JP2005277259A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】Oリングからの脱ガスを抑え、かつ半導体ウエハの金属汚染を抑制できる基板処理装置を提供する。
【解決手段】ウエハ200を加熱するヒータ207と、所望の処理ガスが供給され、ウエハ200を加熱処理する空間を提供し、基板搬入出口161を有する処理室201と、少なくとも搬入出口と搬入出口を塞ぐシールキャップ219との間に設けられたOリングを冷却する冷却用流体が流通する冷却水経路159と、を有した基板処理装置であって、処理室201にて処理されたウエハ200を処理室201から搬出した後、冷却水経路159から冷却用流体を取り除くようにした基板処理装置。
【選択図】図3

Description

本発明は基板処理装置に関し、特に冷却水供給手段を備えた縦型CVD(Chemical Vapor Deposition)装置に関する。
一般的な縦型CVD装置では、被処理基板としての半導体ウエハを処理室に搬入出する搬入出口と、その搬入出口を塞ぐ蓋体との間にOリングが用いられている。基板を処理する際に、てOリングの温度上昇を抑制し、Oリングからの脱ガスを抑えるために、搬入出口付近のフランジに冷却水経路を設けている。
しかしながら、このような構造の縦型CVD装置で、成膜用のガスとして、SiHCl、HCl等を含むガスを用いた場合に、半導体ウエハの金属汚染が生じるという問題があった。
従って、本発明の主な目的は、Oリングからの脱ガスを抑え、かつ半導体ウエハの金属汚染を抑制できる基板処理装置を提供することにある。
本発明によれば、
基板を加熱する加熱手段と、
所望の処理ガスが供給され、基板を加熱処理する空間を提供し、基板搬入出口を有する処理室と、
少なくとも前記搬入出口と搬入出口を塞ぐ蓋体との間に設けられた気密手段を冷却する冷却用流体が流通する冷却経路と、を有した基板処理装置であって、
前記処理室にて処理された基板を前記処理室から搬出した後、前記冷却経路から冷却用流体を取り除くことを特徴とする基板処理装置が提供される。
本発明によれば、Oリングからの脱ガスを抑え、かつ半導体ウエハの金属汚染を抑制できる基板処理装置が提供される。
次に、図面を参照して、本発明の好ましい実施例を説明する。
本実施例では、装置内の特定部分を冷却する構成において、任意に冷却水を止めて、水抜きをするための配管、バルブ構成を備えている。
図1は、本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置を説明するための概略斜視図であり、図2は、本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置を説明するための概略構造縦断面図であり、図3は、本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉を説明するための概略構造縦断面図であり、図4は、本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉を説明するための概略構造部分縦断面図であり、図5は、本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉の冷却水系統図であり、図6は、本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉の冷却水系統図である。
図1に示すように、筐体101内部の前面側には、図示しない外部搬送装置との間で基板収納容器としてのカセット100の授受を行う保持具授受部材としてのカセットステージ105が設けられ、カセットステージ105の後側には昇降手段としてのカセットエレベータ115が設けられ、カセットエレベータ115には搬送手段としてのカセット移載機114が取りつけられている。カセットエレベータ115の後側には、カセット100の載置手段としてのカセット棚109が設けられ、カセット棚109はスライドステージ122上に横行可能に設けられている。又、カセット棚の上方にはカセット100の載置手段としてのバッファカセット棚110が設けられている。更に、バッファカセット棚110の後側にはクリーンユニット118が設けられ、クリーンエアを筐体101の内部を流通させるように構成されている。
