JP2005275044A - 半透過反射式液晶表示装置。 - Google Patents

半透過反射式液晶表示装置。 Download PDF

Info

Publication number
JP2005275044A
JP2005275044A JP2004088912A JP2004088912A JP2005275044A JP 2005275044 A JP2005275044 A JP 2005275044A JP 2004088912 A JP2004088912 A JP 2004088912A JP 2004088912 A JP2004088912 A JP 2004088912A JP 2005275044 A JP2005275044 A JP 2005275044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid crystal
crystal display
light reflecting
reflecting film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004088912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4581450B2 (ja
Inventor
Masaki Yanagisawa
正樹 柳沢
Hirokazu Kobayashi
啓和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2004088912A priority Critical patent/JP4581450B2/ja
Publication of JP2005275044A publication Critical patent/JP2005275044A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4581450B2 publication Critical patent/JP4581450B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】反射と透過の双方の表示において光利用効率を低下させることなく所望の表示品質が得られる低消費電力の半透過反射式液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示パネルLpにおけるバックライトBLの導光板1に対向させる後側ガラス基板5の外面に、第2光反射膜16を設置する。この第2光反射膜16は、複数の光反射膜帯16aを、後側ガラス基板5の内面に設置した第1光反射膜12の開口12aに対応するエリアに重ならないように、間隔を空けて平行に配置してなる。バックライトBLにおける導光板1の裏面には、光反射板3が設置され、第2光反射膜の光反射膜帯12aにより反射された照射光を液晶表示パネルLP側に再反射させ、透過表示における光利用効率を向上させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、外光を利用する反射表示と内蔵バックライトからの照射光を利用する透過表示とを選択実行可能な半透過反射式液晶表示装置に関するものである。
近年、特に若者の携行必需品となりつつある携帯電話のディスプレイとして、液晶表示装置が多く採用されている。モバイル機器である携帯電話のディスプレイとしては、低消費電力であることが求められため、反射表示と透過表示の双方が選択表示できる半透過反射式液晶表示装置が有利である。この半透過反射式液晶表示装置は、自然光等の外光が充分に得られる環境下ではその外光を利用した反射表示を行い、充分な明るさの外光が得られない環境下ではバックライトからの照射光による透過表示を行う。
半透過反射式液晶表示装置には、入射光の一部を反射させると共に一部を透過させる半透過反射膜が、視差による画像ボケを防止するために通常は液晶セル内に設けられている。この半透過反射膜としては、金属の蒸着膜等のような薄膜状に形成したものと、画素エリア毎に所定の大きさの開口を設けたものがある。
前者の薄膜状の半透過反射膜を用いた場合、製造は容易であるが、反射表示及び透過表示の双方において光の利用効率が悪く、特に外光を用いる反射表示において光量が不足し表示品質が低下する傾向がある。
これに対し、後者の開口式半透過反射膜を用いた液晶表示装置は、前者に比べて透明電極膜等の積層が難しく製造は容易ではないが、特許文献1にも示されているように、一画素中の所定エリアに開口を設けるだけで膜厚を薄くする必要はないから、反射表示における光利用効率の低下は解消される。しかし、透過表示においては、開口を通る光だけが表示に利用されて他の光はロスとなるため、光の利用効率が悪く、これが半透過反射式液晶表示装置の低消費電力化に対する障害となっている。
特開2001−281649号公報
