JP2005266843A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパレータを設けることなく、かつ、マイコンを間欠動作させることによる無駄な電力消費を生じさせることなく、マイコンが低消費電力モードを有する入力装置を提供すること。
【解決手段】 入力装置は、並列接続された複数のキースイッチを有する入力手段と、入力手段の一方端が接続されるキー入力端子、および入力手段の他方端が接続される割り込み端子を有する制御手段とを備える。制御手段は、キースイッチがオン状態とされた場合に、入力手段の他方端から割り込み端子に割り込み信号が入力されることにより、低消費電力モードから通常モードに移行する。そして、制御手段は、入力手段の一方端からキー入力端子に与えられる電圧値に基づいてオン状態とされたスイッチを判断する。従って、コンパレータを設けることなく、低消費電力モードを有することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力装置に関し、詳細にはスタンバイ状態においてマイコンが動作を停止する低消費電力モードを有する入力装置に関する。
AV機器等の電子機器は、電源オフ時においてもユーザのキー操作またはリモコン操作に応じて電源をオンできるように、マイクロコンピュータ(以下、単にマイコンとする)およびその周辺回路のみに電源を供給する状態(すなわち、スタンバイ状態)を有している。しかし、最近はそのスタンバイ状態においても、さらなる省電力化が要求され、マイコンには、マイコンが実行する処理がない場合に、マイコンの動作自体も停止する低消費電力モードが設けられている。そして、ユーザからのキー操作があった場合に、マイコンの割り込み端子に割り込み信号を入力し、低消費電力モードを解除するようにしている(特許文献1および2)。なお、特許文献1では、OR回路および各キースイッチに対応して汎用入力端子を設ける必要があり回路構成が複雑となり、特許文献2では、キーマトリクスの各キーを繰り返しスキャンして、キーマトリクスの有効キー入力を検出しているが、スキャン信号がノイズの原因となるので、特にAV機器においては実用的ではない。
一方、1つのキー入力端子aのみにより、並列接続された複数のキースイッチのいずれがオンされたかをマイコンが判断できる回路として、図5に示す回路501が提案されている。この回路501は、例えば、キースイッチS2がオンされたとき、V1×R2/(R1+R2)の電圧がマイコン2のキー入力端子aに入力される。入力された電圧はA/D変換され、予め定められた各キースイッチS1〜S5に対応する電圧値と比較され、キースイッチS2が押されたことがマイコン2において判断される。
この回路501において、マイコンに低消費電力モードを設ける場合には、低消費電力モードから通常モードに移行するために、コンパレータ505を必要とする。コンパレータ505の一方端にはA点の電圧が入力され、他方端には基準電圧が入力されており、キースイッチがオンされたとき、コンパレータが割り込み信号(ローレベルの電圧)を割り込み端子bに与えるようにしている。しかし、上記の回路501では、低消費電力モードを解除するためにコンパレータを設ける必要があるので、コストが高くなるという問題がある。この問題を解決するために、特許文献3では、スタンバイ時に内蔵のタイマー機能によってマイコンを間欠動作させ、定期的にA/Dコンバータを動作させ、オンされたキースイッチを判断する方法が提案されている。しかし、この方法では、コンパレータを使用する必要はないものの、スタンバイ時にマイコンを間欠動作させているので、スタンバイ時の消費電力を十分に低減することができないという問題がある。
特開平9−198169号公報 特開平7−13671号公報 特開2001−186657号公報
本発明の目的は、マイコンのキー入力端子に入力される電圧値に基づいてオンされたキースイッチを判断する入力装置に関して、コンパレータを設けることなく、かつ、マイコンを間欠動作させることによる無駄な消費電力を生じさせることなく、マイコンが低消費電力モードを有する入力装置を提供することにある。
