JP2005275257A - レンズ移動機構および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動きが円滑でしかも鮮明な画像が得られ、また、低コストで小型化可能なレンズ移動機構及び撮像装置を提供すること。
【解決手段】摘まみ24を一方に揺動させると、第1係合面44Aが第1平坦面5404Aに係合し、かつ、第2係合面46Aが第3平坦面5604Aに係合し、外側筒状部材34の軸心方向に沿った内側筒状部材32の位置決めがなされ、マクロ撮影モードに設定される。また、摘まみ24を他方に揺動させると、第1係合面44Aが第2平坦面5404Cに係合し、かつ、第2係合面46Aが第4平坦面5604Cに係合し、外側筒状部材34の軸心方向に沿った内側筒状部材32の位置決めがなされ、通常撮影モードに設定される。
【選択図】 図4

Description

本発明はレンズ移動機構とそのレンズ移動機構を備えた撮像装置に関する。
例えば、携帯電話に組み込まれる撮像装置では、マクロ撮影モードと通常撮影モードとの2段階に光学系の焦点距離が切り換わるように構成されている。
一般に、撮像装置の光学系の焦点距離を切り換えために、光学系を構成するレンズを光軸方向に移動させることがなされ、このようなレンズ移動機構として、ねじ機構式やカム機構式など従来様々な構造が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。
特開2000−314833号公報 特開2003−121718号公報
従来のねじ機構式の構造では、レンズの動きを円滑にするために雄ねじと雌ねじとの間にクリアランスが必要となる。しかしながら、このクリアランスがあるとレンズにがたつきが生じる。そして、レンズにがたつきがあると、レンズを静止させることができず、鮮明な画像が得られない。そのため、このがたつきを吸収するコイルスプリングが必要となり、部品店数が増加すると共に、コイルスプリング収容用のスペースも必要となるため、小型化を図る上で不利がある。
また、カム機構式の従来構造では、鏡筒が小型化されると、例えば、携帯電話に組み込まれる撮像装置では鏡筒の直径が2〜3mm程度になるため、カム溝を正確に製作するには高いコストが掛かり、コストダウンを図る上で不利がある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、動きが円滑でしかも鮮明な画像が得られ、また、低コストで小型化可能なレンズ移動機構及び撮像装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、内側筒状部材と、被写体像を導く光学系を構成し前記内側筒状部材の内周部で支持されたレンズと、前記内側筒状部材と同軸上で前記内側筒状部材の外側に配設された外側筒状部材と、前記内側筒状部材と前記外側筒状部材のうちの一方の回転を阻止する回転規制手段と、前記内側筒状部材の外周部と前記外側筒状部材の内周部にわたって設けられ前記内側筒状部材と前記外側筒状部材のうちの他方の回転により前記内側筒状部材および前記外側筒状部材の軸心方向におけるそれらの相対位置を変化させるカム機構とを備えるレンズ移動機構であって、前記カム機構は、前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の一方に、周方向に互いに位相をずらして径方向に突設された第1凸部および第2凸部と、前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に設けられ軸心方向の一方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が係合する第1カム面と、前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に前記第1カム面と位相をずらして設けられ軸心方向の他方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が前記第1カム面に係合した状態で前記第2凸部が係合する第2カム面とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、内側筒状部材と、被写体像を導く光学系を構成し前記内側筒状部材の内周部で支持されたレンズと、前記内側筒状部材と同軸上で前記内側筒状部材の外側に配設された外側筒状部材と、前記内側筒状部材と前記外側筒状部材のうちの一方の回転を阻止する回転規制手段と、前記内側筒状部材の外周部と前記外側筒状部材の内周部にわたって設けられ前記内側筒状部材と前記外側筒状部材のうちの他方の回転により前記内側筒状部材および前記外側筒状部材の軸心方向におけるそれらの相対位置を変化させるカム機構と、前記レンズで導かれた被写体像を撮像する撮像素子とを備える撮像装置であって、前記カム機構は、前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の一方に、周方向に互いに位相をずらして径方向に突設された第1凸部および第2凸部と、前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に設けられ軸心方向の一方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が係合する第1カム面と、前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に前記第1カム面と位相をずらして設けられ軸心方向の他方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が前記第1カム面に係合した状態で前記第2凸部が係合する第2カム面とを備えることを特徴とする。
