JP2002094933A - 車載マルチメディアシステム - Google Patents

車載マルチメディアシステム

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JP2002094933A
JP2002094933A JP2000280789A JP2000280789A JP2002094933A JP 2002094933 A JP2002094933 A JP 2002094933A JP 2000280789 A JP2000280789 A JP 2000280789A JP 2000280789 A JP2000280789 A JP 2000280789A JP 2002094933 A JP2002094933 A JP 2002094933A
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signal
vehicle
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JP2000280789A
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Tsutomu Todoroki
強 等々力
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両走行中表示が禁止されるテレビ映像の場
面を車両の停止後に表示可能とする。 【解決手段】 番組選択部3で選択したラジオ番組を聴
取中、リンク要求スイッチ11を押すと、制御部10は
番組連携記憶部12のリンク情報に基づいて、ラジオ番
組と同じプログラムを放送している番組をテレビ受信部
2に受信させ、受信信号の所定時間分のデータを置き換
え書き込み型記憶部5に逐次更新記憶する。信号保存ス
イッチ13を押すと、置き換え書き込み型記憶部の記憶
データを保存させて、走行状況検出部14で車両の停止
を検出したときに置き換え書き込み型記憶部に保存され
ているテレビ受信部の受信信号を再生し、スピーカ8と
モニタ9に出力する。例えば野球中継を走行中はラジオ
の音声のみ聴きながら、途中のホームランの場面などを
車両停止後テレビ映像で楽しむことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両における例え
ばラジオやテレビ等のマルチメディアの利便性を向上さ
せた車載マルチメディアシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両にはテレビやカラオケなどの
動画像、静止画像を含み映像表示を伴うAV(オーディ
オ・ビジュアル)機器が種々搭載されるようになってき
ている。これらの機器の利用は運転者以外の同乗者にと
っては車両ドライブ中の楽しさを増すものであるが、運
転操作中の運転者にとってはモニタに表示された映像に
視線をとられてしまうという問題がある。
【0003】そこで、例えば特開2000−9481号
公報には、車両が走行中の間は、AV機器のモニタへの
映像表示は禁止しながら音声出力だけ許すようにして、
運転負荷が大きい場合に音声だけ聴取することができる
システムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば野球の
試合中継を楽しもうとする場合、テレビ放送の音声出力
だけを聴いていても内容がわかりにくいときもあり、や
はり映像が見られればわかりやすさと喜びは数層倍とな
る。車両が走行停止中は音声とともに映像もモニタ表示
されるものの、そのときの映像が必ずしも見たいと思う
場面とは限らないし、走行中音声出力を聴いているとき
に見たいと思った場面は、その後停車したときにはすで
に過去のものとなっている。
【0005】このような問題は、走行中はテレビの代わ
りにラジオ放送を聴取するようにしている場合も同様で
あり、聴取の途中でその場面をテレビ映像で見たいと思
う場合は多い。したがって本発明は、音声出力と映像出
力を含む複数の出力機器を搭載した車両において、走行
状況によって表示禁止されている映像の見たい場面を後
刻表示して見ることができるようにした車載マルチメデ
ィアシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、音声信号と映像信号を出力可能の出力機器と、音
