JP2004291702A - 浮体構造物の姿勢制御装置 - Google Patents

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    • B63B2035/4433Floating structures carrying electric power plants
    • B63B2035/446Floating structures carrying electric power plants for converting wind energy into electric energy

Abstract

【課題】大型の浮体構造物の姿勢を長期的に安定して制御する。
【解決手段】中心浮力体6を挟んで両側に配置された調整浮力容器7を、中心浮力体6の周囲に複数組設け、調整浮力容器7にそれぞれバラスト液を供給排出可能な注入出装置11を設け、浮体2に設けられた姿勢検出手段20の検出信号に基づいて注入出装置11を作動し各調整浮力容器7のバラスト液量を調整する姿勢制御部12を設けた。浮体の中心を挟んで組となる調整浮力体同士の間で浮力調整を行うため、各組の浮力体の水平面上の軸線における重心移動量とその重心移動方向とにより、浮力調整のためのバラスト液の給排出量を演算できる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋上に配置されて風力発電装置などを搭載した大型の浮体構造物の姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、浮体構造物の短周期の揺動を制御するものとして特許文献1および特許文献2がある。特許文献1は、浮体の周囲に配置した減揺タンクにエア抜きバルブをそれぞれ設け、波の大小に応じて前記バルブを開閉して浮体の傾斜を防止するものである。また特許文献2は、浮体の周囲に配置した対称位置の減揺空気タンクをダクトにより連通させるとともに、波浪情報に応じて、前記ダクトに介在させたバルブを開閉するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−277983号公報(図1〜図4)
【0004】
【特許文献2】
実開平7−4291号公報(図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、たとえば陸から離れた洋上に浮体を浮かべ、浮体に風力発電装置を設置する場合、陸上や近海に比べて風向きも比較的長い時間変わらないなど、風向きの周期や風力も比較的長い時間安定している。また水深の大きい海域であれば、安定した潮流に晒されることで、安定した姿勢が維持されて比較的安定した風力発電が可能となる。しかしながら、浮体構造物全体を考えれば、浮体が僅かに傾斜することでタワーが傾斜し、風に対して風車の受圧面が適正にならないと、全体に発電効率が低下する恐れがある。
【0006】
ところで、前記特許文献1,2は、短周期の揺動の抑制を目的としたもので、上記のように風力発電装置などを搭載するため大型浮体構造物には不向きであり、かつ減揺タンクの底部は開放されて海水の出入が自由に行われるため、波浪に影響を受けやすく、減揺タンク内の空気の一部が流出するおそれがある。このため長期間の姿勢の制御には適さない。また前記タンクは、波浪などに対する揺動を抑制するためのものであり、大型構造物がさらに巨大化するおそれがある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決して、大型の浮体構造物の姿勢を長期的に安定して制御可能な浮体構造物の姿勢制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、浮体構造物の中心を挟んで両側に浮力体を前記中心の周囲に複数組設け、前記一部の組または全部の組の浮力体の、一方の浮力体を浮力調整不可能な基準浮力体とするとともに他方の浮力体を浮力調整可能な調整浮力体とし、前記各調整浮力体にそれぞれバラスト液を供給排出可能な注入出装置を設け、浮体構造物に設けられた姿勢検出手段の検出信号に基づいて前記注入出装置を作動し各調整浮力体のバラスト液量を調整する姿勢制御部を設けたものである。
【0009】
上記構成によれば、特許文献1,2のように減揺タンクを設けるのに比較して、基準浮力体および調整浮力体から浮力を得ることができるので、全体をコンパクトに構成できてコストを削減することができる。また基準浮力体の浮力を、調整浮力体の浮力の上限と下限の中心位置とするとともに、調整浮力体をその浮力の上限と下限の中心として、浮力構造体を水平な適正姿勢を保持すると、風や波浪、潮流などの外乱により浮力構造体に傾きが生じた時に、調整浮力体の浮力調整可能な最大範囲で傾きを解消することができる。さらに浮体構造物の中心を挟んで組となる基準浮力体と調整浮力体、または調整浮力体同士の間で浮力調整を行うため、各組の浮力体の水平面上の軸線におけるバラスト水移動量とその重心移動方向とにより、浮力調整のためのバラスト液の給排出量を演算でき、特に各組の浮力体の軸線が等角度ごとに配置された場合には、姿勢制御をより容易に行うことができる。さらにまた、たとえば浮力構造体を陸から離れた洋上に設置する場合、陸上や近海に比べて風向きも比較的長い時間変わらないなど、風向きの周期や風力も比較的長い時間安定している。また水深の大きい海域であれば、安定した潮流に晒されることで安定した姿勢となるため、長周期的な外力により姿勢が変化した場合、無人の浮体構造物であっても、安定した姿勢制御を行うことができる。また大型の浮体構造物であっても、時間をかけて姿勢を調整すればよく、注入出装置に高出力の液送ポンプは不要でコスト削減に寄与することができる。したがって、このように浮力構造体の周辺部に基準浮力体と調整浮力体からなる組、または両側の調整浮力体からなる組で、姿勢制御部に基づいて調整浮力体にバラスト液を供給排出することにより、大型の浮体構造物を長期的に安定した姿勢に制御することができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、浮体構造物の中心を挟んで両側に配置されて浮力調整可能な調整浮力体を、前記中心の周囲に複数組設け、前記調整浮力体にそれぞれバラスト液を供給排出可能な注入出装置を設け、浮体構造物に設けられた姿勢検出手段の検出信号に基づいて前記注入出装置を作動し各調整浮力体のバラスト液量を調整する姿勢制御部を設けたものである。
