JP2005275339A - 遮光帯を有するレンズシートの製造方法、レンズシートおよびスクリーン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シートの少なくとも片面にレンズ形状が設けられているレンズシートの非レンズ面に、遮光性および光吸収性を有する層を形成した後、前記レンズ面側より、平行光を照射することにより、前記非レンズ面の前記各レンズの集光部において、前記遮光性および光吸収性を有する層の溶融、昇華、燃焼、爆融もしくは削摩により除去し、前記非レンズ面の非集光部に、遮光帯を形成したレンズシートにおいて、少なくとも前記レンズ面は溶融押出しされた熱可塑性樹脂により成型されたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
上記の特許文献3に記載の方式ならば、前記の特許文献2のような垂直方向への無駄な光の広がりという課題もなく、レンズ自身が結ぶ焦点によって正確にブラックストライプをパターニング形成させることが出来る。
請求項2の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記レンズシートのレンズ形状は、一次元方向に配列されたシリンドリカルレンズを配列した形態であることを特徴とするものである。
請求項3の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記レンズシートのレンズ形状は、二次元方向に配列されたマイクロレンズアレイの形態であることを特徴とするものである。
請求項4の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記平行光の光源としてレーザを用いることを特徴とするものである。
請求項5の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記平行光の光源として赤外光レーザを用いることを特徴とするものである。
請求項6の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記平行光を、前記レンズシートに対してほぼ垂直で入射させることを特徴とするものである。
請求項7の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記レンズシートを巻き出し、巻き取り装置に掛け、該装置で搬送されている前記レンズシートに対して、レーザ光をほぼ搬送方向に垂直方向に走査を繰り返すことで前記レンズシート全面をレーザ露光させることを特徴とするものである。
請求項8の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記遮光帯の幅は、レンズのピッチの50%〜90%であることを特徴とするものである。
請求項9の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記レンズピッチが50μm〜200μmの範囲であることを特徴とするものである。
請求項10の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記レンズシートは紫外線吸収剤を含む透明樹脂を一部の材料もしくは全ての材料として用いることを特徴とするものである。
請求項11の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記レンズシートは複屈折性を持たない透明樹脂を一部の材料もしくは全ての材料として用いることを特徴とするものである。
請求項12の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記レンズシートに光拡散性をもたせたことを特徴とするものである。
請求項13の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートの製造方法は、前記遮光帯の光学濃度の値が2以上であることを特徴とするものである。
請求項14の発明に係わる遮光帯を有するレンズシートは、シートの少なくとも片面にレンズ面が設けられているレンズシートの非レンズ面の非集光部に遮光帯が積層されており、前記遮光帯は、バインダ成分、遮光性物質および光吸収性物質、もしくは遮光性物質および光吸収性物質の両方の物質の性質を兼ね備える物質とからなる樹脂組成物からなるレンズシートにおいて、少なくとも前記レンズ面は溶融押出しされた熱可塑性樹脂からなり、前記レンズシートが紫外線吸収剤を含むことを特徴とするものである。
請求項15の発明に係わる遮光帯を有する背面投映用スクリーンは、 請求項14に記載のレンズシートの前記遮光帯が積層されている側を観察側とし、前記遮光帯が積層されていない側を投映側とするとき、前記投映側に、投映光の出射時の広がりを制御するレンズシートが組み合わされていることを特徴とするものである。
また、本発明においては、遮光帯をパターニング形成するためのレーザとして赤外光レーザを使用することで、レンズシートを形成するための樹脂に、従来技術と異なり、紫外線吸収剤を使用することが出来る。そのためレンズシート内に入射した紫外線により、レンズシートが黄変したり損傷を受けたりすることが防止され、黄変の生じない高品質、高精度のレンズシートの製造が可能になる。
本発明の遮光帯を有するレンズシートの製造方法を、レンチキュラーレンズシートの場合を例として、図面を用いて説明する。図1(a)〜(d)は、本発明の遮光帯を有するレンズシートの製造方法を示す工程断面図である。
本発明によるレンズシート12の少なくとも光学機能層であるレンズ面を形成する熱可塑性樹脂は、ホッパーから例えばペレット状で投入され、バレル内で所定温度に加熱され、ダイスから溶融状態で押圧ロール、型ロールとの間の圧着点部付近に供給される。上記の型ロール表面の賦形パターンを熱可塑性樹脂に転写することによって熱可塑性樹脂を成型し、このように成型された熱可塑性樹脂を連続的に押出し、次いで成型された熱可塑性樹脂を硬化させることにより、レンチキュラーレンズ12aが並んだレンズ面が設けられたレンチキュラーレンズシート12が準備される。
上記のように、本発明によるレンズシート12においては、少なくともレンズ面をTm(溶融温度)50〜200℃の熱可塑性樹脂から成型するものである。
上記の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、四フッ化エチレン(PTFE)、ポリルロピレン(PP)等、およびこれらの樹脂の少なくとも一種を含む共重合樹脂を例示することが出来る。
また、本発明においては、既に形成された透明基材シート12b上に熱可塑性樹脂を溶融押出ししてレンチキュラーレンズ12aを形成してもよい。既に形成された透明基材シート12b上にレンズ面を設ける場合、透明基材シート12bは、熱可塑性樹脂を溶融押出しで成型したものであってもよいし、溶融押出し以外の方法で形成されたものであつてもよい。本発明では、少なくともレンチキュラーレンズ12aは熱可塑性樹脂を溶融押出しして形成されるが、既に形成された透明基材シート12bは必ずしも熱可塑性樹脂でなくてもよい。透明基材シート12bとしては、フィルム状基材シート、板状基材シートが用いられ、フィルム状基材シートの場合には、シート上に連続してレンチキュラーレンズ12aを形成することが可能である。
遮光性/光吸収性層13aは、バインダ成分、例えば、透明樹脂と、遮光性物質および光吸収性物質の両方の物質、もしくは遮光性物質および光吸収性物質の両方の物質の性質を兼ね備える物質とからなる樹脂組成物からなり、好ましくは、一様な厚みで形成される。
遮光性/光吸収性層13aには、上記の樹脂組成物中に、遮光性を付与する目的で、カーボンブラックや暗色系の顔料、または/および染料からなる遮光性物質が適宜に配合されている。遮光性物質としては、光を遮る効果が大きく、しかも画像の表示の妨げとなるような色相を遮光帯に付与することがない色相を有していることが好ましく、色相としては、黒色、灰色、もしくは白色であるが、明度が高いと外光反射を伴なうので、黒色が好ましい。従って、カーボンブラック、Fe3 O4 、もしくは濃色の染料の混合物等により着色して黒色とするが、黒色の度合いが高く、かつ、加工時に熱吸収もあるカーボンブラックを使用するのがより好ましい。外光を吸収して、映像のコントラストを向上させるためには、遮光帯自身の光学濃度(OD:Optical Density)の値は2以上であるのが好ましい。
光吸収性物質は、次の工程において、レンチキュラーレンズシートのレンズ面側からのレーザ光等の平行光の照射により遮光性/光吸収性層13aを部分的に除去して遮光帯を作成する際に、照射されたレーザ光等の平行光のエネルギーを高い効率で熱エネルギーに変換することを目的として添加されるものである。
光吸収性物質としては、具体的には、近赤外光(波長域700〜2000nm)に対する光吸収性物質として、銅または鉄を含有する化合物の微粉体あるいは錯体、カーボンブラック、アントラキノン化合物、シアニン化合物、フタロシアニン化合物、クロム,コバルト金属錯塩化合物、六塩化タングステンと塩化スズをメチルメタクリレート(MMA)シロップに溶解させ重合させた材料、ジチオール系の金属錯体(主にニッケル錯体)、スクアリリウム化合物、アセチレン系ポリマーに酸化剤を気相もしくは液相でドーピングした材料、チオ尿素に硫化第二銅を作用させた材料、イモニュウム系材料等の多くの無機錯体や有機化合物等を挙げることができる。
遮光性/光吸収性層13aに含有されるバインダ成分としては、モノマーとして酢酸ビニル、ビニルアルコール、スチレン、α−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、例えばメタクリル酸メチル、フッ素含有(メタ)アクリル酸誘導体、アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン等のオレフィン等から選ばれる少なくとも1種類のモノマーを重合させた重合体、セルロースアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートブチレート、エチルセルロース、ニトロセルロース等のセルロース誘導体、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリアセタール、ポリフェニレンオキシド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、フェノール系樹脂、石油系樹脂、天然ゴム類もしくはブタジエン系ゴム等の合成ゴム類、シリコン樹脂、またはフッ素樹脂等のポリマーから選ばれた透明樹脂を挙げることができ、これらを単独、あるいは、2種以上の組み合わせで使用することができる。
遮光性/光吸収性層13aには、酸化剤として、硝酸アンモニウム、硝酸カリウム、もしくは過塩素酸カリウム等を加えると、平行光照射時の燃焼性が向上する。なお、遮光性/光吸収性層13aには、光照射による遮光帯形成時の膜切れ性を向上させるために、平均粒径1μm以下のフィラーを30重量%以下の割合で含有させてもよい。
ところで、遮光性/光吸収性層13aに、遮光性物質および光吸収性物質の両方の物質を配合すると、遮光性物質が光吸収性物質の光吸収を妨げることが有り得る。そのような場合には、光吸収性物質を含有する樹脂組成物からなる光吸収性層をレンチキュラーレンズシート12の非レンズ面に先に形成し、その後、光吸収性層を覆って、遮光性物質を含有する樹脂組成物からなる遮光性層を形成するとよい。
本発明においては、好ましい形態として、レンズシートを形成する透明樹脂に紫外線吸収剤を含ませることができ、レンズ面、基板シートのいずれか、あるいはレンズ面、基板シートの両方に用いられる。このような紫外線吸収剤としては、ヒドロキシベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、サリチル酸エステル類、アクリロニトリル誘導体類等の有機系のもの、あるいは微粒子の二酸化チタン、酸化セリウム等の無機系のものが用いられる。
なおレンチキュラーレンズシート12のレンズのピッチは、必要とする精度、レンチキュラーレンズシート12の大きさによっても異なるが、実用的には、大きいもので1mm前後以下であり、高精細のものでは、300μm以下であり、例えば、100μm〜200μm程度であり、本発明では200μm以下がより好ましく、細かいものは製作精度の確保の観点から、20μm以上、より好ましくは50μm以上である。これに対し、遮光帯13の幅は、レンチキュラーレンズ12aのピッチの30〜90%、より好ましくは、50%〜90%程度である。30%未満であると、遮光帯13を形成する意味がなく、また、レンズに対して斜めに光を入射させると、コマ収差が生じるので、精度良く遮光帯13を形成することができない。他方、入光レンズの焦点にもある程度光が広がるため、90%を超える遮光帯13は製法上困難である。
本発明の製造方法により得られるレンチキュラーレンズシート12は、レンチキュラーレンズ12aの構造に基づいて、映像光を水平方向に拡散させることができるが、垂直方向の拡散については、レンチキュラーレンズシート12を構成する素材、例えば、透明基材シート12bの素材、もしくはレンチキュラーレンズ12aの素材に、適宜な光拡散剤を含有させて行なわせることができる。光拡散剤としては、例えば、レンズシートと屈折率の異なる粒形状のガラス、シリカ、アルミナ、不溶性プラスチック、タルク等を分散して用いることができる。
レンチキュラーレンズシート12には、スクリーンとして使用する際に、さらに付加した方が好ましい様々な機能の層を積層することができ、レンチキュラーレンズシート12の観察側面上に直接、もしくは、上記の光拡散性シートを介して、適宜な塗布方法等により直接積層してもよいし、別の透明基材シート12上に塗布する等して、一旦別の積層体としてから、適宜な接着方法、例えば、粘着剤を使用したラミネーション等により、積層することができる。本発明のレンチキュラーレンズシート12の厚みが薄くなると、レンチキュラーレンズシート12の自立性が低下する傾向がある。このため、観察者側に、比較的厚みのある透明板もしくは透明シートの支持体(前面板と称する。)を設けて補強することが好ましく、あるいは、前記したような光拡散性シートを、厚みのある透明シートを基材として構成し、レンチキュラーレンズシート12に積層することが好ましい。
JISK7210に規定されるメルトフロート(MRF)5g/10分のポリプロピレンパレットを押出し成型機のホッパーに投入した。この装置の6分割されたバレルの各分割部の温度をホッパーに近い順に、165℃→205℃→225℃→235℃→245℃→245℃に順次昇温設定し、ダイス部の温度は245℃に設定した。このダイスから溶融したポリプロピレンを0.16kg/36secの流量でレンチキュラーレンズ形状を付与した型ロールと押圧ロールに供給し型押しした。これによりレンズピッチ155μm、最大厚み約45μmのレンチキュラーレンズシートを得た。
続いて下記組成の光吸収性層形成用インキ組成物を、ボールミルを用いて充分、混練して作成し、ブレードコーターを利用して、上記により得られたレンチキュラーレンズシートのレンチキュラーレンズの無い方の側に、一面に均一に塗布し、乾燥させて、厚み0.7μmの光吸収性層を形成した。なお、以降における「部」は質量基準である。
・ニトロセルロース樹脂 5部
(旭化成工業(株)製、HIG 1/8)
・カーボンブラック微粒子 5部
(三菱化学(株)製、ダイアブラックLR)
・メチルエチルケトン 45部
・トルエン 45部
平行光としては、YAGレーザ(照射面出力;4W、ビームスポット径;3mmφ)を用い、レンチキュラーレンズシートの法線方向から各々のレンチキュラーレンズに照射したところ、各々のレンチキュラーレンズの集光位置に対応する位置の光吸収性層が飛散除去され、開口部を生じた。これにより、130μm幅の遮光帯(ブラックストライプ)が、レンズピッチと同じピッチで形成されたレンチキュラーレンズシートを得た。
下記組成の光吸収性層形成用インキ組成物を用いた以外、実施例1と同様にして、厚み0.4μmの光吸収性層を形成した。
(光吸収性層形成用インキ組成物)
・アクリルスチレン樹脂 15部
(積水化学(株)製、エスレックP)
・カーボンブラック微粒子 5部
(三菱化学(株)製、ダイアブラックLR)
・メチルエチルケトン 40部
・トルエン 40部
実施例1におけるのと同様に、レーザ照射を行ない、同じ結果を得た。
下記組成の光吸収性層形成用インキ組成物を用いた以外、実施例1と同様にして、厚み0.4μmの光吸収性層を形成した。
(光吸収性層形成用インキ組成物)
・セルロースアセテートブチレート樹脂 20部
(イーストマンケミカル(株)製、CAB551−0.2)
・光熱変換剤(日本化薬(株)製、CY−10) 8部
・クロロホルム 72部
実施例1におけるのと同様に、照射を行ない、同じ結果を得た。
下記組成の光吸収性層形成用インキ組成物を用いた以外、実施例1と同様にして、厚み0.4μmの光吸収性層を形成した。
