JP2005274899A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 復旧直後の画像品質の確保が図られた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 トナーが収容されたトナー容器が着脱自在に装填されるトナー容器装填部と、潜像をトナーで現像する現像部と、トナー容器装填部に装填されたトナー容器内のトナーを前記現像器に補給する補給路と、トナーの空を検知する複数種類の空検知手段と、複数種類の空検知手段のうちいずれかの空検知手段でトナーの空が検知されてトナー容器装填部に装填されていた空のトナー容器が新たなトナー容器に交換された後の復旧動作時に、今回トナーの空を検知した空検知手段の種類に応じた復旧動作を行なわさせる復旧動作制御部とを備えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、潜像を形成しトナーで現像してトナー像を得、そのトナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することにより記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、感光体等の像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置によって現像してトナー像を得、そのトナー像を最終的に記録媒体に転写および定着することで記録媒体上に画像形成を行なう画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置には、トナーが収容されたトナー容器を着脱自在に装着するカートリッジタイプのものがある。このようなカートリッジタイプの画像形成装置では、トナー容器内に収容されたトナーは、現像器とトナー容器の間に設けられたトナー補給路を経由して現像器に補給される。トナー補給路は、パイプ状のものであり、内部には、回転することでトナー容器側から現像器側にトナーを搬送するオーガが備えられており、このオーガは、例えば、ジョブ処理中に、消費したと推定されるトナー量を積算しておき、当該ジョブが終了する毎に、その積算した量と同じ量のトナーを現像器に補給するように動作が制御されている。
また、このようなカートリッジタイプの画像形成装置において、トナー容器内のトナー残量が少なくなってきたと判定された場合、トナー容器の交換が必要であることの警告メッセージが、画像形成装置に備えられた表示パネルに表示される。その後、トナー容器の交換がなされずに使用が続けられ、画像品質に関わるほどにトナー残量が低下したと判定された場合には、記録媒体への画像形成動作は禁止される。
この、画像品質に関わるほどにトナー残量が低下したことの検知、いわゆる空検知を、例えば、現在使用中のトナー容器内のトナー消費量を、使用開始から現在までのオーガの累積回転回数に基づいて行なうものや、所定濃度を目標として作成したトナーパッチの実際の濃度に基づいて行なうものなどが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、装置に備えられた空検知手段によって空検知がなされ、その後トナー容器の交換がなされると、新たに装着されたトナー容器に収容されているトナーを現像器に補給するための所定のトナー補給動作(復旧動作)が実施される。
特許第3061293号公報
ところが、空検知手段を複数備えた、カートリッジタイプの画像形成装置では、所定のトナー補給動作が実施された後に記録媒体への画像形成を再開しているにもかかわらず、画像形成再開直後における画像が低濃度で形成されてしまう場合があることが報告されている。
本発明は、上記事情に鑑み、復旧直後の画像品質の確保が図られた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
潜像を形成しこの潜像をトナーで現像してトナー像を得、このトナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することによりこの記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
トナーが収容されたトナー容器が着脱自在に装填されるトナー容器装填部と、
上記潜像をトナーで現像する現像部と、
上記トナー容器装填部に装填されたトナー容器内のトナーを上記現像器に補給する補給路と、
トナーの空を検知する複数種類の空検知手段と、
上記複数種類の空検知手段のうちいずれかの空検知手段でトナーの空が検知されて上記トナー容器装填部に装填されていた空のトナー容器が新たなトナー容器に交換された後の復旧動作時に、今回トナーの空を検知した空検知手段の種類に応じた復旧動作を行なわさせる復旧動作制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、空検知がいずれの空検知手段によってなされたかによって異なる復旧動作が実施され、例えば、現像部内のトナー残量が著しく減ったことをもって空検知とする空検知手段によって空検知がなされた場合は、現像部内のトナー残量が著しく減ってしまう前に別の判定基準でもって空検知とする空検知手段によって空検知がなされた場合よりも、トナー交換後から復旧までの間に多くのトナーを現像部に送り込むことにより、復旧動作直後の画像品質を確保することができる。
ここで、上記復旧動作制御部は、今回トナーの空を検知した空検知手段の種類に応じて、上記復旧動作時に、上記トナー容器装填部に新たに装填されたトナー容器から上記補給路を経由して上記現像部にトナーを補給する補給時間を変更するものであることが好ましい。
空検知の手段が異なると、トナー容器交換後から復旧までの間に現像部に補給すべきトナー量も異なる。したがって、このように、復旧動作時における現像部へのトナー補給時間を、空検知を行なった空検知手段に応じて変更することで、現像器へのトナー補給速度を、空検知を行なった空検知手段にかかわらず一定とすることができ、トナー補給を簡単な構成のもので行なうことができる。
さらに、上記複数の空検知手段が、上記トナー容器装填部に装填されたトナー容器の空を推定する第1の空検知手段と、トナーの濃度を測定することによりトナーの空を検知する第2の空検知手段とを含み、
上記復旧動作制御部は、上記第2の空検知手段でトナーの空が検知された場合の方が、上記第1の空検知手段でトナーの空が検知された場合よりも、上記復旧動作時における上記補給時間を長時間に設定するものであることも好ましい態様である。
第2の空検知手段による空検知の方が、第1の空検知手段による空検知よりも、現像部内のトナーが著しく減ってしまっている場合が多いため、このようにすることで、復旧動作後の画像品質の確保に寄与することができる。
ここで、上記復旧動作制御部は、今回トナーの空を検知した空検知手段の種類に応じるとともに上記トナー容器装填部に新たに装填されたトナー容器内のトナー残量に応じた復旧動作を行なわさせるものであることが好ましい。
同じ補給動作を行なっても、装填されたトナー容器内のトナー量によって、現像部に補給されるトナー量は異なる。したがって、このように、装填されたトナー容器内のトナー量にも応じた復旧動作を実施することで、復旧動作後の画像品質の確保に寄与することができる。
また、上記複数種類の空検知手段が、上記トナー容器装填部に装填されたトナー容器の空を推定する第1の空検知手段と、トナーパッチを形成しこのトナーパッチの濃度を測定することによりトナーの空を検知する第3の空検知手段とを含み、
上記第1の空検知手段は、さらに、上記トナー容器装填部に装填されたトナー容器のトナー残量が空に至る前の所定量にまで低減したと推定するプレ空検知を行なうとともに、上記第3の空検知手段は、形成したトナーパッチの濃度を測定しトナーの空を検知するよりもトナー濃度の濃い段階でトナーが所定量にまで低減したことを検知するプレ空検知を行なうものであって、
上記復旧動作制御部は、上記第1の空検知手段によりプレ空検知が行なわれた後空検知が行なわれる前に、上記トナー容器装填部に装填されていたトナー容器が新たなトナー容器に交換された場合には、上記第1の空検知手段によりプレ空検知が行なわれた後、新たなトナー容器に交換される前の間における、上記第3空検知手段によるプレ空検知の回数に応じた復旧動作を行なわさせるものであることも好ましい態様である。
このように、第1の空検知手段によるプレ空検知がなされた後であって空検知が行われる前にトナー容器が交換されたことによる復旧動作を、第3の空検知手段によりプレ空検知とされた回数に応じて異ならせることで、即ち、プレ空検知後にどれだけ現像部内のトナーを消費したかを考慮したものとすることで復旧動作後の画像品質の確保に寄与することができる。尚、第3の空検知手段は、上述の第2の空検知手段の下位概念に相当する。
ここで、上記複数種類の空検知手段が、上記トナー容器装填部に装填されたトナー容器の空を推定する第1の空検知手段を含み、この第1の空検知手段は、さらに、上記トナー容器装填部に装填されたトナー容器のトナー残量が空に至る前の所定量にまで低減したと推定するプレ空検知を行なうものであって、
上記復旧動作制御部は、上記複数種類の空検知手段のうちいずれかの空検知手段でトナーの空が検知されて上記トナー容器装填部に装填されていた空のトナー容器が新たなトナー容器に交換された場合に、新たなトナー容器に交換された後の復旧動作時に、今回トナーの空を検知した空検知手段の種類に応じた復旧動作を行なわさせるとともに、さらに、上記第1の空検知手段によりプレ空検知が行なわれた後空検知が行なわれる前に上記トナー容器装填部に装填されていたトナー容器が新たなトナー容器に交換された場合には、上記第1の空検知手段でプレ空検知が行なわれた後のトナー使用推定量にも応じた復旧動作を行なわさせるものであることが好ましい。
このように、第1の空検知手段によるプレ空検知がなされた後であって空検知が行われる前にトナー容器が交換されたことによる復旧動作を、第1の空検知手段によりプレ空検知とされた後のトナー使用推定量に応じて異ならせることで、即ち、プレ空検知後にどれだけ現像部内のトナーを消費したかを考慮したものとすることで、復旧動作後の画像品質の確保に寄与することができる。
また、上記複数種類の空検知手段が、上記トナー容器装填部に装填されたトナー容器の空を推定する第1の空検知手段を含み、
上記復旧動作制御部は、上記第1の空検知手段により空検知が行なわれた場合には、上記復旧動作時に、上記トナー容器装填部に新たに装填されたトナー容器から上記補給路を経由して上記現像部にトナーを間欠的に補給するものであることも好ましい態様である。
第1の空検知手段により空検知が行なわれた場合においては、現像部内に有る程度のトナー残量が見込めるため、このようにすることで、現像部内への性急なトナーの送り込みによる、現像部内でのトナーの偏在を防止することができ、復旧動作後の画像品質の確保に寄与することができる。
本発明の画像形成装置によれば、復旧動作直後の画像品質の確保が可能となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の第1実施形態の概略構成図である。
図1に示す本実施形態のプリンタ1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎に感光体を備え、これら感光体表面に作成した各色トナー像を中間転写ロールに転写したのちに記録媒体に最終的に転写および定着を行うことで記録用紙上にカラー画像の形成を行なうフルカラープリンタである。
このプリンタ1は、図1の上から順に配設されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色用の感光体12Y、12M、12C、12Kと、各色用の現像部13Y、13M、13C、13Kと、これら現像部13Y、13M、13C、13K向けのトナーがそれぞれ収容された各色用のトナー容器14Y、14M、14C、14Kと、これら各色用のトナー容器14Y、14M、14C、14Kが装填された装填部17Y、17M、17C、17K、これら各色用のトナー容器14Y、14M、14C、14Kに収容されたトナーを各色用の現像部13Y、13M、13C、13Kに補給するための各色用の補給パイプ15Y、15M、15C、15Kとを備えている。
また、このプリンタ1は、イエロー(Y)およびマゼンタ(M)用の感光体12Y、12Mの表面に形成されたトナー像が一次転写される第1の一次中間転写ロール16aと、シアン(C)、ブラック(K)の各色用の感光体12C、12Kの表面に形成されたトナー像が一次転写される第2の一次中間転写ロール16bと、これら第1および第2の一次中間転写ロール16a、16bに一次転写されたトナー像が二次転写される二次中間転写ロール16cと、記録用紙30が収容されている用紙収容部24と、この用紙収容部24からピックアップロール24aによって引き出された記録用紙30に、二次中間転写ロール16cの表面に二次転写されたトナー像を転写する転写ロール19と、記録用紙上に転写されたトナー像を加熱および加圧することにより記録用紙上に定着させる定着ロール20とを備えている。尚、図1には、用紙収容部24から引き出された記録用紙30が搬送ロール18によって搬送される経路40が示されており、この経路40を辿ることでトナー像が定着された記録用紙30は、筐体11の上面11aに排出されるようになっている。
