JP2005266358A - 触覚ディスプレイおよび触覚ディスプレイシステム - Google Patents

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Juichi Yanagisawa
重一 柳澤
Yoshimichi Yonezawa
義道 米沢
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Abstract

【課題】簡易な構造で、表示ピンを高密度に配置することができ、駆動部の小型化を図ることができる触覚ディスプレイおよび触覚ディスプレイシステムを提供すること。
【解決手段】表示面24と、表示面24側に設けられた接触部27を先端部に有し、表示面24に対して移動可能に設けられた複数の表示ピン23とを備える表示部2と、複数の表示ピン23を選択的に移動させる駆動部3と、駆動部3を表示部2に対して相対的に移動させる移動手段7とを有し、移動手段7により駆動部3を表示部2に対して相対的に移動させ、駆動部3を駆動することにより、表示ピン23を表示面24から突出させることによって所定のパターンの表示を行うよう構成されていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、触覚ディスプレイおよび触覚ディスプレイシステムに関するものである。
従来、触覚情報を表示(提示)する触覚ディスプレイに用いられる可動式ピンアレイの一例として、文字や、図形等の情報を伝達するためのマトリックス状に配設された触針(表示ピン)を、それぞれ形状記憶合金で構成した支持体で支持し、それらの支持体を加熱手段で加熱することにより所定の触針を駆動するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来の触覚ディスプレイでは、表示ピンを駆動するアクチュエータが形状記憶合金で構成されているため、熱エネルギーが駆動源であり制御が難しく、表示面(表示ピン数)が大きくなるとその消費電力が大きくなるといった課題がある。 また、表示ピン間隔を小さくした場合、近傍のアクチュエータが影響を受け、誤動作する可能性があり、ピン間隔が制約され、細密に表示ピンを配置する事ができないという問題がある。
また、他の触覚ディスプレイとしては、複数のピンを互いに間隔をあけて且つ互いの軸線を平行にして、各々のピンの軸線方向に上下移動可能に配設し、前記各ピンの基端部に、出力部が直線方向に上下移動可能で、かつ、上下移動端以外の中間位置で停止可能な圧電方式のアクチュエータの出力部先端部を、その出力部の軸線が前記ピンの軸線とほぼ一致する状態で取り付けたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、このような従来の触覚ディスプレイでは、圧電方式のアクチュエータの場合、変位量が小さく、表示ピンの変位を大きくとるための拡大機構が必要となる。この機構は平面方向(てこによる拡大)、垂直方向(積層による拡大)の両者が考えられるが、大きな変位を実現するためには、前者の機構が多く用いられる。しかしこの場合平面方向に大きなスペースが必要となり、表示ピンを二次元に細密に配置する事が難しい。また、後者の場合、大きな変位量を得るため多段積層が必要となり、駆動電圧が大きくなってしまう。
また、アクチュエータを多段に設置することで、細密な表示ピン配置を実現しているものが知られている(例えば、非特許文献1)。
しかしながら、このような触覚ディスプレイでは、表示面積に対して駆動機構が大きくなってしまうという課題がある。
特公昭63−27711号公報 特開平6−202572号公報 電子情報通信学会論文誌 ET2000−90(2001−01)触覚ディスプレイを用いた電子レーズライタの盲教育利用
本発明の目的は、簡易な構造で、表示ピンを高密度に配置することができ、駆動部の小型化を図ることができる触覚ディスプレイおよび触覚ディスプレイシステムを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の触覚ディスプレイは、表示面と、前記表示面側に設けられた接触部を先端部に有し、前記表示面に対して移動可能に設けられた複数の表示ピンとを備える表示部と、
前記複数の表示ピンを選択的に移動させる駆動部と、
前記駆動部を前記表示部に対して相対的に移動させる移動手段とを有し、
前記移動手段により前記駆動部を前記表示部に対して相対的に移動させ、前記駆動部を駆動することにより、前記表示ピンを前記表示面から突出させることによって所定のパターンの表示を行うよう構成されていることを特徴とする。