本発明の課題は、反射と透過の双方の表示において光利用効率を低下させることなく所望の表示品質が得られる低消費電力の半透過反射式液晶表示装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の半透過反射式液晶表示装置は、液晶表示パネルとバックライトを備え、前記液晶表示パネルに対して表示の観察側の前側から入射する外光を利用する反射表示と前記液晶表示パネルの後側に配置されたバックライトからの照射光を利用する透過表示とを選択実行可能な半透過反射式液晶表示装置であって、前記液晶表示パネルは、前側に配置された前側透明基板とこれに対向配置された後側透明基板との間に封入された液晶と、前記前側透明基板と前記後側透明基板の互いに対向する各内面側にそれぞれ配設され、互いに対向する領域が表示を行うための1つの画素を構成する電極と、前記後側透明基板の内面側に前記画素毎に開口部を形成して設置され、各画素の前記開口部に対応する領域が透過表示エリアを形成し、各画素の前記開口部以外の領域が前記前側透明基板から入射した光を反射する反射表示エリアを形成する第1の光反射膜と、前記後側透明基板の外面側に、前記第1の光反射膜の開口部が設けられた領域以外の前記反射表示エリアの少なくとも一部に対応させて設置され、前記後側透明基板の外面側から入射する光を前記バックライト側に向けて反射する第2の光反射膜とを備え、前記バックライトは、前記第2の光反射膜により反射された光を前記第2の光反射膜側に向けて反射させる光反射板を備えている、ことを特徴とするものである。
本発明の半透過反射式液晶表示装置によれば、後側透明基板の内面に透過表示エリアに対応して開口が設けられた光反射膜を設けたから、反射と透過の両表示において視差による画像ボケが抑制されると共に輝度が充分に高い良好な表示品質が得られると共に、後側透明基板のバックライトに対向する外面の少なくとも透過表示エリアを除くエリアに光反射膜を設置し、透過表示エリア外に照射された光を反射させて再利用するから、バックライトからの照射光の光利用効率が高められ、半透過反射式液晶表示装置の低消費電力化が促進される。
本発明の半透過反射式液晶表示装置においては、複数個の画素がマトリックス状に配設され、複数個の画素の行又は列に沿って延在する赤、緑、青の各色要素ストライプ片からなるカラーフィルタ層が、前側透明基板又は後側透明基板の何れか一方の内面上に設置されていることが好ましく、これにより、共に必要な輝度が確保され且つ色特性が略等しい反射カラー表示と透過カラー表示が得られる。
また、上記赤、緑、青の各色要素ストライプ片の内の緑の色要素ストライプ片は、一画素に対応するエリア毎に幅が所定位置において所定寸法だけ狭く形成されていることが好ましく、これにより、白色光の着色を防止するために必要な緑色要素と他の色要素との面積比を正確に確保することができる。
さらに、本発明の半透過反射式液晶表示装置においては、第2の光反射膜を第1の光反射膜における開口の配置パターンと同じ配置パターンの開口が形成された同一形状の光反射膜とすることが好ましく、これにより、バックライト光の利用効率を格段に向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は本発明の第1実施形態としての半透過反射式液晶表示装置の全体構成を示す説明図で、図2はその部分拡大断面図、図3は上記半透過反射式液晶表示装置における液晶表示パネルを表示の観察側である前側からみた部分拡大平面図で、図4はその液晶表示パネルを後側からみた部分拡大平面図である。
本実施形態の半透過反射式液晶表示装置は、図1に示すように、大略、液晶表示パネルLPとバックライトBLからなる。
バックライトBLは、サイドライト型面発光照明装置であり、透明な樹脂板からなる導光板1と、その一方の端面に対向配置された光源としての冷陰極管2、及び導光板1の液晶表示パネルLPに対向させた光出射面1aとは反対側の裏面1bに設置された光反射板3とからなる。このバックライトBLによれば、冷陰極管2から射出された光が導光板1に入射した後、拡散反射面に処理された裏面1bにより拡散反射され、光出射面1aから液晶表示パネルLPに向けて面状に出射される。
液晶表示パネルLPは、図2に示されるように、一対のガラス基板4、5が所定の間隙を保って図示しない枠状シール材により接合され、シール材で囲まれた一対のガラス基板4、5間に液晶Lが封入されてなる。
一対のガラス基板4、5のうちの表示の観察側である前側に配置された前側ガラス基板4には、その後側ガラス基板5に対向する側の内面に、画素領域Dp以外からの光漏れを防止するため、樹脂ブラック等の遮光材料からなるブラックマスク6(図3参照)が設置されている。本実施形態の半透過反射式液晶表示装置は画素がマトリックス状に配設されてなるドットマトリックスタイプの液晶表示装置であり、従って、ブラックマスク6は、画素がマトリックス配置される表示領域を囲む外周部に配設された枠部(不図示)と表示領域内の画素間に対応させて格子状に配設された桟部6aとからなる。
前側ガラス基板4の内面には、上記ブラックマスク6及びブラックマスク6が配置されていない露出面を被って、カラーフィルタ層7が設置されている。カラーフィルタ層7は、図3に示されるように、赤、緑、青の各色要素ストライプ片7r、7g、7bを順次繰り返し並設して形成されている。赤、緑、青の各色要素ストライプ片7r、7g、7bは、それぞれ、1行または1列の画素の配列方向に沿って延在形成されている。
