JP2005269552A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿を押さえる機能を有する原稿押さえ部材を備える画像読取装置において、原稿押さえ部材を支えるヒンジの劣化状態を検出できるようにする。
【解決手段】原稿搬送装置100の原稿面側に角度検出用光源101を配置する。角度検出用光源101からの角度検出光301は、流し読みガラス111を通り、第1のミラー114、第2のミラー115、第3のミラー116で反射され、レンズ117を介し、CCDセンサ118上に照射される。ここで、原稿搬送装置100を開状態から閉状態へ移動するとき、角度検出光はCCDセンサ118上の主走査方向を移動する。角度検出光301が照射するCCDセンサ118上の画素を検出することにより、原稿搬送装置100の開閉角度を検出することができる。また、角度検出光がCCDセンサ118上を移動する距離、および時間を測定することにより原稿搬送装置100の開閉角速度を検出することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿台ガラス上にセットされた原稿を、下方から照射しつつ、走査して撮像素子で読み取る画像読取装置に関する。
従来より、複写機、ファクシミリ等の原稿搬送装置を有する画像読取装置は、画像読取装置の本体となるイメージリーダ部の上に、原稿を押さえる機能も有する原稿搬送装置がヒンジにより開閉可能に取り付けられて構成されている。そして、一般に、ヒンジはバネ等により原稿搬送装置の重量を支えるように構成されており、ユーザーが原稿搬送装置をイメージリーダ部から開くと、原稿搬送装置はその開いた位置で停止するようになされている。
特開平9−200400号公報
しかしながら、ヒンジが劣化してくると、原稿搬送装置(原稿押さえ部材)の重量を支える能力が低下し、原稿搬送装置が自重により落下して閉まってしまうことがあった。このように原稿搬送装置が自重により落下してしまうと、ユーザーはイメージリーダ部上に読み取り原稿を置くときに、原稿搬送装置が閉まらないように手で押さえていなければならず、操作性が悪化するという問題点があった。
従来の画像読取装置は、フォトインタラプタ等のセンサを用いて原稿搬送装置(原稿押さえ部材)の開閉を検出する手段、および開き角度を検出する手段は備えているが、これらの手段は、フォトインタラプタ等の取り付け時に設定される特定の開き角度しか検出することができず、原稿搬送装置を支えるヒンジの劣化状態を検出することはできなかった。そして、ヒンジの劣化に関してはユーザーからのクレームによって対応を行っているのが実情であった。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、原稿を押さえる機能を有する原稿押さえ部材を備える画像読取装置において、原稿押さえ部材を支えるヒンジの劣化状態を検出できるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる画像読取装置は、原稿を載置する原稿台ガラスと、前記原稿の表面で反射されて前記原稿台ガラスを透過した光を結像させる光学系と、該光学系で結像された光を受光する複数の光電変換画素が配列された撮像手段と、前記原稿台ガラスを覆うようにして前記原稿を前記原稿台ガラス上に押さえる押さえ部材と、該押さえ部材を前記原稿台ガラスに対して開閉可能に支持するためのヒンジ手段と、光を照射する光源であって、該光源により照射される光が前記押さえ部材の前記ヒンジ手段を支点とした開き角度に応じて前記撮像手段の異なる位置に結像されるように前記押さえ部材に配置された光源とを具備し、前記撮像手段上の前記光源からの光が結像される位置に基づいて、前記押さえ部材の開き角度を検出することを特徴とする。
また、この発明に係わる画像読取装置において、前記押さえ部材は、原稿を搬送するための原稿搬送手段を備えることを特徴とする。
また、この発明に係わる画像読取装置において、前記光源から照射されて前記撮像手段上に結像された光が、前記撮像手段上で移動する距離と、その距離を移動するために要した時間とに基づいて、前記押さえ部材の開閉角速度を検出することを特徴とする。
また、この発明に係わる画像読取装置において、検出された前記開閉角速度が所定値以上の場合に、前記ヒンジ手段が劣化したと判定することを特徴とする。
また、この発明に係わる画像読取装置において、前記ヒンジ手段が劣化したと判定された場合に、前記ヒンジ手段が劣化したことを外部に通知することを特徴とする。
また、この発明に係わる画像読取装置において、前記開閉角速度の時間変化曲線に基づいて、前記押さえ部材を閉じる動作がユーザーによって行なわれたか、前記押さえ部材にかかる重力により行なわれたかを判定することを特徴とする。
また、この発明に係わる画像読取装置において、前記光源からの光を前記原稿台ガラス上で散乱させる光散乱手段をさらに具備することを特徴とする。
