い換えれば、半導体メモリ164の録画が停止された時刻である。S4は、録画終了時刻であり、この時刻は、録画開始時刻S1から一定時間経過後であってもよいし、ユーザーにより録画終了時刻が入力されるようにしてもよい。
【0027】
ナビゲーション装置100からネットワーク通信を介して家庭用サーバ300へ信号の伝達を行うため、家庭用サーバ側において録画の開始時間S2が遅れる可能性がある。このため、家庭用サーバ側の録画が開始されたことが確認できるまでの間、ナビゲーション装置側で半導体メモリに録画を行わせている。図5(a)の期間S2−S3は、僅かではあるが、ナビゲーション装置と家庭用サーバ側の双方において重複した録画が行われることになる。こうすることで、番組録画の空白期間の発生を防止することができる。
【0028】
ナビゲーション装置100において半導体メモリ164に録画された放送番組は、半導体メモリ164を家庭用サーバの記録媒体350に装着することで、番組S1−S4までのすべての期間の放送番組を保存し、または再生をすることができる。
【0029】
このように本実施の形態によれば、ユーザーは、ナビゲーション装置側において録画の指示を行うだけで、家庭用サーバへの同一の放送番組の録画を開始させることができ、従来のような煩雑な遠隔操作を簡素化することができる。また、家庭用サーバ側の録画が開始されるまで、ナビゲーション装置側においても録画を行うため、録画の空白期間が発生することを防止することができる。
【0030】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0031】
家庭用サーバ(家庭用電子機器)は、特定の電子装置に限定されるべきものではなく、家電装置、コンピュータ装置、あるいは複数の装置が組み合わされたシステムであってもよい。録画される放送番組は、地上波テレビ、衛星テレビ、ラジオ等のブロードキャストされるような番組であることができる。放送番組は、映像信号や音声信号の単独でもよいし、これらの組合せでもよい。
【0032】
さらに上記実施の態様では、ユーザーが録画の指示入力を行うようにしたが、これ以外にも、タイマー等を用いた録画予約を設定して放送番組の録画を遠隔操作することも可能である。
【0033】
さらに通信部130は、携帯電話機や情報端末装置を使用する以外に、ナビゲーション装置100に通信機能を内蔵されるものでもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明に係るネットワーク通信機能を有する車載用電子機器は、放送番組の録画を実行するときに、番組を識別するためのチャンネル情報と録画が開始されたことを示す録画開始情報を外部へ送信するようにしたので、車載用電子機器とネットワークを介して接続された電子機器は、これらのチャンネル情報および録画開始情報に基づき、車載用電子機器と同じ番組の録画を行うことができる。車載用電子機器で録画を行うことで、あたかも外部の電子機器での録画を行えるため、ユーザーは従来のような煩雑な遠隔操作を行う必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の実施の形態に係るネットワーク録画システムを示す図、図1(b)は、車載用ナビゲーション装置の機能ブロック図である。
【図2】図2は、家庭用電子機器の機能ブロック図である。
【図3】図3は、ナビゲーション装置の接続例を示す図である。
【図4】図4は、本実施の形態に係るネットワーク録画システムの録画動作を説明する図である。
【図5】図5は、プログラムの録画状況を説明する図である。
【符号の説明】
1:ネットワーク録画システム、100:車載用ナビゲーション装置、
110:放送受信部、120:録画・再生部、130:通信部、
140:入力部、145:出力部、150:録画制御部、160:駆動部、
162:ハードディスク、164:半導体メモリ、166:DVD、
168:CD−ROM、200:ネットワーク公衆通信網、
300:家庭用サーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク通信機能を有する車載用電子機器およびこれを用いたネットワーク録画システムに関し、特に車載用ナビゲーション装置により所望の放送番組を録画するときの録画システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワーク技術やデジタル技術の発達により、公衆回線等のネットワークを介して、電話、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ等から家庭用の電子機器などを遠隔操作することが可能となっている。例えば、携帯端末を遠隔操作することで、家庭用のビデオレコーダーに所望のテレビ番組を録画させることができる。この場合、既に番組が開始されていると、録画が番組の途中からになってしまうため、事前に放送される番組のチャンネル、放送開始時間、終了時間を指示しておくことが望ましい。
