JP2003101949A - 放送受信機およびコンテンツを放送する方法 - Google Patents

放送受信機およびコンテンツを放送する方法

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JP2003101949A
JP2003101949A JP2001287910A JP2001287910A JP2003101949A JP 2003101949 A JP2003101949 A JP 2003101949A JP 2001287910 A JP2001287910 A JP 2001287910A JP 2001287910 A JP2001287910 A JP 2001287910A JP 2003101949 A JP2003101949 A JP 2003101949A
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JP2001287910A
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Kenji Mizutani
研治 水谷
Kenji Matsui
謙二 松井
Yumi Wakita
由実 脇田
Hidetsugu Maekawa
英嗣 前川
Shinichi Yoshizawa
伸一 芳澤
Yoshifumi Hirose
良文 廣瀬
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリームデータの送り手が意図する形態で
ストリームデータを再生することができる放送受信機を
提供する。 【解決手段】 放送受信機1は、ストリームデータ21
を受信する第1受信部2と、ストリームデータ21が再
生される際の制約条件を定義する制御スクリプト22を
受信する第2受信部2と、ストリームデータ21を蓄積
する蓄積部3と、蓄積されたストリームデータ21を再
生する再生部4と、制御スクリプト22に基づいて再生
部4を制御する制御部5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送受信機に関
し、特に、ストリームデータを受信し、蓄積した後にそ
のストリームデータを再生するように構成された放送受
信機に関する。本発明はまた、そのような放送受信機に
コンテンツを放送する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスクに代表される高速
で大容量な記録媒体がより安価に供給されるようになっ
てきている。それに伴って、放送されるテレビ番組のデ
ータ(例えば、動画像データおよび音声データ)を受信
して、そのような高速で大容量な記録媒体に蓄積(録
画)した後に再生する蓄積型の放送受信機(ビデオレコ
ーダ)が普及しつつある。このような蓄積型の放送受信
機は、例えば、特開2000−235546号公報に開
示されている。
【0003】ハードディスク等の高速でランダムアクセ
ス性を有する記録媒体を蓄積型の放送受信機に使用する
ことによって、テレビ番組を録画しながら、既に録画さ
れた他のテレビ番組を再生することが可能になる。
【0004】このような蓄積型のビデオレコーダを用い
ることにより、テレビ番組の視聴の形態は、放送される
タイミングと同じタイミングでテレビ番組を視聴すると
いう形態から、放送されるタイミングに関わらず、蓄積
されたテレビ番組を所望の時間に視聴するという新たな
形態に移り変わりつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ほとんどのテレビ番組
は、そのテレビ番組を作成する費用を負担するスポンサ
ーのコマーシャル(CM)を伴う。すなわち、テレビ番
組(コンテンツ)を表すデータと、CMを表すデータと
を含むストリームデータが、番組作成者およびスポンサ
ーによって提供される。
【0006】放送されるタイミングと同じタイミングで
テレビ番組を視聴するという形態においては、テレビ番
組とCMとは、番組作成者およびスポンサー(ストリー
ムデータの送り手)が意図する順序(すなわち、テレビ
番組とCMとが放送される順序)で視聴される。しか
し、蓄積されたテレビ番組を所望の時間に視聴するとい
う形態では、テレビ番組とCMとは、必ずしも番組作成
者およびスポンサーが意図する順序で再生されるとは限
らない。
【0007】特に、多くの視聴者は、蓄積されたテレビ
番組データの再生時にそのようなCMデータの再生をス
キップする。このようにしてCMが視聴者に視聴されな
くなると、CMの効果が低減してしまう。CMの効果が
低減するとスポンサーは番組の作成のために多くの費用
を負担しなくなるので、良質な番組を作成することがで
きなくなる。これは、テレビ放送業界全体の衰退につな
がる。上述した特開2000−235546号公報に開
示される放送受信機は、視聴者がCMの再生をスキップ
することを防止する手段について言及していない。
【0008】さらに、放送されるタイミングと同じタイ
ミングでテレビ番組を視聴するという形態では、複数の
視聴者が同じタイミングでテレビ番組を視聴する。しか
し、蓄積されたテレビ番組を所望の時間に視聴するとい
う形態では、視聴者(蓄積型のビデオレコーダの複数の
ユーザ)は、それぞれが所望の時間帯に番組を再生した
り、その再生を中断することができる。このような場合
に、前回の再生を中断した場所からCMまたはテレビ番
組の視聴を継続できる機能があれば、視聴者にとって便
利である。上述した特開2000−235546号公報
に開示される放送受信機は、このような機能について言
及していない。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであって、ストリームデータの送り手が意図する
形態でストリームデータを再生することができる放送受
信機を提供することを目的とする。また、本発明は、蓄