本発明のレンズ移動機構、撮像装置によれば、第1凸部と第2凸部、および第1カム面と第2カム面とが周方向に位相をずらして配置されているので、本発明のレンズ移動機構、撮像装置のカム機構部品を生産する金型においてスライドが不必要となり、上型と下型とで内側筒状部材および外側筒状部材を簡単にしかも精度良く型成形することができ、レンズ移動機構、撮像装置の小型化、コストダウンを図る上で有利となる。
また、第1カム面と第2カム面を精度良く形成できるので、レンズのがたつきを防止し、鮮明な画像を得る上で有利となる。
本発明は、内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の一方に、周方向に互いに位相をずらして径方向に突設された第1凸部および第2凸部と、内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に設けられ軸心方向の一方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が係合する第1カム面と、内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に前記第1カム面と位相をずらして設けられ軸心方向の他方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が前記第1カム面に係合した状態で前記第2凸部が係合する第2カム面とでカム機構を構成することで上記の目的を達成した。
以下、本発明のレンズ移動機構を、本発明の撮像装置と共に図面にしたがって説明する。
図1は携帯電話に組み込まれた撮像装置部分の斜視図、図2は携帯電話に組み込まれた撮像装置部分の概略断面図、図3は撮像装置の主要部分のブロック図を示す。
図1、図2に示すように、携帯電話12を構成するケース14の端部に撮像装置16が組み込まれている。
撮像装置16は、被写体像を導く光学系20と、光学系20の光軸上に設けられた撮像素子22とを備え、光学系20で捉えた被写体像が撮像素子22の撮像面に結像されるように構成されている。本実施例では、撮影モードが、撮影モード切り換え用摘まみ24のスライド操作(厳密には揺動操作)により焦点距離が切り換わり、撮影モードが、マクロ撮影モードと通常撮影モードの2段階に切り換わるように構成されている。
図3に示すように、撮像素子22の撮像面に結像された像は撮像信号として画像処理部100に出力され、画像処理部100ではこの撮像信号に基づいて静止画あるいは動画の画像データが生成される。この画像データは例えばメモリカードなどのような記録媒体102に記録され、また、表示処理部104により携帯電話12のディスプレイ106に表示される。
さらに、撮像装置100は、不図示のシャッタボタンなどの操作スイッチ108の各種操作に応じて、画像処理部100、表示処理部104を制御するCPUなどを含む制御部110を備えている。
光学系20は、ケース14で支持された第1のレンズ26と、鏡筒28で支持された第2のレンズ30とを備え、第2のレンズ30が第1のレンズ26に近づいた第1の位置でマクロ撮影モードとなり、第2のレンズ30が後退して第1のレンズ26から離れた第2の位置で通常撮影モードとなるように構成され、鏡筒の直径は2〜3mm程度である。
図4は鏡筒の説明図で、図4(A)は平面図、図4(B)は図4(A)のBB断面図、図4(C)は図4(A)のCC断面図を示している。なお、図4乃至図6において、鏡筒およびカム機構の構造を明確化するため第2のレンズ30は省略されている。
図4に示すように、鏡筒28は、第2のレンズ30を支持する内側筒状部材32と、内側筒状部材32と同軸上で内側筒状部材32の外側に配設されケース14で回転不能に支持された外側筒状部材34と、内側筒状部材32の外周部と外側筒状部材34の内周部にわたって設けられ内側筒状部材32の回転により内側筒状部材32を外側筒状部材34の軸心方向に移動させるカム機構36とを備えている。内側筒状部材32と外側筒状部材34は共にポリカーボネイトなどのような硬質な合成樹脂製である。
図5は内側筒状部材の斜視図、図6は内側筒状部材の説明図で、図6(A)は平面図、図6(B)は図6(A)のB矢視図、図6(C)は図6(A)のC矢視図を示す。
図5、図6に示すように、内側筒状部材32は、筒体42と、筒体42の外周部に設けられた第1凸部44と第2凸部46とを備え、図面では省略されているが第2のレンズ30は筒体42の内周部に取着されている。
筒体42は、均一外径、均一内径で形成され、一方の端部は面取りが施されている。
第1凸部44と第2凸部46は、筒体42の外周部の周方向に位相をずらして筒体42の径方向外方に突設形成されている。
