JP2005271673A - 浮体構造物における姿勢制御装置 - Google Patents

浮体構造物における姿勢制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005271673A
JP2005271673A JP2004085834A JP2004085834A JP2005271673A JP 2005271673 A JP2005271673 A JP 2005271673A JP 2004085834 A JP2004085834 A JP 2004085834A JP 2004085834 A JP2004085834 A JP 2004085834A JP 2005271673 A JP2005271673 A JP 2005271673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buoyancy
container
supply
buoyancy body
floating structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004085834A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Matsunaga
登志夫 松永
Makoto Fujiyoshi
誠 藤吉
Tatsuya Kenta
達也 堅多
Kozo Oba
厚三 大場
Mitsunori Murakami
光功 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP2004085834A priority Critical patent/JP2005271673A/ja
Publication of JP2005271673A publication Critical patent/JP2005271673A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B43/00Improving safety of vessels, e.g. damage control, not otherwise provided for
    • B63B43/02Improving safety of vessels, e.g. damage control, not otherwise provided for reducing risk of capsizing or sinking
    • B63B43/04Improving safety of vessels, e.g. damage control, not otherwise provided for reducing risk of capsizing or sinking by improving stability
    • B63B43/06Improving safety of vessels, e.g. damage control, not otherwise provided for reducing risk of capsizing or sinking by improving stability using ballast tanks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B13/00Conduits for emptying or ballasting; Self-bailing equipment; Scuppers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B39/00Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude
    • B63B39/02Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses
    • B63B39/03Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses by transferring liquids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/02Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
    • B63B1/10Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls
    • B63B1/12Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly
    • B63B2001/128Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly comprising underwater connectors between the hulls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B35/00Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
    • B63B35/44Floating buildings, stores, drilling platforms, or workshops, e.g. carrying water-oil separating devices
    • B63B2035/4433Floating structures carrying electric power plants
    • B63B2035/446Floating structures carrying electric power plants for converting wind energy into electric energy
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B2207/00Buoyancy or ballast means
    • B63B2207/02Variable ballast or buoyancy
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B2207/00Buoyancy or ballast means
    • B63B2207/04Pressure equalising or adjusting
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/727Offshore wind turbines

Abstract

【課題】大型の浮体構造物の姿勢を長期的に安定して制御し得る浮体構造物の姿勢制御装置を提供する。
【解決手段】風力発電装置3を支持する浮体2の中心浮力体11の周囲にバラスト水により浮力が調整可能にされた6個の調整浮力容器12を同一円周上に且つ等角度おきに配置するとともに、各調整浮力容器12にバラスト水を供給および排出し得る給排出装置23を設け、風力発電装置3の姿勢を検出する姿勢検出手段21からの検出値により求められた修正すべき方位である修正方位角に基づき、各調整浮力容器12に対する給排出量を決定する運転状態決定テーブルおよび容器固有番号変更テーブルを有するとともに、これらのデータテーブルから得られたデータに基づき給排出装置23を作動させて所定の調整浮力容器12のバラスト水量を調整する姿勢制御部24を設けたものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、洋上に配置されて風力発電装置などを搭載した大型の浮体構造物における姿勢制御装置に関するものである。
従来、浮体構造物の短周期の揺動を制御するものとしては、特許文献1および特許文献2に示すものがある。特許文献1に開示された浮遊体の減揺方法は、浮体の周囲に配置した減揺タンク(エアポケット)にエア抜きバルブをそれぞれ設け、波の大小に応じて上記バルブを開閉して浮体の傾斜を防止するものである。また、特許文献2に開示された浮体の動揺低減装置は、浮体の周囲に配置した対称位置の減揺タンク(空気タンク)をダクトにより連通させるとともに、波浪情報に応じて、上記ダクトに設けられたバルブを開閉するものである。
特開平9−277983号公報(図1〜図4) 実開平7−4291号公報(図2)
例えば、風力発電装置を浮体を介して陸地から遠く離れた洋上に設置する場合、陸上や近海に比べて、風向き、風力および潮流についても比較的安定しているため、浮体の姿勢、すなわち風車の姿勢が安定するため、効率の良い風力発電が可能となる。
しかし、浮体が傾斜すると風車を支持しているタワーも傾斜するため、風に対する風車の姿勢が傾き(適正にならず)発電効率が低下することになる。
ところで、上述した特許文献1および特許文献2は、短周期の揺動の抑制を目的としたもので、例えば風力発電装置が設置される大型の浮体構造物の揺動の抑制には適しておらず、また、減揺タンクの底部は開放されて海水の出入が自由に行われるため、波浪の影響により減揺タンク内の空気の一部が流出するおそれも生じ、したがって長期間の姿勢制御には適していない。
そこで、上記課題を解決するために、本発明は、大型の浮体構造物の姿勢を長期的に安定して制御し得る浮体構造物における姿勢制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る浮体構造物における制御装置は、浮体構造物の周囲に少なくとも4個以上で且つ偶数個の浮力体を同一円周上に等角度おきに配置するとともに、互いに180度対称位置に配置される2個で一組とされる各組の少なくとも一方の浮力体をバラスト液により浮力調整可能にされた調整浮力体と成し、
上記各調整浮力体にバラスト液を供給および排出し得る給排出装置を設け、
上記浮体構造物の姿勢を検出する姿勢検出手段からの検出値により求められた修正すべき方位である修正方位角に基づき、調整浮力体に対する給排出量を決定するデータテーブルを有するとともに、このデータテーブルから得られたデータに基づき上記給排出装置を作動させて当該調整浮力体のバラスト液量を調整する姿勢制御部を設けたものである。
また、請求項2に係る浮体構造物における姿勢制御装置は、請求項1に記載の姿勢制御装置において、
同じ組の浮力体同士をバラスト液により浮力調整可能にされた調整浮力体と成し、
給排出装置は、同じ組の調整浮力体同士間でバラスト液の供給および排出を行うようにしたものである。
また、請求項3に係る浮体構造物における姿勢制御装置は、請求項1に記載の姿勢制御装置において、
