JP2005272228A - 木質セメント成形体およびその製造方法 - Google Patents
木質セメント成形体およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005272228A JP2005272228A JP2004089255A JP2004089255A JP2005272228A JP 2005272228 A JP2005272228 A JP 2005272228A JP 2004089255 A JP2004089255 A JP 2004089255A JP 2004089255 A JP2004089255 A JP 2004089255A JP 2005272228 A JP2005272228 A JP 2005272228A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blast furnace
- cement
- furnace slag
- slag powder
- wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の木質セメント成形体は、セメント、高炉スラグ粉末、フライアッシュ及び木質材料を含んでなる木質セメント成形体であって、前記セメント及び高炉スラグ粉末の合計量に対する高炉スラグ粉末の混合率が50重量%以下、又は75〜95重量%であることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
従って、木質セメント成形体における木質材料の添加率を増やすそうとすれば、これらのセメント硬化阻害成分の影響によって成形体の強度が低下する恐れがある。
(1)木質材料を酸又はアルカリで処理し、硬化阻害成分を溶出、除去した後に該処理後の木質材料を用いて木質セメント成形体を製造する方法(特許文献1)、
(2)速硬系のセメントを用いて木質材料を被覆し、該木質材料を用いて木質セメント成形体を製造する方法(特許文献2)、
(3)塩化物、硫酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、蟻酸塩および酢酸塩などの硬化促進剤を添加して木質セメント成形体を製造する方法(特許文献3)、
などが検討されている。
また、木質セメント成形体を量産する場合には、リサイクル液に硬化促進剤が濃縮されてしまい、可使時間の制御が困難となるおそれがある。さらに、硬化促進剤として塩化物などを用いた場合には発錆の危険性があるなど、必ずしも有効な方法とは言い難い。
従って、係る木質セメント成形体の製造方法においては、従来のように薬液等を用いた煩雑な前処理工程が不要となり、また、速硬系のセメントや硬化促進剤を用いた場合のような厳密な工程管理を行う必要もなく、高炉スラグ粉末の混合率を調整するという簡易な方法によって安定して高強度を有する木質セメント成形体を得ることができる。
該高炉スラグ粉末の混合率が50重量%を超え、且つ75重量%未満であるような場合には、高炉スラグ粉末の品質等によってセメント硬化阻害成分よって悪影響を受け、木質セメント成形体の強度が低下する場合がある。
また、該高炉スラグ粉末の混合率が95重%を超えた場合には、高炉スラグ粉末の潜在水硬性を発揮させるために必要となるセメント量が不足し、木質セメント成形体の強度がかえって低下することとなる。
前記高炉スラグ粉末の混合率を40重量%以下とすることによって高炉スラグ粉末の品質が低下した場合でもセメント硬化阻害成分の悪影響による強度低下をより確実に防止することができる。
また、前記高炉スラグ粉末の混合率を80〜90重量%とすれば、高炉スラグ粉末が低品質の場合でもセメント硬化阻害成分の悪影響による強度低下をより確実に防止することができ、しかも従来に比して非常に高い強度の木質セメント成形体を得ることができる。
フライアッシュを配合することにより、該木質セメント成形体をオートクレーブによって養生する際に該フライアッシュがSi成分として機能し、セメント成分の水和により生成したCa(OH)2との反応によりトバモライトを良好に生成させ、成形体の強度をさらに高めることができるという利点がある。
しかも、高炉スラグ粉末の混合率を上述のような値とすることにより、フライアッシュを添加した場合であっても、木質セメント成形体の突発的な強度低下を有効に防止し、安定した強度の成形体を製造することが可能となる。
フライアッシュの配合量は特に限定されるものではないが、通常、セメントおよび高炉スラグ粉末の合計量100重量部に対して、20〜100重量部、好ましくは15〜70重量部とする。
また、本発明において使用するセメントとしては、各種ポルトランドセメントの他、高炉セメントを挙げることができる。高炉セメントを用いる場合、これに含まれる高炉スラグ粉末は、本発明において添加する高炉スラグ粉末として算入すればよい。
新聞紙60重量%、再生クラフト30重量%、およびヴァージンクラフト10重量%を混合して木質材料を得た。
そして、斯かる木質材料に、セメント(住友大阪セメント株式会社製、ポルトランドセメント)、高炉スラグ粉末A(名古屋エスメント社製)、フライアッシュ(テクノ中部社製)、および水を下記表1の配合で混合し、型枠に充填して85℃で5時間および20℃で1時間養生することにより、φ50mm×100mmの円柱状木質セメント成形体を作製した。
下記表2に示したように、前記高炉スラグ粉末Aの代わりに、高炉スラグ粉末B(名古屋エスメント社製)を用いる以外は実施例1〜7および比較例1〜4と同様にして、実施例8〜14および比較例5〜7の木質セメント成形体をそれぞれ作製した。
上述のようにして得られた実施例および比較例の木質セメント成形体について、それぞれ圧縮強度を測定した。結果を図1、2に示す。
これに対し、本発明の実施例によれば、このような高炉スラグ粉末の種類に拘わらず、安定した圧縮強度が得られていることが認められる。特に、高炉スラグ粉末の混合率が80〜90重量%の範囲内にある実施例6、7と、実施例13、14とを対比すると、高炉スラグ粉末の種類に拘わらず、特に高い圧縮強度が得られていることが認められる。