声信号と映像信号を再生する再生手段と、出力中の音声
信号に対応する映像信号の所定時間分のデータを逐次更
新記憶する置き換え書き込み型記憶部と、車両の走行状
況を検出する走行状況検出部と、信号保存スイッチと、
置き換え書き込み型記憶部に記憶される映像信号の所定
時間分のデータを保存するデータ保存手段と、信号保存
スイッチが操作されたとき、データ保存手段に映像信号
の保存を行わせ、走行状況検出部が車両の走行状況が所
定の状態にあることを検出したとき、データ保存手段に
保存されたデータを再生手段で再生させる制御手段とを
有するものとした。
【0007】請求項2の発明は、とくに上記の音声信号
と映像信号が同一の出力機器から出力される場合におい
て、置き換え書き込み型記憶部は映像信号とともに音声
信号もあわせて逐次更新記憶するものとした。
【0008】請求項3の発明は、音声信号と映像信号が
互いに異なる出力機器から出力される場合において、さ
らに上記音声信号と映像信号の連携対応関係のリンク情
報を備えるリンク情報格納手段と、リンク要求スイッチ
とを有して、制御手段は、一方の出力機器から音声信号
を出力中に、リンク要求スイッチが操作されたとき、リ
ンク情報格納手段のリンク情報に基づいて、他方の出力
機器から上記出力中の音声信号に対応する映像信号を出
力させ、その所定時間分のデータを置き換え書き込み型
記憶部に逐次更新記憶させるようにしたものである。
【0009】請求項4の発明は、音声信号を出力する一
方の出力機器とは別に、他方の出力機器も映像信号とと
もに音声信号を出力するものである場合、置き換え書き
込み型記憶部は上記他方の出力機器からの映像信号とと
もに当該他方の出力機器からの音声信号もあわせて逐次
更新記憶し、制御手段は、映像信号を再生させるときは
上記他方の出力機器からの音声信号もあわせて再生させ
るようにしたものである。
【0010】請求項5の発明は、データ保存手段が、信
号保存スイッチの操作に基づく制御手段の指令により置
き換え書き込み型記憶部における逐次更新記憶を停止さ
せて、該停止時の所定時間分の記憶データを保存状態と
した当該置き換え書き込み型記憶部により構成されるも
のとした。
【0011】また、請求項6の発明は、データ保存手段
が、置き換え書き込み型記憶部に接続され、信号保存ス
イッチの操作に基づく制御手段の指令時に当該置き換え
書き込み型記憶部に逐次更新記憶される所定時間分の記
憶データを格納する保存信号格納部であるものとした。
請求項7の発明は、上記の保存信号格納部が、とくに信
号保存スイッチの複数回の操作に対応して記憶データの
複数のセットを格納可能の容量を備えているものとし
た。
【0012】請求項8の発明は、上記一方の出力機器を
ラジオ受信部とし、他方の出力機器をテレビ受信部とし
たものである。
【0013】請求項9の発明は、データ保存手段に保存
される所定時間分のデータを、信号保存スイッチの操作
時より所定時間前から信号保存スイッチの操作時より所
定時間後までの信号としたものである。また、請求項1
0の発明は、走行状況検出部が検出する所定の状態が、
車両の停止状態であるものとした。
【0014】請求項11の発明は、さらに再生指示スイ
ッチを備え、制御手段は、走行状況検出部が車両の走行
状況が所定の状態にあることを検出し、かつ再生指示ス
イッチが操作されたときに、データ保存手段に保存され
たデータを再生手段で再生させるものとした。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明では、出力中の音声信号
に対応する映像信号の所定時間分のデータを置き換え書
き込み型記憶部に逐次更新記憶し、信号保存スイッチの
操作により置き換え書き込み型記憶部に記憶される所定
時間分のデータをデータ保存手段に保存して、車両の走
行状況が所定の状態になったとき上記保存された映像信
号を再生するものとしたので、走行中は音声信号の出力
のみを聴取しながら、任意の場面を保存して、後刻車両
が所定の状態になったときに保存された場面の映像を楽
しむことができる。
【0016】請求項2のものでは、音声信号と映像信号
が例えばテレビ受信部のように1つの出力機器から出力
される場合において、走行中はその音声信号の出力のみ
を聴取しながら、映像信号とともにその音声信号もあわ
せて逐次更新記憶するので、両者を保存することによ
り、映像再生時にそれに伴う音声も再び一緒に出力さ
れ、再生場面を一層楽しむことができる。