180度対称位置に配置された各組の浮力体の一方を浮力調整が不可能な基準浮力体にするとともに、姿勢制御部にて、当該基準浮力体にバラスト液を供給すべきと判断された場合、
当該基準浮力体の反対側に位置する調整浮力体のバラスト液を排出することにより調整するようにしたものである。
また、請求項4に係る浮体構造物における姿勢制御装置は、請求項1に記載の姿勢制御装置において、
浮体構造物の中心部にバラスト液を貯溜する貯溜浮力体を設け、
給排出装置は、上記貯溜浮力体と調整浮力体との間でバラスト液の供給および排出を行うようにしたものである。
また、請求項5に係る浮体構造物における姿勢制御装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の姿勢制御装置において、
円周上に配置された全ての浮力体に所定方向回りで順次固有番号を付するとともに、調整浮力体にバラスト液が満杯になったか否かを検出する水位計を設け、
さらに姿勢制御部に、
上記水位計からの検出信号を入力して満杯になった調整浮力体を特定する満杯検出部を具備するとともに、
データテーブルとして、
修正方位角が基準領域内にある場合に、各調整浮力体の満杯または非満杯の状態に応じて、各調整浮力体に対する給排出装置の運転状態を決定する運転状態決定テーブルと、
修正方位角が他の領域内にある場合に、基準領域内に対応して作成された上記運転状態決定テーブルにて決定された調整浮力体の固有番号を変更することにより、当該運転状態決定テーブルをそのまま利用し得る固有番号変換テーブルとを具備したものである。
また、請求項6に係る浮体構造物における姿勢制御装置は、バラスト液により浮力調整可能にされた調整浮力体を浮体構造物の周囲の同一円周上に3個以上の奇数個で且つ等角度おきに配置し、
上記各調整浮力体にバラスト液を供給および排出し得る給排出装置を設け、
上記浮体構造物の姿勢を検出する姿勢検出手段からの検出値により求められた修正すべき方位である修正方位角に基づき、調整浮力体に対する給排出量を決定するデータテーブルを有するとともに、このデータテーブルから得られたデータに基づき上記給排出装置を作動させて当該調整浮力体のバラスト液量を調整する姿勢制御部を設けたものである。
さらに、請求項7に係る浮体構造物における姿勢制御装置は、請求項6に記載の姿勢制御装置において、
浮体構造物の中心部にバラスト液を貯溜する貯溜浮力体を設け、
給排出装置は、上記貯溜浮力体と調整浮力体との間でバラスト液の供給および排出を行うようにしたものである。
上記各請求項に係る姿勢制御装置によれば、浮体構造物の姿勢を制御するのに、周囲に且つ等角度おきに配置された複数組の浮力体の各組の少なくとも一方の浮力体をバラスト液を給排出し得る調整浮力体としたので、すなわち密閉状の容器としたので、例えば底部が開放された減揺タンクを用いるものに比べて、波浪の影響をそれ程受けることがないとともに空気が流出する心配もないため、長期間に亘って安定した姿勢制御を行うことができる。
さらに、この姿勢制御装置によると、その姿勢の制御に際して、データテーブルに基づき、各調整浮力体に給排出されるバラスト液量を決定するようにしているため、例えばその都度、修正方位角から演算されるバラスト液の給排出量を各調整浮力体に分配する際に、ファジイ演算などの複雑な制御方式を用いて演算するものに比べて、迅速に且つ容易に制御を行い得るとともに、制御装置の構成を簡単にすることができ、延いては、設備コストの低減化につながる。
また、浮力体として、浮力調整が不可能な基準浮力体を設けることにより、バラスト液の給排出すべき対象が少なくなるため、制御をより容易に行うことができる。
以下、本発明の浮体構造物における姿勢制御装置の実施の形態について説明する。なお、以下に示す各実施の形態においては、浮体構造物に風力発電装置が設置されてなる風力発電設備における姿勢制御装置について説明する。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1に係る風力発電装置を支持する浮体構造物における姿勢制御装置を、図1〜図24に基づき説明する。
まず、風力発電設備の全体構成を図面に基づき説明する。
この風力発電設備は、図1〜図3に示すように、所定海域の海面上(洋上)に浮遊されるとともに複数本の係留索1を介して係留された浮体(浮体構造物の一例である)2と、この浮体2上に設置された風力発電装置3とから構成され、またこの浮体2には、当該浮体2の揺れを抑制するための姿勢制御装置4が設けられている。勿論、各係留索1の先端はアンカー5が取り付けられて海底に固定されている。
上記浮体2は、その中央(中心部)に浮力室と機械室を有する中央浮力体11が配置されるとともに、この中央浮力体11の中心を通る直線上で且つ中央浮力体11を挟んで180度対称位置に設けられる2個を1組とする姿勢調整用の調整浮力容器(調整浮力体の一例で、閉鎖されたタンク構造を有しており、バラストタンクともいう)12が、中央浮力体11を中心とする同一半径の円周上に一定角度おきに3組(合計6個)でもって配置されたものであり、また各調整浮力容器12と中央浮力体11とが、および隣り合う調整浮力容器12同士が、それぞれ連結材13により互いに連結されている。
上記風力発電装置3は、中央浮力体11に立設された支柱体であるタワー3aの上端部に、風向きに応じて垂直軸心回りに旋回する風車支持体3bを介して、風車3cが水平軸心周りで回転自在に設けられたもので、勿論、この風車3cに発電機が連結されている。
なお、上記各調整浮力容器12の外周には、短い周期での波浪による揺動を減衰させるための揺動抑制板(フィン)14がそれぞれ放射方向に突設されている。
上記姿勢制御装置4は、浮体2の姿勢を検出する姿勢検出手段21と、各調整浮力容器12内のバラスト水(バラスト液の一例)の水位(液位)、具体的には満水状態(満杯状態)を検出する水位計(レベルセンサともいう)22と、対となる各組の調整浮力容器12,12同士間でそれぞれバラスト水を移動させる、すなわちバラスト水の供給および排出を行う給排出装置(液移動装置でもある)23と、上記姿勢検出手段21からの検出値に基づいて上記給排出装置23を制御する姿勢制御部24とで構成されている。なお、図示しないが、各調整浮力容器12の上部に、空気穴または一定圧で空気を吸入および排気を行うための定圧開閉弁がそれぞれ設けられている。
上記給排出装置23は、組となる2個の調整浮力容器12,12同士間に亘ってそれぞれ設けられた接続管31(31A〜31C)と、これら各接続管31の途中にそれぞれ配置されたポンプユニット32(32A〜32C)とから構成されており、またこの給排出装置23においては、調整浮力容器12,12同士間でバラスト水を循環使用し得るように、気化や漏水などによるバラスト水の減少時以外は、外部に対して閉鎖した系にされている。
上記各ポンプユニット32は、図4に示すように、各接続管31の途中に設けられた第1ポンプ(水用または海水用が用いられる)33と、これら各第1ポンプ33をバイパスするように各接続管31の途中に分岐して設けられたバイパス管34と、これら各バイパス管34の途中に設けられた第2ポンプ(水用または海水用が用いられる)35と、各ポンプ33,35の吐出側の各管31,34の途中に設けられた第1および第2電磁開閉弁(以下、開閉弁という)36,37とから構成されており、この給排出装置23において、第2開閉弁37を閉じるとともに第1開閉弁36を開いて第1ポンプ33を作動させれば、組における一方の調整浮力容器12から他方の調整浮力容器12にバラスト水を移動(給排出)させることができ、また第1開閉弁36を閉じるととも第2開閉弁37を開いて第2ポンプ35を作動させれば、組における他方の調整浮力容器12から一方の調整浮力容器12にバラスト水を移動させることができる。
なお、上述した各ポンプユニット32においては、2台のポンプ33,35を配置したが、図5に示すように、1台のポンプにより構成することもできる。
この場合、各接続管31の途中に1台のポンプ61を設けるとともにこのポンプ61の両側に第1および第2三方切換弁(例えば、電磁式のものが用いられる)62,63をそれぞれ介装し、さらにポンプ61の吸込側の第1三方切換弁62の残りのポートと吐出側の接続管31の途中とを第1バイパス管64で接続するとともに、ポンプ61の吸込側接続管31の途中と吐出側に設けられた第2三方切換弁63とを第2バイパス管65で接続する。
この構成において、図5の実線矢印にて示すように、一方の調整浮力容器12から他方の調整浮力容器12にバラスト水を移動させる場合には、両三方切換弁62,63により、両バイパス管64,65への接続を止めてポンプ61を作動させればよい。また、図5の破線矢印にて示すように、逆方向にバラスト水を移動させる場合には、両三方切換弁62,63を切り換えて、両バイパス管64,65にバラスト水が流れるようにしてポンプ61を作動させればよい。
ここで、姿勢制御を説明する際に用いる座標系について、図6に基づき説明する。
便宜上、浮体2の静止水平状態において、全ての調整浮力容器12を含む水平面上で且つ浮体2の中心(中央浮力体の中心でもある)を原点Oとするx−y平面を考えるとともに、この原点Oを通り且つx−y平面に直交するz軸(鉛直軸)を考える。そして、x軸回りの回転角をピッチ角φと称し、y軸回りの回転角をロール角θと称す。ここで、x軸を回転軸として原点Oからx軸の正側を見て左回り(反時計回り)をピッチ角φの正方向とし、y軸を回転軸として原点Oからy軸の正側を見て左回り(反時計回り)をロール角θの正方向とする。さらに、z軸に対するタワー3aの傾きを傾斜角αと称するとともに、傾斜したタワー3aのx−y平面上に投影した際のz軸を中心とする正のx軸との成す角を傾斜方位角β′と称し、正側のx軸から正側のy軸に向かう回転方向を傾斜方位角β′の正方向とする。
ところで、浮体2の姿勢制御に際し、タワー3aの傾斜をなくすように、すなわちタワー3aの傾斜方位角β′とは反対方向(180度位相が異なる方向)に傾動するように負荷(具体的には、バラスト水の移動によるモーメント荷重)を作用させる必要があるため、以下においては、この負荷を作用させる方向を修正方位角βと称して、その説明を行う。
上記姿勢検出手段21は、図3に示すように、タワー3aの基部(または中央浮力体11)に配置されてx軸回りでの浮体2の傾き(ピッチ角φ)を検出するピッチ角検出センサ41、およびy軸回りでの浮体2の傾き(ロール角θ)を検出するロール角検出センサ42により構成され、また図示しないが、必要に応じて係留索1の許容範囲でz軸回りでの浮体2の傾き(ヨー角)を検出するヨー角検出センサ(コンパス、ジャイロなどの方位センサが用いられる)が設けられる。また、外乱検出手段43として、風向計44および風力計45がタワー3aに設けられるとともに、潮流の向きおよび潮流の速度(潮速)を検出する潮流計46が中央浮力体11の底部に設けられている。
