JP2005275512A - プロセス運転業務管理システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセス制御システムからの通知イベントについてその発生要因を迅速かつ的確に調べることができるようにする。
【解決手段】業務管理装置1の表示制御手段15Bでは、任意の製造イベントに対する表示要求に応じて、当該製造イベントに固有のキー情報と対応付けられた各製造ノート情報を業務データサーバ2から取得するとともに、プロセス制御システム側のプロセスデータサーバ4から通知イベント情報を取得し、これらを画面表示部11の画面に一覧表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種プラントの運転業務を管理する技術に関するものである。
製造プラントなどの各種産業用プラントでは、各プロセスについて、その温度、流量、圧力、濃度などのプロセス値を制御するプロセス制御システムを用いて、当該プロセスの運転状態を自動制御するものとなっている。
このようなプロセス制御システムでは、各種プロセス値をフィールド機器で制御するだけでなく、そのプロセス値をフィールド機器で計測して常時監視し、予め設定されている正常範囲を逸脱した場合は、外部装置へアラームやメッセージを通知するものとなっている。
一方、オペレータがこのようなプロセス制御システムを介してプロセスの運転業務を円滑に実施するため、プロセス制御システムを監視するプロセス監視システムが用いられる。
この種のプロセス監視システムでは、例えば、プロセス制御システムにおいて発生するアラームやメッセージなどの各種通知イベントに関する通知イベント情報や、プロセス制御システムで得られるプロセス値の推移を示すトレンドデータ(時系列データ)などのプロセスデータを、プロセス制御システムから自動的に収集し、表示画面上に表示してオペレータに通知するようにしている。
このようなプロセス制御システムでは、ある工程の装置に設けられたフィールド機器に関連してアラームやメッセージなどの通知イベントが発生した場合、オペレータは、その通知イベントが発生した原因を調べて適切かつ迅速に対応する必要がある。したがって、運転業務を交代制で行う場合、このような運転状態や運転操作の内容を次のオペレータへ引き継ぐことが重要となる。
従来、プロセスの運転業務を交代する際に各種引継事象を正確かつ視覚的に引き継ぐことを目的として、オペレータの入力操作により引継事象を電子情報として登録するとともに、引継事象が発生した際の表示画面を関連画面として引継事象に関連付けて登録しておき、次のオペレータがその引継事象の内容をその関連画面とともに確認するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特許第3437705号公報
プロセスの運転業務を交代する際に引き継ぐ情報としては、プロセス制御システムからの通知イベントのほか、プロセス制御システムで通知イベントとして取り上げられない、オペレータが捉えた当該プロセスの運転状況の変化を示すイベント、すなわち製造イベントがある。この製造イベントには、特定のフィールド機器に関連して、例えばプロセス値が適正範囲内ではあるが通常の指示値と少し異なるため監視を継続してほしいなどのオペレータの経験による判断や、オペレータが現場で出向いて気付いた装置の異音やわずかな溶剤漏れなどの現場状況、さらにはオペレータが現場で行った運転操作などがある。
このような製造イベントは、その後に発生する通知イベントと関連するケースが多く、通知イベントの発生原因を適切かつ迅速に調べるには、1つの製造イベントについて各オペレータが行った運転業務の履歴と、その製造イベントに関連して発生した通知イベントとを同一時間軸上で突き合わせて確認する必要がある。
しかしながら、従来技術では、引継事象に対する関連画面として例えばトレンドデータなどの表示画面を付加できるが、異なる製造イベントに属する内容が1つの引継事象に混在して登録されているだけで、特定の製造イベントに関する事象とプロセス制御システム側からの通知イベントとを一括して確認することができない。したがって、このような画面表示から個々の通知イベントの発生要因を迅速かつ的確に調べることができないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、プロセス制御システムからの通知イベントについてその発生要因を迅速かつ的確に調べることができるプロセス運転業務管理システムおよびプログラムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるプロセス運転業務管理システムは、プロセスを自動制御するプロセス制御システム、およびこのプロセス制御システムで得られたプロセス値の推移を示すトレンドデータやプロセス制御システムで発生したアラームやメッセージなどの通知イベントの内容を示す通知イベント情報に基づきプロセス制御システムを監視するプロセス監視システムを用いて、プロセスの運転業務を複数のオペレータによる交代制で行う際、当該プロセスの運転状況の変化を示す製造イベントの引き継ぎを管理するプロセス運転業務管理システムにおいて、製造イベントの詳細を示す複数の製造ノート情報を、当該製造イベントに固有のキー情報と対応付けて記憶する記憶部と、各種情報を画面に表示する画面表示部と、任意の製造イベントに対する表示要求に応じて、当該製造イベントに固有のキー情報と対応付けられた各製造ノート情報を記憶部から読み出すとともに、プロセス監視システムからキー情報に対応する通知イベント情報を取得し、これら製造ノート情報と通知イベント情報とを画面表示部の画面に一覧表示する表示制御手段とを備えるものである。
