JP2005277110A - 機器収納用ラック - Google Patents

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Atsushi Nakamoto
篤志 中本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】マウントレールの位置を変更する作業が容易となる機器収納用ラックを提供する。
【解決手段】本体1が上下に相対向する上面板4および下面板5と、上面板4および下面板5間に介在される複数の支柱6とを有する。上面板4および下面板5の両側よりそれぞれ相対向方向に垂直に取付板部7を延出し、取付板部7に水平方向に複数の通孔8を形成している。機器取着用の一対のマウントレール2は、上下端部が取付板部7の内側に配置されて上下端部に螺子孔を有し、取付螺子12を取付板部7の外側より通孔8を通して螺子孔に螺合する。パネルは、本体1の上面板4および下面板5と支柱6との空間に各々取着されて一対のマウントレール2の外側を覆う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、両側のマウントレール間に電子機器を取着した機器収納用ラックに関する。
従来のこの種の機器収納用ラックは(例えば特許文献1参照)、上下に相対向する上面板および下面板を有し、前記上面板および下面板間に介在される複数の支柱を有する本体を備えている。前記上面板および下面板の両側よりそれぞれ相対向方向に垂直に取付板部を延出し、電子機器を取着するための一対のマウントレールの上下端部を前記取付板部に取付板部の内側から螺子により取着している。
特開2003−198164号公報。
機器収納用ラックに電子機器等を実装する場合、本体の外表面を被覆するパネル(扉を含む)を外した状態で、マウントレールに電子機器を取着する工事が行われる。その後、電子機器にケーブルや信号ケーブルが接続され、各種ケーブルの配置を整えた上で、最後にパネルが本体に取付けられる。
ところが、パネルを取付ける段階になって、電子機器の前面とパネルとの空間が狭く、パネルを取付ける(閉じた状態とする)ことができないことに気付き、配線スペースを広くする必要が起こる場合がある。
上述した機器収納用ラックにあっては、マウントレールを各取付板部に重ねて内側から螺子により取着しているので、マウントレールに電子機器を取着した後でマウントレールの位置を変更する際、狭い内部から螺子を外さなければならず、そのためマウントレールの位置を変更する作業が困難であった。
ラック内の機器密集度が上がっている近年、とくに機器を取付けた状態でもマウントレールを移動して配線スペースを広くすることが可能な仕様が求められている。
本発明は、上記課題に鑑みて発明されたものであり、その目的は、マウントレールの位置を変更する作業が容易となる機器収納用ラックを提供することにある。
本発明の機器収納用ラックは、本体が上下に相対向する上面板および下面板と、前記上面板および前記下面板間に介在される複数の支柱とを有する。前記上面板および前記下面板の両側よりそれぞれ相対向方向に垂直に取付板部を延出し、取付板部に水平方向に複数の通孔を形成している。機器取着用の一対のマウントレールは、上下端部が前記取付板部の内側に配置されて上下端部に螺子孔を有し、取付螺子を前記取付板部の外側より前記通孔を通して螺子孔に螺合する。パネルは、前記本体の前記上面板および前記下面板と前記支柱との空間に各々取着されて前記一対のマウントレールの外側を覆う。
上記構成において、前記上面板は、その縁縁部と前記取付板部との間に前記側縁部から垂下した垂下片およびこの垂下片の先端から内側に折曲された受片を有し、前記受片に摺接可能に支持されるガイドを前記マウントレールに設けている。
上記構成において、前記ガイドは、前記マウントレールのスライド方向の両側よりも外方に延出した形状を有する。
本発明の機器収納用ラックによれば、パネルを本体から外して本体の外側から取付螺子を取付板部の通孔に挿通してマウントレールの螺子孔に螺合すると、マウントレールを取付板部に取着することができる。この場合、マウントレールを取付板部に対してスライド移動させてマウントレールを任意の通孔に簡単に取着できる。従って、マウントレールに例えば電子機器を取付けた状態でマウントレールの取付位置を容易に変更させることができる。また取付板部の内側にマウントレールを取着するので、マウントレールの上下方向の長さを十分長く取ることができ、電子機器をより効率良く取着することができる。
また、上面板の受片にマウントレールのガイドを載置し、受片に沿ってマウントレールをスライド移動させることができ、電子機器を取着した状態のマウントレールのスライド移動がスムーズに行える。ガイドが受片に支持されることにより、取付板部の通孔からマウントレールの螺子孔に取付螺子を螺合させたときに、電子機器の荷重が全て螺子に加わるのを防止でき、マウントレールを強固に取着できる。さらにマウントレールの移動がスムーズであることから、通孔と螺子孔との位置合せが容易となる。
さらに、マウントレールのスライド方向の両側よりも外方ガイドを延長させると、マウントレールのスライド方向の両側よりも小さいガイドに比べて、マウントレールをスライドさせる際、マウントレールが安定しふらふらし難く、このためスライドさせ易くなり通孔と螺子孔の位置合わせがし易く作業性が向上する。
本発明の一実施の形態を図1から図6により説明する。すなわち、この機器収納用ラックは、本体1と、一対のマウントレール2と、パネル3を有する。
本体1は、上下に相対向する上面板4および下面板5を有するとともに、上面板4および下面板5間に介在される複数例えば4本の支柱6を有する。上面板4および下面板5は、四角形をなし周縁部が内向きに折り返され、その先端25は相対向方向に垂直に折曲されている。上面板4および下面板5のコーナ部において先端25を含む折返し端部に支柱6の端部を接合している。上面板4の両側は、図5に示すように上面板4の折返しにより、上面板4の側縁部より垂直に垂下した垂下片9および垂下片9の先端より直交方向内側すなわち、水平に折曲された受片10を連続して形成して先端25に繋がっている。下面板5も上面板4と同構成であり、垂下片9に対応して垂直片9′を形成し受片10を連続している。さらに、これらの上面板4および下面板5の受片10に連続して、その先端25より折曲片部26を介して、それぞれ相対向方向に垂直に取付板部7を延出している。各取付板部7は取付板部7に沿って水平方向に複数の通孔8が形成されている。すなわち、通孔8はマウントレール2が橋架される第1の直交方向(図1の上下方向)とマウントレール2に電子機器11を取着する第2の直交方向(図1の横方向)とは異なる第3の直交方向(図1の紙面に垂直な方向)に沿って形成されている。
一対のマウントレール2はその間に電子機器11が取着されるものである。一対のマウントレール2は図6に示すように板状であり、一側片15が相対向方向に延出し、他側片16が相対向方向に延出するとともにマウントレール2の幅方向の外方に折曲された断面L字形をなしている。一側片15に電子機器11を取付ける多数の取付孔17を上下方向に列設し、他側片16も先端側の上下方向に多数の取付孔18を形成している。電子機器11はその前面の両側部および側面が一側片15および他側片16に当接され、取付孔17、18にねじ等により取付けられる。一対のマウントレール2の上下端部に螺子孔13を有し、その上下端部が取付板部2の内側に配置され、取付螺子12を取付板部7の外側より通孔8を通して螺子孔13に螺合され、これによりマウントレール2が取付板部7に取付けられる。
またマウントレール2に、取付板部7の螺子孔13の高さ位置を通孔8に合わせた状態で、受片7に摺接可能に支持されるガイド19を例えば溶接などにより設けている。このガイド19は、図6に示すように、マウントレール2のスライド方向の両側よりも外方まで延出する形状に延出片20が連続して形成されている。
パネル3は一対のマウントレール2の外側で本体1の上面板4および下面板5と支柱6との空間に各々取着される。実施の形態において、パネル3のうち正面には扉3aが配置される。扉3aは上面板4および下面板5の受片10に相当する箇所に軸(図示せず)により支持される。他のパネル3は支柱6に設けたねじ孔22に螺子23により取着される。
組立は、扉3aを含むパネル3の一部または全部を外した状態でマウントレール2を取付板部7の任意の位置の通孔8に取付螺子12で固定し、マウントレール2に電子機器11等を取付け配線を整える。つぎにパネル3および扉3aを本体1に取付ける。パネル3等を取付ける際に配線スペースが足りないことがわかった場合にはパネル3を外し、取付螺子12を外して配線スペースを確保できる位置にマウントレール2を取付板部7に沿ってスライド移動させ、取付螺子12で適当な通孔8に再度マウントレール2を固定した後、パネル3を取付ける。この場合、取付螺子12を本体1の外側から締め緩めすることができるので、作業性がよい。
またマウントレール2のガイド19が受片10に支持されるため、電子機器11の荷重に耐えることができるので、マウントレール2に電子機器11を設置したままマウントレール2を移動することができる。
ガイド19の延出片20をマウントレール2の両側よりも外側に延出しているため、マウントレール2の移動の際にマウントレール2を安定して移動することができ、通孔8に螺子孔13を整合させやすい。
なお、本発明において、ガイド19はマウントレール2の下端部にも設け、受片10に案内させることができる。ガイド19と受片10の間あるいはマウントレール2と取付板部7を有する上面板4および下面板5の間にローラ等の摩擦軽減装置を付けることによりスムースなマウントレール2の移動が可能となる。さらに別部品で摩擦軽減装置付き移動用金具を用意すると、マウントレール2等に組み込むだけのためコスト削減が可能となる。
本発明の一実施の形態のパネルを外した状態の側面図である。 その正面図である。 扉が付いた状態の正面図である。 パネルが付いた状態の側面図である。 図1のA−A線部分断面図である。 (a)は図2のB−B線部分断面図、(b)はその部分平面図である。
符号の説明
1 本体
2 マウントレール
3 パネル
4 上面板
5 下面板
6 支柱
7 取付板部
8 通孔
9 垂下片
10 受片
11 電子機器
12 取付螺子
13 螺子孔
19 ガイド
20 延出片