上記姿勢制御部24は、図7に示すように、ピッチ角検出センサ41にて検出されたピッチ角φおよびロール角検出センサ42にて検出されたロール角θを入力して所定の演算式に基づき傾斜角αおよび修正方位角βを求める傾き状態演算部51と、目標とする浮体2の姿勢、タワー3aについて言えばその傾き(具体的には、傾斜角αが0度である)を設定する目標傾き設定部52と、目標傾き設定部52の設定値と傾き演算部51からの傾斜角αとの偏差を求める偏差演算部53と、この偏差演算部53にて求められた偏差値並びに風向計44、風力計45および潮流計46からの各検出値を入力して当該偏差値がゼロとなるように、すなわちタワー3aを修正方位角βの方向に傾けるためのバラスト水の総移動量を求めるバラスト水移動量演算部(バラスト液移動量演算部ともいう)54と、上記各水位計22からの検出値を入力して各調整浮力容器12内のバラスト水が満水(満杯)になったか否かを検出する満水検出部(満杯検出部ともいう)55と、上記バラスト水移動量演算部54で演算されたバラスト水移動量および満水検出部55からの検出結果を入力して各調整浮力容器12に対するバラスト水の配分量すなわち各移動量(以下、個別移動量ともいう)を演算する配分演算部56と、この配分演算部56の演算値に基づいて給排出装置23における各ポンプユニット32に、詳細には、各ポンプ33,35および各開閉弁36,37に操作信号を出力する操作指令部57とから構成されている。
上記バラスト水移動量演算部54は、偏差演算部53からの偏差信号をPID制御回路に入力してフィードバック系の出力mb(t)を求めるとともに外乱検出手段43である風向計44等で検出された風速、風向、潮向および潮速をフィードフォワード制御回路に入力してフィードフォワード系出力mf(t)を求めた後、これらを加算することによりバラスト水の総移動量M(t)[mb(t)+mf(t)]を求めるように構成されている(なお、tはある時間において求められた値であることを示している)。
また、上記配分演算部56には、上記バラスト水移動量演算部54にて求められたバラスト水の総移動量、並びに調整浮力容器12の位置および修正方位角βに基づき、各調整浮力容器12に対する個別移動量(容器への供給量または容器からの排出量)を求めるためのデータテーブル(後で詳述する)が具備されている。
さらに、満水検出部55では、各調整浮力容器12内に設けられた水位計22からの検出信号を入力するとともに、バラスト水が満水になった調整浮力容器12を配分演算部56に知らせるものである。
上記構成において、ピッチ角検出センサ41にて検出されたピッチ角φおよびロール角検出センサ42にて検出されたロール角θが傾き状態演算部51に入力されると、ここで、ロール角θおよびピッチ角φに基づき傾斜角αと修正方位角βとが演算される。次に、この傾斜角αおよび目標傾き設定部52からの設定値が偏差演算部53に入力されて、設定値すなわち目標との偏差角が求められる。そして、外乱検出手段43からの風向、風力、潮向および潮流と偏差演算部53からの偏差角がバラスト水移動量演算部54に入力され、ここで、偏差値をPID制御演算の入力とするとともに、風向、風力、潮向および潮流に基づくフィードフォワード制御演算を行い、バラスト水の総移動量が演算される。
次に、バラスト水移動量演算部54で演算されたバラスト水の総移動量、傾き状態演算部51からの修正方位角βおよび満水検出部55からの検出結果が配分演算部56に入力されて、各調整浮力容器12に対するバラスト水の個別移動量が演算される。但し、本実施の形態1においては、一組の調整浮力容器12,12同士間でバラスト水を移動させるため、実際のバラスト水の総移動量としては、演算された総移動量[M(t)]の1/2の値が用いられる。
そして、この演算結果が操作指令部57に入力されて、その演算結果に基づき、ポンプユニット32(32A〜32C)のポンプ33,35および開閉弁36,37に操作信号が出力されて、浮体2の姿勢制御が行われる。
ここで、配分演算部56に具備されたデータテーブルを用いて、調整浮力容器12に対するバラスト水の個別移動量を求める手順を具体的に説明する。
なお、以下の説明においては、図8に示すように、同一円周上に配置された6個の調整浮力容器12により区画される6個の扇形状の大エリア(1つの大エリアを領域ともいう)を、この大エリアを左右の小エリア(分割領域ともいう)に2分割(等分割である)するとともに、修正方位角βを計測する基準方位(x軸)上の調整浮力容器12を第1容器12Aと称するとともに、反時計回りに位置する調整浮力容器12を、順番に、第2容器12B〜第6容器12Fというように、固有番号を付して説明する。小エリアについても、基準方位から反時計回りに、30度おきで順番に、第1小エリア(0〜30度)〜第12小エリア(330〜360度)というように固有番号を付し、また第1容器12Aと第2容器12Bと原点Oとで囲まれた扇形状の大エリアを基準領域と称するとともに、他の隣接する容器同士(例えば、12Bと12C,12Cと12Dなど)と原点Oとで囲まれる扇形状の領域を他の領域と称し、さらに上記第1小エリアを基準分割領域と称する。
上記データテーブルには、修正方位角βが第1小エリア(基準分割領域)内に位置する場合に、各容器12の満水または非満水の状態に応じて、各容器12に対する給排出装置23の運転動作状態(具体的には、ポンプユニットにおけるポンプを最大能力で運転させる、または最大能力に対する運転比率)を決める運転状態決定テーブルTB1と、修正方位角βが他の小エリア内にある場合に、上記運転状態決定テーブルにて決定された容器12の固有番号をずらせることにより、当該運転状態決定テーブルをそのまま利用し得るようにした固有番号変換テーブル(給排出を行う容器を特定するテーブル)TB2とがある。
まず、運転状態決定テーブルTB1を、図17に基づき説明する。
この運転状態決定テーブルTB1は、修正方位角βが第1小エリア内に位置している場合、固有番号が付された各容器12にバラスト水を個別移動させる際の給排出装置23における運転動作の状態を示すもので、満水の容器12の有・無に応じて運転状態(1〜8の運転番号で示す)が決定される。
すなわち、左端の縦の欄に記載した第1〜第6は動作番号、上側の横の欄に記載した1〜8は運転番号で、運転番号の下の行に記載した満水容器はみなし番号(後述するが、第1大エリアにおいては、みなし番号と固有番号とは等しい)であり、縦欄と横欄との合流する欄に、具体的な運転方法(後述する(1)式の係数である)が定められている。
例えば、運転番号が1である場合、すなわち満水の容器12が無い場合で、図18に示すように、その修正方位角βが第1小エリア(0〜30度)の範囲内に位置する場合について説明する。
この制御原理について、図9を参照して簡単に説明すると、第1容器12Aと第2容器12Bとの間の方向で且つ第1容器12A寄り位置で、バラスト水の移動により負荷を作用させれば、浮体2の傾斜が水平に、すなわちタワー3aを略鉛直状態に制御することができる。
言い換えれば、第1容器12Aと第2容器12Bとにポンプにて且つ最大能力でもってバラスト水を供給すれば、浮体2の姿勢を改善するのに大きく寄与することになり、これに加えて、これら2個の容器とは組を構成しておらず且つその領域の中心線と直交する方向にある容器12内のバラスト水量を調整することにより、バラスト水の移動による負荷の合力の方向を当該修正方位角βに一致させることができる。すなわち姿勢の微調整を行うことができる。
上記の制御原理に基づき、運転状態決定テーブルTB1には、第1容器12Aおよび第2容器12Bの欄に「1」というデータが記載される(入れられる)とともに第6容器12Fの欄には微調整用の値(√(3×tan(30−β)))が記載されている。
ここで、上記「1」という値の意味は、ポンプを最大能力(フル運転)で作動させることを意味しており、微調整用の値については、その欄に記載された(√(3×tan(30−β)))式により求められる値(最大能力に対する運転比率)でもってポンプが作動されることを意味している。
再度、説明すると、修正方位角βの両側に位置する2個の容器12A,12Bにポンプをフル運転で駆動してバラスト水をそれぞれに迅速に且つ目一杯でもって供給するとともに、両容器12A,12B間の第1大エリア(基準領域)の中心線よりも一方の容器12A側に修正方位角βがずれている場合に、そのずれ分を補正するモーメントを発生させるために、第6容器12Fにバラスト水を所定の運転比率でもって供給するものである。
なお、この運転状態テーブルのデータとしては、ポンプのフル運転に対する比率を用いているが、その制御周期(例えば、1分程度の間隔)を考えると、結局は、容器12に供給するバラスト水の流量(個別移動量である)を表していることになる。なお、姿勢の制御に用いられる第1容器12A、第2容器12Bおよび第6容器12F以外の第3〜第5容器12C,12D,12Eについては、当然、「0」(運転停止)のデータが入れられている。
ところで、各容器12の個数は、4個以上の偶数個で且つ同一円周上で等角度間隔でもって配置されているため、修正方位角が第1大エリア(基準領域)にある場合のバラスト水の総移動量が求まっていると、修正方位角βが他の大エリア(他の領域)にある場合のバラスト水の個別移動量については、第1大エリアの考えを適用することができる。つまり、当該他の大エリアの右側(時計回り方向)の浮力体の固有番号を1であるとみなし(反時計回りに浮力体のみなし番号が1ずつ増える)て、このみなし番号におけるバラスト水の個別移動量を第1大エリアの考えを適用して求めることができる。これにより、みなし番号におけるバラスト水の個別移動量を、その固有番号におけるバラスト水の個別移動量として扱うことができる。
また、大エリアを半分にした小エリアについては、その微調整方向が互いに逆になっているだけなので、両小エリア間の境界線で円全体を180度回転させた時、回転後の各容器12の位置に、回転前にあった容器12の固有番号(第1大エリアの場合)または上記みなし番号を、回転後の各容器12のみなし番号として扱うだけでよい。例えば第1小エリアと第2小エリアについて言えば、第1容器12Aと第2容器12B、第3容器12Cと第6容器12F、第4容器12Dと第5容器12E、それぞれにおいて、相手の固有番号を自己のみなし番号として扱うことになる。
したがって、修正方位角βが第3小エリアにある場合、固有番号2をみなし番号1とし、第1小エリアに修正方位角βがある場合の各固有番号(浮力体)の個別移動量を同じ数字のみなし番号の個別移動量として扱うことにより姿勢制御を行うことができる。
以下、第1小エリアと第2小エリアの考えを他の大エリアにおけるみなし番号に従って適用することで、全ての小エリア(第3小エリア〜第12小エリア)における姿勢制御を行うことができることになる。
