JP2005270892A - 一体構造型co除去触媒及び排ガス浄化システム - Google Patents
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Abstract
【課題】排ガス温度300℃付近であるなど内燃機関に要求される条件においても、COシフト性能を向上させた一体構造型CO除去触媒、及び内燃機関の排気流路に設置した該一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える排ガス浄化システムを提供すること。
【解決手段】一体構造型担体上に、CO除去触媒を含有する触媒層を備え、該CO除去触媒は、貴金属と酸化セリウムを含有する一体構造型CO除去触媒。かかる酸化セリウムの含有量は、CeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/L以上である。
内燃機関の排気流路に設置した一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える排ガス浄化システム。
【選択図】なし
【解決手段】一体構造型担体上に、CO除去触媒を含有する触媒層を備え、該CO除去触媒は、貴金属と酸化セリウムを含有する一体構造型CO除去触媒。かかる酸化セリウムの含有量は、CeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/L以上である。
内燃機関の排気流路に設置した一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える排ガス浄化システム。
【選択図】なし
Description
本発明は一体構造型CO除去触媒及び排ガス浄化システムに係り、更に詳細には、COシフト性能を向上させた一体構造型CO除去触媒、及び内燃機関の排気流路に設置した該一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える排ガス浄化システムに関する。
今後、更に厳しくなる排ガス規制に対応するためには、エンジンの燃焼による有害物質の低減に加え、触媒性能の更なる向上が必要とされる。また、近年では地球温暖化の問題もあり、その原因の1つである二酸化炭素(CO2)排出の低減についても要求されている。したがって、有害物質(特に窒素酸化物(NOx))及びCO2排出の双方を低減するためには、燃焼効率の良いリーンバーンガソリンエンジンやディーゼルエンジンを用い、これらのエンジンに有効な排ガス浄化触媒を開発することが必要である。
リーンバーンガソリンエンジンやディーゼルエンジンでは、酸素過剰(リーン)雰囲気下で運転するため、通常の三元触媒によるNOx浄化は困難である。そこで、リーン雰囲気下でNOxを触媒上に一旦吸着した後、瞬間的にリッチ雰囲気下とすること(リッチスパイク)により排ガス中にCOやH2などの還元剤を発生させ、触媒上に吸着したNOxを還元・浄化するシステムが採用されている。このシステムは、排ガス温度が比較的高温域においては有効である。
しかし、近年ではCO2排出を低減するためにエンジンの燃焼効率が向上しており、排気温度、つまり、触媒の反応温度が下がる結果、触媒の反応効率(NOx浄化率)が低下する傾向にあった。そこで、還元ガスの組成を変えることにより原因を解析したところ、COがNOxの脱離を妨げていることが分かった(例えば、特許文献1参照。)。一方、H2はNOxの浄化にはほとんど影響を与えていない。
したがって、NOx触媒の上流側に、還元剤中のCOを選択的に低減して、H2を透過又は生成して還元剤中のH2比率を増加することにより、低温域においてもNOxを浄化可能とする技術が提案されている(例えば、特許文献2〜5参照。)。
しかし、近年ではCO2排出を低減するためにエンジンの燃焼効率が向上しており、排気温度、つまり、触媒の反応温度が下がる結果、触媒の反応効率(NOx浄化率)が低下する傾向にあった。そこで、還元ガスの組成を変えることにより原因を解析したところ、COがNOxの脱離を妨げていることが分かった(例えば、特許文献1参照。)。一方、H2はNOxの浄化にはほとんど影響を与えていない。
したがって、NOx触媒の上流側に、還元剤中のCOを選択的に低減して、H2を透過又は生成して還元剤中のH2比率を増加することにより、低温域においてもNOxを浄化可能とする技術が提案されている(例えば、特許文献2〜5参照。)。
このような反応として利用できるものは、下記の(1)CO選択酸化反応と(2)COシフト反応である。しかし、CO選択酸化反応だけでは、CO選択性があまり高くないために還元剤中のH2比率を高めることは難しく、実際にはCOシフト反応を利用することが効果的である。
[CO選択酸化反応]
CO+0.5O2=CO2…(式1)
H2+0.5O2=H2O…(式2) (式1)>>(式2)
[COシフト反応]
CO+H2O=H2+CO2 ΔH(298)=140.3kJ/mol…(式3)
CO+0.5O2=CO2…(式1)
H2+0.5O2=H2O…(式2) (式1)>>(式2)
[COシフト反応]
CO+H2O=H2+CO2 ΔH(298)=140.3kJ/mol…(式3)
また、工業化されているCOシフト反応には、高温活性触媒と低温活性触媒がある。例えば、高温活性触媒には鉄−クロム系があり、反応は主に320〜450℃程度で行われている。この活性種は、スピネル型Fe3O4−Cr2O3固溶体であるとされている。一方、低温活性触媒には銅−亜鉛系があり、反応は主に150〜300℃程度で行われている。この活性種はZnOで安定化されたCu(I)であるとされている。これらの触媒を内燃機関で使用する場合、耐久性を考えると、銅を用いる低温活性触媒は適当ではない。また、目的とする300℃程度の使用温度域を考慮すると、高温活性触媒では性能が十分でない。