ところで、赤、緑、青の各色要素からなるカラーフィルタを用いた加法混色によるカラー表示においては、それら各色要素の分光特性から、赤、緑、青の各色要素の面積が等しいと、白色光が緑色に淡く着色する。そこで、本実施形態においては、赤、緑、青の各色要素ストライプ片7r、7g、7bのうちの緑色要素ストライプ片7gのみに、図5(a)に示されるように、1画素毎の所定位置において幅が所定寸法狭くなった括れ部nを形成してある。これにより、緑色要素ストライプ片7gの面積は、首部nに生じる一対のフィルタ空白部e、e分だけ他の赤、青の各色要素ストライプ片7r、7bよりも小さくなり、その結果、白色光における緑の着色が解消される。
この場合、緑色要素の面積を小さくする構成としては、図5(d)に示す緑色要素ストライプ片7g0ように1画素エリア内の所定位置にスリットや孔の開口oを穿設する構成が最も簡単であるが、そのような微小な閉区画の開口oをフォトリソグラフィーにより正確に形成することは、露光機の解像度の限界や色要素材料の焼成時における膨張等の問題があるために極めて困難である。これに対して、本実施形態のように1画素毎に括れ部nを設けた構成による場合は、上述した問題が効果的に解消され、所定の面積の緑色要素ストライプ片7gをフォトリソグラフィーにより正確に形成することができる。なお、図5(b)に示される緑色要素7g1のように所定面積づつ島状に分離して形成する構成や、図5(c)に示される緑色要素ストライプ片7g´のように所定寸法だけ幅狭に形成する構成等によっても、所期の緑色要素面積を正確に確保できる。
図2に戻って説明すると、上述のカラーフィルタ層7には透明保護膜8が積層され、この透明保護膜8の表面には、透明導電膜からなる複数の走査電極9が赤色要素ストライプ片7r等の色要素ストライプ片の延在方向と直交する方向(紙面垂直方向)に沿って平行に配設されている。これら走査電極9は、それぞれ、ブラックマスク6の同方向(紙面垂直方向)に延在する一対の隣設桟部6a間に対応させて配置されている。そして、これら走査電極9を被って、配向膜10が一様に被着されている。配向膜10には、所定の方向に配向処理が施されている。
前側ガラス基板4の外面(前面)には、前偏光板11がその透過軸を所定の方向に位置させて貼着されている。
一方、後側ガラス基板5の内面には、1枚膜状の第1光反射膜12が設置されている。この第1光反射膜12は、アルミニウムや銀とパラジウムと銅の合金等の金属材料を用いて蒸着法等により形成された金属薄膜で、光反射面とする液晶層Lに向く表面が平滑面に仕上げられている。そして、この第1光反射膜12には、図4に示すように、各画素領域の中央部の所定エリアに対応させて、開口12aがそれぞれ穿設されている。この開口12aが設けられたエリアが各画素の透過表示エリアAtとなる。
第1光反射膜12上には、透明導電膜からなる複数の表示電極13が、互いに平行に前述した走査電極9と直交する方向(図2の紙面方向)へ延在させて配設されている。この表示電極13も、走査電極9と同様に、同方向(紙面方向)に延在するブラックマスク6の一対の隣設桟部(不図示)間に対応させて配置されている。そして、これら表示電極13を被って、配向膜14が一様に被着されている。配向膜14には、所定の方向に配向処理が施されている。
本実施形態においては、液晶層Lの液晶分子が上記配向膜14から前述した対向側配向膜10に向けて230°±20°程度にわたり捩れ配向するように、液晶層Lを挟んで対向する一対の配向膜10、14の配向処理方向が設定されている。すなわち、本実施形態の液晶表示パネルLPは、STN(Super Twisted Nematic)型液晶表示パネルLPである。
後側ガラス基板5の外面には、後偏光板15がその透過軸を所定の方向に位置させて貼着されている。
そして、後偏光板15の表面には、第2光反射膜16が設置されている。この第2光反射膜16は、前述した第1光反射膜12に設けた開口12aに対応するエリアを除いて配設され、バックライトBLの光出射面1aに対向する表面を光反射面とし、バックライトBLから出射された照射光のうちの上記開口12aを通過し透過表示に供される光以外の光をバックライトBLの光出射面1aに向けて反射させるものである。
本実施形態の第2光反射膜16は、図4に示すように、隣接する画素の各開口12a間に走査電極9の延在方向に平行に配設された複数の光反射膜帯16aからなる。これら、光反射膜帯16aは、銀等の金属箔を偏光板15の表面の所定エリアに選択的に貼着して偏光板15と一体となった部材に形成することにより、容易に設置できる。
なお、第2の光反射膜としては、図4(b)に示した第2光反射膜16´のように、第1光反射膜12の開口12aと同一の開口16´aを穿設した同じ形状のものを裏返して設置する構成としてもよく、これにより、バックライト照射光の光利用効率を更にアップさせることができる。但しこの場合は、それぞれの光反射膜12、16´の各開口12a、16´aの位置がずれると開口率が低下してしまうから、高度な設置精度が要求される。従って、この場合、蒸着法等の高度な設置精度が安定して確保できる製造方法を採用することが好ましい。
また、第2の光反射膜は、本実施形態のように、後偏光板15に積層してバックライトBLの導光板1に対面させる構成とすることが好ましく、これにより、照射光の利用効率をより一層上昇させることができる。
以上のように構成された本実施形態の半透過反射式液晶表示装置における表示動作について、以下に説明する。