【0017】請求項3のものでは、音声信号と映像信号
が、例えば請求項8に特定されるように、ラジオ受信部
とテレビ受信部のように互いに異なる出力機器から出力
される場合において、一方のラジオの音声信号を出力中
にリンク要求スイッチが操作されたとき、リンク情報に
基づいて、他方のテレビ受信部からラジオの音声信号に
対応する映像信号を出力させてこれを記憶、保存させる
ようにしたので、例えば野球中継のラジオ番組を聴きな
がら、ホームランの場面で同一中継を行っているテレビ
番組の映像信号を保存でき、後刻そのテレビ番組の場面
をゆっくり楽しむことができる。
【0018】請求項4のものは、請求項3の発明におい
て他方の出力機器が例えばテレビのように映像信号とと
もに音声信号も出力するものである場合、テレビ番組の
映像信号とともに当該テレビ番組の音声信号をあわせて
記憶、保存し、これら映像信号と音声信号をあわせて再
生させるものとしたので、映像再生時にそれに伴う音声
も一緒に出力され、一層内容理解を深めて再生場面を楽
しむことができる。
【0019】請求項5の発明は、置き換え書き込み型記
憶部が逐次更新記憶を行う一方、指令を受けて記憶停止
時の記憶データを保存状態とすることにより、データ保
存手段を兼用するものとしたので、全体の構成を簡単な
ものとすることができる。請求項6の発明は、置き換え
書き込み型記憶部に接続した保存信号格納部をデータ保
存手段としたので、置き換え書き込み型記憶部の逐次更
新記憶を停止させずに継続させることができ、とくに、
請求項7のように、所定の容量を備えることにより複数
の場面の映像信号などを保存して、後刻順次に再生して
楽しむことができる。
【0020】請求項9のものは、データ保存手段に保存
される所定時間分のデータを、信号保存スイッチの操作
時より所定時間前から信号保存スイッチの操作時より所
定時間後までの信号としたので、例えば野球中継のテレ
ビ番組におけるホームランの場面を保存する場合、打者
がそのホームランを打つ少し前から打ったあとまでの場
面をゆっくり楽しむことができる。請求項10のもの
は、保存した場面の映像等を再生する車両の所定の状態
をとくに車両の停止状態としたので、運転者の運転負荷
が確実に軽く、安心して再生出力を楽しむことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により説明する。図1は、メディアとしてラジオ放送
とテレビ放送を受信するシステムに本発明を適用した実
施例の、全体構成を示すブロック図である。ラジオ受信
部1とテレビ受信部2がそれぞれ制御部10に接続さ
れ、制御部10には乗員の操作によりメディアとその番
組を選択する番組選択部3が接続されている。ラジオ受
信部1は制御部10により作動制御されるとともに、受
信しているラジオ放送の周波数および現在時刻を制御部
へ出力する。テレビ受信部2も制御部10により作動制
御される。
【0022】ラジオ受信部1とテレビ受信部2はそれぞ
れ再生部7に接続され、再生部7にはスピーカ8とモニ
タ9とが接続されている。テレビ受信部2にはA/D変
換器4を介して置き換え書き込み型記憶部5が接続さ
れ、この置き換え書き込み型記憶部5にはさらにD/A
変換器6を介して再生部7に接続されている。
【0023】制御部10には、さらにラジオ番組とテレ
ビ番組のリンクを要求するリンク要求スイッチ11、同
じプログラムを放送するラジオ番組とテレビ番組のリン
ク情報が記憶されている番組連携記憶部12、信号保存
スイッチ13、および走行状況検出部14が接続されて
いる。また、置き換え書き込み型記憶部5と再生部7は
それぞれ制御部10によって制御されるようになってい
る。
【0024】番組連携記憶部12には、互いに重なる時
間帯で同じプログラムを放送するラジオ番組とテレビ番
組のリンク情報が、時刻および周波数の対応関係として
格納されている。制御部10は番組選択部3の選択に基
づいてラジオ受信部1を作動させているときに、リンク
要求スイッチ11が押されると、番組連携記憶部12に
格納されているリンク情報に基づいて、同じプログラム
を放送するテレビ番組を受信するようテレビ受信部2に
受信指令を送出する。
【0025】置き換え書き込み型記憶部5は、テレビ受
信部2で受信された音声信号と映像信号の所定時間例え
ば15秒間分をA/D変換器4で変換されたデジタル信
号として逐次記憶する一方、信号保存スイッチ13が押