本実施例では、第1凸部44と第2凸部46はそれぞれ2つずつ設けられ、第1凸部44と第2凸部46は筒体42の周方向に90度の位相をずらして交互に設けられている。
2つの第1凸部44は筒体42の軸心方向において同一の箇所に設けられ、また、2つの第2凸部46も筒体42の軸心方向において同一の箇所に設けられている。ここで被写体側を前方(軸心方向の一方)とし、撮像素子22側を後方(軸心方向の他方)とすると、第1凸部44は第2凸部46よりも前方箇所に設けられている。
各第1凸部44が前方に臨む箇所は、前方に凸状の湾曲面からなる第1係合面44Aとして形成されている。
また、各第2凸部46が後方に臨む箇所は、後方に凸状の湾曲面からなる第2係合面46Aとして形成されている。
なお、第1凸部44が筒体42の最も径方向外方に位置する箇所と、第2凸部46が筒体42の最も径方向外方に位置する箇所は、図6(A)に示すように、筒体42と同軸の単一の円筒面上に位置する円筒面N1でそれぞれ形成されている。
なお、図5、図6では省略されているが、撮影モード切り換え用摘まみ24が筒体42の端部から突設され、図1に示すように、この撮影モード切り換え用摘まみ24はケース14の長溝1402を通りケース14の表面に露出している。
図2に示すように、外側筒状部材34はケース14によりその軸心回りに回転不能で、かつ、その軸心方向に移動不能に支持されている。
図7は外側筒状部材の説明図で、図7(A)は平面図、図7(B)は図7(A)のBB断面図、図7(C)は図7(A)のCC断面図、図8は外側筒状部材を斜めから見た状態で筒体を想像線で描き第1カム部と第2カム部を実線で描いた図を示す。
外側筒状部材34は、筒体52と、筒体52の内周部に設けられた第1カム部54と第2カム部56とを備えている。
筒体52は、均一外径、均一内径で形成されている。なお、筒体52の内径は、図4(A)に示すように、第1凸部44と第2凸部46の円筒面N1の直径よりも大きな寸法の直径で形成されている。
第1カム部54と第2カム部56は、筒体52の周方向に位相をずらして筒体52の径方向内方に突設され、それぞれ筒体52の内周面の周方向に沿って延在している。
本実施例では、第1カム部54と第2カム部56はそれぞれ2つずつ設けられ、第1カム部54と第2カム部56は筒体52の周方向に90度の位相をずらし間隔をおいて交互に設けられている。
第1カム部54と第2カム部56は、筒体52の軸心方向において異なった箇所に設けられ、2つの第1カム部54は筒体52の軸心方向において同一の箇所に設けられ、また、2つの第2カム部56も第1カム部54よりも後方で筒体52の軸心方向において同一の箇所に設けられている。
また、図7(A)に示すように、筒体52の軸心方向から見て第1カム部54と第2カム部56は、それらの延在方向の端部間に隙間Sが確保されるように形成されている。
各第1カム部54が前方に位置する箇所は、筒体52の前方に位置する端面と同一面上に位置する平坦面5402で形成されている。
各第1カム部54が後方に位置する箇所は、後方に臨み第1凸部44の第1係合面44Aが係合する第1カム面5404として形成されている。
第1カム面5404は、第1平坦面5404Aと、第1平坦面5404Aの端部に接続する第1傾斜面5404Bと、第1傾斜面5404Bの端部に接続する第2平坦面5404Cとを有している。
第1平坦面5404Aは、筒体52の軸心方向における位置が同一の箇所で筒体52の内周面の周方向に沿って延在している。
第1傾斜面5404Bは、筒体52の軸心方向における位置が筒体52の内周面の周方向に沿って次第に後方に変位するように、筒体52の内周面に沿って延在している。
第2平坦面5404Cは、筒体52の軸心方向における位置が第1傾斜面5404Bの端部と同一の箇所で筒体52の内周面に沿って延在している。
各第2カム部56が後方に位置する箇所は、筒体52の後方に位置する端面と同一面上に位置する平坦面5602で形成されている。
各第2カム部56が後方に位置する箇所は、後方に臨み第2凸部46の第2係合面46Aが係合する第2カム面5604として形成されている。
第2カム面5604は、第3平坦面5604Aと、第3平坦面5604Aの端部に接続する第2傾斜面5604Bと、第2傾斜面5604Bの端部に接続する第4平坦面5604Cとを有している。
第3平坦面5604Aは、筒体52の軸心方向における位置が同一の箇所で筒体52の内周面の周方向に沿って延在している。
第2傾斜面5604Bは、筒体52の軸心方向における位置が筒体52の内周面の周方向に沿って次第に後方に変位するように、筒体52の内周面に沿って延在している。
第4平坦面5604Cは、筒体52の軸心方向における位置が第2傾斜面5604Bの端部と同一の箇所で筒体52の内周面に沿って延在している。
また、各第1カム部54と各第2カム部56が筒体52の半径方向内方に位置する箇所は、内側筒状部材32の筒体42の外周面を回転可能に支持する円筒面状の軸受面N2として形成されている。
なお、図7(A)に示すように、外側筒状部材34の第1カム部54と、この第1カム部54に隣り合う第2カム部56との間に、第1凸部44、第2凸部46を位置させて外側筒状部材34の内側に内側筒状部材32を挿入し、外側筒状部材34に対して内側筒状部材32を回転させることで、あるいは、内側筒状部材32に対して外側筒状部材34を回転させることで第1係合面44Aが第1カム面5404に係合し、かつ、第2係合面46Aが第2カム面5604に係合する。同時に、外側筒状部材34の軸受面N2により内側筒状部材32の筒体42が筒体52と同軸上で回転可能に支持される。
第1カム面5404の第1平坦面5404A、第1傾斜面5404B、第2平坦面5404Cは、第2カム面5604の第3平坦面5604A、第2傾斜面5604B、第4平坦面5604Cに対応しており、それらは互いに筒体52の内周方向に位相が90度ずれている。
そして、軸心方向における第1平坦面5404Aと第3平坦面5604Aとの間の寸法と、第3平坦面5604Aと第4平坦面5604Cとの間の寸法は等しい寸法で形成されている。
図9(A)に示すように、第1係合面44Aが第1平坦面5404Aに係合した状態で第2係合面46Aが第3平坦面5604Aに係合するように形成され、この状態で図1に示すように、撮影モード切り換え用摘まみ24は長溝1402の一端に位置し、第2のレンズ30が第1の位置となり、マクロ撮影モードとなるように形成されている。
また、図9(C)に示すようにまた、第1係合面44Aが第2平坦面5404Cに係合した状態で第2係合面46Aが第4平坦面5604Cに係合するように形成され、この状態で撮影モード切り換え用摘まみ24は長溝1402の他端に位置し、第2のレンズ30が第2の位置となり、通常撮影モードとなるように形成されている。
本実施例では、第1平坦面5404Aと第3平坦面5604Aとの間の寸法(あるいは、第1係合面44Aと第2係合面46Aとの間の寸法)は、第1係合面44Aが第1平坦面5404Aに係合し、かつ、第2係合面46Aが第3平坦面5604Aに係合した状態で、軸方向にがたつきがなく相対的に円滑に回転できる寸法で形成されている。すなわち、第1係合面44Aが第1平坦面5404Aに係合し、かつ、第2係合面46Aが第3平坦面5604Aに係合することで軸心方向における内側筒状部材32と外側筒状部材34との相対的な位置決めがなされ、また、この状態で相対的に円滑に回転できるように形成されている。
同様に、第3平坦面5604Aと第4平坦面5604Cとの間の寸法(あるいは、第1係合面44Aと第2係合面46Aとの間の寸法)も、第1係合面44Aが第2平坦面5404Cに係合し、かつ、第2係合面46Aが第4平坦面5604Cに係合した状態で、軸方向にがたつきがなく相対的に円滑に回転できる寸法で形成されている。すなわち、第1係合面44Aが第2平坦面5404Cに係合し、かつ、第2係合面46Aが第4平坦面5604Cに係合することで軸心方向における内側筒状部材32と外側筒状部材34との相対的な位置決めがなされ、また、この状態で相対的に円滑に回転できるように形成されている。
図9(B)に示すように、第1カム面5404の第1傾斜面5404Bと、第2カム面5604の第2傾斜面5604Bは、周方向に沿って同じ向きの傾斜で形成されている。そして、本実施の形態では、第1傾斜面5404Bと第2傾斜面5604Bとの間の寸法(あるいは、第1係合面44Aと第2係合面46Aとの間の寸法)は、第1係合面44Aが第1傾斜面5404Bに係合し、かつ、第2係合面46Aが第2傾斜面5604Bに係合した状態で軸心方向における内側筒状部材32と外側筒状部材34との相対的な位置決めがなされ、また、この状態で相対的に円滑に回転できるように形成されている。
本実施例によれば、撮影モード切り換え用摘まみ24を長溝1402の一端に位置させると、図9(A)に示すように、第1係合面44Aが第1平坦面5404Aに係合し、かつ、第2係合面46Aが第3平坦面5604Aに係合し、外側筒状部材34の軸心方向に沿った内側筒状部材32の位置決めがなされ、マクロ撮影モードに設定される。
また、撮影モード切り換え用摘まみ24を長溝1402の他端に位置させると、図9(C)に示すようにまた、第1係合面44Aが第2平坦面5404Cに係合し、かつ、第2係合面46Aが第4平坦面5604Cに係合し、外側筒状部材34の軸心方向に沿った内側筒状部材32の位置決めがなされ、通常撮影モードに設定される。
すなわち、カム機構36により軸心方向における内側筒状部材32と外側筒状部材34の相対的な位置が変化し、これにより焦点距離が2段階に切り換えられる。
また、第1凸部44と第2凸部46とが、あるいは、第1係合面44Aと第2係合面46Aとが内側筒状部材32の筒体42の外周部に周方向と軸心方向にずらして配置されているので、スライドが不必要となり上型と下型を用いることで第1凸部44と第2凸部46を備える内側筒状部材32を簡単にしかも精度良く型成形することができ、したがって、実施例のように鏡筒が極めて小さい場合であっても簡単に成型でき、機械加工を何ら要せず撮像装置16のコストダウンを図る上で有利となる。
同様に、第1カム部54と第2カム部56とが、あるいは、第1カム面5404と第2カム面5604とが外側筒状部材34の筒体52の内周部に周方向と軸心方向にずらして配置されているので、スライドが不必要となり上型と下型を用いることで第1カム部54と第2カム部56を備える外側筒状部材34を簡単にしかも精度良く型成形することができ、したがって、実施例のように鏡筒が極めて小さい場合であっても簡単に成型でき、機械加工を何ら要せず撮像装置16のコストダウンを図る上で有利となる。