図18は、上記の考え方に基づくテーブルであり、縦の欄を修正方位角βが属する小エリア、横の欄をバラスト水の個別移動量を求めるための動作番号とし、縦と横とが合流する各欄には各浮力体の番号が配置されている。第3小エリア以降は、第1大エリアに修正方位角βがあるとみなして求めているため、上述の説明に基づき、奇数小エリアは、番号が1つ小さい奇数小エリアの固有番号を1増やしたものになっており、偶数小エリアは、番号が1つ小さい偶数小エリアの固有番号を1増やしたものになっている。固有番号、エリア番号とも、最大値の次は「1」に戻ることになる。図18においては、みなし番号として、第1および第2小エリアが参照される。
図18に示す固有番号変換テーブルTB2を具備しておくことにより、運転動作状態については、第1大エリア内の第1小エリアに修正方位角βがある場合についてのデータを用意するだけで済む。なお、各テーブルにおいて、エリアの角度範囲を示した際に、下限値に等号「≦」を付したが、上限値に等号を付してもよい。
上記の説明では、満水の容器12が無い場合について説明したが、運転状態決定テーブルTB1の運転番号2〜8に示すように、満水容器が第1容器12Aである場合、第2容器12Bである場合、第6容器12Fである場合、第1および第2容器12A,12Bである場合、第1および第6容器12A,12Fである場合、第2および第3容器12B,12Cである場合、第1,第2および第6容器12A,12B,12Fである場合についての運転比率(供給流量比)を示している。
ところで、運転比率を示すテーブルに従い運転を行うのでもよいが、その運転比率をさらに加工して運転することもできる。この場合、以下の事項が考慮される。
この制御においては、その制御周期が決められており、この制御周期ごとに使用するポンプ(ポンプユニットでもある)の番号が決定されることになるが、この決定時に、供給量が小さい場合には、その運転比率「1(フル運転)」が小さくされる。すなわち、以下の演算により調整のための係数Nが求められる。
制御周期において、ポンプを最大能力で運転したときのバラスト水の移動可能量をMPMAX、流量を調整するための能力制限係数をNとすると、下記(1)式にて表すことができる。
N=M(t)/(運転番号における各係数の合計×MPMAX)・・・(1)
Nが1以上である場合には、ポンプを最大能力で運転するとともに配管経路中に設けられる開閉弁などで流量制限をかけることなくバラスト水の移動が行われる(N=1として扱う)。逆に、Nが1未満である場合、運転番号により特定された各容器に対応するポンプの運転比率(各容器に対する供給流量比)の係数(テーブル中)にさらにNを乗じた比率としてバラスト水の移動を行う。なお、1未満の値で運転を行う場合には、ポンプの吐出量を絞るか、または配管経路中に設けられた開閉弁の開度を調節することにより行う。
ここで、図17の運転状態テーブルTB1に示した各運転番号1〜8について、各容器により発生される姿勢制御のための力のベクトル図を、図9〜図16に示しておく。なお、図中の斜線が施されたみなし番号の容器が満水容器であることを示している。
これらの各図から分かるように、容器12に対するバラスト水の個別移動量により発生する個別ベクトルFを合成した合成ベクトルNの方向が、修正方位(β)に一致するようにポンプが制御される。
ところで、運転番号5〜7においては、満水以外の容器12を用いて合成ベクトルを得ようとすると、修正方位とは異なる方向のベクトルになるため、その修正方位から左右のいずれかに90度以内にある容器12に対するポンプを運転して個別ベクトルFを発生させ、浮体2の傾斜をできるだけ修正方位に近づくようにされる。なお、その容器が満水になれば、制御の限界となるため、ポンプの運転が停止される。
上述したように、浮体2の姿勢、すなわちタワー3aが傾斜した場合でも、各傾斜センサ41,42からの検出値に基づきバラスト水の総移動量が演算されるとともに、この演算されたバラスト水の総移動量が配分演算部56に入力されて、ここで、その修正方位角βに応じて、予め、用意された容器に対するポンプの運転比率(制御量でもある)を示す運転状態決定テーブルTB1および修正用方位角βに応じて運転状態決定テーブルTB1を適用するために容器の固有番号(ポンプの番号、正確には、ポンプユニットの番号である)から当該運転状態決定テーブルTB1と関連する動作番号を取得するための固有番号変換テーブルTB2に基づき、浮体2の姿勢制御を行うことができる。
このように、浮体2の姿勢制御を行う際に、予め、用意された2種類のデータテーブルを用いて制御を行うようにしているので、その都度、検出センサ41,42から入力される検出値に応じて、例えばその都度、修正方位角βから演算されるバラスト水の給排出量を各調整浮力容器12に配分する際に、ファジイ演算などの複雑な制御方式を用いて演算するものに比べて、迅速に且つ容易に制御を行い得るとともに、制御装置の構成を簡単にすることができる。
すなわち、比較的長い変動周期の外乱による浮体2の傾きを迅速に且つ容易に修正して浮体2を長期的に安定した姿勢に保持することができるので、風力発電装置3の風車3cの風に対する受圧面を、常に、適正な方向に向けることができるので、発電効率の向上を図ることできる。
上記の構成によれば、浮体すなわち風力発電装置の姿勢を制御するのに、周囲に且つ等角度おきに配置された複数組の浮力容器の各組の少なくとも一方をバラスト水を給排出し得る調整浮力容器としたので、すなわち密閉状の容器としたので、例えば底部が開放された減揺タンクを用いるものに比べて、波浪の影響をそれ程受けることがないとともに空気が流出する心配もないため、長期間に亘って安定した姿勢制御を行うことができる。
しかも、この姿勢制御装置によると、その姿勢の制御に際して、データテーブルに基づき、各調整浮力容器に給排出されるバラスト水量を決定するようにしているため、例えばその都度、修正方位角に基づき、各調整浮力容器に対する給排出量を例えばファジイ演算などを用いて演算するものに比べて、迅速に制御を行い得るとともに、制御装置を簡単な構成にすることができるので、設備コストの低減化を図ることができる。
なお、上記説明においては、容器の個数が6個の場合について説明したが、4個のおよび8個の場合について、運転状態決定テーブルTB1および固有番号変換テーブルTB2を、図19および図20(4個の場合)並びに図21〜図23および図24(8個の場合)に示す。また、容器が10個以上の場合でも、4個、6個、8個の場合と同様にポンプの運転制御が行われる。
[実施の形態2]
以下、本発明の実施の形態2に係る浮体構造物の姿勢制御装置を、図25に基づき説明する。
上記実施の形態1においては、浮体の姿勢を制御する際に、修正方位角βが位置する大エリア(基準領域)に係る2個の調整浮力容器およびそれらと組をなす調整浮力容器以外の調整浮力容器にバラスト水を個別移動させることにより姿勢の微調整を行うようにしたが、本実施の形態2においては、この微調整を行わずに、傾斜の改善を主眼においたものである。
なお、本実施の形態2と実施の形態1との異なる箇所は、修正方位にほぼ直交する方向に位置する微調整用の調整浮力容器を用いるか否かだけであり、したがって、全体構成としては実施の形態1と同一の構成であるため、同一の部材番号を用いて、姿勢制御の動作に着目して説明する。
すなわち、本実施の形態2においては、隣接する調整浮力容器間の角度の半分の角度を小エリアのサイズとし、第1小エリアはその中間に固有番号1の調整浮力容器を有し、第1小エリアに隣接して反時計回りに、第2および第3小エリアに基づき、最後の小エリアに第1小エリアが隣接するものとする。
この場合におけるバラスト水の個別移動についての考え方を示すと、修正方位角βが或る小エリアに存在している場合には、当該小エリアの中心(中間)から両側90度未満の範囲にある調整浮力容器にバラスト水が個別移動されることになり、また調整浮力容器への個別移動量、すなわちポンプの運転動作状態については、常に、最大能力で運転される。
したがって、本実施の形態2においては、データテーブルとしては、運転状態決定テーブルおよび容器の固有番号変換テーブルを用いずに、単に、個別移動すべき容器番号(ポンプ番号、正確には、ポンプユニット番号である)すなわち運転番号テーブルだけが用いられる。なお、上記範囲の両端に近づくと傾斜改善への寄与が小さくなってくるため、適宜、範囲を狭めて設計するとよい。
この運転番号テーブルを、図25に示しておく(容器の数が6個の場合)。
勿論、図25中、「1」はポンプを最大能力(フル状態)で運転することを意味するとともに、「0」はポンプの運転が停止状態であることを意味している。
図25に示すように、修正方位角βが含まれる小エリア中心から両側90度未満の範囲にある調整浮力容器にバラスト水が個別移動される。
また、図26に調整浮力容器が4個である場合の運転番号テーブルを、図27に調整浮力容器が8個である場合の運転番号テーブルを示しておく。
この構成においても、上記実施の形態1と同様に、浮体2の姿勢制御に際し、バラスト水を個別移動すべき調整浮力容器を、すなわち作動すべきポンプユニットをデータテーブルを用いて特定することができるので、やはり、迅速に且つより簡単な構成にて浮体の姿勢制御を行うことができる。
[実施の形態3]
以下、本発明の実施の形態3に係る浮体構造物の姿勢制御装置を、図28に基づき説明する。
上記実施の形態1においては、中央浮力体11を挟んで直線上に配置されて組となる調整浮力容器12,12同士間でバラスト水を個別移動(給排出)させるように構成したが、本実施の形態3においては、中央浮力体についても、バラスト水を貯溜し得る容器とするものである。なお、本実施の形態3の説明においては、上記実施の形態1の構成に適用するものとして説明を行い、したがって実施の形態1と同一の構成部材については、同一の番号を付してその説明を省略する。
すなわち、図28に示すように、中央浮力体をタンク構造の貯溜浮力容器(貯溜浮力体)71にするとともに、この貯溜浮力容器71と各調整浮力容器12との間でバラスト水を個別移動させるための給排出装置72が設けられたものである。
この給排出装置72は、貯溜浮力容器71に接続された集合配管73と、この集合配管73から各調整浮力容器12にそれぞれ接続された分岐管74と、上記集合配管73の途中に設けられたポンプユニット75と、上記各分岐管74にそれぞれ介装された電磁開閉弁76とから構成されている。
したがって、姿勢制御部24の配分演算部54からの制御信号により、操作指令部57を介して、ポンプユニット75が作動させられるとともに所定の電磁開閉弁76が操作されて、所定の調整浮力容器12から個別移動量だけバラスト水を貯溜浮力容器71に排出させた後、当該貯溜浮力容器71から所定の調整浮力容器12に個別移動量だけバラスト水が供給される(勿論、ポンプユニット75において、バラスト水の供給および排出のいずれかに切り換えられる)。
