JP4477329B2 - 有害物質真空加熱分解除去装置 - Google Patents

有害物質真空加熱分解除去装置 Download PDF

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Description

本発明は例えば汚染土壌、煤塵、焼却灰、工場廃液等の被処理物に含まれる鉛、カドミウム、ダイオキシン等の有害物質を分解除去する際に用いられる有害物質真空加熱分解除去装置に関するものである。
従来、この種の有害物質熱分解除去装置として、炉体内に有害物質を含む被処理物を移送可能な移送路を設け、炉体の一方側部に該被処理物を該移送路に供給するための供給口部を設けると共に炉体の他方側部に被処理物を移送路から排出するための排出口部を設け、炉体の移送路内に窒素を送り込む炉内窒素送込部を設けると共に移送路内の空気及び気体を吸引する炉内吸引部を設け、炉内窒素送込部及び炉内吸引部により移送路内を無酸素減圧雰囲気に作製し、炉体に移送路を移送中の被処理物を加熱する加熱部を設け、無酸素減圧高温度雰囲気下での熱分解により該被処理物に含まれる有害物質を分解除去する構造のものが知られている。しかして、被処理物を外部から炉体内に連続して供給するという条件下において、炉体内を無酸素減圧高温度雰囲気下に密閉保持しなければならないことになる。
特開2003−10825号公報
しかしながらこれら構造の場合、空気を窒素に置換することによって無酸素状態を作製する構造となっているため、装置の複雑化を招いて製作コストの高騰を余儀なくされ、かつ、保守、保全に手間が掛かり、ランニングコストが高くなり、処理効率及び処理コストの高騰が生じ易いことがあるという不都合を有している。
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、加熱炉体内に有害物質を含む被処理物を移送可能な移送路を設け、該加熱炉体の一方側部に該被処理物を該移送路に供給するための供給口部を設けると共に該加熱炉体の他方側部に該被処理物を該移送路から排出するための排出口部を設け、該移送路内の空気を吸引する炉内吸引部を設け、該炉内吸引部により該移送路内を実質的に真空状態に作製し、該移送路で被処理物を移送させる移送機構を設けると共に該加熱炉体内に該移送路を移送中の被処理物に熱線を直接放射して被処理物を加熱する加熱部を設け、該真空高温度雰囲気下での熱分解により該被処理物に含まれる有害物質を分解除去する加熱分解除去部と、該加熱分解除去部に続設され、加熱冷却炉体内に有害物質を含む被処理物を移送可能な移送路を設け、該加熱冷却炉体の一方側部に上記加熱炉体の排出口部から排出される該被処理物を該移送路に供給するための供給口部を設けると共に該加熱冷却炉体の他方側部に該被処理物を該移送路から排出するための排出口部を設け、該移送路内の空気を吸引する炉内吸引部を設け、該炉内吸引部により該移送路内を実質的に真空状態に作製し、該移送路で被処理物を移送させる移送機構を設け、該加熱冷却炉体内の被処理物の移送方向開始側部位に該移送路を移送中の被処理物に熱線を直接放射して被処理物を加熱する加熱部を設け、該真空高温度雰囲気下での熱分解により該被処理物に含まれる有害物質を分解除去したのち冷却する加熱分解除去冷却部とを具備し、上記加熱分解除去冷却部の移送機構として、上記加熱冷却炉体の内周面に上記移送路の移送方向に延びる螺旋溝部を形成すると共に該加熱冷却炉体を該移送方向を軸線として回転させる回転部を設け、上記加熱分解除去部の加熱炉体の排出口部と上記加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体の供給口部との間に開閉弁を設けてなり、かつ、上記加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体の該被処理物の移送方向開始側の外周部位に断熱空間部を形成し、該断熱空間部内の空気を吸引して断熱空間部内を実質的に真空状態に作製し、上記加熱分解除去冷却部の断熱空間部及び加熱冷却炉体の外周部位に冷却液路を設けてなることを特徴とする有害物質真空加熱分解除去装置にある。
又、請求項記載の発明は、上記加熱分解除去部の加熱炉体の供給口部に被処理物を供給するための供給路を接続し、該供給路に交互に開閉可能な一対の開閉弁を直列状に配置し、該一対の開閉弁間に一方の開閉弁から送られてくる被処理物を一時的に停留して他方の開閉弁に回転給送するため停留回転部を設けると共に該停留回転部内の空気を吸引する吸引部を設けてなることを特徴とするものである。
又、請求項記載の発明は、上記加熱分解除去部の移送機構として、上記加熱炉体の内周面に上記移送路の移送方向に延びる螺旋溝部を形成すると共に該加熱炉体を該移送方向を軸線として回転させる回転部を設けてなることを特徴とするものである。
又、請求項記載の発明は、上記加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体の排出口部に上記被処理物を排出するための排出路を接続し、該排出路に交互に開閉可能な一対の開閉弁を直列状に配置し、該一対の開閉弁間に一方の開閉弁から送られてくる被処理物を一時的に停留して他方の開閉弁に回転給送するため停留回転部を設けると共に該停留回転部内の空気を吸引する吸引部を設けてなることを特徴とするものである。
又、請求項記載の発明は、上記加熱分解除去部及び上記加熱分解除去冷却部の加熱部は、上記被処理物の移送方向に延びる遠赤外線ヒータからなることを特徴とするものである。
又、請求項記載の発明は、上記加熱分解除去部の加熱炉体の外周部位に断熱空間部を形成し、該断熱空間部内の空気を吸引して断熱空間部内を実質的に真空状態に作製してなることを特徴とするものであり、又、請求項記載の発明は、上記加熱分解除去部の断熱空間部の外周部位に冷却液路を設けてなることを特徴とするものである。
又、請求項記載の発明は、上記加熱分解除去部及び上記加熱分解除去冷却部の加熱部の遠赤外線ヒータから放射される遠赤外線を上記移送路を移送中の被処理物に放射するための反射部材を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項記載の発明にあっては、上記加熱分解除去部の断熱空間部内に遮熱部材を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項10記載の発明は、上記加熱分解除去冷却部の断熱空間部内に遮熱部材を設けてなることを特徴とするものである。
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、破砕機、粉砕機、ふるい機、選別機械、造粒機等によりペレット状や粉粒状にされた有害物質を含む被処理物を加熱分解除去部の供給口部から加熱炉体内の移送路に供給し、この加熱炉体の移送路内の空気及び気体を炉内吸引部により吸引し、この炉内吸引部により移送路内を実質的に真空状態に作製し、かつ、移送機構により被処理物を移送路で移送すると共に加熱部により移送路を移送中の被処理物に例えば遠赤外線、近赤外線、赤外線、可視光線等の熱線を直接放射して被処理物を加熱し、この真空高温度雰囲気下での熱分解により該被処理物に含まれる有害物を分解除去することができ、このため、装置の簡素化を図ることができて製作コストの低減を図ることができ、被処理物を連続して処理することができ、処理作業性を向上することができ、保守、保全を容易に行うことができると共にランニングコストの低減を図ることができ、かつ、加熱部により移送路を移送中の被処理物に熱線を直接放射して被処理物を加熱するので、加熱効率及び処理コストの低減を図ることができ、上記加熱分解除去部に加熱分解除去冷却部が続設され、この加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体内の移送路内に加熱分解除去部の加熱炉体の排出口部から排出される有害物質を含む被処理物を供給し、この移送路内の空気を炉内吸引部により吸引して移送路内を実質的に真空状態に作製し、この移送路で移送機構により被処理物を移送し、被処理物の移送方向開始側部位に設けた加熱部により加熱冷却炉体内の移送路を移送中の被処理物に例えば遠赤外線、近赤外線、赤外線、可視光線等の熱線を直接放射して被処理物を加熱し、真空高温度雰囲気下での熱分解により被処理物に含まれる有害物質を分解除去し、その後、移送路の被処理物の移送方向終了側部位で冷却して排出することができ、このため、加熱分解除去部における真空高温度雰囲気下での熱分解により被処理物に含まれる有害物質を分解除去し、次いで、加熱分解除去冷却部における真空高温度雰囲気下での熱分解により被処理物に含まれる有害物質を分解除去したのち被処理物を冷却して排出することができ、有害物質の分解除去を良好に行うことができ、被処理物を連続して処理することができ、処理作業性を向上することができ、かつ、加熱部により移送路を移送中の被処理物に熱線を直接放射して被処理物を加熱するので、加熱効率及び処理コストの低減を図ることができると共に冷却により有害物質の再合成を防ぐことができ、それだけ、分解除去効率を高めることができると共に分解除去作業性を高めることができ、上記加熱分解除去冷却部の移送機構として、上記加熱冷却炉体の内周面に上記移送路の移送方向に延びる螺旋溝部を形成すると共に加熱冷却炉体を移送方向を軸線として回転させる回転部を設けてなるから、回転部により加熱炉体を回転させて螺旋溝部の螺旋作用により被処理物を良好に移送することができ、上記加熱分解除去部の加熱炉体の排出口部と上記加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体の供給口部との間に開閉弁を設けてなるから、開閉弁の開動作により加熱分解除去部から分解除去冷却部へと連続して被処理物を移送することができ、開閉弁の閉動作により加熱分解除去部と分解除去冷却部とを分離独立することができ、この分離独立状態の加熱分解除去部により有害物質の分解除去を行ったのち、分離独立状態の加熱分解除去冷却部により有害物質の分解除去を行うことができ、それだけ良好な分解除去作用を行うことができ、上記加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体の被処理物の移送方向開始側の外周部位に断熱空間部を形成し、断熱空間部内の空気を吸引して断熱空間部内を実質的に真空状態に作製してなるから、断熱空間部により加熱冷却炉体の被処理物の移送方向開始側の外周部位からの熱の外方への逃げを防いで被処理物Wの加熱効率を高めることができ、上記加熱分解除去冷却部の断熱空間部及び加熱冷却炉体の外周部位に冷却液路を設けてなるから、冷却液路に冷却液を供給して加熱冷却炉体の被処理物の移送方向開始側の外周面の温度上昇を防ぎ、安全性を高めることができ、かつ、加熱冷却炉体の被処理物の移送方向終了側を移送中の被処理物を良好に冷却することができ、有害物質の再合成を防ぐことができ、それだけ、被処理物Wに含まれる有害物質の分解除去効率を高めることができる。
又、請求項記載の発明にあっては、加熱分解除去部の加熱炉体の供給口部に被処理物を供給するための供給路を接続し、供給路に交互に開閉可能な一対の開閉弁を直列状に配置し、一対の開閉弁間に一方の開閉弁から送られてくる被処理物を一時的に停留して他方の開閉弁に回転給送するため停留回転部を設けると共に停留回転部内の空気を吸引する吸引部を設けてなるから、被処理物は一対の開閉弁の交互の開閉動作及び停留回転部の回転給送の協動により加熱炉体の供給口部に順次連続して供給され、しかも、停留回転部内の空気は吸引部により吸引されて真空状態に作製されることになるから、供給口部側での密閉性を高めることができて加熱炉体の移送路内の密閉性を高めることができると共に移送路内の真空高温度雰囲気を良好に保持することができ、それだけ被処理物に含まれる有害物質の分解除去効率を高めることができると共に分解除去作業性を向上することができる。
又、請求項記載の発明にあっては、上記加熱分解除去部の移送機構として、上記加熱炉体の内周面に上記移送路の移送方向に延びる螺旋溝部を形成すると共に加熱炉体を移送方向を軸線として回転させる回転部を設けてなるから、回転部により加熱炉体を回転させて螺旋溝部の螺旋作用により被処理物を良好に移送することができる。
又、請求項記載の発明にあっては、上記加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体の排出口部に上記被処理物を排出するための排出路を接続し、該排出路に交互に開閉可能な一対の開閉弁を直列状に配置し、該一対の開閉弁間に一方の開閉弁から送られてくる被処理物を一時的に停留して他方の開閉弁に回転給送するため停留回転部を設けると共に該停留回転部内の空気を吸引する吸引部を設けてなるから、被処理物Wは一対の開閉弁の交互の開閉動作及び停留回転部の回転給送の協動により加熱冷却炉体の排出口部から排出され、停留回転部内の空気は吸引部により吸引されて真空状態に作製されることになるから、排出口部側での密閉性を高めることができて加熱炉体の移送路及び加熱冷却炉体の移送路内の密閉性を高めることができ、移送路内の真空高温度雰囲気を良好に保持することができ、それだけ被処理物に含まれる有害物質の分解除去効率を高めることができると共に分解除去作業性を向上することができる。
又、請求項記載の発明にあっては、上記加熱分解除去部及び上記加熱分解除去冷却部の加熱部は、上記被処理物の移送方向に延びる遠赤外線ヒータからなるので、加熱効率を向上することができ、被処理物Wに含まれる有害物質の分解除去効率を高めることができる。
又、請求項記載の発明にあっては、上記加熱分解除去部の加熱炉体の外周部位に断熱空間部を形成し、断熱空間部内の空気を吸引して断熱空間部内を実質的に真空状態に作製してなるから、断熱空間部により加熱炉体の外周部位からの熱の外方への逃げを防いで被処理物Wの加熱効率を高めることができ、又、請求項記載の発明にあっては、上記加熱分解除去部の断熱空間部の外周部位に冷却液路を設けてなるから、冷却液路に冷却液を供給して加熱炉体の外周面の温度上昇を防ぎことができ、安全性を高めることができる。
又、請求項記載の発明にあっては、上記加熱分解除去部及び上記加熱分解除去冷却部の加熱部の遠赤外線ヒータから放射される遠赤外線を上記移送路を移送中の被処理物に放射するための反射部材を設けてなるから、被処理物の加熱効率を高めることができ、又、請求項記載の発明にあっては、上記加熱分解除去部の断熱空間部内に遮熱部材を設けてなるから、断熱空間部の断熱性を高めることができ、又、請求項10記載の発明にあっては、上記加熱分解除去冷却部の断熱空間部内に遮熱部材を設けてなるから、断熱空間部の断熱性を高めることができる。
図1乃至図12は本発明の実施の形態例を示し、この場合、大別して、加熱分解除去部A及び加熱分解除去冷却部Bとからなり、この加熱分解除去部Aにおいて、図1の如く、1は加熱炉体、2は加熱部であって、加熱炉体1は、例えばセラミック材やステンレス材又はステンレス材の内周面にセラミック材を内張してなる円筒状構造に形成され、この加熱炉体1の筒内を有害物質を含む被処理物Wを移送可能な移送路3に形成し、この移送路3に加熱部2が固定的に配置されている。例えば遠赤外線、近赤外線、赤外線、可視光線等の熱線を放射する構造を採用することになる。
この場合、加熱部2は、図6、図7、図8の如く、円板材2a・2a間に芯軸2bを架設すると共に円板材2a・2aの下部外周側に遠赤外線ヒータ2cを複数個架設し、かつ、円板材2a・2aの上部外周側に支持管2dを複数個架設し、この円板材2a・2a間に遠赤外線ヒータ2cの内側に位置して円筒状の反射部材2eを架設し、円板材2a・2aの上部外周側の支持管2dの外側に位置して円弧状の覆いカバー2fを架設し、円板材2a・2aに複数個の通穴2gを形成して構成している。
4は供給口部、5は排出口部、6は移送機構であって、この場合、図1、図2の如く、加熱炉体1の一方側部に被処理物Wを移送路3に供給するための供給口部4を設けると共に加熱炉体1の他方側部に被処理物Wを移送路3から排出するための排出口部5を設け、移送路3の内周面に螺旋溝部3aを形成し、加熱炉体1を機体Mに設けた加熱炉体1の下部外周面を支承するロール8により回転自在に横設し、回転部9の回転用モータ10によりロール8を回転させ、ロール8により加熱炉体1を移送路3の移送方向を軸線として回転可能に設け、供給口部4にモータ4aにより回転するスクリュー4bを内装して構成している。
又、この場合、図2の如く、加熱炉体1の外周部位に管壁11aにより断熱空間部11を形成し、断熱空間部11内に円筒状の遮熱部材12を配置し、この断熱空間部11の外周部位に冷却液Sを循環させる冷却液路13を管壁13aにより形成している。しかして、断熱空間部11により熱の外方への逃げを防いで被処理物Wの加熱効率を高めると共に外部から冷却液路13に冷却液Sを供給し、加熱炉体1の外周面の温度上昇を防ぐように構成している。
14は炉内吸引部であって、この上記供給口部4に吸込管14aを移送路3内に向けて配置し、吸込管14aと真空発生源Qとを吸込路Nにより接続し、真空発生源Qにより移送路3内の空気や気体Gを吸込管14aを介して吸引し、移送路3内を実質的に真空状態に作製し、かつ、炉内吸引部14により断熱空間部11内の空気も吸引して断熱空間部11内を実質的に真空状態に作製するように構成している。
しかして、外部から加熱炉体1内に固定的に配置された加熱部2としての遠赤外線ヒータ2cに電力を供給し、移送路3内を移送する被処理物Wを熱線、この場合遠赤外線の直接放射により温度500℃〜750℃に加熱し、回転部9により加熱炉体1を回転させ、移送路3内の被処理物Wを螺旋溝部3aの螺旋作用により移送し、かつ、炉内吸引部14により移送路3内を101〜10-1Pa程度の実質的に真空状態に作製し、真空高温度雰囲気下での熱分解により被処理物Wに含まれる鉛、カドミウム、ダイオキシン等の有害物質を分解除去するように構成している。
15は供給路であって、一方端部に被処理物Wの投入口部15aが設けられ、他方端部に上記供給口部4が接続され、この供給路15に交互に開閉可能な一対の開閉弁16・17を上下に直列状に配置し、この上側の開閉弁16と投入口部15aとの間に計量部18を介装し、この一対の開閉弁16・17間に停留回転部19を介装し、停留回転部19内に球殻状体20aの頂部に口部20bを開口した回転給送体20を軸20cにより回転自在に設け、一方の開閉弁16から自重落下により送られてくる被処理物Wを上向き状態の口部20bから球殻状体20a内に一時的に停留し、回転給送体20を回転させて下向き状態の口部20bから他方の開閉弁17に自重落下により送るように設け、かつ、停留回転部19内の空気を吸引する吸引部7の吸込管7aを停留回転部19に接続し、停留回転部19内を実質的に真空状態に作製するように構成している。
しかして、図4、図9の如く、図外の搬送機構により投入口部15aから投入された被処理物Wは計量部18により定重量に計量され、一定重量の被処理物Wは開閉弁16の開動作により停留回転部19内の球殻状体20a内に上向きの口部20bから自重落下し、次いで、図10の如く、停留回転部19内の回転給送体20は回転し、この回転給送体20の回転中に吸引部7の吸込管7aを介して球殻状体20a内の空気を吸引し、球殻状体20a内を真空状態に作製し、この回転給送体20の回転中において一対の開閉弁16・17はいずれも閉状態にあり、そして、図11の如く、回転給送体20の更なる回転により回転給送体20の口部20bは下向きとなって回転給送体20内の被処理物Wは開閉弁17へと自重落下し、開閉弁17は開状態となっているので開閉弁17を介して加熱炉体1の供給口部4に落下供給されることになり、そして、図12の如く、回転給送体20は更に回転し、この回転中において、一対の開閉弁16・17は閉状態にあり、回転給送体20の口部20bは上向きとなり、そして、再び、図9〜図12の動作が繰り返され、被処理物Wは加熱炉体1の供給口部4に順次連続して定量ずつ供給されることになる。
又、上記加熱分解除去冷却部Bにおいて、図の如く、21は加熱冷却炉体、22は加熱部であって、加熱冷却炉体21は上記加熱炉体1と同様な構造に形成され、この加熱冷却炉体21の筒内を有害物質を含む被処理物Wを移送可能な移送路23に形成し、この移送路23の被処理物Wの移送方向開始側部位に加熱部22が固定的に配置されている。
この場合、加熱部22は、図6、図7、図8の括弧内の符合の如く、円板材22a・22a間に芯軸22bを架設すると共に円板材22a・22aの下部外周側に遠赤外線ヒータ22cを複数個架設し、かつ、円板材22a・22aの上部外周側に支持管22dを複数個架設し、この円板材22a・22a間に遠赤外線ヒータ22cの内側に位置して円筒状の反射部材22eを架設し、円板材22a・22aの上部外周側の支持管22dの外側に位置して円弧状の覆いカバー22fを架設し、円板材22a・22aに複数個の通穴22gを形成して構成している。
24は供給口部、25は排出口部、26は移送機構であって、この場合、加熱冷却炉体21の一方側部に上記加熱炉体1の排出口部5から排出される被処理物Wを移送路23に供給するための供給口部24を設けると共に加熱冷却炉体21の他方側部に被処理物Wを移送路23から排出するための排出口部24を設け、移送路23の内周面に螺旋溝部23aを形成し、加熱炉体1を機体Mに設けた加熱炉体1の下部外周面を支承するロール28により回転自在に横設し、回転部29の回転用モータ30によりロール28を回転させ、ロール28により加熱冷却炉体21を移送路23の移送方向を軸線として回転させるように設けて構成している。
又、この場合、図3の如く、加熱冷却炉体21の被処理物Wの移送方向開始側の外周部位に管壁31aにより断熱空間部31を形成し、断熱空間部31内に円筒状の遮熱部材32を配置し、この断熱空間部31の外周部位及び加熱冷却炉体21の外周部位に冷却液Sを循環させる冷却液路33を管壁33aにより形成している。しかして、断熱空間部31により加熱冷却炉体21の被処理物Wの移送方向開始側の外周部位からの熱の外方への逃げを防いで被処理物Wの加熱効率を高めると共に外部から冷却液路33に冷却液Sを供給して加熱冷却炉体21の被処理物の移送方向開始側の外周面の温度上昇を防ぎ、かつ、加熱冷却炉体21の被処理物の移送方向終了側を移送中の被処理物Wを良好に冷却するように構成している。
34は炉内吸引部であって、上記供給口部24に吸込管34aを移送路23内に向けて配置し、吸込管34aと前記真空発生源Qとを吸込路Kにより接続し、真空発生源Qにより移送路23内の空気や気体Gを吸込管34aを介して吸引し、移送路23内を実質的に真空状態に作製し、かつ、炉内吸引部34により断熱空間部31内の空気も吸引して断熱空間部31内を実質的に真空状態に作製するように構成している。
しかして、外部から加熱炉体1内に固定的に配置された加熱部22としての遠赤外線ヒータ2cに電力を供給し、移送路23内の被処理物Wの移送開始側を移送中の被処理物Wを熱線、この場合遠赤外線の直接放射により温度500℃〜750℃に加熱し、回転部29により加熱冷却炉体21を回転させ、移送路23内の被処理物Wを螺旋溝部23aの螺旋作用により移送し、かつ、上記炉内吸引部34により移送路23内を101〜10-1Pa程度の実質的に真空状態に作製し、真空高温度雰囲気下での熱分解により被処理物Wに含まれる鉛、カドミウム、ダイオキシン等の有害物質を分解除去し、次いで、加熱冷却炉体21の被処理物の移送方向終了側を移送中の被処理物Wを冷却し、排出口部25から排出するように構成している。
35は接続路であって、上記排出口部5と上記供給口部24との間に設けられ、排出口部5から排出される被処理物Wを移送路23内に供給するように構成している。
又、この場合、上記排出口部25に排出路38を接続し、この排出路38に交互に開閉可能な一対の開閉弁36・37を上下に直列状に配置し、この上側の開閉弁36と排出口部25との間に停留部38aを介装し、この一対の開閉弁36・37間に停留回転部39を介装し、停留回転部39内に球殻状体40aの頂部に口部40bを開口した回転給送体40を軸40cにより回転自在に設け、一方の開閉弁36から自重落下により送られてくる被処理物Wを上向き状態の口部40bから球殻状体40a内に一時的に停留し、回転給送体40を回転させて下向き状態の口部40bから他方の開閉弁37に自重落下により送るように設け、かつ、停留回転部39内の空気を吸引する吸引部27の吸込管27aを停留回転部39に接続し、停留回転部39内を実質的に真空状態に作製するように構成している。
しかして、図4、図9の括弧内の符合の如く、加熱炉体1の排出口部5から排出された被処理物Wは開閉弁36の開動作により停留回転部39内の球殻状体40a内に上向きの口部40bから自重落下し、次いで、図10の如く、停留回転部39内の回転給送体40は回転し、この回転給送体40の回転中に吸引部27の吸込管27aを介して球殻状体40a内の空気を吸引し、球殻状体40a内を真空状態に作製し、この回転給送体40の回転中において一対の開閉弁36・37はいずれも閉状態にあり、そして、図11の如く、回転給送体40の更なる回転により回転給送体40の口部40bは下向きとなって回転給送体40内の被処理物Wは開閉弁37へと自重落下し、開閉弁37は開状態となっているので開閉弁37を介して排出口部25から落下供給されることになり、そして、図12の如く、回転給送体40は更に回転し、この回転中において、一対の開閉弁36・37は閉状態にあり、回転給送体40の口部40bは上向きとなり、そして、再び、図9〜図12の動作が繰り返され、被処理物Wは加熱冷却炉体21の排出口部25から排出されることになる。
41は気体冷却部であって、上記真空発生源Qと炉内吸引部14・34との間の吸込路N及び吸込路Kの途中に設けられ、この場合、加熱炉体1及び加熱冷却炉体21並びに断熱空間部11・31内の空気や気体Gを冷却するように構成されている。
42は開閉弁であって、上記加熱分解除去部Aの加熱炉体1の排出口部5と上記加熱分解除去冷却部Bの加熱冷却炉体21の供給口部24との間の接続路35に設けられている。