【0003】
例えば、特許文献1は、家庭内に設置されているビデオレコーダーに外部の携帯電話等を用いて放送番組の録画予約ができるような録画予約システムを開示している。
【0004】
他方、車載用のナビゲーション装置は、探索された経路を案内するナビゲーション機能に加えて、CD−ROM、DVD、半導体メモリ、ハードディスク等の記録媒体に記憶された楽曲や映像を再生するオーディオビデオ機能、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体にデータを保存する機能、ラジオやテレビの放送番組を受信しこれをディスプレイに表示させたりスピーカーから出力させたりする放送受信機能を備えている。さらに、最近のナビゲーション装置は、ネットワーク等の公衆通信網を介してデータの送受を可能とする通信機能を有し、これにより、地図データ、プログラムデータ、楽曲データを受信し、ハードディスクに保存されたデータを更新できるようになっている。
【0005】
このような複合的な機能を有するナビゲーション装置は、遠隔操作により家庭用の電子機器に放送番組の録画または録画予約をさせることなく、それ自身が持っている録画機能により、放送番組を録画することが可能である。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−309285号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
車載用のナビゲーション装置において、受信した放送番組を録画する場合、記憶容量が大きくかつ高速書き込みが可能なハードディスクを用いることが望ましい。しかしながら、走行中、車の振動によりハードディスクの書き込みヘッドに飛ぶ等の現象が生じると、ディスクが致命的な欠陥を受けてしまう。このため、走行中の録画にはそのような危険のない半導体メモリが用いられる。しかし、半導体メモリの場合には、その記憶容量に制約があるため、ハードディスクと比べると短時間の録画しかすることができないという課題がある。また、ナビゲーション装置等の端末装置から遠隔操作により家庭用電子機器に放送番組を録画させる場合、家庭用電子機器のサーバーにアクセスし、そこから録画をするためのソフトウエアーを呼び出し、このソフトウエアーに放送番組のチャンネル、開始時間、終了時間等のデータをセットする必要があり、このような遠隔操作は、ユーザーにとって非常に煩雑なものであった。
【0008】
そこで本発明は、上記従来の技術の課題を解決し、車載用の電子機器から簡単に家庭用電子機器に放送番組等を録画することが可能なネットワーク通信機能を有する車載用電子機器およびこれを用いたネットワーク録画システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るネットワーク通信機能を有する車載用電子機器は、テレビやラジオ等の放送番組を受信しこれを映像や音声にて出力する機能を有する放送受信手段と、放送番組をメモリに録画する機能を備えた録画手段と、ネットワークを介してデータの送受を可能とする通信手段と、録画手段において所定の放送番組の録画が実行されるとき、当該放送番組を識別するためのチャンネル情報と録画手段にて放送番組の録画が開始されたことを示す録画開始情報を通信手段を介して外部へ送信させる録画制御手段とを有するものである。
【0010】
本発明によれば、所望の放送番組の録画を行うとき、自動的にそのチャンネル情報と録画開始情報が通信手段を介して外部に送信されるようにしたので、車載用電子機器とネットワークにより接続された外部の電子機器は、それらのチャンネル情報および録画開始情報に基づき、車載用電子機器における放送番組と同一の放送番組の録画をすることができる。
【0011】
好ましくは録画制御手段は、通信手段が外部の録画装置が録画を開始したことを示す外部録画開始情報を受信したとき、録画手段よるメモリへの放送番組の録画を終了させる。走行中に放送番組を録画するメモリは、半導体メモリであり、外部の録画装置による録画が開始されたとき、半導体メモリへの放送番組の録画を停止する。これにより、ネットワークに要する時間により外部の録画装置の録画開始が遅れたとしても、その遅れた部分を半導体メモリに録画させておくことができる。
【0012】
好ましくは、車載用電子機器はさらに、ユーザーからの入力を受け取る入力手段を有し、入力手段を介して録画手段に録画開始の指示が入力されたとき、録画制御手段は、録画開始の指示と連動してチャンネル情報と録画開始情報を前記通信手段より送信させる。これにより、ユーザーは、車載用電子機器における録画操作をするだけで、遠隔地の外部録画装置に録画を行わせることが可能となり、従来のような複雑な遠隔操作を要しない。
【0013】
本発明に係るネットワーク録画システムは、車載用電子機器と、該車載用電子機器とネットワークを介して接続可能な家庭用電子機器とを有し、車載用電子機器からの指示によって前記家庭用電子機器に番組を録画させる。車載用電子機器は、テレビやラジオ等の放送を受信しこれを映像や音声にて出力する機能を有する第1の放送受信手段、放送番組をメモリに録画する機能を備えた第1の録画手段、ネットワークを介してデータの送受を可能とする第1の通信手段、および第1の録画手段において所定の放送番組の録画が実行されるとき、当該放送番組を識別するためのチャンネル情報と録画手段にて放送番組の録画が開始されたことを示す録画開始情報を第1の通信手段より外部へ送信させる第1の録画制御手段とを有する。家庭用電子機器は、テレビやラジオ等の放送を受信しこれを映像や音声にて出力する機能を有する第2の放送受信手段、放送番組を記録媒体に録画する機能を備えた第2の録画手段、ネットワークを介して第1の通信手段とデータの送受を可能とする第2の通信手段、および第2の通信手段が第1の通信手段からチャンネル情報および録画開始情報を受信したとき、第2の録画手段にチャンネル情報によって識別された放送番組の録画を開始させる第2の録画制御手段とを有する。
【0014】
好ましくは、車載用電子機器のメモリは、第1および第2の録画手段に対して着脱可能であり、第2の録画手段は、メモリによって録画された番組を記録媒体に保存したり、これを再生する機能を有する。これにより、ネットワーク通信に要する時間により第2の録画手段による番組の録画の開始が遅れたとしても、その部分はメモリに録画されたデータを用いて再生することができる。
【0015】
本発明における車載用電子機器は、単一の電子機器、または複数の電子機器またはそのような電子機器システムであってもよい。本発明における家庭用電子機器は、単一の電子機器、複数の機器またはそのような電子機器システムであってもよい。また、本発明における録画とは、映像信号の録画以外に、映像信号と音声信号の組合せや、音声信号だけの録音も含むものである。さらに、放送番組とは、映像信号や、映像信号と音声信号の組合せ、あるいは音声信号だけの番組を含む広い概念である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るネットワーク録画システムを示す図である。ネットワーク録画システム1は、車載用ナビゲーション装置100と、インターネット等のネットワークを構成する公衆回線網200を介して接続される家庭用電子機器300を備える。
【0017】
ナビゲーション装置100は、図1(b)に示すように、複数の機能を有する装置またはシステムから構成される。すなわち、ナビゲーション装置100は、アンテナからテレビやラジオ等の放送番組を受信する放送受信部110と、これをディスプレイやスピーカーから出力させる出力部145と、受信した放送番組を録画する機能および録画された放送番組を再生する機能を有する録画・再生部120と、外部とネットワーク等の通信によりデータの送受が可能な通信部130と、ユーザーから録画の指示等を入力する入力部140と、録画の指示入力があったとき、録画・再生部120の録画を制御するとともに通信部130を介して録画された放送番組のチャンネル情報および録画開始コマンドを送信させる録画制御部150と、記録媒体を駆動する駆動部160とを有している。
【0018】
記録媒体は、ハードディスク記憶装置162、フラッシュメモリ等の半導体メモリ164、DVD(DVD―ROMや書き込み可能なDVD―RAM、DVD−RWを含む)166、CD−ROM168を含む。好ましくは、半導体メモリ164は、ナビゲーション装置100から着脱自在である。駆動部160は、録画制御部150の制御により、ハードディスク162、半導体メモリ164、DVD166に番組を録画することが可能である。また、駆動部160は、後述するナビゲーション機能部170やオーディオ機能部180の制御により記録媒体にデータを記録したり、そこからデータを読み出す。
【0019】
ナビゲーション装置100はさらに、ナビゲーション機能部170およびオーディオ機能部180を含む。ナビゲーション機能部170は、車両の現在位置を検出することで、ハードディスク162から車両位置周辺の地図データを読み出し、ディスプレイ上に地図画面を描画するとともにその地図上に車両マークを重ねて描画する。車両の移動により現在位置が変化すると、それに合わせて地図をスクロールさせたりあるいは地図上の車両マークを移動させ、車両位置周辺の地図情報を提示する。
【0020】
オーディオ機能部180は、ハードディスク162等の記録媒体に格納された楽曲データを再生しこれをスピーカーから出力する。また、通信部130を介してネットワークに接続されたサーバから楽曲データをダウンロードし、これを再生することも可能である。
【0021】
図2は、家庭用サーバ(家庭用電子機器)300の構成を示すブロック図である。家庭用サーバ300は、ネットワークを介して外部と交信可能な通信部310と、アンテナからテレビやラジオ等の放送番組を受信する放送受信部320と、これをディスプレイやスピーカーから出力させる出力部330と、受信した放送番組を録画する機能および録画された放送番組を再生する機能を有する録画・再生部340と、ハードディスク、半導体メモリ、読み書き可能なDVDやCD等を含む記録媒体350と、ユーザーからの指示等を入力する入力部360と、これらの各部を制御する家庭用サーバ制御部370とを含む。好ましくは、ナビゲーション装置100から取り外された半導体メモリ164は、記録媒体350として家庭用サーバ300に装着することが可能である。
【0022】
図3は、ナビゲーション装置100の通信部130の接続例を示す図である。、ナビゲーション装置100の通信部130は、近距離無線通信用のブルーツース(BT)送受信部132と、これに接続される携帯電話機または情報端末装置(PDA)134とを含んで構成される。ユーザーは、入力部140の一部である操作パネルを操作することで、録画・再生部120に対して録画、再生、停止等の指示を行うことができ、録画・再生部120は、放送番組等を録画するとき、駆動部160を介して記録媒体に録画する。録画・再生部120と通信部130とは、BT送受信部132を介して無線接続されるようにし、両者の間で必要なデータを送受信することができる。
【0023】
次に、本実施の形態に係るネットワーク録画動作について図3のフローチャートを参照して説明する。車両の走行中に、ナビゲーション装置100の放送受信部110がテレビまたはラジオ等の放送番組を受信する(ステップS101)。
ユーザーは、所望の放送番組の録画を行うとき、操作ボタン142により録画開始の指示を入力をする(ステップS102)。録画開始の指示が入力されると、録画制御部150は、録画・再生部120を制御し、現在受信されている放送番組を駆動部160を介して録画させる(ステップ103)。車両が走行中であるとき、放送番組はは半導体メモリ164に録画される。
【0024】
録画制御部150は、録画を開始したことを示す録画開始情報および録画している番組のチャンネル情報をBT送受信部132を介して通信部130に送信する(ステップS104)。さらに、録画制御部150は、通信部130を制御し、通信部130に家庭用サーバ300をアクセスさせ、ネットワークの接続を開始させる。ネットワーク接続が完了すると、通信部130は、チャンネル情報および録画開始情報を符号化し、これらの符号化した情報を家庭用サーバ300に送信する(ステップS105)。なお、ナビゲーション装置100からアクセスされるべき家庭用サーバは予め登録されている。あるいは、ユーザーによって指示することも可能である。
【0025】
家庭用サーバ制御部370は、通信部310を介して録画開始情報およびチャンネル情報を受信し、これらをデコードする。家庭用サーバ制御部370は、録画開始情報に応答して、家庭用の録画・再生部340が録画できるような処理を開始する(ステップS106)。先ず、家庭用サーバ制御部370は、放送受信部320がオン状態またはスタンバイ状態にあるか否かをチェックし(ステップS107)、オンされていないときは、放送受信部320をオン状態にし、放送受信可能にする(ステップS108)。次に、家庭用サーバ制御部370は、受信したチャンネル情報に基づき、ナビゲーション装置100において録画されている放送番組と同一の放送番組を受信させ、これを録画・再生部340により記録媒体350に録画させる(ステップS109)。録画・再生部340による録画が開始されると、家庭用サーバ制御部370は、録画・再生部340による録画が開始されたことを示す録画開始情報を符号化し、符号化した情報をナビゲーション装置100へ送信する(ステップS110)。この録画開始情報は、通信部130においてデコードされ、録画制御部150により家庭用の録画・再生部340が録画を開始したことが確認され、これに基づき録画・再生部120の録画を停止させる(ステップS111)。
【0026】
図5は放送番組の録画状況を説明する図である。ナビゲーション装置100において放送番組Pが録画された場合、放送番組PのS1〜S3の部分は、ナビゲーション装置側の半導体メモリ164に録画され、S2〜S4の部分は、家庭用の記録媒体350に録画される。S1は、ナビゲーション装置100から家庭用電子機器300に対して、チャンネル情報および録画開始情報である信号A1が送信されたとき、言い換えれば、半導体メモリ164への録画が開始された時刻である。S2は、家庭用サーバ300において信号A1に応答して録画を開始した時刻である。S3は、家庭用サーバ300から録画開始信号A2を受信したとき、言い換えれば、半導体メモリ164の録画が停止された時刻である。S4は、録画終了時刻であり、この時刻は、録画開始時刻S1から一定時間経過後であってもよいし、ユーザーにより録画終了時刻が入力されるようにしてもよい。
【0027】
ナビゲーション装置100からネットワーク通信を介して家庭用サーバ300へ信号の伝達を行うため、家庭用サーバ側において録画の開始時間S2が遅れる可能性がある。このため、家庭用サーバ側の録画が開始されたことが確認できるまでの間、ナビゲーション装置側で半導体メモリに録画を行わせている。図5(a)の期間S2−S3は、僅かではあるが、ナビゲーション装置と家庭用サーバ側の双方において重複した録画が行われることになる。こうすることで、番組録画の空白期間の発生を防止することができる。
【0028】
ナビゲーション装置100において半導体メモリ164に録画された放送番組は、半導体メモリ164を家庭用サーバの記録媒体350に装着することで、番組S1−S4までのすべての期間の放送番組を保存し、または再生をすることができる。
【0029】
このように本実施の形態によれば、ユーザーは、ナビゲーション装置側において録画の指示を行うだけで、家庭用サーバへの同一の放送番組の録画を開始させることができ、従来のような煩雑な遠隔操作を簡素化することができる。また、家庭用サーバ側の録画が開始されるまで、ナビゲーション装置側においても録画を行うため、録画の空白期間が発生することを防止することができる。
【0030】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0031】
家庭用サーバ(家庭用電子機器)は、特定の電子装置に限定されるべきものではなく、家電装置、コンピュータ装置、あるいは複数の装置が組み合わされたシステムであってもよい。録画される放送番組は、地上波テレビ、衛星テレビ、ラジオ等のブロードキャストされるような番組であることができる。放送番組は、映像信号や音声信号の単独でもよいし、これらの組合せでもよい。
【0032】
さらに上記実施の態様では、ユーザーが録画の指示入力を行うようにしたが、これ以外にも、タイマー等を用いた録画予約を設定して放送番組の録画を遠隔操作することも可能である。
【0033】
さらに通信部130は、携帯電話機や情報端末装置を使用する以外に、ナビゲーション装置100に通信機能を内蔵されるものでもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明に係るネットワーク通信機能を有する車載用電子機器は、放送番組の録画を実行するときに、番組を識別するためのチャンネル情報と録画が開始されたことを示す録画開始情報を外部へ送信するようにしたので、車載用電子機器とネットワークを介して接続された電子機器は、これらのチャンネル情報および録画開始情報に基づき、車載用電子機器と同じ番組の録画を行うことができる。車載用電子機器で録画を行うことで、あたかも外部の電子機器での録画を行えるため、ユーザーは従来のような煩雑な遠隔操作を行う必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の実施の形態に係るネットワーク録画システムを示す図、図1(b)は、車載用ナビゲーション装置の機能ブロック図である。
【図2】図2は、家庭用電子機器の機能ブロック図である。
【図3】図3は、ナビゲーション装置の接続例を示す図である。
【図4】図4は、本実施の形態に係るネットワーク録画システムの録画動作を説明する図である。
【図5】図5は、プログラムの録画状況を説明する図である。
【符号の説明】
1:ネットワーク録画システム、100:車載用ナビゲーション装置、
110:放送受信部、120:録画・再生部、130:通信部、
140:入力部、145:出力部、150:録画制御部、160:駆動部、
162:ハードディスク、164:半導体メモリ、166:DVD、
168:CD−ROM、200:ネットワーク公衆通信網、
300:家庭用サーバ
Claims (6)
- 映像信号や音声信号を含む放送番組を受信しこれを映像や音声にて出力する機能を有する放送受信手段と、
