JP2005276163A - 画像仕分支援装置、その方法およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンピュータの表示部の表示画面上で、あたかもプリントアウトされた写真を机の上に広げて仕分作業を行わせるのと同じ感覚で、ユーザに画像(写真)の仕分を行わせることができる画像仕分支援装置、その方法およびそのプログラムを提供する。
【解決手段】 画像仕分支援装置1は、表示部の表示画面上に割り当てた仕分ビュー内に、元画像を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させ、当該サムネイル画像に対して、選択操作、移動操作または複写操作させることで、元画像の仕分作業を支援するものであって、元画像記憶手段12と、属性記憶手段13と、仕分ウィンドウ割当手段14と、仕分ビュー割当手段15と、読出し手段17と、サムネイル画像形成手段18と、ビュー画像形成手段20と、ビュー画像嵌め込み手段22と、フレーム画像形成手段23と、フレーム記憶手段24と、表示手段26と、仕分操作手段27とを備えた。
【選択図】 図2
【解決手段】 画像仕分支援装置1は、表示部の表示画面上に割り当てた仕分ビュー内に、元画像を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させ、当該サムネイル画像に対して、選択操作、移動操作または複写操作させることで、元画像の仕分作業を支援するものであって、元画像記憶手段12と、属性記憶手段13と、仕分ウィンドウ割当手段14と、仕分ビュー割当手段15と、読出し手段17と、サムネイル画像形成手段18と、ビュー画像形成手段20と、ビュー画像嵌め込み手段22と、フレーム画像形成手段23と、フレーム記憶手段24と、表示手段26と、仕分操作手段27とを備えた。
【選択図】 図2
Description
本発明は、あたかもプリントアウトされた写真を机の上に広げて仕分作業を行わせるのと同じ感覚で、コンピュータ表示画面上で、ユーザに画像(写真)の仕分を行わせるための画像仕分支援装置、その方法およびそのプログラムに関する。
近年、インターネットを介した通信、また、デジタルカメラやスキャナの普及により、デジタルデータの画像が大量に収集されるようになってきた。そのため、それらで得た画像を、パーソナルコンピュータ(PC(Personal Computer))などのコンピュータ上で容易に閲覧・観賞するための装置やプログラムが開発されてきている。例えば、PCでは、それらで得た画像を表示させる画像表示プログラムのインストールおよび実行により、各種リムーバブルメディア(Removable Media)やハードディスク(HD(Hard Disk))等の記憶媒体内に記憶された画像を表示させている。画像表示プログラムとしては、元画像を、所定の表示率で縮小したサムネイル画像としてマトリックス状に並べて表示画面上に一覧表示させて、ユーザに閲覧・観賞させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図15は、従来の一覧表示の画面の例を示す図である。この画面では、ウィンドウ500内に画像一覧領域501が割り当てられている。この画像一覧領域501は、複数のサムネイル画像502(502a,502b,502c,…)を表示させる領域である。サムネイル画像502は、元画像を予め決められたサイズに変更(縮小)したものであり、m行n列に規則的に配置されている。ここでは、列を一定(4列)とし、サムネイル画像502の枚数に応じて行数を変化させるようになっている。また、画像一覧領域501の右側には、スクロールボタン503が割り当てられている。このスクロールボタン503は、ウィンドウ500内で画像一覧領域501を上下させ、画像一覧領域501内に表示されているサムネイル画像502をユーザに閲覧・観賞させるものである。つまり、サムネイル画像502の枚数が多い場合には、スクロールボタン503により画像一覧領域501をスクロールさせて閲覧させるようにするものである。
したがって、この画像一覧領域501では、サムネイル画像502の大きさ、配置位置等のレイアウトは予め設定されているため、スクロールボタン503により画像一覧領域501をウィンドウ500内で上下させて、サムネイル画像502を一覧表示させるようになっている。
特開2000−261749号公報([0039]〜[0042]、図5)
ところで、ユーザは、デジタルデータの画像を大量に収集すると、単にサムネイル画像として一覧表示させるだけでなく、画像を仕分して、画像の整理を行いたくなる。一般に、仕分作業は、画像のアイコンを表示画面上に表示させて、画像のアイコンを選択させ、画像のアイコンを移動または複写させることによって行われる。しかし、このようにアイコンによる仕分作業では、画像を見ながら行えないため、特許文献1に記載の一覧表示の場合に、サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行える機能を付加したソフトウェアも知られている。
例えば、フォトレタッチソフトと総称される画像編集用ソフトウェアでは、特許文献1に記載のように一覧表示がされ、編集対象の画像を選択して、編集領域に画像を読み込ませるようになっているが、スクロールボタンによってサムネイル画像を閲覧しなければならないため、ユーザは全体を一度に把握することができず、仕分感覚が損なわれてしまい、複数の画像をグループ化させるように仕分けさせるのには適していない。
そこで、本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、コンピュータの表示部の表示画面上で、あたかもプリントアウトされた写真を机の上に広げて仕分作業を行わせるのと同じ感覚で、ユーザに画像(写真)の仕分を行わせることができる画像仕分支援装置、その方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載の画像仕分支援装置は、表示部の表示画面上に仕分ウィンドウを割り当て、当該仕分ウィンドウ内に割り当てられた仕分ビュー内に、元画像を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させ、当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作させることで、元画像の仕分作業を支援する画像仕分支援装置であって、元画像記憶手段と、属性記憶手段と、仕分ウィンドウ割当手段と、仕分ビュー割当手段と、読出し手段と、サムネイル画像形成手段と、ビュー画像形成手段と、ビュー画像嵌め込み手段と、フレーム画像形成手段と、フレーム記憶手段と、表示手段と、仕分操作手段とを備えている構成とした。
かかる構成によれば、画像仕分支援装置は、元画像記憶手段によって、仕分対象の元画像を記憶部に記憶させ、属性記憶手段によって、前記記憶部に記憶されている元画像の属性を属性データベースとして前記記憶部に記憶させておく。
また、画像仕分支援装置は、仕分ウィンドウ割当手段によって、前記表示部の表示画面上に表示するためのフレーム画像の一部または全部に仕分ウィンドウを割り当て、仕分ビュー割当手段によって、前記仕分ウィンドウ割当手段によって割り当てられた当該仕分ウィンドウ内に、当該サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てておく。
また、画像仕分支援装置は、仕分ウィンドウ割当手段によって、前記表示部の表示画面上に表示するためのフレーム画像の一部または全部に仕分ウィンドウを割り当て、仕分ビュー割当手段によって、前記仕分ウィンドウ割当手段によって割り当てられた当該仕分ウィンドウ内に、当該サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てておく。
続いて、画像仕分支援装置は、フレーム画像形成手段によって、前記仕分ウィンドウ割当手段によって割り当てられる当該仕分ウィンドウを含むフレーム毎のフレーム画像を形成すると、フレーム記憶手段によって、当該フレーム画像をフレーム記憶部に一時記憶し、表示手段によって、前記フレーム記憶部に一時記憶された当該フレーム画像を前記表示部の表示画面上に表示させる。
そして、画像仕分支援装置は、読出し手段によって、当該仕分対象の元画像および当該元画像の属性を前記記憶部から読み出すと、サムネイル画像形成手段によって、前記読出し手段により読み出された当該元画像を所定の表示率のサムネイル画像として形成する。
そして、画像仕分支援装置は、読出し手段によって、当該仕分対象の元画像および当該元画像の属性を前記記憶部から読み出すと、サムネイル画像形成手段によって、前記読出し手段により読み出された当該元画像を所定の表示率のサムネイル画像として形成する。
次に、画像仕分支援装置は、ビュー画像形成手段によって、当該元画像の属性に基づいて当該サムネイル画像を当該仕分ビュー内に一覧配置するためのビュー画像を形成する。そして、画像仕分支援装置は、ビュー画像嵌め込み手段によって、当該ビュー画像を当該仕分ビュー内に嵌め込む。
最後に、画像仕分支援装置は、仕分操作手段によって、当該仕分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行う。
最後に、画像仕分支援装置は、仕分操作手段によって、当該仕分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行う。
なお、選択操作は、ポインティングデバイスのポインタがサムネイル画像上にあるときに、ポインティングデバイスを操作することによって、選択させることができる。例えば、ペンデバイスの場合にはタップさせ、マウスの場合には左クリックさせることによって行うことができる。また、複数のサムネイル画像を同時に選択させる場合には、複数のサムネイル画像を囲むようにポインタによって範囲指定を行うようにすればよい。範囲指定は、ポインティングデバイスを操作することによって、矩形枠で指定させることで行える。
また、請求項2に記載の画像仕分支援装置は、請求項1に記載の画像仕分支援装置において、振分ビュー割当手段と、嵌め込み先決定手段とを備えている構成とした。
かかる構成によれば、画像仕分支援装置は、振分ビュー割当手段によって、当該仕分ビューに表示されている当該サムネイル画像の振分先である振分ビューを当該仕分ウィンドウ内に割り当て、嵌め込み先決定手段によって、前記ビュー画像形成手段によって形成された当該ビュー画像を、当該仕分ビューまたは当該振分ビューのいずれに嵌め込むかを決定する。そして、画像仕分支援装置は、前記ビュー画像嵌め込み手段によって、当該ビュー画像を、前記嵌め込み先決定手段の決定にしたがい当該仕分ビューまたは当該振分ビューのいずれかに嵌め込み、前記仕分操作手段によって、当該仕分ビューおよび当該振分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行うとともに、当該仕分ビューから当該振分ビューに移動操作または複写操作を行うようにする。
かかる構成によれば、画像仕分支援装置は、振分ビュー割当手段によって、当該仕分ビューに表示されている当該サムネイル画像の振分先である振分ビューを当該仕分ウィンドウ内に割り当て、嵌め込み先決定手段によって、前記ビュー画像形成手段によって形成された当該ビュー画像を、当該仕分ビューまたは当該振分ビューのいずれに嵌め込むかを決定する。そして、画像仕分支援装置は、前記ビュー画像嵌め込み手段によって、当該ビュー画像を、前記嵌め込み先決定手段の決定にしたがい当該仕分ビューまたは当該振分ビューのいずれかに嵌め込み、前記仕分操作手段によって、当該仕分ビューおよび当該振分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行うとともに、当該仕分ビューから当該振分ビューに移動操作または複写操作を行うようにする。
また、請求項3に記載の画像仕分支援装置は、請求項1または請求項2に記載の画像仕分支援装置において、登録手段を備えている構成とした。
かかる構成によれば、画像仕分支援装置は、登録手段によって、前記元画像記憶手段によって前記記憶部に元画像を記憶させ、前記属性記憶手段によって前記記憶部に属性を属性データベースとして記憶させるとともに、前記ビュー画像形成手段によって、当該元画像の全体を、当該仕分ビューに表示させている当該ビュー画像の任意の位置に配置した新たなビュー画像を形成させて、当該新たなビュー画像を当該仕分ビューとして表示させるようにする。
かかる構成によれば、画像仕分支援装置は、登録手段によって、前記元画像記憶手段によって前記記憶部に元画像を記憶させ、前記属性記憶手段によって前記記憶部に属性を属性データベースとして記憶させるとともに、前記ビュー画像形成手段によって、当該元画像の全体を、当該仕分ビューに表示させている当該ビュー画像の任意の位置に配置した新たなビュー画像を形成させて、当該新たなビュー画像を当該仕分ビューとして表示させるようにする。
また、請求項4に記載の画像仕分支援装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像仕分支援装置において、グループ化手段を備えている構成とした。
かかる構成によれば、画像仕分支援装置は、グループ化手段によって、前記仕分操作手段の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作によって仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を、一つのグループとして出力させる。なお、ここで、出力される元画像群は、ユーザが指定する特定のフォルダやメディア等の仕分先に複写される。また、元画像は、振分先に複写するのではなく移動させて記憶部から削除するようにしてもよい。
かかる構成によれば、画像仕分支援装置は、グループ化手段によって、前記仕分操作手段の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作によって仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を、一つのグループとして出力させる。なお、ここで、出力される元画像群は、ユーザが指定する特定のフォルダやメディア等の仕分先に複写される。また、元画像は、振分先に複写するのではなく移動させて記憶部から削除するようにしてもよい。
また、請求項5に記載の画像仕分支援装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像仕分支援装置において、前記仕分操作手段が、位置検出手段と、移動距離計算手段と、スライド操作手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、画像仕分支援装置は、位置検出手段によって、仕分操作手段による選択操作により、選択されたサムネイル画像上の位置、すなわち、サムネイル画像を選択するポインティングデバイスのポインタがサムネイル画像上にある場合に、表示部の表示画面における位置を所定時間ごとに検出すると共に、サムネイル画像の移動操作が解除されたときのサムネイル画像の位置を検出する。つまり、表示部の表示画面をxy平面とした場合における座標点を、所定時間の間隔で検出する。
そして、画像仕分支援装置は、移動距離計算手段によって、位置検出手段で検出された位置に基づいて、サムネイル画像が移動された移動距離を計算する。つまり、この移動距離計算手段は、ポインティングデバイスのポインタがサムネイル画像上にある場合には、所定時間ごとの移動距離、つまり、現在の位置(地点)と所定時間前の位置(地点)とを用いて、2点間の距離を、サムネイル画像が移動された移動距離として計算している。そして、画像仕分支援装置は、スライド操作手段によって、前記選択操作によって選択されて移動中のサムネイル画像の移動操作が解除されたときに位置検出手段で検出した位置と、この位置を検出する直前に検出した位置と、移動距離計算手段で計算された移動距離と、予め設定した係数とに基づいて、仕分ビュー内をスライドするように、当該サムネイル画像を表示部に表示させる。つまり、このスライド操作手段は、移動操作が解除されたときに検出した位置と、この位置を検出する直前に検出した位置とを用いて、直前に検出した位置を始点、移動操作が解除されたときに検出した位置を終点とする線分の延長上にサムネイル画像をスライドさせる方向を決定し、移動距離計算手段で計算された移動距離と、予め設定した係数とに基づいて、仕分ビュー内をスライドさせる距離を決定する。例えば、サムネイル画像を写真に見立てて、机の上で複数の写真を仕分ける場合を想定すると、移動操作が解除されたときに検出した位置と直前に検出した位置とから決定された方向が写真を放り投げる方向に相当し、計算された移動距離が写真を放り投げた際に飛んでいく距離に相当し、予め設定した係数が写真を放り投げた際の慣性量および写真と机との摩擦係数に相当することになる。
さらに、請求項6に記載の画像仕分支援方法は、表示部の表示画面上に仕分ウィンドウを割り当て、当該仕分ウィンドウ内に割り当てられた仕分ビュー内に、元画像を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させ、当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作させることで、元画像の仕分作業を支援する画像仕分支援方法であって、仕分ウィンドウ割当ステップと、仕分ビュー割当ステップと、サムネイル画像形成ステップと、ビュー画像形成ステップと、ビュー画像嵌め込みステップと、フレーム画像形成ステップと、フレーム記憶ステップと、表示ステップと、仕分操作ステップとを含んでいることを特徴とする。
この手順によれば、画像仕分支援方法は、仕分ウィンドウ割当ステップによって、前記表示部の表示画面上に表示するためのフレーム画像の一部または全部に仕分ウィンドウを割り当てて、仕分ビュー割当ステップによって、前記仕分ウィンドウ割当ステップにおいて割り当てられた当該仕分ウィンドウ内に、サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てておく。
さらに、画像仕分支援方法は、読出しステップによって、仕分対象の元画像および当該元画像の属性を記憶部から読み出させ、サムネイル画像形成ステップによって、前記読出しステップで読み出された当該元画像を所定の表示率のサムネイル画像として形成する。
続いて、画像仕分支援方法は、ビュー画像形成ステップによって、前記元画像の属性に基づいて当該サムネイル画像を当該仕分ビュー内に一覧配置するためのビュー画像を形成すると、ビュー画像嵌め込みステップによって、当該ビュー画像を当該仕分ビュー内に嵌め込む。
さらに、画像仕分支援方法は、読出しステップによって、仕分対象の元画像および当該元画像の属性を記憶部から読み出させ、サムネイル画像形成ステップによって、前記読出しステップで読み出された当該元画像を所定の表示率のサムネイル画像として形成する。
続いて、画像仕分支援方法は、ビュー画像形成ステップによって、前記元画像の属性に基づいて当該サムネイル画像を当該仕分ビュー内に一覧配置するためのビュー画像を形成すると、ビュー画像嵌め込みステップによって、当該ビュー画像を当該仕分ビュー内に嵌め込む。