【0011】
上記構成によれば、特許文献1,2のように減揺タンクを設けるのに比較して、調整浮力体から浮力を得ることができるので、全体をコンパクトに構成できてコストを削減することができる。また調整浮力体の基準浮力を、調整浮力体の浮力の上限と下限の中心位置として、浮力構造体を水平な適正姿勢を保持すると、風や波浪、潮流などの外乱により浮力構造体に傾きが生じた時に、調整浮力体の浮力調整可能な最大範囲で傾きを解消することができる。さらに浮体構造物の中心を挟んで組となる調整浮力体の間で浮力調整を行うため、各組の浮力体の水平面上の軸線におけるバラスト水移動量とその重心移動方向とにより、浮力調整のためのバラスト液の給排出量を演算でき、特に各組の浮力体の軸線が等角度ごとに配置された場合には、姿勢制御をより容易に行うことができる。さらにまた、たとえば浮力構造体を陸から離れた洋上に設置する場合、陸上や近海に比べて風向きも比較的長い時間変わらないなど、風向きの周期や風力も比較的長い時間安定している。また水深の大きい海域であれば、安定した潮流に晒されることで安定した姿勢となるため、長周期的な外力により姿勢が変化した場合、無人の浮体構造物であっても、安定した姿勢制御を行うことができる。また大型の浮体構造物であっても、時間をかけて姿勢を調整すればよく、注入出装置に高出力の液送ポンプは不要でコスト削減に寄与することができる。したがって、このように浮力構造体の周辺部に両側の調整浮力体からなる組で、姿勢制御部に基づいて調整浮力体にバラスト液を供給排出することにより、大型の浮体構造物を長期的に安定した姿勢に制御することができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、注入出装置は、同じ組の調整浮力体間でバラスト液を供給排出するように構成されたものである。
上記構成によれば、浮体構造物の中心を挟んで組となる調整浮力体の間でバラスト液を供給排出して浮力調整を行うため、各組の調整浮力体のバラスト液の総量が一定となり、一定の総量から調整浮力体への配分量を求めればよく、計算を容易に行うことができる。この場合、バラスト液を外部に給排出する構成に比べて、浮力構造体の全体の浮力調整を考慮する必要がない。さらにバラスト水にたとえば真水を使用することで、注入出装置などのメンテナンスが容易となり、作業員の利用に供することもできる。
【0013】
請求項4記載の発明は、浮体構造物の中心位置にバラスト液が貯留される貯留浮力体を設け、注入出装置は、前記貯留浮力体と調整浮力体との間でバラスト液を供給排出するように構成されたものである。
【0014】
上記構成によれば、注入出装置を貯留浮力体近傍に配置して調整浮体にそれぞれバラスト液を給排出することで、メンテナンス性を改善することができる。またバラスト水の外部への給排出がないため、真水などのようにメンテナンス性のよいバラスト液を使用できる。
【0015】
請求項5記載の発明は、姿勢制御部は、姿勢検出手段から出力された浮体構造物の姿勢検出信号に基づいて、各調整浮力体へのバラスト液の供給量および排出量を演算する配分演算部と、該配分演算部の演算値に基づいて注入出装置に操作信号を出力する操作指令部とを具備したものである。
【0016】
上記構成によれば、浮体構造物の姿勢に基づいて、配分演算部で傾斜を回復させるために必要なバラスト液の給排出量を求めることで、浮体構造物の的確な姿勢制御を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明に係る姿勢制御装置を具備した洋上発電設備の第1の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。
【0018】
図1〜図3に示すように、この浮体構造物は、所定海域の海面上に浮遊されるとともに複数の係留索1により係留された浮体2と、この浮体2に設置された風力発電装置3で構成され、前記浮体2に姿勢制御装置4が装備されている。前記係留索1はそれぞれ先端がアンカー5を介して海底に固定されている。
【0019】
前記浮体2は、その中心部に浮力室と機械室を有する中心浮力体6が配置され、この中心浮力体6を挟んだ直線上両側に、その両側1つずつを1組とする閉鎖されたタンク構造(たとえばバラストタンク)の調整浮力容器(分散浮力体)7が、中心浮力体6を中心(中心軸Z)とする同一円周上に一定角度隔てて複数組(図では3組)が配置されている。各調整浮力容器7はたとえばバラストタンクにより構成され、中心浮体6と調整浮力容器7、隣り合う調整浮力容器7同士はそれぞれ連結材8により互いに連結されている。ここで調整浮力容器7の浮力容量をAとすると、調整浮力容器7の浮力調整可能範囲は、0.1A以上で0.5A以下の範囲に設定されている。
【0020】
風力発電装置3は、中心浮体6に立設されたタワー(支柱構造体)9bの上端部に、風向きに対応して垂直軸心回りに旋回される風車支持体9aを介して風車9が水平軸心周り回転自在に配置されている。また各調整浮力容器7の外周部には、短い周期での波浪による揺動を減衰させるための揺動抑制板(フィン)10がそれぞれ放射方向に突設されている。
【0021】
前記姿勢制御装置4は、組(対)となる3組の調整浮力容器7間でそれぞれバラスト水(バラスト液)を給水・排出する注入出装置11と、浮体2の姿勢を検出する姿勢検出手段20に基づいて注入出装置11を操作する姿勢制御部12とで構成されている。なお、図示しないが、各調整浮力容器7の上部に、空気孔または一定圧で空気を吸入・排気する定圧開閉弁がそれぞれ設けられて大気側に接続されている。