この際、表示制御手段で、製造ノート情報と通知イベント情報を表示する際、これら製造ノート情報と通知イベント情報とを同一時間軸上で時系列順に一覧表示するようにしたものである。
また、記憶部で、製造ノート情報とトレンドデータとの対応関係を示すクエリ情報を記憶し、表示制御手段で、製造ノート情報のトレンドデータに対する表示要求に応じて、記憶部から当該製造ノート情報のクエリ情報を読み出し、このクエリ情報に基づき当該製造ノート情報に対応するトレンドデータをプロセス監視システムから取得して、画面表示部の画面に表示するようにしてもよい。
また、本発明にかかるプログラムは、プロセスを自動制御するプロセス制御システム、およびこのプロセス制御システムで得られたプロセス値の推移を示すトレンドデータやプロセス制御システムで発生したアラームやメッセージなどの通知イベントの内容を示す通知イベント情報に基づきプロセス制御システムを監視するプロセス監視システムを用いて、プロセスの運転業務を複数のオペレータによる交代制で行う際、当該プロセスの運転状況の変化を示す製造イベントの引き継ぎを管理するプロセス運転業務管理システムのコンピュータに、任意の製造イベントに対する表示要求に応じて、当該製造イベントに固有のキー情報と対応付けられた各製造ノート情報を、当該システムの記憶部から読み出すステップと、表示要求に応じて、プロセス監視システムからキー情報に対応する通知イベント情報を取得するステップと、これら製造ノート情報と通知イベント情報とを画面表示部の画面に一覧表示するステップとを実行させるようにしたものである。
この際、コンピュータに、製造ノート情報と通知イベント情報を表示する際、これら製造ノート情報と通知イベント情報とを同一時間軸上で時系列順に一覧表示するステップをさらに実行させるようにしてもよい。
また、コンピュータに、製造ノート情報のトレンドデータに対する表示要求に応じて、記憶部から当該製造ノート情報のクエリ情報を読み出すステップと、読み出したクエリ情報に基づき当該製造ノート情報に対応するトレンドデータをプロセス監視システムから取得するステップと、取得したトレンドデータを画面表示部の画面に表示するステップとをさらに実行させるようにしてもよい。
本発明によれば、オペレータは、所望の製造イベントに関する製造ノート情報とプロセス制御システム側からの通知イベント情報とを、極めて簡単な操作により一括して確認することができる。したがって、引き継いだ製造イベントに関する状況、とられた処置、およびプロセス制御システムで発生した通知イベントを、多数の情報の中から容易に確認でき、当該製造イベントに関する通知イベントの発生要因を迅速かつ的確に調べることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[プロセス運転業務管理システムの構成]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかるプロセス運転業務管理システムについて説明する。図1は本発明の一実施の形態にかかるプロセス運転業務管理システムの構成を示すブロック図である。
このプロセス運転業務管理システム10は、プロセスの運転業務を行うオペレータが捉えた当該プロセスの運転状況の変化を製造イベントとして管理するシステムである。
本実施の形態は、このプロセス運転業務管理システムにより、運転業務でオペレータが入力した各製造ノート情報のうち所望の製造イベントに関する製造ノート情報と、当該製造イベントに関するプロセス制御システムからの通知イベントとを整理して時系列順に画面表示するようにしたものである。
このプロセス運転業務管理システム10には、業務管理装置1と、業務データサーバ2とが設けられており、これら業務管理装置1および業務データサーバ2はネットワーク20を介して接続されている。
業務管理装置1は、オペレータの操作を受け付けて各種製造ノート情報を業務データサーバ2へ登録し、所望の製造ノート情報を業務データサーバ2から取得して画面表示する端末装置である。業務データサーバ2は、業務管理装置1から登録された製造ノート情報を格納するサーバ装置である。
プロセス制御システム50は、製造プラントなどの各種産業用プラント内で運転される個々のプロセスについて、その温度、流量、圧力、濃度などプロセス値に基づき自動制御するシステムである。このプロセス制御システム50には、プロセスの各工程を構成する装置のプロセス値を制御しあるいは装置から制御に必要なプロセス値を計測するフィールド機器52と、ネットワーク53を介してこれらフィールド機器52を遠隔制御するコントローラ51とが設けられている。
