JP2005274040A - 加熱処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 加熱室の温度分布を均一にし、かつ熱分解ガスを速やかに排出することができる加熱処理装置を提供する。
【解決手段】 コンテナ4を介して搬送される物を加熱する加熱処理装置1において、略直方体の空間として画成される加熱室2と、この加熱室2を加熱するヒータ10と、加熱室2にてコンテナ4を搬送するコンベア20と、加熱室2のガスを循環させる第一、第二ファン5,6とを備え、第一、第二ファン5,6を加熱室2を挟んで対向させるとともに、第一、第二ファン5,6を加熱室2の対角位置に配置し、第一、第二ファン5,6の送風によって加熱室2に渦状のガス流動を起こす構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 コンテナ4を介して搬送される物を加熱する加熱処理装置1において、略直方体の空間として画成される加熱室2と、この加熱室2を加熱するヒータ10と、加熱室2にてコンテナ4を搬送するコンベア20と、加熱室2のガスを循環させる第一、第二ファン5,6とを備え、第一、第二ファン5,6を加熱室2を挟んで対向させるとともに、第一、第二ファン5,6を加熱室2の対角位置に配置し、第一、第二ファン5,6の送風によって加熱室2に渦状のガス流動を起こす構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンテナを介して搬送される物を加熱処理する加熱処理装置の改良に関するものである。
従来、この種の加熱処理装置として、例えば特許文献1には、廃棄物を加熱によって熱分解する炉室を備え、各炉室から発生した熱分解ガスを回収するものが開示されている。
特開昭59−217410号公報
しかしながら、このような従来の加熱処理装置にあっては、炉室内のガス流動が十分に得られず、炉室の温度分布が不均一になり、また炉室から熱分解ガスを排出する時に熱分解ガスが炉室内に滞留しやすいという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、加熱室の温度分布を均一にし、かつ熱分解ガスを速やかに排出することができる加熱処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、コンテナを介して搬送される物を加熱する加熱処理装置に適用する。
そして、略直方体の空間として画成される加熱室と、この加熱室を加熱するヒータと、加熱室にてコンテナを搬送するコンベアと、加熱室のガスを循環させる第一、第二ファンとを備え、第一、第二ファンを加熱室を挟んで対向させるとともに、第一、第二ファンを加熱室の対角位置に配置し、第一、第二ファンの送風によって加熱室に渦状のガス流動を起こす構成としたことを特徴とするものとした。
本発明によると、第一、第二ファンの送風によって加熱室のガスを渦状に循環させることにより、加熱室におけるガス流動を強められる。これによりヒータからガスへの放熱が促されるとともに、加熱室の温度分布を均一にすることができる。また、加熱室から熱分解ガスを排出する時に熱分解ガスが加熱室内に滞留しにくく、熱分解ガスを速やかに排出することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1(a),(b)、図2の(a),(b)に示すように、加熱処理装置1は、略直方体の空間として画成される加熱室2と、この加熱室2を断熱材9を介して仕切るケーシング3と、加熱室2を加熱するヒータ10と、加熱室2にてコンテナ4を搬送するコンベア20と、加熱室2のガスを循環させる第一、第二ファン5,6とを備える。
コンテナ4には図示しない複数のパレットが多段に収められ、各パレットに例えば廃材を破砕したチップ等が敷き詰められる。
コンベア20は加熱室2の下方に配置され、ケーシング3内にてコンテナ4を搬送する。コンベア20は、左右に配置される前後スプロケット21,22と、この前後スプロケット21,22に渡って掛け回される左右のチェーン23とを備える。前のスプロケット21にケーシング3の外側に設けられるモータ(図示せず)の駆動力が伝達され、左右のチェーン23が循環する。コンテナ4は左右のチェーン23上に載せられ、図2の(a),(b)に矢印で示す進行方向に搬送される。
ケーシング3は左右側壁31,32と、上下壁33,34、仕切り扉35とを備え、これらによって加熱室2を密閉空間として画成するようになっている。ケーシング3の内側には断熱材9が設けられる。
仕切り扉35は加熱室2の前部を開閉する。ケーシング3の後部には別のケーシング(図示せず)が接続され、加熱室2の後部はそのケーシングの前部に設けられる仕切り扉によって開閉されるようになっている。
ヒータ10は上下左右の各シーズヒータ11,12,13,14を備える。上左右のシーズヒータ11,13,14は加熱室2を取り囲むように上左右に配置される。下のシーズヒータ12はコンベア20の下方に配置される。
第一、第二ファン5,6はケーシング3の左右側壁31,32を貫通する各シャフト51,61にそれぞれ連結され、各シャフト51,61に各モータ52,62の回転が伝達される。
第一、第二ファン5,6は複数の羽根を有し、この羽根の回転によってそれぞれの回転軸方向に送風するようになっている。
ケーシング3の左右側壁31,32には各ハウジング53,63が結合され、各ハウジング53,63に各シャフト51,61が軸受を介して回転可能に支持される。各ハウジング53,63に各モータ52,62が固定され、各モータ52,62の回転が図示しないプーリ及びベルトを介して各シャフト51,61に伝達される。
各ハウジング53,63と各シャフト51,61の間に各断熱材54,64が介装される。第一、第二ファン5,6は各ハウジング53,63を介して各断熱材54,64、各シャフト51,61、各モータ52,62と共にユニット化して設けられ、ケーシング3に対する着脱を容易に行うことができる。
第一、第二ファン5,6は加熱室2を挟んで対向するとともに、加熱室2の対角位置に配置し、第一、第二ファン5,6の送風によって加熱室2のガスを渦状に循環させる構成とする。第一ファン5は加熱室2の後部にてガスを右から左方向に送り、第二ファン6は加熱室2の前部にてガスを左から右方向に送る。
左右の各シーズヒータ13,14は加熱室2の中央部に面するように配置する一方、第一、第二ファン5,6は各シーズヒータ13,14を挟んで対向するように配置する。左右の各シーズヒータ13,14は上下方向に延びるとともに、加熱室2の中央部に面するように配置する。第一ファン5は左のシーズヒータ13より前方に配置し、第二ファン6は右のシーズヒータ14より後方に配置する。
第一、第二ファン5,6はコンベア20より上方に配置する。第一、第二ファン5,6の送風はコンベア20上に送られる構成とする。加熱室2はコンベア20の上方に位置してコンテナ4が介在するコンベア上部空間41と、コンベア20が介在するコンベア介在空間42とを有する。第一、第二ファン5,6はコンベア上部空間41に介在するように設けられる。
加熱室2に窒素ガス注入管及び排出ガス管が配設され、加熱室2の温度、加熱時間、圧力、酸素濃度等が図示しない制御装置によって制御される。
加熱処理装置1は、加熱室2にコンテナ4を搬入し、加熱室2を密閉し、加熱室2に窒素ガスを注入して無酸素状態または低酸素濃度状態とした後、ヒータ10を作動させて加熱室2の温度を所定値まで上昇させる。これにより、コンテナ4の廃材を熱分解し、熱分解により生ずる分解ガスを取り出すように構成されている。
第一、第二ファン5,6を加熱室2を挟んで対向させるとともに、加熱室2の対角位置に配置することにより、第一、第二ファン5,6の送風によって加熱室2のガスを渦状に循環させ、加熱室2におけるガス流動を強められる。これにより、上記加熱処理時に加熱室2の温度分布を均一にし、コンテナ4の全域に渡って熱分解処理が均一に行われる。また、加熱室2から熱分解ガスを排出する際に熱分解ガスを速やかに排出することができる。
第一、第二ファン5,6をコンベア20より上方に配置し、第一、第二ファン5,6の送風をコンベア20上に送る構成としたため、第一、第二ファン5,6の送風による渦状のガス流動が加熱室2のコンベア上部空間41に生起され、コンベア上部空間41に介在するコンテナ4がこのガス流にさらされる。これにより、上記加熱処理時に加熱室2の温度分布を均一にし、コンテナ4の全域に渡って熱分解処理が均一に行われる。また、加熱室2から熱分解ガスを排出する際に熱分解ガスを速やかに排出することができる。
左右の各シーズヒータ13,14を加熱室2の中央部に面するように配置する一方、第一、第二ファン5,6を各シーズヒータ13,14を挟んで対向するように配置したため、第一、第二ファン5,6の背後へと吸い込まれるガス流に各シーズヒータ13,14がさらされ、ヒータ10からガスへの放熱が促され、加熱室2の温度分布を均一にし、かつ熱分解ガスを速やかに排出することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、例えばコンテナを介して搬送される物を加熱する加熱処理装置に利用できる。
1 加熱処理装置
2 加熱室
3 ケーシング
4 コンテナ
5 第一ファン
6 第二ファン
10 ヒータ
20 コンベア
41 コンベア上部空間
2 加熱室
3 ケーシング
4 コンテナ
5 第一ファン
6 第二ファン
10 ヒータ
20 コンベア
41 コンベア上部空間
Claims (3)
- コンテナを介して搬送される物を加熱する加熱処理装置において、
略直方体の空間として画成される加熱室と、
この加熱室を加熱するヒータと、
前記加熱室にて前記コンテナを搬送するコンベアと、
前記加熱室のガスを循環させる第一、第二ファンとを備え、
この第一、第二ファンを加熱室を挟んで対向させるとともに、第一、第二ファンを加熱室の対角位置に配置し、
前記第一、第二ファンの送風によって加熱室に渦状のガス流動を起こす構成としたことを特徴とする加熱処理装置。 - 前記第一、第二ファンを前記コンベアより上方に配置し、
前記第一、第二ファンの送風を前記コンベアの上方に送る構成としたことを特徴とする請求項1に記載の加熱処理装置。 - 前記ヒータを前記加熱室の中央部に面するように配置し、
前記第一、第二ファンを前記ヒータを挟んで対向するように配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の加熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089027A JP2005274040A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 加熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089027A JP2005274040A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 加熱処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005274040A true JP2005274040A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35173910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004089027A Withdrawn JP2005274040A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 加熱処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005274040A (ja) |
-
2004
- 2004-03-25 JP JP2004089027A patent/JP2005274040A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |