JP2005270000A - 壁面緑化具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本願発明は、壁面緑化に伴うヒートアイランド現象の緩和をより効率的にかつ雨水の利用をさらに進める手段の提供にある。
【解決手段】壁面に対する取り付け部を有し、保水部および植物プランター部が雨水の経路に関し、一体化された壁面緑化具において、保水部には細孔にとんだ粒体を充填し雨水を吸収若しくは雨水を貯める空間を有し、前記保水部で保持しきれない雨水を植物プランター部で受け、もしくは植物プランター部で吸収しきれない雨水を保水部の粒体で受け、保水部の水分と植物プランター部からの気化熱を持って雨水を有効利用しヒートアイランド現象を緩和する壁面緑化具である。
【選択図】図1
【解決手段】壁面に対する取り付け部を有し、保水部および植物プランター部が雨水の経路に関し、一体化された壁面緑化具において、保水部には細孔にとんだ粒体を充填し雨水を吸収若しくは雨水を貯める空間を有し、前記保水部で保持しきれない雨水を植物プランター部で受け、もしくは植物プランター部で吸収しきれない雨水を保水部の粒体で受け、保水部の水分と植物プランター部からの気化熱を持って雨水を有効利用しヒートアイランド現象を緩和する壁面緑化具である。
【選択図】図1
Description
本発明は、建築物の壁面あるいは柱面を緑化するための壁面緑化技術に属する。
壁面緑化はヒートアイランド現象の軽減、都会の緑の復活などを目的として近年各種の方法が提案されている。特開2003-166246には壁面上で丸棒を半割とした部材を三角形状に組んで緑化枠とし緑化枠に植生用の植生マットを固定する方法が開示され、特開2002-305962には図5に示すような、多孔質性材料を用いて保水性を付与した植物栽培用構造体で植物を栽培し、壁面に取り付ける方法が開示されている。
これらは雨水を植生マットあるいは植物栽培用構造体で受け植物に必要な水分を供給するものであり、ヒートアイランド現象の低減対策としては植生マット、構造体中の水分の蒸発並びに植生の呼吸による気化による蒸発に限定される。
これらは雨水を植生マットあるいは植物栽培用構造体で受け植物に必要な水分を供給するものであり、ヒートアイランド現象の低減対策としては植生マット、構造体中の水分の蒸発並びに植生の呼吸による気化による蒸発に限定される。
本願発明は、壁面緑化に伴うヒートアイランド現象の緩和をより効率的に、かつ雨水の利用をさらに進める手段の提供にある。
本第1の発明は、壁面に対する取り付け部を有し、保水部および植物プランター部が雨水の経路に関し、一体化された壁面緑化具において、保水部には細孔にとんだ粒体を充填し雨水を吸収若しくは雨水を貯める空間を有し、前記保水部で保持しきれない雨水を植物プランター部で受け、もしくは植物プランター部で吸収しきれない雨水を保水部の粒体で受け、保水部の水分と植物プランター部からの気化熱を持って雨水を有効利用しヒートアイランド現象を緩和する壁面緑化具である。このような構成をとることで保水部および植物プランター部に保持された水分がヒートアイランド現象の緩和に利用される。
本第2の発明は、上記の壁面緑化具において、保水部、植物プランター部および取り付け部を2つの半割筒状とし、柱面に設置可能とした壁面緑化具である。このように半割筒状とすることで杭、電柱、街路樹に適用が可能となる。
本第2の発明は、上記の壁面緑化具において、保水部、植物プランター部および取り付け部を2つの半割筒状とし、柱面に設置可能とした壁面緑化具である。このように半割筒状とすることで杭、電柱、街路樹に適用が可能となる。
雨水の経路につき一体化された保水部と植物プランターを壁面に取り付けることで保水部および植物プランター部の両方に保持された水がヒートアイランド現象の低減に役立つ。
壁面緑化具を柱面にも取り付け可能とすることで杭、電柱、坊主状態に剪定された街路樹等にも適用できる。
壁面緑化具を柱面にも取り付け可能とすることで杭、電柱、坊主状態に剪定された街路樹等にも適用できる。
以下本第1の発明を、図を用いて、より詳細に説明する。
図1は、本発明の壁面緑化具を示す概念図である。
図に示すように、本装置は保水部と植物プランター部が上下に連結されており壁面に対する取り付け部としてボルト孔が設けられている。
上方の保水部には細孔にとんだ粒体を充填してある。壁面に沿って流下する雨水あるいは降雨を受け、粒体中に保持しきれない雨水は下方の植物プランターに流れ込む。保水部の底部は金網状もしくは格子状とされ粒体を保持するとともに過剰の雨水を植物プランターに流し出す。図示した植物プランターは、植生マットを枠内に挿入したものである。保水部と植物プランター部間の雨水の流路は保水部が植物プランターの上方に位置していればよく、必要に応じ保水部底部からの管路を植物プランター部に導いてもよい。あるいは図に示すように植物プランターの側面を取り付ける壁面に密着するようにし壁面を伝って流れ込むようにしてもよい。
図1は、本発明の壁面緑化具を示す概念図である。
図に示すように、本装置は保水部と植物プランター部が上下に連結されており壁面に対する取り付け部としてボルト孔が設けられている。
上方の保水部には細孔にとんだ粒体を充填してある。壁面に沿って流下する雨水あるいは降雨を受け、粒体中に保持しきれない雨水は下方の植物プランターに流れ込む。保水部の底部は金網状もしくは格子状とされ粒体を保持するとともに過剰の雨水を植物プランターに流し出す。図示した植物プランターは、植生マットを枠内に挿入したものである。保水部と植物プランター部間の雨水の流路は保水部が植物プランターの上方に位置していればよく、必要に応じ保水部底部からの管路を植物プランター部に導いてもよい。あるいは図に示すように植物プランターの側面を取り付ける壁面に密着するようにし壁面を伝って流れ込むようにしてもよい。