筐体101の後部上方には、処理炉202が設けられている。この処理炉202内には、ウエハ200に所定の処理を行う処理室201が形成されている。処理炉202の下側には、気密室としてのロードロック室102が仕切弁としてのゲートバルブ244により連接され、ロードロック室102の前面にはカセット棚109と対向する位置に仕切手段としてのロードロックドア123が設けられている。ロードロック室102内には、基板としてのウエハ200を水平姿勢で多段に保持する基板保持手段としてのボート217を、処理室201とロードロック室102との間で昇降させる昇降手段としてのボートエレベータ121が内設され、ボートエレベータ121には蓋体としてのシールキャップ219が取りつけられボート217を垂直に支持している。ロードロック室102とカセット棚109との間には図示しない昇降手段としての移載エレベータが設けられ、移載エレベータには搬送手段としてのウエハ移載機112が取りつけられている。
カセット移載機114等の搬送動作は、搬送制御手段124により制御される。
次に、本実施例の基板処理装置である減圧CVD装置の処理炉周辺の構成を図2を参照して説明する。
気密室としてのロードロック室102の外面に下基板145が設けられ、下基板145に立設したガイドシャフト146の上端に上基板147が設けられ、下基板145と上基板147間に掛渡してボール螺子144が回転自在に設けられる。ボール螺子144は上基板147に設けられた昇降モータ148により回転される。ガイドシャフト146には昇降台149が昇降自在に嵌合し、昇降台149はボール螺子144に螺合している。
昇降台149には中空の昇降シャフト150が垂設され、昇降台149と昇降シャフト150の支持部は気密となっている。昇降シャフト150はロードロック室102の天板151を遊貫し、ロードロック室102の底面近くに到達する。天板151の貫通部は昇降シャフト150の昇降動に対して接触することがない様充分な余裕があり、又ロードロック室102と昇降台149間には昇降シャフト150の突出部を覆う伸縮性を有する壁(例えばベローズ119)が気密に設けられ、ベローズ119は昇降台149の昇降量に対応できる充分な伸縮量を有し、ベローズ119の内径は昇降シャフト150の外形に比べ充分に大きくベローズ119の伸縮で接触することがない様になっている。
昇降シャフト150の下端には昇降基板152が水平に固着される。昇降基板152の下面には駆動部カバー153が取付けられ、駆動部収納ケース154が構成されている。昇降基板152と駆動部カバー153との接合部にはOリング等のシール部材により密閉される。従って、駆動部収納ケース154内部はロードロック室102内の雰囲気と隔離される。
また、昇降基板152の下面にはボート217の回転機構156が設けられ、回転機構152の周辺は、冷却手段157により、冷却される。
電力供給ケーブル158が昇降シャフト150の上端から昇降シャフト150の中空部を通って回転機構156に導かれて接続されている。また、冷却手段157および後述するマニホールド(インレットアダプター)209には冷却水経路159が形成されており、冷却水経路159には冷却水を供給する冷却水配管160が接続され、冷却水配管160は昇降シャフト150の上端から昇降シャフト150の中空部を通っている。
昇降基板152の上面には、シールキャップ219が気密に設けられる。昇降モータ148を駆動し、ボール螺子144を回転することで昇降台149、昇降シャフト150を介して駆動部収納ケース154を上昇させる。
昇降台149の上死点近傍でシールキャップ219が処理炉202の開口部である炉口161を閉塞し、ウエハ処理が可能な状態とする。ウエハ処理が完了すると、昇降モータ148が駆動されて、ボート217が降下され、ウエハを外部に搬出できる状態となる。
次に、本実施例の基板処理装置である減圧CVD装置の処理炉の詳細を図3、図4を参照して説明する。
図3、4に示すように、処理炉202は、アウタチューブ205とインナチューブ204よりなる反応管と、ガス排気管231と、ガス供給管232と、マニホールド(インレットアダプタ)209と、マニホールド(インレットアダプタ)209の下端部(炉口161)を蓋し処理室201を密閉するシールキャップ219と、シールキャップ219上に設けられウエハ200を垂直方向に多段に搭載するウエハ搭載体としてのボート217を回転する回転機構156と、図示しないヒータ素線と断熱部材より有しウエハ200を加熱するヒータ207等を備えている。
この処理炉202の構成において、処理ガスは、第1のガス供給源180、第2のガス供給源181および第3のガス供給源182から供給され、ガス流量制御手段としてのMFC(マスフローコントローラー)183、MFC184およびMFC185でその流量がそれぞれ制御された後、バルブ177、178、179をそれぞれ介して一本のガス供給管232より処理室201の下部から導入される。その後、インナチューブ204内を上昇し、その後、アウタチューブ205とインナチューブ204との間の隙間を通って、ガス排気管231に接続された排気手段(例えば真空ポンプ246)により、処理室201から排気される。なお、ガス供給管232にはバルブ176が設けられ、ガス排気管231にはバルブ175が設けられている。