Claims (4)
- セメント、高炉スラグ粉末、フライアッシュ及び木質材料を含んでなる木質セメント成形体であって、前記セメント及び高炉スラグ粉末の合計量に対する高炉スラグ粉末の混合率が50重量%以下、又は75〜95重量%であることを特徴とする木質セメント成形体。
- 前記高炉スラグ粉末の混合率が40重量%以下であることを特徴とする請求項1記載の木質セメント成形体。
- 前記高炉スラグ粉末の混合率が80〜90重量%であることを特徴とする請求項1記載の木質セメント成形体。
- セメント、高炉スラグ粉末、フライアッシュ及び木質材料を混合して成形する木質セメント成形体の製造方法であって、前記セメント及び高炉スラグ粉末の合計量に対する高炉スラグ粉末の混合率を50重量%以下、又は75〜95重量%とすることを特徴とする木質セメント成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089255A JP2005272228A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 木質セメント成形体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089255A JP2005272228A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 木質セメント成形体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005272228A true JP2005272228A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35172282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004089255A Pending JP2005272228A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 木質セメント成形体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005272228A (ja) |
-
2004
- 2004-03-25 JP JP2004089255A patent/JP2005272228A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060207479A1 (en) | Concrete compositions | |
JP2009057226A (ja) | 軽量気泡コンクリートの製造方法 | |
CN1259272C (zh) | 高强度磷石膏建筑砌块及其制备方法 | |
JP2009084092A (ja) | モルタル質修復材 | |
CN114105542A (zh) | 一种建筑防水自修复材料及其制备方法 | |
JP5025305B2 (ja) | アルカリ骨材反応抑制剤 | |
JP2008156168A (ja) | 超高強度コンクリート製品 | |
JP2008162843A (ja) | 高強度混和材及び遠心成形用コンクリート組成物 | |
JP2005272228A (ja) | 木質セメント成形体およびその製造方法 | |
JP2002293601A (ja) | 軽量モルタル材の製造方法 | |
JP2001206762A (ja) | 耐凍害性及び加工特性に優れた珪酸カルシウム系成形体 | |
JP4222870B2 (ja) | 耐硫酸性セメント組成物および耐硫酸性コンクリート | |
JP2005187264A (ja) | 押出成形組成物および押出成形硬化体並びに押出成形硬化体の製造方法 | |
JPH01103939A (ja) | 軽量無機質板の製造方法 | |
JP2010083698A (ja) | セメント硬化体の製造方法及びセメント硬化体 | |
JP6535180B2 (ja) | 耐久性に優れたセメント板とそのセメント組成物 | |
JP2009155134A (ja) | オートクレーブ成形用水硬性材料の製造方法および窯業系建材の製造方法 | |
JP2007238397A (ja) | 無機質板状体及びその製造方法 | |
JP2006069806A (ja) | 無機質板およびその製造方法 | |
JPH0867546A (ja) | 繊維補強セメント板材の製造方法 | |
JP2006327834A (ja) | 耐酸性コンクリート成形体、構造体、及び耐酸性コンクリート成形体の製造方法 | |
JP4371975B2 (ja) | フライアッシュの膨張抑制剤 | |
JP2005306686A (ja) | セメント混和材料、繊維強化セメント材料、繊維強化セメント部材およびこの繊維強化セメント部材の製造方法 | |
JP4191023B2 (ja) | フライアッシュの膨張抑制剤、水硬性組成物、それを用いたフライアッシュ硬化体の製造方法、及びフライアッシュ硬化体。 | |
JP2004010387A (ja) | 水硬性組成物からなる機械部品及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071001 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071005 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080411 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080620 |
|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20081024 |