この構成によると、ポンプユニット75が集合配管73の1箇所にだけ設けられるため、上述した実施の形態1のものに比べて、部品点数を削減することができるとともにメンテナンスも容易となる。勿論、実施の形態1にて説明したと同様の効果が得られる。
なお、図29に示すように、給排出装置81を、貯溜浮力容器71と各調整浮力容器12とを、それぞれ供給用配管82および排出用配管83により接続するとともに、各供給用配管82および排出用配管83をそれぞれ集合用管82a,83aおよび分岐管82b,83bにより構成するとともに、各集合用管82a,83aの途中にポンプ(水用または海水用が用いられる)84,85を設けるとともに各集合用管82a,83aの途中に電磁開閉弁86,87を介装した構成にしてもよい。この構成によると、上記実施の形態3にて説明したものに比べて、バラスト水の供給と排出とを同時に行うことができるため、制御時間を短く、すなわち制御を迅速に行うことができる。
また、上記実施の形態3においては、貯溜浮力容器71に貯溜されたバラスト水を調整浮力容器12との間で移動させることにより姿勢制御を行うようにしたが、例えば直接、海面からバラスト水として海水を汲み上げるとともに、海面に放出することにより姿勢制御を行うこともできる。勿論、湖水に浮かんでいる場合には、バラスト水として湖水が用いられる。
[実施の形態4]
以下、本発明の実施の形態4に係る浮体構造物の姿勢制御装置を、図30および図31に基づき説明する。
上記各実施の形態では、全ての容器(浮力体)を調整浮力容器12として説明したが、本実施の形態4においては、同一円周上に偶数個の容器があり、中心を挟んで対向する組において、一部の組または全部の組の一方を浮力調整不可能な基準浮力容器(基準浮力体)とするとともに他方を浮力調整可能な調整浮力容器とし、しかも一部の組が基準浮力容器と調整浮力容器とで構成された場合、残部の組については、両方が調整浮力容器で構成され、各調整浮力容器にそれぞれバラスト水を供給および排出し得る給排出装置を設け、そして浮体(浮体構造物)に設けられた姿勢検出手段の検出値に基づき上記給排出装置を作動させて各調整浮力容器のバラスト水量を調整する姿勢制御部を設けたものである。なお、図30は調整浮力容器が6個の場合、図31は調整浮力容器が4個の場合を示している。
すなわち、図30(b),(c)および図31(b)に示すように、組となる容器のうちの一部で、一方をたとえば発泡体などを充填したり、密閉中空状に形成して浮力調整が不可能な基準浮力容器(基準浮力体)91とし、他方を給排出装置(図示せず)により外部との間、または互いにバラスト水を給排出して浮力調整可能な調整浮力容器(調整浮力体)92としたものである。勿論、図30(d),図31(c)に示すように、各組をすべて基準浮力容器91と調整浮力容器92とで構成してもよい。また、図示しないが、上記各構成のうち、両方を浮力が同一の基準浮力容器の組を1組以上設けてもよい。
なお、基準浮力容器91と調整浮力容器92からなる組のバラスト水の個別移動量については、各組への個別移動量を調整浮力容器92で受け持つことになる。
ところで、ここで用いられる容器の固有番号変換テーブル(実施の形態1にて説明したもの)については、組における一方が浮力の調整が不可能な基準浮力容器である場合には、容器の固有番号に基づき、他方の調整浮力容器に対する逆の運転動作(供給であれば排出動作、排出であれば供給動作)の指示に変換すべき第3のテーブルとして、運転状態変換データテーブルが具備される。
例えば、この運転状態変換データテーブルの一番左側の列には、上から下に向って容器の固有番号が記載され、二番目の列には、実際、給排出動作が行われる調整浮力容器の固有番号が記載され、三番目の列には、運転状態決定テーブルにて決定された運転動作をそのまま用いるのかそれとも逆の動作を行わせるのかを示すデータ(情報)が記載されることになる。この運転状態変換データテーブルにより、基準浮力容器が混じっている場合でも、実施の形態1にて説明した運転状態決定テーブルをそのまま用いることができる。
上記構成によれば、実施の形態1にて説明したものと同様の効果が得られる。
また、基準浮力容器91の浮力が、調整浮力容器92における調整浮力の上限と下限の中間(中心)になるようにするとともに、浮体2が水平の適正姿勢である場合には、この調整浮力容器92における浮力についても、丁度、その上限と下限との中間になるように調整しておくことにより、調整浮力容器92による浮力調整可能範囲をできるだけ大きくすることができる。
[実施の形態5]
以下、本発明の実施の形態5に係る浮体構造物の姿勢制御装置を、図32および図33に基づき説明する。
上述した実施の形態2においては、調整浮力容器を偶数個配置したものとして説明したが、本実施の形態5においては、奇数個、例えば5個配置し、且つ上記実施の形態3にて説明したように、バラスト水(バラスト液)の給排出については、貯溜浮力容器(中央浮力体)との間で行うようにするとともに、貯溜浮力容器と各調整浮力容器との間のバラスト水の給排出量の合計がゼロになるようにされている。
すなわち、図32に示すように、貯溜浮力容器101の周囲に且つ等角度間隔(72度間隔)で調整浮力容器102が5個配置されるとともに、これら各調整浮力容器102と貯溜浮力容器101との間で、バラスト水の給排出を行うための給排出装置(図示せず)が具備されている。なお、この給排出装置は、実施の形態3で説明したものと同様の構成を有するものである。
この場合の制御方式としては、制御の簡単化を図るために、バラスト水の給排出量の合計(総移動量)についてはゼロとなるようにした状態で、最大能力(フル運転)でバラスト水を供給する調整浮力容器102と、フル運転でバラスト水を排出する調整浮力容器102と、バラスト水の移動量(例えば、フル運転を1とすれば、1/2の運転能力とされる)が調整される調整浮力容器102とが設けられる。
具体的に説明すれば、図33に示すように、第1容器102Aを基準方位に一致させて反時計回りに第2〜第5容器102B〜102Eと順番に番号を振り、そして全周を10等分して小エリアを設けるとともに、1つ置きの小エリアの中心に各容器102を配置するものとする。
そして、修正方位角βが、第1小エリア内に存在する場合には、第1容器102Aにフル運転で貯溜浮力容器101からバラスト水を供給するとともに、反対側の第3容器102Cおよび第4容器102Dからバラスト水をフル運転で貯溜浮力容器101に排出させ、各容器102に対するバラスト水の総量を一定にするための調整用として、第1容器102Aの両側に位置する第2容器102Bおよび第5容器102Eに、フル運転の半分の運転能力(1/2)でもって貯溜浮力容器101からバラスト水が供給される。
一方、修正方位角βが、第1容器102Aが属する小エリアに存在しなくて、容器102が属しない例えば第2小エリアに存在する場合には、修正方位の両側90度(±90度)の範囲内にある第1容器102Aおよび第2容器102Bにフル運転でバラスト水を供給し、且つ修正方位とは反対側の小エリアに属する第4容器102Dからはフル運転でバラスト水が排出されるとともに、その両側の第3容器102Cおよび第5容器102Eからはフル運転の半分の運転能力(1/2)でもってバラスト水が排出される。
そして、修正方位が他の小エリアに存在する場合には、上記第1容器102Aを72度ずつずらせることにより、すなわち図33に示す固有容器番号テーブルを用いることにより、上述した制御方法を適用することができる。
勿論、この場合も、上述した各実施の形態と同様の効果が得られる。
また、この実施の形態5においては、貯溜浮力容器101と調整浮力容器102との間でバラスト水の供給および排出を行うようにしたが、貯溜浮力容器101を設けない場合には、各調整浮力容器101に対して、海水(または、湖水)の供給および排出が行われる。勿論、この場合でも、全ての調整浮力容器102内のバラスト水の総量は、常に、一定に保つように制御される。
なお、この考え方は3個以上の奇数の調整浮力容器に適用可能である。
ところで、上述した各実施の形態において、浮力体を容器状に構成したが、浮体(浮力構造体)内に形成された浮力空間であってもよい。
また、上記各実施の形態において、組となる浮力容器をそれぞれ複数個ずつでもって構成してもよい。
本発明の実施の形態1に係る姿勢制御装置を具備した風力発電設備の全体側面図である。 同風力発電設備の斜視図である。 同風力発電設備の姿勢制御装置の概略構成を示す図である。 同姿勢制御装置の給排出装置の構成を示す図である。 同姿勢制御装置における給排出装置の変形例の構成を示す図である。 同姿勢制御装置における姿勢制御を説明するための座標系を示す図である。 同姿勢制御装置の構成を示すブロック図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための調整浮力容器の配置図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための力のベクトル図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための力のベクトル図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための力のベクトル図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための力のベクトル図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための力のベクトル図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための力のベクトル図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための力のベクトル図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための力のベクトル図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための運転状態決定テーブルを示す図である。 同姿勢制御装置における制御方法を説明するための容器の固有番号変換テーブルを示す図である。 同姿勢制御装置の変形例における制御方法を説明するための運転状態決定テーブルを示す図である。 同姿勢制御装置の変形例における制御方法を説明するための容器の固有番号変換テーブルを示す図である。 同姿勢制御装置の変形例における制御方法を説明するための運転状態決定テーブルを示す図である。 同姿勢制御装置の変形例における制御方法を説明するための運転状態決定テーブルを示す図である。 同姿勢制御装置の変形例における制御方法を説明するための運転状態決定テーブルを示す図である。 同姿勢制御装置の変形例における制御方法を説明するための容器の固有番号変換テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る姿勢制御装置における制御方法を説明するための運転番号テーブルを示す図である。 同姿勢制御装置の変形例における制御方法を説明するための運転番号テーブルを示す図である。 同姿勢制御装置の変形例における制御方法を説明するための運転番号テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態3に係る姿勢制御装置の概略構成を示す全体斜視図である。 同実施の形態3に係る姿勢制御装置の変形例の概略構成を示す全体側面図である。 本発明の実施の形態4に係る姿勢制御装置における容器の配置状態を示す図で、(a)は調整浮力容器の基本配置を示し、(b)〜(d)は基準浮力容器と調整浮力容器の配置例を示す。 同実施の形態4に係る姿勢制御装置の変形例における容器の配置状態を示す図で、(a)は調整浮力容器の基本配置を示し、(b)および(c)は基準浮力容器と調整浮力容器の配置例を示す。 本発明の実施の形態5に係る姿勢制御装置における制御方法を説明するための調整浮力容器の配置図である。 同実施の形態5に係る姿勢制御装置の制御方法を説明するための運転番号テーブルを示す図である。
