JP2005269448A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ADFが収納されたADFフレームが装置本体の上面に開閉自在に設けられ、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行う画像読取装置において、メンテナンス作業を容易にする手段を提供する。
【解決手段】 本画像読取装置1は、装置本体5の上面5aに、自動原稿搬送機構11を収納するADFフレーム7が、該ADFフレーム7の一端側に固定されるフレーム支持部29と装置本体5に固定される基部30とが回動自在に枢着されてなるヒンジ部材6を介して開閉自在に設けられ、ADFフレーム7は、その背面側端部をヒンジ部材6のフレーム支持部29により支持され、その底面7aを正面側に露呈させるように開閉自在に設けたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動原稿搬送機構を収納するADFフレームが、ヒンジ部材を介して装置本体の上面に開閉自在に設けられた画像読取装置に関するものである。
スキャナ、ファクシミリ、複写機等に採用される画像読取装置には、プラテンガラスに原稿を載置して画像読み取りを行うフラットベッド方式のものと、複数枚の原稿を順次給紙して画像読み取りを行うシートスルー方式のものとがある。フラットベッド方式は、フラットベッドスキャナ(以下「FBS」という)により実現されており、シートスルー方式は、主にオート・ドキュメント・フィーダー(以下「ADF」という)により実現されている。
図13は、ADFを装備し、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行う従来のPPF(Plain Paper Copier)タイプの画像読取装置100を示す概略正面図であり、該画像読取装置100は主に普通紙ファクシミリに適用される。図に示すように、画像読取装置100は、画像読取手段101が収納された装置本体102と、図示しないADFが収納されたADFフレーム103とを具備してなるものであり、原稿トレイ104にセットされた原稿Pが最上紙から1枚ずつ分離されてADF内部へ繰り込まれ、該原稿Pの表面の画像が、装置本体102の読取位置Xに配設されたスリットガラス105を通して画像読取手段101により読み取られ、排紙トレイ106へと排出されるものとなっている。
図13に示すように、装置本体102は、ADFの下方で画像読取手段101を固定するためのボトムフレーム107と、該ボトムフレーム107の上部に設けられて排紙トレイ等を構成するフレームカバー108とからなる。ボトムフレーム107の側面側端部には上下方向に嵌入穴109が形成されており、該嵌入穴109に嵌入されたヒンジ部材110を介して装置本体102の上面にADFフレーム103が固定されることにより、ADFフレーム103が側面方向へ開閉自在となっている。側面方向へ開かれたADFフレーム103は、図に点線で示した位置で図示しないロック機構により固定され、その状態で、ユーザがジャム処理やスリットガラス105に堆積した紙粉の清掃等のメンテナンス作業を行うようになっている。
一方、図14は、FBSを装備し、フラットベッド方式で画像読み取りを行う従来のMFP(Multi-Function Peripherals)タイプの画像読取装置120を示す概略斜視図であり、該画像読取装置120は、ファクシミリ、コピー、スキャナ、プリンタ等の機能を集約した複合機に用いられる(特許文献1参照)。図に示すように、画像読取装置120は、上面にプラテンガラス121が設けられた装置本体122と、原稿搬送機構(ADF)を備え、装置本体122の上面に開閉自在に設けられた原稿押圧板123と、を具備してなるものである。装置本体122は、上面が開口した中空状のボトムフレーム125と、プラテンガラス121が固定されてボトムフレームの上面を覆うフレームカバー126とからなり、該ボトムフレーム125内にプラテンガラス121の下方を移動して原稿の画像読取りを行う画像読取手段(不図示)が設けられている。フレームカバー126及びボトムフレーム125の背面側端部には、ヒンジ部材124を嵌入するための貫通穴及び嵌入穴がそれぞれ形成され、該貫通穴及び嵌入穴に嵌入されたヒンジ部材124を介して原稿押圧板123の背面側が装置本体122の上面に取り付けられている。これにより原稿押圧板123がプラテンガラス121の上方を開放するように回動するので、プラテンガラス121上に原稿を載置したり取り除く作業が容易である。
原稿押圧板123には原稿搬送機構が装備されており、該原稿搬送機構により搬送された原稿は原稿押圧板123の下面の開口127からスリットガラス128上を通過する際に装置本体122内の画像読取手段により画像読取りされる。ここで、前述したように、原稿押圧板123は背面側を枢支点として回動するものなので、開口127、即ち搬送パスがスリットガラス128の下方の画像読取手段の読取ラインに対してずれる場合があり、これを修正すべく調整機構が必要となる。従来は、原稿押圧板123の左右に一対設けられたヒンジ部材124のうち、例えば左側のヒンジ部材124を固定するとともに、右側のヒンジ部材124を装置の前後方向に位置調整可能として、該ヒンジ部材124の位置調整により原稿押圧板123の開口127を画像読取手段の読取ラインに対して位置調整していた。