そこで、耐久性、低温活性を考慮して、白金などの貴金属担持酸化物触媒へ助触媒として酸化セリウムを添加した触媒が有望であるとの報告がある(例えば、特許文献6〜8参照。)。
特開2001−304031号公報
特開2002−235529号公報
特開2002−303127号公報
特開2002−364343号公報
特開2003−314328号公報
特開2003−13728号公報
特開2003−24749号公報
特開2002−168117号公報
そこで、耐久性、低温活性を考慮して、白金などの貴金属担持酸化物触媒へ助触媒として酸化セリウムを添加した触媒が有望であるとの報告がある(例えば、特許文献6〜8参照。)。
しかしながら、白金などの貴金属を担持した貴金属担持酸化物触媒へ助触媒として酸化セリウムを添加した触媒は、定常状態や低空間速度といった研究室レベルの条件では十分なCOシフト性能が得られているものの、過渡状態や高空間速度といった内燃機関に要求される条件おいては十分なCOシフト性能を得ることが困難であった。更に、数秒間のリッチスパイク中にCOシフト反応を実行しなければならないため、速いレスポンス、高いCOシフト性能が要求される。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、排ガス温度300℃付近であるなど内燃機関に要求される条件においても、COシフト性能を向上させた一体構造型CO除去触媒、及び内燃機関の排気流路に設置した該一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える排ガス浄化システムを提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成すべく、酸化セリウムを含む触媒について詳細に検討を重ねた結果、酸化セリウムを担体として用いた触媒がCOシフト反応の促進に効果的であることを見出し、更に、この酸化セリウムの物性とCOシフト性能との関連性についても詳細に検討を重ねた結果、コート量、結晶子径、貴金属担持濃度などがCOシフト性能に大きく影響していることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の一体構造型CO除去触媒は、一体構造型担体上に、CO除去触媒を含有する触媒層を備え、該CO除去触媒は、貴金属と酸化セリウムを含有する。かかる酸化セリウムの含有量は、CeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/L以上である。
また、本発明の排ガス浄化システムは、内燃機関の排気流路に設置した上記本発明の一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える。
また、本発明の排ガス浄化システムは、内燃機関の排気流路に設置した上記本発明の一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える。
本発明によれば、酸化セリウムを担体として用いた触媒がCOシフト反応の促進に効果的であることを見出し、更に、コート量、結晶子径、貴金属担持濃度などがCOシフト性能に大きく影響していることを見出したため、排ガス温度300℃付近であるなど内燃機関に要求される条件においても、COシフト性能を向上させた一体構造型CO除去触媒、及び内燃機関の排気流路に設置した該一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える排ガス浄化システムを提供することができる。
以下、本発明の一体構造型CO除去触媒について詳細に説明する。本明細書及び特許請求の範囲において、「%」は特記しない限り質量百分率を表すものとする。
上述の如く、本発明の一体構造型CO除去触媒は、一体構造型担体上に、CO除去触媒を含有する触媒層を備え、該CO除去触媒は、貴金属と酸化セリウムを含有し、かかる酸化セリウムの含有量は、CeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/L以上である。
ここで、酸化セリウムの含有量とCOシフト性能には比例関係があり、酸化セリウム含有量が十分でないと、十分なCOシフト性能を得ることができない。つまり、初期では酸化セリウム含有量がCeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/Lより少なくても十分なCOシフト性能を有するが、耐久後では触媒が劣化するために、ほとんどCOシフト性能が得られなくなる。
本発明の一体構造型CO除去触媒では、貴金属よりも酸化セリウムが反応に著しく影響を与えるため、上記の如く、酸化セリウム含有量がCeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/L以上であることを必要とする。これにより、耐久後においても十分なCOシフト性能を維持することができる。
特に、500g/L以上含有することにより、高いCOシフト性能を得ることができる。
なお、一体構造型担体としては、コーディエライトなどのセラミックスやフェライト系ステンレスなどの金属等の耐熱性材料から成るモノリス担体やハニカム担体を例示できる。
上述の如く、本発明の一体構造型CO除去触媒は、一体構造型担体上に、CO除去触媒を含有する触媒層を備え、該CO除去触媒は、貴金属と酸化セリウムを含有し、かかる酸化セリウムの含有量は、CeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/L以上である。
ここで、酸化セリウムの含有量とCOシフト性能には比例関係があり、酸化セリウム含有量が十分でないと、十分なCOシフト性能を得ることができない。つまり、初期では酸化セリウム含有量がCeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/Lより少なくても十分なCOシフト性能を有するが、耐久後では触媒が劣化するために、ほとんどCOシフト性能が得られなくなる。
本発明の一体構造型CO除去触媒では、貴金属よりも酸化セリウムが反応に著しく影響を与えるため、上記の如く、酸化セリウム含有量がCeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/L以上であることを必要とする。これにより、耐久後においても十分なCOシフト性能を維持することができる。
特に、500g/L以上含有することにより、高いCOシフト性能を得ることができる。
なお、一体構造型担体としては、コーディエライトなどのセラミックスやフェライト系ステンレスなどの金属等の耐熱性材料から成るモノリス担体やハニカム担体を例示できる。
また、本発明の一体構造型CO除去触媒において、貴金属の一部又は全部が、酸化セリウムに担持されていることが望ましい。特に全部が酸化セリウムに担持されていることが望ましい。貴金属と酸化セリウムが近接することにより、COシフト反応のレスポンスが速くなり、COシフト性能が向上する。
更に、本発明の一体構造型CO除去触媒において、800℃で2時間焼成後におけるX線回折分析(XRD)による酸化セリウムのCeO2平均結晶子径が30nm以下であることが好ましい。
CeO2結晶子径とCOシフト性能には比例関係があり、CeO2結晶子径が小さくないと十分なCOシフト性能が得られ難い。特に20nm以下の場合に高いCOシフト性能が得られる。これは、CeO2結晶子が小さくなるにしたがい、一次粒子も小さくなるために、COやH2Oと接触するCeO2面が増加することからCOシフト性能が向上するものと考えられる。
CeO2結晶子径とCOシフト性能には比例関係があり、CeO2結晶子径が小さくないと十分なCOシフト性能が得られ難い。特に20nm以下の場合に高いCOシフト性能が得られる。これは、CeO2結晶子が小さくなるにしたがい、一次粒子も小さくなるために、COやH2Oと接触するCeO2面が増加することからCOシフト性能が向上するものと考えられる。
また、本発明の一体構造型CO除去触媒において、酸化セリウムに担持される貴金属は、COシフト性能を向上させることができれば、特に限定されるものではないが、例えば白金(Pt)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)又はこれらの任意の組合せにかかる貴金属を用いることが好適である。
反応ガスはCeO2上に担持した貴金属を経由してCeO2の酸素と反応すると考えられ、貴金属がない場合でもこのような反応は可能であるが、600℃以上の高温を必要とする。
反応ガスはCeO2上に担持した貴金属を経由してCeO2の酸素と反応すると考えられ、貴金属がない場合でもこのような反応は可能であるが、600℃以上の高温を必要とする。
更に、本発明の一体構造型CO除去触媒において、酸化セリウムに担持される貴金属がPtであって、その担持濃度が1.5%以下であることが好ましい。Pt濃度が1.5%を超えると、COシフト性能が一定となる傾向を有する理由は明確ではないが、Ptの分散性が低下したために、本来の貴金属としての性質となっていると考えられる。一方、Pt濃度が1.5%以下でCOシフト性能が向上するのは、Ptの分散性が向上し、Ptが担体のCeO2の影響を強く受け、活性なPtとなっているものと考えられる。特に、1.0%以下である場合に、高いCOシフト性能が得られる。
更にまた、本発明の一体構造型CO除去触媒において、酸化セリウムに担持される貴金属がPtであって、更に該酸化セリウムが酸化鉄を担持し、これら白金、セリウム及び鉄の含有量が、各金属のモル比で、次式(1)
(鉄/白金)=1.0〜4.0…(1)
で表される関係を満足することが好ましい。これにより、高いCOシフト性能を得ることができる。
一般的にPt/CeO2系へ助触媒を添加してもその効果は得られないことが多い。したがって、その添加量を調節することが重要となる。遷移金属の添加量はわずかな量で十分であり、添加量が多いとCOシフト性能が低下する可能性がある。
(鉄/白金)=1.0〜4.0…(1)
で表される関係を満足することが好ましい。これにより、高いCOシフト性能を得ることができる。
一般的にPt/CeO2系へ助触媒を添加してもその効果は得られないことが多い。したがって、その添加量を調節することが重要となる。遷移金属の添加量はわずかな量で十分であり、添加量が多いとCOシフト性能が低下する可能性がある。
次に、本発明の排ガス浄化システムについて説明する。
上述の如く、本発明の排ガス浄化触媒システムは、内燃機関の排気流路に設置した上記本発明の一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える。
本発明の一体構造型CO除去触媒は、COシフト性能が向上しているため、下流側のNOx浄化触媒へのCO供給量を減少させ、水素供給量を増大させることが可能となり、本発明の排ガス浄化システムのNOx浄化率を向上し得る。
上述の如く、本発明の排ガス浄化触媒システムは、内燃機関の排気流路に設置した上記本発明の一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置した一体構造型NOx浄化触媒を備える。
本発明の一体構造型CO除去触媒は、COシフト性能が向上しているため、下流側のNOx浄化触媒へのCO供給量を減少させ、水素供給量を増大させることが可能となり、本発明の排ガス浄化システムのNOx浄化率を向上し得る。
以下、本発明を実施例及び比較例により、更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
テトラアンミンPt溶液と蒸留水1kgに対してCeO2を2kg投入して1〜2時間撹拌した。撹拌後、150℃で一昼夜乾燥、空気中400℃で1時間焼成することにより、Pt/CeO2を得た。Ptの担持濃度は2%とした。この粉末2kgに対して、酸化アルミニウム100gとアルミナゾル220gを磁性ボールミルに投入し、混合、粉砕してスラリーを得た。得られたスラリーをコージェライト質モノリス担体(400セル/6ミル)の排ガス接触面にコートし、空気気流により余剰のスラリーを除去し、乾燥後、400℃で30分焼成した。コート量がPt/CeO2として380g/Lである本例の一体構造型CO除去触媒を得た。この触媒の800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径は28nmであった。
テトラアンミンPt溶液と蒸留水1kgに対してCeO2を2kg投入して1〜2時間撹拌した。撹拌後、150℃で一昼夜乾燥、空気中400℃で1時間焼成することにより、Pt/CeO2を得た。Ptの担持濃度は2%とした。この粉末2kgに対して、酸化アルミニウム100gとアルミナゾル220gを磁性ボールミルに投入し、混合、粉砕してスラリーを得た。得られたスラリーをコージェライト質モノリス担体(400セル/6ミル)の排ガス接触面にコートし、空気気流により余剰のスラリーを除去し、乾燥後、400℃で30分焼成した。コート量がPt/CeO2として380g/Lである本例の一体構造型CO除去触媒を得た。この触媒の800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径は28nmであった。
(実施例2)
コート量をPt/CeO2として450g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
コート量をPt/CeO2として450g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例3)
コート量をPt/CeO2として500g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
コート量をPt/CeO2として500g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例4)
コート量をPt/CeO2として550g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
コート量をPt/CeO2として550g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例5)
コート量をPt/CeO2として600g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
コート量をPt/CeO2として600g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例6)
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を15.5nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を15.5nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例7)
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を19nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を19nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例8)
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を21nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を21nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例9)
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を24nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を24nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例10)
Ptの担持濃度を1%とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
Ptの担持濃度を1%とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例11)
Ptの担持濃度を1.5%とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
Ptの担持濃度を1.5%とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例12)
Ptの担持濃度を0.5%とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
Ptの担持濃度を0.5%とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例13)
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を34nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を34nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例14)
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を48nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
800℃で2時間焼成後におけるCeO2平均結晶子径を48nmとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例15)
Ptの担持濃度を4.0%とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
Ptの担持濃度を4.0%とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例16)
コート量をPt/CeO2として350g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
コート量をPt/CeO2として350g/Lとした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例17)
実施例16で得られた一体構造型CO除去触媒に硝酸鉄溶液を1分間含浸し、次いで5秒間吸引し、乾燥した後、空気中400℃で1時間焼成して酸化鉄を担持し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。鉄/Ptのモル比は1.0とした。
実施例16で得られた一体構造型CO除去触媒に硝酸鉄溶液を1分間含浸し、次いで5秒間吸引し、乾燥した後、空気中400℃で1時間焼成して酸化鉄を担持し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。鉄/Ptのモル比は1.0とした。
(実施例18)
鉄/Ptのモル比を2.5とした以外は実施例16と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
鉄/Ptのモル比を2.5とした以外は実施例16と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(実施例19)
鉄/Ptのモル比を3.0とした以外は実施例16と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
鉄/Ptのモル比を3.0とした以外は実施例16と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(比較例1)
CeO2の替わりにCeO2−ZrO2を用いた以外は実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
CeO2の替わりにCeO2−ZrO2を用いた以外は実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(比較例2)
CeO2の替わりにCeO2−Pr6O11を用いた以外は実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
CeO2の替わりにCeO2−Pr6O11を用いた以外は実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。
(比較例3)
CeO2の替わりにCeO2−Al2O3を用いた以外は実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。得られた触媒の仕様を表1に示す。
CeO2の替わりにCeO2−Al2O3を用いた以外は実施例1と同様の操作を繰り返し、本例の一体構造型CO除去触媒を得た。得られた触媒の仕様を表1に示す。
ここで、表1中の結晶子径CeO2は、800℃で2時間焼成後における各例の一体構造型CO除去触媒を下記の測定条件においてXRD測定し、Ce結晶面(111)、(200)、(220)の半値幅よりシェラーの式を用いて算出した。
(XRD測定条件)
装置名 :マックサイエンス社製 X線回折装置(MXP18VAHF型)
電圧、電流 :40kV、300mA
X線波長 :Cu Kα
(XRD測定条件)
装置名 :マックサイエンス社製 X線回折装置(MXP18VAHF型)
電圧、電流 :40kV、300mA
X線波長 :Cu Kα
[性能評価]
上記各例の一体構造型排ガス浄化触媒を下記耐久条件にて急速劣化させ、下記評価条件にて、CO転化率を測定した。得られた結果を表1に併記する。なお、各実施例を触媒組成、コート量(g/L)、CeO2結晶子径(nm)、Pt濃度(%)の観点から選択してグラフとした。即ち、図1は、担体組成とCO転化率の関係を示すグラフである。図2は、コート量とCO転化率の関係を示すグラフである。図3は、CeO2結晶子径とCO転化率の関係を示すグラフである。図4は、Pt濃度とCO転化率の関係を示すグラフである。図5は、鉄添加量とCO転化率の関係を示すグラフである。なお、鉄添加量は白金に対する鉄のモル比である。
