JP2005274872A - カメラ用シャッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮蔽幕を撮像素子の長辺方向に移動させるようにしてレンズ装置の薄型化とカメラの小型化を実現可能なカメラ用シャッタ装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ1のレンズ装置7のシャッタ装置21は第1の基板25、スペーサ26、遮光幕27及び第2の基板28とで構成される。遮光幕27は遮光性を有する部材で予め所望のピッチで電気的に永久分極された部位を備えたエレクトレット構造の部材からなる。この遮光幕27を駆動するために、第1の基板25には光学的開口29と周辺部を除いて全面に帯状の複数の駆動電極31が形成されている。第2の基板28は遮光幕27を第1の基板25との間に移動可能に保持するために設けられ、スペーサ26は第1の基板と第2の基盤の間隔を維持するために設けらる。遮光幕27は光学的開口22(及び29)と退避部23とに移動する。退避部23は光学的開口22(及び29)に対しカメラのX方向に隣接する位置に形成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カメラの薄型化と小型化に寄与するカメラ用シャッタ装置に関する。
近年、光学レンズなどを用いて結像させた被写体像をCCD(Charge Coupled Device )などの撮像素子で電気信号に変換し、記録媒体に撮像画像として記録する電子カメラが広く普及している。
一般にカメラの結像面つまり受光面は、フィルムの受光面の場合も撮像素子の受光面の場合も長辺と短辺からなる矩形であり、通常は長辺方向がランドスケイプ画像の水平方向となるように構成されている。
また、一般に、カメラには銀塩フィルム用カメラや電子カメラのいずれにおいても、被写体からの光路上の光学的開口に、被写体からの光量を調節するための絞りや被写体の瞬時の像を捉えるためのシャッタを設けることが必要である。またシャッタの動作は連続撮影に即応できるほど良いことも、つとに知られている。そのようなシャッタの例として、撮像素子の短辺方向に沿って遮光幕が移動するフォーカルプレーンシャッタが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開平10−096975号公報([要約]、段落[0009]、[0026]〜[0032]、図1、図2)
ところで、上記特許文献1のシャッタ機構は、光学的開口を塞ぐに十分な大きさの定形の遮光幕が移動するように構成されている。また、近年のフォーカルプレーンシャッタにおいては、撮像素子の短辺方向に遮光幕が移動する(いわゆる縦走り)が多く、光学的開口を塞ぐに十分な大きさの定形の遮光幕を有するシャッタでは、カメラの全体構成を考えると、カメラ本体が上下方向に長くなってしまうばかりでなく、遮光幕が撮像素子の上方に退避した場合、ファインダー位置と重なる状態となり、これを避けるためにファインダーを従来に比べて上方(又は左右)にずらして配置させる必要が生じてくる。これでは、ファインダー光学系への設計の自由度に制約が多くて問題となる。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、遮光幕を撮像素子の長辺方向に移動させるようにしてレンズ装置の薄型化、延いてはカメラの小型化を実現可能なカメラ用シャッタ装置を提供することである。
以下に、本発明に係わるカメラ用シャッター装置の構成を述べる。
本発明のカメラ用シャッター装置は、長辺及び短辺から構成された矩形のフィルムまたは光電変換型の撮像素子の受光面と、該受光面に結像する撮影対象からの光を通過させる光学的開口と、上記受光面に露光させない第1の位置と上記受光面に露光させる第2の位置との間を移動して上記光学的開口の大きさを制御する遮光幕と、を備えたカメラ用シャッター装置であって、上記遮光幕が上記第2の位置に移動した際の遮光幕退避領域は、当該遮光幕と同じまたはそれよりも大きく、かつ上記受光面の長辺方向において上記光学的開口に対して隣接して設けられるように構成される。
上記遮光幕は、例えば定形の板状部材であり、また、例えばその移動方向が上記受光面の長辺方向と略一致するように構成され、また、例えばその移動方向が上記受光面に結像されるランドスケイプ画像の略水平方向となるように構成される。