【0022】
前記注入出装置11は、組となる調整浮力容器7間を連結連通する複数の配管装置13A〜13Cと、複数の配管装置13A〜13Cにそれぞれ介在されたポンプユニット14A〜14Cにより構成され、注入出装置11は、調整浮力容器7間でバラスト液を循環使用し、気化や漏水などによるバラスト水の減少時以外は、外部に対して閉鎖された循環系を構成している。また各調整浮力容器7には、バラスト水の水位を検出するレベルセンサ15がそれぞれ設けられている。
【0023】
各ポンプユニット14A〜14Cは、たとえば図4(a)に示すように、両調整浮力容器7にそれぞれ接続された配管装置13A〜13Cを構成する給排水管13a,13bの端部管に並列管14a,14bを接続するとともに、これら並列管14a,14bに第1液送ポンプ14cと第2液送ポンプ14dとをそれぞれ介在させ、さらに第1液送ポンプ14cと第2液送ポンプ14dの吐出側の第1,第2並列管14a,14bに電磁式第1,第2開閉弁14e,14fを介在させて構成されている。したがって、一方の調整浮力容器7から他方の調整浮力容器7にバラスト水を給水する場合には、第1液送ポンプ14cを起動し第1開閉弁14eを開けるとともに第2開閉弁14fを閉じ、給排水管13aから第1並列管14aを介して給排水管13bに給水する。また他方の調整浮力容器7から一方の調整浮力容器7にバラスト水を給水する場合には、第2液送ポンプ14dを起動し第2開閉弁14fを開けるとともに第1開閉弁14eを閉じ、給排水管13bから第2並列管14bを介して給排水管13aに給水する。
【0024】
また図4(b)に示すように、1台の液送ポンプ14hでポンプユニット14A〜14Cを構成することもできる。この場合には液送ポンプ14hの吸引管14iと吐出管14jをそれぞれ電磁式の第1,第2三方切換弁14k,14lに接続し、他方の給排水管13bを電磁式の第2三方切換弁14lに接続し、第2三方切換弁14lと第1三方切換弁14lとを中間配管14mで接続し、この中間配管14mに一方の配管13aを接続する。さらに第1三方切換弁14kと他方の給排水管13bとをバイパス管14nにより接続して構成されている。したがって、一方の調整浮力容器7から他方の調整浮力容器7にバラスト水を給水する場合には、第1三方切換弁14kにより中間配管14mと吸引管14iとを接続し、第2三方切換弁14lにより吐出管14jと他方の給排水管13bとを接続する。これにより、液送ポンプ14hを起動すると、一方の調整浮力容器7のバラスト水が、給排水管13a、中間配管14m、第1三方切換弁14kから吸引管14iを介して液給ポンプ14hに吸引され、液給ポンプ14hから吐出管14j、第2三方切換弁14l、他方の給排水管13bを介して他方の調整浮力容器7に給水される。また他方の調整浮力容器7から一方の調整浮力容器7にバラスト水を給水する場合には、第1三方切換弁14kによりバイパス管14nと吸引管14iとを接続し、第2三方切換弁14lにより吐出管14jと中間配管14mとを接続する。これにより、液送ポンプ14hを起動すると、他方の調整浮力容器7のバラスト水が、給排水管13b、バイパス管14n、第1三方切換弁14kから吸引管14iを介して液送ポンプ14hに吸引され、液送ポンプ14hから吐出管14j、第2三方切換弁14l、中間配管14m、一方の給排水管13aを介して一方の調整浮力容器7に給水される。
【0025】
また、図4(c)に示すように、注入出装置11において、対となる調整浮力容器7とポンプユニット14A〜14Cとの間の給排水管13a,13bを、ポンプユニット14A〜14Cが下位となるように所定角度αで傾斜させてもよい。この場合、給排水管13a,13bの傾斜角度αを浮体2の最大傾斜角(たとえば10°程度)以上に設定することで、吸引側の給排水管13cまたは13dの水頭圧を利用して液送ポンプ14c,14d(14h)を加圧することができ、液送ポンプ14c,14d(14h)の負担を軽減できて運転コストを低減できる。
【0026】
ここで、姿勢制御を説明するための座標系を図5を参照して説明する。
便宜上、浮体2に、静止水平状態において、調整浮力容器7のなす水平面上にあって原点O(浮体2の中心)を通るX軸とY軸が互いに直交して設定され、原点Oを通る鉛直方向にZ軸(中心軸)が設定される。またX軸回りの回転角度をピッチ角φといい、またY軸回りの回転角度をロール角θという。ここでX軸を回転軸として原点OからX軸の正側を見て左回り(反時計回り)をピッチ角φの正方向とし、Y軸を回転軸として原点OからY軸正側を見て左回り(反時計回り)をロール角θの正方向とする。またZ軸に対するタワー9bの傾きを中心軸傾き角:α、さらにタワー9bを真下でXY平面上に投影した時のZ軸を中心とした正のX軸との成す角を中心軸方位角:βとし、正側のX軸から正側のY軸に向かう回転方向が中心軸方位角βの正方向とする。
【0027】
なお、上記座標系において、Z軸は原点O(浮体2の中心)を通る鉛直方向の軸として固定され、一方X軸は、浮体2における調整浮力容器7のなす面内における浮体2の中心を通る基準方向にあわせて回転移動する。つまりX軸は、X−Z平面に常に前記基準方向を含むものとして設定される。
【0028】
前記姿勢検出手段20は、図3に示すように、中央浮力体6またはタワー9bの基部で90度位相が異なる位置に配設されてY軸上でX軸を回転中心とする浮体2の傾き[ピッチ角φ(姿勢信号)]を検出するピッチ角傾斜センサ21、およびX軸上でY軸を回転中心とする中央浮力体6の傾き[ロール角θ(姿勢信号)]を検出するロール角傾斜センサ22とを具備し、また必要に応じて係留索1の許容範囲でY軸を回転中心とする中央浮力体6の傾き[ヨー角(姿勢信号)]を検出するヨー角方位センサ(コンパスやジャイロなど)が設けられる。また外乱検出手段として、タワー9bに設けられた風向計23や風力計24、中心浮力体6の底部に設けられて潮流の潮向と潮速とを検出する潮流計25が設けられている。
【0029】
前記姿勢制御部12は、図6に示すように、ピッチ角傾斜センサ21から出力されたピッチ角φおよびロール角傾斜センサ22から出力されたロール角θに基づいて、中心軸傾き角αと中心軸方位角βを求める傾き状態演算部31と、目標とする傾きを設定する目標傾き設定部32と、目標傾き設定部32の設定値と傾き演算部31の中心軸傾き角αとの偏差を求める偏差演算部33と、バラスト水移動総量を求めるバラスト水移動量演算部34と、バラスト水移動量演算部34で演算されたバラスト水移動量に基づいて、各調整浮力容器7へのバラスト水の割当量を演算する配分演算部35と、前記配分演算部35の演算値に基づいて注入出装置11、詳細にはポンプユニット14A〜14Cの各ポンプユニット14A〜14Cの液送ポンプおよび弁に操作信号を出力する操作指令部36と、配分演算部35の演算値とレベルセンサ15を検出値に基づいて各調整浮力容器7内のバラスト水のレベルが監視レベルに達したかどうか判断する給排水判断部37とで構成されている。
【0030】
前記傾き状態演算部31は、図5に示す座標系において成り立つ下記の(1)式および(2)式にロール角θとピッチ角φを代入し、演算された数値を角度に変換するデータテーブルを参照して、中心軸傾き角αと中心軸方位角βを求めるように構成されている。
【0031】
cosα=cosφ×cosθ…(1)
tanβ=−tanφ/sinθ…(2)
またバラスト水移動量演算部34は、偏差演算部33による偏差信号をPID制御手段に入力し、その出力としてフィードバック系出力mb(t)を求め、さらに外乱検出手段により得られた風速、風向、潮向および潮速をフィードワード手段に入力してフィードワード系出力mf(t)を求め、それらを加算して、バラスト水移動量(供給バラスト水総量):M(t)=[mb(t)+mf(t)]を求めるように構成されている。
【0032】
さらに配分演算部35は、供給バラスト水総量を調整浮力容器7の配置と中心軸方位角βに基づいて、各調整浮力容器7への割当量(給水量、排水量)を演算するように構成されている。
【0033】
給排水判断部37では、レベルセンサ15の検出値と配分演算部による供給量(増量)、排出量(減量)に基づいて、調整浮力容器7への割当量に接近する監視レベルとなると、操作指令部36に該当する注入出装置11への動作停止信号を出力するように構成されている。これにより操作指令部36から該当する注入出装置11へのポンプユニット14A〜14Cの液送ポンプ14c,14d(14h)および弁14e,14f(14k.14l)に停止信号が出力される。
【0034】
上記構成において、ピッチ角傾斜センサ21からピッチ角φの検出信号と、ロール角傾斜センサ22からロール角θの検出信号がそれぞれ傾き状態演算部31に出力されると、傾き状態演算部31では、(1)式および(2)式にロール角θとピッチ角φが代入され、演算された数値がデータテーブルを介して角度に変換されて、中心軸傾き角αと中心軸方位角βが演算される。そして傾き状態演算部31からの中心軸傾き角αと、目標傾き設定部32の設定値とが偏差演算部33に入力されて目標との偏差角が求められる。さらに外乱検出手段からの風向、風力、潮向、潮流と偏差演算部33からの偏差角がバラスト水移動量演算部34に入力され、バラスト水移動量演算部34では、偏差角をPID制御演算の入力とするとともに、その出力値について、風向、風力、潮向、潮流に基づくフィードホワード制御演算を行い、バラスト水移動量が演算される。そしてバラスト水移動量演算部34で演算されたバラスト水移動量と傾き状態演算部31からの中心軸方位角βが配分演算部35に入力されて、各調整浮力容器7へのバラスト水の割当量(供給量、排出量)が演算され、そして、操作指令部36では、配分演算部35の演算値に基づいてポンプユニット14A〜14Cの液送ポンプ14c,14d(14h)および弁14e,14f(14k.14l)に操作信号が出力される。さらに各調整浮力容器7内のレベルセンサ15の検出値に基づくバラスト水のレベルが、配分演算部35で割当てられた供給量,排出量に基づく累計の監視レベルに達すると、給排水判断部37では、操作指令部36にバラスト水の供給排出の停止を行う調整浮力容器7を指令し、操作指令部36は該当する注入出装置11、具体的にはポンプユニット14A〜14Cの液送ポンプ14c,14d(14h)および弁14e,14f(14k.14l)に出力される。
【0035】
ところで、傾き状態演算部31から出力される制御周期に対して、レベルセンサ15→給排水判断部37→操作指令部36における制御周期を短くすることで、指令した組の調整浮力容器7のバラスト水の割当量の差が大きい場合であっても、停止指令を行える。
【0036】
ここで調整浮力容器7へのバラスト水の割当量の具体的な計算方法を説明する。
まず最初に基本的な形態として、90°ごとに2組4個の調整浮力容器7が配置された場合を図7を参照して説明する。図7に示す太い矢印がタワー9bに一致する。
【0037】
調整浮力容器7が2組4個配置された場合、一方の組がX軸上で正側に調整浮力容器71P、負側に調整浮力容器71Nに配置され、またY軸上で正側に調整浮力容器72P、負側に調整浮力容器72Nが配置されている。この場合、バラスト水移動量M(t)を、傾きの反対方向である中心軸方位角β+π(rad)方向に移動させるための割当量を、X軸方向成分とY方向成分と分けて求める。なお、バラスト水移動量Mの添え字は調整浮力容器7と同じものを使用してどの位置の調整浮力容器7かを示している。またM(t)はある時間tにおいて求めたものであることを示している。
すなわち、割当演算式は(3)式のとおりで、M1P(t)とM1N(t)の絶対量の合計がX軸上に割当られたバラスト水移動量であり、M1P(t)とM1N(t)がそれぞれの調整浮力容器71P,71Nへの割当量である。さらにM2P(t)とM2N(t)の絶対量の合計がY軸上に割当られたバラスト水移動量であり、M2P(t)とM2N(t)がそれぞれの調整浮力容器72P,72Nへの割当量である。
