JP2005273501A - 横置形スクロール圧縮装置 - Google Patents

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Kazumichi Ueda
一充 植田
Masaaki Sugawa
昌晃 須川
Hirosuke Shimazu
裕輔 島津
Atsushi Osada
淳 長田
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Abstract

【課題】従来の横置形スクロール圧縮装置では、スクロール圧縮部と電動機内に油溜まりを設ける必要があり、磨耗粉等、異物の混ざった潤滑油が電動機巻線部分に流入するため、電動機巻線の劣化や傷付きが発生するという問題点があった。
【解決手段】固定スクロール及び揺動スクロールを有する圧縮機構部Aと、この圧縮機構部の側方に配設され上記揺動スクロールを駆動するシャフトを有する電動機部Bとを備えた横置形スクロール圧縮装置において、上記圧縮機構部及び電動機部の間に介装され上記シャフトを挿通する貫通孔30aを有する仕切り部材30と、この仕切り部材の貫通孔と上記シャフトとの間に設けられ上記圧縮機構部に供給される潤滑油の上記電動機部への流入を阻止するシール部材40とを備えるように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば空気の圧縮などに好ましく用いることができる横置形スクロール圧縮装置に関するものである。
従来の横置形スクロール圧縮装置は、スクロール式の圧縮機構部を側方から駆動する電動機の固定子がクランクケースに対して中吊り構造で、固定子の一部がクランクケースに接し、他の一方はクランクケースとの間に間隙を有する状態で固定され、また、回転子はシャフトに固定されると共に、圧縮機構部からシャフトに沿って延在するフレームに複数の軸受を設けることによって、シャフトを回転自在に支持し、圧縮機構部内に設けた油溜まりの潤滑油をシャフト内の通路を経て軸受に給油するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第2543275号公報(第2〜3頁、図1)
従来の横置形スクロール圧縮装置は上記のように構成され、シャフトに設けたポンプ装置によって潤滑油を吸い上げて各軸受に給油していたため、スクロール式の圧縮機構部と電動機内に油溜まりを設ける必要があり、磨耗粉等、異物の混ざった潤滑油が電動機巻線部分に流入するため、電動機巻線の劣化や傷付きが発生するという問題点があった。
この発明は、上記のような従来技術の課題を解決するためになされたもので、電動機部への潤滑油の流入を阻止して、電動機巻線の劣化や傷付きの発生を防止した信頼性の高い横置形スクロール圧縮装置を提供することを目的としている。
この発明に係る横置形スクロール圧縮装置は、固定スクロール及び揺動スクロールを有する圧縮機構部と、この圧縮機構部の側方に配設され上記揺動スクロールを駆動するシャフトを有する電動機部とを備えた横置形スクロール圧縮装置において、上記圧縮機構部及び電動機部の間に介装され上記シャフトを挿通する貫通孔を有する仕切り部材と、この仕切り部材の貫通孔と上記シャフトとの間に設けられ上記圧縮機構部に供給される潤滑油の上記電動機部への流入を阻止するシール部材とを備えるようにしたものである。
この発明においては、電動機部に圧縮機構部の潤滑油が流入せず、磨耗粉等が混ざった潤滑油の流入による電動機巻線の劣化や傷付きの発生を防止した信頼性の高い横置形スクロール圧縮装置を得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1〜図4は、実施の形態1による横置形スクロール圧縮装置を説明するもので、図1は全体的な構成を示す断面図、図2はシール部にオイルシールのみが設けられたときの冷時の状態を示す要部断面図、図3は図2のシール部に熱膨張差による隙間が生じた場合を拡大して示す要部断面図、図4は図1のシール部を拡大して示す要部断面図である。なお、以下この実施の形態1では、空気を圧縮する場合について説明する。