まず、透過表示動作について説明する。図1に示されるように、冷陰極管2から射出されれた光のうちの光線イは、導光板1に入射した後その裏面で拡散反射された後、光出射面1aから出射し、図2に示されるように、第2光反射膜12の光反射膜帯12a間を通って後偏光板15に入射する。偏光板15に入射した光線イは、ここでそのうちの約半分の透過軸に沿った直線偏光成分だけが透過し、後側ガラス基板5を透過して、第1光反射膜12の開口12aを通過する。開口12aを通った光線イは表示電極13と配向膜14を順次透過して液晶層L中に出射する。
光線イが透過する画素はオフ状態で液晶分子が230°に捩れ配向した初期配向状態であり、これを透過する際に光線イはその複屈折作用を受ける。この後、光線イは、配向膜10と走査電極9、透明保護膜8を順次透過し、次順のカラーフィルタ層7の赤色要素ストライプ片7rを透過する際に赤色に着色され、次に前側ガラス基板4を透過し前偏光板11を透過して観察側である液晶表示パネルLPの前側に出射される。赤色着色光が前側偏光板11透過する際には、その透過軸に沿った赤色成分光だけを透過させるから、色純度の高い赤色着色光が出射される。
一方、冷陰極管2から射出された光線ロは、導光板1に入射した後その裏面で拡散反射された後、光出射面1aから出射し、第2光反射膜12における光反射膜帯12aの平滑処理された光反射面に入射し、ここで反射されて導光板1側に戻される。この後、光線ロは、導光板1を透過して裏側の光反射板3により反射され、再び導光板1を出射して今度は第2光反射膜12の光反射膜帯12a間に向かい、光反射膜帯12a間を通過し、上述した光線イと同じ順序の経路を辿って液晶表示パネルLPの前側に出射される。
なお、冷陰極管2からの射出光には、光線ロのように導光板1に再入射して光反射板3で反射されても、導光板1から出射して再び第2光反射膜12の光反射膜帯12aに入射する光もあるが、そのような光も、光反射膜帯12aと光反射板3との間で反射を繰り返すうちに、最終的には光反射膜帯12a間を通過する。
このように、本実施形態の半透過反射式液晶表示装置による透過表示においては、従来は半透過反射膜により透過を遮断されロスとなっていたバックライト照射光も再反射させて表示光として利用するから、光利用効率が格段に向上する。その結果、半透過反射式液晶表示装置の低消費電力化が大幅に促進される。
反射表示においては、液晶表示パネルLPの前側から自然光等の外光が入射し、この入射光は、前偏光板11を透過して直線偏光化された後、前側ガラス基板4を透過し、カラーフィルタ層7の例えば赤色要素ストライプ片7rを透過して赤色に着色される。この後、透明保護層8、走査電極9及び配向膜10を順次透過して液晶層Lに入射し、ここで複屈折作用をうける。液晶層Lに入射し複屈折作用を受けた光は、後側の配向膜14、表示電極13を順次透過して、第1光反射膜12に入射する。
第1光反射膜12に入射した光のうち、光反射面に入射した光は、ここで反射されて再び表示電極13と配向膜14を透過し、液晶層Lに再入射する。そして、再び液晶層による複屈折作用を受けた後、前側の配向膜10、走査電極9、透明保護膜8、赤色要素ストライプ片7r、前側ガラス基板4、及び前偏光板11を順次透過し、液晶表示パネルLPの前側に出射される。この出射光は、前偏光板11と液晶層Lを往復透過して色純度が充分に高められ、第1光反射膜12により高反射率で反射されて充分な輝度を有する赤色着色光である。
第1光反射膜12に入射した光のうち、開口12aに入射した光は、そのまま後側ガラス基板5に入射し、この後側ガラス基板5と後偏光板15を順次透過して第2光反射膜16の光反射膜帯16a間に出射し、ここから液晶表示パネルLP外に逸散して表示に供されないロス光となる。しかし、入射した外光のうちで上述した逸散ロス光となる割合は、高々第1光反射膜12に対する開口12aの割合程度で僅かであり、反射表示に輝度不足を来たす虞はない。
このように、本実施形態の半透過反射式液晶表示装置による反射表示においては、遮光性に富む第1光反射膜12により高い反射効率で入射光を反射させるから、充分な輝度を備えたカラー反射表示が得られる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。たとえば、カラーフィルタ層を前側基板ではなく後側基板に形成する場合にも、本発明は有効に適用可能である。
また、上記実施形態においては、第2の光反射膜が液晶表示パネルの後側基板における最外面に設置されているが、これに限らず、第2の光反射膜の上にさらに位相差フィルム等の各種光学シートを積層することも可能である。
加えて、本発明は、単純マトリクス型に限らず、セグメント型やアクティブマトリックス型等の他の種々の半透過反射式液晶表示装置に、それぞれ適用可能であることは勿論である。
本発明の第1実施形態としての半透過反射式液晶表示装置の全体構成を示す構成説明図である。 上記半透過反射式液晶表示装置の詳細構造を示す部分拡大断面図である。 上記半透過反射式液晶表示装置の液晶表示パネルを前側から見た部分拡大平面図である。 (a)は上記上記液晶表示パネルを後側から見た部分拡大平面図で、(b)はその変形例を示す部分拡大平面図である。 (a)〜(c)は上記半透過反射式液晶表示装置において採用すべきカラーフィルタ層の種々の構成を示す各部分拡大平面図で、(d)はそれらに対する比較例としてのカラーフィルタ層構成を示す部分拡大平面図である。