【0038】
【数1】
Figure 2004291702
上記各式において、係数M(t)/2は、各組の調整浮力容器7の間でバラスト水を給排出して循環使用するため、たとえば他方の調整浮力容器71Nから排出したバラスト水を、M(t)/2を一方の調整浮力容器71Pに供給すれば、一方の調整浮力容器71PにM(t)だけ供給したのと同じ回転モーメントが生じるためである。ここでバラスト水移動量M(t)の上式による割当の結果が正の値の場合には供給指令値であり、負の値の場合には排出指令値となる。
【0039】
したがって、浮体2の傾きに対応して、組となる調整浮力容器7間で一定量のバラスト水を給排水した場合のX軸上およびY軸上でのバラスト水移動量を求めることができ、これに基づいて送水ポンプを駆動制御すればよい。この姿勢制御時には、浮体2全体の浮力が変化することがない。
【0040】
次に調整浮力容器7が60°ごとに3組6個配置された場合を図8を参照して説明する。図8(a)の太い矢印がタワー9bに一致する。
図8(a)に示すように、1つの組の調整浮力容器71P,71NはX軸上に位置しているため、各組の調整浮力容器7に対するバラスト水の割当量を等量とした場合、X軸上の調整浮力容器71P,71Nは、バラスト水移動量の係数がM(t)/2で(3)式と同様である。
【0041】
しかし、他の2つの組の調整浮力容器72P,72N,73P,73Nはそれぞれ同心円周上でY軸から30°隔てた位置に配置されているため、72Pと73Pおよび72Nと73Nへのバラスト水の割当量を同一とした場合、調整浮力容器72P,72N,73P,73Nのバラスト水移動量Mx(t)を、Y軸方向とX軸方向の移動量に分けて考えると、図8(b)に示すように、Y軸上では、Mx(t)cos30°+Mx(t)cos30°となる。なお、X軸上ではMx(t)sin30°−Mx(t)sin30°となり相殺される。
【0042】
したがって、(3)式と同様に、同心円周とY軸との交点Pにおけるバラスト水移動量がM(t)/2であることから、
2×Mx(t)cos30°=M(t)/2
Mx(t)=M(t)/{2×2×cos30°}
=M(t)/{2×√3}となる。
【0043】
したがって、X軸上のバラスト水移動量の割当量であるM1P(t)およびM1N(t)と、Y軸上のバラスト水移動量の割当量であるM2P(t),M2N(t),M3P(t)およびM3N(t)の割当演算式は下記のとおりである。
【0044】
【数2】
Figure 2004291702
さらに、原点Oを共通としたn個のX−Y座標(K=1〜n:X−Y……X−Y)の角軸上に2個ずつ、すなわち、2n組4n個の調整浮力容器7が同心円周上に等角度で配置された場合、各X−Y座標系はそれぞれX’−Y’座標系を基準としてZ軸回りにπ(rad)/2n回転されて配置され、X軸上にそれぞれ調整浮力容器7KXP,7KXNとが配置されるとともに、Y軸上にそれぞれ調整浮力容器7KYP,7KYNが配置される。このように調整浮力容器7が2n組4n個でn個のX−Y座標系が存在する場合、バラスト水移動量M(t)を各X−Y座標系に分担させるとM(t)/nであり、(3)式と同様にX,Y軸上の調整浮力容器7間でバラスト水を循環給排水するため、M(t)/2nとなる。また各座標系では(1)式が適用され、X−Y座標系において基準となるX−Y座標系に対する各X−Y座標系の回転角:γはK=1でγ=0、K=2〜nでγ=2π/nとすると、角度部分は(β−γ+π)となる。したがって、各調整浮力容器7KXP,7KXN,7KYP,7KYNのバラスト水移動量MKXP,MKXN,MKYP,MKYNを一般化した割当演算式は下記の通りとなる。なお、MKXP(t)およびMKXN(t)はX軸上のバラスト水移動量の割当量、MKYP(t)およびMKYN(t)はY軸上のバラスト水移動量の割当量である。
【0045】
【数3】
Figure 2004291702
したがって、図9に示すように、上記(3)式から調整浮力容器71〜4が45°ごとに4組8個配置された場合には、n=2であり、X−Y座標系(K=1)についてはγ=0、X−Y座標系(K=2)についてはγ=π/4となることから、制御式は(5)式に基づいて下記の通りとなる。M1XP(t)、M1XN(t)、M1YP(t)、M1YN(t)はX−Y座標系をなす各組の調整浮力容器7への割当量であり、またM2XP(t)、M2N(t)、M4YP(t)、M4YN(t)はX−Y座標系をなす各組の調整浮力容器7への割当量である。
【0046】
【数4】
Figure 2004291702
以上のように、最も回転モーメントが大きい組の調整浮力容器7同士のみに割当てて給排水するのではなく、各組の調整浮力容器7の座標系の各方位角に応じてそれぞれ割り当てて給排水するので、一定供給(排出)速度でポンプを動作させる場合には、特に1つの調整浮力容器7内に集中してバラスト水を給排水するのに比較して、1つの調整浮力容器あたりの給排水時間を短縮することができ、短時間で姿勢の制御が可能となる。また傾斜姿勢が変わった時にも迅速かつ容易に対応することができる。したがって、比較的長い変動周期の外乱による浮体2の傾きを容易に修正することができて、浮体2を長期的に安定した姿勢に保持することができ、風力発電装置3を風に対して常に風車9の受圧面が適正な面となるように制御することができて効率のよい発電が可能となる。
【0047】
なお、給排水判断部37への入力手段として、調整浮力容器7にレベルセンサ15を設けたが、図6に仮想線で示すように、給排水管13a,13bに給排水管流量計28を介在させてもよい。この場合には、給排水管流量計28により各給排水管13a,13bのバラスト水移動量をそれぞれ監視させて、配分演算部35の指令値と比較し、検出値が監視量となると、操作指令部36に動作停止信号を出力するように構成する。
【0048】
さらに、吐出量が一定の定量液送ポンプ14c,14d,(14h)を使用する場合には、給排水判断部37を削除するとともに、レベルセンサ15や流量計に代えて、操作指令部36にタイマー36aを設け、タイマー36aにより目標時間だけ各ポンプユニット14A〜14Cをそれぞれ目標時間だけ運転させればよい。
【0049】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、中心浮力体6を挟んで直線上にある組となる調整浮力容器7,7の間でバラスト水を給排出するように構成したが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態の注入装置を、図11に示すように、中心浮力体6に設けられた貯留浮力容器(貯留浮力体)51と各調整浮力容器7との間で、注入出装置52によりバラスト水を給排水するように構成したものである。なお、第1の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0050】
すなわち、注入出装置52は、貯留浮力容器51に接続された集合配管52aと、集合管52aから各調整浮力容器7にそれぞれ接続された分岐管52bと、集合配管52aに介在されたポンプユニット52cと、分岐管52bにそれぞれ介装された開閉弁52dとで構成されている。
【0051】
したがって、姿勢検出手段20のピッチ角傾斜センサ21とロール角傾斜センサ22の検出信号に基づいて、揺動制御部12から操作信号を出力しポンプユニット52cを起動するとともに所定の開閉弁52dを操作することで所定の各調整浮力容器7から順次割当量だけ排水させ、次いで所定の調整浮力容器7に順次割当量給水する。この場合、操作指令部36は第1の実施の形態とは異なり、給排水判断部37が給水・排水の停止を指示する調整浮力容器7に対しては、その調整浮力容器7に接続された分岐管52bに介装された開閉弁52dに対して停止指令を出すことになる。
【0052】
上記構成では、ポンプユニット52cと開閉弁52dとを中心浮力体6に設置することで、1箇所でメンテナンスを行うことができるとともに、部品点数を削減することができる。
【0053】
上記第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、比較的長い変動周期の外乱による浮体2の傾きを修正することができて、浮体2を長期的に安定した姿勢に保持することができ、風力発電装置3を風に対して常に風車9の受圧面が適正な面となるように制御することができて効率のよい発電が可能となる。
【0054】
なお、注入出装置52を、図12に示すように、供給用の液送ポンプ52eおよび供給管52fならびに開閉弁52gと、排出用の液送ポンプ52hおよび排出管52iとならびに開閉弁52jに分離して設置することもでき、これにより姿勢調整のための給排水時間を半減することができる。
【0055】
なお、上記各実施の形態とも、バラスト水の気化や漏水に備えて、バラスト水の経路内に、外部からバラスト水を供給または排出できる調整用注入出装置を具備していることはいうまでもない。
【0056】
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、図13に示すように、第1の実施の形態における注入出装置に代えて、各調整浮力容器7にそれぞれバラスト水(海水または湖水)を外部から供給排出する注入出装置61を設けたもので、各調整浮力容器7に連通される給排水管61aと、給排水管61aに介在された開閉弁61dと、給排水管61aに接続された集合管61cと、集合管61cに介在されたポンプユニット61bとを具備している。もちろん、第2の実施の形態の注入出装置52と同一に構成して、集合管52aを海水中に開口させることもできる。
【0057】
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、比較的長い変動周期の外乱による浮体2の傾きを修正することができて、浮体2を長期的に安定した姿勢に保持することができる。
【0058】
(第4の実施の形態)
図14に示す第4の実施の形態における注入出装置71は、第1の実施の形態における注入出装置に代えて、各調整浮力容器7毎に外海から給排水管72を介して海水を取水、排水可能なポンプユニット73をそれぞれ設けたものである。これにより各調整浮力容器7の浮力調整を短時間に行うことができる。
【0059】
(第5の実施の形態)
上記各実施の形態では、図15(a),図16(a)に示すように、組となる浮力体のうち、両方を調整浮力容器7としたものであるが、第5の実施の形態は、浮体構造物の中心を挟んで両側に浮力体を前記中心の周囲に複数組設け、前記一部の組または全部の組の浮力体の、一方の浮力体を浮力調整不可能な基準浮力体とするとともに他方の浮力体を浮力調整可能な調整浮力体とし、一部の組が基準浮力体と調整浮力体とで構成された場合、残部の組は両方が調整浮力体で構成され、前記各調整浮力体にそれぞれバラスト液を供給排出可能な注入出装置を設け、浮体構造物に設けられた姿勢検出手段の検出信号に基づいて前記注入出装置を作動し各調整浮力体のバラスト液量を調整する姿勢制御部を設けたものである。
【0060】
すなわち、図15(b)および図16(b),(c)に示すように、組となる浮力体のうちの一部で、一方をたとえば発泡体などが充填されたり、密閉中空状に形成されて浮力調整が不可能な基準浮力容器(基準浮力体)80とし、他方を注入出装置(図示せず)により外部との間、または互いにバラスト水を給排水して浮力調整可能な調整浮力容器(調整浮力体)81としたものである。もちろん、図15(c),図16(d)に示すように、各組をすべて基準浮力容器80と調整浮力容器81とで構成してもよい。また、図示しないが、上記各構成のうち、両方を浮力が同一の基準浮体容器の組を1組以上設けてもよい。
【0061】
なお、基準浮力容器80と調整浮力容器81からなる組のバラスト水の割当量については、各組への割当量を調整浮力容器81で受け持つことになる。つまり第1の実施の形態における同組のM(t)とM(t)により、調整浮力容器81一つで|M(t)−M(t)|の量をその配置に従い増減させることになる。
【0062】
上記構成によれば、基準浮力容器80および調整浮力容器81から浮力を得ることができるので、全体をコンパクトに構成できてコストを削減することができる。また基準浮力容器80の浮力を、調整浮力容器81の浮力の上限と下限の中心位置とするとともに、調整浮力容器81をその浮力の上限と下限の中心として、浮体2を水平な適正姿勢を保持すると、風や波浪、潮流などの外乱により浮力構造体に傾きが生じた時に、調整浮力容器81の浮力調整可能な最大範囲で傾きを解消することができる。さらに浮体2の中心を挟んで組となる基準浮力容器80と調整浮力容器81、または調整浮力容器81同士の間で浮力調整を行うため、各組の浮力容器80,81の水平面上の軸線におけるバラスト水移動量とその重心移動方向とにより、浮力調整のためのバラスト液の給排出量を演算でき、特に各組の浮力容器80,81の軸線が等角度ごとに配置された場合には、姿勢制御をより容易に行うことができる。さらにまた、たとえば浮体2を陸から離れた洋上に設置する場合、陸上や近海に比べて風向きも比較的長い時間変わらないなど、風向きの周期や風力も比較的長い時間安定している。また水深の大きい海域であれば、安定した潮流に晒されることで安定した姿勢となるため、長周期的な外力により姿勢が変化した場合、無人の浮体構造物であっても、安定した姿勢制御を行うことができる。また大型の浮体構造物であっても、時間をかけて姿勢を調整すればよく、注入出装置に高出力の液送ポンプは不要でコスト削減に寄与することができる。したがって、このように浮体2の周辺部に基準浮力容器80と調整浮力容器81からなる組、または両側の調整浮力体からなる組で、姿勢制御部に基づいて調整浮力体にバラスト液を供給排出することにより、大型の浮体構造物を長期的に安定した姿勢に制御することができる。
【0063】
さらに注入出装置82を削減することができるとともに、上記実施の形態と同様に、比較的長い変動周期の外乱による浮体2の傾きを修正することができて、浮体2を長期的に安定した姿勢に保持することができる。
【0064】
なお、上記各実施の形態において、浮力体を容器状に構成したが、浮体構造体内に形成された浮力空間であってもよい。
また上記各実施の形態において、組となる浮力容器をそれぞれ複数個ずつで構成してもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、特許文献1,2のように減揺タンクを設けるのに比較して、基準浮力体および調整浮力体から浮力を得ることができるので、全体をコンパクトに構成できてコストを削減することができる。また基準浮力体の浮力を、調整浮力体の浮力の上限と下限の中心位置とするとともに、調整浮力体をその浮力の上限と下限の中心として、浮力構造体を水平な適正姿勢を保持すると、風や波浪、潮流などの外乱により浮力構造体に傾きが生じた時に、調整浮力体の浮力調整可能な最大範囲で傾きを解消することができる。さらに浮体構造物の中心を挟んで組となる基準浮力体と調整浮力体、または調整浮力体同士の間で浮力調整を行うため、各組の浮力体の水平面上の軸線におけるバラスト水移動量とその重心移動方向とにより、浮力調整のためのバラスト液の給排出量を演算でき、特に各組の浮力体の軸線が等角度ごとに配置された場合には、姿勢制御をより容易に行うことができる。さらにまた、たとえば浮力構造体を陸から離れた洋上に設置する場合、陸上や近海に比べて風向きも比較的長い時間変わらないなど、風向きの周期や風力も比較的長い時間安定している。また水深の大きい海域であれば、安定した潮流に晒されることで安定した姿勢となるため、長周期的な外力により姿勢が変化した場合、無人の浮体構造物であっても、安定した姿勢制御を行うことができる。また大型の浮体構造物であっても、時間をかけて姿勢を調整すればよく、注入出装置に高出力の液送ポンプは不要でコスト削減に寄与することができる。したがって、このように浮力構造体の周辺部に基準浮力体と調整浮力体からなる組、または両側の調整浮力体からなる組で、姿勢制御部に基づいて調整浮力体にバラスト液を供給排出することにより、大型の浮体構造物を長期的に安定した姿勢に制御することができる。
【0066】
請求項2記載の発明によれば、特許文献1,2のように減揺タンクを設けるのに比較して、調整浮力体から浮力を得ることができるので、全体をコンパクトに構成できてコストを削減することができる。また調整浮力体の基準浮力を、調整浮力体の浮力の上限と下限の中心位置として、浮力構造体を水平な適正姿勢を保持すると、風や波浪、潮流などの外乱により浮力構造体に傾きが生じた時に、調整浮力体の浮力調整可能な最大範囲で傾きを解消することができる。さらに浮体構造物の中心を挟んで組となる調整浮力体の間で浮力調整を行うため、各組の浮力体の水平面上の軸線におけるバラスト水移動量とその重心移動方向とにより、浮力調整のためのバラスト液の給排出量を演算でき、特に各組の浮力体の軸線が等角度ごとに配置された場合には、姿勢制御をより容易に行うことができる。さらにまた、たとえば浮力構造体を陸から離れた洋上に設置する場合、陸上や近海に比べて風向きも比較的長い時間変わらないなど、風向きの周期や風力も比較的長い時間安定している。また水深の大きい海域であれば、安定した潮流に晒されることで安定した姿勢となるため、長周期的な外力により姿勢が変化した場合、無人の浮体構造物であっても、安定した姿勢制御を行うことができる。また大型の浮体構造物であっても、時間をかけて姿勢を調整すればよく、注入出装置に高出力の液送ポンプは不要でコスト削減に寄与することができる。したがって、このように浮力構造体の周辺部に両側の調整浮力体からなる組で、姿勢制御部に基づいて調整浮力体にバラスト液を供給排出することにより、大型の浮体構造物を長期的に安定した姿勢に制御することができる。