また、図9(A)に示すように、第1係合面44Aが第1平坦面5404Aに係合し、かつ、第2係合面46Aが第3平坦面5604Aに係合し、それらの係合ががたつかないように軸心方向における第1平坦面5404Aと第3平坦面5604Aの寸法を型成形により簡単に精度良く形成でき、同様に、図9(C)に示すように、第1係合面44Aが第2平坦面5404Cに係合し、かつ、第2係合面46Aが第4平坦面5604Cに係合し、それらの係合ががたつかないように軸心方向における第2平坦面5404Cと第4平坦面5604Cの寸法を型成形により簡単に精度良く形成できるので、第2レンズ30をがたつくことなく保持でき、鮮明な画像を得る上で有利となる。
また、図9(B)に示すように、第1係合面44Aが傾斜面5404Bに係合した状態で、第2係合面46Aと傾斜面5604Bとの間にわずかな隙間ができるように、あるいは、第2係合面46Aが傾斜面5604Bに係合した状態で、第1係合面44Aと傾斜面5404Bとの間にわずかな隙間ができるように型成形により簡単に精度良く形成でき、このように形成すると、内側筒状部材32と外側筒状部材34の相対的な回転および相対的な軸方向動を円滑に行わせることが可能となる。
また、第1係合面44Aが第1平坦面5404Aに係合し、かつ、第2係合面46Aが第3平坦面5604Aに係合した状態で、第1凸部44と第2凸部46が第1、第3平坦面5404A、5604Aにより軸心方向において締め付けられるように、第1平坦面5404Aと第3平坦面5604A(あるいは、第1係合面44Aと第2係合面46Aとの間の寸法)にしめしろを持たせ、また、第1係合面44Aが第2平坦面5404Cに係合し、かつ、第2係合面46Aが第4平坦面5604Cに係合した状態で、第1凸部44と第2凸部46が第2、第4平坦面5404C、5604Cにより軸心方向において締め付けられるように、第2平坦面5404Cと第4平坦面5604C(あるいは、第1係合面44Aと第2係合面46Aとの間の寸法)にしめしろを持たせ、さらに、第1係合面44Aが傾斜面5404Bに係合した状態で、第2係合面46Aと傾斜面5604Bとの間にわずかな隙間ができるように、あるいは、第2係合面46Aが傾斜面5604Bに係合した状態で、第1係合面44Aと傾斜面5404Bとの間にわずかな隙間ができるように形成すると、マクロ撮影モード、通常撮影モードに第2レンズ30を切り換えた際に使用者にクリック感を与えることも可能となる。
なお、第1凸部44、第2凸部46、第1カム面5404、第2カム面5604はそれぞれ一つずつ設けてもよいが、実施例のように、二つずつ設けると、あるいは、三つ以上設けると、内側筒状部材32と外側筒状部材34の相対的な回転および相対的な軸方向動を円滑に行わせる上で有利となる。
また、実施例では、カム機構36により撮影モードを2段階に切り換える場合について説明したが、カム面の平坦面や傾斜面を増やすことで3段階以上に切り換えるようにすることも無論可能であり、また、切り換えにより変化する内容は撮影モードに限定されない。
また、外側筒状部材34と同軸上で内側筒状部材32を回転可能に支持するために、外側筒状部材34と内側筒状部材32とにそれぞれ回転支持用の軸受面、円筒面を設けてもよいが、実施例のように、各第1カム部54と各第2カム部56を利用して軸受面N2を形成し、これら軸受面N2により外側筒状部材34と同軸上で内側筒状部材32を回転可能に支持すると、カム機構36の小型化、コストダウンを図る上で有利となる。
また、実施例では、内側筒状部材32の外周部に第1凸部44および第2凸部46を設け、外側筒状部材34の内周部に第1カム面5404および第2カム面5604を設けた場合について説明したが、内側筒状部材32の外周部に第1カム面5404および第2カム面5604を設け、外側筒状部材34の内周部に第1凸部44および第2凸部46を設けるようにしてもよく、その場合には、第1カム面5404および第2カム面5604の軸受面により内側筒状部材32の筒体42の外周面を回転可能に支持することになる。
また、実施例では、外側筒状部材34を回転不能かつ軸方向動不能に支持し、内側筒状部材32を回転可能かつ軸方向動可能に支持した場合について説明したが、内側筒状部材32を回転不能かつ軸方向動不能に支持し、外側筒状部材34を回転可能かつ軸方向動可能に支持してもよく、この場合には外側筒状部材34を操作するようにすればよい。また、外側筒状部材34を回転不能かつ軸方向動可能に支持し、内側筒状部材32を回転可能かつ軸方向動不能に支持してもよく、あるいは、外側筒状部材34を回転可能かつ軸方向動不能に支持し、内側筒状部材32を回転不能かつ軸方向動可能に支持するようにしてもよい。
また、実施例では、外側筒状部材34の長手方向の端部がケース14に取着されことで外側筒状部材34の回転が阻止され、したがって、ケース14が、内側筒状部材32と外側筒状部材34のうちの一方の回転を阻止する回転規制手段に相当していたが、上述のように、外側筒状部材34を回転不能かつ軸方向動不能に支持するか否か、および、内側筒状部材32を回転可能かつ軸方向動可能に支持するか否かの組み合わせにより回転規制手段の構造も異なり、このような回転規制手段の構成として従来公知の様々な機構が採用可能である。