そして、画像仕分支援方法は、フレーム画像形成ステップによって、前記仕分ウィンドウ割当ステップによって割り当てられる当該仕分ウィンドウを含むフレーム毎のフレーム画像を形成し、フレーム記憶ステップによって、当該フレーム画像をフレーム記憶部に一時記憶し、表示ステップによって、前記フレーム記憶部に一時記憶されたフレーム画像を前記表示部の表示画面上に表示させる。
さらに、画像仕分支援方法は、仕分操作ステップによって、当該仕分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行う。
なお、画像仕分支援方法は、コンピュータを、前記仕分操作手段の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作によって仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を一つのグループとして出力させるグループ化ステップを含んでいる手順としてもよい。
さらに、画像仕分支援方法は、仕分操作ステップによって、当該仕分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行う。
なお、画像仕分支援方法は、コンピュータを、前記仕分操作手段の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作によって仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を一つのグループとして出力させるグループ化ステップを含んでいる手順としてもよい。
また、請求項7に記載の画像仕分支援プログラムは、表示部の表示画面上に仕分ウィンドウを割り当て、当該仕分ウィンドウ内に割り当てられた仕分ビュー内に、元画像を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させ、当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作させることで、元画像の仕分作業を支援するために、コンピュータを、元画像記憶手段、属性記憶手段、仕分ウィンドウ割当手段、仕分ビュー割当手段、読出し手段、サムネイル画像形成手段、ビュー画像形成手段、ビュー画像嵌め込み手段、仕分操作手段として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、画像仕分支援プログラムは、元画像記憶手段によって、仕分対象の元画像を記憶部に記憶し、属性記憶手段によって、前記記憶部に記憶されている当該元画像の属性を属性データベースとして前記記憶部に記憶しておく。
また、画像仕分支援プログラムは、仕分ウィンドウ割当手段によって、前記表示部の表示画面上に表示するためのフレーム画像の一部または全部に仕分ウィンドウを割り当て、仕分ビュー割当手段によって、前記仕分ウィンドウ割当手段によって割り当てられた当該仕分ウィンドウ内に、当該サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てておく。
また、画像仕分支援プログラムは、仕分ウィンドウ割当手段によって、前記表示部の表示画面上に表示するためのフレーム画像の一部または全部に仕分ウィンドウを割り当て、仕分ビュー割当手段によって、前記仕分ウィンドウ割当手段によって割り当てられた当該仕分ウィンドウ内に、当該サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てておく。
そして、画像仕分支援プログラムは、読出し手段によって、当該仕分対象の元画像および当該元画像の属性を前記記憶部から読み出し、サムネイル画像形成手段によって、前記読出し手段により読み出された当該元画像を所定の表示率のサムネイル画像として形成する。続いて、画像仕分支援プログラムは、ビュー画像形成手段によって、当該元画像の属性に基づいて当該サムネイル画像を当該仕分ビュー内に一覧配置するためのビュー画像を形成し、ビュー画像嵌め込み手段によって、当該ビュー画像を当該仕分ビュー内に嵌め込む。
なお、画像仕分支援プログラムは、この画像仕分支援プログラムと協働するフレーム画像形成手段、フレーム記憶手段、表示手段としてのプログラムによって、仕分ウィンドウ割当手段によって割り当てられる仕分ウィンドウを含むフレーム毎のフレーム画像を形成し(フレーム画像形成手段)、当該フレーム画像をフレーム記憶部に一時記憶し(フレーム記憶手段)、前記フレーム記憶部に一時記憶されたフレーム毎の画像を前記表示部の表示画面上に表示させる(表示手段)。これらフレーム画像形成手段、フレーム記憶手段および表示手段を含むプログラムとしては、オペレーティングシステムがあるが、画像仕分支援プログラム自体に組み込んだものでも、また、独立したプログラムとしてもよい。
さらに、画像仕分支援プログラムは、仕分操作手段によって、当該仕分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行う。
なお、画像仕分支援プログラムは、前記仕分操作手段の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作によって仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を一つのグループとして出力させるグループ化手段を備えている構成としてもよい。
なお、画像仕分支援プログラムは、前記仕分操作手段の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作によって仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を一つのグループとして出力させるグループ化手段を備えている構成としてもよい。
請求項1、請求項6または請求項7に記載の発明によれば、仕分ウィンドウ内に割り当てられた仕分ビュー内に、元画像のサムネイル画像を一覧配置して形成されたビュー画像を嵌め込んで、表示画面上に表示させ、仕分ビュー内のサムネイル画像に対して、ユーザに選択操作・移動操作・複写操作を行わせて、仕分を行わせることができる。これによって、従来のようにスクロールバーによらなくても仕分ビュー内に一度に画像が一覧表示されるため、ユーザが、一度に画像を感覚的に把握して仕分ビュー内のサムネイル画像に対して仕分作業を行うことによって、あたかもプリントアウトされた写真を机(仕分ビュー)の上に広げて仕分作業を行うのと同じ感覚で、画像(写真)の仕分を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、仕分ウィンドウ内に仕分ビューとともに振分ビューを表示させることが可能になる。これによって、画像仕分支援装置は、仕分ビュー内に表示されたサムネイル画像に対する選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作にしたがって、振分ビューにサムネイル画像を移動または複写させることができるようになる。そのため、ユーザは、画像仕分支援装置によって、仕分ビュー内に表示されたサムネイル画像を振分ビューに移動または複写させることができるため、あたかもプリントアウトされた写真を机の上に広げて仕分作業を行わせるとともに、また、あたかもファイルや袋のような分類先(振分ビュー)に振分られた写真(画像)を、ファイルや袋から出して机上(仕分ビュー)に広げるのと同じ感覚で、仕分ビューと振分ビューとを入れ替えて表示させることができるようになる。
請求項3に記載の発明によれば、画像仕分支援装置は、元画像の登録の際に、登録対象の元画像のサムネイル画像を仕分ビュー内に表示させるため、ユーザは、元画像を取り込んだことを感覚的に把握することができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像仕分支援装置は、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作によって仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を一つのグループとして出力させるため、仕分・振分された元画像をグループ毎に出力させることができ、元画像の加工・管理の前段階としての仕分作業をユーザに行わせることができる。例えば、元画像の加工・管理には、グループ毎に出力された元画像をプリントアウトする場合がある。
請求項5に記載の発明によれば、移動操作が解除された場合、このときに検出した位置と、この位置を検出する直前に検出した位置と、移動距離と、予め設定した係数とに基づいて、サムネイル画像を仕分ビュー内をスライドするように表示させることができ、その結果、ユーザは、あたかも実際の写真を仕分けしているような感覚を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[画像仕分支援装置の外観構成]
まず、図1を参照して、画像仕分支援装置1の外観構成について説明する。図1は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置の外観を示す斜視図である。この画像仕分支援装置1は、上蓋体2と下蓋体3とで箱型の筐体を形成している。上蓋体2の側面には、記憶媒体40の差込口4を形成してある。また、上蓋体2の上面には、表示部5が配されている。この表示部5は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成される。この表示部5には、透明な電極を配した図示しないタッチパネル(入力部50(図2参照))が露出面側に重ねて配されており、表示部5とタッチパネル(入力部50(図2参照))とによりタッチスクリーンが構成される。このタッチスクリーンは、ペンデバイス51や指で触れられると、その触れられた位置の電極が導通し、該当する座標への入力情報が図示しないIC(Integrated Circuit)チップなどの電子部品に送られる。
[画像仕分支援装置の外観構成]
まず、図1を参照して、画像仕分支援装置1の外観構成について説明する。図1は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置の外観を示す斜視図である。この画像仕分支援装置1は、上蓋体2と下蓋体3とで箱型の筐体を形成している。上蓋体2の側面には、記憶媒体40の差込口4を形成してある。また、上蓋体2の上面には、表示部5が配されている。この表示部5は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成される。この表示部5には、透明な電極を配した図示しないタッチパネル(入力部50(図2参照))が露出面側に重ねて配されており、表示部5とタッチパネル(入力部50(図2参照))とによりタッチスクリーンが構成される。このタッチスクリーンは、ペンデバイス51や指で触れられると、その触れられた位置の電極が導通し、該当する座標への入力情報が図示しないIC(Integrated Circuit)チップなどの電子部品に送られる。
また、画像仕分支援装置1は、有線のLAN(Local Area Network)に接続するための端子や無線のLANに接続するためのアンテナなどのインタフェースを備え、そのインタフェースを介してインターネット等のネットワークに接続し、ネットワーク上から画像をダウンロードするようにしてもよい。
さらに、この筐体内には、表示部5の下側に図示しないプリント配線板が内蔵されており、表示部5を電気的に接続するとともに、図示しないICチップや図示しない記憶媒体リーダ・ライタを電気的に接続して搭載してある。また、プリント配線板に電気的に接続されて搭載される図示しない外部電源接続端子が上蓋体2の側面から露出し、家庭用電源などの外部電源から電力の供給が可能になっている。
さらに、この筐体内には、前記プリント配線板に電気的に接続される電池パックが内蔵されており、外部電源からの電力の供給がない場合でも前記ICチップなどの電子部品に電力を供給可能になっている。
さらに、この筐体内には、前記プリント配線板に電気的に接続される電池パックが内蔵されており、外部電源からの電力の供給がない場合でも前記ICチップなどの電子部品に電力を供給可能になっている。
この画像仕分支援装置1は、表示部5の表示画面上に仕分ウィンドウを割り当て、当該仕分ウィンドウ内に割り当てられた仕分ビュー内に、元画像を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させ、当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作させる装置である。そのため、画像仕分支援装置1では、記憶媒体40から読み込まれた画像のサムネイル画像を表示部5の表示画面上に一覧表示させて、その表示画面上をペンデバイス51でタップさせて、ドラッグ&ドロップなどのポインタ操作によって、表示部5に表示されるサムネイル画像の仕分を行うことができるようになっている。
なお、ペンデバイス51には、スタイラスペンと呼ばれるデバイスがある。このスタイラスペンは、オペレーティングシステムがウィンドウズ(登録商標)CEの場合に、使用されるペンデバイスである。このスタイラスペンでは、マウスのクリック、ダブルクリックに相当する操作が、タップ、ダブルタップと呼ばれている。そこで、本実施形態でも、ペンデバイス51の操作をタップ、ダブルタップの用語を使用して適宜説明することとするが、オペレーティングシステムをウィンドウズ(登録商標)CEに限定するものではない。当然のことながら、このペンデバイス51に代わり、マウス(図示せず)でクリック、ダブルクリック、ドラッグ&ドロップを行ってもよい。この場合、表示部5の表示画面上に、マウスの指示位置を示すポインタが表示されることになる。
[画像仕分支援装置の詳細]
次に、本発明に係る画像仕分支援装置についてさらに詳細に説明する。
(画像仕分支援装置の構成)
まず、図2を参照(適宜図1参照)して、実施の形態に係る画像仕分支援装置の構成について説明する。図2は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置の機能構成を説明する機能のブロック図である。ここでは、画像仕分支援装置1は、画像仕分支援処理を行う制御部10と、画像仕分支援プログラムP1、オペレーティングシステム(OS)P2や各種プログラムや画像などを記憶する記憶部30と、記憶媒体40と、入力部50と、表示部5とで構成されている。
次に、本発明に係る画像仕分支援装置についてさらに詳細に説明する。
(画像仕分支援装置の構成)
まず、図2を参照(適宜図1参照)して、実施の形態に係る画像仕分支援装置の構成について説明する。図2は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置の機能構成を説明する機能のブロック図である。ここでは、画像仕分支援装置1は、画像仕分支援処理を行う制御部10と、画像仕分支援プログラムP1、オペレーティングシステム(OS)P2や各種プログラムや画像などを記憶する記憶部30と、記憶媒体40と、入力部50と、表示部5とで構成されている。
制御部10は、全体の処理を実行する図示しないCPU(Central Processing Unit)と、各種プログラムやデータを記憶する図示しないROM(Read Only Memory)や図示しないRAM(Random Access Memory)とを主に備えている。この制御部10では、CPUが、記憶部30から画像仕分支援プログラムP1とOS(P2)とをRAMに読み込んで順次実行することで、登録手段11と、元画像記憶手段12と、属性記憶手段13と、仕分ウィンドウ割当手段14と、仕分ビュー割当手段15と、振分ビュー割当手段16と、読出し手段17と、サムネイル画像形成手段18と、配置決定手段19と、ビュー画像形成手段20と、嵌め込み先決定手段21と、ビュー画像嵌め込み手段22と、フレーム画像形成手段23と、フレーム記憶手段24と、表示手段26と、仕分操作手段27と、グループ化手段28と、ID(IDentification)設定手段29として機能する構成になっている。
登録手段11は、記憶媒体40から元画像I1を読み出したり、記憶部30から元画像I3を読み出したりして、元画像記憶手段12によって、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内に、元画像I2として記憶登録させる処理と、属性記憶手段13によって、登録する元画像I2の属性(後記する)を、属性データベースDB1に書き加えさせる処理と、ビュー画像形成手段20によって、元画像I2の登録以前に仕分ビューに表示させているビュー画像の任意の位置に、登録対象の元画像I2の全体を配置した新たなビュー画像を形成させて、新たなビュー画像を新たな仕分ビューとして表示させる処理との登録処理を制御する。
なお、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31は、制御部10が、画像仕分支援プログラムP1を実行することによって、画像仕分支援処理可能なデータ(元画像I2や属性データベースDB1)を記憶させる領域である。したがって、制御部10は、画像仕分支援プログラムP1を実行させることによって、画像仕分支援記憶領域31外にあるデータ(元画像I1や元画像I3)に対して画像仕分支援処理を行うことができない。そのため、画像仕分支援装置1は、登録手段11の制御の基に、元画像記憶手段12によって、元画像I1や元画像I3を、画像仕分支援記憶領域31内に元画像I2として記憶させる必要がある。
また、記憶媒体40内の元画像I1は、ユーザが画像仕分支援装置1により仕分を行う対象である。記憶部30内であって画像仕分支援記憶領域31外の元画像I3は、同様に、ユーザが画像仕分支援装置1により仕分を行う対象である。
元画像I1と元画像I3とは、ユーザが画像仕分支援装置1により仕分を行う対象であるが、単に記憶場所の相違よって符号を変えている。そのため、元画像I1および元画像I3は、同一である場合に限らず、非同一である場合もある。例えば、非同一の場合は、元画像I1がデジタルカメラによって撮影され、元画像I3がインターネットを介してダウンロードして得るような場合である。また、同一の場合は、例えば、デジタルカメラによって撮影して得た元画像I1が、記憶媒体40から読み出され、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内に元画像I3として記憶させるような場合がある。
また、画像仕分支援記憶領域31内の元画像I2は、元画像I1または元画像I3を画像仕分支援記憶領域31内に取り込んだときの画像である。したがって、元画像I2および元画像I1が等しくなる場合と、元画像I2および元画像I3が等しくなる場合とがある。
元画像I1と元画像I3とは、ユーザが画像仕分支援装置1により仕分を行う対象であるが、単に記憶場所の相違よって符号を変えている。そのため、元画像I1および元画像I3は、同一である場合に限らず、非同一である場合もある。例えば、非同一の場合は、元画像I1がデジタルカメラによって撮影され、元画像I3がインターネットを介してダウンロードして得るような場合である。また、同一の場合は、例えば、デジタルカメラによって撮影して得た元画像I1が、記憶媒体40から読み出され、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内に元画像I3として記憶させるような場合がある。