また、上記遮光幕は、例えば2つの部材より構成され、該2つの部材は該2つの部材間に所定の開口を形成しながら上記第1の位置と上記第2の位置との間を移動するように構成される。
また、例えば、上記遮光幕は、その移動方向に周期的に静電分極された部位を有し、上記遮光幕の移動を駆動する駆動力供給手段は、上記静電分極された部位と対向するとともに複数の電極で構成された複数の電極群と、該電極群毎に所定の位相の電圧を印加する電圧印加手段と、を有して構成される。
この場合、上記複数の遮光幕は、共通の上記電極群と対向するように構成され、また、例えばエレクトレット処理により少なくとも一部に静電分極された部位を有して構成される。
本発明によれば、遮光幕の退避位置を、撮像素子の受光面の長辺方向に隣接して設けたことにより、レンズシャッタ装置に用いるとレンズ装置の薄型化を図ることができる。また、一眼レフカメラに用いるとファインダー位置との干渉を防ぎファインダー光学系への設計上の制約を排除できると共に、カメラの小型化にも寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a),(b) は、実施例1におけるデジタルカメラの概略構成を示す図であり、同図(a) はデジタルカメラの前面からの外観を示す斜視図、同図(b) はデジタルカメラ内部の主要部の配置状態を示す斜視図である。
同図(a) に示すように、デジタルカメラ1は、前面右上隅に撮影レンズ窓2を備え、その左方にストロボ照射窓3を備えている。また、上面の左端部にはレリーズボタン4が設けられている。
同図(b) に示すように、デジタルカメラ1の内部は、全体の左方ほぼ2/3を占めて、各種の電子部品を搭載した回路基板5からなる制御装置や着脱交換自在な電池6などが配置されている。そして、その右方の全体のほぼ1/3を占める部分には、ユニット化されたレンズ装置7が配設されている。
レンズ装置7は、同図(a) の撮影レンズ窓2から同図(b) に示す撮影光軸O1に沿って入射する被写体からの光束を、その光軸O1がほぼ直角に下方に折り曲がるように反射させ、その下方に折り曲げられた後述する第2の光軸O2に沿って、上記の入射光束を、レンズ装置7の下端部に配設されている例えばCCDなどからなる撮像素子まで導いて撮像画像を生成する。
尚、同図(b) に示すXYZの矢印は、カメラの幅、奥行き、高さの方向を示しており、カメラのY方向の厚さが薄いほどカメラ全体が薄型となり、近年のデジタルカメラへのユーザ志向である小型化・薄型化に適合する構成となる。
図2は、図1(b) に示すレンズ装置7のA−A´矢視断面をデジタルカメラ1の図1(b) の左方から見た図であり、レンズユニット各部の概略の構成を示している。図1(b) に示したレンズ装置7の内部には、この図2に示すように、上記下方に折り曲げられた第2の光軸O2に沿って、第1の固定鏡枠部8にレンズ群が保持された第1の固定レンのズ部9、第1の移動鏡枠11にレンズ群が保持された第1の移動レンズ部12、第2の移動鏡枠13にレンズ群が保持された第2の移動レンズ部14、第3の移動鏡枠15にレンズが保持された第3の移動レンズ部16、第2の固定鏡枠部17にレンズが保持され第2の固定レンズ部18、及びこれらのレンズ部の終端には配置さえた撮像素子19とで構成されている。
上記第1の移動レンズ部12及び第2の移動レンズ部14は、このレンズ装置7の光学系の第2の光軸O2に沿って入射する被写体の光束の焦点距離を変化させる、つまりズーム比調節用のために設けられ、第3の移動レンズ部16は、上記の光束が撮像素子19上に結像する焦点調節のために設けられている。そして、上記第1の移動レンズ部12と第2の移動レンズ部14の間には、シャッタ位置(絞り位置でもある)20が設けられている。
図3(a) は、図1(b) に示したレンズ装置7をデジタルカメラ1の図1(b) の背面側から見た拡大斜視図であり、図3(b) はそのシャッタ装置を単独に示す図、図3(c) は撮像素子を単独に示す図である。尚、同図に示すXYZの矢印は、図1(b) に示したXYZの矢印と同一のカメラ本体の幅、奥行き、高さの方向を示している。
図3(a) に示すように、レンズ装置7には、図2に示したシャッタ位置(絞り位置)20にシャッタ装置21が組み込まれている。シャッタ装置21は、図3(b) に示すように、長辺aと短辺bからなる矩形の平らな板状体をなす装置であり、第2の光軸O2の透過路となる光学的開口22と、この光学的開口22に長辺a方向に隣接する退避部23を有している。そして、上記の長辺aはX方向に短辺bはY方向に沿って配置されている。