【0067】
請求項3記載の発明によれば、浮体構造物の中心を挟んで組となる調整浮力体の間でバラスト液を供給排出して浮力調整を行うため、各組の調整浮力体のバラスト液の総量が一定となり、一定の総量から調整浮力体への配分量を求めればよく、計算を容易に行うことができる。この場合、バラスト液を外部に給排出する構成に比べて、浮力構造体の全体の浮力調整を考慮する必要がない。さらにバラスト水にたとえば真水を使用することで、注入出装置などのメンテナンスが容易となり、作業員の利用に供することもできる。
【0068】
請求項4記載の発明によれば、注入出装置を貯留浮力体近傍に配置して調整浮体にそれぞれバラスト液を給排出することで、メンテナンス性を改善することができる。またバラスト水の外部への給排出がないため、真水などのようにメンテナンス性のよいバラスト液を使用できる。
【0069】
請求項5記載の発明によれば、浮体構造物の姿勢に基づいて、配分演算部で傾斜を回復させるために必要なバラスト液の給排出量を求めることで、浮体構造物の的確な姿勢制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る姿勢制御装置を具備した洋上発電設備の第1の実施の形態を示す全体側面図である。
【図2】同洋上発電設備の斜視図である。
【図3】同洋上発電設備の姿勢制御装置を示す構成図である。
【図4】(a)〜(c)は、同姿勢制御装置の注入出装置の具体的な構成を示し、(a)は同姿勢制御装置の注入出装置を示す第1のポンプユニットの構成図、(b)は同第2のポンプユニットの構成図、(c)は配管の実施例を示す概略側面図である。
【図5】同姿勢制御装置における姿勢制御のための座標系を示す説明図である。
【図6】同姿勢制御装置の姿勢制御部を示す構成図である。
【図7】同2組4個の調整浮力容器を設けた場合の座標系を示す説明図である。
【図8】(a),(b)はそれぞれ3組6個の調整浮力容器の座標系を示し、(a)は座標系を説明する斜視図、(b)は同部分平面図である。
【図9】同4組8個の調整浮力容器を設けた場合の座標系を示す説明図である。
【図10】同姿勢制御装置の姿勢制御部の変形例を示す構成図である。
【図11】本発明に係る姿勢制御装置の第2の実施の形態を示す全体斜視図である。
【図12】同第2の実施の形態の変形例を示す全体側面図である。
【図13】本発明に係る姿勢制御装置の第3の実施の形態を示す全体斜視図である。
【図14】本発明に係る姿勢制御装置の第4の実施の形態を示す全体斜視図である。
【図15】(a)〜(c)は、それぞれ本発明に係る姿勢制御装置の第5の実施の形態を示す2組4個の浮力体の配置を示し、(a)は調整浮力容器の基本配置図、(b),(c)は基準浮力容器と調整浮力容器の配置例を示す配置図である。
【図16】(a)〜(d)は、それぞれ姿勢制御装置において、3組6個の浮力体の配置図であり、(a)は調整浮力容器の基本配置図、(b)〜(d)は基準浮力容器と調整浮力容器の配置例を示す配置図である。
【符号の説明】
φ ピッチ角
θ ロール角
α 中心軸傾き角
β 中心軸方位角
O 原点(中心)
1 係留索
2 浮体
3 風力発電装置
4 姿勢制御装置
6 中心浮力体
7 調整浮力容器
8 連結材
9 風車
9b タワー
10 揺動抑制板
11 注入出装置
12 姿勢制御部
13A〜13C 配管装置
14A〜14C ポンプユニット
15 レベルセンサ
20 姿勢検出手段
21 ピッチ角傾斜センサ
22 ロール角傾斜センサ
31 傾き上体演算部
32 目標傾き設定部
33 偏差演算部
34 バラスト水移動量演算部
35 配分演算部
36 操作指令部
37 給排水判断部
51 貯留浮力容器
52 注入出装置
61 注入出装置
71 注入出装置
72 給排水管
73 ポンプユニット
80 基準浮力容器
81 調整浮力容器

Claims (5)

  1. 浮体構造物の中心を挟んで両側に浮力体を前記中心の周囲に複数組設け、
    前記一部の組または全部の組の浮力体の、一方の浮力体を浮力調整不可能な基準浮力体とするとともに他方の浮力体を浮力調整可能な調整浮力体とし、
    前記各調整浮力体にそれぞれバラスト液を供給排出可能な注入出装置を設け、
    浮体構造物に設けられた姿勢検出手段の検出信号に基づいて前記注入出装置を作動し各調整浮力体のバラスト液量を調整する姿勢制御部を設けた
    ことを特徴とする浮体構造物の姿勢制御装置。
  2. 浮体構造物の中心を挟んで両側に配置されて浮力調整可能な調整浮力体を、前記中心の周囲に複数組設け、
    前記調整浮力体にそれぞれバラスト液を供給排出可能な注入出装置を設け、
    浮体構造物に設けられた姿勢検出手段の検出信号に基づいて前記注入出装置を作動し各調整浮力体のバラスト液量を調整する姿勢制御部を設けた
    ことを特徴とする浮体構造物の姿勢制御装置。
  3. 注入出装置は、同じ組の調整浮力体間でバラスト液を供給排出するように構成された
    ことを特徴とする請求項1または2記載の浮体構造物の姿勢制御装置。
  4. 浮体構造物の中心位置にバラスト液が貯留される貯留浮力体を設け、
    注入出装置は、前記貯留浮力体と調整浮力体との間でバラスト液を供給排出するように構成された
    ことを特徴とする請求項1または2記載の浮体構造物の姿勢制御装置。
  5. 姿勢制御部は、
    姿勢検出手段から出力された浮体構造物の姿勢検出信号に基づいて、各調整浮力体へのバラスト液の供給量および排出量を演算する配分演算部と、
    該配分演算部の演算値に基づいて注入出装置に操作信号を出力する操作指令部とを具備した
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の浮体構造物の姿勢制御装置。
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