特開2002−185673号公報
しかし、PPFタイプの画像読取装置100は、図13に示すように、ADFフレーム103が装置本体102の側面側に回動するものなので、画像読取装置100のメンテナンス作業は装置本体102の右手側から作業することとなるが、右手側には原稿トレイ104等が配設されているので、例えば袖口のようなユーザの衣服が引っ掛かることがあって作業がし難いという問題があった。また、ユーザの利き手が左手の場合でも右手側から作業せざるを得ず、やはり作業がし難いという問題があった。
一方、ADFフレーム103を装置背面側を枢支点として回動可能とした場合には、前記画像読取装置120と同様に、搬送パスと画像読取手段の読取ラインとの位置調整が必要となるが、ADFフレーム103は、MFPタイプの画像読取装置120の原稿押圧板123のように左右方向に幅がないので、左右に一対のヒンジ部材を設けて位置調整することは難しい。
また、PPFタイプの画像読取装置100では、ボトムフレーム107の側面側端部に嵌入穴109が設けられ、また、画像読取手段101は装置本体102の読取位置Xに固定される。これに対し、MFPタイプの画像読取装置120では、ボトムフレーム125の背面側端部に嵌入穴が設けられ、画像読取手段は装置本体122内を移動可能に設けられる。従って、画像読取装置100と画像読取装置120とでは、そのボトムフレーム107とボトムフレーム125の構成・機能が異なるので、ボトムフレーム107とボトムフレーム125とは別個に設計・製作されていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ADFが収納されたADFフレームが装置本体の上面に開閉自在に設けられ、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行う画像読取装置において、メンテナンス作業を容易にする手段を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、装置本体を構成するボトムフレームを、PPFタイプとMFPタイプで共通化してコストダウンを図る手段を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、ADFフレームを画像読取手段の読取ラインに対して位置調整可能とする手段を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、画像読取手段を具備する装置本体の上面に、原稿トレイから前記装置本体の読取位置を経て排紙トレイへ原稿を搬送する自動原稿搬送機構を収納するADFフレームが、ヒンジ部材を介して開閉自在に設けられ、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行う画像読取装置において、前記ADFフレームは、その背面側を前記ヒンジ部材により支持され、その底面を正面側に露呈させるように開閉自在に設けられたものである。
請求項2の発明は、前記装置本体が、上部が開口された中空の筐体状に形成されたボトムフレーム、及び該ボトムフレームの上部を覆うフレームカバーを備えてなり、前記ボトムフレームに、前記ヒンジ部材、または、前記ボトムフレームをフラットベッド方式で画像読み取りを行う画像読取装置に使用する場合にその装置本体の上面に原稿押圧板を開閉自在に支持するヒンジ部材を選択的に嵌入可能な支持部が設けられたものである。
請求項3の発明は、前記ヒンジ部財が、前記ADFフレームの一端側に固定されるフレーム支持部と前記装置本体に固定される基部とが回動自在に枢着されてなり、前記ADFフレームに、装置本体の上面と当接してADFフレームの位置決めを行う凸部が少なくとも3箇所に設けられ、且つ、前記ヒンジ部材の基部が、装置本体の上面に所定範囲で上下動可能に取り付けられたものである。
本発明に係る画像読取装置によれば、自動原稿搬送機構を収納するADFフレームを、その背面側をヒンジ部材により支持し、その底面を正面側に露呈させるように開閉自在に設けたので、画像読取装置のメンテナンスを行う際に、ユーザの衣服が原稿トレイ等に引っ掛かることがない。また、作業者の利き手によらずに容易に作業を行うことができる。
また、本画像読取装置によれば、前記装置本体を構成するボトムフレームに、前記ヒンジ部材、または、前記ボトムフレームをフラットベッド方式で画像読み取りを行う画像読取装置に使用する場合にその装置本体の上面に原稿押圧板を開閉自在に支持するヒンジ部材を選択的に嵌入可能な支持部を設けたので、PPFタイプの画像読取装置とMFPタイプの画像読取装置とで、ボトムフレームを共通化することができ、コストダウンを図ることができる。
また、本画像読取装置によれば、ADFフレームに、装置本体の上面と当接してADFフレームの位置決めを行う凸部が少なくとも3箇所に設けられ、且つ、ヒンジ部材の基部が、装置本体の上面に所定範囲で上下動可能に取り付けられたので、ADFフレームを画像読取手段の読取ラインに対して位置調整することができる。