プロセス監視システム30は、プロセス制御システム50の運転状況を監視するシステムであり、ネットワーク40を介して相互に接続されたプロセス監視装置3とプロセスデータサーバ4とが設けられている。プロセス監視装置3は、プロセスデータサーバ4に格納されている通知イベント情報やトレンドデータなどのプロセスデータに基づきプロセス制御システム50の状態を監視する端末装置である。プロセスデータサーバ4は、ネットワーク40を介してコントローラ51と接続されており、コントローラ51から所望のプロセスデータを収集して記憶するサーバ装置である。
業務管理装置1は、ネットワーク20を介してプロセスデータサーバ4と接続されており、必要に応じてプロセスデータサーバ4から所望の通知イベントやプロセスデータを取得して画面表示する。
[業務管理装置の構成]
次に、図2を参照して、業務管理装置1の構成について説明する。図2は業務管理装置1の構成を示すブロック図である。
この業務管理装置1は、全体としてコンピュータを有する通信端末装置からなり、画面表示部11、操作入力部12、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)13、記憶部14、および制御部15が設けられている。
画面表示部11は、LCDやCRTなどの画面表示装置からなり、プロセスの運転業務に用いる製造ノート情報、さらにはこれに関連する通知イベントやトレンドデータなど、各種情報を画面表示する。操作入力部12は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータの操作を検出する。通信I/F部13は、LANなどからなるネットワーク20を介して業務データサーバ2やプロセスデータサーバ4とデータ通信を行う回路部である。記憶部14は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置からなり、制御部15で実行されるプログラム14Aのほか、制御部15での処理に用いる各種データを記憶する。なお、プログラム14Aについては、CD−ROMなどの記録媒体やネットワーク20を介して他の装置から記憶部14へ予め取り込まれる。
制御部15は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部14のプログラム14Aを読み込んで実行することにより、これらハードウェアとプログラム14Aとを協働させて各種機能手段を実現する回路部である。
主な機能手段としては、受付制御手段15Aと表示制御手段15Bが設けられている。受付制御手段15Aは、オペレータにより操作入力部12から入力された製造ノート情報を受け付け、これら情報を通信I/F部13およびネットワーク20を介して業務データサーバ2へ格納する。表示制御手段15Bは、オペレータにより操作入力部12から指定された製造ノート情報、通知イベント情報さらにはトレンドデータを、通信I/F部13およびネットワーク20を介して業務データサーバ2やプロセスデータサーバ4から取得し、画面表示部21へ画面表示する。
[業務データサーバの構成]
次に、図3を参照して、業務データサーバ2の構成について説明する。図3は業務データサーバ2の構成を示すブロック図である。
この業務データサーバ2は、全体としてコンピュータを有するネットワークサーバ装置からなり、画面表示部21、操作入力部22、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)23、記憶部24、および制御部25が設けられている。
画面表示部21は、LCDやCRTなどの画面表示装置からなり、各種情報を画面表示する。操作入力部22は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータの操作を検出する。通信I/F部23は、ネットワーク20を介して業務管理装置1やプロセスデータサーバ4とデータ通信を行う回路部である。記憶部24は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置からなり、業務管理装置1から格納された製造ノート情報24A、製造ノート情報に関連して表示するトレンドデータを指定するためのクエリ情報24B、制御部25で実行されるプログラム24C、さらには制御部25での処理に用いる各種データを記憶する。なお、プログラム24Cについては、CD−ROMなどの記録媒体やネットワーク20を介して他の装置から記憶部24へ予め取り込まれる。
制御部25は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部24のプログラム24Cを読み込んで実行することにより、これらハードウェアとプログラム24Cとを協働させて各種機能手段を実現する回路部である。
主な機能手段としては、管理制御手段25Aが設けられている。管理制御手段25Aは、ネットワーク20および通信I/F部23を介して受信した業務管理装置1からの格納要求に応じて、所望の製造ノート情報24Aやクエリ情報24Bを記憶部24へ格納し、同じく受信した業務管理装置1からの検索要求に応じて、所望の製造ノート情報24Aやクエリ情報24Bを記憶部24から取得し、これら情報を検索結果として業務管理装置1へ返送する。
[製造ノート情報の構成]
次に、図4を参照して、製造ノート情報24Aの構成について説明する。図4は製造ノート情報の構成例である。
