JP2005274362A - 時計用裏回り機構 - Google Patents

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JP2005274362A JP2004088263A JP2004088263A JP2005274362A JP 2005274362 A JP2005274362 A JP 2005274362A JP 2004088263 A JP2004088263 A JP 2004088263A JP 2004088263 A JP2004088263 A JP 2004088263A JP 2005274362 A JP2005274362 A JP 2005274362A
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Kazuo Sakamoto
和男 坂本
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Abstract

【課題】 おしどりを直接押さないで巻真を抜き取る方式での安定性のある構造を得ること。
【解決手段】 時計用基台に係合する外部操作部材と、前記外部操作部材の抜け防止を行なう抜け防止部材とを有し、該外部操作部材のリング状溝部に前記抜け防止部材の頭部を係合させることによって前記外部操作部材の抜けを防止すると共に、前記抜け防止部材の尾部を押して前記頭部を浮かせることにより前記抜け防止部材と前記外部操作部材との係合を外し、前記外部操作部材の抜き取り可能とした時計用裏回り機構において、時計用基台1に固定される固定部4aと、抜け防止部材3の尾部3bを押し下げるための押し部4bと、該押し部4bと固定部4aを連結するばね部4cとを有する固定部材4を設け、押し部4bを押し下げることにより抜け防止部材3の尾部3bを押し下げ、抜け防止部材3と外部操作部材2との係合を外し、外部操作部2の抜き取りを可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部操作部材として巻真を使用した時計用裏回り機構の改良に関する。
従来、外部操作部材として巻真を使用した時計用裏回り機構において、巻真のリング状溝におしどりの頭部を係合させ巻真の抜け防止を行っている。前記巻真の取り外し方法は、おしどりの尾部をピンセットなどで直接押し、おしどりの受面に設けられた段差部でおしどりを傾けることによっておしどりの頭部を浮かし、巻真のリング状溝へのおしどりの頭部の係合を外すことによって巻真の抜き取りを可能にすることによって行っている(例えば、特許文献1参照。)。
また、おしどりを直接的に押さない方法として、専用の巻真着脱用部材を設置し、その操作によりおしどりの尾部を押し下げ、前記特許文献1と同様に、おしどりを傾けることによって頭部を巻真のリング状溝から浮かせるようにしたものも有る(例えば、特許文献2参照。)。
実公平6−48462号公報(第2−3頁、第1図、第2図) 特開2003−130965号公報(第2−3頁、図1)
特許文献1の腕時計の裏機構は、従来の巻真を使用した時計用裏回り機構である。なお、特許文献1で使用している番号と名称に関してはそのまま使用して説明し、図面に関しては図示しない。
特許文献1の腕時計の裏機構において、時計用基台である地板10の穴に巻真11が係合し、巻真11のリング状溝部におしどり12の頭部が係合して巻真11の抜け防止をしている。地板10のおしどり受面には段差部が有り、おしどり12の尾部(12b部分)の下面側に隙間が設けてある。
巻真11を地板10から抜き取る場合は、下面側に隙間が有る尾部12bをピンセットなどで押し下げると、段差部の効果によりおしどり12が傾いて行き、おしどり12の頭部が巻真11のリング状溝から外れ、巻真11が自由に動くようになり、その結果、巻真11の抜き取りが可能となる。
特許文献2の巻真取り外し機構は、他の従来例を示す巻真を使用した時計用裏回り機構で、おしどりを直接操作せず、別に設置した専用の巻真着脱用部材を介しておしどりを操作する例であり、おしどりから離れた場所で巻真の抜き取り操作をしなければならないときに必要な機構である。なお、特許文献1と同様に特許文献2で使用している番号と名称に関してはそのまま使用して説明し、図面に関しては図示しない。
巻真3を時計用基台から抜き取る場合は、着脱レバー1の力点1aをピンセットなどで押し下げると、着脱レバー1が回動し、作用点1bがオシドリ2の操作端2bを押すので、特許文献1の例と同様にオシドリ2が傾き、頭部である係合端2aが巻真3のリング状溝部である凹部3aから外れるので、巻真3の抜き取りが可能となる。
このように、従来技術のおしどりを直接押す構造では尾部の上面に部品が配置された場合に操作が難しくなり、一方、専用の巻真着脱用部材を配置して離れた場所から操作するようにした他の従来例ではその固定方法などで苦労することになる。本発明の目的は、おしどりから離れた場所での着脱操作を行う場合の、上述の欠点を解消する、裏回り機構を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、時計用基台に係合する外部操作部材と、前記外部操作部材の抜け防止を行う抜け防止部材とを有し、該外部操作部材のリング状溝部に前記抜け防止部材の頭部を係合させることによって前記外部操作部材の抜け防止をすると共に、前記抜け防止部材の尾部を押して前期頭部を浮かせることにより前記抜け防止部材と前記外部操作部材との係合を外し、前記外部操作部材の抜き取りを可能とした時計用裏回り機構において、前記時計用基台に固定される固定部と、前記抜け防止部材の尾部を押し下げるための押し部と、該押し部と固定部を連結するばね部とを有する固定部材を設け、前記押し部を押し下げることにより前記抜け防止部材の尾部を押し下げ、前記抜け防止部材と前記外部操作部材との係合を外し、前記外部操作部材の抜き取りを可能としたことを特徴とする。
このように、固定部と押し部をばね部で連結した構造の固定部材とすることにより、該固定部材は固定部で時計用基台にしっかりと固定される部品となるとともに、押し部を可動部としておしどりの尾部を押し下げる操作を行うことが可能となる。
また、前記外部操作部材は巻真であり、前記巻真抜け防止部材は巻真の移動に連動して回動するおしどりであり、前記固定部材は前記おしどりを稼働可能に保持するとともに該おしどりの回動の位置決めをする節度ばね部を一体に形成したことを特徴とする。
こうすることにより、おしどりの回動位置決めをするために設置された固定部材に、おしどりの尾部を押し下げる押し部の機能を付与させたことになり、特に部品を増やすことなく機能を追加することができる。
さらに、前記押し部は前記ばね部を略垂直に曲げることにより剛性を持たせたことを特徴とする。
こうした構成とすることで押し部の剛性を高め、おしどりの尾部を押す操作の安定化が図れる。
さらに、前記押し部の作用点を前記おしどりの尾部より前記ばね部側に設けたことを特徴とする。
こうすることで、巻真を抜くときの操作位置を更におしどりからはなれた位置に設定することを可能にする。
以上のように、巻真を抜き取るときに使用するおしどり尾部を押す押し部と固定部とをばね部で連結した構造とすることにより、固定部材を固定部で時計用基台にしっかり取り付けて配置できるので、おしどりの回動の位置決めをする節度ばね部材や、回路を押さえるために配置される回路押さえ板のように、他の機能で配置された固定部品と一体におしどりを押し下げる機能部を付加することが容易となるものである。
図1は本発明の一実施例を示す裏回り機構の要部平面図、図2は図1の要部断面図であり、以下、図面により本発明の実施形態について詳述する。
1は時計用基台で、外部操作部材である巻真2は時計用基台1の穴1aに係合している。時計用基台1に植設された軸1eに係合し回動する抜け防止部材であるおしどり3は、頭部3aが巻真2のリング状溝部2aに係合している。従って、この状態では巻真2はおしどり3と係合しており、巻真2の抜けを防止している。
巻真2の角カット部2bには周知のつづみ車5が係合し、時・分・秒などの指針の修正を行う(図示せず)。また、時計用基台1のおしどり受面1bには段差部1cが有り、おしどり3の尾部3b側の下面側には隙間1dが設けてある。
4は固定部材で、時計用基台1に固定部4aをねじ6で固定され、固定部材4に設けた節度ばね部4eがおしどり3のダボ3cに係合し、おしどり3の回動の位置決めをしている。固定部材4の固定部4aからばね部4cが伸びており、ばね部4cの先端部には略垂直に曲げることにより剛性を持たせた押し部4bを形成し、押し部4bの先端をおしどり3の尾部3bの略上方に配置している。又、押し部4bのばね部4c側には凹部4dが設置され、ドライバーなどでの押しの操作性を良くすると共に、おしどり3の尾部3bの上方からずれた位置である凹部4dを押すことにより、おしどり3の尾部3bを押し部4bの先端で押すことを可能としている。
以上のように、ばね部4cの先端部を略垂直に曲げることにより剛性を持たせているため、弾性と剛性を要求されるばね部4cと押し部4bが連続する固定部材4をプレス等を使って板状部材から簡単に加工することが可能となり、凹部4dも簡単に形成できる。
巻真2を時計用基台1から抜き取る場合に、押し部4bの凹部4dをドライバーなどで押すと、ばね部4cが撓んで押し部4bはおしどりの尾部3bに当接し、更に押すとおしどりの尾部3bが隙間1dを下方に下がって行き、段部1cのてこ作用によりおしどり3は傾いていく。更に押し続けると、その結果、おしどり3の頭部3aは巻真2のリング状溝2aから外れる位置まで浮き上がり、巻真2の抜き取りが可能となる。
この時、押し部4bを押したドライバーを外せば、押し部4bはばね部4cの復元力により元の位置に復帰する。
なお、本発明は節度ばね部材と一体に押し部材を形成する例で示したが、固定される金属板なら何にでも一体化できる構造である事は明らかであり、回路を押さえる板、電池を押さえる板など、何にでも一体化が可能である。
本発明の一実施例を示す裏回り機構の要部平面図である。 図1の要部断面図である。
符号の説明
1 時計用基台
1a 穴
1b おしどり受面
1c 段差部
1d 隙間
2 巻真
2a リング状溝部
3 おしどり
3a 頭部
3b 尾部
3c ダボ
4 固定部材
4a 固定部
4b 押し部
4c ばね部
4d 凹部
4e 節度ばね部材

Claims (4)

  1. 時計用基台に係合する外部操作部材と、
    前記外部操作部材の抜け防止を行なう抜け防止部材とを有し、
    該外部操作部材のリング状溝部に前記抜け防止部材の頭部を係合させることによって前記外部操作部材の抜けを防止すると共に、前記抜け防止部材の尾部を押して前記頭部を浮かせることにより前記抜け防止部材と前記外部操作部材との係合を外し、前記外部操作部材の抜き取り可能とした時計用裏回り機構において、
    前記時計用基台に固定される固定部と、前記抜け防止部材の尾部を押し下げるための押し部と、該押し部と固定部を連結するばね部とを有する固定部材を設け、
    前記押し部を押し下げることにより前記抜け防止部材の尾部を押し下げ、前記抜け防止部材と前記外部操作部材との係合を外し、前記外部操作部の抜き取りを可能としたことを特徴とする時計用裏回り機構。
  2. 前記外部操作部材は巻真であり、
    前記抜け防止部材は巻真の移動に連動して回動するおしどりであり、
    前記固定部材は前記おしどりを可動可能に保持するとともに該おしどりの回動の位置決めをする節度ばね部を一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の時計用裏回り機構。
  3. 前記押し部は前記ばね部を略垂直に曲げることにより剛性を持たせたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の時計用裏回り機構。
  4. 前記押し部の作用点は前記抜け防止部材の尾部より前記ばね部側に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の時計用裏回り機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11815858B2 (en) 2018-12-03 2023-11-14 Casio Computer Co., Ltd. Switch device and timepiece

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