JP2005271074A - レーザ切断性が優れた厚鋼板の製造法 - Google Patents

レーザ切断性が優れた厚鋼板の製造法 Download PDF

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Abstract

【課題】 レーザ切断性が優れた板厚16mm以上の厚鋼板を安価に製造する技術を提供する。
【解決手段】 質量%で、C:0.06〜0.30%、Si:0.50%以下、Mn:0.4〜1.5%、P:0.015%以下、S:0.010%以下、Al:0.05%以下、O:0.0035%以下、N:0.006%以下を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を連続鋳造法によってスラブとし、その後1100超〜1200℃の温度で再加熱後、圧延開始時に高圧水の噴射により鋼板のスケールを排除するとともに、鋼板の温度を950℃以下とし、圧延を920±25℃の温度で終了し、その後放冷して鋼板のスケール中の空孔(ボイド)率とスケールと地鉄界面の剥離割合の合計が15%以下とすることを特徴とするレーザ切断性が優れた厚鋼板の製造法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、建設機械、建築、橋梁分野等で使用されるレーザ切断性が優れた厚鋼板の製造法に関するものである。
厚鋼板のレーザ切断はCO2レーザ加工機が最も効率が良いため広く使用されている。CO2レーザ切断の熱源はレーザエネルギーと酸素と鋼の酸化反応エネルギーであることが知られている。
また、板厚が16mm以上の厚鋼板では、厚みが増加するに従いレーザ切断速度を遅くする必要があり、レーザ切断時に要するエネルギーは鋼の酸化反応熱がレーザエネルギーを上回るようになり、鋼板の特性がレーザ切断性に大きく影響し、鋼板の特性がレーザ切断にとって最も大きな影響因子であった。
これらの課題を解決するため多くの技術が実用化されている。
スケール厚みを薄くし、スケール組成をマグネタイト(Fe34)比率15%以上とすることによりレーザ切断性が向上させることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この文献では適用板厚が15mm以下(実施例)であり、15mmを超える板厚での効果は前述のようにレーザ切断に要するエネルギーが酸化反応熱が主体となる領域であり、スケール厚みやスケール組成の制御だけで効果があるかどうか分からない。
特開平10−158734号公報
本発明はレーザ切断性が優れた板厚16mm以上の厚鋼板を安価に製造する技術を提供するものである。
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1) 質量%で、
C:0.06〜0.30%、
Si:0.50%以下、
Mn:0.4〜1.5%、
P:0.015%以下、
S:0.010%以下、
Al:0.05%以下、
O:0.0035%以下、
N:0.006%以下
を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を連続鋳造法によってスラブとし、その後1100超〜1200℃の温度で再加熱後、圧延開始時に高圧水の噴射により鋼板のスケールを排除するとともに、鋼板の温度を950℃以下とし、圧延を920±25℃の温度で終了し、その後放冷して鋼板のスケール中の空孔(ボイド)率とスケールと地鉄界面の剥離割合の合計が15%以下とすることを特徴とするレーザ切断性が優れた厚鋼板の製造法。
(2) 質量%で、
C:0.06〜0.30%、
Si:0.50%以下、
Mn:0.4〜1.5%、
P:0.015%以下、
S:0.010%以下、
Al:0.05%以下、
O:0.0035%以下、
N:0.006%以下
を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を連続鋳造法によってスラブとし、その後1100超〜1200℃の温度で再加熱後、圧延開始時に高圧水の噴射により鋼板のスケールを排除するとともに、鋼板の温度を950℃以下とし、圧延を920±25℃の温度で終了し、その後水冷して650〜700℃で水冷を停止して鋼板のスケール中の空孔(ボイド)率とスケール地鉄界面の剥離割合の合計が15%以下とすることを特徴とするレーザ切断性の優れた厚鋼板の製造法。
(3) 質量%で、
C:0.06〜0.30%、
Si:0.50%以下、
Mn:0.4〜1.5%、
P:0.015%以下、
S:0.010%以下、
Al:0.05%以下、
O:0.0035%以下、
N:0.006%以下