この実施の形態例は上記構成であるから、図1の如く、破砕機、粉砕機、ふるい機、選別機械、造粒機等によりペレット状や粉粒状にされた有害物質を含む被処理物Wを加熱分解除去部Aの供給口部4から加熱炉体1内の移送路3に供給し、この加熱炉体1の移送路3内の空気及び気体Gを炉内吸引部14により吸引し、この炉内吸引部14により移送路3内を実質的に真空状態に作製し、かつ、移送機構6により被処理物Wを移送路3で移送すると共に加熱部2により移送路3を移送中の被処理物Wに熱線を直接放射して被処理物Wを加熱し、この真空高温度雰囲気下での熱分解により該被処理物Wに含まれる有害物を分解除去することができ、このため、装置の簡素化を図ることができて製作コストの低減を図ることができると共に被処理物Wを連続して処理することができ、処理作業性を向上することができ、保守、保全を容易に行うことができると共にランニングコストの低減を図ることができ、かつ、加熱部2により移送路3を移送中の被処理物Wに熱線を直接放射して被処理物Wを加熱するので、加熱効率及び処理コストの低減を図ることができる。
又、この場合、図1、図2、図3の如く、上記加熱分解除去部Aに加熱分解除去冷却部Bが続設され、この加熱分解除去冷却部Bの加熱冷却炉体21内の移送路23内に加熱分解除去部Aの加熱炉体1の排出口部5から排出される有害物質を含む被処理物Wを供給し、この移送路23内の空気を炉内吸引部14により吸引して移送路23内を実質的に真空状態に作製し、この移送路23で移送機構26により被処理物Wを移送し、被処理物Wの移送方向開始側部位に設けた加熱部22により加熱冷却炉体21内の移送路23を移送中の被処理物Wに熱線を直接放射して被処理物を加熱し、真空高温度雰囲気下での熱分解により該被処理物に含まれる有害物質を分解除去し、その後、移送路23の被処理物Wの移送方向終了側部位で冷却して排出することができ、このため、加熱分解除去部Aにおける真空高温度雰囲気下での熱分解により該被処理物Wに含まれる有害物質を分解除去し、次いで、加熱分解除去冷却部Bにおける真空高温度雰囲気下での熱分解により被処理物に含まれる有害物質を分解除去したのち被処理物Wを冷却して排出することができ、有害物質の分解除去を良好に行うことができ、かつ、加熱部22により移送路23を移送中の被処理物Wに熱線を直接放射して被処理物Wを加熱するので、加熱効率及び処理コストの低減を図ることができると共に冷却により有害物質の再合成を防ぐことができ、それだけ、分解除去効率を高めることができると共に被処理物Wを連続して処理することができ、処理作業性を向上することができ、かつ、加熱部22により移送路3を移送中の被処理物Wに熱線を直接放射して被処理物Wを加熱するので、加熱効率及び処理コストの低減を図ることができる。分解除去作業性を高めることができる。
この場合、図2の如く、加熱分解除去部Aの加熱炉体1の供給口部4に被処理物Wを供給するための供給路15を接続し、供給路15に交互に開閉可能な一対の開閉弁16・17を直列状に配置し、一対の開閉弁16・17間に一方の開閉弁17から送られてくる被処理物Wを一時的に停留して他方の開閉弁17に回転給送するため停留回転部19を設けると共に停留回転部19内の空気を吸引する吸引部7を設けてなるから、被処理物Wは一対の開閉弁16・17の交互の開閉動作及び停留回転部19の回転給送の協動により加熱炉体1の供給口部4に順次連続して供給され、しかも、停留回転部19内の空気は吸引部7により吸引されて真空状態に作製されることになるから、供給口部4側での密閉性を高めることができて加熱炉体1の移送路3内の密閉性を高めることができると共に移送路3内の真空高温度雰囲気を良好に保持することができ、それだけ被処理物Wに含まれる有害物質の分解除去効率を高めることができると共に分解除去作業性を向上することができ、又、この場合、図2の如く、上記加熱分解除去部Aの移送機構6として、上記加熱炉体1の内周面に上記移送路3の移送方向に延びる螺旋溝部3aを形成すると共に加熱炉体1を移送方向を軸線として回転させる回転部9を設けてなるから、回転部9により加熱炉体1を回転させて螺旋溝部3aの螺旋作用により被処理物Wを良好に移送することができ、又、この場合、図3の如く、上記加熱分解除去冷却部Bの移送機構26として、上記加熱冷却炉体21の内周面に上記移送路13の移送方向に延びる螺旋溝部23aを形成すると共に加熱冷却炉体21を移送方向を軸線として回転させる回転部29を設けてなるから、回転部29により加熱炉体1を回転させて螺旋溝部23aの螺旋作用により被処理物Wを良好に移送することができる。
又、この場合、図3の如く、上記加熱分解除去冷却部Bの加熱冷却炉体21の排出口部25に上記被処理物Wを排出するための排出路38を接続し、排出路38に交互に開閉可能な一対の開閉弁36・37を直列状に配置し、一対の開閉弁36・37間に一方の開閉弁36から送られてくる被処理物Wを一時的に停留して他方の開閉弁37に回転給送するため停留回転部39を設けると共に停留回転部39内の空気を吸引する吸引部27を設けてなるから、被処理物Wは一対の開閉弁36・37の交互の開閉動作及び停留回転部39の回転給送の協動により加熱冷却炉体21の排出口部25から排出され、停留回転部39内の空気は吸引部27により吸引されて真空状態に作製されることになるから、排出口部25側での密閉性を高めることができて加熱炉体1の移送路3及び加熱冷却炉体21の移送路23内の密閉性を高めることができ、移送路3・23内の真空高温度雰囲気を良好に保持することができ、それだけ被処理物Wに含まれる有害物質の分解除去効率を高めることができると共に分解除去作業性を向上することができる。
又、この場合、図1の如く、上記加熱分解除去部Aの加熱炉体1の排出口部5と上記加熱分解除去冷却部Bの加熱冷却炉体21の供給口部24との間に開閉弁42を設けてなるから、開閉弁42の開動作により加熱分解除去部Aから分解除去冷却部Bへと連続して被処理物Wを移送することができ、開閉弁42の閉動作により加熱分解除去部Aと分解除去冷却部Bとを分離独立することができ、この分離独立状態の加熱分解除去部Aにより有害物質の分解除去を行ったのち、分離独立状態の加熱分解除去冷却部Bにより有害物質の分解除去を行うことができ、それだけ良好な分解除去作用を行うことができる。
又、この場合、図6、図7の如く、上記加熱分解除去部A及び上記加熱分解除去冷却部Bの加熱部2・22は、上記被処理物Wの移送方向に延びる遠赤外線ヒータ2c・22cからなるので、加熱効率を向上することができ、被処理物Wに含まれる有害物質の分解除去効率を高めることができ、又、この場合、図2の如く、上記加熱分解除去部Aの加熱炉体1の外周部位に断熱空間部11を形成し、断熱空間部11内の空気を吸引して断熱空間部11内を実質的に真空状態に作製してなるから、断熱空間部11により加熱炉体1の外周部位からの熱の外方への逃げを防いで被処理物Wの加熱効率を高めることができ、又、この場合、図3の如く、上記加熱分解除去冷却部Bの加熱冷却炉体21の被処理物Wの移送方向開始側の外周部位に断熱空間部31を形成し、断熱空間部31内の空気を吸引して断熱空間部31内を実質的に真空状態に作製してなるから、断熱空間部31により加熱冷却炉体21の被処理物の移送方向開始側の外周部位からの熱の外方への逃げを防いで被処理物Wの加熱効率を高めることができ、又、この場合、図2の如く、上記加熱分解除去部Aの断熱空間部31の外周部位に冷却液路13を設けてなるから、外部から冷却液路13に冷却液Sを供給して加熱炉体1の外周面の温度上昇を防ぎことができ、安全性を高めることができ、又、この場合、図3の如く、上記加熱分解除去冷却部Bの断熱空間部31及び加熱冷却炉体21の外周部位に冷却液路33を設けてなるから、外部から冷却液路33に冷却液Sを供給して加熱冷却炉体21の被処理物の移送方向開始側の外周面の温度上昇を防ぎ、安全性を高めることができ、かつ、加熱冷却炉体21の被処理物の移送方向終了側を移送中の被処理物Wを良好に冷却することができ、有害物質の再合成を防ぐことができ、それだけ、被処理物Wに含まれる有害物質の分解除去効率を高めることができる。
又、この場合、図6、図7の如く、上記加熱分解除去部A及び上記加熱分解除去冷却部Bの加熱部2・22の遠赤外線ヒータ2c・22cから放射される遠赤外線を上記移送路3・23を移送中の被処理物Wに放射するための反射部材2e・22eを設けてなるから、被処理物の加熱効率を高めることができ、又、この場合、図2の如く、上記加熱分解除去部Aの断熱空間部11内に遮熱部材12を設けてなるから、断熱空間部11の断熱性を高めることができ、又、この場合、図3の如く、上記加熱分解除去冷却部Bの断熱空間部31内に遮熱部材32を設けてなるから、断熱空間部11の断熱性を高めることができる。
又、この場合、図1の如く、上記加熱炉体1及び加熱冷却炉体21内の気体Gを冷却処理する気体冷却部41を設けているから、移送路3・23内での熱分解によって被処理物Wから発生した気体Gによる有害物質の再合成を防ぐことができる。
尚、本発明は上記の形態例に限られるものではなく、加熱炉体1、加熱部2、移送路3、移送機構6、加熱冷却炉体21、加熱部22、移送路23、移送機構26、その他の構造は適宜変更して設計されるものである。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
本発明の実施の形態例の側断面図である。 本発明の実施の形態例の加熱分解除去部の側断面図である。 本発明の実施の形態例の加熱分解除去冷却部の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の縦断面図である。 本発明の実施の形態例の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の部分横断面図である。 本発明の実施の形態例の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の部分側断面図である。 本発明の実施の形態例の部分側断面図である。
W 被処理物
A 加熱分解除去部
B 加熱分解除去冷却部
S 冷却液
G 気体
1 加熱炉体
2 加熱部
2c 遠赤外線ヒータ
2e 反射部材
3 移送路
3a 螺旋溝部
4 供給口部
5 排出口部
6 移送機構
7 吸引部
11 断熱空間部
12 遮熱部材
13 冷却液路
14 炉内吸引部
16 開閉弁
17 開閉弁
19 停留回転部
20 回転給送体
21 加熱冷却炉体
22 加熱部
22c 遠赤外線ヒータ
22e 反射部材
23 移送路
23a 螺旋溝部
24 供給口部
25 排出口部
26 移送機構
27 吸引部
31 断熱空間部
32 遮熱部材
33 冷却液路
34 炉内吸引部
36 開閉弁
37 開閉弁
39 停留回転部
40 回転給送体
42 開閉弁

Claims (10)

  1. 加熱炉体内に有害物質を含む被処理物を移送可能な移送路を設け、該加熱炉体の一方側部に該被処理物を該移送路に供給するための供給口部を設けると共に該加熱炉体の他方側部に該被処理物を該移送路から排出するための排出口部を設け、該移送路内の空気を吸引する炉内吸引部を設け、該炉内吸引部により該移送路内を実質的に真空状態に作製し、該移送路で被処理物を移送させる移送機構を設けると共に該加熱炉体内に該移送路を移送中の被処理物に熱線を直接放射して被処理物を加熱する加熱部を設け、該真空高温度雰囲気下での熱分解により該被処理物に含まれる有害物質を分解除去する加熱分解除去部と、該加熱分解除去部に続設され、加熱冷却炉体内に有害物質を含む被処理物を移送可能な移送路を設け、該加熱冷却炉体の一方側部に上記加熱炉体の排出口部から排出される該被処理物を該移送路に供給するための供給口部を設けると共に該加熱冷却炉体の他方側部に該被処理物を該移送路から排出するための排出口部を設け、該移送路内の空気を吸引する炉内吸引部を設け、該炉内吸引部により該移送路内を実質的に真空状態に作製し、該移送路で被処理物を移送させる移送機構を設け、該加熱冷却炉体内の被処理物の移送方向開始側部位に該移送路を移送中の被処理物に熱線を直接放射して被処理物を加熱する加熱部を設け、該真空高温度雰囲気下での熱分解により該被処理物に含まれる有害物質を分解除去したのち冷却する加熱分解除去冷却部とを具備し、上記加熱分解除去冷却部の移送機構として、上記加熱冷却炉体の内周面に上記移送路の移送方向に延びる螺旋溝部を形成すると共に該加熱冷却炉体を該移送方向を軸線として回転させる回転部を設け、上記加熱分解除去部の加熱炉体の排出口部と上記加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体の供給口部との間に開閉弁を設けてなり、かつ、上記加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体の該被処理物の移送方向開始側の外周部位に断熱空間部を形成し、該断熱空間部内の空気を吸引して断熱空間部内を実質的に真空状態に作製し、上記加熱分解除去冷却部の断熱空間部及び加熱冷却炉体の外周部位に冷却液路を設けてなることを特徴とする有害物質真空加熱分解除去装置。
  2. 上記加熱分解除去部の加熱炉体の供給口部に被処理物を供給するための供給路を接続し、該供給路に交互に開閉可能な一対の開閉弁を直列状に配置し、該一対の開閉弁間に一方の開閉弁から送られてくる被処理物を一時的に停留して他方の開閉弁に回転給送するため停留回転部を設けると共に該停留回転部内の空気を吸引する吸引部を設けてなることを特徴とする請求項記載の有害物質真空加熱分解除去装置。
  3. 上記加熱分解除去部の移送機構として、上記加熱炉体の内周面に上記移送路の移送方向に延びる螺旋溝部を形成すると共に該加熱炉体を該移送方向を軸線として回転させる回転部を設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の有害物質真空加熱分解除去装置。
  4. 上記加熱分解除去冷却部の加熱冷却炉体の排出口部に上記被処理物を排出するための排出路を接続し、該排出路に交互に開閉可能な一対の開閉弁を直列状に配置し、該一対の開閉弁間に一方の開閉弁から送られてくる被処理物を一時的に停留して他方の開閉弁に回転給送するため停留回転部を設けると共に該停留回転部内の空気を吸引する吸引部を設けてなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の有害物質真空加熱分解除去装置。
  5. 上記加熱分解除去部及び上記加熱分解除去冷却部の加熱部は、上記被処理物の移送方向に延びる遠赤外線ヒータからなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の有害物質真空加熱分解除去装置。
  6. 上記加熱分解除去部の加熱炉体の外周部位に断熱空間部を形成し、該断熱空間部内の空気を吸引して断熱空間部内を実質的に真空状態に作製してなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の有害物質真空加熱分解除去装置。
  7. 上記加熱分解除去部の断熱空間部の外周部位に冷却液路を設けてなることを特徴とする請求項記載の有害物質真空加熱分解除去装置。
  8. 上記加熱分解除去部及び上記加熱分解除去冷却部の加熱部の遠赤外線ヒータから放射される遠赤外線を上記移送路を移送中の被処理物に放射するための反射部材を設けてなることを特徴とする請求項記載の有害物質真空加熱分解除去装置。
  9. 上記加熱分解除去部の断熱空間部内に遮熱部材を設けてなることを特徴とする請求項記載の有害物質真空加熱分解除去装置。
  10. 上記加熱分解除去冷却部の断熱空間部内に遮熱部材を設けてなることを特徴とする請求項記載の有害物質真空加熱分解除去装置。
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