図2に示す壁面緑化具では、植物プランターは、容器状をなし通常の土壌を充填するものである。軽量土壌あるいは畑土がそのまま利用できる。植物プランター部の底部には必要に応じて透孔が設けられ過剰の雨水を下方に排出可能とされている。また、必要に応じて植物プランターの下部に保水部を設けて、植物プランター部の余剰水を受け入れることも可能である。
図3は保水部と植物プランターが一体的に横に連結して設けられたものである。図示するように保水部は粒体に保水させるのではなく保水部に水を貯めるようになっている。この場合においても、保水部に粒体を充填しておくことでもよい。保水部に貯まった過剰の水が植物プランターに流れ込むようになっている。
図4は、本第2の発明の壁面緑化具を示す概念図である。建築物の壁面ではなく杭、電柱あるいは頂部を極端に剪定された樹木などに適用するものである。保水部と植物プランターは一体化しあるいは個別に半筒状に分割して使用し柱部に固定する。
保水部と植物プランターの材質は特に制限はないがステンレススチールなどの金属あるいは射出成形可能な熱可塑性樹脂が好ましく使用できる。
1 壁面緑化装置
2 保水部
3 植物プランター
4 粒体
5 固定部
2 保水部
3 植物プランター
4 粒体
5 固定部
Claims (2)
- 壁面に対する取り付け部を有し、保水部および植物プランター部が雨水の経路に関し、一体化された壁面緑化具において、保水部には細孔にとんだ粒体を充填し雨水を吸収若しくは雨水を貯める空間を有し、前記保水部で保持しきれない雨水を植物プランター部で受け、もしくは植物プランター部で吸収しきれない雨水を保水部の粒体で受け、保水部の水分と植物プランター部からの気化熱を持って雨水を有効利用しヒートアイランド現象を緩和することを特徴とする壁面緑化具。
- 請求項1記載の壁面緑化具において、保水部、植物プランター部および取り付け部を2つの半割筒状とし、柱面に設置可能としたことを特徴とする壁面緑化具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004088747A JP2005270000A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 壁面緑化具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004088747A JP2005270000A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 壁面緑化具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005270000A true JP2005270000A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35170302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004088747A Pending JP2005270000A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | 壁面緑化具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005270000A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102396411A (zh) * | 2011-11-18 | 2012-04-04 | 翁启勇 | 植物栽培器的贮水容器 |
CN103070040A (zh) * | 2013-02-01 | 2013-05-01 | 李明科 | 一种带雨水收集装置的花盆 |
CN107409823A (zh) * | 2017-09-15 | 2017-12-01 | 高亚贵 | 一种市政园林用盆栽种植架 |
CN108812248A (zh) * | 2018-06-07 | 2018-11-16 | 华南理工大学建筑设计研究院 | 一种具有自清洗功能的外墙绿化供水机构 |
CN112703918A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-27 | 北京城建八建设发展有限责任公司 | 一种生态建筑墙面绿化系统 |
CN113322896A (zh) * | 2021-06-03 | 2021-08-31 | 中电建生态环境集团有限公司 | 城市河道生态护岸系统 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08232214A (ja) * | 1995-02-24 | 1996-09-10 | Sekisui Jushi Co Ltd | 緑化防音壁 |
JPH099791A (ja) * | 1995-06-23 | 1997-01-14 | Kyushu Rinsan Kk | ポール用プランター |
JP2002206349A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Shinichiro Hayashi | 環境負荷軽減建造物 |
-
2004
- 2004-03-25 JP JP2004088747A patent/JP2005270000A/ja active Pending
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