を含有し、
Ti:0.02%以下、
Nb:0.06%以下、
V:0.04%以下、
Ni:0.3%以下、
Cu:0.3%以下、
Mo:0.7%以下
の一種又は二種以上を更に加え、
残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を連続鋳造法によってスラブとし、その後1100超〜1200℃の温度で再加熱後、圧延開始時に高圧水の噴射により鋼板のスケールを排除するとともに、鋼板の温度を950℃以下とし、圧延を920±25℃の温度で終了し、その後放冷して鋼板のスケール中の空孔(ボイド)率とスケールと地鉄界面の剥離割合の合計が15%以下とすることを特徴とするレーザ切断性が優れた厚鋼板の製造法。
(4) 質量%で、
C:0.06〜0.30%、
Si:0.50%以下、
Mn:0.4〜1.5%、
P:0.015%以下、
S:0.010%以下、
Al:0.05%以下、
O:0.0035%以下、
N:0.006%以下
を含有し、
Ti:0.02%以下、
Nb:0.06%以下、
V:0.04%以下、
Ni:0.3%以下、
Cu:0.3%以下、
Mo:0.7%以下
の一種又は二種以上を更に加え、
残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を連続鋳造法によってスラブとし、その後1100超〜1200℃の温度で再加熱後、圧延開始時に高圧水の噴射により鋼板のスケールを排除するとともに、鋼板の温度を950℃以下とし、圧延を920±25℃の温度で終了し、その後水冷して650〜700℃で水冷を停止して鋼板のスケール中の空孔(ボイド)率とスケール地鉄界面の剥離割合の合計が15%以下とすることを特徴とするレーザ切断性の優れた厚鋼板の製造法。
本発明によれば建設機械、建築、橋梁分野等で使用されるレーザ切断性が優れた厚鋼板の効果的な製造が可能となる。
本発明者らの研究によれば、厚鋼板の場合6kWの高出力CO2レーザ加工機による切断が一般化しているが、板厚16mmで約1.6m/minが上限の切断速度となっている。更に、板厚25mmでは約0.75m/minとなり、レーザ切断に要する鋼の酸化反応エネルギーの寄与が大きくなり、鋼板特性が大きな影響因子となる。
このため、レーザ切断性に鋼のどの様な特性が影響するかを検討し、表面のスケール性状が最も大きな影響因子であることを突き止めた。
本発明者らは、高速ビデオカメラでレーザ切断中のスケールの挙動を解析して
(a)レーザビームが到達する前にスケールが剥離する
(b)レーザビームが到達と同時にスケールが剥離する
(c)レーザビームが通過してもスケールの剥離が起きない
の3つのケースがあり、レーザ切断性(切断面粗さと裏面のドロス付着状態)は、この3つのケースで大きく変化することを知った。
このため、鋼板のスケール性状とレーザ切断時のスケールの剥離挙動に相関が存在すると考え、スケール性状を変化させた板厚16mmの鋼板を3kWのCO2レーザ加工機を使用して0.7m/minの速度で切断し、高速ビデオカメラで観察した。
その結果、図1に示すようにレーザ切断中のスケール剥離はスケール中のボイド面積率やスケールと地鉄界面の剥離割合と良い相関が認められ、スケールボイド率やスケール剥離割合の減少で切断中のスケール剥離をなくす効果があることを知った。
すなわち、スケールが剥離した状態で高温に晒されるとアシストガス(純酸素)と鋼が反応するため、多量のドロスが生成してカーフ(切断溝)に流れ込みレーザビームが内部へ届かなくなり、ドロスの温度が低下し粘性が低下して、切断面を粗くしたりドロスが裏面に付着し、レーザ切断性を劣化させると考えられる。
このため、スケール性状(ボイド率や地鉄界面との剥離割合の低減)が重要であるが、これまで、厚鋼板においてスケールボイド率やスケールと地鉄界面の剥離割合に着目し、鋼板製造条件との関係を明らかにした研究はなされていなかった。
本発明の場合、鋼板の製造法が重要であり第1のポイントはスラブ加熱温度である。工業生産的には、スラブ加熱温度は高いほど圧延が効率的に行えるため、一般には1200℃以上で実施されることが殆どであった。
一方、スケール中のボイドの生成は高温ほど顕著となり、スケール剥離割合も悪くなるため、スラブの加熱温度を900℃以下とすることが知られていた。
しかしながら、900℃以下の温度では温度が低すぎるため工業生産的には圧延に対する負担が大きすぎ実用的とは言えない状況であった。
本発明者らは鋭意検討し、圧延開始温度(スラブ加熱温度)と圧延終了温度を最適な温度範囲とすれば、900℃以下の温度より高い温度でも初期の目的を達することを知った。
