JP2005273122A - ポリエステル布帛の染色方法 - Google Patents
ポリエステル布帛の染色方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005273122A JP2005273122A JP2004124856A JP2004124856A JP2005273122A JP 2005273122 A JP2005273122 A JP 2005273122A JP 2004124856 A JP2004124856 A JP 2004124856A JP 2004124856 A JP2004124856 A JP 2004124856A JP 2005273122 A JP2005273122 A JP 2005273122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester fabric
- dyeing
- fabric
- disperse dye
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Coloring (AREA)
Abstract
【課題】従来のポリエステル布帛の染色工程では分散染料をポリエステル繊維内に浸透させるために大規模な加熱装置が必要である。また、ポリエステル布帛に柄を付与するには型が必要である。
【解決手段】分散染料をパッドしたポリエステル布帛にレーザー光を照射することにより、分散染料を任意の箇所に浸透させることで全面染色あるいは柄を付与する染色が可能となり、大規模加熱装置、型の作成が不要となる。
【選択図】図1
【解決手段】分散染料をパッドしたポリエステル布帛にレーザー光を照射することにより、分散染料を任意の箇所に浸透させることで全面染色あるいは柄を付与する染色が可能となり、大規模加熱装置、型の作成が不要となる。
【選択図】図1
Description
この発明は、ポリエステル布帛の染色方法に関する。
従来、ポリエステル布帛を染色するには、ポリエステル布帛に分散染料をパッドし予備乾燥後、180℃から200℃の温度範囲で80秒から90秒間加熱処理して、分散染料をポリエステル繊維に浸透させている。
また、ポリエステル布帛に柄を付与するには、スクリーン捺染、ローラー捺染などのプリント技法を用いて柄を付与した後、180℃から200℃の温度範囲で80秒から90秒間加熱処理を行っている。
しかしながら、以上の技術によれば、加熱処理を行うには大規模な加熱装置と大量の熱エネルギーを必要とする。また、スクリーン捺染、ローラー捺染などのプリント技法では型が必要であり、さらにきわめて微細な柄を表現するには限界があった。
したがって、本発明の目的は、ポリエステル布帛に対して大規模な加熱装置を必要とせずしかも微細な柄表現も可能とする染色方法を提供することにある。
以上の課題を解決するために、本発明にかかる染色方法は、ポリエステル布帛を染色する方法であって、分散染料をパッドし予備乾燥したポリエステル布帛にレーザー光を照射して加熱することにより分散染料をポリエステル布帛の当該染色箇所に浸透させる。しかる後に前記レーザー光を照射されたポリエステル布帛を還元洗浄して、レーザー照射されていない箇所の分散染料を除去する。前記布帛全面をレーザー照射すると全面が染色され、所定のパターンにレーザー照射すると前記布帛の分散染料が浸透した箇所に所定の柄を付与することができる。柄の付与はレーザー光の照射の有無によるだけでなく、レーザー光照射強度の強弱あるいは柄を付与する箇所の照射回数の増減により染色濃度を調整することによっても付与することができる。
レーザー照射には、CO2レーザー、YAGレーザー、半導体レーザーが使用される。また、前記レーザーの波長域に光吸収を有する光吸収剤をあらかじめポリエステル布帛に塗布あるいは分散させておいてもよい。さらに、レーザー光はレンズ系により微細に絞られていてもよく、あるいは広がりを持ったレーザー光を使用してもよい。
本発明の一実施の形態について説明する。アルギン酸ソーダ(2g/l)の溶液100mlを酒石酸でpH5に調整し、分散染料、赤−kayalon red BL−SE((株)日本化薬製)、青−kayalon blue GR−E((株)日本化薬製)を50g/lの濃度に溶解させた。この染色液に白布を浸し、マングル試験機を使用して、室温、絞り圧:3kg/cm2の条件で、均一にパッドした。次に、これを自然乾燥して、照射試料布とし、波長808nmのレーザー光を照射後、水酸化ナトリウムとハイドロサルファイト及びエマルゲンにより還元洗浄を行い、未染色の染料を除去した。レーザー光照射条件は、移動速度5mm/sで行い、青色は1W、赤色は4Wの出力時に染色された。染料の後、還元洗浄すると、染色されない白色部分と染色された部分に分かれた。
1分散染料をパッドしたポリエステル布帛
2レーザー光
3レーザー光照射部
4染色部
2レーザー光
3レーザー光照射部
4染色部
Claims (1)
- 可視あるいは赤外域の波長を有するレーザー光を、予め分散染料をパッドしたポリエステル布帛に照射することにより分散染料をポリエステル繊維に染色させる方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004124856A JP2005273122A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | ポリエステル布帛の染色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004124856A JP2005273122A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | ポリエステル布帛の染色方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005273122A true JP2005273122A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35173089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004124856A Pending JP2005273122A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | ポリエステル布帛の染色方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005273122A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007016346A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Shizuoka Prefecture | アラミド繊維製布帛の捺染方法 |
JP2009244515A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nidek Co Ltd | 染色方法及び染色装置 |
CN114673019A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-06-28 | 南通金仕达超微阻燃材料有限公司 | 一种无水改性制备仿提花面料的方法及仿提花面料 |
KR20230163852A (ko) * | 2022-05-24 | 2023-12-01 | 박성우 | 내마모성을 갖는 자동차용 시트 원단의 날염 방법 |
-
2004
- 2004-03-24 JP JP2004124856A patent/JP2005273122A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007016346A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Shizuoka Prefecture | アラミド繊維製布帛の捺染方法 |
JP2009244515A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nidek Co Ltd | 染色方法及び染色装置 |
US9534344B2 (en) | 2008-03-31 | 2017-01-03 | Nidek Co., Ltd. | Dyeing method and dyeing apparatus |
CN114673019A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-06-28 | 南通金仕达超微阻燃材料有限公司 | 一种无水改性制备仿提花面料的方法及仿提花面料 |
CN114673019B (zh) * | 2022-04-14 | 2023-12-01 | 南通金仕达高精实业股份有限公司 | 一种无水改性制备仿提花面料的方法及仿提花面料 |
KR20230163852A (ko) * | 2022-05-24 | 2023-12-01 | 박성우 | 내마모성을 갖는 자동차용 시트 원단의 날염 방법 |
KR102660136B1 (ko) | 2022-05-24 | 2024-04-23 | 박성우 | 내마모성을 갖는 자동차용 시트 원단의 날염 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5567207A (en) | Method for marking and fading textiles with lasers | |
US20150079359A1 (en) | System and method of generating a pattern used to process a surface of a fabric through laser irradiation, and fabric created thereby | |
US20150298253A1 (en) | Systems and methods for patterning using a laser | |
CN105484058B (zh) | 对环境友好的高支纯棉无甲醛光亮粘合衬及其生产方法 | |
US20170002512A1 (en) | Inkjet printing method | |
JPH02133684A (ja) | セルロース系繊維材料の建染染料による浸染および捺染 | |
JP2005273122A (ja) | ポリエステル布帛の染色方法 | |
KR101010135B1 (ko) | 감즙천연염료의 제조방법 및 감즙천연염료 그리고 감즙천연염료를 이용한 염색방법 | |
JP2007046191A (ja) | レーザー光照射による布帛の染色方法 | |
JP4797360B2 (ja) | インクジェット捺染方法 | |
JP3689726B2 (ja) | 編織物の連続漂白方法及び装置 | |
JP2007046191A5 (ja) | ||
CN103757923B (zh) | 一种基于棉织物的热转印方法 | |
CN108316027B (zh) | 一种染色湿蒸工艺 | |
JPH10317269A (ja) | セルロース系丸編み物の連続染色方法及び装置 | |
JPS59106589A (ja) | レ−ザ照射による染色加工法 | |
CN109537322A (zh) | 一种乙醇-水体系无盐染色工艺 | |
CN109844217A (zh) | 用于局部标记衣物的方法 | |
SU1717679A1 (ru) | Способ колорировани текстильных материалов | |
JP2007016346A (ja) | アラミド繊維製布帛の捺染方法 | |
KR102019743B1 (ko) | 감물을 이용한 정형화된 무늬가 형성되는 문양염 방법 | |
JP4721157B2 (ja) | レーザー光を用いた発色方法及び発色装置 | |
JPS59168194A (ja) | 耐熱性繊維の染色方法 | |
JPH0318552Y2 (ja) | ||
Lewis et al. | Sulphite‐based resist styles for digital printing cotton fabrics |