表示部と駆動部とを分離して構成し、駆動部を表示部に対して相対的に移動させることにより、ピンを細く、隣接するピン間のピッチを狭くすることができる(ピンを高密度に配置することができる)。これにより、本発明の触覚ディスプレイを用いて、微細な凹凸パターンを表示することができ、触覚情報を正確かつ確実に表示することができる。また、各表示ピン同士の間隔より大きな間隔(サイズ)の駆動部を用いて表示ピンを表示面から突出させることができる。また、駆動部の小型化を図ることができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記表示部は、前記表示ピンを該表示ピンが前記表示面から突出した表示位置に保持する第1の保持部を有するのが好ましい。
機械的ラッチ機構である第1の保持部を設けることにより、通電せずに表示ピンの状態を保持する事が可能となる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記第1の保持部は、板状またはシート状をなし、前記表示部には、前記第1の保持部が前記表示面に対して平行に挿入し得る間隙が設けられているのが好ましい。
これにより、容易かつ確実に表示ピンを支持することができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記表示面から突出した前記表示ピンを一時的に保持する仮保持機構を有するのが好ましい。
これにより、表示面から突出させる表示ピンを、第1の保持部で支持する前に、確実に仮保持することができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記仮保持機構は、前記表示面から突出させる前記表示ピンを、前記第1の保持部が保持可能な状態で、保持状態を解除するのが好ましい。
これにより、確実に第1の保持部が、仮保持機構により仮保持されている表示ピンを、保持することができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記表示部は、前記表示ピンを該表示ピンが前記表示面から突出しない基本位置に保持する第2の保持部を有するのが好ましい。
機械的ラッチ機構である第2の保持部を設けることにより、通電せずに表示ピンの状態を確実に保持する事が可能となる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記表示部は、前記駆動部の駆動力を受ける受圧部を有し、前記受圧部から前記表示ピンに前記駆動力を伝達するのが好ましい。
これにより、容易かつ確実に駆動部の駆動力を表示ピンに伝達することができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記駆動部は、前記受圧部に衝突し、該受圧部を介して前記表示ピンを移動させる複数のコアと、該各コアをそれぞれ摺動自在に支持する複数の支持部とを有しているのが好ましい。
これにより、容易かつ確実に表示ピンを移動させることができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記表示ピンは、表示ピン本体と、該ピン本体の基端側に設けられ、前記ピン本体の外径より外径の小さい小径部を有し、
前記第2の保持部は、前記小径部の外径より大きく、かつ前記ピン本体の外径より小さい径の孔部(第2の孔部)を備え、
前記小径部は、前記孔部を挿通し、前記第2の保持部から突出しているのが好ましい。
これにより、第2の支持部を介さず、容易かつ確実に所望の表示ピンのみを移動させることができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記駆動部は、前記表示ピンに衝突し、該表示ピンを移動させる複数のコアと、該各コアをそれぞれ摺動自在に支持する複数の支持部とを有しているのが好ましい。
これにより、確実に、コアが表示ピンを移動させることができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記各コアは、磁性体で構成され、前記各支持部には、それぞれ複数のソレノイドが設けられているのが好ましい。
これにより、駆動部の構成を簡易なものとすることができる。また、コアを表示ピンに衝突させるときのみソレノイドに通電することにより、省電力化を測ることができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記ソレノイドを所定時間励磁して前記コアを前記受圧部に衝突させた後、前記ソレノイドを再励磁するよう構成されているのが好ましい。
これにより、コアが表示ピンに衝突した後に、素早く基端側に戻すことができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記ソレノイドを所定時間励磁して前記コアを前記表示ピンに衝突させた後、前記ソレノイドを再励磁するよう構成されているのが好ましい。
これにより、コアが表示ピンに衝突した後に、素早く基端側に戻すことができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、複数の前記支持部は、その一列が、前記駆動部と前記表示部との相対的な移動方向に略垂直かつ表示面に対して略水平な方向に沿って配置され、前記一列の支持部が行方向に、ずれて複数列配置されているのが好ましい。