マニホールド(インレットアダプタ)209は、筒301とその上下に取り付けられたフランジ302、303とを備えている。上側のフランジ302とアウターチューブ205のフランジ351との間にはOリング340が設けられ、下側のフランジ303とシールキャップ219との間にはOリング341が設けられている。マニホールド(インレットアダプタ)209の冷却水経路159は、冷却水経路311、冷却水経路312および冷却水経路313を備えている。上側のフランジ302には冷却水経路311が設けられ、筒301には冷却水経路313が設けられ、下側のフランジ303には冷却水経路312が設けられている。冷却水経路311には冷却水導入経路321と冷却水排出経路331が接続され、冷却水が冷却水導入経路321から供給され、冷却水経路311を経由して冷却水排出経路331から排出される。冷却水経路312には冷却水導入経路322と冷却水排出経路332が接続され、冷却水が冷却水導入経路322から供給され、冷却水経路312を経由して冷却水排出経路332から排出される。冷却水経路313には冷却水導入経路323と冷却水排出経路333が接続され、冷却水が冷却水導入経路323から供給され、冷却水経路313を経由して冷却水排出経路333から排出される。冷却水経路311、312、313によりマニホールド(インレットアダプタ)209が冷却され、それによってOリング340、341の温度上昇が抑えられている。なお、マニホールド(インレットアダプタ)209は、ステンレス(SUS304、SUS316L)、ハステロイ等の金属で構成されている。
なお、ヒータ207、回転機構156、MFC183、184、185、バルブ175、176、177、178、179、昇降モータ148、ロードロックドア123、ゲートバルブ244、後述するバルブ361〜364等は制御装置162によって制御され、ウエハ200を搭載したボート217の処理室201とローロック室102との間の昇降、ゲートバルブ244やロードロックドア123の開閉、処理炉202内の温度制御、処理室201内への処理ガスの供給および処理室201の排気、ロードロック室102への不活性ガスとしての窒素ガスの供給、ロードロック室102の排気、マニホールド(インレットアダプタ)209の冷却水経路159への冷却水の供給および停止等が制御装置162によって制御される。
次に、本実施例の基板処理装置である減圧CVD装置における半導体ウエハ200の処理の一例として、半導体シリコンウエハにSiHCl、HClおよびHを用いてエピタキシャルSi膜を成膜する場合を説明する。
図示しない外部搬送装置から搬送されたカセット100は、カセットステージ105に載置され、カセットステージ105でカセット100の姿勢を90°変換され、更に、カセットエレベータ115の昇降動作、横行動作及び、カセット移載機114の進退動作の協働によりカセット棚109又は、バッファカセット棚110に搬送される。
ウエハ移載機112によりカセット棚109からボート217へウエハ200が移載される。ボート217へウエハ200を移載する準備として、ボート217がボートエレベータ121により降下され、ゲートバルブ244により処理室201が閉塞され、更にロードロック室102の内部にパージノズル234から窒素ガスのパージガスが導入される。ロードロック室102が大気圧に復圧された後、ロードロックドア123が開かれる。
水平スライド機構122はカセット棚109を水平移動させ、移載の対象となるカセット100をウエハ移載機112に対峙する様に位置決めする。ウエハ移載機112は昇降動作、回転動作の協働によりウエハ200をカセット100よりボート217へと移載する。ウエハ200の移載はいくつかのカセット100に対して行われ、ボート217へ所定枚数ウエハの移載が完了した後、ロードロックドア123が閉じられ、ロードロック室102が排気管236を介して真空引きされる。
真空引き完了後にガスパージノズル234より窒素ガスが導入され、ロードロック室102内部が窒素ガスにより大気圧に復圧されるとゲートバルブ244が開かれ、昇降モータ148を駆動することによりボートエレベータ121によりボート217が処理室201内に挿入され、シールキャップ219により処理炉202の開口部である炉口161を閉塞することによって処理室201を閉塞する。ボート217を処理室201内に挿入する際には、処理室201内の温度は200℃に保たれている。ロードロック室102は、ウエハ200の処理が終了して再びボート217がロードロック室102に下降してくるまでは窒素ガスによりほぼ大気圧に保たれている。