本発明の好ましい実施形態による入力装置は、複数のキースイッチを有する入力手段と、該入力手段の一方端が接続されるキー入力端子、および該入力手段の他方端が接続される割り込み端子を有し、該キースイッチがオン状態とされた場合に、該入力手段の他方端から該割り込み端子に割り込み信号が入力されることにより、低消費電力モードから通常モードに移行し、かつ、該入力手段の一方端から該キー入力端子に与えられる電圧値に基づいてオン状態とされたキースイッチを判断する制御手段とを備える。
入力手段の一方端とは異なる他方端を割り込み端子に接続することにより、コンパレータを使用することなく、制御手段を低消費電力モードから通常モードに移行することができる。入力手段の他方端からは、キースイッチがオンされたときに、割り込み信号が出力されるからである。
好ましい実施形態においては、上記一方端は、上記キースイッチの全てがオフ状態のとき所定電圧となり、該キースイッチがオン状態のとき該所定電圧未満の電圧となる端であり、上記他方端は、該キースイッチの全てがオフ状態のとき該所定電圧となり、該キースイッチがオン状態のとき上記割り込み信号であるローレベルの電圧となる端である。
キースイッチがオンされていないときは、入力手段の一方端からキー入力端子に所定電圧が与えられ、入力手段の他方端から割り込み端子に所定電圧(ハイレベル)が与えられる。従って、制御手段は、低消費電力モードを維持する。一方、キースイッチがオンされたとき、入力手段の他方端から割り込み端子に割り込み信号(ローレベル)が与えられるので、制御手段は低消費電力モードから通常モードに移行することができる。さらに、入力手段の一方端からキー入力端子に、オンされたキースイッチに対応する電圧が与えられるので、制御手段はオンされたキースッチを判断して、キースイッチに対応する動作を実行することができる。
好ましい実施形態においては、上記入力手段は、抵抗素子と前記キースイッチとを含む電圧決定回路を複数直列に有し、上記一方端は、該複数の電圧決定回路のうち、外部電源に直接に接続された第1の電圧決定回路が含む、該抵抗素子と該キースイッチの接続端であり、上記他方端は、該第1の電圧決定回路以外の電圧決定回路が含む、該抵抗素子と該キースイッチとの接続端である。
第1の電圧決定回路が有する抵抗素子とキースイッチとの接続端は、キースイッチが全てオフのとき外部電源電圧となり、キースイッチがオンされたときオンされたキースイッチに対応する電圧値となる。一方、第1の電圧決定回路以外の電圧決定回路が有する抵抗素子とキースイッチとの接続端は、キースイッチが全てオフのとき外部電源電圧(ハイレベル)となり、キースイッチがオンされたとき、ローレベルの電圧となる。従って、キースイッチがオンされることにより、制御手段は低消費電力モードから通常モードに移行できる。
好ましい実施形態においては、上記他方端は、最後段に接続されている電圧決定回路が含む、前記抵抗素子と前記キースイッチとの接続端である。
最後段の電圧決定回路が含む抵抗素子とキースイッチとの接続端を割り込み端子に接続することにより、いずれのキースイッチがオンされた場合にも、当該接続端はローレベルの電圧となる。従って、いずれのキースイッチがオンされた場合にも、制御手段を低消費電力モードから通常モードに移行することができる。
好ましい実施形態においては、上記割り込み端子のインピーダンスは、上記入力手段が有する抵抗素子の合成インピーダンスよりも大きく設定されている。
割り込み端子のインピーダンスを入力手段の合成インピーダンスより大きくすることにより、入力手段が有する抵抗素子における電圧降下をきわめて小さくできる。従って、抵抗素子による電圧降下を小さくできるので、キースイッチがオンされていないときは、キー入力端子に所定電圧が減少することなく与えられる。そのため、制御手段が、キースイッチがオンされていないときに、キースイッチがオンされたと誤認識することを防止することができる。さらに、抵抗素子における電圧降下を小さくできるので、抵抗素子での消費電力を低減することができる。
好ましい実施形態においては、上記制御手段は、オン状態とされたキースイッチがモード非移行キースイッチである場合、低消費電力モードから通常モードに移行したあと、該キースイッチに対応する動作を実行することなく、通常モードから低消費電力モードに移行する。
従って、制御手段が低消費電力モードにおいて、モード非移行キースイッチがオンされた場合には、制御手段は一旦通常モードに移行するが、その後直ぐに低消費電力モードに移行する。従って、スタンバイ時の消費電力をさらに低減することができる。
好ましい実施形態においては、上記入力手段は複数並列に設けられており、該複数の入力手段の各一方端が、上記制御手段の対応するキー入力端子にそれぞれ接続され、該複数の入力手段の各他方端が、AND回路の入力端子に接続され、該AND回路の出力端子が上記割り込み端子に接続されている。
従って、複数の入力手段が複数のキー入力端子に接続されている回路構成において、AND回路を使用することにより、1つの割り込み端子のみによっていずれのキースイッチがオンされたときも、制御手段を低消費電力モードから通常モードに移行させることができる。
本発明の入力装置は入力手段の一方端がキー入力端子に接続され、入力手段の他方端が割り込み端子に接続されている。従って、入力される電圧に基づいてオンされたキースイッチを判断する入力装置であって、コンパレータを用いることなく、かつ、マイコンを間欠動作させることなく、低消費電力モードから通常モードに移行することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態による入力装置1を示す概略回路図である。入力装置1は、マイクロコンピュータに入力される電圧をA/D変換することによってオンされたキースイッチを判断する回路であり、制御手段2および入力手段3を備えている。なお、入力装置1が適用され得る機器は、ユーザのキー入力操作によって電源をオンできるように、マイコンのみに電源を供給するスタンバイ状態を有している。
制御手段2は、本実施形態の入力装置1が適用され得る電子機器(例えば、CDプレイヤー等)の動作を制御するためのものであり、一般的にはマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンとする)が採用され得る。マイコン2は、メモリ4(ROMおよび/またはRAM等)がバス等を介して接続されており、メモリ4内に格納されている各種プログラムを実行することにより、各種動作(例えば、CDプレイヤーを再生状態にする等)を制御する。マイコン2は、その動作状態として、通常モードと低消費電力モードとを有している。通常モードは一般的にマイコン2が動作を実行可能な状態である。低消費電力モードは、機器全体がスタンバイ状態である場合において、マイコン2がその動作(例えば、クロックの発振およびクロックの供給)を停止することにより、消費電力をさらに低減させた状態である。
マイコン2は、キー入力端子aおよび割り込み端子bを有している。キー入力端子aは、オンされたキースイッチを判断するための電圧が入力される端子である。キー入力端子aには、入力手段3から電圧が入力されており、キースイッチのいずれかがオンされた場合に、入力される電圧値が変化する(オンされたキースイッチに対応して所定電圧未満の電圧となる)。そして、マイコン2は、キー入力端子aに入力される電圧をA/D(アナログ/デジタル)変換し、各キースイッチに対応して予め定められた電圧値と比較することによって、オンされたキースイッチを判断する。割り込み端子bは、低消費電力モードから通常モードに移行するための割り込み信号が入力手段3から入力される端子である。
入力手段3は、ユーザによるキースイッチの操作を受けて、マイコン2にその指示を与えるものである。入力手段3は、複数の電圧決定回路5a〜5eを有している。電圧決定回路の各々は、抵抗素子とキースイッチとを有し、キースイッチがオンされた場合に、後述するキー入力端子に与える電圧値を決定する。なお、キースイッチ(すなわち、電圧決定回路)の数は機器に要求される機能および動作に応じて、任意の適切な数が採用され得るが、本実施形態では5つのキースイッチSW1〜SW5が設けられている。電圧決定回路5a(第1の電圧決定回路とする)は、抵抗素子R1およびそれに接続されたキースイッチSW1を有しており、抵抗素子R1は外部電源V1に接続されている。ここでは、電圧決定回路5aを最前段の電圧決定回路とする。電圧決定回路5bは、抵抗素子R2およびキースイッチSW2を有し、電圧決定回路5cは、抵抗素子R3およびキースイッチSW3を有し、電圧決定回路5dは、抵抗素子R4およびキースイッチSW4を有し、電圧決定回路5eは、抵抗素子R5およびキースイッチSW5を有する。ここでは、電圧決定回路5eを最後段の電圧決定回路とする。なお、抵抗素子R1〜R5は電源V1から直列に接続されており、各キースイッチSW1〜SW5の他方端子はそれぞれ接地されている。