放送番組をメモリに録画する機能を備えた録画手段と、
ネットワークを介してデータの送受を可能とする通信手段と、
前記録画手段において所定の放送番組の録画が実行されるとき、当該放送番組を識別するためのチャンネル情報と前記録画手段にて前記放送番組の録画が開始されたことを示す録画開始情報を、前記通信手段を介して外部へ送信させる録画制御手段と、を有するネットワーク通信機能を有する車載用電子機器。 - 前記録画制御手段は、前記通信手段が外部の録画装置が前記放送番組の録画を開始したことを示す外部録画開始情報を受信したとき、前記録画手段よる前記メモリへの前記放送番組の録画を終了させる、請求項1に記載の車載用電子機器。
- 前記車載用電子機器はさらに、ユーザーからの入力を受け取る入力手段を有し、前記入力手段を介して前記録画手段に録画開始の指示が入力されたとき、前記録画制御手段は、前記録画開始の指示と連動して前記チャンネル情報と前記録画開始情報を前記通信手段より送信させる、請求項1に記載の車載用電子機器。
- 車載用電子機器と、該車載用電子機器とネットワークを介して接続可能な家庭用電子機器とを有し、前記車載用電子機器からの指示によって前記家庭用電子機器に放送番組を録画させる、ネットワーク録画システムであって、
前記車載用電子機器は、映像信号や音声信号を含む放送番組を受信しこれを映像や音声にて出力する機能を有する第1の放送受信手段、放送番組をメモリに録画する機能を備えた第1の録画手段、ネットワークを介してデータの送受を可能とする第1の通信手段、および前記第1の録画手段において所定の放送番組の録画が実行されるとき、当該放送番組を識別するためのチャンネル情報と前記録画手段にて前記放送番組の録画が開始されたことを示す録画開始情報を前記第1の通信手段より外部へ送信させる第1の録画制御手段とを有し、
前記家庭用電子機器は、放送番組を受信しこれを映像や音声にて出力する機能を有する第2の放送受信手段、放送番組を記録媒体に録画する機能を備えた第2の録画手段、ネットワークを介して前記第1の通信手段とデータの送受を可能とする第2の通信手段、および前記第2の通信手段が前記第1の通信手段から前記チャンネル情報および前記録画開始情報を受信したとき、前記第2の録画手段に前記チャンネル情報によって識別される放送番組の録画を開始させる第2の録画制御手段とを有する、ネットワーク録画システム。 - 前記第2の録画制御手段は、前記第2の録画手段が前記放送番組を録画したことを示す第2の録画開始情報を前記第2の通信手段を介して送信させ、前記第1の録画制御手段は、前記第1の通信手段が前記第2の録画開始情報を受信したとき、前記第1の録画手段の録画を停止させる、請求項4に記載のネットワーク録画システム。
- 前記車載用電子機器のメモリは、前記第1および第2の録画手段に対して着脱可能であり、前記第2の録画手段は、前記メモリによって録画された放送番組を前記記録媒体に保存しかつそれを再生する機能を有する、請求項4に記載のネットワーク録画システム。
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JP2003203293A JP2005051327A (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | ネットワーク通信機能を有する車載用電子機器およびこれを用いたネットワーク録画システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003203293A JP2005051327A (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | ネットワーク通信機能を有する車載用電子機器およびこれを用いたネットワーク録画システム |
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JP2003203293A Withdrawn JP2005051327A (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | ネットワーク通信機能を有する車載用電子機器およびこれを用いたネットワーク録画システム |
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2003
- 2003-07-29 JP JP2003203293A patent/JP2005051327A/ja not_active Withdrawn
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