一般的に、圧延中に生成するスケールは温度の低下とともに変形能が低下して、スケール中に亀裂やボイドの拡大、地鉄界面との剥離が起き、最期はスケールが剥離することが知られている。
しかしながら、スケールの変形能はスケール中のボイドにより大きく左右され、ボイドが多い場合は変形能が小さく、ボイドが少ない場合は変形能が大きいことを突き止めた。
このため、スケール性状を良好とするためには、圧延開始温度(スラブ加熱温度)の制御が最も重要である。
通常、圧延開始温度はスラブ加熱温度と近い温度であるが、本発明では、圧延開始前に高圧水による噴射で鋼板のスケールを排除するとともに鋼板の温度を低下させるため、実質的にスケールが生成し始める温度はスラブ加熱温度より大幅に低下し、950℃以下となり、スケール性状を良好とすることができる。
このため、スラブ加熱温度は1100超〜1200℃でもスケール性状を良好とすることを見出した。
また、圧延の終了温度も狭い範囲にコントロールすることが重要で、920±25℃の範囲であれば、スケール性状が良好であることを見出した。
以上、述べた理由から、鋼板製造のスラブ加熱温度、圧延開始、終了温度を以下の範囲に限定した。
スラブ加熱温度:1100超〜1200℃
圧延開始温度:950℃以下
圧延終了温度:920±25℃
なお、圧延終了後の水冷はスケール地鉄界面の剥離を少なくするためであり、急冷することにより鋼のγからαへの変態歪みを抑制することにより目的が達せられる。
しかしながら、650℃未満の温度まで急冷すると鋼の材質に大きく影響するため650℃を下限温度とした。また、700℃超では効果が薄いため700℃を上限温度とした。
以上、鋼板の製造条件についてその限定理由を述べたが、鋼成分が適正でなければ、本発明鋼の目的を達することはできない。
以下に鋼成分の限定理由を述べる。
Cはレーザ切断中に酸素と反応して、酸化エネルギーを生じるとともに生成したCOガスが他の元素の酸化反応を抑制する働きがある。このため0.06%未満では酸化エネルギーが過少となり他の元素の酸化反応が過大となるため、0.06%を下限とした。
一方、0.30%を超えると鋼の靭性に悪影響を及ぼすため0.30%を上限とした。
Siは他の元素に比較して大きな酸化反応エネルギーを有するが、添加量が過大な場合、鋼の酸化反応が過大となりノッチやバーニングを起こしやすくするため、上限を0.50%とした。
MnはFeよりやや大きな酸化反応エネルギーを有し、レーザ切断性に大きな影響はなく、材質を作るために有用な元素であるため、0.4〜1.5%を限定範囲とした。
P、Sは母材靭性、HAZ靭性等からともに少ないほうが良いが、工業生産的な制約もあり、それぞれ0.015%、0.010%を上限とした。
Alは脱酸のため添加するが、添加量が多いとアルミナ系の非金属介在物が増加して、鋼の清浄性を劣化させるので0.05%が上限である。
Oは多すぎると鋼の清浄性を損なうため、0.0035%が上限である。
Nは多すぎると鋳片製造時に表面割れが発生するため上限を0.006%とした。
さらに基本と成る元素以外の鋼成分の限定理由を以下に述べる。
TiはTi酸化物やTi窒化物を生成して粒内のミクロ組織を微細化し、靭性を向上させるが、0.005%未満では効果が少なく、0.02%超ではTiの炭化物を生成しやすくなり、
NbやVは鋼の強度を増加させる有用な元素であるが、Nbが0.06%超、Vが0.04%超の添加は溶接熱影響部の靭性を損なうためそれぞれ0.06%、0.04%を上限とした。
Ni、Cu、Moは鋼の強度や靭性に有用な元素であるが、多すぎると溶接熱影響部の靭性を損なうため、それぞれ0.3%、0.3%、0.7%を上限の値とした。
転炉−連続鋳造−厚板工程で種々の鋼成分の厚鋼板を製造し、レーザ切断試験を実施した。レーザ切断条件は板厚により異なり、以下のとおりである。
板厚16mm:出力6kW連続切断 切断速度1.4m/min
板厚19mm:出力4.5kWパルス切断(周波数500Hz、デューティ70%)
切断速度1.1m/min
板厚22mm:出力5.0kWパルス切断(周波数500Hz、デューティ70%)
切断速度1.0m/min
板厚25mm:出力5.0kWパルス切断(周波数500Hz、デューティ70%)
切断速度0.7m/min
表1、2に実施例を示す。
本発明で製造した鋼板(本発明鋼)はスケールボイド率とスケール剥離割合の合計が15%以下で、レーザ切断性が良好である。
これに対し、比較鋼はいずれもレーザ切断性が悪い結果である。
比較鋼16は製造法が本発明鋼と同じであるためスケール性状は良好であるが、Cが低く、Mnが高すぎるためレーザ切断性が悪い。
比較鋼17も製造法が本発明鋼と同じであるためスケール性状は良好であるが、Cが高すぎるためレーザ切断性が悪い。