また、入力手段3は、その一方端Aからキー入力端子aに、オンされたキースイッチを判断するための信号を与える。すなわち、入力手段3の一方端Aは、マイコン2のキー入力端子aに接続されている。入力手段3の一方端Aは、キースイッチがオンされていない(すなわち、全てのキースイッチがオフである)とき、所定電圧(電源電圧V1)となり、いずれかのキースイッチがオンされたとき、そのオンされたキースイッチに対応した所定電圧V1未満の電圧となるノードである。すなわち、入力手段3の一方端Aは、複数のキースイッチSW1〜SW5のうち電源V1に電気的に最も近い位置に設けられたキースイッチSW1が接続されたノードである。さらに言い換えると、入力手段3の一方端Aは、最前段であり、電源V1に直接に接続された第1の電圧決定回路5aが有する抵抗素子R1とキースイッチSW1との接続端である。
さらに、入力手段3は、キースイッチがオンされたとき、その他方端Bから割り込み端子bに、割り込み信号を与える。すなわち、入力手段3の他方端Bは、マイコン2の割り込み端子bに接続されている。割り込み信号は、一般的にはローレベル(0V)の電圧である。すなわち、割り込み端子bには、2値(ハイレベル(V1)およびローレベル(0V))の電圧が与えられており、マイコン2はローレベルの電圧を割り込み信号として検知する。入力手段3の他方端Bは、キースイッチがオンされていない(すなわち、全てのキースイッチがオフされている)とき、電源電圧V1(ハイレベル)となり、いずれかのキースイッチがオンされたとき、0V(ローレベル)となるノードである。すなわち、入力手段3の他方端Bは、第1の電圧決定回路5a以外の電圧決定回路5b〜5eが有する抵抗素子とキースイッチとの接続端である。好ましくは、入力手段3の他方端Bは、複数のキースイッチSW1〜SW5のうち、電源V1(すなわち一方端A)から電気的に最も離れた位置に設けられたキースイッチSW5が接続されているノードである(すなわち、他方端は、最後段である電圧決定回路5eが有する抵抗素子R5とキースイッチSW5との接続端である)。この場合、どのキースイッチSW1〜SW5がオンされたとしても、他方端Bの電圧はローレベルとなる。従って、どのキースイッチがオンされたとしても、割り込み端子bに割り込み信号を与えることができる。
本実施形態の入力装置1は、他方端Bが割り込み端子bに接続されているので、コンパレータを有することなく、低消費電力モードから通常モードに移行することができる。詳細に説明すると、キースイッチが全てオフのときは、他方端Bの電圧はV1となるので、割り込み端子bには電圧V1(ハイレベル)が与えられる。そのため、マイコン2は、低消費電力モードを維持する。一方、キースイッチがオンされたとき、他方端Bはオンされたキースイッチを介して接地されることになる。そのため、他方端Bの電圧は0Vとなり、割り込み端子bには割り込み信号である0Vの電圧(ローレベル)が与えられる。従って、マイコン2の低消費電力モード時に、キースイッチがオンされた場合には、割り込み端子bに割り込み信号が入力され、通常モードに移行することができる。なお、入力手段3の他方端Bが、キースイッチSW5以外のキースイッチ(SW2〜SW4)が接続されるノードである場合が適用され得る実施形態およびその条件は後述する。
好ましくは、割り込み端子bにおけるインピーダンス(抵抗値)が、入力手段3が有する抵抗素子R1〜R5の合成インピーダンス(合成抵抗R1+R2+R3+R4+R5)よりも大きくなるように設定されている。割り込み端子bにおけるインピーダンスとは、割り込み端子bに接続されマイコン2内部に設けられたトランジスタ等の素子が有するインピーダンスである。例えば、割り込み端子bのインピーダンスは、入力手段3のインピーダンスの約10〜50倍である。例えば、割り込み端子のインピーダンスは約200〜1000キロオームであり、入力手段3の合成インピーダンスは約20〜50キロオームである。割り込み端子bのインピーダンスが入力手段3の合成インピーダンスより小さいと、全てのキースイッチがオフで、電源V1から抵抗R1〜R5を介して割り込み端子bに電流が流れる際に、抵抗R1〜R5における電圧降下が大きくなる。