されたときには、制御部10からの指令に基づいて信号
保存スイッチ13が押された時刻の前後にわたる所定時
間分の記憶データを固定的に保存する。走行状況検出部
14には車速センサ15が接続され、車速センサ15の
出力に基づいて車両が走行中であるか停止状態であるか
を検出する。
【0026】制御部10は、リンク要求がなされている
状態で走行中に信号保存スイッチ13が押されると、上
述のようにリンクするテレビ番組の音声信号と映像信号
を置き換え書き込み型記憶部5に固定的に保存させ、走
行状況検出部14が車両の停止状態を検出したときに再
生部7を作動させる。再生部7は、置き換え書き込み型
記憶部5に保存された音声信号と映像信号をD/A変換
器6でアナログ信号に変換して読み出し、スピーカ8と
モニタ9に出力させる。
【0027】なお、この実施例ではリンク要求スイッチ
11はリセットスイッチを兼ねており、置き換え書き込
み型記憶部5に保存された信号を再生部7が出力中にリ
ンク要求スイッチ11を押すと、制御部10は保存され
た音声信号と映像信号のデータを消去させる。一方、走
行中でないときに番組選択部3でテレビ番組が選択され
たときには、制御部10はテレビ受信部2で受信した信
号を直接再生部7で再生させてスピーカ8とモニタ9に
出力させる。
【0028】なお、番組連携記憶部12へのリンク情報
の格納は種々の手段で行うことができる。例えば、番組
連携記憶部12に図示しないリンクボタンと登録ボタ
ン、および時刻入力ボタンを備え、まずラジオ受信操作
で所定のラジオ局を選局してリンクボタンを押し、それ
からテレビ受信操作で同じ番組を放送する特定のテレビ
チャンネルを選択し、番組が重なる時間帯を時刻入力ボ
タンで入力してから登録ボタンを押すことによって、両
放送局の周波数の対応関係と時刻情報が設定されるよう
にすることができる。
【0029】また他の格納方法として、情報サービスセ
ンターと通信可能の通信機を搭載している場合には、情
報サービスセンターから所定のフォーマットで番組のリ
ンク情報の配信を受け、これを番組連携記憶部12に記
憶させることができる。この場合には、リンク情報の更
新も通信データの書き換えで行うことができる。
【0030】番組連携記憶部12はまたパーソナルコン
ピュータなどに接続可能のメモリデバイスとして構成す
ることもできる。すなわち、インターネット経由で各放
送局の番組表をダウンロードして、「プロ野球□□対△
△」などのキーワードでの検索によりラジオとテレビの
同一番組を検出し、その時間帯、両放送局の周波数を所
定のフォーマットで記憶させたメモリデバイスを車載の
制御部10に接続するようにすればよい。
【0031】図2は、走行中聴取したラジオ放送の所定
の場面についてテレビ映像も見ようとするときの、制御
部10による制御の流れを示すフローチャートである。
ここではまず、番組選択部3で所定のラジオ番組が選択
されて、制御部10からの制御に基づき、ラジオ受信部
1から受信信号が再生部7へ送られ、当該ラジオ番組が
スピーカ8から出力されているものとする。
【0032】ステップ101において、まずリンク要求
スイッチ11が押されたかどうかがチェックされる。
リンク要求スイッチ11が押されると、ステップ102
で、制御部10は周波数および現在時刻を番組連携記憶
部12へ照会して、現在受信中のラジオ番組と同じプロ
グラムを放送するテレビ番組があるか、リンクの有無を
チェックする。
【0033】リンクがあると、ステップ103に進み、
テレビ受信部2を作動させてリンクするテレビ番組の受
信を開始させるとともに、ステップ104で、その受信
信号を置き換え書き込み型記憶部5に記憶する。この置
き換え書き込み型記憶部5では、逐次新しい受信信号を
格納しながら古いデータを廃棄し、現在時刻から15秒
過去分までの受信信号を更新記憶していく。
【0034】なお、例えば野球試合中継のラジオ番組を
受信しているとき、リンク要求スイッチ11が押された
時刻にはリンクがない場合でも、その後、若干の時間経
過後にテレビ番組でも当該野球試合の中継放送が開始さ
れる場合は、その時点でリンクが存在し受信信号を得る
ことができるので、ステップ102のチェックでリンク
がないときは当該チェックを繰り返す。
【0035】次のステップ105では、信号保存スイッ
チ13が押されたかどうかをチェックする。信号保存ス
イッチ13が押されると、ステップ106において、制
御部10は置き換え書き込み型記憶部5に保存指令を発