比較鋼18、19、20は鋼成分は本発明鋼と同じであるが、製造方法のスラブ加熱温度が高すぎ、圧延終了温度も異なるためスケール性状が悪く、レーザ切断性が悪い結果であった。
Figure 2005271074
Figure 2005271074
Figure 2005271074
スケール性状とレーザ切断時のスケール剥離挙動の関係を示す図である。

Claims (4)

  1. 質量%で、
    C:0.06〜0.30%、
    Si:0.50%以下、
    Mn:0.4〜1.5%、
    P:0.015%以下、
    S:0.010%以下、
    Al:0.05%以下、
    O:0.0035%以下、
    N:0.006%以下
    を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を連続鋳造法によってスラブとし、その後1100超〜1200℃の温度で再加熱後、圧延開始時に高圧水の噴射により鋼板のスケールを排除するとともに、鋼板の温度を950℃以下とし、圧延を920±25℃の温度で終了し、その後放冷して鋼板のスケール中の空孔(ボイド)率とスケールと地鉄界面の剥離割合の合計が15%以下とすることを特徴とするレーザ切断性が優れた厚鋼板の製造法。
  2. 質量%で、
    C:0.06〜0.30%、
    Si:0.50%以下、
    Mn:0.4〜1.5%、
    P:0.015%以下、
    S:0.010%以下、
    Al:0.05%以下、
    O:0.0035%以下、
    N:0.006%以下
    を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を連続鋳造法によってスラブとし、その後1100超〜1200℃の温度で再加熱後、圧延開始時に高圧水の噴射により鋼板のスケールを排除するとともに、鋼板の温度を950℃以下とし、圧延を920±25℃の温度で終了し、その後水冷して650〜700℃で水冷を停止して鋼板のスケール中の空孔(ボイド)率とスケール地鉄界面の剥離割合の合計が15%以下とすることを特徴とするレーザ切断性の優れた厚鋼板の製造法。
  3. 質量%で、
    C:0.06〜0.30%、
    Si:0.50%以下、
    Mn:0.4〜1.5%、
    P:0.015%以下、
    S:0.010%以下、
    Al:0.05%以下、
    O:0.0035%以下、
    N:0.006%以下
    を含有し、
    Ti:0.02%以下、
    Nb:0.06%以下、
    V:0.04%以下、
    Ni:0.3%以下、
    Cu:0.3%以下、
    Mo:0.7%以下
    の一種又は二種以上を更に加え、
    残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を連続鋳造法によってスラブとし、その後1100超〜1200℃の温度で再加熱後、圧延開始時に高圧水の噴射により鋼板のスケールを排除するとともに、鋼板の温度を950℃以下とし、圧延を920±25℃の温度で終了し、その後放冷して鋼板のスケール中の空孔(ボイド)率とスケールと地鉄界面の剥離割合の合計が15%以下とすることを特徴とするレーザ切断性が優れた厚鋼板の製造法。
  4. 質量%で、
    C:0.06〜0.30%、
    Si:0.50%以下、
    Mn:0.4〜1.5%、
    P:0.015%以下、
    S:0.010%以下、
    Al:0.05%以下、
    O:0.0035%以下、
    N:0.0060%以下
    を含有し、
    Ti:0.02%以下、
    Nb:0.06%以下、
    V:0.04%以下、
    Ni:0.3%以下、
    Cu:0.3%以下、
    Mo:0.7%以下
    の一種又は二種以上を更に加え、
    残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を連続鋳造法によってスラブとし、その後1100超〜1200℃の温度で再加熱後、圧延開始時に高圧水の噴射により鋼板のスケールを排除するとともに、鋼板の温度を950℃以下とし、圧延を920±25℃の温度で終了し、その後水冷して650〜700℃で水冷を停止して鋼板のスケール中の空孔(ボイド)率とスケール地鉄界面の剥離割合の合計が15%以下とすることを特徴とするレーザ切断性の優れた厚鋼板の製造法。
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