抵抗R1〜R5での電圧降下によって、キースイッチが押されていないにもかかわらずV1未満の電圧がキー入力端子aに入力され、マイコン2がキースイッチが押されたと誤認識する可能性がある。さらに、抵抗R1〜R5の電圧降下が大きくなると、抵抗R1〜R5における消費電力が大きくなり、無駄な電力が消費されてしまう。しかし、割り込み端子bのインピーダンスを入力手段3の合成インピーダンスより大きく設定することにより、抵抗R1〜R5での電圧降下をきわめて小さく、無視できる程度の値にすることができる。従って、キースイッチがオンされていない場合は、電圧V1がそのままキー入力端子aに入力されるので、マイコンの誤認識を防止することができる。さらに、抵抗R1〜R5における消費電力を小さくすることができる。
次に、入力装置1におけるマイコン2の動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。まず、マイコン2が通常モードのとき、マイコン2は、ステップS1において、A/Dコンバータの動作を開始する。すなわち、キー入力端子aに電圧が入力されると、その入力された電圧をアナログ値からデジタル値に変換し、その値を読み取る。ステップS2およびS3において、読み取った電圧値からオンされたキースイッチ(もしくは、どのキースイッチもオンされていない旨)を判断する。例えば、キースイッチSW3がオンされた場合には、キー入力端子aには、V1×(R2+R3)/(R1+R2+R3)の電圧が入力されるので、この電圧のデジタル値に基づいてキースイッチSW3がオンされたことを判断する(S3:YES)。この場合、マイコン2は、キースイッチSW3に基づいた動作を実行し、リターンする。
一方、マイコン2は、キー入力端子aに電圧V1が入力され、電圧V1を読み取った場合には、どのキースイッチもオンされていないと判断する(S3:NO)。この場合、ステップS4において、機器がスタンバイ状態であるか否かを判断する。スタンバイ状態であれば、ステップS5において、マイコン2は割り込み端子bを有効にした上で(S5)、低消費電力モードに移行する(S6)。そして、マイコン2は、いずれかのキースイッチがオンされ、割り込み端子bに割り込み信号が入力されるまで、低消費電力モード(S6)の状態を維持する。
次に、低消費電力モードにおいて、いずれかのキースイッチがオンされ、割り込み端子bに割り込み信号が入力されると、ステップS7において、マイコン2は低消費電力モードから通常モードに移行し、割り込み端子bを無効にして、ステップS1に戻る。以後は、S1〜S3を経由して、マイコン2はオンされたキースイッチに対応する動作を実行する。以上のようにして、スタンバイ状態において、キースイッチがオンされなければ、マイコン2は低消費電力モードに移行し、その後キースイッチがオンされれば通常モードに移行する。
次に、本発明の別の好ましい実施形態について説明する。本実施形態は、低消費電力モード時に、ユーザによって電源をオンする以外のキースイッチが押された場合に、マイコン2は一旦通常モードに移行するが、その後電源をオンすることなく、かつ、オンされたキースイッチに対応する動作を実行することなく、低消費電力モードに移行することにより、消費電力をさらに低減するものである。すなわち、入力手段3は、モード移行キースイッチ(例えば、図1のSW1〜SW4)およびモード非移行キースイッチ(例えば、図1のSW5)の2種類のキースイッチを有している。モード移行キースイッチは、当該キースイッチがオンされた場合に、マイコン2が低消費電力モードから通常モードに移行し、対応する動作を実行するキースイッチである。モード移行キースイッチは、例えば、電源(Power)、およびスタンバイ(Stand-by/ON)等のキースイッチである。モード非移行キースイッチは、当該キースイッチがオンされた場合に、マイコン2が一旦通常モードから低消費電力モードに移行するが、当該キースイッチに対応する動作を実行することなく、低消費電力モードに移行するキースイッチである。モード非移行キースイッチは、電源のオン/オフを制御しないキースイッチであり、例えば、再生(Play)および停止(Stop)等のキースイッチである。なお、回路構成自体は、図1の入力装置1と同じであるので、その説明を省略する。