携帯電話に組み込まれた撮像装置部分の斜視図である。 携帯電話に組み込まれた撮像装置部分の概略断面図である。 撮像装置の主要部分のブロック図である。 鏡筒の説明図である。 内側筒状部材の斜視図である。 内側筒状部材の説明図である。 外側筒状部材の説明図である。 外側筒状部材を斜めから見た状態で筒体を想像線で描き第1カム部と第2カム部を実線で描いた図である。 第1凸部と第2凸部および第1カム面と第2カム面との説明図である。
符号の説明
16……撮像装置、20……光学系、22……撮像素子、18……半導体レーザ、32……内側筒状部材、34……外側筒状部材、36……カム機構、44……第1凸部、46……第2凸部、5404……第1カム面、5604……第2カム面。

Claims (22)

  1. 内側筒状部材と、
    被写体像を導く光学系を構成し前記内側筒状部材の内周部で支持されたレンズと、
    前記内側筒状部材と同軸上で前記内側筒状部材の外側に配設された外側筒状部材と、
    前記内側筒状部材と前記外側筒状部材のうちの一方の回転を阻止する回転規制手段と、
    前記内側筒状部材の外周部と前記外側筒状部材の内周部にわたって設けられ前記内側筒状部材と前記外側筒状部材のうちの他方の回転により前記内側筒状部材および前記外側筒状部材の軸心方向におけるそれらの相対位置を変化させるカム機構とを備えるレンズ移動機構であって、
    前記カム機構は、
    前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の一方に、周方向に互いに位相をずらして径方向に突設された第1凸部および第2凸部と、
    前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に設けられ軸心方向の一方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が係合する第1カム面と、
    前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に前記第1カム面と位相をずらして設けられ軸心方向の他方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が前記第1カム面に係合した状態で前記第2凸部が係合する第2カム面とを備える、
    ことを特徴とするレンズ移動機構。
  2. 前記第1凸部は、前記軸心方向の他方に臨む第1係合面を有し、前記第2凸部は、前記軸心方向の一方に臨む第2係合面を有し、前記第1係合面が前記第1カム面に係合し、前記第2係合面が第2カム面に係合することを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  3. 前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に位相をずらして周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が径方向に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  4. 前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に位相をずらして周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が径方向に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成され、前記軸心方向の他方における前記第1カム部の端部の箇所は、前記第1カム部が形成された前記内側筒状部材あるいは外側筒状部材の前記軸心方向の他方における端面と同一面で形成され、前記軸心方向の一方における前記第2カム部の端部の箇所は、前記第1カム部が形成された前記内側筒状部材あるいは外側筒状部材の前記軸心方向の一方における端面と同一面で形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  5. 前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に位相をずらして周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が径方向に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成され、
    前記第1カム面は、前記軸心方向における位置が同一の箇所で周方向に沿って延在する第1平坦面と、前記第1平坦面の端部から周方向に沿って延在し前記軸心方向における位置が前記軸心方向の他方に向って次第に変位する第1傾斜面と、前記軸心方向における位置が前記第1傾斜面の端部と同一で該第1傾斜面の端部から周方向に沿って延在する第2平坦面とを有し、
    前記第2カム面は、前記軸心方向における位置が同一の箇所で周方向に沿って延在する第3平坦面と、前記第3平坦面の端部から周方向に沿って延在し前記軸心方向における位置が前記軸心方向の一方に向って次第に変位する第2傾斜面と、前記軸心方向における位置が前記第2傾斜面の端部と同一で該第2傾斜面の端部から周方向に沿って延在する第4平坦面とを有していることを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  6. 前記内側筒状部材は、筒体と、この筒体の外周面に、該外周面の周方向に位相をずらして前記筒体の径方向外方に突設された第1凸部および第2凸部とを備え、前記外側筒状部材の内周面に、該内周面の周方向に位相をずらして該内周面の周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が該内周面の径方向内方に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成され、前記第1カム部が前記内周面の径方向内方に位置する箇所と前記第2カム部が前記内周面の径方向内方に位置する箇所とは、前記内側筒状部材の筒体の外周面を回転可能に支持する軸受面としてそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  7. 前記外側筒状部材は、筒体と、この筒体の内周面に、該内周面の周方向に位相をずらして前記筒体の径方向内方に突設された第1凸部および第2凸部とを備え、前記内側筒状部材の外周面に、該外周面の周方向に位相をずらして該外周面の周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が該外周面の径方向外方に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成され、前記第1カム部が前記外周面の径方向外方に位置する箇所と前記第2カム部が前記外周面の径方向内方に位置する箇所とは、前記外側筒状部材の筒体の内周面を回転可能に支持する軸受面としてそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  8. 前記第1カム面と前記第2カム面は、前記軸心方向から見て周方向に間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  9. 前記第1カム面と前記第2カム面は、前記軸心方向と直交する方向から見て間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  10. 前記第1カム面と前記第2カム面はそれぞれ複数設けられ、前記第1カム面と前記第2カム面は、前記軸心方向から見て周方向に間隔をおいて交互に配置されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  11. 前記第1凸部は、前記軸心方向の他方に臨む第1係合面を有し、前記第2凸部は、前記軸心方向の一方に臨む第2係合面を有し、前記第1係合面が前記第1カム面に係合し、前記第2係合面が前記第2カム面に係合し、前記第1カム面は前記第2カム面よりも、前記軸心方向の他方にずらした箇所に位置していることを特徴とする請求項1記載のレンズ移動機構。
  12. 内側筒状部材と、
    被写体像を導く光学系を構成し前記内側筒状部材の内周部で支持されたレンズと、
    前記内側筒状部材と同軸上で前記内側筒状部材の外側に配設された外側筒状部材と、
    前記内側筒状部材と前記外側筒状部材のうちの一方の回転を阻止する回転規制手段と、
    前記内側筒状部材の外周部と前記外側筒状部材の内周部にわたって設けられ前記内側筒状部材と前記外側筒状部材のうちの他方の回転により前記内側筒状部材および前記外側筒状部材の軸心方向におけるそれらの相対位置を変化させるカム機構と、
    前記レンズで導かれた被写体像を撮像する撮像素子と、
    を備える撮像装置であって、
    前記カム機構は、
    前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の一方に、周方向に互いに位相をずらして径方向に突設された第1凸部および第2凸部と、
    前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に設けられ軸心方向の一方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が係合する第1カム面と、
    前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に前記第1カム面と位相をずらして設けられ軸心方向の他方に臨みつつ周方向に沿って延在し前記第1凸部が前記第1カム面に係合した状態で前記第2凸部が係合する第2カム面とを備える、
    ことを特徴とする撮像装置。