業務データサーバ2では、業務管理装置1からの登録に応じて、図4に示すような製造ノート情報を格納している。本発明でいう製造イベントとは、プロセス制御システムで通知イベントとして取り上げられない、オペレータが捉えた当該プロセスの運転状況の変化を示すイベントのことである。この製造イベントには、特定のフィールド機器に関連して、例えばプロセス値が適正範囲内ではあるが通常の指示値と少し異なるため監視を継続してほしいなどのオペレータの経験による判断や、オペレータが現場で出向いて気付いた装置の異音やわずかな溶剤漏れなどの現場状況、さらにはオペレータが現場で行った運転操作などの情報がある。
このような製造ノート情報は、同一製造イベントについて引き継いだオペレータにより順次追加登録されることになる。本実施の形態では、このような製造ノート情報を所定のキー情報で各製造イベントごとに分類して業務データサーバ2に格納し、オペレータから指定された製造イベントのキー情報に基づき、同一製造イベントに関連する製造ノート情報を時系列順に一覧表示している。また、キー情報として、プロセス内のLOTを識別するためのLOT情報、そのLOTを生産する工場を識別するための工場情報、および工場に設けられたフィールド機器を識別するための機器情報を組み合わせて用いている。なお、LOT(ロット)とは、ある製品を一度に生産している製品のまとまりをいう。
以下では、このような同一製造イベントに関連して各オペレータにより追加登録される個々の情報を製造ノート情報といい、同一のキー情報を持つ複数の製造ノート情報から1つの製造イベントが構成されるものとする。
図4に示すように、各製造ノート情報を構成する項目については、当該製造ノート情報をいずれかの製造イベントに分類するために用いる上記キー情報のほか、「記入日時」、「記入者」、「アクション依頼者」、「対応日時」、「内容」、「承認」、「承認日時」、「添付ファイル」、「クエリ」、「リンク情報」、「引継」などの項目がある。
このうち、「アクション依頼者」は当該製造ノート情報が示すアクション内容の依頼先を指定する情報である。「対応日時」は、依頼されたアクションへの対応時期を示す情報である。「内容」は引き継ぎたい具体的事項を示すテキストデータ(フリー入力文)からなる情報である。「承認」は当該製造ノート情報が属する製造イベントに対する管理者の承認レベルを示す情報である。「承認日時」は当該製造イベントの完了を承認した日時を示す情報である。「添付ファイル」は当該製造ノート情報に関連して表示する図形ファイルを示す情報である。
また、「クエリ」は当該製造ノート情報に関連して表示するトレンドデータを指定するクエリ情報を示す情報である。「リンク情報」は当該製造ノート情報を他の製造イベントへ関連付けして表示する際のリンク先を示す情報である。「引継」は引き継いだオペレータが当該製造ノート情報の内容を確認済かどうかを示す情報である。
なお、製造ノート情報の各項目については、上記各項目に限定されるものではなく、プロセス運転業務管理システム10で提供する機能に応じて、例えばプロセス運転業務における当該製造ノートの重要性を示す「重要度」という項目や、当該製造ノートが示す製造イベントへのオペレータの対応状況を示す「ステータス」という項目など、任意の項目を増減してもよい。
[クエリ情報の構成]
次に、図5を参照して、クエリ情報24Bの構成について説明する。図5はクエリ情報24Bの構成例である。
業務データサーバ2では、業務管理装置1からの登録に応じて、図4に示すようなクエリ情報24Bを格納している。このクエリ情報24Bは、各製造ノート情報に関連して表示するトレンドデータを指定するための情報であり、各製造ノート情報の項目「クエリ」でその名前が指定される。
図5に示すように、クエリ情報24Bの項目としては、各クエリ情報を識別するための「クエリ名」のほか、「タグアイテム」、「表示期間」、「タイムスパン」、「時間間隔」などの項目がある。
「タグアイテム」はプロセス制御システム50内で予め割り当てられたタグ名により、表示させたいトレンドデータを指定する情報である。「表示期間」は表示させたい期間を示す情報である。「タイムスパン」は表示させたい期間長を示す情報である。「時間間隔」はトレンドデータを表示する際のデータ間隔である。
次に、本実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。
[製造ノート情報の登録動作]
まず、図5および図6を参照して、プロセス運転業務管理システム10による製造ノート情報の登録動作について説明する。図5は、プロセス運転業務管理システム10による製造ノート情報の登録動作を示すシーケンス図である。図6は、製造ノート情報登録の際に業務管理装置1で表示される記入画面例である。
業務管理装置1の制御部15では、オペレータによる操作入力部12からの製造ノート情報の登録要求操作に応じて(ステップ100)、受付制御手段15Aにより、図6の記入画面を記憶部14から読み出して画面表示部11で画面表示する(ステップ101)。
この記入画面には、キー情報選択欄81、ノート一覧表示欄82、選択入力欄83、コメント入力欄84、および入力確定ボタン85などが設けられている。