(光吸収性層形成用インキ組成物)
・セルロースアセテートブチレート樹脂 20部
(イーストマンケミカル(株)製、CAB551−0.2)
・光熱変換剤(下記「化1」の構造のもの) 8部
・クロロホルム 72部
実施例1におけるのと同様に、照射を行ない、同じ結果を得た。
12a レンチキュラーレンズ
12b 透明基材シート
13 遮光帯(ブラックストライプ)
13a 遮光性/光吸収性層
14 レーザ光源
15 平行光
31 フレネル凸レンズシート
32 レンチキュラーレンズシート
32a レンチキュラーレンズ
32b 透明基材シート
32c 支持板
33 遮光帯(ブラックストライプ)
34 投映光
35 平行光
36 出射光
Claims (15)
- シートの少なくとも片面にレンズ形状が設けられているレンズシートの非レンズ面に、遮光性および光吸収性を有する層を形成した後、前記レンズ面側より、平行光を照射することにより、前記非レンズ面の前記各レンズの集光部において、前記遮光性および光吸収性を有する層の溶融、昇華、燃焼、爆融もしくは削摩により除去し、前記非レンズ面の非集光部に、遮光帯を形成したレンズシートにおいて、少なくとも前記レンズ面は溶融押出しされた熱可塑性樹脂により成型されたことを特徴とする遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記レンズシートのレンズ形状は、一次元方向に配列されたシリンドリカルレンズを配列した形態であることを特徴とする請求項1に記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記レンズシートのレンズ形状は、二次元方向に配列されたマイクロレンズアレイの形態であることを特徴とする請求項1に記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記平行光の光源としてレーザを用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記平行光の光源として赤外光レーザを用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記平行光を、前記レンズシートに対してほぼ垂直で入射させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記レンズシートを巻き出し、巻き取り装置に掛け、該装置で搬送されている前記レンズシートに対して、レーザ光をほぼ搬送方向に垂直方向に走査を繰り返すことで前記レンズシート全面をレーザ露光させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記遮光帯の幅は、レンズのピッチの50%〜90%であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記レンズピッチが50μm〜200μmの範囲であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記レンズシートは紫外線吸収剤を含む透明樹脂を一部の材料もしくは全ての材料として用いることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記レンズシートは複屈折性を持たない透明樹脂を一部の材料もしくは全ての材料として用いることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記レンズシートに光拡散性をもたせたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- 前記遮光帯の光学濃度の値が2以上であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の遮光帯を有するレンズシートの製造方法。
- シートの少なくとも片面にレンズ面が設けられているレンズシートの非レンズ面の非集光部に遮光帯が積層されており、前記遮光帯は、バインダ成分、遮光性物質および光吸収性物質、もしくは遮光性物質および光吸収性物質の両方の物質の性質を兼ね備える物質とからなる樹脂組成物からなるレンズシートにおいて、少なくとも前記レンズ面は溶融押出しされた熱可塑性樹脂からなり、前記レンズシートが紫外線吸収剤を含むことを特徴とする遮光帯を有するレンズシート。
- 請求項14に記載のレンズシートの前記遮光帯が積層されている側を観察側とし、前記遮光帯が積層されていない側を投映側とするとき、前記投映側に、投映光の出射時の広がりを制御するレンズシートが組み合わされていることを特徴とする背面投映用スクリーン。
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JP2004178011A JP2005275339A (ja) | 2004-02-23 | 2004-06-16 | 遮光帯を有するレンズシートの製造方法、レンズシートおよびスクリーン |
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JP2007147831A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Toppan Printing Co Ltd | 遮光層付きレンズシートの製造方法、光拡散シート、その製造方法及び背面投影型ディスプレイ |
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2004
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