本発明によれば、原稿を押さえる機能を有する原稿押さえ部材を備える画像読取装置において、原稿押さえ部材を支えるヒンジの劣化状態を検出することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係わる画像読取装置の構成を示す図である。画像読取装置は大きく分けて原稿搬送装置100とイメージリーダ部110とから構成される。
原稿搬送装置100は、原稿搬送装置100の開閉角度を検出するためのスポット光を発光する角度検出用光源101と、原稿搬送装置100の原稿トレイ上にセットされた原稿を搬送し読み取りを行う流し読みローラ102と、イメージリーダ部110の原稿台ガラス112上にセットされた原稿の読み取りを行う白色板(圧板)103とを備えている。
イメージリーダ部110は、原稿を照明するランプ113と、原稿からの反射光を反射する第1のミラー114、第2のミラー115、第3のミラー116と、原稿からの反射光を集光するレンズ117と、原稿からの反射光を撮像する撮像素子としてのCCDセンサ118と、原稿搬送装置100の原稿トレイ上にセットされた原稿を搬送し読み取りを行う流し読み動作時に使用される流し読みガラス111と、イメージリーダ部に固定的にセットされた原稿の読み取りを行う固定読み動作時に原稿を載置する原稿台ガラス112とを備えている。
図2は原稿搬送装置100の開閉を示す図であり、図3は原稿搬送装置100の開閉時に角度検出用光源101からの角度検出光301がCCDセンサ118上を移動する様子を示す図である。
角度検出用光源101からの角度検出光301は、イメージリーダ部110の流し読みガラス111を通り、第1のミラー114、第2のミラー115、第3のミラー116で反射され、レンズ117を介し、CCDセンサ118上に照射される。角度検出光301は、流し読みガラス111を通るため、原稿台ガラス112上に原稿がセットされた状態においても、CCDセンサ118上に到達することができる。
また角度検出用光源101は、原稿搬送装置100が取り付けられるときに角度調整を行い、原稿搬送装置100の開閉角度と、CCDセンサ118の画素との相関を取る必要がある。原稿搬送装置100が完全に開かれた状態で、作業者に眩しくならないように取り付けることが望ましい。
図2(a)で原稿搬送装置100が開状態のとき、角度検出用光源101からの角度検出光301は、図3(a)に示すように、CCDセンサ118上の主走査方向の奥側を照射し、角度検出光301によって照射されたCCDセンサ118の画素に明信号が表示される。なお、原稿搬送装置100が開状態のときには、図2(a)に示す様に角度検出用光源101からの角度検出光301は、流し読みガラス111上では主走査方向の手前側を照射するが、この角度検出光301は第1乃至第3のミラー114,115,116で反射された後、レンズ117で反転されるので、CCDセンサ118上では主走査方向の奥側を照射することとなる。
次に原稿搬送装置100を閉じていくと図2(b)の状態になる。このとき角度検出用光源101からの角度検出光301は、図3(b)に示すように、CCDセンサ118上の主走査方向中央部を照射し、角度検出光301によって照射されたCCDセンサ118の画素に明信号が表示される。
その後、原稿搬送装置100が図2(c)に示す閉状態になると、角度検出用光源101からの角度検出光301は、図3(c)に示すように、CCDセンサ118上の主走査方向手前側を照射し、角度検出光301によって照射されたCCDセンサ118の画素に明信号が表示される。
このように原稿搬送装置100の開閉に伴い、角度検出用光源101からの角度検出光301は、CCDセンサ118上の主走査方向を移動する。この角度検出光301の移動をCCDセンサ118で検出することにより、原稿搬送装置100の開閉角度を検出することができる。また、この方式では原稿搬送装置100の開閉をリアルタイムにかつリニアに検出することができる。
図4に角度検出光301を読み取るフローチャートを示す。
ステップS10において圧板(白色板103)が開状態にされると、角度検出用光源101を点灯する(ステップS11)。このとき、角度検出用光源101の点灯は、圧板開閉センサからの信号をトリガとする方式や、人が画像読取装置に近づいたことを検知する人検知センサからの信号をトリガとする方式などが考えられる。
ステップS12において、図2、図3を用いて説明したように、原稿搬送装置100の開閉に伴い、CCDセンサ118上を移動する角度検出光301を、CCDセンサ118を用いて読み取る。ステップS13に示す圧板の閉状態を検知するまで、前記読み取り動作を繰り返す。
圧板の閉状態を検知した時点(ステップS13)で、角度検出用光源101を消灯する(ステップS14)。消灯はCCDセンサ118の所定画素で角度検出光301が検出されたときに行う。また、原稿搬送装置100の閉状態検知センサ等を用いてもよい。
次に原稿搬送装置100の開閉角速度を求める方法について説明する。