キー情報選択欄81では、これから入力する製造ノート情報が関係する製造イベントを特定するためのキー情報を選択入力する。ここでは、キー情報として、プロセス制御システム内に設けられた制御ポイントを特定する情報、すなわち「LOT」、「工場」、「機器」がそれぞれ選択される。ノート一覧表示欄82では、当該キー情報に基づき同一製造イベントに関する製造ノート情報を、通信I/F部13およびネットワーク20を介して業務データサーバ2から読み出し、そのリストと内容を表示する。
選択入力欄83では、当該製造ノート情報の「処置予定」としての日時、「種別」などを選択入力する。コメント入力欄84では、当該製造ノート情報の「内容」を示すテキストデータを入力する。
このようにして、受付制御手段15Aは、オペレータによる操作入力部12からの情報入力操作を検出し(ステップ102)、これら入力情報を当該製造ノート情報の各項目(図4)として、製造イベントを特定するキー情報と対応付けて順次受け付ける(ステップ103)。
その後、入力確定ボタン85の操作に応じて(ステップ105)、それまでに受け付けた製造ノート情報を含む登録要求を、通信I/F部13およびネットワーク20を介して業務データサーバ2へ送信する(ステップ106)。
この際、受付制御手段15Aは、制御部15の時計手段(図示せず)からその入力時点での日時情報を取得し、当該製造ノート情報の「記入日時」情報として用いる。また、「記入者」などの項目についても、それまでの処理、例えばシステム利用可否判定のための利用者認証処理などで予め入力された情報を利用してもよい。
業務データサーバ2の管理制御手段25Aでは、業務管理装置1からの登録要求を受信し、その登録要求に含まれる製造ノート情報を記憶部24の製造ノート情報24Aへ追加登録する(ステップ107)。これにより、一連の製造ノート登録動作が終了する。
[クエリ情報の登録動作]
次に、図8を参照して、プロセス運転業務管理システム10によるクエリ情報の登録動作について説明する。図8はクエリ情報の登録画面例である。
登録する製造ノート情報にトレンドデータを関連付ける場合には、前述の図5に示したクエリ情報を登録する必要がある。製造ノート情報を操作入力する際、その記入画面(図7参照)に設けられているクエリ登録ボタン86の操作に応じて、受付制御手段15Aは、記憶部14から図8に示すようなクエリ登録画面を読み出し、画面表示部11で画面表示する。
そして、前述した製造ノート情報の情報入力と同様にして、オペレータによる操作入力部12からの情報入力操作を検出し、これら入力情報を当該クエリ情報の各項目として、製造ノート情報との関連付けに用いるクエリ名と対応付けて順次受け付ける。その後、入力確定操作に応じて、それまでに受け付けたクエリ情報を含む登録要求を、通信I/F部13およびネットワーク20を介して業務データサーバ2へ送信する。
業務データサーバ2の管理制御手段25Aでは、業務管理装置1からの登録要求を受信し、その登録要求に含まれるクエリ情報を記憶部24のクエリ情報24Bへ追加登録する。これにより、一連のクエリ登録動作が終了する。
[製造ノート情報の表示動作]
次に、図9および図10を参照して、プロセス運転業務管理システム10での製造ノート情報表示動作について説明する。図9はプロセス運転業務管理システム10での製造ノート情報表示動作を示すシーケンス図である。図10は製造ノート情報の閲覧時に表示される閲覧画面(情報画面)である。
オペレータは、プロセス運転業務を引き継ぐ際、その引継内容を示す製造ノート情報を業務管理装置1で閲覧する。この際、業務管理装置1の制御部15は、オペレータによる操作入力部12からの閲覧要求操作に応じて(ステップ110)、表示制御手段15Bで、記憶部14から図10に示すような閲覧画面を読み出して画面表示部11で画面表示する(ステップ111)。
次に、表示制御手段15Bは、オペレータによる操作入力部12からのLOT選択操作に応じて(ステップ120)、そのLOT選択操作により選択された所望のLOTを示すLOT情報を含む製造ノート情報の検索要求を、通信I/F部13およびネットワーク20を介して業務データサーバ2へ送信する(ステップ121)。
これに応じて、業務データサーバ2の管理制御手段25Aは、その検索要求に含まれるLOT情報に基づき記憶部24の製造ノート情報24Aを検索して(ステップ122)、キー情報として当該LOT情報を持つ製造ノート情報を取得し(ステップ123)、得られた各製造ノート情報を検索結果として業務管理装置1へ返送する(ステップ124)。
業務管理装置1の表示制御手段15Bは、業務データサーバ2から得られた各製造ノート情報を、それぞれの製造ノート情報に含まれている「キー情報」に基づき、各製造ノート情報を製造イベントごとに分類し、それぞれの製造ノート情報の「記入日時」情報に基づいて選択した各製造イベントの最新の製造ノート情報を、画面表示部11で一覧表示する(ステップ125)。
図10の閲覧画面例では、ステップ125により、各LOTごとに各製造イベントごとの最新製造ノート情報が、製造イベント表示欄92へ一覧表示される。
その後、オペレータにより操作入力部12からの製造イベント表示要求操作に応じて(ステップ130)、表示制御手段15Bは、その製造イベント表示要求操作で選択された最新製造ノート情報のキー情報を含む検索要求を業務データサーバ2へ送信する(ステップ131)。
これに応じて、業務データサーバ2の管理制御手段25Aは、その検索要求に含まれているキー情報に基づき記憶部24の製造ノート情報24Aを検索して、当該キー情報に対応する製造イベントの製造ノート情報を取得し(ステップ132)、得られた製造ノート情報を検索結果として業務管理装置1へ返送する(ステップ133)。