また、画像仕分支援記憶領域31内の元画像I2は、元画像I1または元画像I3を画像仕分支援記憶領域31内に取り込んだときの画像である。したがって、元画像I2および元画像I1が等しくなる場合と、元画像I2および元画像I3が等しくなる場合とがある。
元画像記憶手段12は、仕分対象の元画像I1,I3を、記憶部30内に割り当てられた画像仕分支援記憶領域31内に、元画像I2として記憶させるものである。画像仕分支援記憶領域31は、前記したように画像仕分支援プログラムP1の扱う各種データを記憶する領域としてOS(P2)の制御のもと割り当てられた領域である。
なお、元画像記憶手段12は、元画像I2のサムネイル画像を形成したときに、そのサムネイル画像を、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内に記憶させるようにしてもよい。また、元画像記憶手段12は、画像仕分支援装置1で扱わなくなった元画像I2を削除することも行うようにしてもよい。例えば、ユーザによる画像仕分操作によって、後記する仕分ビューR2および振分ビューR4(図3参照)のいずれからも、対応するサムネイル画像が削除された場合に、そのサムネイル画像を、仕分ビューR2および振分ビューR4から削除して表示させるとともに、元画像I2を削除する。
なお、元画像記憶手段12は、元画像I2のサムネイル画像を形成したときに、そのサムネイル画像を、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内に記憶させるようにしてもよい。また、元画像記憶手段12は、画像仕分支援装置1で扱わなくなった元画像I2を削除することも行うようにしてもよい。例えば、ユーザによる画像仕分操作によって、後記する仕分ビューR2および振分ビューR4(図3参照)のいずれからも、対応するサムネイル画像が削除された場合に、そのサムネイル画像を、仕分ビューR2および振分ビューR4から削除して表示させるとともに、元画像I2を削除する。
属性記憶手段13は、元画像記憶手段12によって、画像仕分支援記憶領域31に記憶された元画像I2の属性を、属性データベースDB1に記憶するものである。また、属性記憶手段13は、元画像I2のサムネイル画像を形成したときや移動操作や複写操作などの操作が行われたときに、属性を書き換えることも行うものである。ここで、属性データベースDB1に記憶させる属性について、説明する。属性データベースDB1に記憶させる属性は、ヘッダ部と、画像情報と、ビュー情報とがある。
ヘッダ部は、識別標識としての情報である。識別標識は、例えば、仕分ビューID、振分ビューID、最大画像ID等のID情報である。なお、これらのID情報は、ここで説明するように、属性データベースDB1に属性として登録しておくようにしてもよいが、画像仕分支援装置1の起動時に、その都度、割り振るようにするのが好ましい。その都度、各ID情報を割り振るようにすると、データ量が少なくて済むため、記憶部30の記憶領域を有効に使用することができる。ここでは、まず、各ID情報が属性として属性データベースDB1に記憶されるものとして説明するが、画像仕分支援装置1の起動時に、その都度、各ID情報を割り振る場合については、改めて後記する。また、後記するように、画像情報の一つとして扱う画像IDや割振り先ビューID、および、ビュー情報の一つとして扱う対象ビューIDについても同様であるが、ここでは、各ID情報も、属性データベースDB1に属性として登録しておくものとして説明する。
仕分ビューIDは、仕分ビューとして表示させるか否かを区別するためのIDである。振分ビューIDは、振分ビューとして表示させるときの表示順番を決定するためのIDである。また、最大画像IDは、仕分ビューのサイズを指定するためのIDである。画像情報は、元画像に関する属性であって、一つの画像に対して、例えば、画像ID、元画像ファイル格納パス、画像のタイプ、ビューID、画像位置、回転角度、元画像のサイズ、元画像ファイル名、zorder、付箋情報(メモ、フォント情報、背景色、文字色)がある。なお、画像IDは、サムネイル画像を特定するためのIDである。元画像ファイル格納パスは、元画像I2が格納されている画像仕分支援記憶領域31内での取込先フォルダの格納場所を示すパスである。
画像のタイプは、画像を、デジタルデータとして記憶する際のデータ列の並び方を特定し、対応するタイプの画像を表示させることが可能なビューワーと呼ばれるプログラムを呼び出すためのものである。なお、タイプとしては、画像を点の集まりとして記録するビットマップグラフィックスと呼ばれるタイプが好ましいが、画像を線や面などの図形の集まりとして記録するベクターグラフィックスと呼ばれるタイプであってもよい。ビットマップグラフィックスとしては、例えば、PNG(Portable Network Graphics)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、GIF(Graphic Interchange Format)、BMP(Bit MaP)やTIFF(Tagged Image File Format)がある。また、ベクターグラフィックスとしては、各種CAD(Computer Aided Design)と呼ばれるアプリケーションソフトで使用されるものがある。
対象ビューIDは、対象の元画像のサムネイル画像を仕分ビューと振分ビューとのいずれに表示させるかを区別するためのIDである。画像位置は、対応する仕分ビューまたは振分ビュー内に表示する際の初期位置を決定するための情報である。回転角度は、サムネイル画像に対して回転させる加工が施されているときに、その回転角度を決定するための情報である。元画像のサイズは、記憶部30内の画像仕分支援記憶領域31内に記憶される元画像I2のサイズである。元画像ファイル名は、元画像I2のファイル名である。このファイル名は、画像仕分支援記憶領域31内への記憶させるときに、付与されるファイル名である。このファイル名は、元画像I1や元画像I3のファイル名と同一にすればよいが、すでに、元画像I2として記憶されている場合には、ユニークなファイル名を付与する。例えば、元画像I3を元画像I2として画像仕分支援記憶領域31内に既に記憶させてある場合に、元画像I3と同一のファイル名の元画像I1を記憶させるときには、元画像I1は、そのファイル名の最初や最後に数字などの情報を付加したファイル名として記憶される。
zorderは、複数のサムネイル画像を重ねて表示させる場合に、この値が小さいサムネイル画像を手前に表示させる変数である。このzorderは、元画像の登録時に、最後に登録した元画像の値が常に小さい値となるように順次変更することによって、ビュー画像形成手段20によって、サムネイル画像を重ねて配置させたビュー画像を形成させることができる。
付箋情報(メモ、フォント情報、背景色、文字色)は、仕分ビュー内に付箋として文字を入力するための情報である。付箋は、仕分ビュー内で一つのサムネイル画像として扱うことができる。例えば、画像のタイプがBMPとした背景色を黄色としたサムネイル画像を形成し、その背景色のサムネイル画像内に文字色を黒とした所定のフォント情報に従った文字を描くような場合に用いる。このように付箋は、サムネイル画像として仕分ビュー内に表示させることができる。この付箋は、例えば、仕分ビュー内で仕分してグループとして出力する際に、グループ名を描いておくことによって、出力された画像群のグループ名を表示させたり、印刷させたりすることができる。
ビュー情報は、仕分ビューおよび振分ビューに関する情報であって、振分ビューの数だけ増加する情報である。例えば、ビューID、ビューサイズ、表示拡大率、表示スクロール位置、ビュー名称などの情報がある。ビューサイズは、仕分ビューとして最初に表示させるときに表示させるサイズを指定する情報である。表示拡大率は、仕分ビューとして表示させるときに、仕分ウィンドウ内での仕分ビューの表示拡大率を指定する情報である。表示スクロール位置は、仕分ビューとして表示させるときに、仕分ウィンドウ内のいずれの位置に配置するかを指定する情報である。ビュー名称は、仕分ビューまたは振分ビューとして表示させるときの各ビューに付与する名称である。この名称は、初期値では、最初に表示された仕分ビューに「desk1」と付与し、振分ビューとして追加していく毎に、「desk2」「desk3」…のように付与されるようにしておけばよい。また、この名称は、ユーザが任意のものに書き換えることができるようにするのが好ましい。
図2に戻って、仕分ウィンドウ割当手段14は、表示部5の表示画面上に表示するためのフレーム画像の一部または全部に仕分ウィンドウを割り当てるものである。
仕分ビュー割当手段15は、仕分ウィンドウ割当手段14によって割り当てられた当該仕分ウィンドウ内に、サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てるものである。
振分ビュー割当手段16は、仕分ビュー割当手段15によって割り当てられた仕分ビューに表示されているサムネイル画像の振分先である振分ビューを、仕分ウィンドウ内に割り当てるものである。
仕分ビュー割当手段15は、仕分ウィンドウ割当手段14によって割り当てられた当該仕分ウィンドウ内に、サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てるものである。
振分ビュー割当手段16は、仕分ビュー割当手段15によって割り当てられた仕分ビューに表示されているサムネイル画像の振分先である振分ビューを、仕分ウィンドウ内に割り当てるものである。
ここで、図3を参照しつつ、仕分ウィンドウと、仕分ビュー表示可能領域と、仕分ビューと、振分ビュー割当領域と、振分ビューとについての具体例を説明する。
図3は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置が表示する仕分ウィンドウを説明する図である。ここでは、仕分ウィンドウWは、画像仕分支援装置1の上蓋体2から露出している表示部5の表示画面一杯に表示されている場合を示しているが、表示部5の表示画面内であれば、その大きさは限定されない。例えば、仕分ウィンドウWは、表示部5の表示画面の4分の1の大きさとして、任意の位置に配して表示させてもよい。仕分ウィンドウWには、仕分ビュー表示可能領域R1と、仕分ビューR2と、振分ビュー割当領域R3と、振分ビューR4と、ツールバーR5とが主に割り当てて表示されている。
図3は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置が表示する仕分ウィンドウを説明する図である。ここでは、仕分ウィンドウWは、画像仕分支援装置1の上蓋体2から露出している表示部5の表示画面一杯に表示されている場合を示しているが、表示部5の表示画面内であれば、その大きさは限定されない。例えば、仕分ウィンドウWは、表示部5の表示画面の4分の1の大きさとして、任意の位置に配して表示させてもよい。仕分ウィンドウWには、仕分ビュー表示可能領域R1と、仕分ビューR2と、振分ビュー割当領域R3と、振分ビューR4と、ツールバーR5とが主に割り当てて表示されている。
仕分ビュー表示可能領域R1は、仕分ウィンドウW内で最大の面積を有した矩形形状の領域であって、仕分ビューR2を割り当てて表示させる領域である。なお、仕分ビュー表示可能領域R1には、図示しないスクロールバーを右側縁や下側縁に割り当てて表示し、そのスクロールバーをユーザに操作させることによって、仕分ビューR2を、この仕分ビュー表示可能領域R1内で上下左右移動可能にしてもよい。仕分ビューR2は、サムネイル画像を一覧表示させ、ユーザに仕分作業を行わせるための領域であって、仕分ビュー表示可能領域R1内に配される。この仕分ビューR2は、横長の矩形形状で描いているが、その形状は、どのような形状であっても構わない。
振分ビュー割当領域R3は、振分ビューR4を配するための領域であって、仕分ビュー表示領域R1の画面上側に配されているが、その位置は上下左右いずれであっても構わない。振分ビューR4は、仕分ビューR2として表示可能なビュー画像を縮小させて表示し、仕分ビューR2内に表示されるサムネイル画像を移動または複写可能な領域である。なお、振分ビューR4に表示させるサムネイル画像は、移動または複写させたときに、振分ビューR4内一杯の画像として表示させるようにしても、仕分ビューR2として表示させたときの面積に対する割合と同じ割合で縮小させて表示させるようにしてもよい。なお、振分ビュー割当領域R3には、例えば、振分ビューR4を追加するための追加ボタン、削除する削除ボタン、振分ビューR4の名前を変更させるための名前変更ボタンを割り当てて表示しておくのが好ましい。また、振分ビューR4の近傍(例えば下側)にグループの名称を表示させる欄を設けてあり、「desk1」等のような名称を表示させる。
また、ツールバーR5は、各種操作を選択させるためのボタンを配したものである。ボタンが選択されたときに、制御部10(図2参照)は、該当するプログラムを記憶部30(図2参照)から読み出して実行する。なお、ボタンとしては、例えば、モード切替ボタン、振分ビューR4の表示・非表示切替ボタン、表示率切替ボタン、画像登録ボタン、整列ボタン、ランダム表示ボタン、Undoボタン、Redoボタン、ヘルプボタンがある。モード切替ボタンは、仕分作業を行わせる通常モードを選択させる仕分ボタン、仕分ビュー表示可能領域R1内で仕分ビューR2を上下左右に移動させるためのハンドツールボタン、付箋を作成するための付箋作成ボタンなどのボタンである。
仕分ボタンは、選択されているときに、制御部10(図2参照)によって、画像仕分支援プログラムP1(図2参照)の画像仕分処理を実行可能にする。
ハンドツールボタンは、これが選択されているときに、制御部10によって、例えばペンデバイス51(図1参照)が仕分ビューR2内でタップされたときに、これを認知し、さらに、タップされた状態でペンデバイス51が動いたときに、その動きに合わせて、仕分ビューR2を上下左右に移動させる。
付箋作成ボタンは、選択されているときに、制御部10(図2参照)によって、仕分ビューR2内に付箋としての文字入力領域を表示させ、その文字領域内に文字を入力可能にする。
ハンドツールボタンは、これが選択されているときに、制御部10によって、例えばペンデバイス51(図1参照)が仕分ビューR2内でタップされたときに、これを認知し、さらに、タップされた状態でペンデバイス51が動いたときに、その動きに合わせて、仕分ビューR2を上下左右に移動させる。
付箋作成ボタンは、選択されているときに、制御部10(図2参照)によって、仕分ビューR2内に付箋としての文字入力領域を表示させ、その文字領域内に文字を入力可能にする。
振分ビューR4の表示・非表示ボタンは、選択されているときに、制御部10(図2参照)によって、振分ビュー割当領域R3を削除して振分ビューR4を非表示とするとともに、仕分ビュー表示可能領域R1を振分ビュー割当領域R3に割り当てられていた部分まで拡大して表示する。
表示率切替ボタンには、仕分ビューR2の表示率を拡大・縮小するためのボタンや仕分ビューR2の表示率を自動的に所定の表示率で表示させるためのボタンや仕分ビューR2の表示率を数字で表した表示率コンボックスがある。制御部10(図2参照)は、選択された表示率で、仕分ビュー表示可能領域R1内で仕分ビューR2を表示させる。
表示率切替ボタンには、仕分ビューR2の表示率を拡大・縮小するためのボタンや仕分ビューR2の表示率を自動的に所定の表示率で表示させるためのボタンや仕分ビューR2の表示率を数字で表した表示率コンボックスがある。制御部10(図2参照)は、選択された表示率で、仕分ビュー表示可能領域R1内で仕分ビューR2を表示させる。
画像登録ボタンは、制御部10(図2参照)を登録手段11(図2参照)として機能させるためのボタンである。
整列ボタンは、制御部10(図2参照)によって、仕分ビューR2内のサムネイル画像をマトリックス状に一覧表示させるためのボタンである。
ランダム表示ボタンは、制御部10(図2参照)によって、仕分ビューR2内のサムネイル画像をランダムに一覧表示させるためのボタンである。
Undoボタンは、Redoボタンによって戻された処理結果を制御部10によって処理した状態にするためのボタンである。
Redoボタンは、既に行った処理結果を制御部10によって元に戻すためのボタンである。
ヘルプボタンは、ユーザに操作の手順などの情報を制御部10によって表示部5に表示させるためのボタンである。
整列ボタンは、制御部10(図2参照)によって、仕分ビューR2内のサムネイル画像をマトリックス状に一覧表示させるためのボタンである。
ランダム表示ボタンは、制御部10(図2参照)によって、仕分ビューR2内のサムネイル画像をランダムに一覧表示させるためのボタンである。
Undoボタンは、Redoボタンによって戻された処理結果を制御部10によって処理した状態にするためのボタンである。
Redoボタンは、既に行った処理結果を制御部10によって元に戻すためのボタンである。
ヘルプボタンは、ユーザに操作の手順などの情報を制御部10によって表示部5に表示させるためのボタンである。
図2に戻って、読出し手段17は、仕分対象の元画像I2および元画像I2の属性データベースDB1を、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内から読み出すものである。
サムネイル画像形成手段18は、読出し手段17によって読み出された元画像I2を、所定の表示率のサムネイル画像に形成するものである。なお、サムネイル画像形成手段18が今回形成した元画像I2のサムネイル画像は、制御部10内で保持するとともに、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31の適宜な記憶領域に、記憶させるのが好ましい。その後、表示させるときには、そのサムネイル画像を呼び出して表示させればよいからである。
サムネイル画像形成手段18は、読出し手段17によって読み出された元画像I2を、所定の表示率のサムネイル画像に形成するものである。なお、サムネイル画像形成手段18が今回形成した元画像I2のサムネイル画像は、制御部10内で保持するとともに、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31の適宜な記憶領域に、記憶させるのが好ましい。その後、表示させるときには、そのサムネイル画像を呼び出して表示させればよいからである。
配置決定手段19は、ビュー画像形成手段20によってサムネイル画像のビュー画像内での配列パターンを決定するものである。この配列パターンは、入力部50からユーザに入力させて指定させても、予め記憶部30の画像仕分支援記憶領域31の任意の領域に登録しておいてもよい。この配列パターンとしては、後記するように、登録時の配列パターン、ランダム配列パターン、マトリックス状の整列配列パターンがある。
なお、本明細書中において、マトリックス状とは、交わる2軸によって決定される形状であればよい。例えば、通常使用されるように、直交する2軸によって決定される長方形形状に限らず、例えば、互いに直交しない2軸によって決定される平行四辺形形状であってもよい。また、互い違いに配列する軸がずれているような場合であってもよい。ここで、互い違いに配列する軸がずれているような場合とは、例えば、2列目に配置した画像の列が、1列目に配置した画像の列よりも少し下がった位置から配置させ、3列目に配置する画像の列が1列目に配置した画像の列と同じ位置から配置させるように、見た目で互い違いに段差が生じているように表示させる場合である。
ビュー画像形成手段20は、配置決定手段19によって決定された配列パターンにしたがって、元画像の属性に基づいてサムネイル画像を仕分ビューR2または振分ビューR4内に一覧配置するためのビュー画像を形成するものである。
また、ビュー画像形成手段20は、登録手段11の制御のもと、元画像記憶手段12によって記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内に元画像I1や元画像I3を、元画像I2として登録記憶させる場合に、元画像I2の全体を、仕分ビューR2に表示させているビュー画像の任意の位置に配置した新たなビュー画像を形成するものである。
登録時の配列パターンでは、n枚目の元画像がそのままのサイズで仕分ビューR2内に入るサイズであれば、そのまま仕分ビューR2内の任意の位置に表示させ、n+1枚目の元画像が仕分ビューR2のサイズよりも大きい場合には、仕分ビューR2内に入る大きさに縮小して、任意の位置に配置させる。このとき、n+1枚目の画像の表示位置は、n枚の画像の表示位置とは無関係であって構わない。つまり、n+1枚目の画像によってn枚目の画像が隠れてしまっても構わない。ここでは、対象のn+1枚目の画像が取り込まれたことをユーザに分からせることができればよいからである。
また、ビュー画像形成手段20は、登録手段11の制御のもと、元画像記憶手段12によって記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内に元画像I1や元画像I3を、元画像I2として登録記憶させる場合に、元画像I2の全体を、仕分ビューR2に表示させているビュー画像の任意の位置に配置した新たなビュー画像を形成するものである。
登録時の配列パターンでは、n枚目の元画像がそのままのサイズで仕分ビューR2内に入るサイズであれば、そのまま仕分ビューR2内の任意の位置に表示させ、n+1枚目の元画像が仕分ビューR2のサイズよりも大きい場合には、仕分ビューR2内に入る大きさに縮小して、任意の位置に配置させる。このとき、n+1枚目の画像の表示位置は、n枚の画像の表示位置とは無関係であって構わない。つまり、n+1枚目の画像によってn枚目の画像が隠れてしまっても構わない。ここでは、対象のn+1枚目の画像が取り込まれたことをユーザに分からせることができればよいからである。
また、サムネイル画像がランダムに一覧配置される場合に、互いが重なり合わないように配置しても、また、互いに多少重なり合うように配置してもよい。ここで、サムネイル画像同士が重なり合うように配置する場合は、図6および図9を用いて更に説明するが、n枚目のサムネイル画像をランダムに配置するときに、すでに配置されたn−1枚のサムネイル画像との重なり面積を算出し、これら配置、算出の動作を所定回数くりかえし、重なり面積が最小となる位置にn枚目のサムネイル画像の配置位置を決定し、これら配置位置決定のための動作を全てのサムネイル画像について行うのが好ましい。このように互いの重なり面積を最小に抑えることによって、サムネイル画像の配置位置の偏りを小さくすることができる。ランダムに一覧配置される場合には、画像仕分支援装置1は、仕分ビューR2内に、あたかもプリントアウトされた写真(サムネイル画像)を机(仕分ビューR2)の上にばらまいたようなサムネイル画像を一覧表示させることになる。
なお、所定回数は、任意に設定すればよい。但し、回数が少ないと、各サムネイル画像の重なりが大きくなる確率が高く、また、回数が多いと、各サムネイル画像の重なりが小さくなる確率が高いため、回数が多い方が好ましいが、サムネイル画像を作成して出力するまでに要する時間は、近似的には回数や表示枚数に比例して長くなるため、ユーザにストレスを与えないような回数とするのが好ましい。この場合、使用されるコンピュータ環境や表示枚数に応じて、回数を可変させるようにしてもよい。
なお、所定回数は、任意に設定すればよい。但し、回数が少ないと、各サムネイル画像の重なりが大きくなる確率が高く、また、回数が多いと、各サムネイル画像の重なりが小さくなる確率が高いため、回数が多い方が好ましいが、サムネイル画像を作成して出力するまでに要する時間は、近似的には回数や表示枚数に比例して長くなるため、ユーザにストレスを与えないような回数とするのが好ましい。この場合、使用されるコンピュータ環境や表示枚数に応じて、回数を可変させるようにしてもよい。
ビュー画像形成手段20は、後記するように、サムネイル画像を整列一覧配置させたビュー画像を形成させるものである。このように仕分ビューR2内にサムネイル画像をマトリックス状に整列一覧表示させる場合には、画像仕分支援装置1は、あたかもプリントアウトされた写真を机(仕分ビューR2)の上にマトリックス状に整列させて広げたように画像を一覧表示させることになる。
嵌め込み先決定手段21は、ビュー画像形成手段20によって形成されたビュー画像を、仕分ビューR2または振分ビューR4のいずれに嵌め込むかを、属性データベースDB1に記憶された元画像の属性に基づいて決定するものである。
嵌め込み先決定手段21は、ビュー画像形成手段20によって形成されたビュー画像を、仕分ビューR2または振分ビューR4のいずれに嵌め込むかを、属性データベースDB1に記憶された元画像の属性に基づいて決定するものである。
ビュー画像嵌め込み手段22は、ビュー画像を、仕分ビューR2または振分ビューR4内に嵌め込むものである。
フレーム画像形成手段23は、仕分ウィンドウ割当手段14によって割り当てられる仕分ウィンドウWを一部または全部に含むフレーム毎のフレーム画像を形成するものである。
フレーム記憶手段24は、フレーム画像形成手段23によって形成されたフレーム画像をフレーム記憶部25に一時記憶させるものである。
フレーム画像形成手段23は、仕分ウィンドウ割当手段14によって割り当てられる仕分ウィンドウWを一部または全部に含むフレーム毎のフレーム画像を形成するものである。
フレーム記憶手段24は、フレーム画像形成手段23によって形成されたフレーム画像をフレーム記憶部25に一時記憶させるものである。
フレーム記憶部25は、フレーム記憶手段24によってフレーム画像を記憶させられるものであって、前記した図示しないRAMとは別に、特に、表示部5への表示イメージを記憶するものである。例えば、フレーム記憶部25としては、VRAM(Video Random Access Memory)がある。
表示手段26は、フレーム記憶部25に一時記憶されたフレーム画像を表示部5の表示画面上に表示させるものである。
表示手段26は、フレーム記憶部25に一時記憶されたフレーム画像を表示部5の表示画面上に表示させるものである。
仕分操作手段27は、仕分ビューR2を割り当てた仕分ウィンドウWが、表示手段26によって、フレーム画像の一部または全部として、表示部5の表示画面上に表示されているときに、仕分ビューR2に嵌め込まれたビュー画像中のサムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行うもので、位置検出手段27aと、移動距離計算手段27bと、スライド操作手段27cを備えている。
選択操作は、ポインタがサムネイル画像上にあるときに、ペンデバイス51をタップさせることによって行うことができる。また、複数のサムネイル画像を同時に選択させる場合には、複数のサムネイル画像を囲むようにポインタによって範囲指定を行うようにすればよい。範囲指定は、例えば、ペンデバイス51を操作させて、複数のサムネイル画像の画面左上でタッチスクリーンを触れ、そのまま右下まで移動させて、ペンデバイス51を表示部5(タッチスクリーン)の画面上から離すことによって、矩形枠で範囲を指定できる。
選択操作は、ポインタがサムネイル画像上にあるときに、ペンデバイス51をタップさせることによって行うことができる。また、複数のサムネイル画像を同時に選択させる場合には、複数のサムネイル画像を囲むようにポインタによって範囲指定を行うようにすればよい。範囲指定は、例えば、ペンデバイス51を操作させて、複数のサムネイル画像の画面左上でタッチスクリーンを触れ、そのまま右下まで移動させて、ペンデバイス51を表示部5(タッチスクリーン)の画面上から離すことによって、矩形枠で範囲を指定できる。
また、移動操作および複写操作は、選択操作によって選択された1枚のサムネイル画像または複数のサムネイル画像を、ペンデバイス51を表示部5の画面上を滑らすようにして移動させる操作、いわゆるドラッグ&ドロップによる操作で移動させることができる。なお、移動操作と複写操作とは、例えば、ドラッグ&ドロップ中にシフトキーの押下の有無によって区別することが可能である。
位置検出手段27aは、選択操作によって選択されたサムネイル画像上の位置を所定時間ごと(例えば、10msごと)に検出すると共に、当該サムネイル画像の移動操作が解除されたとき(ドロップされたとき)のサムネイル画像上の位置を検出するものである。この位置検出手段27aでは、ペンデバイス51のペン先(または、マウスのポインタ位置)が表示部51の表示画面に表示されているサムネイル画像の上にあるか否かを判定しており、サムネイル画像上にある場合に、当該サムネイル画像が選択されたことになり、この位置検出手段27aはこの位置を検出する。また、選択されたサムネイル画像を移動させて、ペン先を表示画面から離したときに、移動操作が解除されたことになり、位置検出手段27aはこの位置を検出する。
なお、位置検出手段27aによって、サムネイル画像の上にペンデバイス51のペン先(または、マウスのポインタ位置)があると判定されると、サムネイル画像を選択して移動中であることを示すアイテム移動フラグが“1”となる。また、位置検出手段27aによって、サムネイル画像の上にペンデバイス51のペン先(または、マウスのポインタ位置)がないと判定されると、このアイテム移動フラグが“0”となる。
移動距離計算手段27bは、位置検出手段27aで検出された連続する2つの位置の距離を計算するものである。すなわち、移動距離計算手段27bは、選択操作によって選択されて移動中のサムネイル画像の移動距離を、位置検出手段27aで検出された連続する2つの位置、つまり、2点間の距離として計算するものである。なお、この移動距離計算手段27bは、位置検出手段27aでサムネイル画像の上にペンデバイス51のペン先(または、マウスのポインタ位置)がないと判定される、すなわち、移動操作が解除されたと判定されると、この解除されたときの位置と、この位置を位置検出手段27aで検出する直前に検出した位置との距離を計算する。
スライド操作手段27cは、移動中のサムネイル画像の移動操作が解除されたとき、つまり、位置検出手段27aでペンデバイス51のペン先(または、マウスのポインタ位置)がサムネイル画像上にないと判定されたときに、この解除されたときの位置と、この位置を位置検出手段27aで検出する直前に検出した位置とにより、当該サムネイル画像をスライドさせる方向を決定し、移動距離計算手段27bで計算した移動距離と、予め設定した係数とに基づいてスライドさせる距離を決定して、当該サムネイル画像を仕分けビュー内をスライドするように表示部5に表示させるものである。
また、このスライド操作手段27cは、1枚のサムネイル画像または複数のサムネイル画像(このスライド操作手段27cの以降の説明では、アイテムという)を、ペンデバイス51(または図示を省略したマウス)によるドラッグ&ドロップによる操作で移動させた際に、ユーザが表示部5の画面上でペンデバイス51をスライドさせた速度(勢い)に応じて、表示部5に表示されているアイテムをスライドさせるものである。つまり、このスライド操作手段27cは、ペンデバイス51のペン先が表示部5の画面上から離れたときに、どの方向に向かって、どれだけの距離を移動したのかを検出して、この検出した方向および距離と、予め設定した係数とに基づいて、アイテムにあたかも慣性力が加わった如く、仕分ビュー内をスライドするように表示する。
なお、予め設定した係数は慣性量と摩擦係数とがあり、ユーザが任意に設定することができる。慣性量は、サムネイル画像の移動操作を解除したときに、移動距離計算手段27bで計算した移動距離と、当該サムネイル画像が仕分ビュー内を移動する距離(移動量)とを関連付ける係数である。つまり、慣性量をαとすると、サムネイル画像が仕分ビュー内を移動する距離(移動量)は、移動距離計算手段27bで計算した移動距離のα倍となる。また、摩擦係数は、サムネイル画像がスライドする仕分けビューを実際の台と見立てた際に、この台の摩擦係数と言えるものである。つまり、摩擦係数をβとすると、実際にサムネイル画像が仕分けビュー内を移動する距離(実移動量)は、移動量の1/β倍となる。
この実施の形態では、位置検出手段27a、移動距離計算手段27bおよびスライド操作手段27cによるアイテムの表示制御は、図示を省略した設定ウインドウの動作タグにある「アイテム移動に慣性力を持たせる」のチェック箇所にチェックをすることで機能する。
そして、設定ウインドウの動作タグにある「アイテム移動に慣性力を持たせる」のチェック箇所にチェックが入っている場合に、位置検出手段27aによってアイテムが選択されたか否かを検出している(選択操作)と共に、移動距離計算手段27bによってアイテムがどれだけ移動されたか(移動操作)を計算している。以下、これら位置検出手段27a、移動距離計算手段27bおよびスライド操作手段27cの説明は、ペンデバイス51の代わりにマウスを用いた場合について行うこととする。
そして、設定ウインドウの動作タグにある「アイテム移動に慣性力を持たせる」のチェック箇所にチェックが入っている場合に、位置検出手段27aによってアイテムが選択されたか否かを検出している(選択操作)と共に、移動距離計算手段27bによってアイテムがどれだけ移動されたか(移動操作)を計算している。以下、これら位置検出手段27a、移動距離計算手段27bおよびスライド操作手段27cの説明は、ペンデバイス51の代わりにマウスを用いた場合について行うこととする。
位置検出手段27a、移動距離計算手段27bおよびスライド操作手段27cでは、アイテムを慣性移動させる処理(慣性処理)を、メインスレッドとサブスレッドとの2つのスレッドを並列処理することによって実現している。
メインスレッドは、ユーザにより、マウスの左ボタンが押下され(マウス左ボタンDown)、マウスが動かされ(マウスMove)、マウスの左ボタンが押し上げられ(マウス左ボタンUp)の連続動作(イベント)が発生した時点で、慣性によりアイテムが移動される位置を計算すると共に、この計算した位置(計算結果)をサブスレッドに仮のアイテムの位置として出力する。そして、メインスレッドは、計算した位置(計算結果)を図示を省略した記憶部に準備しておいた仮アイテム位置保持用配列に書き込んでいく。
サブスレッドは、メインスレッドから出力された計算結果が仮アイテム位置として仮アイテム位置保持用配列に書き込まれた場合に、この仮アイテム位置保持用配列に書き込まれた仮アイテム位置をアイテムの現在位置として確定させる。
メインスレッドは、ユーザにより、マウスの左ボタンが押下され(マウス左ボタンDown)、マウスが動かされ(マウスMove)、マウスの左ボタンが押し上げられ(マウス左ボタンUp)の連続動作(イベント)が発生した時点で、慣性によりアイテムが移動される位置を計算すると共に、この計算した位置(計算結果)をサブスレッドに仮のアイテムの位置として出力する。そして、メインスレッドは、計算した位置(計算結果)を図示を省略した記憶部に準備しておいた仮アイテム位置保持用配列に書き込んでいく。
サブスレッドは、メインスレッドから出力された計算結果が仮アイテム位置として仮アイテム位置保持用配列に書き込まれた場合に、この仮アイテム位置保持用配列に書き込まれた仮アイテム位置をアイテムの現在位置として確定させる。
ここで、図16〜図18に示すフローチャートを参照して、スライド操作手段27aにおける処理(慣性処理)を説明する(適宜、図2参照)。図16はメインスレッドにおける連続動作の処理を説明したフローチャートである。図17はメインスレッドにおけるアイテムの位置計算の処理(慣性量計算・登録処理)を説明したフローチャートである。図18はサブスレッドにおける処理を説明した図である。
図16に示したように、まず、メインスレッドでは、マウスのポインタ位置がアイテムの上か否かが判定される(ステップSG1)。マウスのポインタ位置がアイテムの上であると判定した場合(ステップSG1、Yes)、メインスレッドでは、図示を省略した記憶部にマウスのポインタ位置を前回位置として記憶させる(ステップSG2)。そして、メインスレッドでは、この前回位置を、アイテムが移動中であるか否かを示すアイテム移動フラグのセット位置として、当該記憶部に記憶させる(ステップSG3)。
そして、メインスレッドでは、アイテムが移動中であるか否かが判定され(ステップSG4)、つまり、アイテム移動フラグがセットされているか否かが判定され、アイテムが移動中である(アイテム移動フラグがセットされている)と判定された場合(ステップSG4、Yes)には、アイテムの移動処理が実行される(ステップSG5)。つまり、このアイテム移動処理では、アイテムの現在の位置(移動中の位置)である現在位置と、記憶部(図示せず)に記憶した前回位置との差分だけアイテムが移動される。なお、このアイテム移動処理は、慣性がない場合の処理を示している。
そして、メインスレッドでは、前回位置を慣性開始位置として記憶部(図示せず)に記憶させ(ステップSG6)、現在位置を慣性終了位置として記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップSG7)。そして、メインスレッドでは、マウスのポインタ位置を前回位置として記憶させて(ステップSG8)、慣性量計算・登録処理に移行させる(ステップSG9)。
なお、ステップSG1にてマウスのポインタ位置がアイテムの上であると判定されなかった場合(ステップSG1、No)およびステップSG4にてアイテムが移動中であると判定されなかった場合(ステップSG4、No)には、メインスレッドが終了され、サブスレッドに移行する。
なお、ステップSG1にてマウスのポインタ位置がアイテムの上であると判定されなかった場合(ステップSG1、No)およびステップSG4にてアイテムが移動中であると判定されなかった場合(ステップSG4、No)には、メインスレッドが終了され、サブスレッドに移行する。
図17に示したように、メインスレッドでは、まず、最終移動距離の計算が実行される(ステップSH1)。この最終移動距離の計算は、表示部5の表示画面をxy平面座標とした場合に、このxy平面座標における移動距離XLと移動距離YLとを求めることである。なお、移動距離XLは慣性終了位置xendから慣性開始位置xstartを減算したもの(移動距離XL=慣性終了位置xend−慣性開始位置xstart)であり、移動距離YLは慣性終了位置yendから慣性開始位置ystartを減算したもの(移動距離YL=慣性終了位置yend−慣性開始位置ystart)である。