このシャッタ装置21の光学的開口22を透過する第2の光軸O2の終端すなわちレンズ装置7の下端部には、図2にも示した撮像素子19が配置されている。この撮像素子19も、X方向に沿う長辺a´とY方向に沿う短辺b´からなる矩形の受光面24を有して配置されている。
図4は、上記シャッタ装置21の分解斜視図である。同図に示すシャッタ装置21は、図の下から示す第1の基板25、スペーサ26、遮光幕27、第2の基板28とで構成される。遮光幕27には図では定かに見えないが予め所望のピッチで電気的に分極されており、この遮光幕27を駆動するために、第1の基板25には光学的開口29と周辺部を除いて全面に帯状の複数の駆動電極31が形成されている。第2の基板28は光学的開口22を有し遮光幕27を第1の基板25との間に移動可能に保持するために設けられ、そして、スペーサ26は、第1の基板と第2の基盤の間隔を維持するために設けられている。
尚、光学的開口22、29は、必ずしも貫通孔のような物理的な開口部とする必要はなく、第1の基板25、第2の基板28をそれぞれ透明な部材としても良い。
尚、同図には、図1(b) 及び図3に示したカメラの幅、奥行き、高さのうち、幅と奥行き方向を示す矢印Xと矢印Yも示している。また、図3に示した退避部23を第1及び第2の基板25及び28の両方に示している。
ここで、本例におけるシャッタ装置21における遮光幕27を駆動するシャッタ機構の駆動原理を説明する。
図5(a),(b) は、本発明のシャッタ装置におけるシャッタ機構の駆動原理を説明する図である。尚、以下の駆動原理の説明では、第1の基板25に代えて固定子25と言い、遮光幕27に代えて移動子27と言うことにする。
本シャッタ機構は、基本的に固定子25と移動子27とを備え、移動子27は、固定子25に対して同図(a),(b) に示すように左右方向に移動自在に構成されている。そして、固定子25には、被写体からの光像を撮像素子(図2、図3の撮像素子19参照)に導くための開口部(光学的開口29)が設けられ、更に、帯状の複数の駆動電極31が所定の間隔で並べて形成されている。他方の移動子27は、遮光性を有する部材であり、永久分極された誘電体の部位を備えている。このような移動子27の構成はエレクトレットと呼ばれている。
一般に、エレクトレットとは、電気を通しにくい例えばテフロン(登録商標)、ポリプロピレン、マイラーなどの高分子材料を加熱溶融し、これに直流の高電圧を加えながら電極の間で固化させたあとで電極を取り去ると、電極に接していた面が正または負に帯電し、これらの分極(正と負の電気に分かれた状態)が半永久的に保持されているもののことを称する用語である。
上記のシャッタ機構において、駆動電極31に正負の電圧を周期的に印加すると、駆動電極31と移動子27の上記エレクトレットとの間に吸引力又は反発力が発生し、結果的に移動子27が固定子25に対して相対移動する。
したがって、移動子27が固定子25の開口部(光学的開口29)を開放又は遮蔽するように移動可能にすることによってシャッタ機構を構成することができる。図5(a) はシャッタが開の状態を示し、同図(b) はシャッタが閉の状態を示している。以下、本構成に係るシャッタ機構を「エレクトレットシャッタ」と称することにする。
なお、固定子25の開口部(光学的開口29)は、必ずしも貫通孔のような物理的な開口部とする必要はなく、固定子25を透過部材とし、開口部に相当する位置に駆動電極31が設けられていない透過領域を形成するようにしても良い。
図6は、エレクトレットシャッタとその駆動回路を模式的に示す図である。同図は右にエレクトレットシャッタの断面を模式的に示し、左に駆動回路をブロック図で示している。同図に示すように、固定子25に並べられたそれぞれの駆動電極31には、駆動(電圧印加)回路32からの電圧信号線が接続されている。この電圧信号線には4相の電圧信号が印加され、従って、駆動電極31には、4本毎に同一の電圧信号が印加される。図6では、駆動電極31にA、B、C、Dの符号を付してこの電圧信号を区別している。
この固定子25の駆動電極31の配設面に対向して移動子27が配置されている。移動子27には、固定子25との対向面に永久分極された上述した誘電体(エレクトレット)33を複数備えている。