符号の説明
2 浮体
3 風力発電装置
4 姿勢制御装置
11 中央浮力体
12 調整浮力容器
21 姿勢検出手段
22 水位計
24 姿勢制御部
31 接続管
32 ポンプユニット
33 第1ポンプ
35 第2ポンプ
41 ピッチ角傾斜センサ
42 ロール角傾斜センサ
43 外乱検出手段
51 傾き状態演算部
52 目標傾き設定部
53 偏差演算部
54 バラスト水移動量演算部
55 満水検出部
56 配分演算部
57 操作指令部
71 貯溜浮力容器
72 給排出装置
75 ポンプユニット
81 給排出装置
84 ポンプ
85 ポンプ
91 基準浮力容器
92 調整浮力容器
101 貯溜浮力容器
102 調整浮力容器

Claims (7)

  1. 浮体構造物の周囲に少なくとも4個以上で且つ偶数個の浮力体を同一円周上に等角度おきに配置するとともに、互いに180度対称位置に配置される2個で一組とされる各組の少なくとも一方の浮力体をバラスト液により浮力調整可能にされた調整浮力体と成し、
    上記各調整浮力体にバラスト液を供給および排出し得る給排出装置を設け、
    上記浮体構造物の姿勢を検出する姿勢検出手段からの検出値により求められた修正すべき方位である修正方位角に基づき、調整浮力体に対する給排出量を決定するデータテーブルを有するとともに、このデータテーブルから得られたデータに基づき上記給排出装置を作動させて当該調整浮力体のバラスト液量を調整する姿勢制御部を設けたことを特徴とする浮体構造物における姿勢制御装置。
  2. 同じ組の浮力体同士をバラスト液により浮力調整可能にされた調整浮力体と成し、
    給排出装置は、同じ組の調整浮力体同士間でバラスト液の供給および排出を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の浮体構造物における姿勢制御装置。
  3. 180度対称位置に配置された各組の浮力体の一方を浮力調整が不可能な基準浮力体にするとともに、姿勢制御部にて、当該基準浮力体にバラスト液を供給すべきと判断された場合、
    当該基準浮力体の反対側に位置する調整浮力体のバラスト液を排出することにより調整するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の浮体構造物における姿勢制御装置。
  4. 浮体構造物の中心部にバラスト液を貯溜する貯溜浮力体を設け、
    給排出装置は、上記貯溜浮力体と調整浮力体との間でバラスト液の供給および排出を行うようにしたことを特徴とする請求項1の浮体構造物における姿勢制御装置。
  5. 円周上に配置された全ての浮力体に所定方向回りで順次固有番号を付するとともに、調整浮力体にバラスト液が満杯になったか否かを検出する水位計を設け、
    さらに姿勢制御部に、
    上記水位計からの検出信号を入力して満杯になった調整浮力体を特定する満杯検出部を具備するとともに、
    データテーブルとして、
    修正方位角が基準領域内にある場合に、各調整浮力体の満杯または非満杯の状態に応じて、各調整浮力体に対する給排出装置の運転状態を決定する運転状態決定テーブルと、
    修正方位角が他の領域内にある場合に、基準領域内に対応して作成された上記運転状態決定テーブルにて決定された調整浮力体の固有番号を変更してみなし番号とすることにより、当該運転状態決定テーブルをそのまま利用し得る固有番号からみなし番号を取得するための固有番号変換テーブルとを具備したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の浮体構造物における姿勢制御装置。
  6. バラスト液により浮力調整可能にされた調整浮力体を浮体構造物の周囲の同一円周上に3個以上の奇数個で且つ等角度おきに配置し、
    上記各調整浮力体にバラスト液を供給および排出し得る給排出装置を設け、
    上記浮体構造物の姿勢を検出する姿勢検出手段からの検出値により求められた修正すべき方位である修正方位角に基づき、調整浮力体に対する給排出量を決定するデータテーブルを有するとともに、このデータテーブルから得られたデータに基づき上記給排出装置を作動させて当該調整浮力体のバラスト液量を調整する姿勢制御部を設けたことを特徴とする浮体構造物における姿勢制御装置。
  7. 浮体構造物の中心部にバラスト液を貯溜する貯溜浮力体を設け、
    給排出装置は、上記貯溜浮力体と調整浮力体との間でバラスト液の供給および排出を行うようにしたことを特徴とする請求項6の浮体構造物における姿勢制御装置。
JP2004085834A 2004-03-24 2004-03-24 浮体構造物における姿勢制御装置 Pending JP2005271673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004085834A JP2005271673A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 浮体構造物における姿勢制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004085834A JP2005271673A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 浮体構造物における姿勢制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005271673A true JP2005271673A (ja) 2005-10-06

Family

ID=35171784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004085834A Pending JP2005271673A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 浮体構造物における姿勢制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005271673A (ja)

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115978A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 緊張係留浮体のための支援用浮体、及び、これを用いた緊張係留浮体の曳航方法と設置方法
JP2010234965A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 緊張係留浮体システム、支援用システム及びこの支援用システムを用いた浮体の曳航方法と設置方法
JP2011521820A (ja) * 2008-04-23 2011-07-28 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド 洋上風力タービンの支持のための水エントラップメントプレートおよび非対称的係留システムを伴う、コラムで安定化された洋上プラットホーム
WO2012011601A1 (ja) * 2010-07-23 2012-01-26 株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド 浮体構造物作業システム、浮体構造物、作業船及び浮体構造物作業方法
CN102390494A (zh) * 2011-08-19 2012-03-28 黄灿光 悬浮式可升降海上风电场支撑系统和基础
WO2014195579A1 (en) * 2013-06-03 2014-12-11 Jarkko Valtanen A controlling system and method for controlling a floating arrangement
JP2015006884A (ja) * 2014-09-11 2015-01-15 三井造船株式会社 浮体の設置方法
JP2015505006A (ja) * 2012-01-23 2015-02-16 エムエイチアイ ヴェスタス オフショア ウィンド エー/エス 浮体式風力タービンの協調制御
KR20150038617A (ko) * 2012-08-07 2015-04-08 엠에이치아이 베스타스 오프쇼어 윈드 에이/에스 부유 풍력 터빈 안전 시스템
JP2016504526A (ja) * 2013-01-12 2016-02-12 セテルネス, ハンスSETERNES, Hans 浮体式風力タービン構造体
KR20160033342A (ko) * 2014-09-17 2016-03-28 울산대학교 산학협력단 부유식 해상풍력발전장치
KR20160033343A (ko) * 2014-09-17 2016-03-28 울산대학교 산학협력단 부유식 해상공항
KR20160033341A (ko) * 2014-09-17 2016-03-28 울산대학교 산학협력단 부유식 해상풍력발전장치
KR20160083330A (ko) * 2014-12-30 2016-07-12 울산대학교 산학협력단 부유식 해상 구조물
KR20160083332A (ko) * 2014-12-30 2016-07-12 울산대학교 산학협력단 부유식 해상 구조물
JP2016521812A (ja) * 2013-05-20 2016-07-25 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド オフショア浮体式風力タービン・プラットフォームを制御するシステムおよび方法