横置形スクロール圧縮装置100は、固定スクロール1及び揺動スクロール2を有する圧縮機構部Aと、この圧縮機構部Aを側方から駆動する電動機部Bとから構成されている。圧縮機構部Aには、圧縮する空気の吸入管3と、吸入した空気を固定スクロール1及び揺動スクロール2の間で圧縮し、吐出管4から吐出する周知のスクロール圧縮部5と、シャフト20の一端部を支承するフレーム6と、このフレーム6とシャフト20との間に設けられた主軸受7と、シャフト20の一端部(図の左端部)に形成された偏心軸部20a及び揺動スクロール2の背面部に形成され上記偏心軸部20aに嵌合されるボス部2aの間に設けられた揺動軸受8と、フレーム6を貫通して主軸受7に潤滑油を供給する給油パイプ9などを備えている。
また、上記主軸受7に連通しスクロール圧縮部5下部の電動機部B側に設けられた返油室10と、主軸受7に一端部が開口し、他端部がシャフト20内を軸方向に延在して揺動軸受8側に開口するように設けられた通路11を有し、さらに固定スクロール1と揺動スクロール2で構成される吸入室12は通路13を介して上記返油室10と連通している。なお、14は通路11内に設けられた絞り装置、15は返油室10とスラスト軸受16部を連通する通路、17は上記主軸受7と揺動軸受8を保持しているフレーム6を固定、包囲すると共に圧縮機構部Aと電動機部Bを連結し、密閉容器を構成しているクランクケースである。
一方、電動機部Bには、クランクケース17に焼き嵌め等によって密着固定された固定子21と、シャフト20に同じく焼き嵌め等によって密着固定された回転子22と、上記主軸受7と共に回転子22の両側でシャフト20を支承する軸受23と、クランクケース17の外部でシャフト20の他端部に固定された冷却用ファン24と、この冷却用ファン24及びクランクケース17の一部を覆い、クランクケース17との間に冷却風通路25を形成するカバー26と、電動機部B内でシャフト20に固着されたバランサ27などを備えている。
上記圧縮機構部Aと電動機部Bとは、例えば軽量のアルミニウム系材料などで作られたクランクケース17内で、仕切り部材30によって図の左右に分離されており、圧縮機構部Aの揺動スクロール2に連結される電動機部Bの出力軸であるシャフト20は、この仕切り部材30の中心部に設けられた貫通孔30aを貫通して設けられており、さらに仕切り部材30の貫通孔30aと対向するシャフト20の外周面との間には、オイルシール40aと弾性体からなるシールリング40bによって構成されたシール部材40が介装されている。なお、この実施の形態1では、仕切り部材30はクランクケース17と一体的に形成されている。
次に、上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。潤滑油(図示省略)は、給油パイプ9によって圧縮機構部Aにのみ供給される。給油パイプ9から送給された潤滑油は、主軸受7のまわりに供給された後、一方はシャフト20に設けられた通路11を通って揺動軸受8、及びスラスト軸受16を経て吸入室12に流入する。また、他方は主軸受7から図の右方向に進むが、電動機部Bの方向にはオイルシール40aとシールリング40bから構成されたシール部材40により、シャフト20との間でシールされているため侵入できず、返油室10に流入し、通路13を経て吸入室12に流入して、上記通路11を経てきた潤滑油と合流し、空気と共に圧縮室に吸入される。その後、圧縮空気とともに吐出管4から吐出され、装置外の油分離器(図示せず)によって空気と分離され、再び給油パイプ9を介して圧縮機構部A内に戻されて循環する。
横置形スクロール圧縮装置100の運転中は、電動機部B、及び圧縮機構部Aの発熱により、クランクケース17や仕切り部材30、及びオイルシール40aが膨張する。一般にオイルシール40aは金属の補強材を含有しており、クランクケース17と一体構成の仕切り部材30とオイルシール40aは、装置の運転によって生じる温度差や材質の相違による熱膨張率の差などにより熱膨張量が異なるため、仮にシール部材40がオイルシール40aのみによって構成されていた場合、冷時に図2に示すように、オイルシール40aがシャフト20と仕切り部材30の貫通孔30aとの間に密接していても、運転による温度上昇時には、貫通孔30aとオイルシール40aの間に隙間が生じる。