また、上記製造ノート情報の取得と前後して、表示制御手段15Bは、当該キー情報を含む検索要求を通信I/F部13およびネットワーク20を介して、プロセス監視システム30のプロセスデータサーバ4へ送信する(ステップ134)。
これに応じて、プロセスデータサーバ4では、その検索要求に含まれているキー情報に基づき、自装置で記憶している通知イベント情報を検索する。
一般に、プロセスデータサーバ4では、プロセス制御システム50を監視し状況変化をオペレータに通知するため、各制御ポイントのプロセス値やオペレータに通知した内容を示す通知イベント情報を、その発生源を示す「LOT」、「工場」、および「機器」からなるキー情報に関連付けて、その発生日時情報とともに管理している。
プロセスデータサーバ4は、キー情報に基づき、自装置で記憶している通知イベント情報を検索して、当該キー情報に関連する通知イベント情報を取得し(ステップ135)、得られた通知イベント情報を検索結果として業務管理装置1へ返送する(ステップ136)。
業務管理装置1の表示制御手段15Bは、業務データサーバ2から得られた所望の製造イベントに関連する各製造ノート情報と、プロセスデータサーバ4から得られた所望の製造イベントに関連する各通知イベント情報とを、それぞれの製造ノート情報に含まれる日時情報に基づき同一時間軸上で時系列順に、画面表示部11で一覧表示する(ステップ137)。
図10の閲覧画面例では、製造イベント表示欄92に一覧表示された最新製造ノート情報への選択操作がステップ130の製造イベント表示要求操作として認識される。そして、ステップ137により、所望の製造イベントに関連する各製造ノート情報と通知イベント情報とが、製造ノート履歴表示欄93へ時系列順に一覧表示される。
このように、本実施の形態では、任意の製造イベントに対する表示要求に応じて、当該製造イベントに固有のキー情報と対応付けられた各製造ノート情報とプロセス監視システムの通知イベント情報とを画面表示部の画面に一覧表示するようにしたので、オペレータは、所望の製造イベントに関する製造ノート情報とプロセス制御システム側からの通知イベント情報とを、極めて簡単な操作により一括して確認することができる。
したがって、引き継いだ製造イベントに関する状況、とられた処置、およびプロセス制御システムで発生した通知イベントを、多数の情報の中から容易に確認でき、当該製造イベントに関する通知イベントの発生要因を迅速かつ的確に調べることができる。
また、製造ノート情報と通知イベント情報とを一覧表示する際、両者を同一時間軸上で時系列順に一覧表示するようにしたので、それぞれのオペレータが捉えたプロセスの運転状況の変化と、プロセス制御システムでデータとして得られたプロセスの運転状況の変化とを、同一時間軸上で突き合わせて確認することができる。
したがって、オペレータは、引き継いだ製造イベントに関してどのように状況が変化し、またどのような処置に対してプロセス制御システムからどのような通知イベントが発生したかを、因果関係として正確に把握することができる。
また、キー情報として、プロセスのLOTを特定するLOT情報、当該LOTを生産する工場を特定する工場情報、および当該工場を構成する機器を特定する機器情報の組み合わせを用いるようにしたので、少ない情報量で多数の製造イベントを効率よくかつ適切に分類できる。
また、任意のLOTに関連する製造イベントに対する表示要求に応じて、当該LOTのLOT情報を含む各製造ノート情報のうち、個々の製造イベントごとにその最新製造ノート情報を、画面表示部の画面に一覧表示するようにしたので、オペレータは、引き継ぎの対象となる任意のLOTで発生している製造イベントの現状を迅速かつ的確に把握できる。
[トレンドデータの表示動作]
次に、図11を参照して、プロセス運転業務管理システム10でのトレンドデータ表示動作について説明する。図11はプロセス運転業務管理システム10でのトレンドデータ表示動作を示すシーケンス図である。
前述した製造ノート情報の閲覧時に、オペレータによる操作入力部12からのトレンドデータ表示要求操作に応じて(ステップ140)、表示制御手段15Bは、製造イベント表示欄92(図10参照)で選択されている製造ノート情報のクエリ名を含む検索要求を、通信I/F部13およびネットワーク20を介して業務データサーバ2へ送信する(ステップ141)。
これに応じて、業務データサーバ2の管理制御手段25Aは、受信した検索要求に含まれるクエリ名に基づき記憶部24のクエリ情報24Bを検索して、当該クエリ名に対応するクエリ情報を取得し(ステップ142)、得られたクエリ情報を検索結果として返送する(ステップ143)。
業務管理装置1の表示制御手段15Bは、このようにして業務データサーバ2から得られたクエリ情報を含む検索要求を、通信I/F部13およびネットワーク20を介してプロセスデータサーバ4へ送信する(ステップ144)。
これに応じて、プロセスデータサーバ4は、受信した検索要求に含まれるクエリ情報に基づき、自装置で記憶しているプロセスデータを検索して、当該クエリ情報に対応するトレンドデータを取得し(ステップ145)、得られたトレンドデータを検索結果として返送する(ステップ146)。