WO2016172149A1 (en) 2015-04-20 2016-10-27 University Of Maine System Board Of Trustees Hull for a floating wind turbine platform
JP2017109719A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 環境エナジー株式会社 風力発電用浮体
US9810204B2 (en) 2010-10-15 2017-11-07 Principle Power, Inc. Floating wind turbine platform structure with optimized transfer of wave and wind loads
EP3511238A4 (en) * 2017-11-20 2019-07-17 Alen Co., Ltd. FLOATING SYSTEM OF PLATFORM FOR POWER GENERATION ON LAKE
US10421524B2 (en) 2014-10-27 2019-09-24 Principle Power, Inc. Connection system for array cables of disconnectable offshore energy devices
JP2020507714A (ja) * 2017-02-20 2020-03-12 スン チェ,オク 折り畳み式フラップを利用した水力発電装置
JP2020079086A (ja) * 2014-05-29 2020-05-28 マイケル ウィリアム ニール ウィルソン 液状体内の圧力含有容器、例えば海底パイプラインなどの高度、姿勢、及び構造上の完全性を管理する方法
ES2824373A1 (es) * 2019-11-11 2021-05-11 Seaplace Sl Sistema para adrizar y reducir movimientos en plataformas flotantes
KR20210060504A (ko) * 2018-09-20 2021-05-26 이오링크 제어가능한 요 위치를 갖는 부유식 풍력 터빈
JP2021514888A (ja) * 2018-02-26 2021-06-17 向陽農業生技股▲ふん▼有限公司Sunny Rich Agric.& Biotech CO.,LTD. 浮体式太陽光発電設備用架台装置
US11225945B2 (en) 2019-05-30 2022-01-18 Principle Power, Inc. Floating wind turbine platform controlled to optimize power production and reduce loading
CN114604382A (zh) * 2022-04-08 2022-06-10 北京千尧新能源科技开发有限公司 浮式基础调节方法及相关设备
CN114604383A (zh) * 2022-03-18 2022-06-10 蓝洁丰仑海洋科技(上海)有限公司 一种拖航浮箱装置、升降式网箱装置及其使用方法

Cited By (62)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015016860A (ja) * 2008-04-23 2015-01-29 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド 洋上風力タービンの支持のための水エントラップメントプレートおよび非対称的係留システムを伴う、コラムで安定化された洋上プラットホーム
JP2011521820A (ja) * 2008-04-23 2011-07-28 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド 洋上風力タービンの支持のための水エントラップメントプレートおよび非対称的係留システムを伴う、コラムで安定化された洋上プラットホーム
US9446822B2 (en) 2008-04-23 2016-09-20 Principle Power, Inc. Floating wind turbine platform with ballast control and water entrapment plate systems
US9139266B2 (en) 2008-04-23 2015-09-22 Principle Power, Inc. Floating wind turbine platform with ballast control and mooring system
JP2015037935A (ja) * 2008-04-23 2015-02-26 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド 洋上風力タービンの支持のための水エントラップメントプレートおよび非対称的係留システムを伴う、コラムで安定化された洋上プラットホーム
US8692401B2 (en) 2008-04-23 2014-04-08 Principle Power, Inc. Asymmetric mooring system for support of offshore wind turbines
JP2010115978A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 緊張係留浮体のための支援用浮体、及び、これを用いた緊張係留浮体の曳航方法と設置方法
JP2010234965A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 緊張係留浮体システム、支援用システム及びこの支援用システムを用いた浮体の曳航方法と設置方法
KR101463188B1 (ko) * 2010-07-23 2014-11-19 재팬 마린 유나이티드 코포레이션 부체 구조물 작업 시스템, 부체 구조물, 작업선 및 부체 구조물 작업 방법
WO2012011601A1 (ja) * 2010-07-23 2012-01-26 株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド 浮体構造物作業システム、浮体構造物、作業船及び浮体構造物作業方法
CN103228530A (zh) * 2010-07-23 2013-07-31 日本日联海洋株式会社 浮体结构物作业系统、浮体结构物、作业船及浮体结构物的作业方法
US9061744B2 (en) 2010-07-23 2015-06-23 Japan Marine United Corporation Working system for floating structure, floating structure, working ship, and working method for floating structure
JP2012025272A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Ihi Marine United Inc 浮体構造物作業システム、浮体構造物、作業船及び浮体構造物作業方法
US9810204B2 (en) 2010-10-15 2017-11-07 Principle Power, Inc. Floating wind turbine platform structure with optimized transfer of wave and wind loads
CN102390494A (zh) * 2011-08-19 2012-03-28 黄灿光 悬浮式可升降海上风电场支撑系统和基础
JP2015505006A (ja) * 2012-01-23 2015-02-16 エムエイチアイ ヴェスタス オフショア ウィンド エー/エス 浮体式風力タービンの協調制御
KR101722035B1 (ko) * 2012-08-07 2017-03-31 엠에이치아이 베스타스 오프쇼어 윈드 에이/에스 부유 풍력 터빈 안전 시스템
KR20150038617A (ko) * 2012-08-07 2015-04-08 엠에이치아이 베스타스 오프쇼어 윈드 에이/에스 부유 풍력 터빈 안전 시스템
JP2015529766A (ja) * 2012-08-07 2015-10-08 エムエイチアイ ヴェスタス オフショア ウィンド エー/エス 浮体式風力タービンの安全システム
US9797376B2 (en) 2012-08-07 2017-10-24 Mhi Vestas Offshore Wind Floating wind turbine safety system
JP2016504526A (ja) * 2013-01-12 2016-02-12 セテルネス, ハンスSETERNES, Hans 浮体式風力タービン構造体
US9879654B2 (en) 2013-05-20 2018-01-30 Principle Power, Inc. System and method for controlling offshore floating wind turbine platforms
US10267293B2 (en) 2013-05-20 2019-04-23 Principle Power, Inc. Methods for controlling floating wind turbine platforms
JP2019052647A (ja) * 2013-05-20 2019-04-04 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド オフショア浮体式風力タービン・プラットフォームを制御するシステムおよび方法
JP2016521812A (ja) * 2013-05-20 2016-07-25 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド オフショア浮体式風力タービン・プラットフォームを制御するシステムおよび方法
JP2020125755A (ja) * 2013-05-20 2020-08-20 プリンシプル・パワー・インコーポレーテツド オフショア浮体式風力タービン・プラットフォームを制御するシステムおよび方法
WO2014195579A1 (en) * 2013-06-03 2014-12-11 Jarkko Valtanen A controlling system and method for controlling a floating arrangement