同図の左に示す駆動回路32では、パルス発生回路34で矩形波列(駆動パルス信号)が生成され、この駆動パルス信号が昇圧回路35と位相器36に供給される。昇圧回路35では、入力した駆動パルス信号を100V程度まで昇圧するとともに、2つの極性を有する電圧信号に分岐して、駆動電極A及びCに供給する。
他方、位相器36に入力した駆動パルス信号は、90°位相が遅れた波形となり、その後、昇圧回路35に入力されて、上述と同様の2つの極性を有する電圧信号に分岐されて駆動電極B及びDに供給される。
図7は、駆動回路32によって生成されて駆動電極31に印加される電圧信号列を示す図である。駆動電極31の電圧の状態は、期間Tにおけるt1〜t4の4つの状態変化が時間tにおける期間Tごとの経過に対応して繰り返される。
図8は、上記のエレクトレットシャッタの動作を更に説明する図である。同図(a) は図7において各駆動電極31(A,B,C,D)の電圧状態が、図7に示したt1の印加電圧の状態に切り替った直後のエレクトレットと駆動電極との対応関係を示している。
エレクトレット33aは、駆動電極Aから反発力を受け、駆動電極Bから吸引力を受ける。また、エレクトレット33bは、駆動電極Cから反発力を受け、駆動電極Dから吸引力を受ける。このため、移動子27は図の右方向に力を受けて、1つの駆動電極ピッチdだけ移動する。
図8(b) は、上記に続いて図7に示したt2の印加電圧の状態に切り替った直後のエレクトレットと駆動電極との対応関係を示している。エレクトレット33aは、駆動電極Bから反発力を受け、駆動電極Cから吸引力を受ける。また、エレクトレット33bは、駆動電極Dから反発力を受け、駆動電極Aから吸引力を受ける。このため、移動子27は図の右方向に力を受けて、再び1つの駆動電極ピッチdだけ移動する。
図8(c) は、上記に続いて図7に示したt3の印加電圧の状態に切り替った直後のエレクトレットと駆動電極との対応関係を示し、図8(d) は、同図(c) に続いて図7に示したt4の印加電圧の状態に切り替った直後のエレクトレットと駆動電極との対応関係を示している。図8(a),(b) で説明した動作と同様に、移動子27は、1つの駆動電極ピッチdだけ順次移動する。
そして、この動作が繰り返されることにより、移動子27は図の右方向に移動する。なお、移動子27を図の左方向に移動するためには、駆動電極31に印加する電圧の極性を逆に切り替えればよい。
このように、本例の移動子27は、それ自体が半永久的な分極帯電部を備えているので、例えば誘導電荷形アクチュエータのように、電圧印加、電荷蓄電及び静電誘導を繰り返す手数と時間を要することなく、単に駆動電圧の印加だけで移動子を迅速に駆動することができる。
図9は、本例のシャッタ装置21の遮光幕27が第1の基板25の光学的開口29(第2の基板28の光学的開口22でもある)から退避した状態を示す図である。尚、同図には図1(b) 及び図3に示したカメラの幅、奥行き、高さのうち、幅と奥行き方向を示す矢印Xと矢印Yも示している。同図に示すように、光学的開口29からの遮光幕27の退避位置は、図3(c) に示す撮像素子19の長辺方向a´(矢印X方向)で、図3で示した第2の基板28の光学的開口22に長辺a方向に隣接する退避部23であり、図9では第1の基板25の光学的開口29にX方向に隣接する位置であり、遮光幕27と同じ又はそれよりも大きい領域である。
このように、本例のシャッタ装置21においては、遮光幕27が光学的開口22及び29に対し、カメラのX方向に隣接する位置に退避するので、つまりカメラの奥行き方向となるY方向には退避しないので、カメラ本体の薄型化に寄与することができる。
図10(a),(b) は、実施例2としてのカメラ本体とその交換レンズの正面図である。同図(a) に示すカメラ本体37は、交換レンズ取り付け部38から同図(b) に示す交換レンズ39を取り外してレンズ背後に在る内部構成を示している。同図(a) に示す内部構成において、焦点面の被写体側近傍に本発明を応用したフォーカルプレーンシャッタ装置40が組み込まれている。同図ではフォーカルプレーンシャッタ装置40の中央部分が見えている。尚、同図(a) には、フォーカルプレーンシャッタ装置40を図示しやすくするために、本来はその手前に配置されているクイックリターンミラーの図示を省略している。
このカメラ本体37は、図の左側に電池室を兼ねた握り部41があり、その上面部にシャッタボタン42を備えている。また、同図(a) には、カメラ本体37の幅方向を矢印Xで示し、奥行き方向を矢印Yで示し、高さ方向を矢印Zで示している。