符号の説明
1 導光板
2 冷陰極管
3 光反射板
4 前側ガラス基板
5 後側ガラス基板
6 ブラックマスク
7 カラーフィルタ層
7r 赤色要素ストライプ片
7g 緑色要素ストライプ片
7b 青色要素ストライプ片
8 透明保護膜
9 走査電極
10、14 配向膜
11、15 偏光板
12 第1光反射膜
12a 開口
13 表示電極
16 第2光反射膜
16a 光反射膜帯

Claims (4)

  1. 液晶表示パネルとバックライトを備え、前記液晶表示パネルに対して表示の観察側の前側から入射する外光を利用する反射表示と前記液晶表示パネルの後側に配置されたバックライトからの照射光を利用する透過表示とを選択実行可能な半透過反射式液晶表示装置であって、
    前記液晶表示パネルは、
    前側に配置された前側透明基板とこれに対向配置された後側透明基板との間に封入された液晶と、
    前記前側透明基板と前記後側透明基板の互いに対向する各内面側にそれぞれ配設され、互いに対向する領域が表示を行うための1つの画素を構成する電極と、
    前記後側透明基板の内面側に前記画素毎に開口部を形成して設置され、各画素の前記開口部に対応する領域が透過表示エリアを形成し、各画素の前記開口部以外の領域が前記前側透明基板から入射した光を反射する反射表示エリアを形成する第1の光反射膜と、
    前記後側透明基板の外面側に、前記第1の光反射膜の開口部が設けられた領域以外の前記反射表示エリアの少なくとも一部に対応させて設置され、前記後側透明基板の外面側から入射する光を前記バックライト側に向けて反射する第2の光反射膜とを備え、
    前記バックライトは、
    前記第2の光反射膜により反射された光を前記第2の光反射膜側に向けて反射させる光反射板を備えている、
    ことを特徴とする半透過反射式液晶表示装置。
  2. 複数個の画素がマトリックス状に配設され、
    前記複数個の画素の行又は列に沿って延在する赤、緑、青の各色要素ストライプ片からなるカラーフィルタ層が、前記前側透明基板又は前記後側透明基板の何れか一方の内面上に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の半透過反射式液晶表示装置。
  3. 緑の前記色要素ストライプ片は、一画素に対応するエリア毎に幅が所定位置において所定寸法だけ狭く形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半透過反射式液晶表示装置。
  4. 前記第2の光反射膜は、前記第1の光反射膜における開口の配置パターンと同じ配置パターンの開口が形成された同一形状の光反射膜であることを特徴とする請求項1に記載の半透過反射式液晶表示装置。
JP2004088912A 2004-03-25 2004-03-25 半透過反射式液晶表示装置。 Expired - Fee Related JP4581450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088912A JP4581450B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 半透過反射式液晶表示装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088912A JP4581450B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 半透過反射式液晶表示装置。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005275044A true JP2005275044A (ja) 2005-10-06
JP4581450B2 JP4581450B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=35174784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004088912A Expired - Fee Related JP4581450B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 半透過反射式液晶表示装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4581450B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132825A (ja) * 2014-01-13 2015-07-23 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. インセル偏光子、それを含んだ液晶表示装置、及びその製造方法
CN105259707A (zh) * 2015-11-27 2016-01-20 武汉华星光电技术有限公司 一种液晶显示面板及液晶显示装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106154397A (zh) * 2016-07-05 2016-11-23 武汉华星光电技术有限公司 用于透反式显示面板的背光模组和透反式液晶显示模组