これにより、表示ピンの間隔よりも大きなサイズの駆動部を用いて表示ピンの書き込みができ、駆動部を多段に設置することなく、駆動部の小型化を図ることができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記駆動部は、突出させる表示ピンに対応する位置において、前記各コアを駆動するのが好ましい。
これにより、確実に表示ピンを移動させることができる。
本発明の触覚ディスプレイシステムは、本発明の触覚ディスプレイと、
所定の画像データを取り込む取り込み部と、
前記取り込み部により取り込まれた前記所定の画像データを前記触覚ディスプレイで表示可能な表示データに編集する編集手段と、
前記表示データに基づいて前記触覚ディスプレイを稼動したときの、該触覚ディスプレイの所定のパターンに対応する表示画像データを作成する作成手段と、
前記画像データと、前記表示データと、前記表示画像データとを格納する格納部と、
前記所定の画像データと前記表示画像データとのうちの少なくとも1つに基づいて画像を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
これにより、各種の画像や、画像データを取り込むことができ、その取り込んだ画像データに基づいて、表示データを容易かつ確実に作成することができ、前記取り込んだ画像データや、表示データに基づいて、表示画像データを容易かつ確実に作成することができ、前記表示データや、表示画像データを、それらに対応する触覚ディスプレイや、ディスプレイでの表示が可能となる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記第1の保持部は、前記表示ピンを前記表示面の反対面側において前記表示ピンの基端に当接して支持するものであるのが好ましい。
これにより、容易かつ確実に表示ピンを支持することができ、表示面から突出している表示ピンの触認識時に、指・掌などから受ける押圧に耐えられるだけの保持機構が簡単な構成で実現できる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記表示部は、前記表示ピンを可動自在に支持するガイド部を有しているのが好ましい。
これにより、表示部の構成を簡易なものとすることができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記ガイド部は、マトリックス状に配置され前記表示ピンが摺動自在な複数の孔部を有するのが好ましい。
これにより、ガイド部の孔部(第1の孔部)を細く、隣接する孔部間のピッチを狭くすることができ(孔部を高密度に配置することができ)容易に微細な所定の凹凸パターンを形成することができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記第2の保持部は、前記表示ピンを前記表示面の反対面側において前記表示ピンの基端に当接して支持するものであるのが好ましい。
これにより、基本位置の表示ピンを容易かつ確実に支持することができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記受圧部は、前記第2の保持部を兼ねるのが好ましい。
これにより、構造を簡易なものとすることができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、複数の前記支持部は、それぞれ前記各コアが挿通される中空部を有する有底の筒状をなし、前記コアは、前記支持部の基端側に配置されているとき、前記ソレノイドは、前記コアの基端部より先端側の周囲を囲み、前記コアが、前記受圧部に衝突したとき、前記ソレノイドは、前記コアの基端部より基端側の周囲を囲むよう設置されているのが好ましい。
これにより、効率よく、コアを移動させることができる。
本発明の触覚ディスプレイでは、前記孔部(第1の孔部)の径は、前記支持部の径より小さく、かつ、前記コアの先端部の径より大きいのが好ましい。
これにより、隣接する支持部の内径間のピッチより、隣接する孔部間のピッチを狭くすることができ(孔部を高密度に配置することができ)容易に微細な所定の凹凸パターンを形成することができる。
以下、本発明の触覚ディスプレイおよび触覚ディスプレイシステムを添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の触覚ディスプレイシステムを示すブロック図、図2は、触覚ディスプレイの表示部を示す斜視図である。なお、図2では、隣り合う通路22同士の幅(間隔)を誇張して示している。
本発明の触覚ディスプレイシステム100は、図1に示すように、触覚ディスプレイ1と、モニター(表示手段)5と、端末装置110とを有している。触覚ディスプレイ1とモニター5とは、端末装置110に接続されている。以下これらの各構成要素について説明する。
触覚ディスプレイ1は、(文字(墨字、点字)、図形などの画像情報)等の触覚情報を表示(提示)する複数の表示ピン23(触知素子)を有し、これらの表示ピン23の接触部27(触知部)によって所定の凹凸パターン(触覚情報)が表示される。触覚ディスプレイ1については、後に詳述する。
モニター5は、後述する画像データや、表示画像データ等、端末装置110から送信される各種のデータに基づいた画像を表示する部位である。モニター5としては、特に限定されないが、例えば薄型、低消費電力の液晶表示装置や、反射式で表示の見やすい電気泳動式表示装置や有機EL(electro luminescence:エレクトロルミネッセンス)表示装置などが挙げられる。
端末装置110は、MPU(中央演算装置)111と、操作部112と、画像読み取り部114と、記憶部115と、I/O(入出力)部118と、電源119とを備えている。
MPU111は、端末装置110の各部位の動作を制御しつつ、触覚ディスプレイ1およびモニター5との交信を行う。また、操作部112、画像読み取り部114、記憶部115、I/O部118および電源119は、それぞれMPU111と接続されている。
このMPU111は、画像読み取り部114により取り込まれた画像や、WEBページ(WEBコンテンツ)から取り込んだデータや、操作部112により入力されたデータ等の各種情報に対して、それぞれ処理を行い、画像データを作成する。
また、MPU111は、前記画像データを編集し、触覚ディスプレイ1の所定の凹凸パターンを形成するためのデータである表示データに編集する。
この表示データにより、後述する駆動部3が駆動され、複数の表示ピン23のうちの所定の表示ピン23が、選択的に移動する。
さらに、MPU111は、表示データに基づいて触覚ディスプレイ1で表示される凹凸パターンを、モニター5にて表示するための表示画像データを作成する。
このMPU111が、取り込み部と、編集手段と、作成手段との主要部を構成している。
操作部112は、MPU111に対して指示を入力する部位である。操作部112は、特に限定されないが、例えば、マウス、キーボード、ジョイスティック等が挙げられる。
画像読み取り部114は、各種の画像を、取り込む部位である。画像読み取り部114としては、特に限定されないが、例えば、デジタルカメラ、スキャナ等のデジタル入力機器等が必要に応じて適宜用いられる。
記憶部115には、各種の情報を記録することができる。なお、記憶部115としては、RAM116(ランダムアクセスメモリ)や、ROM117(リードオンリーメモリ)などの半導体メモリや、情報を磁気情報として記録するものなど、従来公知の記録手段が利用可能である。半導体メモリを使用する場合、例えば、RAM116またはROM117の一方だけを使用して実現することもできる。また、書き換える必要のない情報はROMに、書き換える必要の生じる可能性のある情報はRAMに記録するというように使い分けることもできる。
I/O部118は、入出力部であって、各種のコンピュータや他の端末装置などの電子機器と接続して、情報交換を行うためのインターフェイスである。例えば、インターネットのWEBページ(WEBコンテンツ)から取り込んだ画像データ等を、I/O部118を介して外部から入力することができる。また、その取り込んだ画像をRAM116およびROM117に格納することができる。また、RAM116およびROM117に格納した情報をI/O部118を介して外部に出力することもできる。
また、本実施形態では、触覚ディスプレイ1およびモニター5は、I/O部118を介して、MPU111に接続されている。
電源119は、前述した各部位に対して電力を供給する。
以下、触覚ディスプレイシステム100の全体の動作(作用)について説明する。
なお、以下では代表的に、画像読み取り部114により、画像を取り込み、画像データを作成する場合について説明する。
まず、使用者が、取り込みたい画像を指定し、操作部112を操作することにより、MPU111に対して画像を取り込む指示が送られ、画像読み取り部114から前記画像を取り込む。この画像は、MPU111により画像データに処理され、記憶部115に格納される。次に、MPU111は、画像データに基づいて、表示データを作成する。次にMPU111は、I/O部118を介して触覚ディスプレイ1に作成した表示データを送信する。触覚ディスプレイ1は、表示データに基づいて、所定の凹凸パターンを表示する。さらにMPU111は、表示データに基づいて、表示画像データを作成し、そのデータをモニター5に送信する。モニター5は、表示画像データに基づいて、触覚ディスプレイ1で表示される所定の凹凸パターンの画像を表示する。
以上説明したように、1つの画像データを触覚ディスプレイ1と、モニター5とに表示することにより、例えば、健常者が、モニター5に表示される画像を確認し、視覚障害者が、触覚ディスプレイ1に表示される所定の凹凸パターンを確認することにより、両者が同時に、画像の内容を理解することができる。これにより、健常者と視覚障害者とが、円滑にコミュニケーションを行うことができる。
また、モニター5に表示画像データに基づいた画像を表示することにより、触覚ディスプレイ1に凹凸パターンを表示させなくても、モニター5によって、前記凹凸パターンの確認を行うことができる。
なお、本実施形態では、表示画像データは、表示データから作成したが、それに限られず、画像データから作成してもよい。
以下、本実施形態の触覚ディスプレイ1について説明する。
図3は、本発明の触覚ディスプレイの第1実施形態を示す斜視図、図4は、図3における触覚ディスプレイの移動手段を説明する図、図5は、図3におけるA−A線での断面図、図6は、表示ピンが、基本位置にあるときの表示部の一部および駆動部の一部を示す図、図7は、表示ピンが、表示位置にあるときの表示部の一部を示す図、図8は、図3における触覚ディスプレイの表示ユニットを説明する図、図9は、図3における触覚ディスプレイの駆動部を示す斜視図、図12〜図15は、図3における触覚ディスプレイの第1実施形態の表示の動作を説明する図、図16は、触覚ディスプレイ1の図3中B−B線での断面図である。なお、図16では、一部を省略している。
なお以下では、説明の便宜上、図3中矢印xの方向および図16中左右方向を「軸方向」と言い、軸方向であって図16中右方向への移動を「軸方向に前進」、軸方向であって図16中左方向への移動を「軸方向に後退」と言い、図6中の上側を「上」、下側を「下」、と言う。
これらの図に示す触覚ディスプレイ1は、表示面(提示面)24に対して、表示ピン23を突出させる個所と突出させない個所とを形成することにより、所定の凹凸パターン(文字(墨字、点字)、図形等の画像情報)を表示する装置であり、突出した表示ピン23を触ることにより、所定の凹凸パターンを触覚により認識することができるものである。
触覚ディスプレイ1は、ベース板91と、ベース板91上に設置された架台92と触覚ディスプレイ載置部としての載置テーブル93とを有している。
また、触覚ディスプレイ1には、図示されない制御部が設けられている。制御部は、例えば、後述するモータ72等、触覚ディスプレイ1の各部の作動を制御するものであり、MPUと、触覚ディスプレイ1の制御動作を実行するためのプログラム等の各種プログラムおよび各種データを記憶(格納)する記憶部とを有している。
架台92の上には、支持部94が架台92に対して軸方向に移動可能に設置され、架台92の内部には、支持部94を軸方向に移動させる移動手段7が設けられている。
移動手段7は、図4に示すように、軸方向に沿って延在するリードスクリュー(送りねじ軸)71と、リードスクリュー71の端部と接合(接着)する回転軸を有するモータ72と、リードスクリュー71を挿通する挿通孔751が形成された筒状のナット(移動体)75と、支持板73とで構成されている。
ナットの挿通孔751には、雌ねじが形成されており、この雌ねじは、リードスクリュー71に形成された雄ねじと螺合している。このナット75は、支持板73に対し固着または一体化されている。
支持部94は、この支持板73を介してナット75と接続されている。
このような構成により、モータ72の出力軸が所定方向に回転すると、その駆動力がリードスクリュー71に伝達され、リードスクリュー71が所定方向に回転する。リードスクリュー71が所定方向に回転すると、ナット75がリードスクリュー71に沿って軸方向に移動し、ナット75とともに支持板73も軸方向に移動する。
このようにして、移動手段7は、支持部94を軸方向に沿って、変位(移動)させることができる。
支持部94の上には、平面視で軸方向に長い長方形をなす搬送テーブル95と、駆動部3とが固定されている。
この搬送テーブル95は、ベース板91に平行な姿勢で設けられている。搬送テーブル95上には、ロックシートベース951を介してシート状のロックシート25が設けられている。また、磁石板ベース953および磁石板ベース953に固定された支持板954を介して磁性体である磁石板(仮保持機構)955が設けられている。
ロックシート25は、シート状に限られず、例えば、板状で構成されていてもよい。
磁石板955は、図3に示すように、ベース板91に対して平行に設けられている。この磁石板955は、平面視で軸方向に対して略垂直な方向に長い長方形をなし、駆動部3の上部に位置するように設けられている。また、磁石板955は、平面視で、その長さおよび幅が、駆動部3と同じが少しだけ大きく構成されている。
前記支持部94と、搬送テーブル95と、ロックシートベース951と、ロックシート25と、駆動部3と、磁石板ベース953と、支持板954と、磁石板955とは、移動手段7により一体的に(同期的に)軸方向へ前進または後退する。