US9505469B2 (en) 2013-06-03 2016-11-29 Nextbase Offshore Oy Controlling system and method for controlling a floating arrangement
EP3003848A4 (en) * 2013-06-03 2017-02-01 Nextbase Offshore Oy A controlling system and method for controlling a floating arrangement
JP2020079086A (ja) * 2014-05-29 2020-05-28 マイケル ウィリアム ニール ウィルソン 液状体内の圧力含有容器、例えば海底パイプラインなどの高度、姿勢、及び構造上の完全性を管理する方法
JP7021270B2 (ja) 2014-05-29 2022-02-16 マイケル ウィリアム ニール ウィルソン 浮揚制御システム
JP2015006884A (ja) * 2014-09-11 2015-01-15 三井造船株式会社 浮体の設置方法
KR101671065B1 (ko) * 2014-09-17 2016-11-01 울산대학교 산학협력단 부유식 해상풍력발전장치
KR101662391B1 (ko) * 2014-09-17 2016-10-05 울산대학교 산학협력단 부유식 해상공항
KR20160033342A (ko) * 2014-09-17 2016-03-28 울산대학교 산학협력단 부유식 해상풍력발전장치
KR20160033343A (ko) * 2014-09-17 2016-03-28 울산대학교 산학협력단 부유식 해상공항
KR101631761B1 (ko) * 2014-09-17 2016-06-21 울산대학교 산학협력단 부유식 해상풍력발전장치
KR20160033341A (ko) * 2014-09-17 2016-03-28 울산대학교 산학협력단 부유식 해상풍력발전장치
US10421524B2 (en) 2014-10-27 2019-09-24 Principle Power, Inc. Connection system for array cables of disconnectable offshore energy devices
US10858075B2 (en) 2014-10-27 2020-12-08 Principle Power, Inc. Floating electrical connection system for offshore energy devices
KR101647898B1 (ko) * 2014-12-30 2016-08-12 울산대학교 산학협력단 부유식 해상 구조물
KR101642613B1 (ko) * 2014-12-30 2016-08-01 울산대학교 산학협력단 부유식 해상 구조물
KR20160083332A (ko) * 2014-12-30 2016-07-12 울산대학교 산학협력단 부유식 해상 구조물
KR20160083330A (ko) * 2014-12-30 2016-07-12 울산대학교 산학협력단 부유식 해상 구조물
EP3286071A4 (en) * 2015-04-20 2019-01-23 University of Maine System Board of Trustees HULL FOR FLOATING WIND TURBINE PLATFORM
WO2016172149A1 (en) 2015-04-20 2016-10-27 University Of Maine System Board Of Trustees Hull for a floating wind turbine platform
US10174744B2 (en) 2015-06-19 2019-01-08 Principle Power, Inc. Semi-submersible floating wind turbine platform structure with water entrapment plates
JP2017109719A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 環境エナジー株式会社 風力発電用浮体
JP2020507714A (ja) * 2017-02-20 2020-03-12 スン チェ,オク 折り畳み式フラップを利用した水力発電装置
EP3511238A4 (en) * 2017-11-20 2019-07-17 Alen Co., Ltd. FLOATING SYSTEM OF PLATFORM FOR POWER GENERATION ON LAKE
JP2021514888A (ja) * 2018-02-26 2021-06-17 向陽農業生技股▲ふん▼有限公司Sunny Rich Agric.& Biotech CO.,LTD. 浮体式太陽光発電設備用架台装置
JP7150371B2 (ja) 2018-09-20 2022-10-11 エオリンク 浮体式風力タービンを備える海上エネルギー生産アセンブリおよび浮体式風力タービンの方向を変更する方法
KR102655794B1 (ko) 2018-09-20 2024-04-05 이오링크 제어가능한 요 위치를 갖는 부유식 풍력 터빈
KR20210060504A (ko) * 2018-09-20 2021-05-26 이오링크 제어가능한 요 위치를 갖는 부유식 풍력 터빈
JP2022500314A (ja) * 2018-09-20 2022-01-04 エオリンク 制御可能なヨー位置を有する浮体式風力タービン
US11225945B2 (en) 2019-05-30 2022-01-18 Principle Power, Inc. Floating wind turbine platform controlled to optimize power production and reduce loading
ES2824373A1 (es) * 2019-11-11 2021-05-11 Seaplace Sl Sistema para adrizar y reducir movimientos en plataformas flotantes
WO2021094635A1 (es) * 2019-11-11 2021-05-20 Seaplace S.L. Sistema para adrizar y reducir movimientos en plataformas flotantes
CN114604383A (zh) * 2022-03-18 2022-06-10 蓝洁丰仑海洋科技(上海)有限公司 一种拖航浮箱装置、升降式网箱装置及其使用方法
CN114604383B (zh) * 2022-03-18 2022-11-15 蓝洁丰仑海洋科技(上海)有限公司 一种拖航浮箱装置、升降式网箱装置及其使用方法
CN114604382A (zh) * 2022-04-08 2022-06-10 北京千尧新能源科技开发有限公司 浮式基础调节方法及相关设备
CN114604382B (zh) * 2022-04-08 2022-11-22 北京千尧新能源科技开发有限公司 浮式基础调节方法及相关设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005271673A (ja) 浮体構造物における姿勢制御装置
JP2004291702A (ja) 浮体構造物の姿勢制御装置
US10174744B2 (en) Semi-submersible floating wind turbine platform structure with water entrapment plates
KR101840649B1 (ko) 해상 발전플랫폼의 부유시스템
WO2013084878A1 (ja) 浮体式風車設備の部品搬送方法
EP2727813B1 (en) Column-stabilized offshore platform with water-entrapment plates and asymmetric mooring system for support of offshore wind turbines
JP2005313665A (ja) 浮体構造物の姿勢制御装置
WO2014031009A1 (en) Floating, semisubmersible hull for supporting preferably one or several wind turbines and method for commissioning, floating and installation of the semisubmersible hull
KR20110074444A (ko) 횡요방지 탱크를 이용한 선박의 안정화 장치
JP6812640B2 (ja) 水中浮遊式発電装置の姿勢調整システム
KR20110116804A (ko) 해상 풍력 발전기 설치용 선박
KR101165739B1 (ko) 태양광 발전장치 및 이를 위한 계류장치
US4373338A (en) System for generating energy using the temperature difference between the water temperature at the sea surface and the water temperature at greater depth
CN109466711A (zh) 一种降阻尼可自动改变周期的减摇水舱
KR20150144940A (ko) 부유식 발전 플랜트의 평형수 탱크
CN206446771U (zh) 浮动可调式港口
JP2019119215A (ja) 旋回流を利用した減揺装置、及び旋回流を利用した減揺方法
CN116857126A (zh) 风机基础、风力发电机组以及控制方法
CN113879475A (zh) 海上风力发电平台的动态压载调节装置及其调节方法
WO2021094635A1 (es) Sistema para adrizar y reducir movimientos en plataformas flotantes
CN117028155A (zh) 漂浮式风机浮体、风力发电机组以及控制方法
KR101794104B1 (ko) 부유식 구조물의 수평 용기
KR20150066233A (ko) 부유식 발전플랜트의 계류 시스템
ES2938666B2 (es) Plataforma flotante semisumergible para aerogenerador marino
CN115750232B (zh) 深远海浮式风机气液双控式减摇控制系统