以下、本発明の実施例に係る画像読取装置1について図面に基づいて説明する。本画像読取装置1は、ADFを装備し、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行うPPFタイプの画像読取装置である。図1は、本画像読取装置1の外観を示す概略斜視図である。図1に示すように、本画像読取装置1は、上部が開口された中空の筐体状に形成されたボトムフレーム2と、上面にスリットガラス3が配設されボトムフレーム2の上部を覆うフレームカバー4とを備えてなる装置本体5と、該装置本体5の上面5aにヒンジ部材6を介して開閉自在に設けられたADFフレーム7と、読み取るべき原稿Pを載置するための原稿トレイ8と、読み取りが終了した原稿Pを受けるための排紙トレイ9と、装置本体5の前面に設けられ、画像読取装置1を操作するための操作パネル10とを具備してなるものである。
図2は、本画像読取装置1の内部構成を示す概略縦断面図である。図に示すように、本画像読取装置1では、ADFフレーム7の内部にADF11が収納され、装置本体5の内部にスキャナユニット(画像読取手段)12が収納されている。ADF11は、原稿トレイ8に表面を上にして積載された複数の原稿Pが最上紙から1枚ずつ分離されて搬送路13へ繰り込まれ、読取位置Xを通過する際にその表面の画像がスキャナユニット12により読み取られ、排紙トレイ9へ排出されるものとなっている。
スキャナユニット12は、スリットガラス3を通して原稿Pへ光を照射し、該原稿Pからの反射光を電気信号に変換して画像読み取りを行う所謂縮小光学系のCCD読取ユニットであり、図に詳細は示さないが、略直方体状の筐体14に、光源、反射ミラー、集光レンズ、及びCCDイメージセンサが配設されてなるものである。図3は、ボトムフレーム2の内部構造を示す概略平面図である。図に示すように、スキャナユニット12は、その一端側が第1保持部材15により、他端側が第2保持部材16により、ボトムフレーム2における前記読取位置Xの直下に固定されている。また、ボトムフレーム2を、FBSを備えてフラットベッド方式で画像読み取りを行う画像読取装置にも使用できるようにするため、図3に示すように、ボトムフレーム2には、案内ロッド固定部17、ガイドレール18、ベルト駆動機構取付部19L,19R、及び嵌入穴(支持部)20L,20Rがそれぞれ設けられている。
嵌入穴20Lは、図3に示すように、ボトムフレーム2の背面側における左隅部に、周囲を樹脂等からなるフレームで囲まれた空間を形成してなるものであり、その横断面形状は略矩形であって、深さ寸法はボトムフレーム2の高さ寸法と略等しくなっている。この嵌入穴20Lは、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行うPPFタイプの本画像読取装置1と、FBSを備えフラットベッド方式で画像読み取りを行うMFPタイプの画像読取装置とで共用されるものである。すなわち、ボトムフレーム2を本画像読取装置1に使用する場合には、ADFフレーム7を支持する前記ヒンジ部材6の一端部が嵌入穴20Lに嵌入され、ヒンジ部材6が装置本体5に対して位置決めされるものとなっている。また、ボトムフレーム2をFBSを備えた画像読取装置に使用する場合には、原稿押圧板を支持するヒンジ部材の一端部が嵌入穴20Lに嵌入され、該ヒンジ部材が装置本体に対して位置決めされるものとなっている。一方、図3に示すように、ボトムフレーム2の背面側における中央部右寄りにも、嵌入穴20Lと同様の構成の嵌入穴20Rが設けられている。この嵌入穴20Rは、ボトムフレーム2をFBSを備えた画像読取装置に使用する場合を想定して設けられている。すなわち、FBSを備えた画像読取装置では、原稿押圧板がその背面側の2箇所をヒンジ部材で支持されるのが一般的であるのを考慮して、一方のヒンジ部材を前記嵌入穴20Lに、他方のヒンジ部材を嵌入穴20Rに嵌入するようになっている。従って、ボトムフレーム2を本画像読取装置1に使用する場合、嵌入穴20Rは使用されないものとなっている。また、案内ロッド固定部17,ガイドレール18,ベルト駆動機構取付部19L,19Rの構成については、後述する画像読取装置50において説明し、ここでは詳細な説明は省略する。
ADFフレーム7は、中空の筐体状に形成されたに樹脂製のフレームであり、その内部にADF11が収納できるようになっている。このADF11は、図1及び図2に示すように、原稿トレイ8と排紙トレイ9とを連通する略横U字形状の搬送路13と、原稿Pの束から最上紙を分離して搬送路13へ繰り出す給紙ユニット21と、搬送路13に適宜配設されて原稿Pを下流へ搬送する搬送ローラ22と、を具備してなるものである。
このADFフレーム7は、図1に示すように、その背面側の端部が、ヒンジ部材6を介して装置本体5の上面5aに取り付けられ、正面開き、すなわち、その底部7aを装置本体5の正面側に露呈させるように開閉可能となっている。これは、ADF11内部で原稿詰まりが発生した場合に、ADFフレーム7を開いて搬送路13を露呈させることで詰まった原稿Pを容易に除去できるようにするとともに、画像読取装置1のメンテナンスを行う場合に、ADFフレーム7を開くことで作業を行いやすくするためである。尚、図2に示すように、ADFフレーム7を構成する上カバーKのみを上方へ開いて搬送路13を露呈させることにより、ADFフレーム7の内部に詰まった原稿Pを除去することも可能である。
このように、ADFフレーム7を開閉可能としたことにより、開いたADFフレーム7を閉じる際に、ADFフレーム7が傾斜してその先端部が浮き上がって、原稿Pが斜行したり、スキャナユニット12による読取画質が劣化しないよう、ADFフレーム7を装置本体5に対して一定の位置に位置決めする必要がある。従って、本実施例では、図1に示すように、ADFフレーム7の先端側、すなわちヒンジ部材6とは逆側の端部に、その底面7aから突出する左右一対の凸部23を設けるとともに、該各凸部23に対応して、装置本体5の上面5aの2箇所に凹部24を形成している。ここで、各凸部23のADFフレーム7の底面7aからの突出長は互いに等しくなっている。加えて、図1に示すように、ADFフレーム7の基端側、即ちヒンジ部材6による取り付け側における略中央部にも凸部23が設けられており、この凸部23のADFフレーム7の底面7aからの突出長は、前記先端側の各凸部23の突出長と等しくなっている。これにより、先端側及び基端側の計3個の凸部23全てを装置本体5の上面5aに当接させるようにしてADFフレーム7を閉じることにより、ADFフレーム7を所定高さに水平に保持することが可能となっている。このようにADFフレーム7の高さ方向の位置決めを行う凸部23は、ADFフレーム7の底部7aにおける3箇所以上に設けてもよいが、ADFフレーム7を水平に位置決めするためには少なくとも3点で位置決めすれば十分であり、コスト削減の観点から3個とすることが好適である。また、各凸部23を設ける位置は、3個の凸部23が一直線上に並ばないようにすれば、本実施例に限られず適宜設計変更が可能であるが、ADFフレーム7を安定して保持するためには、本実施例のように、ADFフレーム7のより先端側における両端部2箇所と、より基端側の中央部1箇所に設けることが好適である。
尚、前記先端側の2個の凸部23のうち一方はマグネットで形成され、該凸部23に対応した一方の凹部24の底部には鉄板が配設されている。これにより、ADFフレーム7を閉じた時に、一方の凸部23はその磁着力によって一方の凹部24の底部に吸着するものとなっている。この時、一方の凸部23と一方の凹部24の間に流れる電流が、ADFフレーム7に収納された図示しない開閉検知センサーに検知されることにより、ADFフレーム7の開閉が検知されるものとなっている。
図4は、図1におけるヒンジ部材6近傍を拡大した分解斜視図である。図1及び図4に示すように、装置本体5の上面5aにおいて、ADFフレーム7に対応した部分には、ヒンジ部材6を取り付けるための取付凹部25と、該取付凹部25の底部に突設され、ネジ孔26が形成されてなる左右一対のボス部27と、取付凹部25の底部に形成され、ヒンジ部材6の一端部を装置本体5の内部へ嵌入するための貫通穴28と、ADFフレーム7を装置本体5に対して水平方向に位置決めする位置決めピン29と、がそれぞれ設けられている。
取付凹部25は、図4に示すように、ヒンジ部材6を装置本体5の上面5aと略面一に取り付けるため、フレームカバー4の上面における背面側端部を凹状に形成してなるものであり、平面視が略矩形の形状を有している。また、ボス部27は、ヒンジ部材6に挿通されて該ヒンジ部材6を装置本体5に対して位置決めするとともに、後述する規制ネジ34を螺合するためのものである。このボス部27は、図4及び図5に示すように、略円筒形状を有し、取付凹部25の底部における2箇所に突設され、その下端部は装置本体5の内部へ突出して形成されている。このボス部27のフレームカバー4上面からの突出高さは、取付凹部25の深さ寸法と略等しいか若干小さくなっている。また、貫通穴28は、ヒンジ部材6の一端部を装置本体5の内部へ嵌入して位置決めするため、フレームカバー4を貫通して形成されたものである。該貫通穴28は、ボトムフレーム2の嵌入穴20Lに対応した位置に形成され、平面視が嵌入穴20Lと略等しい形状となっている。これにより、ヒンジ部材6は、該貫通穴28を通して嵌入穴20Lへと嵌入されるものとなっている。
位置決めピン29は、ADFフレーム7を閉じた状態において、該ADFフレーム7が装置本体5に対して水平方向に位置ズレするのを防止するものである。すなわち、本発明では、ADFフレーム7は、装置本体5に対して位置固定されず、また、その背面側端部を装置本体5の上面5aに取り付けて正面開きとしたことで、ヒンジ部材6を支点とした回転半径が長い分、水平方向に横ズレしやすくなっている。従って、装置本体5の上面5aにおける前記凹部24の内方に位置決めピン29を突設する一方、これに対応して、ADFフレーム7の底面7aに位置決めピン29に嵌合する形状の位置決め孔30を形成している。これにより、ADFフレーム7を閉じた時に、位置決めピン29が位置決め孔30に嵌合し、ADFフレーム7は水平方向に移動不能に保持されるものとなっている。尚、位置決めピン29及び位置決め孔30を設ける位置及び個数は、任意に設計変更が可能であるが、本実施例のように、ADFフレーム7の装置本体5への取付位置からより遠い位置に設けた方が、ADFフレーム7をより確実に保持することができるので好適である。
ヒンジ部材6は、図4に示すように、ADFフレーム7の一端側を支持する左右一対のフレーム支持部31と、装置本体5に取り付けるための基部32とが、ヒンジピン33を介して回動自在に枢着されてなるものであり、該ヒンジ部材6の基部32が、規制ネジ(固定具)34を介して、装置本体5の上面5aに所定範囲で上下動可能に取り付けられている。
基部32は、図4に示すように、フレームカバー4の上面に取り付けられる取付板35と、該取付板35の上面から上方へ突設され、ヒンジピン33の両端部をそれぞれ支持する左右一対のヒンジピン支持片36と、取付板35の底面から下方へ突設され、装置本体5の内部へ嵌入される嵌入片37とを有してなるものである。各ヒンジピン支持片36には、ヒンジピン33を挿通させるためのピン挿通孔38がそれぞれ形成されており、この各ピン挿通孔38に長尺のヒンジピン33がそれぞれ挿通されて固着されることにより、左右のヒンジピン支持片36の間にヒンジピン33が架設されるものとなっている。また、嵌入片37は、フレームカバー4の貫通穴28を通してボトムフレーム2の嵌入穴20Lへ嵌入されることで、ヒンジ部材6を装置本体5に対して位置決めするものである。この嵌入片37は、その横断面形状が貫通穴28及び嵌入穴20Lより若干小さく形成されており、嵌入穴20Lに嵌入された時に嵌入穴20Lとの間に若干の隙間が生じるものとなっている。これにより、ヒンジ部材6は、この隙間の分、ガタつきが許容されるものとなっている。
取付板35は、図4に示すように、平面視が略矩形の平板であって、各ボス部27が挿通されるボス挿通孔39と、該各ボス挿通孔39の周囲に取付板35の上面から段落ちしてそれぞれ形成された段落ち部40とを有するものである。この取付板35の平面形状は、前記取付凹部25の平面形状より若干小さく、また、その厚み寸法は、取付凹部25の深さ寸法と略等しくなっており、該取付板35を取付凹部25に嵌合させて取り付けることにより、取付板35が水平方向に位置ズレしにくくなっている。また、取付板35の段落ち部40における厚み寸法は、各ボス部27が取付凹部25の底部から突出する突出高さより若干小さくなっている。これにより、図5に示すように、各ボス挿通孔39に各ボス部27をそれぞれ挿通させた時に、各ボス部27の上端面が段落ち部40の上面から突出するものとなっている。また、図に詳細は示さないが、各ボス挿通孔39の径は各ボス部27の外径より若干大きく形成されており、ボス挿通孔39にボス部27が挿通された時に、ボス挿通孔39の内周面とボス部27の外周面との間には若干の隙間が生じるものとなっている。これにより、ヒンジ部材6は、この隙間の分だけ、水平方向に若干のガタつきが許容されるものとなっている。
段落ち部40は、図5に示すように、ボス部27の上端面と取付板35の上面の間に段差dを設けることにより、取付板35が、各ボス挿通孔39に各ボス部27が挿通された状態において、各ボス部27に沿って前記段差d分だけ上下方向に移動することを可能とするものである。ボス部27の上端面と取付板35の上面の間に段差dを設ける手段としては、本実施例のように、取付板35の上面を段落ちして形成する以外に、ボス部27の上端面の位置を高くすることも可能である。すなわち、段落ち部40を形成せずに、各ボス部27が取付凹部25の底部から突出する突出高さを、取付板35の厚みより大きくすることにより、ボス部27の上端面と取付板35の上面の間に段差dを設けることができる。
規制ネジ34は、取付板35の上下動の上限位置を決定するものであり、図5に示すように、ボス部27のネジ孔26の深さより短尺なネジ部41と、下端部がボス部27より大径に形成されてなるネジ頭42とを具備してなるものである。この規制ネジ34が、そのネジ頭42の下端部をボス部27の上端面に当接させるまで、ボス部27のネジ孔26に螺合され、ネジ頭42の下端部がボス部27の上端面から鍔状に突出した状態となっている。取付板35は、この鍔状に突出したネジ頭42の下端部に接触することにより、それ以上上へは移動できないものとなっている。取付板35の移動範囲は、規制ネジ34を回してボス部27からの突出長を大きくすることで広くすることができ、これとは逆に、規制ネジ34を回してボス部27からの突出長を小さくすることで狭くすることができる。
このように、ヒンジ部材6を装置本体5の上面5aに所定範囲で上下動可能に取り付けることにより、ADFフレーム7の取付側に若干のガタつきが生じることを許容している。従って、ヒンジ部材6、ADFフレーム7、又は装置本体5に寸法誤差や取付誤差等が生じた場合でも、ADFフレーム7を閉じる際に、前記取付板35が前記誤差に応じた分だけ上下動することにより、ADFフレーム7の各凸部23が共に装置本体5の上面5aに確実に当接され、ADFフレーム7を水平に閉じることが可能となっている。これにより、原稿Pはスキャナユニット12によって正確に読み取られるものとなっている。
前記フレーム支持部31は、図4に示すように、円弧状に形成された基端にヒンジピン33を挿通させるためのピン挿通孔43が形成されてなる左右一対のアーム部材44と、該各アーム部材44の先端を接続して設けられた固定板45とを具備してなるものである。このフレーム支持部31は、固定板45がADFフレーム7にネジ等で固定されるとともに、各アーム部材44のピン挿通孔43にヒンジピン33がそれぞれ挿通される。これにより、ADFフレーム7は、ヒンジピン33を支点として回動自在となっている。また、前述のように、固定板45の略中央部には、前記取付板35の上面に当接することでADFフレーム7を装置本体5の上面5aから所定高さに保持するための凸部23が設けられている。
以下、ヒンジ部材6等に寸法誤差や取付誤差が生じた場合における、ヒンジ部材6の上下動について説明する。図5乃至図7は、ヒンジ部材6の上下動を示す図であり、図5はADFフレーム7を閉じた状態を画像読取装置1の側方から、図6はヒンジ部材6等に前記誤差が生じた場合にADFフレーム7を閉じた状態を画像読取装置1の側方から、図7はヒンジ部材6等に誤差が生じた場合にADFフレーム7を閉じた状態を画像読取装置1の背面側から見た概略縦断面図である。本実施例では、ヒンジ部材6等に生じる前記誤差に対する許容誤差をdと設定している。すなわち、ADFフレーム7を閉じてその底面7aに設けられた3個の前記各凸部23が装置本体5の上面5aに当接した状態では、図5に示すように、取付板35と取付凹部25の底部との間、及び取付板35とボス部27の上端面との間にそれぞれd/2ずつの隙間が生じるものとしており、取付板35にこの隙間分だけ上下方向にd/2ずつのがたつきを許容している。従って、ヒンジ部材6等に前記誤差が生じた場合でも、図6に示すように、該誤差を吸収すべく取付板35が若干上下動することで、3個の前記各突起23が装置本体5の上面5aに当接するようにしてADFフレーム7を閉じることが可能となっている。この時、ADFフレーム7は、図7にしめすように、その底面7aの各凸部23が装置本体5の上面5aに当接する2点A,Bと、前記固定板45の前記凸部23が前記取付板35の上面に当接する点C、の計3点によって鉛直方向に位置決めされ、装置本体5から所定高さで水平に保持されるものとなっている。もちろん、取付板35の上下動は、図5乃至図7に示した状態に限られず、ヒンジ部材6等の前記誤差に応じて適宜変化するものである。また、ADFフレーム7は、図に詳細は示さないが、各ボス部27の外周面が各ボス挿通孔39の内周面に当接する点それぞれと、前記位置決めピン29の外周面が位置決め孔30の内周面に当接する点、の計3点によって水平方向に位置決めされることにより、横ズレが生じないものとなっている。
以下、FBS及びADFの両方を装備し、フラットベッド方式とシートスルー方式の両方で画像読み取りが可能なMFPタイプの画像読取装置50について説明する。本画像読取装置50は、そのボトムフレーム12及びスキャナユニット10が、前記画像読取装置1と共通化されている。画像読取装置50は、前記ボトムフレーム2及び該ボトムフレーム2の上部を覆うフレームカバー51を備えてなる装置本体52と、該装置本体52の上面にヒンジ部材53を介して開閉自在に設けられた原稿押圧板54と、前記操作パネル10と、を備えてなるものである。原稿押圧板54には、読み取るべき原稿がセットされる原稿トレイ55と、読み取りが終了した原稿が排出される排紙トレイ56とがそれぞれ設けられている。
図10は、画像読取装置50の内部構成を示す概略縦断面図である。図に示すように、画像読取装置50は、装置本体52にFBS57が、原稿押圧板54にADF58がそれぞれ設けられている。FBS57は、装置本体52の上面に設けられたプラテンガラス59上に図示しない原稿が載置され、この原稿の表面の画像が、プラテンガラス59の下方に配置された前記スキャナユニット12により読み取られるものとなっている。一方、ADF58は、原稿トレイ55に積載された複数の原稿Pが最上紙から1枚ずつ分離されて搬送路60へ繰り込まれ、読取位置Xを通過する際に、その表面の画像が、プラテンガラス59に隣接して設けられたスリットガラス61を通してスキャナユニット12により読み取られ、排紙トレイ56へ排出されるものとなっている。尚、ADF58は、画像読取装置1のADF11と同様の構成であり、ここでは詳細な説明は省略する。また、ADF58は任意の構成であり、FBS57のみを装備した構成とすることも可能である。
本画像読取装置50では、スキャナユニット12によるフラットベッド方式での画像読み取りを可能とするため、スキャナユニット12をプラテンガラス59に平行して移動自在に設けている。図11は、本画像読取装置50におけるボトムフレーム2の内部構成を示す概略平面図である。ボトムフレーム2には、前述のように、案内ロッド固定部17、ガイドレール18、及びベルト駆動機構取付部19L,19Rがそれぞれ設けられている。
案内ロッド固定部17は、スキャナユニット12の走査方向を規制するための案内ロッド62を嵌め込み固定するためのものであり、ボトムフレーム2の内側面の所定位置に一対設けられている。該案内ロッド固定部17により案内ロッド62がスキャナユニット12の奥側の端部に対応して走査方向へ架設され、この案内ロッド62がスキャナユニット12に挿通されている。一方、ガイドレール18は、案内ロッド62と並行するようにボトムフレーム2の手前側の側面に沿って設けられている。スキャナユニット12は、その一端側がガイドレール18上に載置され、他端側に案内ロッド62が挿通されることにより、水平状態を維持しながらガイドレール18上を摺動可能となっている。
また、ベルト駆動機構取付部19L,19Rは、スキャナユニット12を移動するための駆動力を付与するプーリ63,64、ベルト65、モータ66等からなるベルト駆動機構67を配設するためのスペースであり、モータ66やプーリ63,64が固定されたブラケット68,69がネジ止め等により固定される。該ベルト駆動機構67は、図10及び図11に示すように、駆動プーリ63と従動プーリ64間に巻架されたベルト65が、モータ66の駆動力で駆動プーリ63が回転することにより周運動するように構成されたものであり、該ベルト65がスキャナユニット12に固定されている。駆動プーリ63及びベルト65はブラケット68にそれぞれ固定されて、ボトムフレーム2の右奥隅部に設けられたベルト駆動機構取付部19Rに配設され、ネジ等の固定具により固定されている。一方、従動プーリ64もブラケット69に固定されて、ボトムフレーム2の左奥隅部に設けられたベルト駆動機構取付部19Lに配設され、ネジ等の固定具により固定されている。これら駆動プーリ63と従動プーリ64間にベルト65が巻架されることにより、前記案内ロッド62に沿ってベルト65が張られ、モータ66を制御することにより、該ベルト65を介してスキャナユニット12の走査が制御されている。これにより、フラットベッド方式で原稿を読み取る際に、スキャナユニット12がプラテンガラス59の下方を移動できるようになっている。
原稿押圧板54は、図9に示すように、その背面側端部の2箇所がヒンジ部材53を介して装置本体52に固定され、正面開き、すなわち、その底面を装置本体52の正面側へ露呈させるように開閉可能となっている。図12は、図9において、一方のヒンジ部材53近傍を拡大した分解斜視図である。図に示すように、フレームカバー51の背面側端部には、ヒンジ部材53を取り付けるための取付凹部70と、該取付凹部70の底部に形成され、ヒンジ部材53の一端部を装置本体52の内部へ嵌入するための貫通穴71と、該貫通穴71の左右両側に突設され、ネジ孔72が形成されてなる左右一対のボス部73とがそれぞれ設けられている。
取付凹部70は、前記取付凹部25と同様の機能を有するものであるが、図12に示すように、その形状はヒンジ部材53に応じたものとなっている。また、貫通穴71は、前記貫通穴28と同様に、ボトムフレーム2の嵌入穴20Lに対応した位置に形成され、平面視が嵌入穴20Lと略等しい形状となっている。これにより、原稿押圧板54を支持する一方のヒンジ部材53は、その一端部が貫通穴71を通してボトムフレーム2の嵌入穴20Lへ嵌入されるものとなっている。尚、図に詳細は示さないが、他方のヒンジ部材53が取り付けられる取付凹部70には、前記嵌入穴20Rに対応した位置に貫通穴が形成されており、他方のヒンジ部材53は、その一端部がこの貫通穴を通して嵌入穴20Rへ嵌入されるものとなっている。また、ボス部73は、ヒンジ部材53に挿通されて該ヒンジ部材53を装置本体52に対して位置決めするとともに、後述する固定ネジ77を螺合するためのものである。
ヒンジ部材53は、図12に示すように、原稿押圧板54の一端側を支持するフレーム支持部74と、装置本体52に取り付けるための基部75とが、ヒンジピン76を介して回動自在に枢着されてなるものであり、該ヒンジ部材53の基部75が、固定ネジ77によりフレームカバー51の上面に固定されている。
基部75は、フレームカバー51の上面に取り付けられる取付板78と、該取付板78の上面に設けられた略コの字型のヒンジピン支持片79と、取付板78の底面から下方へ突設され、貫通穴71を通して装置本体52の内部へ嵌入される嵌入片80とを有してなるものである。ヒンジピン支持片79には、ヒンジピン76を挿通させるための一対のピン挿通孔81が相対向して形成されており、この各ピン挿通孔81にヒンジピン76がそれぞれ挿通されて固着されることにより、ヒンジピン76が架設されるものとなっている。また、嵌入片80は、フレームカバー51の貫通穴71を通してボトムフレーム2の嵌入穴20Lへ嵌入されることで、ヒンジ部材53を装置本体52に対して位置決めするものであり、その横断面形状は貫通穴71及び嵌入穴20Lと略等しくなっている。
取付板78は、図12に示すように、平面視が略矩形の平板に、前記各ボス部73を挿通するための一対のボス挿通孔82が形成されたものである。この取付板78の平面形状は、取付凹部70の平面形状と略等しく、該取付板78を取付凹部70に嵌合させて取り付けることで、取付板78が水平方向に位置ズレしにくくなっている。また、取付板78の厚み寸法は、取付凹部70の深さ寸法と略等しくなっている。従って、各ボス挿通孔82に各ボス部73を挿通させた時に、各ボス部73の上端面は取付板78の上面から突出しないものとなっている。
固定ネジ77は、図12に示すように、ボス部73のネジ孔72の深さより短尺なネジ部と、ボス挿通孔82より大径に形成されたネジ頭とを具備してなるものである。この固定ネジ77を、ボス挿通孔82に挿通されたボス部73に螺合させる。この時、前述のように、各ボス部73の上端面は取付板78の上面から突出しないので、固定ネジ77のネジ頭が取付板78の上面に当接し、取付板78をフレームカバー51の上面に固定するものとなっている。
フレーム支持部74は、図12に示すように、円弧状に形成された基端にヒンジピン76を挿通させるためのピン挿通孔83が形成されてなるアーム部材84と、該アーム部材84の先端に設けられた固定板85とを備えてなるものである。このフレーム支持部74は、その先端の固定板85が原稿押圧板54にネジ等で固定されるとともに、基端のピン挿通孔83にヒンジピン76が挿通される。これにより、原稿押圧板54はヒンジピン76を支点として回動自在となっている。
尚、本画像読取装置50では、原稿押圧板54を装置本体52の上面に固定したが、ヒンジ部材53として、リフトアップ機能を有するもの、即ち、ヒンジ部材53自体が装置本体52に対して上下動可能なもの、を用いて原稿押圧板54を取り付けることも可能である。この場合、原稿押圧板54は、水平状態を維持したまま上下動することができるので、本等のように厚みのある原稿でもプラテンガラス59に均一に密着させることができ、スキャナユニット12による良好な画像読み取りが可能となる。
以上述べたように、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行うPPFタイプの画像読取装置1において、ADFフレーム7の背面側をヒンジ部材6で支持して正面開きとしたことにより、画像読取装置1のメンテナンスを行う際に、ユーザの衣服が原稿トレイ8等に引っ掛かることがない。また、メンテナンス作業時に、作業者の利き手等によらず作業を行い易いものとなっている。また、画像読取装置1と、フラットベッド方式で画像読み取りを行うMFPタイプの画像読取装置50とでボトムフレーム2を共通化することにより、ボトムフレーム2の設計・製作を共通化して、コストダウンを図ることができる。
本発明の実施例に係る画像読取装置1の外観を示す概略斜視図。 画像読取装置1の内部構造を示す概略縦断面図。 ボトムフレーム2の内部構造を示す概略平面図。 図1における一方のヒンジ部材6近傍を拡大した分解斜視図。 ADFフレーム7を閉じた状態を画像読取装置1の側方から見た概略縦断面図。 ヒンジ部材6等に誤差が生じた場合にADFフレーム7を閉じた状態を画像読取装置1の側方から見た概略縦断面図。 ヒンジ部材6等に誤差が生じた場合にADFフレーム7を閉じた状態を画像読取装置1の背面側から見た概略縦断面図。 本発明の実施例に係る画像読取装置50の外観を示す概略斜視図。 本発明の実施例に係る画像読取装置50の外観を示す概略斜視図。 画像読取装置50の内部構造を示す概略縦断面図。 ボトムフレーム2の内部構造を示す概略平面図。 図9における一方のヒンジ部材53近傍を拡大した分解斜視図。 従来例に係る画像読取装置100を示す概略正面図。 従来例に係る他の画像読取装置120を示す概略斜視図。
符号の説明
1,50 画像読取装置
2 ボトムフレーム
3,61 スリットガラス
4,51 フレームカバー
5,52 装置本体
5a,52a 上面(装置本体)
6,53 ヒンジ部材
7 ADFフレーム
8,55 原稿トレイ
9,56 排紙トレイ
11,58 自動原稿搬送機構(ADF)
12 スキャナユニット(画像読取手段)
20L,20R 嵌入穴
54 原稿押圧板
59 プラテンガラス
P 原稿
X 読取位置
31 フレーム支持部
32 基部
23 凸部

Claims (3)

  1. 画像読取手段を具備する装置本体の上面に、原稿トレイから前記装置本体の読取位置を経て排紙トレイへ原稿を搬送する自動原稿搬送機構を収納するADFフレームが、ヒンジ部材を介して開閉自在に設けられ、シートスルー方式でのみ画像読み取りを行う画像読取装置において、
    前記ADFフレームは、その背面側を前記ヒンジ部材により支持され、その底面を正面側に露呈させるように開閉自在に設けられたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記装置本体が、上部が開口された中空の筐体状に形成されたボトムフレーム、及び該ボトムフレームの上部を覆うフレームカバーを備えてなり、前記ボトムフレームに、前記ヒンジ部材、または、前記ボトムフレームをフラットベッド方式で画像読み取りを行う画像読取装置に使用する場合にその装置本体の上面に原稿押圧板を開閉自在に支持するヒンジ部材を選択的に嵌入可能な支持部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記ヒンジ部材が、前記ADFフレームの一端側に固定されるフレーム支持部と前記装置本体に固定される基部とが回動自在に枢着されてなり、
    前記ADFフレームに、装置本体の上面と当接してADFフレームの位置決めを行う凸部が少なくとも3箇所に設けられ、且つ、前記ヒンジ部材の基部が、装置本体の上面に所定範囲で上下動可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
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