図11は、図10(a) に示すカメラ本体37のレンズ背後の内部構成から更にフォーカルプレーンシャッタ装置40を取り除いて、その背後の構成を示す図である。同図に示すように、最奥部分には撮像素子受光面43が配置されている。この撮像素子受光面43は、カメラ本体のX方向に沿う長辺a″とZ方向に沿う短辺b″からなる矩形状に形成されている。
図12は、本例のフォーカルプレーンシャッタ装置の分解斜視図である。同図に示すように、フォーカルプレーンシャッタ装置40は、図の左から示す第1の基板44、第1の遮光幕45と第2の遮光幕46、スペーサ47、第2の基板48とで構成される。
第1及び第2の遮光幕44及び45は、図5乃至図8で説明した移動子27と同様に、予め所望のピッチで電気的に分極されている。
第1の基板44は、図5乃至図8で説明した固定子25と同様に、第1の遮光幕45を駆動するための駆動電極49を備え、中央に光学的開口51が形成されている。
他方、第2の基板48は、これも図5乃至図8で説明した固定子25と同様に、第2の遮光幕46を駆動するための駆動電極52を備えている。そして更に、第1及び第2の遮光幕45及び46を第1の基板44との間に移動可能に保持する間隔を維持するために上下に配置された間隔維持部53と、中央に形成された光学的開口54とが備えている。
また、スペーサ47は、第1及び第2の基板45及び46間の間隔を維持するために配置される。
図13は、上記フォーカルプレーンシャッタ装置40の組み立て後の側断面図を下半分だけ拡大して示す図である。同図に示すように、第1の基板44と第2の基板48との間に介装されるスペーサ47が形成する間隙において、第2の基板48側に配置されて第2の遮光幕46をガイドする間隔維持部53と第1の遮光幕45をガイドすべきスペーサ47とで形成される間隙h1は、第1の遮光幕45の厚さよりもやや大きく、したがって、第1の遮光幕45は、同図の紙面奥行き方向に移動が自在である。
また、上記第2の遮光幕46をガイドすべく配設されている間隔維持部53が形成する間隙(間隔維持部53の厚さでもある)h2は、第2の遮光幕46の厚さよりもやや大きく、したがって、第2の遮光幕46も、同図の紙面奥行き方向に移動が自在である。
上記の構成により、第1及び第2の遮光幕45及び46は、図5乃至図8で説明した移動子27と同様に、駆動回路からの駆動電圧により、光学的開口51及び54を遮蔽する位置と、遮蔽から退避する位置とに駆動される。
図14は、フォーカルプレーンシャッタ装置40の第1の遮光幕45が光学的開口54(同図には第2の基板48のみを代表的に示している)から退避し、第2の遮光幕46が光学的開口54を塞いでいる状態を示す図である。尚、同図には図1(b) 及び図3に示したカメラの幅、奥行き、及び高さのうち、幅と高さ方向を示す矢印Xと矢印Zも示している。
同図において、次回のシャッタチャンス時には、第1及び第2の遮光幕45及び46が所定の開口を形成しながら左に移動して第2の遮光幕46が退避位置55に停止し、第1の遮光幕45が光学的開口54を塞ぐ位置で停止する。
このように、本例のフォーカルプレーンシャッタ装置40においては、第1及び第2の遮光幕45及び46が光学的開口51及び54に対し、カメラのX方向すなわち図11の撮像面の長辺a″方向に隣接する位置に退避するので、つまりカメラの高さ方向となるZ方向には退避しないので、カメラ本体が高さ方向に大型化することなく小型化に寄与することができる。
(a),(b) は実施例1におけるデジタルカメラの概略構成を示す図である。 実施例1のデジタルカメラのレンズ装置のA−A´矢視断面をデジタルカメラの左横から見た図である。 (a) は実施例1のデジタルカメラのレンズ装置をカメラ背面側から見た拡大斜視図、(b) はそのシャッタ装置を単独に示す図、(c) は撮像素子を単独に示す図である。 実施例1のデジタルカメラのレンズ装置のシャッタ装置の分解斜視図である。 (a),(b) は本発明のシャッタ装置のシャッタ機構の駆動原理を説明する図である。 本発明のシャッタ装置に係わるエレクトレットシャッタとその駆動回路を模式的に示す図である。 エレクトレットシャッタの駆動回路によって生成されて駆動電極に印加される電圧信号列を示す図である。 エレクトレットシャッタの動作を更に説明する図である。 実施例1のシャッタ装置の遮光幕が基板の光学的開口から退避した状態を示す図である。 (a) は実施例2としてのカメラ本体のレンズを取り外した正面図、(b) はそのレンズの正面図である。 実施例2のカメラ本体のレンズ背後の内部構成から更にフォーカルプレーンシャッタ装置を取り除いた構成を示す図である。 実施例2のカメラのフォーカルプレーンシャッタ装置の分解斜視図である。 実施例2のフォーカルプレーンシャッタ装置の組み立て後の側断面図を下半分だけ拡大して示す図である。 実施例2のフォーカルプレーンシャッタ装置の第1の遮光幕が光学的開口から退避し第2の遮光幕が光学的開口を塞いでいる状態を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ窓
3 ストロボ照射窓
4 レリーズボタン
5 回路基板
6 電池
7 レンズ装置
8 第1の固定鏡枠部
9 第1の固定レンのズ部
11 第1の移動鏡枠
12 第1の移動レンズ部
13 第2の移動鏡枠
14 第2の移動レンズ部
15 第3の移動鏡枠
16 第3の移動レンズ部
16 第2の固定鏡枠部
18 第2の固定レンズ部
19 撮像素子
20 シャッタ位置(絞り位置)
21 シャッタ装置
22 光学的開口
23 退避部
24 受光面
25 第1の基板
26 スペーサ
27 遮光幕
28 第2の基板
29 光学的開口
31 駆動電極
32 駆動回路
33 誘電体(エレクトレット)
34 パルス発生回路
35 昇圧回路
36 位相器
37 カメラ本体
38 交換レンズ取り付け部
39 交換レンズ
40 フォーカルプレーンシャッタ装置
41 握り部
42 シャッタボタン
43 撮像素子受光面
44 第1の基板
45 第1の遮光幕
46 第2の遮光幕
47 スペーサ
48 第2の基板
49 駆動電極
51 光学的開口
52 駆動電極
53 間隔維持部
54 光学的開口
55a、55b 退避位置

Claims (9)

  1. 長辺及び短辺から構成された矩形のフィルムまたは光電変換型の撮像素子の受光面と、該受光面に結像する撮影対象からの光を通過させる光学的開口と、前記受光面に露光させない第1の位置と前記受光面に露光させる第2の位置との間を移動して前記光学的開口の大きさを制御する遮光幕と、を備えたカメラ用シャッター装置であって、
    前記遮光幕が前記第2の位置に移動した際の遮光幕退避領域は、当該遮光幕と同じまたはそれよりも大きく、かつ前記受光面の長辺方向において前記光学的開口に対して隣接して設けられている、ことを特徴とするカメラ用シャッター装置。
  2. 前記遮光幕は、定形の板状部材であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用シャッター装置。
  3. 前記遮光幕は、その移動方向が前記受光面の長辺方向と略一致するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用シャッター装置。
  4. 前記遮光幕は、その移動方向が前記受光面に結像されるランドスケイプ画像の略水平方向となるように構成されることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用シャッター装置。
  5. 前記遮光幕は、2つの部材より構成され、該2つの部材は該2つの部材間に所定の開口を形成しながら前記第1の位置と前記第2の位置との間を移動することを特徴とする請求項1に記載のカメラ用シャッター装置。
  6. 前記遮光幕は、その移動方向に周期的に静電分極された部位を有し、前記遮光幕の移動を駆動する駆動力供給手段は、前記静電分極された部位と対向するとともに複数の電極で構成された複数の電極群と、該電極群毎に所定の位相の電圧を印加する電圧印加手段と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ用シャッタ装置。
  7. 前記複数の遮光幕は、共通の前記電極群と対向することを特徴とする請求項6に記載のカメラ用シャッタ装置。
  8. 前記遮光幕は、エレクトレット処理により少なくとも一部に静電分極された部位を有する、ことを特徴とする請求項6に記載のカメラ用シャッター装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のシャッター装置を搭載したことを特徴とするカメラ。

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