積されたストリームデータを再生する視聴者にとって便
利な放送受信機を提供することを目的とする。さらに、
本発明は、ストリームデータの送り手が意図する形態で
ストリームデータが再生されるように、蓄積型の放送受
信機にコンテンツ(番組)を放送する方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の放送受信機は、
ストリームデータを受信する第1受信部と、前記ストリ
ームデータが再生される際の制約条件を定義する制御ス
クリプトを受信する第2受信部と、前記ストリームデー
タを蓄積する蓄積部と、前記蓄積されたストリームデー
タを再生する再生部と、前記制御スクリプトに基づいて
前記再生部を制御する制御部とを備えており、これによ
り、上記目的が達成される。
【0011】前記ストリームデータは、コンテンツデー
タと少なくとも1つのCMデータとを含み、前記制御ス
クリプトは、前記少なくとも1つのCMデータの少なく
とも1つを特定CMデータとして指定し、前記少なくと
も1つの特定CMデータのそれぞれのうちの所定の部分
を必須部分として指定し、前記制御部は、前記再生部
が、前記蓄積されたストリームデータに含まれる前記少
なくとも1つの特定CMデータのそれぞれの必須部分を
少なくとも1回再生するまでは、前記コンテンツデータ
の再生を禁止するように、前記再生部を制御してもよ
い。
【0012】前記放送受信機は、前記放送受信機の少な
くとも1つのユーザのそれぞれについて、前記少なくと
も1つの特定CMデータのそれぞれの必須部分が少なく
とも1回再生されたか否かに関する情報を記憶する第1
記憶部をさらに備えていてもよい。
【0013】前記放送受信機は、前記放送受信機の少な
くとも1つのユーザのそれぞれについて、前記少なくと
も1つの特定CMデータのそれぞれの必須部分以外の部
分が再生された時間に関する情報を記憶する第2記憶部
をさらに備えていてもよい。
【0014】本発明の他の放送受信機は、ストリームデ
ータを受信する受信部と、前記ストリームデータを蓄積
する蓄積部と、前記蓄積されたストリームデータを再生
する再生部と、前記再生部を制御する制御部と、第1記
憶部とを備え、前記制御部は、放送受信機のユーザから
前記ストリームデータの再生中に前記ストリームデータ
の再生を中断する指示を受け取った場合には、前記指示
を受け取った時点において再生中であった前記ストリー
ムデータの位置を検出し、前記第1記憶部は、前記放送
受信機の少なくとも1つのユーザのそれぞれについて、
前記検出された位置に関する情報を記憶してもよい。
【0015】前記ストリームデータの再生を中断する前
記指示は、前記放送受信機の電源を切る指示、または、
前記蓄積部に蓄積された、前記ストリームデータとは異
なるストリームデータの再生を開始する指示であっても
よい。
【0016】本発明の方法は、送信装置を用いて放送受
信機にコンテンツを放送する方法であって、前記放送受
信機は前記送信装置に通信路を介して接続されており、
前記放送受信機は、前記コンテンツを示すデータを含む
ストリームデータを受信し、蓄積した後に前記ストリー
ムデータを再生するように構成されており、前記方法
は、前記ストリームデータが前記放送受信機によって再
生される際の制約条件を決定するステップと、前記通信
路を介して前記放送受信機に前記ストリームデータを送
信することに同期して、前記制約条件を定義する前記制
御スクリプトを前記通信路を介して前記放送受信機に送
信するステップとを包含し、これにより、上記目的が達
成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図面を通じて同一の参照番号
は同一の構成要素を示す。
【0018】図1は、本発明の実施の形態の放送受信機
1の構成を示す。放送受信機1は、蓄積型のビデオレコ
ーダであり得る。
【0019】放送受信機1は、受信部2と、蓄積部3
と、画像音声再生部(再生部)4と、画像音声再生部4
を制御する制御部5とを備える。放送局10は、例え
ば、テレビ放送局である。あるいは、放送局10は、例
えば、ラジオ放送局であり得る。以下の説明では、放送
局10は、テレビ放送局であるものとする。
【0020】放送局(送信装置)10は、ストリームデ
ータ21とともに制御スクリプト22を放送受信機1に
送信する。ストリームデータ21は、例えば、テレビ番
組を表すデータとコマーシャル(CM)を表すデータを
含む。これらのCMは、例えば、そのテレビ番組のスポ
ンサーの宣伝である。そのようなスポンサーは、1つの
テレビ番組について複数存在し得る。
【0021】制御スクリプト22は、ストリームデータ
21が放送受信機1に蓄積され、蓄積されたストリーム
データ21が再生される際の制約条件を定義する。制御
スクリプト22のデータ構造の詳細は、図6を参照して
後述される。
【0022】放送受信機1は、放送局10に通信路11
を介して接続されている。通信路11は、無線通信路、
有線(ケーブル)通信路、およびそれらを組み合わせた
通信路であり得る。通信路11は、任意のネットワーク
(例えば、インターネット)を含み得る。
【0023】受信部2は、放送局10から送信されるス
トリームデータ21と制御スクリプト22とを受信す
る。
【0024】放送受信機1は、「リアルタイム再生モー
ド」と、「蓄積再生モード」との2つの動作モードを有
する。
【0025】「リアルタイム再生モード」においては、
受信部2により受信されたストリームデータ21は、蓄
積部3に蓄積されることなく、画像音声再生部4によっ
て再生される(破線矢印41)。「リアルタイム再生モ
ード」は、テレビ番組が放送されるタイミングと同じタ
イミングでテレビ番組を視聴するという通常のテレビ放
送の視聴形態に対応する動作モードである。本発明にお
いて、放送受信機1が「リアルタイム再生モード」を有
することは必須ではない。
【0026】「蓄積再生モード」においては、受信部2
により受信されたストリームデータ21は、いったん蓄
積部3に蓄積され、蓄積されたストリームデータ21が
画像音声再生部4によって再生される(矢印42および
43)。「蓄積再生モード」は、テレビ番組が放送され
るタイミングに関わらず、蓄積されたテレビ番組を所望
の時間に視聴するという視聴形態に対応する動作モード
である。以下、特に断らない限り、放送受信機1は「蓄
積再生モード」に従って動作するものとする。
【0027】蓄積部3は、任意の記録媒体であり得る。
蓄積部3は、例えば、ハードディスクであり得る。蓄積
部3は、あるいは、DVD−RAMであってもよい。ア
クセスが高速である点と容量が大きい点を考慮すると、
蓄積部3は、ハードディスクであることが好ましい。蓄
積部3が十分な容量を有することにより、例えば、放送
受信機1は、24時間程度のテレビ放送のデータを蓄積
することも可能である。さらに、蓄積部3は、先に蓄積
されたデータを新たに蓄積されるデータで逐次的に上書
きすることや、データを蓄積しながら既に蓄積されたデ
ータを再生することが可能であるように構成されている
ことが好ましい。このような特徴により、放送されるデ
ータ(テレビ番組)を常に蓄積し、過去24時間以内に
蓄積されたテレビ番組のうち所望の番組を再生すること
が可能になる。
【0028】画像音声再生部4は、ストリームデータ2
1を再生することが可能な任意の構成を有し得る。例え
ば、ストリームデータ21がMPEG規格に従ってエン
コードされたデジタル信号である場合には、画像音声再
生部4として、そのようなデジタル信号をデコードする
ことが可能な任意のMPEGデコーダが使用され得る。
ストリームデータ21はまた、アナログ信号であっても
よい。画像音声再生部4には、例えば、ディスプレイ6
およびスピーカ7が接続されている。図1において、参
照番号31は、ディスプレイ6およびスピーカ7によっ
て表示される画像および音声を視聴する視聴者(放送受
信機1のユーザ)である。
【0029】図1には、放送局10に通信路11を介し
て接続された放送受信機1が1つしか示されていない
が、放送局10には、任意の数の放送受信機1が通信路
11を介して接続され得る。
【0030】図2は、放送局10(図1)からストリー
ムデータ21および制御スクリプト22が放送受信機1
に送信されるタイミングを示す。通信路11(図1)
は、主データ通信路11aと副データ通信路11bとを
含む。ストリームデータ21と制御スクリプト22とは
それぞれ、主データ通信路11aと副データ通信路11
bとを介して送信される。主データ通信路11aと副デ
ータ通信路11bとは、それぞれ物理的に別個の伝送媒
体によって提供されていることに限定されない。主デー
タ通信路11aと副データ通信路11bとは、例えば、
1つの伝送媒体を周波数分割多重化または時分割多重化
することによって提供されていてもよい。
【0031】受信部2(図1)は、主データ通信路11
aを介してコンテンツデータ21を受信する第1受信部
として機能すると同時に、副データ通信路11bを介し
て制御スクリプト22を受信する第2受信部として機能
する。なお、放送局10が、ストリームデータ21およ
び制御スクリプト22をそれぞれ別の通信路(主データ
通信路11aおよび副データ通信路11b)を介して送
信する理由は、「リアルタイム再生モード」のみを有す
る放送受信機との互換性を保つためである。そのような
放送受信機は、制御スクリプト22を受信する必要がな
い。
【0032】ストリームデータ21は、コンテンツデー
タ211と、複数のCMデータ212とを含む。コンテ
ンツデータ211は、テレビ番組を表し、複数のCMデ
ータ212のそれぞれは、コマーシャル(CM)を表
す。図2に示される例では、コンテンツデータ211
は、番組本編部1〜4の4つの部分を含む。また、6個
のCMデータ212からCM部1〜3のそれぞれが構成
され、CM部1〜3のそれぞれは、番組本編部の間に挿
入されている。
【0033】図2に示されるように、ストリームデータ
21と、制御スクリプト22とは、番組開始時刻に同時
に送信される。すなわち、放送局10(図1)は、主デ
ータ通信路11aを介して放送受信機1(図1)にスト
リームデータ21を送信することに同期して、制御スク
リプト22を副データ通信路11bを介して放送受信機
1に送信する。ストリームデータ21と制御スクリプト
22とは、放送受信機1の受信部2(図1)に受信さ
れ、蓄積部3に蓄積される。
【0034】図2は、1つのテレビ番組の放送が開始し
てから終了するまでのストリームデータ21および制御
スクリプト22の送信のタイミングを示す。1つのテレ
ビ番組の放送が開始してから終了するまでの時間は、例
えば、30分である。本発明では、1つのテレビ番組に
ついて1つの制御スクリプト22が送信される。ストリ
ームデータ21は、そのテレビ番組に対応するストリー
ムデータである。
【0035】図2に示される例では、1つのテレビ番組
について18個のCM(CM1−1〜1−6、CM2−
1〜2−6およびCM3−1〜3−6)が送信されてい
るが、1つのテレビ番組について送信されるCMの個数
はこれに限定されない。
【0036】図3は、蓄積部3(図1)にストリームデ
ータ21と制御スクリプト22とが蓄積された状態の一
例を示す。ストリームデータ21と制御スクリプト22
と視聴者管理データ105とが蓄積データ101として
蓄積部3に格納される。
【0037】視聴者管理データ105は、制御部5によ
って生成されるデータである。視聴者管理データ105
の詳細は、図7を参照して後述される。
【0038】図3に示される例では、番組本編部1〜4
と、CM部1〜3とがそれぞれまとめられて蓄積部3に
格納される。すなわち、図2に示されるタイミングで送
信された番組本編部1〜4およびCM部1〜3の順序が
変更されて蓄積部3に格納される。なお、図3は、蓄積
データ101が蓄積部3の物理アドレスの連続した領域
に格納されることを意味するものではなく、論理アドレ
スの連続した領域に格納されることを意味する。1つの
番組について、図3に示される1つの蓄積データ101
が蓄積部3に格納される。番組本編部1〜4およびCM
部1〜3の順序が変更されて蓄積部3に格納される順序
は、例えば、制御スクリプト22によって指定されてい
る。
【0039】蓄積部3に蓄積されたストリームデータ2
1(番組本編部1〜4およびCM部1〜3)が再生され
る際には、番組本編部1〜4およびCM部1〜3は、放
送局10によって送信された順序(すなわち、図2に示
される順序)で再生される。なお、以下の説明におい
て、特に断らない限り、蓄積部3に蓄積されたストリー
ムデータ21の再生は、番組終了時刻以降に行われるも
のとする。
【0040】図4は、蓄積データ101のリンク情報の
一例を示す。図4に破線の矢印で示されるリンク情報3
03は、番組本編部1〜4およびCM部1〜3が再生さ
れる順序を指定する。図4に示される例では、番組本編
部1の再生が終了した後にCM部1が再生され、CM部
1の再生が終了した後に番組本編部2が再生される。以
下同様に、番組本編部およびCM部が再生される。この
ように、リンク情報303を用いることによって、番組
本編部1〜4およびCM部1〜3は、放送局10によっ
て送信された順序で再生される。リンク情報303は、
例えば、次に再生されるべきデータ(番組本編部または
CM部)が格納されているアドレス(物理アドレスまた
は論理アドレス)を指すポインタとして表現され得る。
【0041】上述したように、制御スクリプト22は、
ストリームデータ21が再生される際の制約条件を定義
する。そのような制約条件は、放送局10(図1)にお
いて、ストリームデータ21の送り手の意図を反映させ
て決定される。ストリームデータ21の送り手とは、例
えば、テレビ番組の作成者およびそのテレビ番組のスポ
ンサーである。スポンサーは、視聴者31にCMを視聴
させたいという意図を持っている。このような意図を反
映させた制約条件の例として、「特定のCMデータのそ
れぞれを少なくとも1回再生するまでは、コンテンツデ
ータ(番組本編部1〜4)の再生を禁止する」という制
約条件を仮定する。制御部5(図1)は、この制約条件
に従って画像音声再生部4を制御する。
【0042】図5は、ストリームデータ21を再生する
際のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)画面
501の例を示す。GUI画面501は、蓄積部3に蓄
積されたストリームデータ21を初めて再生する際に、
ディスプレイ6に表示される。GUI画面501は、制
御スクリプト22によって表される。
【0043】視聴者31は、リモコン8を使用して放送
受信機1に指示を与える。
【0044】GUI画面501は、ボタン1〜5と、ス
トリームデータ再生領域502とを含む。ボタン1〜5
のそれぞれには、テレビ番組のスポンサーの名前が表示
されている。ボタン1〜5のそれぞれは、対応するスポ
ンサーの宣伝であるCMが割り当てられている。そのよ
うなCMは、図2に示されるCMデータ212の1つに
よって表される。
【0045】図5に示される例では、ボタン1にフォー
カス(強調枠)503が配置されている。ボタン1〜ボ
タン4のいずれかにフォーカス503が配置されている
場合に視聴者31がリモコン8の選択ボタン582を押
下することによって、フォーカス503が配置されてい
るボタンに割り当てられたCMを表すCMデータ212
が再生され、そのCMの画像がストリームデータ再生領
域502に表示される。
【0046】ボタン5にフォーカス503が配置されて
いる場合に視聴者31がリモコン8の選択ボタン582
を押下することによって、番組本編部1の再生が始ま
る。上述したように、番組本編部1の再生が終了する
と、リンク情報303に従って、CM部1が再生され
る。このようにして、データストリーム21の番組本編
部1〜4とCM部1〜3が、放送された順序で再生され
る。
【0047】フォーカス503は、リモコン8に設けら
れたフォーカス移動ボタン581を操作することによっ
て、ボタン1〜ボタン5の間を移動し得る。ただし、こ
のようなフォーカス503の移動は、制御スクリプト2
2によって制約されている。
【0048】図6は、図5に示されるGUI画面501
を表す制御スクリプト22の一例を示す。制御スクリプ
ト22は、行611〜614を含む。
【0049】行611は、GUI画面501に表示され
るボタン1の外観を定義する。
【0050】行612は、GUI画面501にボタン1
が表示されるための条件を定義する。この例では、ボタ
ン1はCM1−1(図4)に割り当てられている。CM
1−1を表すCMデータ212の最初の10秒が未再生
である場合に、GUI画面501にボタン1が表示され
る。
【0051】行613は、ボタン1にフォーカス503
(図5)が配置されている場合に視聴者31がリモコン
8の選択ボタン582を押下することによって、CM1
−1を表すCMデータ212が再生されることを示す。
【0052】行614は、ボタン1にフォーカス503
(図5)が配置されており、視聴者31がリモコン8の
フォーカス移動ボタン581を押下した場合のフォーカ
ス503の移動の制約を示す。この例では、CM1−1
を表すCMデータ212が、開始から10秒以上再生さ
れた場合に、ボタン1に配置されたフォーカス503は
ボタン2のみに移動することができるが、それ以外の場
合には、フォーカス503の移動は行うことができない
ことを示す。
【0053】行615は、GUI画面501(図5)が
ディスプレイ6に表示される場合に、最初にフォーカス
503が配置されるボタンがボタン1であることを示
す。この状態で視聴者31がリモコン8(図5)の選択
ボタン582を押下することにより、制御部5は、CM
1−1を表すCMデータ212の再生を開始するように
画像音声再生部4を制御する。
【0054】CM1−1を表すCMデータ212の最初
の10秒の再生が終わるまでは、視聴者31は、フォー
カス503を他の位置に移動させることができない。従
って、視聴者31は、CM1−1の少なくとも最初の1
0秒を必ず視聴することになる。
【0055】CMデータ212は、再生するために10
秒よりも長い時間を要するものとする。CM1−1を表
すCMデータ212の最初の10秒の再生が終わると、
たとえCM1−1を表すCMデータ212の再生の途中
であっても、ボタン2に割り当てられたCM2−3を表
すCMデータ212を再生するために、フォーカス50
3をボタン2に移動させることが可能になる。このよう
に、CM1−1(特定CM)の最初の10秒(必須部
分)以外の部分は、視聴者31によってその再生をスキ
ップすることが可能である。
【0056】CM1−1を表すCMデータ212の再生
の途中に、フォーカス503が移動されないままCM1
−1を表すCMデータ212の再生が終了した場合に
は、制御部5(図1)は、フォーカス503をボタン1
に配置したままデータの再生を停止するように画像音声
再生部4を制御してもよいし、フォーカス503をボタ
ン2に自動的に移動した後にデータの再生を停止するよ
うに画像音声再生部4を制御してもよい。あるいは、フ
ォーカス503をボタン2に自動的に移動した後、ボタ
ン2に割り当てられたCM2−3を表すCMデータ21
2の再生を自動的に開始するように画像音声再生部4を
制御してもよい。
【0057】ボタン2〜ボタン4も、上述したボタン1
と同様に、それぞれCM2−3、CM1−4、CM3−
5に割り当てられており、各ボタンについてのフォーカ
スの移動の制約が定義されている。
【0058】図6に示される制御スクリプト22によれ
ば、CM1−1、CM2−3、CM1−4およびCM3
−5のそれぞれの最初の10秒を少なくとも1回再生す
るまでは、ボタン5にフォーカス503を配置すること
ができない。視聴者31は、蓄積部3に蓄積されたスト
リームデータ21に自由にアクセスすることはできず、
GUI画面501(図5)を介してのみストリームデー
タ21の再生が可能であるように放送受信機1が構成さ
れている。従って、CM1−1、CM2−3、CM1−
4およびCM3−5(特定CMデータ)のそれぞれの最
初の10秒(必須部分)を少なくとも1回再生するまで
は、ストリームデータ21に含まれるコンテンツデータ
(番組本編部1〜4)の再生が禁止される。
【0059】なお、CM1−1、CM2−3、CM1−
4およびCM3−5のそれぞれの最初の10秒を少なく
とも1回再生するまでは、リモコン8の早送りボタン5
83は有効化されない(早送りもスキップ操作もできな
い)。
【0060】この例では、制御スクリプト22は、特定
CMデータとして4個のCMデータ211(CM1−
1、CM2−3、CM1−4およびCM3−5を表すC
Mデータ211)を指定しているが、制御スクリプト2
2が特定CMデータとして指定するCMデータ211の
数はこれに限定されない。制御スクリプト22は、1以
上の任意の数のCMデータ211を特定CMデータとし
て指定し得る。
【0061】このように、制御スクリプト22は、CM
1−1〜1−6、CM2−1〜2−6およびCM3−1
〜3−6(図2)を表すCMデータ212のうち、少な
くとも1つを特定CMデータとして指定し、その少なく
とも1つの特定CMデータのそれぞれのうちの所定の部
分を必須部分として指定する。図2には、特定CMデー
タとして指定されたCMデータ212がハッチングによ
り示されている。
【0062】特定CMデータがCM1−1、CM2−
3、CM1−4およびCM3−5に限定されないこと、
および、必須部分が特定CMデータの最初の10秒に限
定されないことは言うまでもない。特定CMデータおよ
び必須部分は、ストリームデータ21の送り手の意図を
反映して任意に決定され得る。送り手の意図を反映して
特定CMデータおよび必須部分を決定する例は、図8を
参照して後述される。
【0063】特定CMデータのそれぞれの必須部分の再
生が完了したかどうかは、蓄積データ101に含まれる
視聴者管理データ105(図4)として、蓄積部3に記
憶される。
【0064】図7は、視聴者管理データ105のデータ
構造の一例を示す。視聴者管理データ105は、視聴者
レジュームデータ601と、特定CM視聴時間データ6
02とを含む。図7に示される例では、放送受信機1は
複数のユーザ(父、母、長男、次男)によって使用され
る。複数のユーザのそれぞれは、放送受信機1に蓄積さ
れたストリームデータ21の再生を開始する際に、視聴
者が誰であるのかを放送受信機1に入力する。この入力
は、「ログイン操作」と呼ばれる。ログイン操作は、例
えば、複数のユーザのそれぞれに一意に割り当てられた
番号を放送受信機1入力することによって行われ得る。
再生されたストリームデータ21を複数のユーザが同時
に視聴する場合には、その複数のユーザがログイン操作
を行う。
【0065】図5および図6を参照して上述した例で
は、視聴者がストリームデータ21を視聴する際には、
CM1−1を表すCMデータ212(ボタン1)→CM
2−3を表すCMデータ212(ボタン2)→CM1−
4を表すCMデータ212(ボタン3)→CM3−5を
表すCMデータ212(ボタン4)→ストリームデータ
21(コンテンツデータ211およびCMデータ21
2、ボタン5)の順序で再生される。視聴者レジューム
データ601は、複数のユーザのそれぞれについて、こ
の順序のうち、ユーザがどの段階まで視聴が完了したか
(再生が完了したか)を示す。
【0066】図7に示される例では、ユーザ「父」につ
いては、この順序での再生を全く始めていない。すなわ
ち、特定CMデータ(CM1−1、CM2−3、CM1
−4およびCM3−5を表すCMデータ212)のそれ
ぞれの必須部分の再生がいずれも完了しておらず、スト
リームデータ21の再生が始まっていない。
【0067】ユーザ「母」については、CM1−4を表
すCMデータ212(ボタン3)までの再生が完了して
いる。すなわち、特定CMデータのうち、(CM1−
1、CM2−3およびCM1−4を表すCMデータ21
2)のそれぞれの必須部分の再生が完了しており、スト
リームデータ21の再生は始まっていない。
【0068】ユーザ「長男」については、特定CMデー
タのそれぞれの必須部分の再生が完了しており、ストリ
ームデータ21の再生は、開始から12分45秒の位置
で中断している。
【0069】ユーザ「次男」については、特定CMデー
タのそれぞれの必須部分の再生が完了しており、ストリ
ームデータ21の再生は、開始から1時間3分32秒の
位置で中断している。
【0070】このように、視聴者レジュームデータ60
1は、複数のユーザのそれぞれについて、特定CMデ
ータのそれぞれの必須部分の再生が完了したか(すなわ
ち、少なくとも1回再生されたか)、および、ストリ
ームデータ21の再生が中断した位置、に関する情報を
示す。視聴者レジュームデータ601は、視聴者管理デ
ータ105の一部として、蓄積部3に格納(記憶)され
る。なお、上述した例ではユーザは複数あるものとした
が、本発明はこれに限定されない。ユーザの数は、1以
上の任意の数であり得る。
【0071】このように、蓄積部3は、少なくとも1
つのユーザのそれぞれについて、少なくとも1つの特定
CMデータのそれぞれの必須部分が少なくとも1回再生
されたか否かに関する情報、および、少なくとも1つ
のユーザのそれぞれについて、ストリームデータ21の
再生が中断した位置、を記憶する第1記憶部として機能
する。もちろん、放送受信機1において、このような第
1記憶部が蓄積部3とは別に設けられていてもよい。第
1記憶部は、任意のメモリであり得る。
【0072】視聴者レジュームデータ601は、各ユー
ザについて、次回再生時の開始位置を示すデータとして
使用される。これにより、各ユーザは前回視聴した箇所
の続きを視聴することができる。もちろん、このような
機能が必要でない場合には、視聴者レジュームデータ6
01は省略され得る。
【0073】ストリームデータ21の再生が中断した位
置は、制御部5(図1)によって検出される。制御部5
は、ストリームデータ21の再生中に、視聴者31(ユ
ーザ)からストリームデータ21の再生を中断する指示
を受け取った場合には、その指示を受け取った時点にお
いて再生中であったストリームデータ21の位置を検出
する。ストリームデータ21の位置は、開始からの経過
時間で表してもよいし、蓄積部3にデータが格納されて
いるアドレス(物理アドレスまたは論理アドレス)で表
されてもよい。視聴者31(ユーザ)からストリームデ
ータ21の再生を中断する指示は、例えば、放送受信機
1の電源を切る指示、蓄積部3に蓄積された、ストリー
ムデータ21以外のストリームデータの再生を開始する
指示、または、ストリームデータ21の再生を停止する
指示であり得る。これらの指示はそれぞれ、例えば、リ
モコン8(図5)の「電源」ボタン586、「ストリー
ムデータ選択」ボタン585、「停止」ボタン584を
押下することによってなされ得る。
【0074】なお、上述した第1記憶部のの機能(少
なくとも1つのユーザのそれぞれについて、ストリーム
データ21の再生が中断した位置を記憶する機能)は、
制御スクリプト22とは独立して実現され得ることに注
意するべきである。すなわち、制御部5が制御スクリプ
ト22に基づいて再生部5を制御しない場合であって
も、上述したの機能を有する第1記憶部を設けること
により、各ユーザは前回視聴したストリームデータ21
の続きを視聴することができる。
【0075】図6を参照して上述したように、特定CM
データの必須部分以外の部分(例えば、最初の10秒以
外の部分)は、視聴者31(ユーザ)によってその再生
をスキップすることが可能である。それにも関わらず視
聴者31がその特定CMデータの再生をスキップしなか
った場合には、それは、そのCMを視聴しようという積
極的な意思が視聴者31にあることを示す。特定CM視
聴時間データ602は、少なくとも1つのユーザのそれ
ぞれについて、特定CMデータの必須部分以外の部分が
再生された時間を示す。
【0076】図7に示される例では、CM1−1を表す
特定CMデータの必須部分以外の部分が、ユーザ「父」
については再生されず、ユーザ「母」については3秒再
生され、ユーザ「長男」については15秒再生され、ユ
ーザ「次男」については12秒再生されたことを示す。
特定CM視聴時間データ602は、他の特定CMデータ
についても同様に、必須部分以外の部分が再生された時
間を示す。
【0077】特定CM視聴時間データ602は、視聴者
管理データ105の一部として、蓄積部3に格納(記
憶)される。このように、蓄積部3は、少なくとも1つ
のユーザのそれぞれについて、少なくとも1つの特定C
Mデータのそれぞれの必須部分以外の部分が再生された
時間に関する情報を記憶する第2記憶部として機能す
る。もちろん、放送受信機1において、このような第2
記憶部が蓄積部3とは別に設けられていてもよい。第2
記憶部は、任意のメモリであり得る。
【0078】特定CM視聴時間データ602は、CMに
対する視聴者31の興味を正確に反映する。従って、任
意の調査機関が第2記憶部に記憶された特定CM視聴時
間データ602を任意の通信網を介して放送受信機1か
ら読み出すことにより、その調査機関はCMの宣伝効果
を分析することができる。そのような分析の結果は、C
Mのスポンサーに提供され得る。調査機関は、特定CM
視聴時間データ602を放送受信機1から読み出すこと
の対価を放送受信機1のユーザに支払うようにしてもよ
い。放送受信機1の各ユーザについて、そのプロフィー
ル(例えば、年齢、性別、趣味等)を予め放送受信機1
に登録するようにしてもよい。特定CM視聴時間データ
602をそのようなプロフィールとともに放送受信機1