本実施形態の動作を、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態のマイコン2の動作を示すフローチャートである。図2のフローチャートと同一部分には同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。低消費電力モードにおいて、あるキースイッチがオンされた場合、ステップS7において通常モードに移行し、ステップS1およびS2においてオンされたキースイッチを判断する。マイコン2は、ステップS3においてキースイッチがオンされた旨を判断したあと、ステップS8において、機器がスタンバイ状態であるか否かを判断する。スタンバイ状態であれば(S8:YES)、ステップS9において、オンされたキースイッチがモード移行キースイッチであるか否かを判断する。オンされたキースイッチがモード移行キースイッチでない(例えば、停止キースイッチである)場合(S9:NO)、ステップS5およびS6において、マイコン2は再び通常モードから低消費電力モードに移行する。一方、ステップS8において、マイコン2が、機器がスタンバイ状態でないと判断した場合、機器が電源オンの状態でキースイッチがオンされたのであるから、マイコン2はオンされたキースイッチに対応する動作を実行する。また、ステップS9において、オンされたキースイッチがモード移行キースイッチであると判断した場合、マイコン2はモード移行キースイッチに対応する動作(例えば、スタンバイからオンへの移行)を実行する。
以上のように、本実施形態では、低消費電力モードにおいてユーザが例えば停止キー等のモード非移行キースイッチを押した場合に、マイコン2は一旦通常モードに移行するが、その後直ぐに低消費電力モードに移行することにより、消費電力をさらに低減することができる。なお、本実施形態では、例えば、図1を参照すると、SW1〜SW4がモード移行キースイッチ、SW5がモード非移行キースイッチである場合、入力手段3の他方端BをキースイッチSW4が接続されているノードとすることができる(すなわち、抵抗素子R4とキースイッチSW4との接続端を割り込み端子bに接続する)。この場合、キースイッチSW1〜SW4がオンされたとき割り込み端子bに割り込み信号であるローレベルの電圧を入力することができる。一方、キースイッチSW5がオンされたときは、割り込み信号を入力できない。しかしながら、本実施形態では、キースイッチSW5は、モード非移行キースイッチであるので割り込み信号を入力できなくても問題にはならない。なお、抵抗素子R5の抵抗値を他の抵抗素子R1〜R4に比べて非常に大きく設定することにより、キースイッチSW5がオンされた場合、割り込み端子bには電圧V1に略等しい電圧(すなわちハイレベル)を入力することができる。そのため、抵抗素子の値を適切に調整することにより、マイコン2の動作が異常になることはない。
次に、本発明のさらに別の好ましい実施形態の入力装置401について説明する。図4は、入力装置401を示す概略回路図である。入力装置401は、入力手段を複数(本例では2つ)並列に有している。入力手段31および32の一方端A1およびA2はそれぞれ、対応するキー入力端子a1およびa2に接続されている。入力手段31および32の他方端B1およびB2は、それぞれAND回路404の入力端子に接続され、AND回路404の出力端子は割り込み端子bに接続されている。入力手段31および32の構成は、図1の回路図の入力手段3と同じであるので、その説明を省略する。
入力装置401は、低消費電力モードにおいて、例えばキースイッチSW8がオンされた場合に、入力手段32の他方端B2がローレベルになる。AND回路404は、複数入力のうち1つの入力でもローレベルの入力があればローレベルを出力するので、AND回路404から割り込み端子bに割り込み信号であるローレベルの電圧が与えられ、マイコン2は低消費電力モードから通常モードに移行する。入力手段31のスイッチSW1〜SW5のいずれかがオンされた場合にも、同様にして、AND回路404から割り込み端子bにローレベルの電圧が与えられる。一方、全てのキースイッチがオフのときは、他方端B1およびB2からAND回路404には、共にハイレベルの電圧が入力されるので、AND回路404から割り込み端子bにはハイレベルの電圧が与えられ、マイコン2は低消費電力モードを維持する。