上記各例の一体構造型排ガス浄化触媒を下記耐久条件にて急速劣化させ、下記評価条件にて、CO転化率を測定した。得られた結果を表1に併記する。なお、各実施例を触媒組成、コート量(g/L)、CeO2結晶子径(nm)、Pt濃度(%)の観点から選択してグラフとした。即ち、図1は、担体組成とCO転化率の関係を示すグラフである。図2は、コート量とCO転化率の関係を示すグラフである。図3は、CeO2結晶子径とCO転化率の関係を示すグラフである。図4は、Pt濃度とCO転化率の関係を示すグラフである。図5は、鉄添加量とCO転化率の関係を示すグラフである。なお、鉄添加量は白金に対する鉄のモル比である。
(耐久条件)
・エンジン排気量 :3000cc
・燃料 :日石ダッシュガソリン
・耐久温度 :750℃
・耐久時間 :30時間
(性能評価条件)
・反応温度 :200〜320℃、毎分3℃の昇温速度で昇温
・空間速度 :72000h−1
・前処理 :500℃にて10分間H2ガスにより還元処理を行なった後、30 0℃にてNOx+O2により前処理を行った。
・COシフト反応 :CO;1vol%、H2;1vol%、H2O;3vol%、
NOx;100ppm、N2;バランス
・エンジン排気量 :3000cc
・燃料 :日石ダッシュガソリン
・耐久温度 :750℃
・耐久時間 :30時間
(性能評価条件)
・反応温度 :200〜320℃、毎分3℃の昇温速度で昇温
・空間速度 :72000h−1
・前処理 :500℃にて10分間H2ガスにより還元処理を行なった後、30 0℃にてNOx+O2により前処理を行った。
・COシフト反応 :CO;1vol%、H2;1vol%、H2O;3vol%、
NOx;100ppm、N2;バランス
表1より、酸化セリウムにジルコニウムやプラセオジムを添加した触媒系は、酸素吸放出能(OSC)が高いとされているが、COシフト性能はあまり高くないことが分かる。このことからCOシフト性能は必ずしもOSCに依存しないといえる。一方で、COシフト性能はOSCが低い方が良いとも推測できる。また、ジルコニウムなどを添加しない酸化セリウムの方がCOシフト性能は高いことから、酸化セリウム自体の耐熱性はあまり向上せず、耐久後のCOシフト性能は触媒量に依存することが分かる。更に、酸化セリウム自体の物性に着目すると、結晶子径によってCOシフト性能が異なることが分かり、COシフト性能がCeO2の結晶子径と関連していることが分かる。
また、現時点においては、COシフト性能の観点から、実施例6が最も良好な結果をもたらすものと思われる。
また、現時点においては、COシフト性能の観点から、実施例6が最も良好な結果をもたらすものと思われる。
Claims (7)
- 一体構造型担体上に、CO除去触媒を含有する触媒層を備える一体構造型CO除去触媒であって、
上記CO除去触媒は、貴金属と酸化セリウムを含有し、
上記酸化セリウムの含有量が、CeO2換算で一体構造型担体1L当り350g/L以上であることを特徴とする一体構造型CO除去触媒。 - 上記貴金属の一部又は全部が、上記酸化セリウムに担持されていることを特徴とする請求項1に記載の一体構造型CO除去触媒。
- 800℃で2時間焼成後におけるX線回折分析による酸化セリウムのCeO2平均結晶子径が30nm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の一体構造型CO除去触媒。
- 酸化セリウムに担持される貴金属が、白金、ロジウム及びパラジウムから成る群より選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の一体構造型CO除去触媒。
- 酸化セリウムに担持される貴金属が白金であって、その担持濃度が1.5%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に記載の一体構造型CO除去触媒。
- 酸化セリウムに担持される貴金属が白金であって、更に該酸化セリウムが酸化鉄を担持し、該白金及び鉄の含有量が、各金属のモル比で、次式(1)
(鉄/白金)=1.0〜4.0…(1)
で表される関係を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つの項に記載の一体構造型CO除去触媒。 - 内燃機関の排気流路に設置した請求項1〜6のいずれか1つの項に記載した一体構造型CO除去触媒と、その下流側に設置したNOx浄化触媒を備えることを特徴とする排ガス浄化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004090823A JP2005270892A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 一体構造型co除去触媒及び排ガス浄化システム |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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2004
- 2004-03-26 JP JP2004090823A patent/JP2005270892A/ja active Pending
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