JP2005270720A - 機能水製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ガス溶解ユニットから気体を迅速に掃引し、1台のガス溶解ユニットで機能水の種類を迅速に切り替えることができ、設備・運転コストを抑えた機能水製造装置を提供する。
【解決手段】 複数種類の気体の供給手段2と、気体Gが拡散により透過する非開口の拡散膜5aを有し、供給手段2から供給された気体Gと純水Wとを拡散膜5aを介して接触させ、気体Gを純水Wに溶解させる気体溶解手段5と、気体溶解手段5の気体Gの流路5cに掃引気体を供給する掃引気体供給手段6とを備える機能水製造装置1。気体溶解手段5において、気体Gと、純水Wとが向流で接触し、掃引気体供給手段6から供給された掃引気体が、純水Wと並流となるように気体Gの流路を流れることが好ましい。供給手段2から供給される気体は、酸素、水素、オゾン、窒素、炭酸ガス等であり、製造した機能水を半導体製造装置等に利用可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数種類の気体の供給手段2と、気体Gが拡散により透過する非開口の拡散膜5aを有し、供給手段2から供給された気体Gと純水Wとを拡散膜5aを介して接触させ、気体Gを純水Wに溶解させる気体溶解手段5と、気体溶解手段5の気体Gの流路5cに掃引気体を供給する掃引気体供給手段6とを備える機能水製造装置1。気体溶解手段5において、気体Gと、純水Wとが向流で接触し、掃引気体供給手段6から供給された掃引気体が、純水Wと並流となるように気体Gの流路を流れることが好ましい。供給手段2から供給される気体は、酸素、水素、オゾン、窒素、炭酸ガス等であり、製造した機能水を半導体製造装置等に利用可能である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、機能水製造装置に関し、特に、半導体製造工程における半導体ウエハの洗浄等に使用される機能水の製造装置に関する。
半導体ウエハの洗浄工程においては、従来、アンモニア/過酸化水素水、塩酸/過酸化水素水、フッ酸等の薬液を用いるRCA洗浄が行われてきた。しかし、RCA洗浄は、廃液処理が面倒であるため、従来の薬液を用いないで、オゾン純水や、電解イオン水等を用いる機能水洗浄が行われつつある。また、不純物を極限まで除去した超純水は、静電気を帯び易く、半導体を損傷するため、炭酸ガスを純水に溶解させて純水の導電率を高める(比抵抗値を下げる)ことが行われている。
機能水を製造するにあたって、従来、開孔型膜を有するガス溶解ユニット等を用い、オゾン等の気体と純水とを開孔型膜を介して向流で接触させ、気体を純水等に溶解させている。
しかし、従来の機能水製造装置においては、製造する機能水の種類を切り替えるにあたって、開孔型膜を有するガス溶解ユニットを窒素ガス等で掃引すると、ガス溶解ユニットに導入されていた気体を膜から容易に除去することができず、掃引に長時間を要するため、1台のガス溶解ユニットで効率よく機能水の種類を切り替えることができず、生産性が悪化するという問題があった。また、複数台のガス溶解ユニットを用いると、機能水の種類を切り替えるのは容易になるが、設備コスト及び運転コストが上昇するという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の機能水製造装置における問題点に鑑みてなされたものであって、ガス溶解ユニットから気体を迅速に掃引することができ、1台のガス溶解ユニットで機能水の種類を迅速に切り替えることができ、設備コスト及び運転コストを抑えることのできる機能水製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、複数種類の気体の供給手段と、純水の供給手段と、気体が拡散により透過する非開口の拡散膜を有し、前記供給手段により供給された気体を該拡散膜を介して、前記純水供給手段より供給された純水に溶解させる気体溶解手段と、該気体溶解手段の前記気体の流路に掃引気体を供給する掃引気体供給手段とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、気体が拡散により透過する非開口の拡散膜を有する気体溶解手段を用いているため、掃引気体供給手段からの掃引気体によって気体溶解手段から迅速に気体を掃引することができ、1台のガス溶解ユニットで機能水の種類を迅速に切り替えることが可能となる。
前記気体溶解手段において、前記気体と、前記純水とが向流で接触し、掃引気体供給手段から供給された掃引気体が、前記純水と並流となるように前記気体の流路を流れるように構成することができる。
また、前記気体溶解手段において、前記気体と、前記純水とが向流で接触し、掃引気体供給手段から供給された掃引気体が、前記純水と向流となるように前記気体の流路を流れるように構成することができる。
前記供給手段から供給される気体は、酸素、水素、オゾン、窒素または炭酸ガスの少なくとも一種を含むようにすることができ、上記機能水製造装置を半導体製造装置に利用することもできる。
本発明によれば、ガス溶解ユニットから気体を迅速に掃引して、1台のガス溶解ユニットで機能水の種類を迅速に切り替えることができ、設備コスト及び運転コストを抑えることのできる機能水製造装置を提供することができる。