Claims (3)

  1. 上下に相対向する上面板および下面板を有し、前記上面板および前記下面板間に介在される複数の支柱を有し、さらに前記上面板および前記下面板の両側よりそれぞれ相対向方向に垂直に延出しかつ水平方向に複数の通孔が形成された取付板部を有する本体と、上下端部が前記取付板部の内側に配置されて前記通孔に整合する螺子孔を有する機器取着用の一対のマウントレールと、前記取付板部の外側より前記通孔を通して前記螺子孔に締付けることにより前記マウントレールを前記取付板部に取付ける取付螺子と、前記本体の前記上面板および前記下面板と前記支柱との空間に各々取着されて前記一対のマウントレールの外側を覆うパネルとを備えた機器収納用ラック。
  2. 前記上面板は、その縁縁部と前記取付板部との間に前記側縁部から垂下した垂下片およびこの垂下片の先端から内側に折曲された受片を有し、前記受片に摺接可能に支持されるガイドを前記マウントレールに設けた請求項1記載の機器収納用ラック。
  3. 前記ガイドは、前記マウントレールのスライド方向の両側よりも外方に延出した形状を有する請求項2記載の機器収納用ラック。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109219301A (zh) * 2017-06-29 2019-01-15 保时捷股份公司 紧固系统和方法、组件支撑件以及电力电子装置

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