載置テーブル93は、支柱931を介してベース板91上に設けられている。この載置テーブル93は、平面視で長方形をなし、その長手方向が軸方向に略直交し、かつベース板91に対して略平行に設けられている。
また、図5に示すように、載置テーブル93の上には、表示部2を上側と下側からそれぞれ支持する板状のフレーム933および下板932が設けられている。表示部2については、後に詳述する。
フレーム933は、平面視で表示部2と略同じ大きさ(長さ、幅)をなし、このフレーム933には、ボルト13が挿入される孔63が形成され、表示部2の表示面24に対応する位置に開口61が設けられている。
また、表示部2には、ボルト13が挿入される孔64が形成されている。
下板932に設けられた図示されないネジ孔にフレーム933の孔63および表示部2の孔64が重ね合わされ、ボルト13が孔63、64を挿通してネジ孔に螺合・締結されることにより、表示部2が、支持されている。
下板932は、載置テーブル93に固定されており、図5に示すように、下板932および載置テーブルには、表示部2の表示面24に対応する位置に開口62が設けられている。
表示部2は、触覚情報を表示する触知素子として、複数の表示ピン23と、複数の表示ピン23を可動(移動)自在に支持するガイド部(ガイド手段)21と、前述したロックシート(第1の保持部)25と、受圧部と第2の保持部とを兼ねる支持層28とを備えている。
図2に示すように、ガイド部21の外形(全体形状)は、本実施形態では、四角柱形状(直方体形状)をなしており、このガイド部21には、図6中、上下方向に貫通した複数の通路(第1の孔部)22が設けられている。
本実施形態では、各通路22の形状は、それぞれ、円柱状をなしており(各通路22の横断面形状は、それぞれ、円形状をなしており)、各通路22は、それぞれ、同一内径に形成されている。なお、各通路22は、互いに平行になるように設けられている。また、各通路22は、平面視でマトリックス状(行列状)に行方向および列方向にそれぞれ等間隔で形成されている。
このように配置された各通路22のピッチは、適宜設定されるが、例えば、0.5mm〜3.0mm程度とするのが好ましい。
これにより、微細な所定の凹凸パターンを形成することができる。
なお、各通路22の内径は、後述する各ボビン32の内径より小さく、かつ後述する打ち上げコア33の小径部332の外形より大きいのが好ましい。
通路22の内径および各表示ピン23の外径は、それぞれ、各表示ピン23にガタが生じることなく円滑に可動し得るように、若干の隙間(遊び)が設けられている。
このガイド部21は、各通路22内に、それぞれ表示ピン23が可動(移動)自在に挿着(設置)されるようになっており、各ピン3の移動方向をそれぞれ規制するガイドとして機能する。すなわち、ガイド部21は、各表示ピン23を、それぞれ、その長手方向にのみ移動し得るように支持する。
ガイド部21の図6中上側の表面が、表示面24を構成している。この表示面24から所定の表示ピン23を突出させることにより、所定の凹凸パターンを形成し、これらの表示ピン23の先端部に設けられた接触部27によって所定の凹凸パターン(触覚情報)が表示される。
ガイド部21の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種金属、各種樹脂、各種セラミックス等を用いることができる。
各表示ピン23は、それぞれ、本実施形態では、横断面での形状が円形状をなす棒状体であって、同一長さ、同一外径(直径)に形成されている。
また、各表示ピン23の長さは、表示位置に保持(位置決め)されているときは、表示面24から突出し、基本位置(非表示位置)に保持されているときは、表示面24から突出しない寸法に設定されている。なお、表示位置、基本位置に関しては後述する。
また、各表示ピン23は、その少なくとも先端部が、磁石に吸着し得る金属材料で構成されている。これにより、各表示ピン23は、磁石板955の磁力により、好適に保持される。
各表示ピン23の構成材料としては、それぞれ、例えば、鉄、コバルト、ニッケル、または、ケイ素、アルミニウム、マンガン等を含有する磁性材料等が挙げられる。
ガイド部21の各通路22の図2および図6中上下方向の中央部には、ロックシート25が挿入される間隙26が設けられている。この間隙26は、表示面24に平行になるように設けられている。
図7に示すように、ロックシート25は、表示ピン23が、表示面24から突出した位置(表示状態)において、表示ピン23の基端部に当接して保持するものである。以後、このときの(表示状態の)表示ピン23の位置を表示位置という。
通路22の下端面には、図6に示すように、表示ピン23が表示面24から突出しない位置において、表示ピン23の基端部に当接して保持する支持層28が設けられている。以後、このときの表示ピン23の位置を基本位置という。
本実施形態では、支持層28は、シート状をなし、弾性を有しており、図2中下側からガイド部21に接合(接着)されている。