する。この保存指令を受けて、置き換え書き込み型記憶
部5では所定時間分、例えば現在時刻の10秒前から5
秒後までの15秒間分の受信信号を記憶したところで更
新を停止して、この15秒間分のデータを保存する。
【0036】ステップ107では、走行状況検出部14
の検出結果を入力して、車両が停止状態になったかどう
かをチェックする。車両が停止すると、ステップ108
において、再生部7に指令を発して、ラジオ番組の再生
を中止して、置き換え書き込み型記憶部5に保存されて
いるテレビ番組の受信信号の再生を開始させる。これに
より、信号保存スイッチ13が押された際の所定時間分
のテレビ番組の場面の音声と映像がスピーカ8とモニタ
9から出力される。
【0037】保存されたテレビ番組の場面の再生開始後
は、ステップ109で再度のリンク要求スイッチ11の
操作によるリセット指示があるかどうかをチェックす
る。リセット指示がない間はステップ110へ進む。ス
テップ110では再生が完了したかどうかをチェックす
る。そして、再生中の間は、ステップ111において、
走行状況検出部14の検出結果により車両が走行状態に
あるかどうかをチェックする。車両が停止中のままであ
れば再生を継続し、ステップ109へ戻る。
【0038】一方、車両が走行状態になった場合には、
ステップ112に進んで、保存されたテレビ番組の再生
を中断する。なお、このときラジオ受信がオフになって
いない限りは、ラジオ番組の再生が再開される。テレビ
番組の再生中断後はステップ113で車両が停止したか
どうかをチェックして、車両が再び停止するとステップ
114において前回の中断点からテレビ番組の再生を再
開して、ステップ109へ戻る。
【0039】再生が進行して、ステップ110のチェッ
クで再生が完了すると、ステップ115において、置き
換え書き込み型記憶部5に保存されているテレビ番組の
受信信号のデータを消去して、置き換え書き込み型記憶
部5をリセットする。このあとは、ラジオ受信がオフに
なっていない限りは、ラジオ番組の再生が再開されると
ともに、ステップ104に戻ってテレビ番組の受信信号
の逐次更新記憶を再開する。 また、再生途中のステッ
プ109のチェックでリセット指示があったときも、ス
テップ115を経てステップ104へ戻る。これによ
り、再度走行開始後も信号保存スイッチ13を押すこと
により、関心のある場面の受信信号のデータ保存を繰り
返すことができる。
【0040】本実施例は以上のように構成され、例えば
走行中にラジオ番組を聴いている間にリンク要求スイッ
チ11を押すことにより、同じプログラムを放送してい
るテレビ番組の受信信号を置き換え書き込み型記憶部5
に所定時間分だけ逐次更新記憶する一方、信号保存スイ
ッチ13を押すことによりその前後にわたる所定の時間
分の受信信号を保存し、これを車両が停止してから再生
するものとした。これにより、例えば野球中継をラジオ
で聴いているときに信号保存スイッチ13を押せば、そ
のときの場面が保存されるので、走行中はラジオ音声に
より放送内容を楽しみながら、その後停車して運転負荷
が軽くなったときには保存されたテレビ映像を再生して
その場面を再度楽しむことができる。
【0041】すなわち、野球中継のラジオ番組を聴いて
いて、お気に入りの打者がホームランを打ったとき信号
保存スイッチ13を押すことにより、打者がそのホーム
ランを打つ少し前から打ったあとまでのテレビ番組の場
面が保存され、車両停止後にこれをゆっくり楽しむこと
ができる。また、保存したテレビ番組の再生中は、いつ
でもリンク要求スイッチ11を押すことによりリセット
を行い、再生を終了させることもできる。
【0042】なお、図2のフローチャートでは、ステッ
プ115で置き換え書き込み型記憶部5のデータを消去
したあとステップ104に戻り、自動的に置き換え書き
込み型記憶部の逐次更新記憶を再開するものとしている
が、これにかわり、ステップ115からステップ101
へ戻って、あらためてリンク要求スイッチの操作で再開
するようにしてもよい。
【0043】また、上記実施例では走行中ラジオ番組を
聴取している間にリンクするテレビ番組の受信信号を記
憶、保存する例について説明したが、番組選択部3でテ
レビ番組を選択した場合にも、制御部10は走行中はそ
の音声のみをスピーカ8から出力させ、リンク要求スイ
ッチ11の操作でその音声信号と映像信号とを置き換え
書き込み型記憶部5に所定時間分だけ逐次更新記憶さ