原稿搬送装置100の開閉角度x°のとき、角度検出光301がCCDセンサ118の第n画素を照射しているとする。そして原稿搬送装置100を開閉し、開閉角度がx’°になったとき、角度検出光301はCCDセンサ118上を移動し、第n’画素を照射する。角度検出光301がCCDセンサ118の第n画素から第n’画素へ移動する時間を測定する移動時間測定手段を用い、移動時間tを測定すると、原稿搬送装置の開閉角速度は、
原稿搬送装置の開閉角速度=(n’−n)/t
で求められる。
角度検出光301を検出するCCDエリアセンサ118上の第n画素、第n’画素は、予め設定した画素を用いるか、あるいはユーザーによって設定できるようにしてもよい。
図5に原稿搬送装置100に用いられるヒンジの劣化を通知するフローチャートを示す。
上述した方法を用いて、自由落下によって原稿搬送装置100が閉まるときの角速度を求める。ステップS20に示すように、原稿搬送装置100が閉まるときの角速度が、所定値を超えた場合、ヒンジが劣化していると判断し、ステップS21に示すヒンジ劣化通知を発する。
なお、原稿搬送装置100は、ヒンジの劣化により自重で閉まる場合以外に、当然ユーザーにより意図的に閉められる場合がある。ユーザーが手動で意図的に閉めた場合の開閉角速度の検出値はヒンジの劣化とは無関係であるため、ヒンジの劣化判断から除外する必要がある。原稿搬送装置100が自重により閉まる場合には、重力に従って自動的に閉まるので、原稿搬送装置100の角速度は滑らかに変化する。これに対し、原稿搬送装置100をユーザーが手動で閉める場合には、ユーザーが原稿搬送装置100を閉じる力を加減するために、角速度は滑らかには変化しない。特にユーザーは原稿搬送装置100が完全に閉まる直前で一旦止めるような動作をするので、その点で角速度は不連続に変化する場合が多い。そのため、上記の角速度の検出手法を用いて原稿搬送装置100の角速度の時間変化曲線を検出することにより、原稿搬送装置100が自重により閉まったのか、ユーザーが閉めたのかを判断することができ、それによって、ユーザーによって閉められた場合の角速度値をヒンジの劣化判断から除外することができる。
図6に画像読取装置を有する複写機等の画像形成装置602のネットワーク接続図を示す。
画像形成装置602は電話回線やLAN等のネットワークケーブル603を通じて、サーバ601に接続されている。そこで、上述した画像形成装置602に用いられている原稿搬送装置100のヒンジ劣化通知を、ネットワークケーブル603を通じて、サーバ601に通信する。サーバ601の通信結果を見ることにより、サービスマンが画像形成装置602に用いられている原稿搬送装置100のヒンジの交換や、修理等を行うことができるので、ユーザーに負担をかけることがなくなり、常に快適な操作性を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、上述した第1の実施形態とは、流し読みガラス111上に角度検出光301を拡散する光拡散部材701を設けている点で異なっており、その他は第1の実施形態と同様であるため、同一構成要素には同一符号を付して説明を省略し、相違部分についてのみ説明する。
具体的には、第2の実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、角度検出光301を光拡散部材701上に拡散することにより、原稿読み取り時と同じの状態で角度検出光301を読み取ることができることであり、より確実に原稿搬送装置100の開閉角度を検出することができる。
図7は、角度検出光301を流し読みガラス111上に拡散させるための光拡散部材701を示す図である。
角度検出用光源101からの角度検出光301は、流し読みガラス111上の光拡散部材701上に照射され、光拡散部材701上で拡散される。光拡散部材701上で拡散された角度検出光301は、第1のミラー114、第2のミラー115、第3のミラー116で反射され、レンズ117を介し、CCDセンサ118上に結像される。このとき用いられる光拡散部材701は、新たな部材を設置するか、もしくは原稿搬送装置100で搬送される原稿をすくい取るジャンプ台702の下側に配置されるシェーディング白板を延長して用いてもよい。また、光拡散部材701の大きさは、主走査方向の全域を覆い、副走査方向は数10μm程度でよい。
図8は、原稿搬送装置100の開閉時に角度検出光301が光拡散部材701上を移動する様子を示す図である。
図2(a)で原稿搬送装置100が開状態のとき、角度検出用光源101からの角度検出光301は、図8(a)に示すように、光拡散部材701上の主走査方向の手前側を照射し、光拡散部材701上で拡散される。拡散された角度検出光301は第1のミラー114、第2のミラー115、第3のミラー116で反射され、レンズ117を介し、CCDセンサ118上に結像される(図3(a))。角度検出光301が照射したCCDセンサ118の画素に明信号が表示される。
次に原稿搬送装置100を閉じていくと図2(b)の状態になる。このとき角度検出用光源101からの角度検出光301は、図8(b)に示すように、光拡散部材701上の主走査方向中央部を照射し、光拡散部材701上で拡散される。拡散された角度検出光301は同様に、第1のミラー114、第2のミラー115、第3のミラー116で反射され、レンズ117を介し、CCDセンサ118上に結像される(図3(b))。角度検出光301が照射したCCDセンサ118の画素に明信号が表示される。
その後、原稿搬送装置100が図2(c)に示す閉状態になると、角度検出用光源101からの角度検出光301は、図8(c)に示すように、光拡散部材701上の主走査方向奥側を照射し、光拡散部材701上で拡散される。拡散された角度検出光301は同様に、第1のミラー114、第2のミラー115、第3のミラー116で反射され、レンズ117を介し、CCDセンサ118上に結像される(図3(c))。角度検出光301によって照射されたCCDセンサ118の画素に明信号が表示される。
このように原稿搬送装置100の開閉に伴い、角度検出用光源101からの角度検出光301は、光拡散部材701上の主走査方向を移動し、第1のミラー114、第2のミラー115、第3のミラー116で反射され、レンズ117を介し、CCDセンサ118上に結像され、CCDセンサ118上の主走査方向を移動する。この角度検出光301の移動をCCDセンサ118で検出することにより、原稿搬送装置100の開閉角度を検出することができる。また、この方式では原稿搬送装置100の開閉をリアルタイムにかつリニアに検出することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態は第1の実施形態とは、原稿搬送装置100の流し読みローラ102、白色板103、イメージリーダ部110の流し読みガラス111の構成が異なっており、その他は同様であるため、同一構成要素には同一符号を付して説明を省略し、相違部分についてのみ説明する。
具体的には、第3の実施形態が、上述した第1及び第2の実施形態と異なる点は、原稿搬送装置100にセットされた原稿を読み取るイメージリーダ部110の部分と、イメージリーダ部110の原稿台ガラス112上にセットされた原稿を読み取るイメージリーダ部110の部分が、同一であることである。
図9は、この第3の実施形態に係わる画像読取装置の構成を示す図である。
画像読取装置は、大きく分けて原稿搬送装置100とイメージリーダ部110とから構成される。画像読取装置は、原稿搬送装置100の原稿トレイ上にセットされた原稿を、搬送ベルト901で搬送し、イメージリーダ部110の原稿台ガラス112上で読み取りを行う流し読み方式と、原稿台ガラス112上に固定的にセットされた原稿を読み取る固定読み方式とがある。
図10は、この第3の実施形態による角度検出光301を、原稿台ガラス112上に拡散するための光拡散部材701を示す図である。角度検出用光源101からの角度検出光301は、原稿台ガラス112上の光拡散部材701上に照射され、光拡散部材701上で拡散される。光拡散部材701上で拡散された角度検出光301は、第1のミラー114、第2のミラー115、第3のミラー116で反射され、レンズ117を介し、CCDセンサ118上に結像される。このとき用いられる光拡散部材701は、原稿突き当て部の役割を兼ねることにより、原稿台ガラス112上に原稿がセットされた状態においても、角度検出光301をCCDセンサ118上に結像することができる。また、光拡散部材701の大きさは、主走査方向の全域を覆い、副走査方向は数10μm程度でよい。
上述したように、流し読みガラス111が存在しない画像読取装置において、原稿が原稿台ガラス112上にセットされた状態においても、原稿搬送装置100の開閉角度を検出することができる。
以上、本発明を好ましい実施の形態に従い説明したが、上述の実施の形態は、本発明を限定するものではない。たとえば、上述の各実施形態においては、撮像素子としてCCDセンサ118を用いているが、CISセンサであってもよい。
また、上記の各実施形態においては、原稿台ガラス上に原稿を押さえる部材として原稿搬送装置を備える構成について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、原稿搬送機能を持たない原稿押さえ部材や、原稿搬送機能以外の機能を備える原稿押さえ部材をヒンジで支持する場合にも同様に適用可能である。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、原稿搬送装置に原稿搬送装置の開閉角度検出用光源を設け、角度検出用光源からの角度検出光が、イメージリーダ部の流し読みガラスを通り、第1、第2、第3のミラーで反射され、レンズを介し、CCDセンサに照射されることにより、角度検出光をCCDセンサで読み取ることができる。また、イメージリーダ部上に角度検出光を拡散する光拡散部材を設けることにより、光拡散部材上に拡散された角度検出光は、第1、第2、第3のミラーで反射され、レンズを介し、CCDセンサに結像されることができ、イメージリーダ部の流し読みガラスが存在しない構成において、原稿台ガラス上に原稿がセットされた状態においても、CCDセンサに角度検出光を結像することができる。原稿搬送装置の開閉に伴い、角度検出光はCCDセンサの主走査方向を移動するので、角度検出光が照射しているCCDセンサの画素を検出することにより、原稿搬送装置の開閉角度を検出することができる。