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002169155A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Toshiba Corp 液晶表示素子
JP2003015133A (ja) * 2001-04-27 2003-01-15 Citizen Watch Co Ltd 液晶表示装置
JP2003122273A (ja) * 2001-07-27 2003-04-25 Seiko Epson Corp 電気光学装置、カラーフィルタ基板及び電子機器
JP2003140152A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 Sharp Corp 半透過型液晶表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002169155A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Toshiba Corp 液晶表示素子
JP2003015133A (ja) * 2001-04-27 2003-01-15 Citizen Watch Co Ltd 液晶表示装置
JP2003122273A (ja) * 2001-07-27 2003-04-25 Seiko Epson Corp 電気光学装置、カラーフィルタ基板及び電子機器
JP2003140152A (ja) * 2001-11-02 2003-05-14 Sharp Corp 半透過型液晶表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132825A (ja) * 2014-01-13 2015-07-23 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. インセル偏光子、それを含んだ液晶表示装置、及びその製造方法
CN105259707A (zh) * 2015-11-27 2016-01-20 武汉华星光电技术有限公司 一种液晶显示面板及液晶显示装置
WO2017088202A1 (zh) * 2015-11-27 2017-06-01 武汉华星光电技术有限公司 一种液晶显示面板及液晶显示装置
US9904131B1 (en) 2015-11-27 2018-02-27 Wuhan China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. Liquid crystal panel and liquid crystal device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4581450B2 (ja) 2010-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR19980064522A (ko) 컬러액정표시소자
KR20030048362A (ko) 액정 표시 장치, 액정 표시 장치용 기판 및 전자 기기
US20060262253A1 (en) Liquid crystal display device
US9720287B2 (en) Liquid crystal display device
JP2020507132A (ja) ディスプレイパネル、ディスプレイパネルの製造方法及びディスプレイ装置
JP2006284611A (ja) 半透過型液晶表示パネル及びカラー液晶表示装置
JP3518237B2 (ja) 液晶表示装置
WO2016088343A1 (ja) 画像表示装置
JP2002107719A (ja) 液晶装置および電子機器
JP2006343615A (ja) 液晶装置および電子機器
JP4581450B2 (ja) 半透過反射式液晶表示装置。
JP2007065611A (ja) プリズムシート及びそのプリズムシートを備えた、液晶表示パネルに用いられるバックライト装置
JP2006236770A (ja) バックライト装置及び液晶表示装置
JP2006003393A (ja) 液晶表示装置および電子機器
CN104280807A (zh) 带干涉型滤光片层的基板及使用该基板的显示装置
JP3648936B2 (ja) 液晶表示素子
US10031273B2 (en) Light source device and display apparatus
JP4133171B2 (ja) 半透過反射型液晶表示パネル
JP2007171442A (ja) 液晶表示素子及び液晶表示装置
JPH10268289A (ja) 液晶表示装置
JP2005275113A (ja) カラー表示装置
JP2004094038A (ja) 液晶表示装置
JP2004317619A (ja) 液晶表示パネル用基板の製造方法および液晶表示パネル用基板
JP2004125978A (ja) 半透過反射型液晶表示パネル
JP5061419B2 (ja) 半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees