JP2005270840A - 異物取り用ロールの洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 細かいスケールのような取れにくい異物でも能率良く拭き取ることができる異物取りロールの洗浄方法を提供する。
【解決手段】 拭き材2を走行させつつ異物取りロール1の表面に接触させて該ロールの表面に付着した異物を拭き取る異物取りロールの洗浄方法において、前記拭き材の接触部2Cでの走行方向(矢示4の方向)を前記異物取りロールのロール軸1Aに対し5〜85°の角度θに傾斜させ、あるいはさらに、走行中の前記拭き材をその走行方向に直角の方向(矢示9の方向)に往復運動(オシレーション)させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 拭き材2を走行させつつ異物取りロール1の表面に接触させて該ロールの表面に付着した異物を拭き取る異物取りロールの洗浄方法において、前記拭き材の接触部2Cでの走行方向(矢示4の方向)を前記異物取りロールのロール軸1Aに対し5〜85°の角度θに傾斜させ、あるいはさらに、走行中の前記拭き材をその走行方向に直角の方向(矢示9の方向)に往復運動(オシレーション)させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、異物取りロールの洗浄方法に関する。
走行するストリップに付着した異物の除去には、通常、表面を付着性(粘着性)に富ませたロール(例えば特許文献1)を前記ストリップに接触させ、ストリップ面上の異物をロール面に付着させることで、ストリップ面から取り去る方法がとられている。かかるロールを異物取りロールと称する。
異物取りロールは、ある時間使用されるとロール面上に数多く滞留した異物によりロール面の付着性が阻害され、前記シートからの異物除去効率が低下するため、洗浄により上記滞留した異物を除去し、付着性を回復させる必要がある。洗浄方法としては、ロール面に揮発性の洗浄液(アルコール等)をかけながら該ロール面に付着している異物をフェルト等の拭き材で拭き取る方法が挙げられる。なお、揮発性の洗浄液は、ロール面にかける代わりに拭き材に含浸させて用いても良い。
この拭き取りは、人手で行なわれもするが、自動的に行う方法としては、例えば図5に側面図、図6にそのA-A矢視図を示すように、ロール状に巻いた拭き材2を一方のリール6から払い出し、洗浄液を含浸させつつ他方のリール7で巻き取るようにして走行4させ、その走行途上の拭き材2を押し付けローラ8で押して異物取りロール1のロール面に接触させるように構成した洗浄ユニット10を用いる方法がある。リール6、7および押し付けローラ8はフレーム3で支持され、フレーム3は、図示しない支持機構により、異物取りロール1のロール軸と平行な矢示5の方向に移動可能に支持されているので、洗浄ユニット10は矢示5の方向に移動させうる。また、押し付けローラ8のローラ軸は異物取りロール1のロール軸と平行に配置されている。
特開平11−020977号公報
上記従来の方法では、例えばステンレス冷延鋼帯などのような、表面に微量のスケールが残存しているストリップを異物取り対象とした場合、これと接触した異物取りロールのロール面には、細かいスケールが付着しているため、異物取りロールと拭き材の接触面積が大きいと異物取りロールに付着した細かいスケールを完全には拭き取りきれない場合がある。これを完全に拭き取るために拭き材の幅を小さくして接触部の面圧を上げると、拭き材が早期に汚れて洗浄効果が低下し、洗浄に長時間を要し、洗浄中はストリップの送りを停止する必要があるため、ストリップの生産性が低下する。
そこで、本発明は、細かいスケールのような取れにくい異物でも能率良く拭き取ることができる異物取りロールの洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明は、拭き材を走行させつつ異物取りロールの表面に接触させて該ロールの表面に付着した異物を拭き取る異物取りロールの洗浄方法において、前記拭き材の接触部での走行方向を前記異物取りロールのロール軸に対し5〜85°の角度に傾斜させることを特徴とする異物取りロールの洗浄方法である。
本発明では、走行中の前記拭き材をその走行方向に直角の方向に往復運動させることが好ましい。
本発明によれば、拭き材の早期汚れを防ぎながら接触面圧を上げることができるので、細かいスケールのような取れにくい異物でも能率良く拭き取ることができる。
図1は本発明の実施形態の1例を示す平面図、図2は図1に対応する側面図である。この実施形態では、図5、図6に示したのと同様な構成の洗浄ユニット10Aを用いたが、拭き材2および押し付けローラ8以外は図示を省略した。図1、図2に示すように、本発明では、拭き材2の接触部2Cでの走行方向(矢示4の方向)を、異物取りロール1のロール軸1Aに対し傾斜させるものとし、その傾斜させる角度θは5〜85°とする。これにより、接触部2Cの面積が小さくなり、接触面圧が上昇して、拭き取り性能が向上する。角度θが85°超の場合、接触面圧があまり上昇しない。一方、角度θが5°未満の場合、接触面積が小さすぎて拭き取り能率が低下する。
もっとも、接触部2Cでの走行方向4を上記のように傾斜させた場合、洗浄ユニット10Aをロール軸1Aに平行な矢示5の方向に移動させるだけであると、拭き材2はその幅の1部分(図1の例では、幅中央部分)のみを使って拭くことになるため、早期に汚れて洗浄効率が低下するおそれがある。これに対しては、図3に平面図、図4に図3に対応する側面図を示すように、洗浄ユニット10Bを矢示5の方向に移動させることに加え、走行中の拭き材2を、走行方向(矢示4の方向)に直角の方向(矢示9の方向)に往復運動(オシレーション)させることが好ましい。洗浄ユニット10Bは、このオシレーション機能を備えた形態のものとする。これにより、接触部2Cの拭き材2幅内における位置が変わるから、拭き材2の幅全体を使って拭くことができて、上記のようなおそれは解消する。
ステンレス冷延鋼帯を製造する最終工程の出側に用いている異物取りロールを洗浄する作業を、図1〜図2、あるいは図4〜図5、あるいは図5〜図6に示した形態の洗浄ユニットを用いて表1に示す条件にて実施し、異物取りロールのロール面から細かいスケールを略完全に拭き取り終えるまでの時間(洗浄所要時間)を計った。拭き材にはフェルトを用い、洗浄液にはシンナーを、拭き材に含浸させて使用した。その結果、表1に示すとおり、本発明の実施例では従来方式の比較例に比べ、洗浄能率が向上することが確認できた。
本発明は、ステンレス冷延鋼帯等の表面品質要求の厳しいストリップを製造する産業に利用することができる。
1 異物取りロール
1A ロール軸
2 拭き材
2C 接触部
3 フレーム
4 拭き材走行方向の矢示
5 異物取りローラのローラ軸に平行な方向の矢示
6、7 リール
8 押し付けローラ
9 往復運動(オシレーション)方向の矢示
10、10A、10B 洗浄ユニット
1A ロール軸
2 拭き材
2C 接触部
3 フレーム
4 拭き材走行方向の矢示
5 異物取りローラのローラ軸に平行な方向の矢示
6、7 リール
8 押し付けローラ
9 往復運動(オシレーション)方向の矢示
10、10A、10B 洗浄ユニット
Claims (2)
- 拭き材を走行させつつ異物取りロールの表面に接触させて該ロールの表面に付着した異物を拭き取る異物取りロールの洗浄方法において、前記拭き材の接触部での走行方向を前記異物取りロールのロール軸に対し5〜85°の角度に傾斜させることを特徴とする異物取りロールの洗浄方法。
- 走行中の前記拭き材をその走行方向に直角の方向に往復運動させることを特徴とする請求項1記載の異物取りロールの洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089134A JP2005270840A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 異物取り用ロールの洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089134A JP2005270840A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 異物取り用ロールの洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005270840A true JP2005270840A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35171055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004089134A Pending JP2005270840A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 異物取り用ロールの洗浄方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005270840A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013018249A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-31 | Panasonic Corp | スクリーン印刷装置およびマスククリーニング方法 |
JP2019076843A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 株式会社Subaru | 洗浄装置及び洗浄方法 |
-
2004
- 2004-03-25 JP JP2004089134A patent/JP2005270840A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013018249A (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-31 | Panasonic Corp | スクリーン印刷装置およびマスククリーニング方法 |
JP2019076843A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 株式会社Subaru | 洗浄装置及び洗浄方法 |
JP7120749B2 (ja) | 2017-10-25 | 2022-08-17 | 株式会社Subaru | 洗浄装置及び洗浄方法 |
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