から読み出して分析することにより、調査機関は、CM
の宣伝効果の分析をより正確なものにすることができ
る。
【0079】上述した実施形態では、蓄積部3に蓄積さ
れたストリームデータ21の再生は番組終了時刻以降に
行われるものとした。しかし、蓄積部3に蓄積されたス
トリームデータ21の再生が、番組終了時刻よりも前
(ストリームデータ21がすべて放送受信機1に送信さ
れる前)に行われてもよい。このような再生の形態は
「追いかけ再生」と呼ばれる。「追いかけ再生」におい
ては、ストリームデータ21の先頭から再生が開始され
る。制御部5は、ストリームデータ21のうち、すでに
放送受信機1に送信され、蓄積部3に蓄積された部分に
関しては、制御スクリプトで指定された特定CMデータ
の必須部分を除いて、自由に早送りおよび巻き戻しをす
ることが可能なように、画像音声再生部4を制御する。
ただし、特定CMデータの必須部分に関しては、その必
須部分を少なくとも1回再生するまでは、その必須部分
の早送り操作もスキップ操作も禁止される。図6を参照
して上述した例では、CM1−1、CM2−3、CM1
−4およびCM3−5の最初の10秒間を少なくとも1
回再生するまでは、その部分の早送り操作もスキップ操
作も禁止される。
【0080】図8は、放送局10(図1)によって実行
される、コンテンツの放送処理の手順を示す。図8に示
される例では、ストリームデータ21(テレビ番組を表
すコンテンツデータ211およびCMを表す複数のCM
データ212)が作成された後に、そのストリームデー
タ21を制御スクリプト22とともに放送する手順が示
される。
【0081】ステップS801:複数のCMデータのう
ちから、特定CMデータが、視聴者にその少なくとも一
部を必ず視聴させることをストリームデータ21の送り
手が意図するCMを表すCMデータとして決定される。
特定CMデータの決定は、例えば、スポンサーが放送局
10に支払う広告料金に基づいて決定されてもよい。
【0082】ステップS802:各特定CMデータにつ
いて、視聴者に必ず視聴させることをストリームデータ
21の送り手が意図する部分として、必須部分が決定さ
れる。必須部分は、一律に特定CMデータの最初の10
秒と決めてもよいし、各特定CMデータのうち、最も宣
伝効果が高い部分が選ばれてもよい。必須部分の長さ
は、一律(例えば、10秒)であってもよいし、スポン
サーが放送局10に支払う広告料金に基づいて決定され
てもよい。
【0083】ステップS803:特定CMデータの順序
が決定される。特定CMデータの順序は、図5を参照し
て説明したGUI画面501におけるボタンの配置に反
映される。この順序によって、どの特定CMデータから
順に再生されるかが決まる。この順序の決定は、スポン
サーが放送局10に支払う広告料金に基づいて決定され
てもよい。
【0084】ステップS804:ステップS801〜ス
テップS803の決定の結果に基づいて、制御スクリプ
ト22が作成される。
【0085】ステップS805:テレビ番組の開始時刻
に合わせて、ストリームデータ21を主データ通信路1
1a(図2)を介して放送受信機1に送信することに同
期して、制御スクリプト22が副データ通信路11bを
介して放送受信機1に送信される。
【0086】ステップS801〜S803は、ストリー
ムデータ21が放送受信機1によって再生される際の制
約条件を決定するステップに相当する。これにより、放
送受信機1は、ストリームデータの送り手が意図する形
態でストリームデータを再生することが可能になる。
【0087】なお、上述した実施形態では、ストリーム
データ21が放送受信機1によって再生される際の制約
条件として、「特定のCMデータのそれぞれの少なくと
も一部を少なくとも1回再生するまでは、コンテンツデ
ータの再生を禁止する」という条件を仮定した。しか
し、ストリームデータ21が放送受信機1によって再生
される際の制約条件は、これに限定されない。制約条件
は、例えば、「ストリームデータ21の最初の5分を少
なくとも1回再生するまでは、ストリームデータ21の
残りの部分の再生を禁止する」という条件であってもよ
い。従って、ストリームデータ21がテレビ番組を表す
コンテンツデータとCMを表すCMデータを含んでいる
ことは必須ではない。
【0088】
【発明の効果】本発明の放送受信機では、ストリームデ
ータとともに、制御スクリプトが受信される。蓄積され
たストリームデータを再生する再生部は、その制御スク
リプトに基づいて制御される。制御スクリプトは、その
ストリームデータが再生される際の制約条件を定義する
ので、ストリームデータの送り手が意図する形態でスト
リームデータを再生することが可能になる。
【0089】また、本発明の放送受信機では、放送受信
機の少なくとも1つのユーザのそれぞれについて、スト
リームデータの再生を中断する指示を受け取った時点に
おいて再生中であったストリームデータの位置に関する
情報が記憶される。これにより、次回再生時には、この
位置からストリームデータの再生を開始することがで
き、ユーザは前回視聴した箇所の続きを視聴することが
できる。従って、蓄積されたストリームデータを再生す
る視聴者(ユーザ)にとって便利な放送受信機を提供す
ることができる。
【0090】さらに、本発明の、コンテンツを放送する
方法では、放送受信機にストリームデータを放送するこ
とに同期して、制御スクリプトが放送される。制御スク
リプトは、ストリームデータがその放送受信機によって
再生される際の制約条件を定義するので、放送受信機
は、ストリームデータの送り手が意図する形態でストリ
ームデータを再生することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の放送受信機1の構成を示
すブロック図
【図2】放送局10(図1)からストリームデータ21
および制御スクリプト22が放送受信機1に送信される
タイミングを示す図
【図3】蓄積部3(図1)にストリームデータ21と制