さらに、このプリンタ1には、装置への、各色用のトナー容器の着脱を検出するセンサ22Y、22M、22C、22Kと、二次中間転写ロール16c上に形成されたトナーパッチの濃度を検出する濃度検出部23とを備えている。尚、図1には、プリンタ1に実際には備えられている、感光体を帯電させる帯電部52Y、52M、52C、52K(図2参照)、帯電された感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光部53Y、53M、53C、53K(図2参照)などの図示は省略している。
補給パイプ15Y、15M、15C、15Kは、フレキシブルなプラスチックのものであり、一方の端部は、各色用の装填部17Y、17M、17C、17Kの、トナー容器に収容されたトナーが送り出される送出口(不図示)に接続され、もう一方の端部は、各色用の現像部13Y、13M、13C、13Kのトナー受入口(不図示)に接続されている。各色用の補給パイプ15Y、15M、15C、15K内それぞれには、各色用のトナー容器にそれぞれ収容された各色トナーを各色用の現像部13Y、13M、13C、13Kに補給するためのオーガ(不図示)が内蔵されており、このオーガには、各色用のステッピングモータ55Y、55M、55C、55K(図2参照)の回転駆動力がそれぞれ伝達されるようになっている。
トナー容器14Y、14M、14C、14Kは、円筒状のものであり、容器それぞれには、シリアルナンバ(S/N)などが記録されたトナー容器メモリ141Yが備えられている。
着脱センサ22Y、22M、22C、22Kは、各色用のトナー容器14Y、14M、14C、14Kの、装填部17Y、17M、17C、17Kへの着脱の検出を、トナー容器のメモリに記録されているシリアルナンバー(S/N)を読み取ることで行なっている。
現像部13Y、13M、13C、13Kは、トナーの他に磁性キャリアを含む現像剤を用いて、感光体表面に形成された静電潜像をトナーで可視化している。
濃度検出部23は、二次中間転写ロール16c上に形成されたトナーパッチの濃度を検出するものである。
このプリンタ1では、詳しくは後述するが、トナーが空であるという検知、いわゆる空検知を2種類の空検知手段によって行なっており、いずれかの手段により空検知がなされた後はプリント動作が禁止される。また、その後、トナー容器の交換が行なわれても、交換後のトナー容器内のトナー残量が所定値以下である場合には、プリント動作の禁止は解除されないようになっている。また、空検知がなされる前であっても、装填部からトナー容器が取り外された場合にはプリント動作が禁止されるようになっており、この場合にも、装填されたトナー容器内のトナー残量が所定値以下である場合には、プリント動作の禁止は解除されないようになっている。
図2は、このプリンタ全体の制御を行なう制御部の概略構成図である。尚、以下では、各色毎に備えられているものについては、イエロー(Y)用のものを代表的に取りあげて説明する。
図2に示す制御部50は、メモリ51を有する、マイクロコンピュータで構成されたものであり、この制御部50には、現像部13Yや濃度検出部23などが接続されているが、帯電部52Yや露光部53Yなどの図示は省略している。尚、図2に示す、メモリ51およびトナー容器メモリ141Yについての詳細は後述する。
以下に示す表1には、本実施形態のプリンタ1における、トナー容器が取り外された後の復旧動作の内容が示されている。
Figure 2005274899
表1には、トナー容器14Yが装填部17Yから取りはずされた時のプリンタ1の状態と、その後、装填部17Yに装填されたトナー容器の状態との組み合わせに応じた復旧動作のバリーエーションが示されている。
トナー容器14Yが装填部17Yから取りはずされた時のプリンタ1の状態としては、‘現像剤有り’、‘空警告’、‘空警告後のADC空間際’、‘空(Disp累積空検知)’、‘空(ADC空検知)’があり、新たに装填されるトナー容器の状態としては、‘現像剤有り’、‘空警告’、‘空’がある。
ここで、復旧動作のバリーエーションを個々に説明する。
トナー容器が‘現像剤有り’であるにもかかわらず、トナー容器14Yを装填部17Yから取り外した場合には、その取り外したトナー容器14Yの再装填、または別の‘現像剤有り’のトナー容器が装填されることで、復旧動作としてプリント動作の禁止解除がなされる。また、この場合において‘空警告’のトナー容器が装填されると、即ち、少なくとも一度使用されてかなりトナーが消費されているトナー容器が装填されると、復旧動作としてプリント動作の禁止解除がなされるとともに、プリンタ1に備えられている表示パネルに‘空警告’が表示される。
ここで、トナー容器の‘現像剤有り’‘空警告’、および‘空’は、図2に示すトナー容器メモリ141Y内に確保された領域‘トナー容器STATUS’1411Yに記憶されている値によって判定されており、この領域‘トナー容器STATUS’1411Yの値は、このトナー容器が以前にこのプリンタ1に装填され使用された際に、プリンタ1のメモリ51に設けられた領域‘トナー容器状態’516に値が書き込まれた際に書き込まれたものである。トナー容器メモリ141Yの領域‘トナー容器STATUS’1411Yに書き込まれている値は、‘0’が‘現像剤有り’、‘1’が‘空警告’を表わしている。また、‘2’はDisp累積空検知がなされた場合に使用されていたことを表しており、‘3’は、ADC空検知がなされた場合に使用されていたことを表す。
ここで、復旧動作の説明に戻るが、トナー容器が‘現像剤有り’であるにもかかわらず、トナー容器14Yを装填部17Yから取り外した場合に‘空’のトナー容器が装填されると、表示パネルに‘空’が表示され、前述したように、プリント動作の禁止解除は行われないため、プリント動作の禁止は維持される。
次に、‘空警告’がなされているトナー容器14Yを装填部17Yから取り外した場合に、‘現像剤有り’のトナー容器を装填すると、復旧動作としてプリント動作の禁止解除がなされ、交換前のトナー容器が‘空警告’であったことで表示パネルに表示されていた‘空警告’表示が消去される。また、一旦取り外したトナー容器を再び装填した場合や、‘空警告’状態の別のトナー容器が装填された場合には、プリント動作の禁止解除は行なわれるものの、‘空警告’表示はそのまま維持される。また、‘空’のトナー容器が装填されると、表示パネルに‘空’が表示され、前述したように、プリント動作の禁止解除は行なわれないため、プリント動作の禁止は維持される。
ここで、このプリンタ1では、定期的に作成されるトナーパッチの濃度を検出する濃度検出部23において検出された濃度が、メモリ51に設けられた領域‘ADC空判定値’515に格納された値を連続で2回下回ることで空検知が行なわれるようになっている。また、検出した濃度が、空検知と判定する濃度である、領域‘ADC空判定値’515に格納された値よりも高い、領域‘ADC空間際判定値’518に格納された値を下回った回数が、図2に示すメモリ51の領域‘空警後ADC空間際カウンタ’520においてカウントされている。
再び、、復旧動作の説明に戻るが、トナー容器が交換される前において、‘空警告’かつ‘空警後ADC空間際カウンタ’520に1以上のカウント値が記憶されていたときにトナー容器が取り外された場合には、‘現像剤有り’のトナー容器が装填されると、ステッピングモータ55Yに、領域‘空警後ADC空間際カウンタ’520に記憶されているカウント値と同じ秒数の駆動が間欠駆動で指示されると共に‘空警告’表示は消去される。尚、この間欠駆動とは、ステッピングモータ55Yに、駆動と停止を交互に繰り返えさせるものであり、このようにすると、現像部内でのトナーの偏在が防止されるため、現像部内のトナー濃度が高い場合には有効なトナー補給方法である。また、新たに装填するトナー容器が‘空警告’のものであると、ステッピングモータ55Yに、領域‘空警後ADC空間際カウンタ’520に記憶されているカウント値の1.5倍の値と同じ秒数の間欠駆動が指示されると共に‘空警告’表示は維持される。尚、新たに装填されたトナー容器が‘空警告’のものであると、‘現像剤有り’のものと比べ、ステッピングモータ55Yの駆動時間を1.5倍にしているのは、ステッピングモータ55Yに同じ駆動動作をさせた場合であっても、トナー容器内のトナー量が少なくなるほど現像部内へ補給されるトナー量は低下するためである。
ここで、Disp累積空検知は、新たに装填されたトナー容器の使用開始からの推定のトナー消費量を基に、トナー容器の空を判定するものであり、この消費量の推定は、スッピングモータへの駆動指示の時間の積算値にを基に行なわれている。積算値は、プリンタ1のメモリ51の領域‘Dispense累積カウンタ’514に格納され、この積算値が、プリンタ1のメモリ51の領域‘Disp累積空判定値’512に格納されている値を越えることで空検知としている。このようにしてDisp累積空検知がなされると、プリンタ1のメモリ51の領域‘トナー容器状態’516には、値‘2’が記憶されると共に、そのときに装填されていたトナー容器のメモリ141Yの領域‘トナー容器STATUS’1411Yにも値‘2’が記憶される。
Disp累積空検知がなされた後、新たに装填されたトナー容器が‘現像剤有り’のものであると、ステッピングモータ55Yに24秒の間欠駆動が指示されると共に、‘空’表示が消去される。尚、このプリンタ1では、この24秒のモータの間欠駆動を指示した後に、パッチ濃度の検出が行なわれ、濃度の回復の確認が行なわれる。また、新たに装填されたトナー容器が‘空警告’のものである場合には、ステッピングモータ55Yに36秒の間欠駆動が指示されると共に、既になされている‘空’表示の、‘空警告’表示への変更が行なわれる。また、‘空’のトナー容器が新たに装填されると、表示パネルに‘空’が表示され、前述したように、プリント動作の禁止解除は行なわれないため、プリント動作の禁止は維持される。
前述したADC空検知がなされると、プリンタ1のメモリ51の領域‘トナー容器状態’516には、値‘3’が記憶されると共に、その際に装填されているトナー容器のメモリ141Yの領域‘トナー容器STATUS’1411Yにも値‘3’が記憶される。
ADC空検知後、新たに装填されたトナー容器が‘現像剤有り’である場合には、ステッピングモータ55Yに48秒の駆動が指示されると共に‘空’表示は消去される。尚、この48秒のモータの駆動指示後には、パッチ濃度の検出が行なわれ、濃度の回復の確認が行なわれ、さらには、プリンタ1のメモリ51の領域‘パッチ濃度制御目標値’517に格納されている、トナーパッチ濃度の目標値と同じ濃度となるように、現在の濃度差に応じた分だけステッピングモータ55Yに駆動指示が出される。また、新たに装填されたトナー容器が‘空警告’のものである場合には、ステッピングモータ55Yに60秒の駆動が指示されると共に既になされている‘空’表示の‘空警告’への変更が行なわれる。尚、この場合もトナーパッチによる濃度確認が行われるとともに、目標とするトナーパッチ濃度への濃度調整が行なわれる。‘空’のトナー容器が装填された場合には、表示パネルに既に表示されている‘空’の表示は維持され、前述したように、プリント動作の禁止解除は行なわれないため、プリント動作の禁止は維持される。
以上が、このプリンタ1における、トナー容器交換後に行なわれる復旧動作の概略である。
次に、このプリンタ1に備えられたDisp累積空検知について詳細に説明する。
図3は、Disp累積空検知を行なうために本実施形態において起動されるルーチンのフローチャートである。
図3に示す、このルーチン‘Disp判定’は、プリンタ1における電源がオンされることで起動され、ステップS1では、電源オンの前後でトナー容器が交換されているか否かが着脱センサ22Yによるトナー容器のシリアルナンバーの読み取りによって行なわれ、トナー容器が交換されていないと判定されると、ステップS2に進む。ステップS2では、プリンタ1のメモリ51の‘トナー容器状態’516に記憶されている値の読み出しが行なわれ、この読み出した値が2以上、即ちDisp累積空検知手段あるいはADC空検知手段のうちのいずれかの空検知手段による空検知がなされたか否か、または、プリント動作禁止状態であるか否が判定される。ステップS2において、いずれかであると判定されると、ステップS18に進み、プリント動作の禁止を指示してこのルーチンを終了する。また、ステップS2において、いずれでもないと判定されると、ステップS3に進み、プリント指示が出されているか否かが判定される。ステップS3において、プリント指示が出されていると判定されると、ステップS4に進み、図2に示すDispバッファ551Yに0.5秒分の駆動指示が積算されているか否かが判定される。
ここで、このプリンタ1では、ステッピングモータ55Yへの駆動指示は、図2に示すDispバッファ551Yを介して行なわれており、このDispバッファ551Yでは、ステッピングモータ55Yへの駆動指示時間が積算されており、積算値が0.5秒に到達する毎に、Dispバッファ551Yからステッピングモータ55Yに駆動信号が送られるようになっている。このように駆動指示時間を纏めているのは、わずかな秒数の駆動指示では正確なトナー補給ができないためである。尚、上述の復旧動作で指示される駆動時間は0.5秒に比べ大きな値のため、復旧動作における駆動指示では、ステッピングモータ55Yは駆動が指示されると直ちに駆動を開始する。
ステップS4において、図2に示すDispバッファ551Yに0.5秒分の駆動指示が積算されていると判定されると、ステップS5に進み、ステッピングモータ55Yに対し0.5秒の駆動指示が出される。
ステップS6では、ステップS5において消化した駆動指示時間(0.5秒)が、このDispバッファに格納されている積算値から差し引かれ、ステップS7では、現在装填されているトナー容器のトナー量を推定するための、プリンタ1のメモリ51の領域‘Dispense累積カウンタ’に格納されている値に0.5が加算される。
ステップS8では、領域‘Dispense累積カウンタ’514のカウント値が、プリンタ1のメモリ51に記憶されている領域‘Disp累積空判定値’512に格納されている空判定値以上か否かが判定される。ステップS8において、カウント値が空判定値以上でないと判定されると、ステップS9に進み、プリンタ1のメモリ51の領域‘Disp累積空警告判定値’513に格納されている、空判定値よりも低い値の空警告判定値以上で有るか否かが判定される。ステップS9において、カウント値が空警告判定値以上で有ると判定されると、ステップS10に進む。ステップS10において、プリンタ1のメモリ51の領域‘トナー容器状態’516と、トナー容器メモリ141Yの領域‘トナー容器STATUS’1411Yに値‘1’が記憶される。ステップS11では、プリンタ1のメモリ51の領域‘Dispense累積カウンタ’514に格納されているカウント値が、装填されているトナー容器メモリ141Yの領域‘Dispense累積カウント’1412Yに記憶される。その後ステップS2に戻る。
ステップS8において、プリンタ1の領域‘Dispense累積カウンタ’514のカウント値が、プリンタ1のメモリ51に格納されている空判定値以上で有ると判定されると、Disp空検知としてステップS13に進み、プリンタ1のメモリ51の領域‘トナー容器状態’、および、トナー容器メモリ141Yの領域‘トナー容器STATUS’に値‘2’が記憶される。このようにしてDisp空検知とされると、ステップS14では、プリント動作禁止指示が出され、その後、このルーチンを終了する。
ステップS9において、カウント値が空警告判定値未満である判定されると、ステップS12において、プリンタ1のメモリ51の領域‘トナー容器状態’516、および、トナー容器メモリ141Yの領域‘トナー容器STATUS’に値‘0’が記憶され、その後、ステップS11に進む。
一方、ステップS1において、トナー容器が交換されたと判定されると、ステップS15に進み、装填されているトナー容器メモリ141Yの領域‘トナー容器STATUS’の値が2以上か否か、即ち、Disp累積空検知、あるいはADC空検知がなされた時に装填されていたトナー容器が新たに装填されたか否かが判定される。ステップS15において、これらいずれかの空検知がなされた時に装填されていたトナー容器が、新たに装填されたと判定されると、ステップS16に進み、プリント動作禁止指示が出され、このルーチンを終了する。ステップS15において、トナーがまだ残っているトナー容器であると判定されると、ステップS17に進み、サブルーチン‘復旧動作’において、何らかの原因により行なわれたトナー交換の後の、表1で概要を説明した復旧動作が実施される。尚、このサブルーチン‘復旧動作’の説明は後に譲る。
図4は、ADC空検知を行なうために本実施形態において起動されるルーチンのフローチャートである。
図4に示す、このルーチン‘ADC判定’は、プリンタ1における電源がオンされることで起動され、ステップS51では、プリント指示が出されているか否かが判定され、出されていないと判定されると、ステップS51が繰り返され、出されていると判定されると、ステップS52に進み、1ページ分のプリントが終了したか否が判定される。ステップS52において終了していないと判定されると、ステップS52が繰り返され、終了したと判定されると、ステップS53に進み、そのページの画素数からトナー消費量を推定し、その分のトナーの補給をDispenseバッファ551Yを介してステッピングモータに指示する。その後、ステップS54に進み、ジョブが終了したか否かが判定され、まだジョブが終了していないと判定されると、ステップS52に戻り、ジョブが終了したと判定されると、ステップS55に進む。ステップS55では、トナーパッチの濃度測定を行なうタイミングか否が判定され、そのタイミングでは無いと判定されると、ステップS51に戻り、そのタイミングであると判定されると、ステップS56に進む。ステップS56では、トナーパッチの作成を指示し、その後、ステップS57においてパッチ濃度の測定指示が出される。ステップS58では、測定したパッチ濃度が、プリンタ1のメモリ51の領域‘ADC空判定値’に格納されているを下回っているか否が判定され、下回っていると判定されると、ステップS59に進み、下回ったのが2回目であるか否かが判定され、2回目であると判定されると、ステップS60に進む。ステップS60では、値‘3’をプリンタ1の目盛り51の領域‘トナー容器状態’とトナー容器メモリ141Yの領域‘トナー容器STATUS’への記憶を指示する。その後、ステップS61において、プリント動作禁止が指示されてこのルーチンを終了する。尚、ステップS59において、下回ったのがまだ1回目であると判定されると、ステップS62に進み、ステッピングモータに6秒間の駆動を指示する。その後、ステップS56に戻る。尚、ステップS58において、測定したパッチ濃度が、領域‘ADC空判定値’に格納されているADC空判定値以上であると判定されると、ステップS63に進み、測定したパッチ濃度とプリンタ1のメモリ51の領域‘パッチ濃度制御目標値’517に格納されている値との差分を解消するために、その解消に相当する分の駆動をステッピングモータ55Yに指示する。その後、ステップS64に進み、プリンタ1の領域‘トナー容器状態’516の値が‘1’で有るか否が判定され、値が‘1’である、即ち、‘空警告’であると判定されると、ステップS65に進み、測定したパッチ濃度が、ADC空判定値よりも濃度値の高いADC空間際判定値を下回っているか否かが判定される。ステップS65において、下回っていると判定されると、ステップS66に進み、プリンタ1の領域‘空警後ADC空間際カウンタ’520のカウント値のインクリメントを指示する。その後、ステップS51に戻る。
ステップS64において、‘トナー容器状態’の値が‘1’でないと判定された場合、および、ステップS65において、測定したパッチ濃度がADC空間際判定値を上回っていると判定された場合もこのルーチンを終了する。
図5は、サブルーチン‘復旧動作’のフローチャートである。
このサブルーチンは、トナー容器が交換され、かつ交換後のトナー容器の‘トナー容器STATUS’の値が‘0’、または‘1’の場合に実行され、ステップS21では、領域‘トナー容器状態’516の値が‘0’であるか否か、即ち、トナー容器交換が‘現像剤有り’の状態でなされたか否かが判定され、‘0’で有ると判定されると、ステップS22に進み、現在装填されているトナー容器の‘トナー容器STATUS’の値が‘0’か否が判定される。ステップS22において、‘0’で有ると判定されると、ステップS23に進み、プリンタ1の‘トナー容器状態’に‘0’を記憶する。その後、ステップS24において、トナー容器メモリの領域‘Dispense累積カウント’1412Yに格納されている値が、プリンタ1のメモリ51の領域‘Dispense累積カウンタ’514にコピーされると、ルーチン‘Disp判定’のステップS2に戻る。尚、ステップS22において、現在装填されているトナー容器の‘トナー容器STATUS’1411Yの値が‘0’でないと判定されると、即ち、‘トナー容器STATUS’の値が‘1’の場合は、プリンタ1の領域‘トナー容器状態’516に‘1’を記憶する。
ステップS21において、プリンタ1の領域‘トナー容器状態’516の値が‘0’以外、即ち、‘1’、‘2’、‘3’のいずれかであると判定されると、ステップS26に進み、プリンタ1の‘トナー容器状態’516が‘3’であるか否か、即ちトナー容器交換前にADC空検知がなされていたかが判定され、空検知されていたと判定された場合には、ステップS27に進み、交換後のトナー容器の領域‘トナー容器STATUS’1411Yの値が‘0’か否かが判定される。ステップS27において、領域‘トナー容器STATUS’1411Yの値が‘0’で有ると判定されると、ステップS28に進み、ステッピングモータに48秒の駆動を指示する。その後、ステップS29において、トナーパッチの形成を指示し、ステップS30において、トナーパッチの濃度測定を指示する。ステップS31では、測定したトナーパッチ濃度がプリンタ1のメモリの領域‘ADC空判定値’515よりも低いか否かが判定され、低いと判定されると、ステップS32に進み、低いとの判定が3回目か否かが判定される。ステップS32において、3回目であると判定されると、ステップS33に進み、プリンタ1の領域‘トナー容器状態’516とトナー容器メモリの‘トナー容器STATUS’1411Yに値‘3’を記憶する。その後、ルーチン‘Disp判定’のステップS2に戻る。
ステップS27において、領域‘トナー容器STATUS’1411Yの値が‘0’でないと判定されると、即ち‘1’であると判定されると、ステッピングモータ55Yに60秒の駆動指示が出され、その後、ステップS29に進む。ステップS32において、3回判定されていないと判定されると、ステップS35に進み、ステッピングモータに6秒の駆動を指示する。ステップS26において、プリンタ1のメモリ51の領域‘トナー容器状態’516の値が‘3’以外、即ち、‘1’または‘2’であると判定されると、ステップS36に進み、領域‘トナー容器状態’516の値が‘2’で有るか否か、即ちトナー容器交換前にDisp空検知がなされていたと判定されていたか否かが判定される。ステップS36において、値が‘2’で有ると判定されると、即ち、Disp累積空検知がなされていたと判定されると、ステップS37に進み、領域‘トナー容器STATUS’1411Yの値が‘0’で有るか否かが判定される。ステップS37において、領域‘トナー容器STATUS’1411Yの値が0であると判定されると、ステップS38に進み、ステッピングモータ55Yに、6秒間オンのあと10秒間オフする駆動を4回繰り返す、即ち、24秒間の間欠駆動を指示する。ステップS39では、領域‘トナー容器状態’516に値‘0’を記憶させた後、ステップS40において、トナーパッチの形成を指示し、ステップS41において、形成したトナーパッチの濃度測定を指示する。
ステップS42では、測定したパッチ濃度とプリンタ1のメモリ51の領域‘パッチ濃度制御目標値’517に格納されている値との差を解消するために、その解消に相当する分の駆動をステッピングモータ55Yに指示する。
ステップS43では、プリンタ1のメモリ51の領域‘Dispense累積カウンタ’514に、新たに装填されたトナー容器メモリに記憶されている領域‘Dispense累積カウント’の値がコピーされる。その後、ルーチン‘Disp判定’のステップS2に戻る。
ステップS37において、領域‘トナー容器STATUS’1411Yが‘0’でないと判定されると、すなわち‘1’で有ると判定されると、ステップS44に進み、ステッピングモータ55Yに、6秒間オンのあと10秒間オフする駆動を6回繰り返す、即ち、36秒間の間欠駆動を指示する。その後、ステップS45に進み、値‘1’の、プリンタのメモリの領域‘トナー容器状態’516への記憶を指示し、ステップS40に戻る。
ステップS36において、領域‘トナー容器状態’の値が‘2’で無いと判定された場合、即ち、‘トナー容器状態’の値が‘1’である、‘空警告’がなされた段階でトナー容器の交換が行なわれた場合には、ステップS46に進み、領域‘トナー容器STATUS’1411Yが‘0’であるか否かが判定され、‘0’であると判定されると、ステップS47に進み、プリンタ1のメモリ51の領域‘空警後ADC空間際カウンタ’520においてカウントされているカウント値に基づく間欠駆動をステッピングモータ55Yに指示し、ここでは、カウント値/2秒間のオンのあと10秒間オフする駆動を2回繰り返す、即ち、‘カウント値’秒間の間欠駆動を指示する。ステップS48では、領域‘トナー容器状態’516への値‘0’の記憶を指示し、ステップS49において、プリンタ1のメモリ51の領域‘Dispense累積カウンタ’514に、新たに装填されたトナー容器メモリの領域‘Dispense累積カウント’の値をコピーする。
ステップS46において、領域‘トナー容器STATUS’の値が‘0’でないと判定されると、即ち、‘1’であると判定されると、ステップS50に進み、プリンタ1のメモリ51の領域‘空警後ADC空間際カウンタ’519においてカウントされているカウント値に基づく間欠駆動をステッピングモータに指示し、ここでは、カウント値/2秒間のオンのあと10秒間オフする駆動を3回繰り返す、即ち、(‘カウント値’×1.5)秒間の間欠駆動を指示する。ステップS51では、領域‘トナー容器状態’516への値‘1’の記憶を指示し、ステップS49に進む。その後、ルーチン‘Disp判定’のステップS2に戻る。
以上説明したように、ADC空検知手段によって空検知がなされた場合の方が、Disp累積空検知手段によって空検知がなされた場合よりも、復旧までに現像部に補給すべきトナー量が多く必要であることを考慮して、本実施形態のプリンタ1では、ADC空検知による復旧動作の場合は、Disp累積空検知による復旧動作の場合に比べて補給時間を長くすることで、復旧直後の画像品質を確保している。また、新たに装填されたトナー容器内のトナー量が少ない場合には、多い場合と比べ、同じ補給動作を行なっても現像部に補給されるトナー量が少ないことから、新たに装填されたトナー容器内のトナー量が少ない場合には、多い場合と比べてトナー補給時間を増やし、さらには、現像部内に、ある程度のトナー残量が見込めるDisp累積空検知手段により空検知が行なわれた場合には、間欠的にトナーを現像部に補給することで、性急な補給による現像部内でのトナーの偏在を防止されており、これによっても、復旧直後の画像品質の確保に寄与することができる。
また、このプリンタ1では、トナー容器のトナー残量が‘空警告’であるものの空検知まではなされていない場合の復旧動作時に、ADC空間際カウンタにおいてカウントされているカウント値に応じて、即ち、‘空警告’がなされた後のトナー使用推定量に応じて補給時間を変更することによっても復旧直後の画像品質の確保に寄与することができる。
次に、本発明の画像形成装置の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、‘空検知’がなされる前の‘空警告’がなされた段階でのトナー容器交換後の復旧動作時におけるトナー補給時間が、パッチ濃度がADC空間際判定値を何回下回っていたかに基づいて変更されているのに対し、この第2実施形態では、領域‘空警後Dispense累積カウンタ’519のカウント値に基づいて変更されている点だけであるので、以下では、その点に絞って説明する。
Figure 2005274899
上記表2には、表1と同様に、本実施形態のプリンタにおける復旧動作のバリーエーションが示されており、‘空検知’がなされる前の‘空警告’がなされた段階でのトナー容器交換後の復旧動作時においては、メモリ51の領域‘空警後Dispense累積カウンタ’519のカウント値(N)に基づいて、新たに交換されたトナー容器が‘現像剤有り’であれば、N×24/120secの間欠駆動を指示し、新たに交換されたトナー容器が‘空警告’であれば、N×36/120secの間欠駆動を指示している。
図6は、第1実施形態における図3に相当する、‘Disp判定’ルーチンのフローチャートである。
このフローチャート上での、第1実施形態との相違点は、ステップS80のみであり、ステップS79において、メモリ51の領域‘Dispnse累積カウンタ’514のカウント値が、領域‘Disp累積空判定値’512の値を越えないまでも領域‘Disp累積空警告判定値’513の値を越えていると判定されたときは、ステップS75におけるステッピングモータ55Yへの駆動指示で消費したと推定した量を、領域‘空警後Disp累積カウンタ’519に積算している。その他は、図3における説明と重複した説明となるので省略する。
図7は、第1実施形態の図4に相当する、‘ADC判定’ルーチンのフローチャートである。
このフローチャート上での、第1実施形態との相違点は、図1におけるステップS64からステップS66までが省略されている点のみであり、その他の説明は、図4における説明と重複した説明となるので省略する。
図8は、第1実施形態の図5に相当する、サブルーチン‘復旧動作’のフローチャートを示す図である。
このフローチャート上での、第1実施形態との相違点は、第1実施形態の、図5のステップS47における動作時間の代わりに、第2実施形態では、ステップS137において、(領域‘空警後Dispense累積カウンタ’519のカウント値/10)秒間のオンのあと10秒間オフする駆動を2回繰り返す間欠駆動を指示している点と、図5のステップS50における動作時間の代わりに、第2実施形態では、ステップS140において、(領域‘空警後Dispense累積カウンタ’519のカウント値/10)秒間のオンのあと10秒間オフする駆動を3回繰り返す間欠駆動を指示する点である。
以上に説明したように、第1実施形態では、トナー容器のトナー残量が‘空警告’であるものの空検知がなされていない場合の復旧動作時には、領域‘空警後ADC空間際カウンタ’520のカウント値に応じてトナーの補給時間を変更しているが、本実施形態のプリンタでは、領域‘空警後Disp累積カウンタ’のカウント値に応じて変更しており、このようにすることでも復旧直後の画像品質の確保に寄与することができる。
尚、第1および第2実施形態では、本発明にい第3の空検知手段としてADC空検知手段を用いているが、本発明ではこれに限るものではなく、トナーの濃度を検出する(第2の空検知手段)ものであれば、現像器内部のトナーの濃度を検出する空検知手段を用いるものであってもよく、さらには、複数の空検知手段を有するものであればよい。
本発明の画像形成装置の第1実施形態の概略構成図である。 このプリンタ全体の制御を行なう制御部の概略構成図である。 Disp累積空検知を行なうために本実施形態において起動されるルーチンのフローチャートである。 ADC空検知を行なうために本実施形態において起動されるルーチンのフローチャートである。 サブルーチン‘復旧動作’のフローチャートである。 第1実施形態における図3に相当する、‘Disp判定’ルーチンのフローチャートである。 第1実施形態の図4に相当する、‘ADC判定’ルーチンのフローチャートである。 第1実施形態の図5に相当する、サブルーチン‘復旧動作’のフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 プリンタ
11 筐体
12Y、12M、12C、12K 感光体
13Y、13M、13C、13K 現像部
14Y、14M、14C、14K トナー容器
1411Y 領域‘トナー容器STATUS’
1412Y 領域‘Dispense累積カウント’
15Y、15M、15C、15K 補給パイプ
17Y、17M、17C、17K 装填部
22Y、22M、22C、22K 着脱センサ
23 濃度検出部
24 用紙収容部
30 記録用紙
50 制御部
51 メモリ
512 領域‘Disp累積空判定値’
513 領域‘Disp累積空警告判定値’
514 領域‘Dispense累積カウンタ’
515 領域‘ADC空判定値’
516 領域‘トナー容器状態’
517 領域‘パッチ濃度制御目標値’
518 領域‘ADC空間際判定値’
519 領域‘空警後Dispense累積カウンタ’
520 領域‘空警後ADC空間際カウンタ’

Claims (7)

  1. 潜像を形成し該潜像をトナーで現像してトナー像を得、該トナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
    トナーが収容されたトナー容器が着脱自在に装填されるトナー容器装填部と、
    前記潜像をトナーで現像する現像部と、
    前記トナー容器装填部に装填されたトナー容器内のトナーを前記現像器に補給する補給路と、
    トナーの空を検知する複数種類の空検知手段と、
    前記複数種類の空検知手段のうちいずれかの空検知手段でトナーの空が検知されて前記トナー容器装填部に装填されていた空のトナー容器が新たなトナー容器に交換された後の復旧動作時に、今回トナーの空を検知した空検知手段の種類に応じた復旧動作を行なわさせる復旧動作制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記復旧動作制御部は、今回トナーの空を検知した空検知手段の種類に応じて、前記復旧動作時に、前記トナー容器装填部に新たに装填されたトナー容器から前記補給路を経由して前記現像部にトナーを補給する補給時間を変更するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の空検知手段が、前記トナー容器装填部に装填されたトナー容器の空を推定する第1の空検知手段と、トナーの濃度を測定することによりトナーの空を検知する第2の空検知手段とを含み、
    前記復旧動作制御部は、前記第2の空検知手段でトナーの空が検知された場合の方が、前記第1の空検知手段でトナーの空が検知された場合よりも、前記復旧動作時における前記補給時間を長時間に設定するものであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記復旧動作制御部は、今回トナーの空を検知した空検知手段の種類に応じるとともに前記トナー容器装填部に新たに装填されたトナー容器内のトナー残量に応じた復旧動作を行なわさせるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記複数種類の空検知手段が、前記トナー容器装填部に装填されたトナー容器の空を推定する第1の空検知手段と、トナーパッチを形成し該トナーパッチの濃度を測定することによりトナーの空を検知する第3の空検知手段とを含み、
    前記第1の空検知手段は、さらに、前記トナー容器装填部に装填されたトナー容器のトナー残量が空に至る前の所定量にまで低減したと推定するプレ空検知を行なうとともに、前記第3の空検知手段は、形成したトナーパッチの濃度を測定しトナーの空を検知するよりもトナー濃度の濃い段階でトナーが所定量にまで低減したことを検知するプレ空検知を行なうものであって、
    前記復旧動作制御部は、前記第1の空検知手段によりプレ空検知が行なわれた後空検知が行なわれる前に、前記トナー容器装填部に装填されていたトナー容器が新たなトナー容器に交換された場合には、前記第1の空検知手段によりプレ空検知が行なわれた後、新たなトナー容器に交換される前の間における、前記第3の検知手段によるプレ空検知の回数に応じた復旧動作を行なわさせるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記複数種類の空検知手段が、前記トナー容器装填部に装填されたトナー容器の空を推定する第1の空検知手段を含み、該第1の空検知手段は、さらに、前記トナー容器装填部に装填されたトナー容器のトナー残量が空に至る前の所定量にまで低減したと推定するプレ空検知を行なうものであって、
    前記復旧動作制御部は、前記複数種類の空検知手段のうちいずれかの空検知手段でトナーの空が検知されて前記トナー容器装填部に装填されていた空のトナー容器が新たなトナー容器に交換された場合には、新たなトナー容器に交換された後の復旧動作時に、今回トナーの空を検知した空検知手段の種類に応じた復旧動作を行わさせるとともに、さらに、前記第1の空検知手段によりプレ空検知が行なわれた後空検知が行なわれる前に前記トナー容器装填部に装填されていたトナー容器が新たなトナー容器に交換された場合には、前記第1の空検知手段でプレ空検知が行なわれた後のトナー使用推定量にも応じた復旧動作を行なわさせるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記複数種類の空検知手段が、前記トナー容器装填部に装填されたトナー容器の空を推定する第1の空検知手段を含み、
    前記復旧動作制御部は、前記第1の空検知手段により空検知が行なわれた場合には、前記復旧動作時に、前記トナー容器装填部に新たに装填されたトナー容器から前記補給路を経由して前記現像部にトナーを間欠的に補給するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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JP2013047719A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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