特に軽量化のため、仕切り部材30がアルミニウム系材料で構成されている場合は、図3に示すように上記熱膨張量の差により、隙間が更に大きくなり、その隙間より破線矢印Cで示す流路が形成されて油洩れが生じるようになる。これに対して、この実施の形態1では、図4に示すようにクランクケース17と一体形成された仕切り部材30の貫通孔30aとオイルシール40aの間に、さらに弾性材料からなるシールリング40bを設けてシール部材40を構成していることにより、温度差、熱膨張差があっても隙間の発生を回避して油シールができ、電動機部B側に油が洩れることがなく、油量減少、油飛散の恐れも生じない。
上記説明したように、この実施の形態1によれば、シャフト20と仕切り部材30の貫通孔30aとの間に、圧縮機構部Aに供給される潤滑油の電動機部Bへの流入を阻止するシール部材40を備えたことにより、電動機部Bを有する空間に潤滑油が流入せず、磨耗粉等が混ざった潤滑油の流入による電動機巻線の劣化や傷付きを防止することができる。また、油洩れによる油量減少、油飛散を防止した信頼性の高い横置形スクロール圧縮装置を得ることができる。
なお、上記実施の形態1では、シール部材40を、オイルシール40aとシールリング40bの組み合わせで構成した場合について説明したが、これのみに限定されるものではなく、同様の機能を有するものであれば他の材料、構成でも差し支えない。また、仕切り部材30は、必ずしもクランクケース17と一体構成されたものでなくても差し支えない。さらに、この発明を空気の圧縮に用いたが、圧縮の対象は必ずしも空気に限定されず、例えば窒素ガスなど他のガス、冷媒などであっても同様の効果が期待できる。
この発明の実施の形態1に係る横置形スクロール圧縮装置の全体的な構成を示す断面図である。 図1のシール部にオイルシールのみが設けられたときの冷時の状態を示す要部断面図である。 図2に示すシール部に熱膨張差による隙間が生じた場合を拡大して示す要部断面図である。 図1のシール部を拡大して示す要部断面図である。
符号の説明
A 圧縮機構部、 B 電動機部、 1 固定スクロール、 2 揺動スクロール、 2a ボス部、 3 吸入管、 4 吐出管、 5 スクロール圧縮部、 6 フレーム、 7 主軸受、 8 揺動軸受、 9 給油パイプ、 10 返油室、 11 通路、 12 吸入室、 13 通路、 14 絞り装置、 15 通路、 16 スラスト軸受、 17 クランクケース、 20 シャフト、 20a 偏心軸部、 21 固定子、 22 回転子、 23 軸受、 24 冷却用ファン、 25 冷却風通路、 26 カバー、 27 バランサ、 30 仕切り部材、 30a 貫通孔、 40 シール部材、 40a オイルシール、 40b シールリング、 100 横置形スクロール圧縮装置。

Claims (3)

  1. 固定スクロール及び揺動スクロールを有する圧縮機構部と、この圧縮機構部の側方に配設され上記揺動スクロールを駆動するシャフトを有する電動機部とを備えた横置形スクロール圧縮装置において、上記圧縮機構部及び電動機部の間に介装され上記シャフトを挿通する貫通孔を有する仕切り部材と、この仕切り部材の貫通孔と上記シャフトとの間に設けられ上記圧縮機構部に供給される潤滑油の上記電動機部への流入を阻止するシール部材とを備えたことを特徴とする横置形スクロール圧縮装置。
  2. 上記圧縮機構部と上記電動機部との間に配設されたクランクケースを備え、上記仕切り部材は、このクランクケースと一体的に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の横置形スクロール圧縮装置。
  3. 上記シール部材は、上記シャフトにおける上記貫通孔との対向部に設けられたオイルシールと、このオイルシール及び上記貫通孔の間に介装された弾性材料からなるシールリングとから構成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の横置形スクロール圧縮装置。
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JP2013249765A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Mitsubishi Electric Corp 横置型圧縮機及び車両用空気圧縮装置
CN113286946A (zh) * 2019-01-21 2021-08-20 翰昂汽车零部件有限公司 涡旋式压缩机

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