続いて、メインスレッドでは、アイテム位置の計算の前処理が実行される(ステップSH2)。このアイテム位置の計算の前処理は、移動量X、移動量Y、仮アイテム位置XP1および仮アイテム位置YP2を求めることである。なお、移動量Xは移動距離XLに慣性量α(予め設定した係数の一つ)を乗算したもの(移動量X=移動距離XL×慣性量α)であり、移動量Yは移動距離YLに慣性量αを乗算したもの(移動量Y=移動距離YL×慣性量α)である。また、仮アイテム位置XP1はアイテム現在位置XG1であり、仮アイテム位置YP1はアイテム現在位置YG1である。ちなみに、この実施形態では、慣性量αは0.8〜2に設定可能となっている。この慣性量αを増加させると、実際に移動させたマウスのポインタ位置の移動距離が短くても、アイテムの移動量X、Yは大きくなる。つまり、アイテムが勢いよく移動するように表示部5に表示されることになる。
そして、メインスレッドでは、移動量の計算が実行される(ステップSH3)。移動量の計算は、アイテムが実際に移動する距離、実移動量XR、実移動量YRを求めることである。なお、実移動量XRは移動量Xを摩擦係数β(予め設定した係数の一つ)で除算したもの(実移動量XR=移動量X/摩擦係数β)であり、実移動量YRは移動量Yを摩擦係数βで除算したもの(実移動量YR=移動量Y/摩擦係数β)である。ちなみに、この実施形態では、摩擦係数βは1.0〜1.2に設定可能になっており、ここでは、1.15に設定されている。この摩擦係数βをあまり増加させると、アイテムが殆どスライドしなくなり、通常のドラッグ&ドロップによって、アイテムを移動させることと代わり映えがしなくなる。
そして、メインスレッドでは、実移動量XRが0.1以下であるか否かおよび実移動量YRが0.1以下であるか否かが判定される(ステップSH4)。実移動量XRが0.1以下であるおよび実移動量YRが0.1以下であると判定された場合(ステップSH4、Yes)には、メインスレッドが終了され、サブスレッドに移行される。また、実移動量XRが0.1以下である、若しくは、実移動量YRが0.1以下であると判定されなかった場合(ステップSH4、No)には、アイテム位置の計算が実行される(ステップSH5)。アイテム位置の計算は新たな仮アイテム位置XP2、新たな仮アイテム位置YP2を求めることである。新たな仮アイテム位置XP2は仮アイテム位置XP1に実移動量XRを加算したもの(新たな仮アイテム位置XP2=仮アイテム位置XP1+実移動量XR)であり、新たな仮アイテム位置YP2は仮アイテム位置YP1に実移動量YRを加算したもの(新たな仮アイテム位置YP2=仮アイテム位置YP1+実移動量YR)である。
そして、メインスレッドでは、計算した結果がサブスレッドに出力される(引数として渡される)、つまり、仮アイテム位置保持用配列に仮アイテム位置が登録され(ステップSH6)、サブスレッドに移行される。
図18に示したように、サブスレッドでは、まず、記憶部(図示せず)に準備されている仮アイテム位置保持用配列が空いているか否かが判定される(ステップSI1)。仮アイテム位置保持用配列が空いていると判定されなかった場合(ステップSI1、No)、仮アイテム位置保持用配列の先頭の仮アイテム位置が取得される(ステップSI2)。そして、サブスレッドでは、取得された仮アイテム位置が現在のアイテム位置として設定される(ステップSI3)。
続いて、サブスレッドでは、仮アイテム位置保持用配列の先頭が削除され(ステップSI4)、一定時間停止(待機)されて(ステップSI5)、ステップSI1に戻る。また、ステップSI1にて、仮アイテム位置保持用配列が空いていると判定された場合(ステップSI1、Yes)、同様に、一定時間停止(待機)されて(ステップSI5)、ステップSI1に戻る。
つまり、この画像仕分支援装置1によれば、位置検出手段27a、移動距離計算手段27bおよびスライド操作手段27cによって、アイテム(1枚のサムネイル画像または複数のサムネイル画像)を、図示を省略したマウス(または、ペンデバイス51)を用いて仕分けする際に、実際の写真を仕分けしている状況を再現することができる。つまり、ユーザは、サムネイル画像を、あたかも実際の写真のように取り扱うことができ、この写真を掴んで、仕分けが既に完了している複数の写真の上に放り投げ、この放り投げた写真が複数の写真の上に重ねられていくような感覚を体感することができる。
グループ化手段28は、仕分操作手段27の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作によって仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を、一つのグループとして出力させるものである。その出力先は、例えば、記憶媒体40、記憶部30内の画像仕分支援記憶領域31外の領域の任意のフォルダ、印刷時には図示しないプリンタ、ネットワーク接続されたコンピュータなどの記憶領域である。なお、元画像は、振分先に複写するのではなく移動させて記憶部30の画像仕分支援記憶領域31から削除するようにしてもよい。
ID設定手段29は、各ID情報を属性として扱って属性データベースDB1に記憶する場合には、各ID情報を属性として扱い、属性記憶手段13によって属性データベースDB1に記憶させる制御を行うものであり、例えば、元画像I2の登録時、振分ビューR4の増減時、初期設定時に、各ID情報の設定を行う。
また、このID設定手段29は、各ID情報が、画像仕分支援装置1の起動時に、その都度割り振られる場合には、元画像I2や属性データベースDB1を解析し、各ID情報の設定を行わせ、画像仕分支援装置1の起動の間、設定される各ID情報を図示しないRAMで保持させるものである。また、ID設定手段29は、各ID情報を属性として扱って属性データベースDB1に記憶するときと同様に、設定された各ID情報を元に、仕分ウィンドウWや仕分ビューR2や振分ビューR4を割り振るとともに、サムネイル画像の表示などの処理を行う。
(記憶部30の説明)
記憶部30は、制御部10によって各種プログラムや各種データを読み書き可能に設けられているものである。この記憶部30としては、例えば、大容量なハードディスクを用いることができる。しかし、元画像I2や属性データベースDB1等の各種データ、画像仕分支援プログラムP1等の各種プログラムを記憶させるのに十分な容量があれば、ハードディスクに限らない。例えば、半導体デバイスを利用した記憶部としてもよい。
記憶部30は、制御部10によって各種プログラムや各種データを読み書き可能に設けられているものである。この記憶部30としては、例えば、大容量なハードディスクを用いることができる。しかし、元画像I2や属性データベースDB1等の各種データ、画像仕分支援プログラムP1等の各種プログラムを記憶させるのに十分な容量があれば、ハードディスクに限らない。例えば、半導体デバイスを利用した記憶部としてもよい。
記憶部30内には、前記したように、画像仕分支援プログラムP1やOS(P2)等のプログラムや元画像I3等の各種データが記憶されるとともに、画像仕分支援プログラムP1の扱う各種データを記憶する領域としてOS(P2)の制御のもと割り当てられた画像仕分支援記憶領域31内に、登録手段11の制御により、元画像記憶手段11によって元画像I2が記憶され、かつ、属性記憶手段13によって属性データベースDB1が記憶される。なお、元画像I3は、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31外に割り当てられる領域としての取込元フォルダに記憶される。
また、記憶媒体40は、図示しないデジタルカメラやスキャナなどの機器から得た元画像I1を記憶する媒体であって、メモリースティック(Memory Stick:ソニー株式会社の登録商標)等のメモリーカードでもよい。また、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)等のディスク型記憶媒体でもよい。さらに、近年、USB(Universal Serial Bus)を介して読み書き可能に開発されたリムーバブルメディアであってもよい。
また、入力部50は、サムネイル画像の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作等の各種操作を入力させるためのものである。この入力部50は、指や専用のペンデバイス51(図1参照)でタッチパネルに触れることで、コンピュータの操作可能なタッチスクリーンの他に、マウスなどのポインティングデバイスやキーボードであってもよい。
表示部5は、薄型化に適したLCD(Liquid Crystal Display)が好ましいが、PDP(Plasma Display Panel)やCRTディスプレイ(Cathode Ray Tube display)であってもよい。また、前記したように、指や専用のペンデバイス51(図1参照)で画面に触れることで、コンピュータの操作可能に構成されるタッチスクリーンが、入力部50(タッチパネル)と表示部5とにより構成される。
表示部5は、薄型化に適したLCD(Liquid Crystal Display)が好ましいが、PDP(Plasma Display Panel)やCRTディスプレイ(Cathode Ray Tube display)であってもよい。また、前記したように、指や専用のペンデバイス51(図1参照)で画面に触れることで、コンピュータの操作可能に構成されるタッチスクリーンが、入力部50(タッチパネル)と表示部5とにより構成される。
なお、画像仕分支援装置1は、一般的なコンピュータにプログラムを実行させ、コンピュータ内の演算装置や記憶装置を動作させることにより実現することができる。このプログラム(画像仕分支援プログラム)は、通信回線を介して配布することも可能であるしCD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
(画像仕分支援装置の動作)
図4は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置による画像仕分支援処理を説明するフローチャートである。以下、図1から図3を参照しつつステップ毎に処理を説明する。
<仕分ウィンドウ割当ステップ>
まず、画像仕分支援装置1では、制御部10は、仕分ウィンドウ割当手段14によって、表示部5の表示画面上に、仕分ウィンドウWを割り当てる(ステップSA1)。
<仕分ビュー割当ステップ>
また、制御部10は、仕分ウィンドウ割当ステップに続けて、仕分ビュー割当手段15によって、仕分ウィンドウW内に仕分ビューR2を割り当てて、ユーザの操作を待つ(ステップSA2)。そして、制御部10は、ユーザの操作を認知して、その操作が登録操作の場合には処理をステップSA4に移し(ステップSA3でYes)、登録操作以外の場合には処理をステップSA7に移す(ステップSA3でNo)。
図4は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置による画像仕分支援処理を説明するフローチャートである。以下、図1から図3を参照しつつステップ毎に処理を説明する。
<仕分ウィンドウ割当ステップ>
まず、画像仕分支援装置1では、制御部10は、仕分ウィンドウ割当手段14によって、表示部5の表示画面上に、仕分ウィンドウWを割り当てる(ステップSA1)。
<仕分ビュー割当ステップ>
また、制御部10は、仕分ウィンドウ割当ステップに続けて、仕分ビュー割当手段15によって、仕分ウィンドウW内に仕分ビューR2を割り当てて、ユーザの操作を待つ(ステップSA2)。そして、制御部10は、ユーザの操作を認知して、その操作が登録操作の場合には処理をステップSA4に移し(ステップSA3でYes)、登録操作以外の場合には処理をステップSA7に移す(ステップSA3でNo)。
<登録ステップ>
そして、制御部10は、登録手段11によって、元画像記憶手段12と属性記憶手段13とを制御して、ステップSA5の元画像記憶ステップと、ステップSA6の属性記憶ステップとを合わせた登録処理を開始する(ステップSA4)。なお、登録手段11は、登録された元画像I2を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させるための配列パターンを、登録時の配列パターンとして決定させるための指令信号を配置決定手段19に送る。
<元画像記憶ステップ>
制御部10の登録手段11は、元画像記憶手段12によって、仕分対象の元画像I1やI3を、記憶部30内に割り当てられた画像仕分支援記憶領域31内に、元画像I2として記憶させる(ステップSA5)。
<属性記憶ステップ>
制御部10の登録手段11は、属性記憶手段13によって、元画像記憶手段12が画像仕分支援記憶領域31に記憶した元画像I2の属性を、属性データベースDB1に記憶させる(ステップSA6)。
そして、制御部10は、登録手段11によって、元画像記憶手段12と属性記憶手段13とを制御して、ステップSA5の元画像記憶ステップと、ステップSA6の属性記憶ステップとを合わせた登録処理を開始する(ステップSA4)。なお、登録手段11は、登録された元画像I2を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させるための配列パターンを、登録時の配列パターンとして決定させるための指令信号を配置決定手段19に送る。
<元画像記憶ステップ>
制御部10の登録手段11は、元画像記憶手段12によって、仕分対象の元画像I1やI3を、記憶部30内に割り当てられた画像仕分支援記憶領域31内に、元画像I2として記憶させる(ステップSA5)。
<属性記憶ステップ>
制御部10の登録手段11は、属性記憶手段13によって、元画像記憶手段12が画像仕分支援記憶領域31に記憶した元画像I2の属性を、属性データベースDB1に記憶させる(ステップSA6)。
<振分ビュー割当ステップ>
制御部10が、振分ビュー割当手段16によって、振分ビューR4を振分ビュー割当領域R3内に割り当てるか否かを判断し、割り当てる場合には処理をステップSA8に移し(ステップSA7でYes)、割り当てない場合には処理をステップSA9に移す(ステップSA7でNo)。
制御部10は、振分ビュー割当手段16によって、仕分ビュー割当手段15によって割り当てられた仕分ビューR2に表示されているサムネイル画像の振分先である振分ビューR4を、仕分ウィンドウW内に割り当てる(ステップSA8)。
<読出しステップ>
制御部10は、読出し手段17の制御で、元画像記憶手段12と属性記憶手段13に、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31から、仕分対象の元画像I2と対応する属性データベースDB1とを読み出させる(ステップSA9)。
制御部10が、振分ビュー割当手段16によって、振分ビューR4を振分ビュー割当領域R3内に割り当てるか否かを判断し、割り当てる場合には処理をステップSA8に移し(ステップSA7でYes)、割り当てない場合には処理をステップSA9に移す(ステップSA7でNo)。
制御部10は、振分ビュー割当手段16によって、仕分ビュー割当手段15によって割り当てられた仕分ビューR2に表示されているサムネイル画像の振分先である振分ビューR4を、仕分ウィンドウW内に割り当てる(ステップSA8)。
<読出しステップ>
制御部10は、読出し手段17の制御で、元画像記憶手段12と属性記憶手段13に、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31から、仕分対象の元画像I2と対応する属性データベースDB1とを読み出させる(ステップSA9)。
<配置決定ステップ>
制御部10は、配置決定手段19によって、サムネイル画像のビュー画像内での配置を決定する。この配置は、ビュー画像内での位置情報と、配列パターンとから決定される。位置情報は、ビュー画像における論理空間座標上の位置を決定する情報であって、例えば、矩形状のサムネイル画像の左上端が位置する座標によって表される。また、配列パターンには、登録時の配列パターン、ランダム配列パターン、マトリックス状の整列配列パターンがあり、入力部50からユーザに入力させても、予め記憶部30の画像仕分支援記憶領域31の任意の位置に登録しておいてもよい。ここでは、ユーザによっていずれかが選択されるものとする(ステップSA10)。
制御部10は、配置決定手段19によって、サムネイル画像のビュー画像内での配置を決定する。この配置は、ビュー画像内での位置情報と、配列パターンとから決定される。位置情報は、ビュー画像における論理空間座標上の位置を決定する情報であって、例えば、矩形状のサムネイル画像の左上端が位置する座標によって表される。また、配列パターンには、登録時の配列パターン、ランダム配列パターン、マトリックス状の整列配列パターンがあり、入力部50からユーザに入力させても、予め記憶部30の画像仕分支援記憶領域31の任意の位置に登録しておいてもよい。ここでは、ユーザによっていずれかが選択されるものとする(ステップSA10)。
<配列ステップ>
制御部10は、サムネイル画像を任意の位置にランダムに一覧配置するための配列パターン、サムネイル画像をマトリックス状に整列一覧配置するための配列パターンまたはn枚目の元画像がそのままで仕分ビューR2内に入るサイズであれば、そのまま仕分ビューR2内の任意の位置に表示させる配置とし、n+1枚目の元画像が仕分ビューR2のサイズよりも大きなサイズの場合には、仕分ビューR2内に入る大きさに縮小して、任意の位置に表示させる登録時の配列パターンとして配列させるようにする(ステップSA11)。そして、制御部10は、仕分ビューR2または振分ビューR4に並べる順番にサムネイル画像を並べる。この順番は、属性データベースDB1の属性に基づいて決定される。例えば、サムネイル画像は、ファイル名順で並べられる。なお、このとき、サムネイル画像自体を並べるようにしても、また、サムネイル画像を指定するIDに順番を示す符号を付与し、その順番で後記ビュー画像中に一覧配置させるようにしてもよい。
制御部10は、サムネイル画像を任意の位置にランダムに一覧配置するための配列パターン、サムネイル画像をマトリックス状に整列一覧配置するための配列パターンまたはn枚目の元画像がそのままで仕分ビューR2内に入るサイズであれば、そのまま仕分ビューR2内の任意の位置に表示させる配置とし、n+1枚目の元画像が仕分ビューR2のサイズよりも大きなサイズの場合には、仕分ビューR2内に入る大きさに縮小して、任意の位置に表示させる登録時の配列パターンとして配列させるようにする(ステップSA11)。そして、制御部10は、仕分ビューR2または振分ビューR4に並べる順番にサムネイル画像を並べる。この順番は、属性データベースDB1の属性に基づいて決定される。例えば、サムネイル画像は、ファイル名順で並べられる。なお、このとき、サムネイル画像自体を並べるようにしても、また、サムネイル画像を指定するIDに順番を示す符号を付与し、その順番で後記ビュー画像中に一覧配置させるようにしてもよい。
<サムネイル画像形成ステップ>
制御部10は、サムネイル画像形成手段18によって、元画像I2を所定の表示率のサムネイル画像として形成する(ステップSA12)。なお、サムネイル画像形成手段18が今回形成した元画像I2のサムネイル画像は、制御部10内で保持するとともに、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31の適宜な場所に、記憶させる。
<ビュー画像形成ステップ>
制御部10は、ビュー画像形成手段20によって、配置決定手段19が決定した配列パターンにしたがって、サムネイル画像の全てを仕分ビューR2または振分ビューR4内に一覧配置するためのビュー画像を形成する(ステップSA13)。なお、制御部10は、サムネイル画像を重ねて表示させる場合には、ビュー画像形成手段20によって、属性データベースDB1に記憶されているzorderの値にしたがって、一番最後に登録された元画像のサムネイル画像を一番上に表示させる。
制御部10は、サムネイル画像形成手段18によって、元画像I2を所定の表示率のサムネイル画像として形成する(ステップSA12)。なお、サムネイル画像形成手段18が今回形成した元画像I2のサムネイル画像は、制御部10内で保持するとともに、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31の適宜な場所に、記憶させる。
<ビュー画像形成ステップ>
制御部10は、ビュー画像形成手段20によって、配置決定手段19が決定した配列パターンにしたがって、サムネイル画像の全てを仕分ビューR2または振分ビューR4内に一覧配置するためのビュー画像を形成する(ステップSA13)。なお、制御部10は、サムネイル画像を重ねて表示させる場合には、ビュー画像形成手段20によって、属性データベースDB1に記憶されているzorderの値にしたがって、一番最後に登録された元画像のサムネイル画像を一番上に表示させる。
<嵌め込み先決定ステップ>
制御部10は、嵌め込み先決定手段21によって、ビュー画像形成手段20が形成したビュー画像を、仕分ビューR2または振分ビューR4のいずれに嵌め込むかを、属性データベースDB1に記憶された属性に基づいて決定する(ステップSA14)。但し、登録時には、仕分ビューR2が決定される。
制御部10は、嵌め込み先決定手段21によって、ビュー画像形成手段20が形成したビュー画像を、仕分ビューR2または振分ビューR4のいずれに嵌め込むかを、属性データベースDB1に記憶された属性に基づいて決定する(ステップSA14)。但し、登録時には、仕分ビューR2が決定される。
<ビュー画像嵌め込みステップ>
制御部10は、ビュー画像嵌め込み手段22によって、嵌め込み先決定手段21が決定した仕分ビューR2や振分ビューR4にビュー画像を嵌め込む(ステップSA15)。
<フレーム画像形成ステップ>
制御部10は、フレーム画像形成手段23によって、仕分ウィンドウ割当手段14によって割り当てられる仕分ウィンドウWを一部または全部に含むフレーム毎のフレーム画像を形成する(ステップSA16)。
<フレーム記憶ステップ>
制御部10は、フレーム記憶手段24によって、フレーム画像形成手段23が形成したフレーム画像をフレーム記憶部25に一時記憶する(ステップSA17)。
<表示ステップ>
制御部10は、表示手段26によって、フレーム記憶部25に一時記憶されたフレーム毎の画像を表示部5の表示画面上に表示させる(ステップSA18)。
制御部10は、ビュー画像嵌め込み手段22によって、嵌め込み先決定手段21が決定した仕分ビューR2や振分ビューR4にビュー画像を嵌め込む(ステップSA15)。
<フレーム画像形成ステップ>
制御部10は、フレーム画像形成手段23によって、仕分ウィンドウ割当手段14によって割り当てられる仕分ウィンドウWを一部または全部に含むフレーム毎のフレーム画像を形成する(ステップSA16)。
<フレーム記憶ステップ>
制御部10は、フレーム記憶手段24によって、フレーム画像形成手段23が形成したフレーム画像をフレーム記憶部25に一時記憶する(ステップSA17)。
<表示ステップ>
制御部10は、表示手段26によって、フレーム記憶部25に一時記憶されたフレーム毎の画像を表示部5の表示画面上に表示させる(ステップSA18)。
<仕分操作ステップ>
制御部10は、仕分操作手段27によって、仕分ビューR2内に表示されるサムネイル画像に対する選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を可能にして、ユーザの操作を待ち、ユーザの操作にしたがってサムネイル画像の仕分処理を行う(ステップSA19)。
制御部10は、ユーザによる操作がグループ化するための操作である場合には処理をステップSA21に移し(ステップSA20でYes)、それ以外の処理の場合には処理をステップSA10に戻し(ステップSA20でNo)また、他の画像を登録させて仕分処理を行う場合には処理をステップSA4に戻す(ステップSA20で登録)。
<グループ化ステップ>
制御部10は、グループ化手段28によって、仕分操作手段27の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作で仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を一つのグループとして出力させる。その出力先は、例えば、記憶媒体40、記憶部30内の画像仕分支援記憶領域31外の領域の任意のフォルダ、印刷時には図示しないプリンタ、ネットワーク接続されたコンピュータなどの記憶領域である。このとき、元画像I2は、振分先に複写するのではなく移動させて記憶部30の画像仕分支援記憶領域31から削除するようにしてもよい(ステップSA21)。
制御部10は、仕分操作手段27によって、仕分ビューR2内に表示されるサムネイル画像に対する選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を可能にして、ユーザの操作を待ち、ユーザの操作にしたがってサムネイル画像の仕分処理を行う(ステップSA19)。
制御部10は、ユーザによる操作がグループ化するための操作である場合には処理をステップSA21に移し(ステップSA20でYes)、それ以外の処理の場合には処理をステップSA10に戻し(ステップSA20でNo)また、他の画像を登録させて仕分処理を行う場合には処理をステップSA4に戻す(ステップSA20で登録)。
<グループ化ステップ>
制御部10は、グループ化手段28によって、仕分操作手段27の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作で仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を一つのグループとして出力させる。その出力先は、例えば、記憶媒体40、記憶部30内の画像仕分支援記憶領域31外の領域の任意のフォルダ、印刷時には図示しないプリンタ、ネットワーク接続されたコンピュータなどの記憶領域である。このとき、元画像I2は、振分先に複写するのではなく移動させて記憶部30の画像仕分支援記憶領域31から削除するようにしてもよい(ステップSA21)。
制御部10は、グループ化処理後、画像仕分支援処理を終了するか否かを判断して終了しない場合には処理をステップSA4に戻し(ステップSA22でNo)、図示しない終了ボタンが選択された場合には処理を終了する(ステップSA22でYes)。なお、前記任意のステップで終了ボタンが選択された場合には、処理を中止して終了する。
以上の動作を連続して動作させることで、画像仕分支援装置1は、ユーザに、サムネイル画像を見させながら元画像の仕分を行わせることができる。
以上の動作を連続して動作させることで、画像仕分支援装置1は、ユーザに、サムネイル画像を見させながら元画像の仕分を行わせることができる。
図5は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置によるサムネイル画像の形成概念を説明する図であり、(a)は元画像の例示図、(b)はサムネイル画像の例示図である。(a)に示すように、元画像I2は、縦a、横bの大きさを有する画像とする。これに対して、(b)に示すように、縦a’、横b’のサムネイル画像G1は、元画像I2を、表示率を変更して形成される。なお、サムネイル画像G1と元画像I2との縦横比は等しいものとする。
また、サムネイル画像G1は、一辺の長さがxの正方形に内接し、かつ面積x2が最大となるように配するサイズとするのが好ましい。このとき、xは以下に示す方法で得られる。一辺の長さがxの正方形N個があり、これらN個の正方形の面積の和が画像一覧領域の面積Sと等しいとした場合、次の等式が成立する。
N×x2=S
したがって、x=√(S/N)の関係が成立する。
そこで、N枚の元画像I2は、一辺の長さxの正方形に内接し、かつ面積x2が最大となるように同一の縦横比のまま変更させると、N枚のサムネイル画像G1…の面積の合計は、仕分ビューR2の面積Sと略等しくすることができるため、サムネイル画像G1は、面積Sの仕分ビューR2に配置するのに好適なサイズとなる。
なお、xの値は元画像のピクセルに対応する。そのため、小数点以下の値については、切捨て、四捨五入等により丸められ、丸められた結果xの値がゼロになる場合には、xの値を1とするのが好ましい。
N×x2=S
したがって、x=√(S/N)の関係が成立する。
そこで、N枚の元画像I2は、一辺の長さxの正方形に内接し、かつ面積x2が最大となるように同一の縦横比のまま変更させると、N枚のサムネイル画像G1…の面積の合計は、仕分ビューR2の面積Sと略等しくすることができるため、サムネイル画像G1は、面積Sの仕分ビューR2に配置するのに好適なサイズとなる。
なお、xの値は元画像のピクセルに対応する。そのため、小数点以下の値については、切捨て、四捨五入等により丸められ、丸められた結果xの値がゼロになる場合には、xの値を1とするのが好ましい。
図6は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置によるサムネイル画像のランダムな一覧配置を説明する図であり、(a)はn枚目までのサムネイル画像の重なり面積が小さい場合の配置を示す例示図、(b)はn枚目までのサムネイル画像の重なり面積が大きい場合の配置を示す例示図である。
複数のサムネイル画像は、一枚目から順番にランダムに配置される。n枚目のサムネイル画像を配置する際には、すでにn−1枚目までのサムネイル画像を配置済みである。そして、n枚目のサムネイル画像の配置位置は、n枚目のサムネイル画像の試行的配置を所定回数繰り返し、そのなかでn枚目のサムネイル画像と、すでに配置されているn−1枚目までのサムネイル画像との重なり面積が最小となるように決定する。例えば、(a)における重なり面積U1と、(b)における重なり面積U2とを比較すると、U1の方が小さい。したがって、n枚目のサムネイル画像は(a)の位置に配置される。この例は、2回の試行で配置位置を決定する場合である。
複数のサムネイル画像は、一枚目から順番にランダムに配置される。n枚目のサムネイル画像を配置する際には、すでにn−1枚目までのサムネイル画像を配置済みである。そして、n枚目のサムネイル画像の配置位置は、n枚目のサムネイル画像の試行的配置を所定回数繰り返し、そのなかでn枚目のサムネイル画像と、すでに配置されているn−1枚目までのサムネイル画像との重なり面積が最小となるように決定する。例えば、(a)における重なり面積U1と、(b)における重なり面積U2とを比較すると、U1の方が小さい。したがって、n枚目のサムネイル画像は(a)の位置に配置される。この例は、2回の試行で配置位置を決定する場合である。
図7は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置によるマトリックス状の整列一覧配置を説明する図であり、(a),(b),〜,(q)は、サムネイル画像の枚数の相違による整列例をそれぞれ示しており、アルファベット順に表示枚数が多くなるように例示した図である。なお、図中、G1〜G19は、仕分ビューR2に表示されるサムネイル画像を表し、符号Gに付帯する数字の番号順に並べた例を示している。
1枚のサムネイル画像G1は、仕分ビューR2の中央に配置させる(a)。2枚のサムネイル画像G1,2は、仕分ビューR2の中央で半分にし、それぞれに配置し、1行2列のマトリックス状に配列させる(b)。3枚のサムネイル画像G1〜3は、1行3列のマトリックス状に配列させる(c)。4枚のサムネイル画像G1〜4は、2行3列のマトリックス状に配列させる(d)。但し、空白が2マス分ある。以下、(e),〜,(q)の場合も同様であるため、説明を省略する。なお、以上は、単なる例示に過ぎず、どのように配列しても、仕分対象のサムネイル画像が全てマトリックス状に整列一覧表示できれば構わない。
1枚のサムネイル画像G1は、仕分ビューR2の中央に配置させる(a)。2枚のサムネイル画像G1,2は、仕分ビューR2の中央で半分にし、それぞれに配置し、1行2列のマトリックス状に配列させる(b)。3枚のサムネイル画像G1〜3は、1行3列のマトリックス状に配列させる(c)。4枚のサムネイル画像G1〜4は、2行3列のマトリックス状に配列させる(d)。但し、空白が2マス分ある。以下、(e),〜,(q)の場合も同様であるため、説明を省略する。なお、以上は、単なる例示に過ぎず、どのように配列しても、仕分対象のサムネイル画像が全てマトリックス状に整列一覧表示できれば構わない。
図8は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置による画像仕分支援処理の登録ステップを説明するフローチャートである。
<取込方法選択ステップ>
制御部10は、登録手段11によって、登録処理を開始し、ユーザの操作にしたがって元画像の取込方法を選択する(ステップSB1)。この取込方法としては、D&D(ドラッグ&ドロップ)取込処理を指定する場合、メディア取込処理を指定する場合、ファイル指定取込処理を指定する場合(ステップSB2)の3通りがある。
D&D取込処理では、制御部10が、ユーザの操作にしたがって、元画像のある取込元フォルダを開く。なお、取込元フォルダは、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31外に割り当てられるものであり、元画像I3がこの中に記憶される。メディア取込処理およびファイル指定取込処理では、制御部10は、まず、いずれの処理を選択するかを選択させるボタンを表示し、ユーザに選択させる。そして、メディア取込処理が選択された場合には、制御部10は、読み書き可能な状態に接続されている記憶媒体40等の記憶媒体40にアクセスし、ユーザに元画像I1のある取込フォルダを選択させる。一方、ファイル指定取込処理が選択された場合には、制御部10は、記憶部30にアクセスし、ユーザに元画像I3のある取込フォルダを選択させる。
<取込方法選択ステップ>
制御部10は、登録手段11によって、登録処理を開始し、ユーザの操作にしたがって元画像の取込方法を選択する(ステップSB1)。この取込方法としては、D&D(ドラッグ&ドロップ)取込処理を指定する場合、メディア取込処理を指定する場合、ファイル指定取込処理を指定する場合(ステップSB2)の3通りがある。
D&D取込処理では、制御部10が、ユーザの操作にしたがって、元画像のある取込元フォルダを開く。なお、取込元フォルダは、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31外に割り当てられるものであり、元画像I3がこの中に記憶される。メディア取込処理およびファイル指定取込処理では、制御部10は、まず、いずれの処理を選択するかを選択させるボタンを表示し、ユーザに選択させる。そして、メディア取込処理が選択された場合には、制御部10は、読み書き可能な状態に接続されている記憶媒体40等の記憶媒体40にアクセスし、ユーザに元画像I1のある取込フォルダを選択させる。一方、ファイル指定取込処理が選択された場合には、制御部10は、記憶部30にアクセスし、ユーザに元画像I3のある取込フォルダを選択させる。
<取込ファイル一覧作成ステップ>
制御部10は、元画像の取込ファイルの一覧を作成し、表示部5に表示させる(ステップSB3)。このとき、D&D取込処理の場合には、制御部10は、取込ファイル一覧の元画像をサムネイル画像として表示させるために以下の処理に移る。なお、取込元の元画像は、サムネイル画像として表示させなくても、アイコンのままでもよい。そして、制御部10は、ユーザにドラッグ&ドロップ操作によって、取込元フォルダから仕分ビューR2内へ貼り付け(複写)させる。
メディア取込処理およびファイル指定取込処理の場合には、制御部10は、取込ファイルの一覧を表示し、元画像の選択後、ペンデバイス51によって取込ボタンをタップさせることによって、元画像を取り込み、仕分ビューR2内に取り込んだ元画像のサムネイル画像を表示させるために、以下の処理に移る。
制御部10は、元画像の取込ファイルの一覧を作成し、表示部5に表示させる(ステップSB3)。このとき、D&D取込処理の場合には、制御部10は、取込ファイル一覧の元画像をサムネイル画像として表示させるために以下の処理に移る。なお、取込元の元画像は、サムネイル画像として表示させなくても、アイコンのままでもよい。そして、制御部10は、ユーザにドラッグ&ドロップ操作によって、取込元フォルダから仕分ビューR2内へ貼り付け(複写)させる。
メディア取込処理およびファイル指定取込処理の場合には、制御部10は、取込ファイルの一覧を表示し、元画像の選択後、ペンデバイス51によって取込ボタンをタップさせることによって、元画像を取り込み、仕分ビューR2内に取り込んだ元画像のサムネイル画像を表示させるために、以下の処理に移る。
<保存先フォルダのチェック・作成>
制御部10は、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内に保存先フォルダとして書込み可能な保存先フォルダをチェックするとともに、存在しないときには保存先フォルダを作成する(ステップSB4)。
<ファイル名付与ステップ>
制御部10は、保存先フォルダ内に、今回取り込む元画像と同一のファイル名があるか否かを確認し、重複ファイルが無い場合には処理をステップSB6に移し(ステップSB5でYes)、ファイル名を元画像のファイル名と決定し(ステップSB6)、重複ファイルが有る場合には処理をステップSB7に移し(ステップSB5でNo)、ファイル名を通し番号などのユニークなファイル名に決定する(ステップSB7)。
制御部10は、記憶部30の画像仕分支援記憶領域31内に保存先フォルダとして書込み可能な保存先フォルダをチェックするとともに、存在しないときには保存先フォルダを作成する(ステップSB4)。
<ファイル名付与ステップ>
制御部10は、保存先フォルダ内に、今回取り込む元画像と同一のファイル名があるか否かを確認し、重複ファイルが無い場合には処理をステップSB6に移し(ステップSB5でYes)、ファイル名を元画像のファイル名と決定し(ステップSB6)、重複ファイルが有る場合には処理をステップSB7に移し(ステップSB5でNo)、ファイル名を通し番号などのユニークなファイル名に決定する(ステップSB7)。
<書込みステップ>
制御部10は、論理的仕分ビューサイズを読み込むとともに(ステップSB8)、ファイル名の付与された元画像を取り込んで保存先フォルダに書き込む(ステップSB9)。そして、制御部10は、IDを設定するとともに属性データベースDB1に記憶する(ステップSB10)。また、続けて、制御部10は、論理的仕分ビューサイズおよび取り込み元画像の属性に基づいて初期表示位置計算を計算する(ステップSB11)。そして、制御部10は、保存先フォルダに書き込んだ元画像を登録扱いにし(ステップSB12)、属性データベースDB1を完成させ(ステップSB13)、ステップSB13で計算された初期表示位置にサムネイル画像を表示する(ステップSB14)。
なお、このときのサムネイル画像とは、仕分ビューR2に表示可能なサイズの場合には、元画像のサイズのまま表示され、仕分ビューR2の表示領域よりも大きなサイズの場合には、仕分ビューR2に表示可能に縮小して表示される画像でよい。
制御部10は、論理的仕分ビューサイズを読み込むとともに(ステップSB8)、ファイル名の付与された元画像を取り込んで保存先フォルダに書き込む(ステップSB9)。そして、制御部10は、IDを設定するとともに属性データベースDB1に記憶する(ステップSB10)。また、続けて、制御部10は、論理的仕分ビューサイズおよび取り込み元画像の属性に基づいて初期表示位置計算を計算する(ステップSB11)。そして、制御部10は、保存先フォルダに書き込んだ元画像を登録扱いにし(ステップSB12)、属性データベースDB1を完成させ(ステップSB13)、ステップSB13で計算された初期表示位置にサムネイル画像を表示する(ステップSB14)。
なお、このときのサムネイル画像とは、仕分ビューR2に表示可能なサイズの場合には、元画像のサイズのまま表示され、仕分ビューR2の表示領域よりも大きなサイズの場合には、仕分ビューR2に表示可能に縮小して表示される画像でよい。
図9は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置による画像仕分支援処理のサムネイル画像のランダム配列ステップを説明するフローチャートである。
<ループステップ>
配置決定手段19は、N枚のサムネイル画像の中の、n枚目のサムネイル画像の配置に関する作業を開始する(ステップSC1)。ここで、n−1枚のサムネイル画像はすでに配置済みの画像である。
<配置ステップ>
配置決定手段19は、すでにn−1枚目のサムネイル画像が配置された画像一覧領域に、n枚目のサムネイル画像をランダムに配置する(ステップSC2)。
<重なり面積算出ステップ>
配置決定手段19は、n枚目のサムネイル画像と、すでに配置されたn−1枚目までのサムネイル画像との重なり面積を算出する(ステップSC3)。
<重なり面積判定ステップ>
配置決定手段19は、ステップSC3で算出された重なり面積がゼロか否かを判定する。ゼロである場合は、処理をステップSC8へ移し(ステップSC4でYes)、ゼロでない場合は、処理をステップSC5へ移す(ステップSC4でNo)。
<ループステップ>
配置決定手段19は、N枚のサムネイル画像の中の、n枚目のサムネイル画像の配置に関する作業を開始する(ステップSC1)。ここで、n−1枚のサムネイル画像はすでに配置済みの画像である。
<配置ステップ>
配置決定手段19は、すでにn−1枚目のサムネイル画像が配置された画像一覧領域に、n枚目のサムネイル画像をランダムに配置する(ステップSC2)。
<重なり面積算出ステップ>
配置決定手段19は、n枚目のサムネイル画像と、すでに配置されたn−1枚目までのサムネイル画像との重なり面積を算出する(ステップSC3)。
<重なり面積判定ステップ>
配置決定手段19は、ステップSC3で算出された重なり面積がゼロか否かを判定する。ゼロである場合は、処理をステップSC8へ移し(ステップSC4でYes)、ゼロでない場合は、処理をステップSC5へ移す(ステップSC4でNo)。
<重なり面積比較ステップ>
配置決定手段19は、重なり面積がゼロでない場合には、今回試行の重なり面積と、前回試行までのうち、最小の重なり面積と、を比較する。今回試行の重なり面積の方が小さい場合には、処理をステップSC6へ移し(ステップSC5でYes)、今回試行の重なり面積の方が大きいまたは等しい場合には、処理をステップSC7へ移す(ステップSC5でNo)。なお、一回目の試行時には、処理をステップSC6へ移す。
<重なり面積最小位置更新ステップ>
配置決定手段19は、今回試行の配置位置および重なり面積を保存し、重なり面積が最小となる配置位置およびその重なり面積として更新する(ステップSC6)。そして、これらの値は、次回試行時のステップSC5で、前回試行までのうち、最小の重なり面積の値として用いられる(ステップSC2)。なお、一回目の試行時には、その配置位置および重なり面積が保存される。
配置決定手段19は、重なり面積がゼロでない場合には、今回試行の重なり面積と、前回試行までのうち、最小の重なり面積と、を比較する。今回試行の重なり面積の方が小さい場合には、処理をステップSC6へ移し(ステップSC5でYes)、今回試行の重なり面積の方が大きいまたは等しい場合には、処理をステップSC7へ移す(ステップSC5でNo)。なお、一回目の試行時には、処理をステップSC6へ移す。
<重なり面積最小位置更新ステップ>
配置決定手段19は、今回試行の配置位置および重なり面積を保存し、重なり面積が最小となる配置位置およびその重なり面積として更新する(ステップSC6)。そして、これらの値は、次回試行時のステップSC5で、前回試行までのうち、最小の重なり面積の値として用いられる(ステップSC2)。なお、一回目の試行時には、その配置位置および重なり面積が保存される。
<試行回数判定ステップ>
配置決定手段19は、n枚目のサムネイル画像の配置に関する試行回数を判定する。試行回数が所定回数に達しない場合には、処理をステップSC2へ戻し(ステップSC7でNo)、再度n枚目のサムネイル画像をランダムに配置する。試行回数が所定回数に達した場合には、処理をステップSC8へ移す(ステップSC7でYes)。この所定回数は、適宜設定変更可能であり、例えば一万回に設定することもできる。
<配置位置決定ステップ>
配置決定手段19は、n枚目のサムネイル画像の配置位置を決定する(ステップSC8)。ステップSC4から移行してきた場合には、その重なり面積がゼロとなる位置に配置位置を決定する。ステップSC7から移行してきた場合には、ステップSC6で保存・更新された、重なり面積が最小となる位置に配置位置を決定する。
配置決定手段19は、n枚目のサムネイル画像の配置に関する試行回数を判定する。試行回数が所定回数に達しない場合には、処理をステップSC2へ戻し(ステップSC7でNo)、再度n枚目のサムネイル画像をランダムに配置する。試行回数が所定回数に達した場合には、処理をステップSC8へ移す(ステップSC7でYes)。この所定回数は、適宜設定変更可能であり、例えば一万回に設定することもできる。
<配置位置決定ステップ>
配置決定手段19は、n枚目のサムネイル画像の配置位置を決定する(ステップSC8)。ステップSC4から移行してきた場合には、その重なり面積がゼロとなる位置に配置位置を決定する。ステップSC7から移行してきた場合には、ステップSC6で保存・更新された、重なり面積が最小となる位置に配置位置を決定する。
<ループステップ>
配置決定手段19は、ステップSC8までの動作によって、n枚目のサムネイル画像の位置が決まったので、n枚目のサムネイル画像についての作業が終了する(ステップSC9)。そして処理をステップSC1へ戻り、n+1枚目のサムネイル画像についての作業を行う。このように、順次位置決めを行い、N枚のサムネイル画像の位置を決める。なお、N枚のサムネイル画像の配置を行う順番については、適宜設定変更可能である。例えば、記憶部30に保存された順番に配置を行う設定であってもよい。
配置決定手段19は、ステップSC8までの動作によって、n枚目のサムネイル画像の位置が決まったので、n枚目のサムネイル画像についての作業が終了する(ステップSC9)。そして処理をステップSC1へ戻り、n+1枚目のサムネイル画像についての作業を行う。このように、順次位置決めを行い、N枚のサムネイル画像の位置を決める。なお、N枚のサムネイル画像の配置を行う順番については、適宜設定変更可能である。例えば、記憶部30に保存された順番に配置を行う設定であってもよい。
図10は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置による画像仕分支援処理のサムネイル画像の整列配列ステップを説明するフローチャートである。なお、以下において、幅および横は行方向の並びの概念、高さおよび縦は列方向の並びの概念である。
配置決定手段19は、仕分ビューR2に表示する全元画像を取得する(ステップSD1)。ここで、取得した元画像群をaとおく。また、配置決定手段19は、取得した元画像群aを所定の基準でソートする(ステップSD2)。所定の基準としては、属性を利用することができる。所定の基準として使用できる属性としては、例えば、ファイル名(アルファベット順等)、日付順(降順・昇順)、元画像のサイズ順(大きい順・小さい順)がある。
次に、配置決定手段19は、仕分ビューR2の大きさ(配置可能領域)を設定する(ステップSD3)。配置決定手段19は、サムネイル画像として表示させる場合の大きさを計算する(ステップSD4)。この大きさは、仕分ビューR2を小さな正方形で区分した場合に、その正方形内にサムネイル画像を配置させるものとして計算される。1辺の長さx=dの正方形とすると、1辺の長さdは、d=sqrt(配置可能幅×配置可能高さ/全元画像aの数)で与えられる。なお、演算子sqrtは、平方根の正の値を解とする演算子である。
配置決定手段19は、仕分ビューR2に表示する全元画像を取得する(ステップSD1)。ここで、取得した元画像群をaとおく。また、配置決定手段19は、取得した元画像群aを所定の基準でソートする(ステップSD2)。所定の基準としては、属性を利用することができる。所定の基準として使用できる属性としては、例えば、ファイル名(アルファベット順等)、日付順(降順・昇順)、元画像のサイズ順(大きい順・小さい順)がある。
次に、配置決定手段19は、仕分ビューR2の大きさ(配置可能領域)を設定する(ステップSD3)。配置決定手段19は、サムネイル画像として表示させる場合の大きさを計算する(ステップSD4)。この大きさは、仕分ビューR2を小さな正方形で区分した場合に、その正方形内にサムネイル画像を配置させるものとして計算される。1辺の長さx=dの正方形とすると、1辺の長さdは、d=sqrt(配置可能幅×配置可能高さ/全元画像aの数)で与えられる。なお、演算子sqrtは、平方根の正の値を解とする演算子である。
そして、配置決定手段19は、横の数e=(配置可能幅+d―1)/dによって、横の数eを算出する(ステップSD5)。但し、この式は(配置可能幅/d)の解を切り上げることを意味している。また、配置決定手段19は、縦の数f=(aの数+e―1)/eによって、縦の数fを算出する(ステップSD6)。さらに、配置決定手段19は、aの数/fの値が割り切れる時のみ、横の数eの数=aの数/fによって、横の数eを再計算する(ステップSD7)。
続いて、配置決定手段19は、表示させるサムネイル画像のサイズを計算する(ステップSD8)。サムネイル画像の横方向の長さは、横g=配置可能幅/eによって、算出し、縦方向の長さは、縦h=配置可能高さ/fによって、算出する。最後に、配置決定手段19は、ステップSD8で算出された横方向の長さgおよび縦方向の長さhに応じて決定される大きさの全てのサムネイル画像を、ステップSD2でのソート順で仕分ビューR2内にマトリックス状に一覧配列していく(ステップSD9,10,11)。
図11は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置による画像仕分支援処理の仕分操作ステップの仕分手順を説明するフローチャートである。
制御部10は、ユーザがペンデバイス51によって表示部5の表示画面上をタップすると、タップされた位置にポインタを表示させる(ステップSE1)。そして、制御部10は、ユーザがペンデバイス51によって表示部5の表示画面上をタップした状態でペンデバイス51を移動させると、もとのポインタ位置(a)を取得しておくとともに(ステップSE2)、ペンデバイス51の動きに合わせてポインタを移動させる。このとき、制御部10は、現在のポインタ位置(b)も取得する(ステップSE3)。
また、制御部10は、ポインタ位置が仕分ビューR2上に有ると判断すれば、仕分処理として処理をステップSE5に移し(ステップSE4でYes)、無いと判断すれば、振分処理として処理をステップSF1(図12参照)に移す(ステップSE4でNo)。
制御部10は、ユーザがペンデバイス51によって表示部5の表示画面上をタップすると、タップされた位置にポインタを表示させる(ステップSE1)。そして、制御部10は、ユーザがペンデバイス51によって表示部5の表示画面上をタップした状態でペンデバイス51を移動させると、もとのポインタ位置(a)を取得しておくとともに(ステップSE2)、ペンデバイス51の動きに合わせてポインタを移動させる。このとき、制御部10は、現在のポインタ位置(b)も取得する(ステップSE3)。
また、制御部10は、ポインタ位置が仕分ビューR2上に有ると判断すれば、仕分処理として処理をステップSE5に移し(ステップSE4でYes)、無いと判断すれば、振分処理として処理をステップSF1(図12参照)に移す(ステップSE4でNo)。
仕分処理の場合には、仕分操作手段27は、ポインタ位置(a)、(b)から両位置の距離を求め、ポインタ移動量(c)を算出し(ステップSE5)、算出されたポインタ移動量(c)と仕分ビューR2の表示率とを考慮して論理移動量(d)を算出する(ステップSE6)。続いて、仕分操作手段27は、算出した論理移動量(d)を元に全選択画像の新しい位置を計算する(ステップSE7)。つまり、制御部10は、実際にポインタが移動した距離を論理移動量に直し、論理空間内でサムネイル画像を論理移動量に応じて動かした論理画像を形成し、その論理画像を表示部5の表示画面の物理空間に描画(表示)させる(ステップSE8)。これによって、サムネイル画像は、仕分ビューR2内を移動または複写されることになり、ユーザは、仕分ビューR2内での仕分作業を行うことができる。
そして、制御部10の仕分操作手段27は、現在のポインタ位置(b)の値をもとのポインタ位置(a)に代入し、現在のポインタ位置(b)をもとのポインタ位置(a)と置き換える(ステップSE9)。続いて、仕分操作手段27は、ポインタ移動が続いて範囲の終了が終わっていない場合には処理をステップSE3に戻し(ステップSE10でNo)、ポインタがとまっていると判断した場合には処理を終了する(ステップSE10でYes)。仕分操作手段27は、以上ステップSE3からステップSE10の処理を、所定間隔で繰り返し行うものとする。
続いて、ステップSE4でYesの場合には、仕分操作手段27は、以下の振分処理を行う。図12は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置による画像仕分支援処理の仕分操作ステップの振分手順を説明するフローチャートである。
仕分操作手段27は、ステップSE4で、仕分ビューR2上にポインタが無いと判断したため、さらに、ポインタ位置が、振分ビューR4の外にあるか否かを判断し、外にある場合には、処理をステップSF3に移す(ステップSF1でYes)。
また、仕分操作手段27は、ステップSE4で、仕分ビューR2上にポインタが無く、かつ、ステップSF1で、振分ビューR4の外にないと判断されたため、この場合には、振分ビューR4内にポインタがあるため振分処理が可能であり、処理をステップSF2に移す(ステップSF1でNo)。
仕分操作手段27は、ステップSE4で、仕分ビューR2上にポインタが無いと判断したため、さらに、ポインタ位置が、振分ビューR4の外にあるか否かを判断し、外にある場合には、処理をステップSF3に移す(ステップSF1でYes)。
また、仕分操作手段27は、ステップSE4で、仕分ビューR2上にポインタが無く、かつ、ステップSF1で、振分ビューR4の外にないと判断されたため、この場合には、振分ビューR4内にポインタがあるため振分処理が可能であり、処理をステップSF2に移す(ステップSF1でNo)。
次に、仕分操作手段27は、ステップSF2、3で、振分可能フラグを設定する。この振分可能フラグは、振分ビューR4内にポインタがある場合にOKと立てるフラグである。ステップSF1でNoの場合は、仕分操作手段27は、振分ビューR4内にポインタがあるため振分可能フラグOKとする(ステップSF2)。一方、振分ビューR4外にポインタがある場合(ステップSF1でYes)では、仕分操作手段27は、振分処理を行えないとして振分フラグNGとする(ステップSF3)。
仕分操作手段27は、振分フラグを確認し、OKの場合(ステップSF4、ステップSF5でYes)には、振分処理を行わせるため処理をステップSF6に移し、NGの場合には(ステップSF4、ステップSF5でNo)、振分範囲が指定されるまで(つまり、ポインタ位置が振分ビューR4内に来るまで)、処理をステップSF1に戻す。続いて、仕分操作手段27は、ユーザが移動登録処理を選択しているのかまたはコピー登録処理を選択しているのかを判断する。例えば、その選択は、図示しない選択ボタンを表示させ、そのボタンをユーザに選択させるようにすればよい。仕分操作手段27は、移動登録処理の場合には処理をステップSF7に移し(ステップSF6でNo)、コピー登録処理の場合には処理をステップSF12に移す(ステップSF6でYes)。
(移動登録処理)
仕分操作手段27は、選択画像数分のループ処理する(ステップSF7〜SF10)。まず、仕分操作手段27は、属性データベースDB1から読み出した画像情報や振分ビューIDを新しいIDに更新し(ステップSF8)、例えば、選択位置を保持したままセンタリング処理を行って位置の設定を行う(ステップSF9)。仕分操作手段27は、仕分ビューR2から移動画像を消して再描画するとともに、振分ビューR4には新しい画像を表示させて再描画させる(ステップSF11)。
仕分操作手段27は、選択画像数分のループ処理する(ステップSF7〜SF10)。まず、仕分操作手段27は、属性データベースDB1から読み出した画像情報や振分ビューIDを新しいIDに更新し(ステップSF8)、例えば、選択位置を保持したままセンタリング処理を行って位置の設定を行う(ステップSF9)。仕分操作手段27は、仕分ビューR2から移動画像を消して再描画するとともに、振分ビューR4には新しい画像を表示させて再描画させる(ステップSF11)。
(コピー登録処理)
仕分操作手段27は、選択画像数分のループ処理する(ステップSF12〜SF18)。まず、仕分操作手段27は、画像情報や振分ビューIDなどの画像情報が同じ新しい画像(クローン画像と呼ぶ)を作成し(ステップSF13)、クローン画像の振分ビューIDをコピー先IDに変更する(ステップSF14)。仕分操作手段27は、クローン画像の位置を設定、例えば、選択位置を保持したままセンタリング処理を行って位置の設定を行う(ステップSF15)。そして、仕分操作手段27は、コピー先の振分ビューR4にクローン画像を追加する(ステップSF17)。そして、仕分操作手段27は、仕分ビューR2からのクローン画像を、振分ビューR4に、新しい画像として表示させて再描画させる(ステップSF18)。
仕分操作手段27は、選択画像数分のループ処理する(ステップSF12〜SF18)。まず、仕分操作手段27は、画像情報や振分ビューIDなどの画像情報が同じ新しい画像(クローン画像と呼ぶ)を作成し(ステップSF13)、クローン画像の振分ビューIDをコピー先IDに変更する(ステップSF14)。仕分操作手段27は、クローン画像の位置を設定、例えば、選択位置を保持したままセンタリング処理を行って位置の設定を行う(ステップSF15)。そして、仕分操作手段27は、コピー先の振分ビューR4にクローン画像を追加する(ステップSF17)。そして、仕分操作手段27は、仕分ビューR2からのクローン画像を、振分ビューR4に、新しい画像として表示させて再描画させる(ステップSF18)。
図13は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置による仕分ビュー内でのサムネイル画像の選択・移動・複写の概念を説明する図である。なお、ここでは、サムネイル画像が仕分ビューR2内にランダムに一覧表示されている場合を説明するが、サムネイル画像が仕分ビューR2内にマトリックス状に一覧表示されている場合も同様であるため、説明を省略する。
仕分ビューR2内には、サムネイル画像がランダムに一覧表示されている。このときに、ユーザが、ペンデバイス51でサムネイル画像93をタップして選択し、タップしたままドラッグして、任意の場所までペンデバイス51を移動させて、ドロップすることによって、サムネイル画像93を、仕分ビューR2内の任意の位置、例えば二点鎖線で示す場所に移動または複写させる。また、ペンデバイス51によって鎖線で示すような矩形枠で複数のサムネイル画像93,93a〜93eを一度に選択し、振分ビューR4や仕分ウィンドウWの外に移動または複写させることができる。特に、仕分ウィンドウWの外に移動または複写させた場合には、グループ出力となる。
仕分ビューR2内には、サムネイル画像がランダムに一覧表示されている。このときに、ユーザが、ペンデバイス51でサムネイル画像93をタップして選択し、タップしたままドラッグして、任意の場所までペンデバイス51を移動させて、ドロップすることによって、サムネイル画像93を、仕分ビューR2内の任意の位置、例えば二点鎖線で示す場所に移動または複写させる。また、ペンデバイス51によって鎖線で示すような矩形枠で複数のサムネイル画像93,93a〜93eを一度に選択し、振分ビューR4や仕分ウィンドウWの外に移動または複写させることができる。特に、仕分ウィンドウWの外に移動または複写させた場合には、グループ出力となる。
図14は、本発明に係る実施形態の画像仕分支援装置による仕分ビュー内でのサムネイル画像の加工操作概念を説明する図である。図14は、図13で示した仕分ビューR2内に同一のサムネイル画像をランダムに配置したものであって、同一符号を付している。ここでは、例えば、複数のサムネイル画像が選択された状態で、ユーザがペンデバイス51で選択範囲(ハッチングで示したサムネイル画像群が選択された範囲またはサムネイル画像93の1枚が選択された範囲)をタップすると、ポップアップメニュー95(95a〜95h)が画面上に現れる。
ここで、95aは選択範囲のサムネイル画像の元画像を呼び出して、スライド表示させるボタンである。95bは「出力」ボタンであり、タップすると、グループ内のサムネイル画像をファイル出力するボタンである。95cは「回転」ボタンであり、タップすると、グループ内のサムネイル画像を、配置位置を保ちつつ所定の角度(例えば、一回のタップにつき時計回りに90度等)に回転させることができる。95dは「削除」ボタンであり、タップすると、グループ内のサムネイル画像を画像仕分ビューR2から削除する。95eは「コピー」ボタンであり、タップすると、記憶部30内の任意の場所にグループ内のサムネイル画像を、配置位置を保ちつつコピー(複製)して貼り付ける。95fは「切り取り」ボタンであり、タップすると、サムネイル画像を切り取る。95gは「壁紙」ボタンであり、タップすると、グループ内のサムネイル画像を、配置位置を保ちつつ壁紙に設定する。95hは、「印刷」ボタンであり、タップすると、グループ内のサムネイル画像を、配置位置を保ちつつ印刷する。
以上、一実施形態に基づいて、画像仕分支援装置1の構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、汎用なパーソナルコンピュータに画像仕分支援プログラムを読み込ませて機能させるように構成してもよい。この画像仕分支援プログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるしCD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
また、本実施形態の画像仕分支援装置1では、フレーム画像形成手段23、フレーム記憶手段24、表示手段26の機能をOS(P2)に組み込んであるものとして説明したが、画像仕分支援プログラムP1自体に組み込んだものでも、また、独立したプログラムとしてもよい。また、OS(P2)は、記憶部30内に記憶されているものとして説明したが、制御部10内のROMに直接書き込むようにしておいても構わない。この種のOSとしては、例えば、ウィンドウズ(登録商標)CEシリーズがある。また、前者のOS(P2)は、リナックスやウィンドウズ(登録商標)などの汎用のOSでも、画像仕分支援装置1のための専用のOSとしてもよい。
なお、本実施形態では、ペンデバイス51や指が、表示部5と入力部50とで構成されるタッチスクリーン面上に接触することによって入力する場合を説明したが、これに限らず、例えば、タッチスクリーン面と非接触に入力可能なペンデバイスを用いてもよい。
また、本実施形態の画像仕分支援装置1では、フレーム画像形成手段23、フレーム記憶手段24、表示手段26の機能をOS(P2)に組み込んであるものとして説明したが、画像仕分支援プログラムP1自体に組み込んだものでも、また、独立したプログラムとしてもよい。また、OS(P2)は、記憶部30内に記憶されているものとして説明したが、制御部10内のROMに直接書き込むようにしておいても構わない。この種のOSとしては、例えば、ウィンドウズ(登録商標)CEシリーズがある。また、前者のOS(P2)は、リナックスやウィンドウズ(登録商標)などの汎用のOSでも、画像仕分支援装置1のための専用のOSとしてもよい。
なお、本実施形態では、ペンデバイス51や指が、表示部5と入力部50とで構成されるタッチスクリーン面上に接触することによって入力する場合を説明したが、これに限らず、例えば、タッチスクリーン面と非接触に入力可能なペンデバイスを用いてもよい。
したがって、本発明の実施形態の画像仕分支援装置1は、仕分ウィンドウW内に割り当てられた仕分ビューR2内に、元画像I2のサムネイル画像を一覧配置して形成されたビュー画像を嵌め込んで、表示画面上に表示させ、仕分ビューR2内のサムネイル画像に対して、ユーザに選択操作・移動操作・複写操作を行わせて、振分ビューR4に移動・複写させて、仕分および振分を行わせ、仕分および振分されたサムネイル画像の元画像を一つのグループとして出力させることができる。
1 画像仕分支援装置
2 上蓋体
3 下蓋体
4 差込口
5 表示部
10 制御部
11 登録手段
12 元画像記憶手段
13 属性記憶手段
14 仕分ウィンドウ割当手段
15 仕分ビュー割当手段
16 振分ビュー割当手段
17 読出し手段
18 サムネイル画像形成手段
19 配置決定手段
20 ビュー画像形成手段
21 嵌め込み先決定手段
22 ビュー画像嵌め込み手段
23 フレーム画像形成手段
24 フレーム記憶手段
25 フレーム記憶部
26 表示手段
27 仕分操作手段
27a 位置検出手段
27b 移動距離計算手段
27c スライド操作手段
28 グループ化手段
29 ID設定手段
30 記憶部
31 画像仕分支援記憶領域
40 記憶媒体
50 入力部
51 ペンデバイス
P1 画像仕分支援プログラム
P2 OS
I1,I2,I3 元画像
DB1 属性データベース
W 仕分ウィンドウ
R1 仕分ビュー表示可能領域
R2 仕分ビュー
R3 振分ビュー割当領域
R4 振分ビュー
R5 ツールバー
2 上蓋体
3 下蓋体
4 差込口
5 表示部
10 制御部
11 登録手段
12 元画像記憶手段
13 属性記憶手段
14 仕分ウィンドウ割当手段
15 仕分ビュー割当手段
16 振分ビュー割当手段
17 読出し手段
18 サムネイル画像形成手段
19 配置決定手段
20 ビュー画像形成手段
21 嵌め込み先決定手段
22 ビュー画像嵌め込み手段
23 フレーム画像形成手段
24 フレーム記憶手段
25 フレーム記憶部
26 表示手段
27 仕分操作手段
27a 位置検出手段
27b 移動距離計算手段
27c スライド操作手段
28 グループ化手段
29 ID設定手段
30 記憶部
31 画像仕分支援記憶領域
40 記憶媒体
50 入力部
51 ペンデバイス
P1 画像仕分支援プログラム
P2 OS
I1,I2,I3 元画像
DB1 属性データベース
W 仕分ウィンドウ
R1 仕分ビュー表示可能領域
R2 仕分ビュー
R3 振分ビュー割当領域
R4 振分ビュー
R5 ツールバー
Claims (7)
- 表示部の表示画面上に仕分ウィンドウを割り当て、当該仕分ウィンドウ内に割り当てられた仕分ビュー内に、元画像を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させ、当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作させることで、元画像の仕分作業を支援する画像仕分支援装置であって、
仕分対象の元画像を記憶部に記憶させるための元画像記憶手段と、
前記記憶部に記憶されている元画像の属性を属性データベースとして前記記憶部に記憶させるための属性記憶手段と、
前記表示部の表示画面上に表示するためのフレーム画像の一部または全部に仕分ウィンドウを割り当てる仕分ウィンドウ割当手段と、
前記仕分ウィンドウ割当手段によって割り当てられた仕分ウィンドウ内に、前記サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てる仕分ビュー割当手段と、
当該仕分対象の元画像および当該元画像の属性を前記記憶部から読み出す読出し手段と、
前記読出し手段により読み出された当該元画像を所定の表示率のサムネイル画像として形成するサムネイル画像形成手段と、
当該元画像の属性に基づいて当該サムネイル画像を当該仕分ビュー内に一覧配置するためのビュー画像を形成するビュー画像形成手段と、
当該ビュー画像を当該仕分ビュー内に嵌め込むビュー画像嵌め込み手段と、
前記仕分ウィンドウ割当手段によって割り当てられる当該仕分ウィンドウを一部または全部に含むフレーム毎のフレーム画像を形成するフレーム画像形成手段と、
当該フレーム画像をフレーム記憶部に一時記憶するフレーム記憶手段と、
前記フレーム記憶部に一時記憶されたフレーム画像を前記表示部の表示画面上に表示させる表示手段と、
当該仕分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行う仕分操作手段と、
を備えていることを特徴とする画像仕分支援装置。 - 当該仕分ビューに表示されているサムネイル画像の振分先である振分ビューを当該仕分ウィンドウ内に割り当てる振分ビュー割当手段と、
前記ビュー画像形成手段によって形成された当該ビュー画像を、当該仕分ビューまたは当該振分ビューのいずれに嵌め込むかを決定する嵌め込み先決定手段とを備え、
前記ビュー画像嵌め込み手段が、当該ビュー画像を、前記嵌め込み先決定手段の決定にしたがい当該仕分ビューまたは当該振分ビューのいずれかに嵌め込み、
前記仕分操作手段が、当該仕分ビューおよび当該振分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが当該フレーム画像の一部または全部として前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行うとともに、当該仕分ビューから当該振分ビューに移動操作または複写操作を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像仕分支援装置。 - 前記元画像記憶手段によって前記記憶部に元画像を記憶させ、
前記属性記憶手段によって前記記憶部に属性を属性データベースとして記憶させるとともに、
前記ビュー画像形成手段によって、当該元画像の全体を、当該仕分ビューに表示させている当該ビュー画像の任意の位置に配置した新たなビュー画像を形成させて、当該新たなビュー画像を当該仕分ビューとして表示させるようにした登録手段を、備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像仕分支援装置。 - 前記仕分操作手段の選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作によって仕分されたサムネイル画像群に対応する元画像群を、一つのグループとして出力させるグループ化手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像仕分支援装置。
- 前記仕分操作手段は、前記選択操作によって選択されたサムネイル画像上の位置を、所定時間ごとに検出すると共に、当該サムネイル画像の前記移動操作が解除されたときのサムネイル画像上の位置を検出する位置検出手段と、
この位置検出手段によって検出された位置に基づいて、当該サムネイル画像が移動された移動距離を計算する移動距離計算手段と、
前記選択操作によって選択されて移動中のサムネイル画像の移動操作が解除されたときに前記位置検出手段で検出した位置と、この位置を検出する直前に検出した位置と、前記移動距離計算手段で計算された移動距離と、予め設定した係数とに基づいて、前記仕分ビュー内をスライドするように、当該サムネイル画像を前記表示部に表示させるスライド操作手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像仕分支援装置。 - 表示部の表示画面上に仕分ウィンドウを割り当て、当該仕分ウィンドウ内に割り当てられた仕分ビュー内に、元画像を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させ、当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作させることで、元画像の仕分作業を支援する画像仕分支援方法であって、
前記表示部の表示画面上に表示するためのフレーム画像の一部または全部に仕分ウィンドウを割り当てる仕分ウィンドウ割当ステップと、
前記仕分ウィンドウ割当ステップにおいて割り当てられた当該仕分ウィンドウ内に、サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てる仕分ビュー割当ステップと、
仕分対象の元画像および当該元画像の属性を前記記憶部から読み出させる読出しステップと、
前記読出しステップで読み出した当該元画像を所定の表示率のサムネイル画像として形成するサムネイル画像形成ステップと、
当該元画像の属性に基づいて当該サムネイル画像を当該仕分ビュー内に一覧配置するためのビュー画像を形成するビュー画像形成ステップと、
当該ビュー画像を当該仕分ビュー内にビュー画像を嵌め込むビュー画像嵌め込みステップと、
前記仕分ウィンドウ割当ステップによって割り当てられる当該仕分ウィンドウを一部または全部に含むフレーム毎のフレーム画像を形成するフレーム画像形成ステップと、
当該フレーム画像をフレーム記憶部に一時記憶するフレーム記憶ステップと、
前記フレーム記憶部に一時記憶されたフレーム画像を前記表示部の表示画面上に表示させる表示ステップと、
当該仕分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行う仕分操作ステップと、
を含んでいることを特徴とする画像仕分支援方法。 - 表示部の表示画面上に仕分ウィンドウを割り当て、当該仕分ウィンドウ内に割り当てられた仕分ビュー内に、元画像を所定の表示率のサムネイル画像として一覧表示させ、当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作させることで、元画像の仕分作業を支援するために、コンピュータを、
仕分対象の元画像を記憶部に記憶させるための元画像記憶手段、
前記記憶部に記憶されている当該元画像の属性を属性データベースとして前記記憶部に記憶させるための属性記憶手段、
前記表示部の表示画面上に表示するためのフレーム画像の一部または全部に仕分ウィンドウを割り当てる仕分ウィンドウ割当手段、
前記仕分ウィンドウ割当手段によって割り当てられた当該仕分ウィンドウ内に、当該サムネイル画像を表示させて仕分作業を行わせるための仕分ビューを割り当てる仕分ビュー割当手段、
当該仕分対象の元画像および当該元画像の属性を前記記憶部から読み出す読出し手段、
前記読出し手段により読み出された当該元画像を所定の表示率のサムネイル画像として形成するサムネイル画像形成手段、
当該元画像の属性に基づいて当該サムネイル画像を当該仕分ビュー内に一覧配置するためのビュー画像を形成するビュー画像形成手段、
当該ビュー画像を当該仕分ビュー内に嵌め込むビュー画像嵌め込み手段、
当該仕分ビューを割り当てた当該仕分ウィンドウが、当該フレーム画像の一部または全部として、前記表示部の表示画面上に表示されているときに、当該仕分ビューに嵌め込まれた当該ビュー画像中の当該サムネイル画像に対して、選択操作ならびに移動操作もしくは複写操作を行う仕分操作手段、
として機能させることを特徴とする画像仕分支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004356098A JP2005276163A (ja) | 2004-02-25 | 2004-12-08 | 画像仕分支援装置、その方法およびそのプログラム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004049369 | 2004-02-25 | ||
JP2004356098A JP2005276163A (ja) | 2004-02-25 | 2004-12-08 | 画像仕分支援装置、その方法およびそのプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=35175730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004356098A Withdrawn JP2005276163A (ja) | 2004-02-25 | 2004-12-08 | 画像仕分支援装置、その方法およびそのプログラム |
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-
2004
- 2004-12-08 JP JP2004356098A patent/JP2005276163A/ja not_active Withdrawn
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