  13. 前記第1凸部は、前記軸心方向の他方に臨む第1係合面を有し、前記第2凸部は、前記軸心方向の一方に臨む第2係合面を有し、前記第1係合面が前記第1カム面に係合し、前記第2係合面が第2カム面に係合することを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  14. 前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に位相をずらして周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が径方向に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  15. 前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に位相をずらして周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が径方向に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成され、前記軸心方向の他方における前記第1カム部の端部の箇所は、前記第1カム部が形成された前記内側筒状部材あるいは外側筒状部材の前記軸心方向の他方における端面と同一面で形成され、前記軸心方向の一方における前記第2カム部の端部の箇所は、前記第1カム部が形成された前記内側筒状部材あるいは外側筒状部材の前記軸心方向の一方における端面と同一面で形成されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  16. 前記内側筒状部材の外周部あるいは外側筒状部材の内周部の他方に、周方向に位相をずらして周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が径方向に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成され、
    前記第1カム面は、前記軸心方向における位置が同一の箇所で周方向に沿って延在する第1平坦面と、前記第1平坦面の端部から周方向に沿って延在し前記軸心方向における位置が前記軸心方向の他方に向って次第に変位する第1傾斜面と、前記軸心方向における位置が前記第1傾斜面の端部と同一で該第1傾斜面の端部から周方向に沿って延在する第2平坦面とを有し、
    前記第2カム面は、前記軸心方向における位置が同一の箇所で周方向に沿って延在する第3平坦面と、前記第3平坦面の端部から周方向に沿って延在し前記軸心方向における位置が前記軸心方向の一方に向って次第に変位する第2傾斜面と、前記軸心方向における位置が前記第2傾斜面の端部と同一で該第2傾斜面の端部から周方向に沿って延在する第4平坦面とを有していることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  17. 前記内側筒状部材は、筒体と、この筒体の外周面に、該外周面の周方向に位相をずらして前記筒体の径方向外方に突設された第1凸部および第2凸部とを備え、前記外側筒状部材の内周面に、該内周面の周方向に位相をずらして該内周面の周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が該内周面の径方向内方に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成され、前記第1カム部が前記内周面の径方向内方に位置する箇所と前記第2カム部が前記内周面の径方向内方に位置する箇所とは、前記内側筒状部材の筒体の外周面を回転可能に支持する軸受面としてそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  18. 前記外側筒状部材は、筒体と、この筒体の内周面に、該内周面の周方向に位相をずらして前記筒体の径方向内方に突設された第1凸部および第2凸部とを備え、前記内側筒状部材の外周面に、該外周面の周方向に位相をずらして該外周面の周方向に沿って延在する第1カム部と第2カム部が該外周面の径方向外方に突出形成され、前記第1カム面は、前記第1カム部が前記軸心方向の一方に臨む箇所に形成され、前記第2カム面は、前記第2カム部が前記軸心方向の他方に臨む箇所に形成され、前記第1カム部が前記外周面の径方向外方に位置する箇所と前記第2カム部が前記外周面の径方向内方に位置する箇所とは、前記外側筒状部材の筒体の内周面を回転可能に支持する軸受面としてそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  19. 前記第1カム面と前記第2カム面は、前記軸心方向から見て周方向に間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  20. 前記第1カム面と前記第2カム面は、前記軸心方向と直交する方向から見て間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  21. 前記第1カム面と前記第2カム面はそれぞれ複数設けられ、前記第1カム面と前記第2カム面は、前記軸心方向から見て周方向に間隔をおいて交互に配置されていることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  22. 前記第1凸部は、前記軸心方向の他方に臨む第1係合面を有し、前記第2凸部は、前記軸心方向の一方に臨む第2係合面を有し、前記第1係合面が前記第1カム面に係合し、前記第2係合面が前記第2カム面に係合し、前記第1カム面は前記第2カム面よりも、前記軸心方向の他方にずらした箇所に位置していることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
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