御スクリプト22とが蓄積された状態の一例を示す図
【図4】蓄積データ101のリンク情報の一例を示す図
【図5】ストリームデータ21を再生する際のグラフィ
カルユーザインタフェース(GUI)画面501の例を
示す図
【図6】図5に示されるGUI画面501を表す制御ス
クリプト22の一例を示す図
【図7】視聴者管理データ105のデータ構造の一例を
示す図
【図8】放送局10(図1)によって実行される、コン
テンツの放送処理の手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1 放送受信機 2 受信部 3 蓄積部 4 画像音声再生部 5 制御部 6 ディスプレイ 7 スピーカ 10 放送局 21 ストリームデータ 22 制御スクリプト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/08 Z 7/081 (72)発明者 脇田 由実 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 前川 英嗣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 芳澤 伸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 廣瀬 良文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA14 BA27 BA30 CA16 CA19 DA01 DA10 5C053 FA20 FA23 FA30 GA10 GB38 JA21 KA04 KA24 KA30 LA06 LA07 LA14 5C063 AA20 AB03 AB05 AC01 AC05 AC10 5D044 BC01 CC05 DE40 DE49 EF05 FG18 GK12 HL02 HL11 5D110 AA13 AA29 BB01 DA12 DA18 DB05 DC02 DC16 DE04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリームデータを受信する第1受信部
    と、 前記ストリームデータが再生される際の制約条件を定義
    する制御スクリプトを受信する第2受信部と、 前記ストリームデータを蓄積する蓄積部と、 前記蓄積されたストリームデータを再生する再生部と、 前記制御スクリプトに基づいて前記再生部を制御する制
    御部とを備えた放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記ストリームデータは、コンテンツデ
    ータと少なくとも1つのCMデータとを含み、 前記制御スクリプトは、前記少なくとも1つのCMデー
    タの少なくとも1つを特定CMデータとして指定し、前
    記少なくとも1つの特定CMデータのそれぞれのうちの
    所定の部分を必須部分として指定し、 前記制御部は、前記再生部が、前記蓄積されたストリー
    ムデータに含まれる前記少なくとも1つの特定CMデー
    タのそれぞれの必須部分を少なくとも1回再生するまで
    は、前記コンテンツデータの再生を禁止するように、前
    記再生部を制御する、請求項1に記載の放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記放送受信機の少なくとも1つのユー
    ザのそれぞれについて、前記少なくとも1つの特定CM
    データのそれぞれの必須部分が少なくとも1回再生され
    たか否かに関する情報を記憶する第1記憶部をさらに備
    えた、請求項2に記載の放送受信機。
  4. 【請求項4】 前記放送受信機の少なくとも1つのユー
    ザのそれぞれについて、前記少なくとも1つの特定CM
    データのそれぞれの必須部分以外の部分が再生された時
    間に関する情報を記憶する第2記憶部をさらに備えた、
    請求項2に記載の前記放送受信機。
  5. 【請求項5】 ストリームデータを受信する受信部と、 前記ストリームデータを蓄積する蓄積部と、 前記蓄積されたストリームデータを再生する再生部と、 前記再生部を制御する制御部と、 第1記憶部とを備え、 前記制御部は、放送受信機のユーザから前記ストリーム
    データの再生中に前記ストリームデータの再生を中断す
    る指示を受け取った場合には、前記指示を受け取った時
    点において再生中であった前記ストリームデータの位置
    を検出し、 前記第1記憶部は、前記放送受信機の少なくとも1つの
    ユーザのそれぞれについて、前記検出された位置に関す
    る情報を記憶する、放送受信機。
  6. 【請求項6】 前記ストリームデータの再生を中断する
    前記指示は、前記放送受信機の電源を切る指示、また
    は、前記蓄積部に蓄積された、前記ストリームデータと
    は異なるストリームデータの再生を開始する指示であ
    る、請求項5に記載の放送受信機。
  7. 【請求項7】 送信装置を用いて放送受信機にコンテン
    ツを放送する方法であって、前記放送受信機は前記送信
    装置に通信路を介して接続されており、 前記放送受信機は、前記コンテンツを示すデータを含む
    ストリームデータを受信し、蓄積した後に前記ストリー
    ムデータを再生するように構成されており、 前記方法は、 前記ストリームデータが前記放送受信機によって再生さ
    れる際の制約条件を決定するステップと、 前記通信路を介して前記放送受信機に前記ストリームデ
    ータを送信することに同期して、前記制約条件を定義す
    る前記制御スクリプトを前記通信路を介して前記放送受
    信機に送信するステップとを包含する方法。
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