せ、信号保存スイッチ13の操作に応じて保存を行っ
て、車両停止時に映像とともに好きな場面を再生させる
ことができる。
【0044】つぎに第2の実施例について説明する。前
実施例では逐次更新記憶する置き換え書き込み型記憶部
5にその記憶したデータを保存させるので、1つの場面
を保存、再生できるのに対して、この実施例は複数の場
面を保存、再生可能とするものである。図3は第2の実
施例の構成を示すブロック図である。ここでは、置き換
え書き込み型記憶部5’と、再生部7につながるD/A
変換器6との間に、制御部10’によって制御される保
存信号格納部20が設けられている。
【0045】置き換え書き込み型記憶部5’は、テレビ
受信部2で受信された音声信号と映像信号の所定時間例
えば15秒間分をA/D変換器5で変換されたデジタル
信号として逐次更新記憶する。そして、信号保存スイッ
チ13が押されたとき、保存信号格納部20は制御部1
0’からの指令により、信号保存スイッチ13が押され
た時刻の前後にわたる所定時間分の受信信号を置き換え
書き込み型記憶部5’から読み出して固定的に保存す
る。置き換え書き込み型記憶部5’はその後も逐次更新
記憶を継続する。保存信号格納部20には、そのメモリ
容量の範囲内で複数回分を追加保存できる。ブロック図
におけるその他の構成は前実施例における図1の構成と
同じである。
【0046】図4は、第2の実施例における制御部1
0’による制御の流れを示すフローチャートである。ス
テップ101〜105は前実施例における図2のフロー
におけるものと同じである。ステップ105のチェック
で信号保存スイッチ13が押されると、ステップ206
において、制御部10’は保存信号格納部20に保存指
令を発する。これにより、保存信号格納部20は置き換
え書き込み型記憶部5’に逐次記憶される現在時刻の1
0秒前から5秒後までの15秒間分の受信信号を読み出
して、この15秒間分のデータを保存する。
【0047】ステップ107では、走行状況検出部14
の検出結果を入力して、車両が停止状態になったかどう
かをチェックする。車両が走行中の間はステップ220
へ進み、さらに信号保存スイッチ13が押されたかどう
かがチェックされる。信号保存スイッチ13が押されて
いない間はステップ107へ戻り、押された場合にはス
テップ206へ戻って新たな15秒間の受信信号が保存
信号格納部20に追加保存される。
【0048】上記のステップ206、107および22
0が繰り返される間に、ステップ107のチェックで車
両の停止が確認されると、ステップ208へ進む。ステ
ップ208では、保存信号格納部20に保存されている
データのうち先に保存された受信信号から順にテレビ番
組の再生を開始させる。これにより、信号保存スイッチ
13が押された際の所定時間分のテレビ番組の場面の音
声と映像がスピーカ8とモニタ9から出力される。
【0049】テレビ番組の場面の再生開始後は、ステッ
プ109で再度のリンク要求スイッチ11の操作による
リセット指示があるかどうかをチェックし、続いてステ
ップ210では1回分(1場面分)の保存データの再生
が完了したかをチェックする。ステップ109のチェッ
クでリセット指示があり、あるいはステップ210のチ
ェックで1場面分の再生が完了したときは、ステップ2
15に進み、保存信号格納部20における当該1場面分
の受信信号を消去する。
【0050】このあと、ステップ226において、保存
信号格納部20にまだ他の場面の受信信号が保存されて
いるかどうかをチェックする。受信信号が保存されてい
れば、ステップ208に戻り次の場面の受信信号を再生
させる。保存信号格納部20に他の受信信号が保存され
ていなければ、ステップ105へ戻る。これにより、再
度走行開始後また信号保存スイッチ13を押すことによ
り、あらたな場面の受信信号のデータが保存される。
【0051】ステップ109のチェックでリセット指示
がなく、ステップ210のチェックで1場面分の再生が
完了していない間は、つぎにステップ111へ進む。ス
テップ111からステップ112、113、114は、
図2のフローにおけるものと同じである。
【0052】本実施例は以上のように構成され、前実施
例と同じく、走行中は音声出力を聴きながら、リンク要
求スイッチ11を押し、信号保存スイッチ13を押すこ
とにより、好みの場面のテレビ番組を保存し、車両停止
後にそのテレビの音声と映像を再生して楽しむことがで
きる。そして、本実施例ではとくに、テレビ番組の受信
信号を逐次更新記憶する置き換え書き込み型記憶部5’
に加えて、置き換え書き込み型記憶部に信号保存スイッ
チ13が押された時刻の前後にわたり記憶される所定時
間分の受信信号を別に順次保存する保存信号格納部20
を備えるので、1回の走行の間に複数の場面ごとに保存
を繰り返すことができ、車両が停止したときテレビ番組
のそれら複数の場面を順次に楽しむことができるという
効果を有する。
【0053】また、保存したテレビ番組の再生中は、リ
ンク要求スイッチ11を押すことにより場面ごとに再生
を終了させることができ、ステップ109からステップ
215、226、208の流れで直ちに次の場面の再生
が開始されるので、必要に応じて、じっくりと見たい場
面に効率的に到達できる。
【0054】なお、各実施例では、走行状況検出部14
が車両の走行中か停止中かを検出するのに車速センサ1
5の出力を用いているが、これに限定されず、例えばパ
ーキングブレーキスイッチの出力に基づいて、ブレーキ
操作が行われたときに車両の停止状態と判断するように
してもよく、あるいはまた車速センサの出力とパーキン
グブレーキスイッチの出力の双方に基づいて車両の走行
中か停止中かを検出するものとしてもよい。さらには、
車載のナビゲーション装置による車速や位置などの計測
情報を用いて車両の走行中か停止中かを判断することも
できる。
【0055】また、各実施例では、アナログ放送のラジ
オおよびテレビ放送を前提として、デジタル記憶のため
A/D変換器4およびD/A変換器6を置き換え書き込
み型記憶部5、5’および再生部7に付設しているが、
デジタル放送を対象とする場合にはこれらの変換器は省
略される。
【0056】さらにまた、各実施例では、信号保存スイ
ッチ13の操作により走行中に保存された受信信号を、
車両が停止したときに自動的に再生開始するものとして
いるが、さらに制御部に図示しない再生指示スイッチを
接続して、車両停止後、この再生指示スイッチを操作し
たときに再生開始するようにしてもよい。これにより、
運転者は運転負荷が軽くなった状態でしかも自分の好む
ときに映像と付随する音声とを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】第1の実施例における動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図3】第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施例における動作の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ラジオ受信部 2 テレビ受信部 3 番組選択部 4 A/D変換器 5、5’ 置き換え書き込み型記憶部 6 D/A変換器 7 再生部 8 スピーカ 9 モニタ 10、10’ 制御部 11 リンク要求スイッチ 12 番組連携記憶部 13 信号保存スイッチ 14 走行状況検出部 15 車速センサ 20 保存信号格納部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号と映像信号を出力可能の出力機
    器と、前記音声信号と映像信号を再生する再生手段と、
    出力中の音声信号に対応する映像信号の所定時間分のデ
    ータを逐次更新記憶する置き換え書き込み型記憶部と、
    車両の走行状況を検出する走行状況検出部と、信号保存
    スイッチと、前記置き換え書き込み型記憶部に記憶され
    る映像信号の所定時間分のデータを保存するデータ保存
    手段と、前記信号保存スイッチが操作されたとき、デー
    タ保存手段に前記映像信号の保存を行わせ、前記走行状
    況検出部が車両の走行状況が所定の状態にあることを検
    出したとき、前記データ保存手段に保存されたデータを
    前記再生手段で再生させる制御手段とを有することを特
    徴とする車載マルチメディアシステム。
  2. 【請求項2】 前記音声信号と映像信号が同一の出力機
    器から出力され、前記置き換え書き込み型記憶部は前記
    映像信号とともに前記音声信号もあわせて逐次更新記憶
    するものであることを特徴とする請求項1記載の車載マ
    ルチメディアシステム。
  3. 【請求項3】 前記音声信号と映像信号は互いに異なる