業務管理装置1の表示制御手段15Bは、このようにしてプロセスデータサーバ4から得られたトレンドデータを、画面表示部11の画面に表示し(ステップ147)、一連のトレンドデータ表示動作を終了する。
前述した図10の閲覧画面例では、トレンド起動ボタン94への操作がステップ140のトレンドデータ表示要求操作として認識される。そして、ステップ147により、所望の製造ノート情報に関連するトレンドデータ、例えば所定制御ポイントの圧力や温度などのプロセス値の推移が、トレンドデータ表示欄95へグラフィック表示される。
このように、任意の製造ノート情報とプロセス制御システムで得られた任意のトレンドデータとの対応関係を示すクエリ情報を予め登録しておき、任意の製造ノート情報のトレンドデータに対する表示要求に応じて、当該製造ノート情報のクエリ情報に基づき所望のトレンドデータを画面表示するようにしたので、プロセス制御システムの状況を各製造ノート情報ごとに正確に把握できる。
また、トレンドデータを表示する際、クエリ情報を用いて所望のトレンドデータをプロセスデータサーバ4すなわちプロセス制御システム側から取得するようにしたので、プロセス運転業務管理システム10側で、トレンドデータの表示データを記憶保持しておく必要がなくなり、記憶保持のためのハードウェアを効率よく利用できる。
前述した従来技術では、引継事項に対して画面データを関連付けて表示させる構成が提案されているが、このような構成では、元のトレンドデータとは別個にトレンドデータの表示画面を画像データとして記憶保持する必要がある。したがって、このような従来技術では、同じ内容について元のトレンドデータとその画像データとを重複して記憶保持されることになり、保持記憶のためのハードウェアを効率よく利用できない。
本実施の形態によれば、クエリ情報を記憶保持するだけで任意のトレンドデータを必要に応じて表示することができ、記憶保持のためのハードウェアを効率よく利用できる。
なお、以上では、業務管理装置1が、業務データサーバ2とネットワーク20を介して接続された端末装置からなる場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば業務管理装置1として、携帯型PDA(Personal Digital Assistant)などからなる現場端末を用い、ネットワーク20に接続された無線基地局を介して業務データサーバ2へ接続されるシステム構成であっても、前述と同様に本実施の形態を適用でき、同様の作用効果が得られる。
また、現場端末については、携帯型PDAに限定されるものではなく、図1で述べた構成を有している情報処理端末、例えばパーソナルコンピュータや携帯電話端末を用いても、前述と同様に本実施の形態を適用でき、同様の作用効果が得られる。
また、プロセス運転業務管理システム10の構成としては、業務管理装置1と業務データサーバ2とを1つの装置で実現してもよく、さらにプロセス運転業務管理システム10とプロセス監視システム30とを1つのシステムに統合してもよい。
また、以上では、製造ノート情報の登録や閲覧の際、業務管理装置1が業務データサーバ2から製造ノート情報のみを取得する場合を例として説明したが、記入画面や閲覧画面とともに製造ノート情報を取得するようにしてもよい。
例えば、業務データサーバ2の制御部25に各種Webページを提供するWebサーバ機能を設け、業務管理装置1からのアクセスすなわち検索要求に応じて、製造ノート情報の記入画面や閲覧画面と所望の製造ノート情報を配信する。
そして、業務管理装置1の制御部15に設けたWebブラウザ機能(受付制御手段15A、表示制御手段15B)で、業務データサーバ2から取得した記入画面や閲覧画面と製造ノート情報を記憶部14へ記憶し、その記入画面や閲覧画面を用いて各製造ノート情報を画面表示部11で表示するようにしてもよい。
この際、記入画面や閲覧画面や製造ノート情報は、HTML形式のプログラムとして業務データサーバ2から業務管理装置1へ配信されて記憶部14へ格納され、制御部15のWebブラウザ機能でこのプログラムが実行されて前述した製造ノート情報の表示処理が行われることになる。
これにより、複数の業務管理装置で業務データサーバの記入画面や閲覧画面を共用できるとともに、業務管理装置さらには現場端末で記入画面や閲覧画面を記憶しておく必要がなくなり、システム全体としてハードウェア資源および情報を効率よく利用できる。
また、クエリ情報の登録についても、前述と同様のWebサーバ機能およびWebブラウザ機能を用いて登録することができ、登録画面の共用により、システム全体としてハードウェア資源および情報を効率よく利用できる。
なお、クエリ情報やその登録画面については、プロセスデータサーバ4で管理し、業務管理装置1からの要求に応じてこれらクエリ情報やその登録画面を配信するようにしてもよい。この際、クエリ情報とトレンドデータとがプロセスデータサーバ4で管理されるため、図11におけるステップ122〜124を省略できる。