図1は、本発明にかかる機能水製造装置の一実施の形態を示し、この機能水製造装置1は、大別して、複数種類の気体を供給するための気体供給部2、気体供給部2から供給された酸素からオゾンガスを発生させるオゾンガス発生器3と、オゾンガスを発生させるための高周波電源4と、気体供給部2またはオゾンガス発生器3から供給された気体と、純水とを接触させて機能水を生成するガス溶解ユニット(気体溶解手段)5と、ガス溶解ユニット5に掃引気体を導入する掃引気体供給部6と、純水供給部7と、ガス溶解ユニット5の出口の機能水の濃度を測定するための濃度計8と、ガス溶解ユニット5から排出されたオゾンガスを分解するオゾンガス分解器9等で構成される。
気体供給部2は、水素、炭酸ガス、酸素等をガス溶解ユニット5に供給するために備えられ、これらの気体を直接ガス溶解ユニット5に供給する他、オゾンガス発生器3によって酸素をオゾン化した後、ガス溶解ユニット5に供給することもできる。気体供給部2によって各々の気体を単体でガス溶解ユニット5に供給したり、複数種類の気体を同時にガス溶解ユニット5に供給することもできる。
オゾンガス発生器3は、気体供給部2から供給された酸素を、高周波電源4を用いてオゾン化するための装置であって、オゾンガス発生器3によって生成したオゾンを利用し、ガス溶解ユニット5において、半導体ウエアの洗浄等に用いるオゾン添加超純水等を製造することができる。
ガス溶解ユニット5は、図2に示すように、導入された気体Gが拡散により透過する非開口の拡散膜5aを有し、供給手段2から供給された気体Gと、純水供給部7から供給された純水Wとを拡散膜5aを介して接触させ、気体Gを純水Wに溶解させる装置である。
ガス溶解ユニット5の中心部の純水流路5bを上方向に純水Wが流れ、純水流路5bの周囲の気体流路5cを下方向に気体Gが流れ、純水Wと気体Gは向流で接触する。拡散膜5aは、非開口であるため、従来のように気泡が発生することがなく、また、従来のような膜全体にわたるポーラスな空孔が存在しないため、掃引工程において空孔部分に気体Gが残留することがなく、容易に気体Gを掃引することができる。
図1に示すガス溶解ユニット5の出口には、機能水の濃度を測定するための濃度計8が配置され、濃度計8の測定値に応じて、気体供給部2からのガス量等を制御する。
掃引気体供給部6は、ガス溶解ユニット5において製造する機能水Fの種類を切り替える際に、ガス溶解ユニット5内及びガス溶解ユニット5に連通する配管内の気体を掃引するために用いられ、掃引気体として窒素ガス等が用いられる。
オゾンガス分解器9は、ガス溶解ユニット5から排出されたオゾンガスを酸素に分解し、無害な状態として排気するために設けられる。
次に、上記構成を有する機能水製造装置1の動作について、図1及び図2を参照しながら説明する。
まず、ガス溶解ユニット5によって、機能水Fとしてオゾン添加超純水を製造する場合には、気体供給部2からオゾンガス発生器3に酸素を供給し、オゾンガス発生器3において高周波電源4を用いて酸素をオゾン化する。そして、図2に示した気体供給管5fからオゾンO3をガス溶解ユニット5に供給し、純水供給管5dから供給された純水Wと拡散膜5a介して接触させる。これによって、オゾンO3が純水Wに溶解し、オゾン添加超純水が機能水排出管5eから排出される。
機能水排出管5eから排出されたオゾン添加超純水のオゾン濃度は、濃度計8によって測定され、所望のオゾン濃度となるように、ガス溶解ユニット5へのオゾンO3の供給量等が制御される。機能水排出管5eから排出されたオゾン添加超純水は、半導体ウエハの洗浄等に用いられる。また、ガス溶解ユニット5において純水Wに溶解しなかったオゾンO3は、気体排出管5gから排出され、オゾンガス分解器9において分解されて酸素となり、無害化されて大気に排出される。
次に、機能水の種類を上記オゾン添加超純水から水素添加水に切り替える場合について説明する。
オゾンガス発生器3からガス溶解ユニット5へのオゾンO3の供給を停止するとともに、純水供給部7からガス溶解ユニット5への純水Wの供給を停止し、ガス溶解ユニット5の気体供給管5fから掃引気体供給部6より窒素ガスを導入する。これによって、ガス溶解ユニット5内及びガス溶解ユニット5に連通する配管内のオゾンガスO3が掃引され、短時間で残存していたオゾンガスO3を掃引することができる。
オゾンガスO3の掃引後、純水供給部7からガス溶解ユニット5への純水Wの供給を開始し、気体供給部2から水素ガスH2をガス溶解ユニット5に導入し、オゾンガスO3の場合と同様に、水素ガスH2をガス溶解ユニット5内において拡散膜5aを介して純水Wと接触させる。これによって、水素H2が純水Wに溶解し、機能水Fとしての水素添加水が得られ、LCDの製造工程等に用いることができる。
次に、本発明にかかる機能水製造装置の試験例について説明する。
図1及び図2に示した機能水製造装置1を用いて機能水としてオゾン添加超純水を製造している際に、ガス溶解ユニット5へのオゾンガスの供給を停止し、ガス溶解ユニット5の気体流路5cに、掃引気体供給部6より窒素ガスを導入した際の濃度計8の濃度の変化を調べた。尚、ガス溶解ユニット5として、日本ポール株式会社製インフューザ、CN1FMM12E5を用い、純水の流量を2リットル/分とし、試験時の純水の水温は26℃、TOCは0.5〜0.7ppbであった。
