JP2005273972A - 防虫用フィルター装置 - Google Patents

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JP2005273972A
JP2005273972A JP2004085913A JP2004085913A JP2005273972A JP 2005273972 A JP2005273972 A JP 2005273972A JP 2004085913 A JP2004085913 A JP 2004085913A JP 2004085913 A JP2004085913 A JP 2004085913A JP 2005273972 A JP2005273972 A JP 2005273972A
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Miyoshi Kato
美好 加藤
Kazuaki Ishijima
和明 石島
Yoshio Tamai
好夫 玉井
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Taisei Corp
Kondo Kogyo Co Ltd
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Taisei Corp
Kondo Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】 従来の防虫用フィルター装置において、防虫網の場合には、室外側からしか清掃ができない場合が殆どであり、高所作業車等を用いるため清掃を行うのにコストがかかるという問題がある。またプレフィルターを防虫フィルターとして用いるものでは、清掃性は良いが、フィルタ濾材との気密性が十分でないことが多く、この場合には小型の昆虫等が入り込んでしまうことが多い。
【解決手段】 そこで本発明では、フィルタ濾材6を挟持したフィルタ枠5をフィルタケーシング1の開口部2aの周囲に圧接して支持するフィルター装置において、フィルタ枠は四辺形状の枠7を構成する夫々の辺に、トルクヒンジ8により棒体9を接続して隣接させ、上記枠と開口部の周囲の夫々に、対応するガスケット10,11を設けると共に、フィルタケーシングには上記棒体を枠方向に圧接するカム12を設けた防虫用フィルター装置を提案する。

【選択図】 図11

Description

本発明は、清浄空間を必要とする施設における空調換気用外気取入れ部等に設置する防虫用フィルター装置に関するものである。
例えば医薬品工場や食品工場、半導体工場等の、清浄空間を必要とする施設には、防虫対策として、空調換気用外気取入れ部にフィルター等を設け、これにより虫等を補集して清浄空間に侵入することを防止している。一般的に、防虫対策としては、給気口の外気側に設置する防虫網か、あるいは給気口に構成したフィルタケーシングにフィルタ濾材を支持した構成のプレフィルターを防虫フィルターとして使用している事例が多い。
尚、従来例として、特許文献1には、事務所ビル、集合住宅、戸建住宅、倉庫等の室内と室外との通気のために、これらの壁等に取り付けて通気の程度を制御する電動式給気ダンパにおいて、フレームにエアーフィルタ又は防虫若しくは防鳥ネットを配置して支持したものが記載されている。
特開2000−266396号公報
ここで、防虫網の場合には、室外側からしか清掃ができない場合が殆どであり、高所設置した防虫網では、清掃に際して、高所作業車や作業ステージを用意する必要があり、清掃を行うのにコストがかかるという問題があった。
また、一般的に、プレフィルターを防虫フィルターとして用いるものでは、清掃性は良いが、フィルタ濾材の交換に際して、それを引き出しやすくするために、フィルタ濾材と、それに当接する枠体との間の気密性が十分でないことが多く、この場合には小型の昆虫等が入り込んでしまうことが多い。
本発明はこのような課題を解決することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、本発明では、フィルタ濾材を挟持したフィルタ枠をフィルタケーシングの開口部の周囲に圧接して支持するフィルター装置において、フィルタ枠は四辺形状の枠を構成する夫々の辺に、トルクヒンジにより棒体を接続して隣接させ、上記枠と開口部の周囲の夫々に、対応するガスケットを設けると共に、フィルタケーシングには上記棒体を枠方向に圧接するカムを設けた防虫用フィルター装置を提案する。
また本発明では、上記の構成において、フィルタケーシングの側部に扉付き開口部を設けてフィルタ枠を出入自在に構成すると共に、下部には虫受け皿を設置して、この虫受け皿も出入自在に構成することを提案する。
本発明では、フィルタ濾材を挟持したフィルタ枠は、開口部との間にガスケットを介装すると共に、カムにより圧接する構成としているので、高い気密性を得ることができ、小型の昆虫等が入り込んでしまうことを防ぐことができる。
またフィルタ枠は四辺形状の枠を構成する夫々の辺に、トルクヒンジにより棒体を接続して隣接させた構成であるので、フィルタ濾材の交換が容易である。
フィルタケーシングの側部に扉付き開口部を設けてフィルタ枠を出入自在に構成しているので、フィルタケーシングの設置スペースを小さくすると共に、フィルタ濾材の交換が容易に行え、またこの扉付き開口部は、フィルタケーシングの下部に設置する虫受け皿の出入りに利用することができ、虫受け皿に落下した虫の死骸の清掃を簡便に行うことができる。
次に本発明の防虫用フィルター装置の実施例を図1〜図11を参照して説明する。
符号1はフィルタケーシングであり、このフィルタケーシング1は、内部清掃、ガラリへの取り付け等を考慮して外フランジ形状に構成されており、上流側と下流側には通気用の開口部2が形成されている。またフィルタケーシング1の側部には扉3付きの開口部4a,4bが設けられている。また符号5はフィルタ濾材6を挟持したフィルタ枠であり、このフィルタ枠5をフィルタケーシング1の開口部、この場合、上流側の開口部2aの周囲に圧接して支持する。
フィルタ枠5は図4〜図11に詳細に図示しているように、四辺形状の枠7を構成する夫々の辺に、トルクヒンジ8により棒体9を接続して隣接させた構成としている。即ち、トルクヒンジ8は、枠7と棒体9が図4〜図6のように隣接している状態となる方向にトルクを加えていて、図7の状態に移行するには、トルクに抗する力を必要とするものである。従って、フィルタ枠5は、トルクヒンジ8のトルクに抗して棒体9を開いてフィルタ濾材6を入れた後に、そのトルクにより自動的にフィルタ枠5と棒体9間にフィルタ濾材6を挟んで支持することができる。尚、図4〜図9においては、便宜上、フィルタ濾材6を省略して描いている。そしてこのフィルタ枠5には、枠7側にガスケット10を設けている。
一方、フィルタケーシング1には、開口部2aの周囲に、上記フィルタ枠5の枠7に設けたガスケット10に対応してガスケット11を設けており、更にフィルタケーシング1には、上記棒体9側に、上記棒体9を枠7方向に圧接するカム12を設けている。このカム12は駆動軸13を偏心させた構成としている。
以上の構成において、本発明では、図10に示すように、枠7と棒体9との間にフィルタ濾材6を挟持したフィルタ枠5を、フィルタケーシング1の開口部2aとの所定位置にもたらし、この状態で適宜の操作機構により駆動軸13でカム12を動作させる。フィルタ枠5を、開口部4a又は4bを経て開口部2aとの所定位置にもたらすために、フィルタケーシング1に横方向のレール(図示省略)を設けることができる。
以上の動作により、図11に示すように、カム12により棒体9が押されて、フィルタ枠5が図中右方向に移動し、フィルタ枠5のガスケット10がフィルタケーシング1のガスケット11に圧接して、高い気密性が得られ、この状態で固定状態とすることにより、フィルタ濾材6を挟持したフィルタ枠5の装着が完了する。このような状態において固定状態とし、振動等により緩みが生じないようにするために、カム12の駆動軸13には、回り止めストッパー14を設けている。この回り止めストッパー14はカム12の駆動軸13の操作機構を兼用するように構成することもできる。
以上説明したとおり、本発明では、フィルタ濾材6を挟持したフィルタ枠5は、開口部2aとの間にガスケット10,11を介装すると共に、カム12により圧接する構成としているので、高い気密性を得ることができ、小型の昆虫等が開口部2aから、その下流側に入り込んでしまうことを防ぐことができる。
またフィルタ濾材6を支持するフィルタ枠5は四辺形状の枠7を構成する夫々の辺に、トルクヒンジ8により棒体9を接続して隣接させた構成であるので、フィルタ濾材6の交換が容易であり、更に、フィルタケーシング1の側部に扉付き開口部4a,4bを設けてフィルタ枠5を出入自在に構成しているので、フィルタケーシング1の設置スペースを小さくすることができると共に、フィルタ濾材6の交換が容易に行える。
またこの扉3付き開口部4a,4bは、フィルタケーシング1の下部に設置する虫受け皿15の出入りに利用することができ、虫受け皿15に落下した虫の死骸の清掃を簡便に行うことができる。
尚、図中符号16は差圧計である。
本発明の防虫用フィルター装置は、以上のとおり、防虫網を用いないので、高所作業車や作業ステージを用意せずに容易に清掃を行うことができ、コストが高くならないという利点と共に、フィルタ濾材の装着において気密性を高くすることができるので、小型の昆虫等の侵入も防止できると共に、メンテナンスも容易である。
本発明の防虫用フィルター装置の実施例の一部を切り欠いた平面図である。 本発明の防虫用フィルター装置の実施例の平面図である。 本発明の防虫用フィルター装置の実施例の一部を切り欠いた側面図である。 本発明の防虫用フィルター装置の実施例の一部を切り欠いた斜視図である。 本発明の防虫用フィルター装置に用いるフィルタ枠の斜視図である。 本発明の防虫用フィルター装置に用いるフィルタ枠の他方向から見た斜視図である。 本発明の防虫用フィルター装置に用いるフィルタ枠のある局面の斜視図である。 本発明の防虫用フィルター装置に用いるフィルタ枠の動作を示す要部断面図である。 本発明の防虫用フィルター装置に用いるフィルタ枠の動作の他の局面を示す要部断面図である。 本発明の防虫用フィルター装置の装着前の動作を示す要部断面図である。 本発明の防虫用フィルター装置の装着した状態を示す要部断面図である。
符号の説明
1 フィルタ装着基体
2a,2b 開口部
3 扉
4a,4b 開口部
5 フィルタ枠
6 フィルタ濾材
7 枠
8 トルクヒンジ
9 棒体
10,11 ガスケット
12 カム
13 駆動軸
14 回り止め
15 虫受け皿
16 差圧計

Claims (2)

  1. フィルタ濾材を挟持したフィルタ枠をフィルタケーシングの開口部の周囲に圧接して支持するフィルター装置において、フィルタ枠は四辺形状の枠を構成する夫々の辺に、トルクヒンジにより棒体を接続して隣接させ、上記枠と開口部の周囲の夫々に、対応するガスケットを設けると共に、フィルタケーシングには上記棒体を枠方向に圧接するカムを設けたことを特徴とする防虫用フィルター装置
  2. フィルタケーシングの側部に扉付き開口部を設けてフィルタ枠を出入自在に構成すると共に、下部には虫受け皿を設置して、この虫受け皿も出入自在に構成したことを特徴とする請求項1に記載の防虫用フィルター装置
JP2004085913A 2004-03-24 2004-03-24 防虫用フィルター装置 Pending JP2005273972A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107105A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Taisei Corp 防虫用フィルタシステム
JP2011143385A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Airtech Japan Ltd 排気装置
JP2014039922A (ja) * 2012-07-26 2014-03-06 Japan Vilene Co Ltd フィルタフレームおよびフィルタユニット
JP2017070908A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 ニッタ株式会社 空気フィルタの防虫用ケーシング
SE2251312A1 (en) * 2022-11-10 2024-05-11 Husqvarna Ab An air cleaner with improved filter holding means

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