本発明の一実施の形態にかかるプロセス運転業務管理システムの構成を示すブロック図である。 図1の業務管理装置の構成例である。 図1の業務データサーバの構成例である。 製造ノート情報の構成例である。 クエリ情報の構成例である。 製造ノート情報登録動作を示すシーケンス図である。 製造ノート情報の記入画面例である。 クエリ情報の登録画面例である。 製造ノート情報表示動作を示すシーケンス図である。 製造ノート情報の閲覧画面例である。 トレンドデータ表示動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
10…プロセス運転業務管理システム、1…業務管理装置、11…画面表示部、12…操作入力部、13…通信I/F部、14…記憶部、14A…プログラム、15…制御部、15A…受付制御手段、15B…表示制御手段、2…業務データサーバ、21…画面表示部、22…操作入力部、23…通信I/F部、24…記憶部、24A…製造ノート情報、24B…クエリ情報、24C…プログラム、25…制御部、25A…管理制御手段、20…ネットワーク、30…プロセス監視システム、3…プロセス監視装置、4…プロセスデータサーバ、40…ネットワーク、50…プロセス制御システム、51…コントローラ、52…フィールド機器、53…ネットワーク、81…キー情報選択欄、82…ノート一覧表示欄、83…選択入力欄、84…コメント入力欄、85…入力確定ボタン、92…製造イベント表示欄、93…製造ノート履歴表示欄、94…トレンド起動ボタン、95…トレンドデータ表示欄。

Claims (6)

  1. プロセスを自動制御するプロセス制御システム、およびこのプロセス制御システムで得られたプロセス値の推移を示すトレンドデータやプロセス制御システムで発生したアラームやメッセージなどの通知イベントの内容を示す通知イベント情報に基づき前記プロセス制御システムを監視するプロセス監視システムを用いて、プロセスの運転業務を複数のオペレータによる交代制で行う際、当該プロセスの運転状況の変化を示す製造イベントの引き継ぎを管理するプロセス運転業務管理システムにおいて、
    製造イベントの詳細を示す複数の製造ノート情報を、当該製造イベントに固有のキー情報と対応付けて記憶する記憶部と、
    各種情報を画面に表示する画面表示部と、
    任意の製造イベントに対する表示要求に応じて、当該製造イベントに固有のキー情報と対応付けられた各製造ノート情報を前記記憶部から読み出すとともに、前記プロセス監視システムから前記キー情報に対応する通知イベント情報を取得し、これら製造ノート情報と通知イベント情報とを前記画面表示部の画面に一覧表示する表示制御手段とを備えることを特徴とするプロセス運転業務管理システム。
  2. 請求項1に記載のプロセス管理システムにおいて、
    前記表示制御手段は、前記製造ノート情報と前記通知イベント情報を表示する際、これら製造ノート情報と通知イベント情報とを同一時間軸上で時系列順に一覧表示することを特徴とするプロセス運転業務管理システム。
  3. 請求項1に記載のプロセス運転業務管理システムにおいて、
    前記記憶部は、前記製造ノート情報とトレンドデータとの対応関係を示すクエリ情報を記憶し、
    前記表示制御手段は、前記製造ノート情報のトレンドデータに対する表示要求に応じて、前記記憶部から当該製造ノート情報のクエリ情報を読み出し、このクエリ情報に基づき当該製造ノート情報に対応するトレンドデータを前記プロセス監視システムから取得して、前記画面表示部の画面に表示することを特徴とするプロセス運転業務管理システム。
  4. プロセスを自動制御するプロセス制御システム、およびこのプロセス制御システムで得られたプロセス値の推移を示すトレンドデータやプロセス制御システムで発生したアラームやメッセージなどの通知イベントの内容を示す通知イベント情報に基づき前記プロセス制御システムを監視するプロセス監視システムを用いて、プロセスの運転業務を複数のオペレータによる交代制で行う際、当該プロセスの運転状況の変化を示す製造イベントの引き継ぎを管理するプロセス運転業務管理システムのコンピュータに、
    任意の製造イベントに対する表示要求に応じて、当該製造イベントに固有のキー情報と対応付けられた各製造ノート情報を、当該システムの記憶部から読み出すステップと、
    前記表示要求に応じて、前記プロセス監視システムから前記キー情報に対応する通知イベント情報を取得するステップと、
    これら製造ノート情報と通知イベント情報とを前記画面表示部の画面に一覧表示するステップとを実行させるプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、前記製造ノート情報と前記通知イベント情報を表示する際、これら製造ノート情報と通知イベント情報とを同一時間軸上で時系列順に一覧表示するステップをさらに実行させるプログラム。
  6. 請求項4に記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記製造ノート情報のトレンドデータに対する表示要求に応じて、前記記憶部から当該製造ノート情報のクエリ情報を読み出すステップと、
    読み出した前記クエリ情報に基づき当該製造ノート情報に対応するトレンドデータを前記プロセス監視システムから取得するステップと、
    取得した前記トレンドデータを前記画面表示部の画面に表示するステップとをさらに実行させるプログラム。
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