次に、排気バルブ175を開けて、処理室201内の雰囲気を排気し、処理室201の圧力を0.1Pa程度に減圧する。そして、制御装置162によりヒータ207を制御し、処理室201内の温度、ひいてはウエハ200の温度を750℃に維持する。その後、回転機構156が駆動してボート217を所定の回転数で回転する。
第1のガス供給源180、第2のガス供給源181、第3のガス供給源182には、処理ガスとして、SiHCl、HClおよびHがそれぞれ封入されており、それぞれの流量はMFC183、MFC184、MFC185によってそれぞれ制御される。ガス供給管を開閉するバルブ177,178,178を開き、バルブ176を開いて、処理ガスをガス供給管232を通じて、処理室201に供給し、一方では、ガス排気管236によって排気することによって処理室201内の圧力を100Paに保って、減圧CVD法により、ウエハ200にエピタキシャルSi膜を成膜する。
処理室201内でウエハ200に所定の成膜処理がなされた後、処理室201内をパージガスとしての窒素ガスで置換する。すなわち、成膜後、(1)処理室201内を0.1Pa程度までガス排気管231を介して減圧し、その後窒素ガス(N)をガス供給管232より処理室201内が30Pa程度になるまで流して処理室201内をパージし、その後、(2)窒素ガスを止めて、再度処理室201内を0.1Pa程度までガス排気管231を介して減圧し、その後窒素ガスをガス供給管232より処理室201内が30Pa程度になるまで流して処理室201内をパージする。この(1)、(2)の操作をパージ3min、減圧3minで4回繰り返す。その後ガス供給管232より窒素ガスを処理室201内に導入し、窒素ガスで処理室201内をほぼ大気圧まで戻す。なお、ロードロック室102は、上述のとおり、窒素ガスによりほぼ大気圧に保たれている。
この状態で、昇降モータ148を駆動することによりボートエレベータ121によりウウエハ200を搭載したボート217が処理室201からロードロック室102内に下降し、ゲートバルブ244が閉じられる。
その後、排気管236を介してロードロック室102内を10Torr以下まで真空引きし、その後、窒素ガスをパージノズル234より処理室201内に導入してロードロック室102内を大気圧まで窒素ガスで戻す。
その後、ロードロックドア123を開き、処理後のウエハ200は上記した操作の逆の手順によりボート217からカセット棚109を経てカセットステージ105に移載され、図示しない外部搬送装置により搬出される。
例えば、Si、あるいはSiGe等のエピタキシャルCVDの場合には、マニホールド(インレットアダプタ)209と反応管205との間に設置されるOリング340、マニホールド(インレットアダプタ)209とガス供給管232およびガス排気管231との接続部にそれぞれ設置されるOリング(図示せず)がヒータ207によって加熱されるため、これらのOリングから脱ガス(酸素、フッ素、炭素等)が生じ、それによってエピタキシャル膜の膜質劣化を引き起こすため大きな問題となる。そこで、図3、図4に示すように、マニホールド(インレットアダプタ)209に冷却水径路159を設け、冷却水を流してOリングの温度上昇を抑制し、脱ガスを抑える構造としている。
しかしながら、成膜ガスとして、SiHCl、HCl等を用いた場合、マニホールド(インレットアダプタ)209が水冷されて温度が低くなっているため、SiHCl、HCl等が再液化するという問題や、塩化シランポリマ等の副生成物が付着し易いと言う問題がある。液化したSiHCl、HClや、塩化シランポリマ等は、水分と反応すると金属を腐食させ、ウエハの金属汚染の原因となり、その結果、エピタキシャル膜の膜質劣化を引き起こしてしまう。
そこで、本実施例では、ウエハ200が処理室201内に設置されている場合は、図5に示すように、バルブ361を開きマニホールド(インレットアダプタ)209に冷却水を流しOリングからの脱ガスを抑制する。成膜処理が終了し、ウエハ200が処理室201外に出された後には、バルブ361を閉じ、バルブ362を開けてマニホールド(インレットアダプタ)209内の冷却水を空気、あるいはN等の気体で押出し、水冷を止める。冷却水が止まることにより上部のヒータ207の熱影響でマニホールド(インレットアダプタ)209の温度も上昇し、付着したSiHCl、HClや塩化シランポリマを気化して排気することができる。
なお、装置構成、条件によってマニホールド(インレットアダプタ)209の温度がヒータ207の影響のみで上がらない場合は、別途マニホールド(インレットアダプタ)209の周囲にヒータを設け、バルブ361、362と連動して加熱する事も有効である。
また、設備の関係で冷却水系統に空気、あるいはN等の気体をあまり流す事が望ましくない場合は、図6に示すように、マニホールド(インレットアダプタ)209の二次側にバルブ363、364を設けて冷却水と気体の排気径路を切り換えることもできる。
なお、冷却水を止めることによるマニホールド(インレットアダプタ)209の温度の上昇に伴い、Oリングの温度も上昇するが、ウエハ200が処理室201外にある状態ではOリングの脱ガスは問題にはならない。また、冷却水がマニホールド(インレットアダプタ)209の冷却水経路159に流れず留まっていると、冷却水の温度が上昇し、水蒸気となり、冷却水経路159内が加圧状態となり、安全面で問題があるので、マニホールド(インレットアダプタ)209の冷却水経路159内の冷却水を空気、あるいはN等の気体で押出すようにしている。
本実施例の冷却水系統を実施する事により、Oリングからの脱ガスを抑え、かつ金属汚染を抑制した高清浄雰囲気での成膜が可能である。
なお、従来技術では図7に示すように常時冷却水を流してマニホールド(インレットアダプタ)209インレットアダプタを冷却していたので、SiHCl、HCl等が再液化するという問題や、塩化シランポリマ等の副生成物が付着し易すく、液化したSiHCl、HClや、塩化シランポリマ等が、水分と反応して金属を腐食させ、ウエハの金属汚染の原因となり、その結果、エピタキシャル膜の膜質劣化を引き起こしてしまうという問題があった。
本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置を説明するための概略斜視図である。 本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置を説明するための概略構造縦断面図である。 本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉を説明するための概略構造縦断面図である。 本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉を説明するための概略構造部分縦断面図である。 本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉の冷却水系統図である。 本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉の冷却水系統図である。 従来の減圧CVD装置の処理炉の冷却水系統図である。
符号の説明
100…カセット
101…筐体
102…ロードロック室
109…カセット棚
112…ウエハ移載機
118…クリーンユニット
119…ベローズ
121…ボートエレベータ
123…ロードロックドア
124…搬送制御手段
148…昇降モータ
149…昇降台
159…冷却水経路
161…炉口
162…制御装置
175…排気バルブ
176、177、178、179、186、235、237…バルブ
183、184、185、188…MFC
180…第1のガス供給源
181…第2のガス供給源
182…第3のガス供給源
200…ウエハ
201…処理室
202…処理炉
204…インナチューブ
205…アウターチューブ
207…ヒータ
209…マニホールド(インレットアダプタ)
217…ボート
219…シールキャップ
231…ガス排気管
232…ガス供給管
236…排気管
244…ゲートバルブ
246…真空ポンプ
301…筒
302、303…フランジ
311、312、313…冷却水経路
321、322、323…冷却水導入経路
331、332、333…冷却水排出経路
340、341…Oリング
351…フランジ
361〜364…バルブ

Claims (1)

  1. 基板を加熱する加熱手段と、
    所望の処理ガスが供給され、基板を加熱処理する空間を提供し、基板搬入出口を有する処理室と、
    少なくとも前記搬入出口と搬入出口を塞ぐ蓋体との間に設けられた気密手段を冷却する冷却用流体が流通する冷却経路と、を有した基板処理装置であって、
    前記処理室にて処理された基板を前記処理室から搬出した後、前記冷却経路から冷却用流体を取り除くことを特徴とする基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024062663A1 (ja) * 2022-09-20 2024-03-28 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、ガス供給ユニット、半導体装置の製造方法及びプログラム

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