以上のように、入力手段が複数並列接続された回路構成であっても、AND回路を1つ設けることにより、共通の割り込み端子bを使用して、低消費電力モードから通常モードに移行することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。例えば、入力手段3と割り込み端子bとの間に切換スイッチを設け、通常モード時には切換スイッチを電源に接続することにより入力手段3の他方端に一定電圧を与え、低消費電力モード時には切換スイッチを割り込み端子に接続するようにしてもよい。これにより、通常モードにおいて、電源V1から抵抗R1〜R5を介して割り込み端子bに電流が流れることがなく、キー入力端子aに入力され電圧が誤認識されることを防止できる。
本発明は、例えば、スタンバイ時の省電力化が望まれている電子機器、特に、TV、オーディオコンポ、AVレシーバおよびDVDプレーヤ/レコーダ等のAV機器、あるいはパーソナルコンピュータ等に好適に採用され得る。
本発明の好ましい実施形態によるキー入力装置を示す概略回路図である。 本発明の好ましい実施形態によるキー入力装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の好ましい実施形態によるキー入力装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の別の好ましい実施形態によるキー入力装置を示す概略回路図である。 従来のキー入力装置を示す回路図である。
符号の説明
1 キー入力装置
2 制御手段
3 入力手段

Claims (7)

  1. 複数のキースイッチを有する入力手段と;
    該入力手段の一方端が接続されるキー入力端子、および該入力手段の他方端が接続される割り込み端子を有し、
    該キースイッチがオン状態とされた場合に、該入力手段の他方端から該割り込み端子に割り込み信号が入力されることにより、低消費電力モードから通常モードに移行し、かつ、該入力手段の一方端から該キー入力端子に与えられる電圧値に基づいてオン状態とされたキースイッチを判断する制御手段と;
    を備える、入力装置。
  2. 前記一方端が、前記キースイッチの全てがオフ状態のとき所定電圧となり、該キースイッチがオン状態のとき該所定電圧未満の電圧となる端であり、
    前記他方端が、該キースイッチの全てがオフ状態のとき該所定電圧となり、該キースイッチがオン状態のとき前記割り込み信号であるローレベルの電圧となる端である、請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記入力手段が、抵抗素子と前記キースイッチとを含む電圧決定回路を複数直列に有し、
    前記一方端が、該複数の電圧決定回路のうち、外部電源に直接に接続された第1の電圧決定回路が含む、該抵抗素子と該キースイッチとの接続端であり、
    前記他方端が、該第1の電圧決定回路以外の電圧決定回路が含む、該抵抗素子と該キースイッチとの接続端である、請求項1に記載の入力装置。
  4. 前記他方端が、最後段に接続されている電圧決定回路が含む、前記抵抗素子と前記キースイッチとの接続端である、請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記割り込み端子のインピーダンスが、前記入力手段が有する抵抗素子の合成インピーダンスよりも大きく設定されている、請求項3または4に記載の入力装置。
  6. 前記制御手段が、オン状態とされたキースイッチがモード非移行キースイッチである場合、低消費電力モードから通常モードに移行したあと、該キースイッチに対応する動作を実行することなく、通常モードから低消費電力モードに移行する、請求項1〜5のいずれかに記載の入力装置。
  7. 前記入力手段が複数並列に設けられており、
    該複数の入力手段の各一方端が、前記制御手段の対応するキー入力端子にそれぞれ接続され、
    該複数の入力手段の各他方端が、AND回路の入力端子に接続され、
    該AND回路の出力端子が前記割り込み端子に接続されている、請求項1〜6のいずれかに記載の入力装置。
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