また、角度検出光がCCDセンサの主走査方向を移動する距離、および時間を検出することにより、原稿搬送装置の開閉角速度を検出することができる。
原稿搬送装置が自由落下で閉まるときの角速度を測定することにより、原稿搬送装置に用いられているヒンジの劣化を検出することができ、ヒンジ劣化通知を発することができる。このヒンジ劣化通知をネットワークを通じて、サーバに通信することにより、サービスマンが原稿搬送装置のヒンジの交換や修理等を行うことができ、ユーザーに負担をかけることなくなり、常に快適な操作性を得ることができる。
本発明の第1及び第2の実施形態に係わる画像読取装置の構成図である。 原稿搬送装置の開閉を示す図である。 原稿搬送装置開閉時に角度検出光が撮像素子上を移動する様子を示す図である。 画像読取装置の角度検出光を読み取る動作を示すフローチャートである。 原稿搬送装置に用いられるヒンジの劣化を通知する動作を示すフローチャートである。 画像形成装置のネットワーク接続図である。 本発明の第2の実施形態における光拡散部材を示す図である。 本発明の第2の実施形態における原稿搬送装置開閉時に角度検出光が光拡散部材上を移動する様子を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係わる画像読取装置の構成図である。 本発明の第3の実施形態における光拡散部材を示す図である。
符号の説明
100 原稿搬送装置
101 角度検出用光源
102 流し読みローラ
103 白色板
110 イメージリーダ部
111 流し読みガラス
112 原稿台ガラス
113 ランプ
114 第1のミラー
115 第2のミラー
116 第3のミラー
117 レンズ
118 CCDセンサ
301 角度検出光
601 サーバ
602 画像形成装置
603 ネットワークケーブル
701 光拡散部材
702 ジャンプ台
901 搬送ベルト

Claims (7)

  1. 原稿を載置する原稿台ガラスと、
    前記原稿の表面で反射されて前記原稿台ガラスを透過した光を結像させる光学系と、
    該光学系で結像された光を受光する複数の光電変換画素が配列された撮像手段と、
    前記原稿台ガラスを覆うようにして前記原稿を前記原稿台ガラス上に押さえる押さえ部材と、
    該押さえ部材を前記原稿台ガラスに対して開閉可能に支持するためのヒンジ手段と、
    光を照射する光源であって、該光源により照射される光が前記押さえ部材の前記ヒンジ手段を支点とした開き角度に応じて前記撮像手段の異なる位置に結像されるように前記押さえ部材に配置された光源とを具備し、
    前記撮像手段上の前記光源からの光が結像される位置に基づいて、前記押さえ部材の開き角度を検出することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記押さえ部材は、原稿を搬送するための原稿搬送手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記光源から照射されて前記撮像手段上に結像された光が、前記撮像手段上で移動する距離と、その距離を移動するために要した時間とに基づいて、前記押さえ部材の開閉角速度を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 検出された前記開閉角速度が所定値以上の場合に、前記ヒンジ手段が劣化したと判定することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記ヒンジ手段が劣化したと判定された場合に、前記ヒンジ手段が劣化したことを外部に通知することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記開閉角速度の時間変化曲線に基づいて、前記押さえ部材を閉じる動作がユーザーによって行なわれたか、前記押さえ部材にかかる重力により行なわれたかを判定することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  7. 前記光源からの光を前記原稿台ガラス上で散乱させる光散乱手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
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