    出力機器から出力され、さらに前記音声信号と映像信号
    の連携対応関係のリンク情報を備えるリンク情報格納手
    段と、リンク要求スイッチとを有して、前記制御手段
    は、一方の出力機器から前記音声信号を出力中に、リン
    ク要求スイッチが操作されたとき、前記リンク情報格納
    手段のリンク情報に基づいて、他方の出力機器から前記
    出力中の音声信号に対応する映像信号を出力させ、その
    所定時間分のデータを前記置き換え書き込み型記憶部に
    逐次更新記憶させることを特徴とする請求項1記載の車
    載マルチメディアシステム。
  4. 【請求項4】 前記他方の出力機器が映像信号とともに
    音声信号も出力するものであり、前記置き換え書き込み
    型記憶部は前記他方の出力機器からの映像信号とともに
    当該他方の出力機器からの音声信号もあわせて逐次更新
    記憶し、前記制御手段は、前記映像信号を再生させると
    きは前記他方の出力機器からの音声信号もあわせて再生
    させるものであることを特徴とする請求項3記載の車載
    マルチメディアシステム。
  5. 【請求項5】 前記データ保存手段が、前記信号保存ス
    イッチの操作に基づく前記制御手段の指令により前記置
    き換え書き込み型記憶部における逐次更新記憶を停止さ
    せて、該停止時の所定時間分の記憶データを保存状態と
    した当該置き換え書き込み型記憶部により構成されるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3または4記載の車載マ
    ルチメディアシステム。
  6. 【請求項6】 前記データ保存手段が、前記置き換え書
    き込み型記憶部に接続され、前記信号保存スイッチの操
    作に基づく前記制御手段の指令時に当該置き換え書き込
    み型記憶部に逐次更新記憶される所定時間分の記憶デー
    タを格納する保存信号格納部であることを特徴とする請
    求項1、2、3または4記載の車載マルチメディアシス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記保存信号格納部は、前記信号保存ス
    イッチの複数回の操作に対応して前記記憶データの複数
    のセットを格納可能の容量を備えていることを特徴とす
    る請求項6記載の車載マルチメディアシステム。
  8. 【請求項8】 前記一方の出力機器がラジオ受信部であ
    り、他方の出力機器がテレビ受信部であることを特徴と
    する請求項3、4、5、6または7記載の車載マルチメ
    ディアシステム。
  9. 【請求項9】 前記データ保存手段に保存される所定時
    間分のデータは、前記信号保存スイッチの操作時より所
    定時間前から信号保存スイッチの操作時より所定時間後
    までの信号であることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7または8記載の車載マルチメディアシス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記走行状況検出部が検出する所定の
    状態が、車両の停止状態であることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の車載マ
    ルチメディアシステム。
  11. 【請求項11】 さらに再生指示スイッチを備え、前記
    制御手段は、前記走行状況検出部が車両の走行状況が所
    定の状態にあることを検出し、かつ前記再生指示スイッ
    チが操作されたときに、前記データ保存手段に保存され
    たデータを前記再生手段で再生させることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10
    記載の車載マルチメディアシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008234480A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Denso It Laboratory Inc 車載情報装置

Cited By (2)

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