上記試験結果を図3に示す。尚、実線は、掃引気体供給部6からの窒素ガスを気体排出管5gから導入した場合、すなわち、純水と並流となるように流した場合、点線は、掃引気体供給部6からの窒素ガスを気体供給管5fから導入した場合、すなわち、純水と向流となるように流した場合を示す。同グラフより、窒素ガスを純水と並流となるように流した場合の方が掃引効果が著しく大きいことが判る。尚、本試験においては、上述のように、純水の流量を2リットル/分としたが、実際の運転では、同流量を、1.5〜5.0リットル/分程度の範囲内で適宜変更することができる。
1 機能水製造装置
2 気体供給部
3 オゾンガス発生器
4 高周波電源
5 ガス溶解ユニット
5a 拡散膜
5b 純水流路
5c 気体流路
5d 純水供給管
5e 機能水排出管
5f 気体供給管
5g 気体排出管
6 掃引気体供給部
7 純水供給部
8 濃度計
9 オゾンガス分解器
2 気体供給部
3 オゾンガス発生器
4 高周波電源
5 ガス溶解ユニット
5a 拡散膜
5b 純水流路
5c 気体流路
5d 純水供給管
5e 機能水排出管
5f 気体供給管
5g 気体排出管
6 掃引気体供給部
7 純水供給部
8 濃度計
9 オゾンガス分解器
Claims (5)
- 複数種類の気体の供給手段と、
純水の供給手段と、
気体が拡散により透過する非開口の拡散膜を有し、前記供給手段により供給された気体を該拡散膜を介して、前記純水供給手段より供給された純水に溶解させる気体溶解手段と、
該気体溶解手段の前記気体の流路に掃引気体を供給する掃引気体供給手段とを備えることを特徴とする機能水製造装置。 - 前記気体溶解手段において、前記気体と、前記純水とが向流で接触し、掃引気体供給手段から供給された掃引気体が、前記純水と並流となるように前記気体の流路を流れることを特徴とする請求項1記載の機能水製造装置。
- 前記気体溶解手段において、前記気体と、前記純水とが向流で接触し、掃引気体供給手段から供給された掃引気体が、前記気体の流路を流れ、前記純水と向流となるように前記気体の流路を流れることを特徴とする請求項1記載の機能水製造装置。
- 前記供給手段から供給される気体は、酸素、水素、オゾン、窒素または炭酸ガスの少なくとも一種を含むことを特徴とする請求項1、2または3に記載の機能水製造装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の機能水製造装置を有することを特徴とする半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004084607A JP2005270720A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | 機能水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004084607A JP2005270720A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | 機能水製造装置 |
Publications (1)
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JP2005270720A true JP2005270720A (ja) | 2005-10-06 |
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Family Applications (1)
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JP2004084607A Withdrawn JP2005270720A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | 機能水製造装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005270720A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005270793A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Kurita Water Ind Ltd | 窒素溶解水の製造装置 |
WO2021085577A1 (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | キヤノン株式会社 | ウルトラファインバブル生成方法、ウルトラファインバブル含有液の製造装置および製造方法 |
-
2004
- 2004-03-23 JP JP2004084607A patent/JP2005270720A/ja not_active Withdrawn
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WO2021085577A1 (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | キヤノン株式会社 | ウルトラファインバブル生成方法、ウルトラファインバブル含有液の製造装置および製造方法 |
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