支持層28の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリイミドフィルム等の各種樹脂等が挙げられる。
なお、図8に示すように、表示部2の1つの表示ピン23と、表示部2のガイド部21と、ロックシート25と、支持層28との前記表示ピン23と対応する部分と、表示部2の磁石板955に対応する部分とで1つの表示ユニット20が構成される。
図6において、表示部2の下側には、駆動部3が設けられ、表示部2の各表示ピン23は、それぞれ、駆動部3の駆動により長手方向(図6中上下方向)に変位(移動)し、ロックシート25により表示位置に保持(位置決め)されるようになっている。これにより、凹凸パターンによる触覚情報が複数の表示ピン23の接触部27によって表示され、この凹凸パターンを手指で触れることにより、所定の情報を認識することができる。
図9は、本実施形態の駆動部を示す斜視図、図10は、駆動部および表示部の平面図(上面図)、図11は、打ち上げパルスを説明する図である。なお、図9では、隣り合うボビン同士の幅(間隔)を誇張して示している。
駆動部3は、複数の駆動ユニット30と、各駆動ユニット30を支持するガイド部31とによって構成されている。図9中では、8つの駆動ユニット30が設けられている。
各駆動ユニット30は、それぞれ、ボビン(支持部)32と、打ち上げコア33と、ソレノイド34とを有している。
本実施形態では、各ボビン32の形状は、それぞれ、有底部を有する筒状(円柱状)をなしており(各ボビン32の横断面形状は、それぞれ、円形状をなしており)、各ボビン32は、それぞれ、同一内径に形成されている。また、本実施形態では、各ボビン32は、互いに平行になるように設けられている。また、本実施形態では、図10中、上下方向に、直線状に等間隔で形成されたボビン32の列が、複数列形成されており、隣り合う列のボビン32は、図10中、上下方向に、互いに、ずれて配置されている。すなわち千鳥状に配置されている。列状に配置された各ボビン32のピッチは、前述した表示部2の通路22のピッチ等に応じて適宜設定されるが、例えば、1mm〜3mm程度とするのが好ましい。
このボビン32は、各ボビン32内に、それぞれ打ち上げコア33が可動(移動)自在に挿着(設置)されるようになっており、打ち上げコア33の移動方向をそれぞれ規制するガイドとして機能する。すなわち、ボビン32は、打ち上げコア33を、それぞれ、その長手方向(図9中上下方向)にのみ移動し得るように支持する。
各打ち上げコア33は、それぞれ、同一長さ、同一外径(直径)に形成されている。また各打ち上げコア33は、それぞれ磁性体で構成されており、横断面での形状が、円形状をなす棒状体であるコア本体331と、小径部332とを有している。
各小径部332は、それぞれ、その外径が、コア本体331より小径をなす棒状体であって、コア本体331の先端側(図6中上側)に設けられている。
打ち上げコア33の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼等が挙げられる。
ソレノイド34は、略円筒状をなし、その中心軸をボビン32の中心軸と略一致するようにして、ボビン32の中央部周囲を囲むように、ソレノイドコイル341を巻回して設置されている。このソレノイド34のパルス(電圧)の印加は、制御部により制御される。
制御部から入力される信号に基づいて、ソレノイドコイル341に図11に示すような幅(印加時間)W1、印加電圧Vのパルスを印加すると、ソレノイド34に磁界が発生する。このソレノイド(ソレノイドコイル341)が発生する磁界により、打ち上げコア33を上方に打ち上げる力が作用し、打ち上げコア33が、図6中上方に移動する動作(打ち上げ動作)が開始され、表示部2の支持層28に衝突する。ソレノイド34への電圧の1回(1パルス)の印加時間は、特に限定されないが、表示時間を短縮するためには短時間である方が好ましく、ここでは3〜5msec程度としている。
以後、前記の動作を打ち上げ動作という。
また、ソレノイドコイル341(ソレノイド34)の駆動電圧は、特に限定されないが、0.1〜5V程度であるのが好ましく、0.5〜1.5V程度であるのがより好ましい。ソレノイドコイル341の駆動電圧を前記範囲とすることにより、消費電力の節減が可能となるという利点がある。
また、ソレノイド34は、初期位置にあるときは、打ち上げコア33の先端側(図6中上側)を囲み、かつ、支持層28と衝突するときは、打ち上げコア33の基端側を囲むように設置されるのが好ましい。これにより、打ち上げコアを効率よく移動させることができる。
ここで初期位置とは、コア本体331が、ボビン32の底部に当接している状態の打ち上げコア33の位置を言う。
このようなソレノイドコイル341の構成材料としては、銅、銀、金等の導電性の材料であれば、特に限定されない。
次に、触覚ディスプレイ1を用いた所定の凹凸パターンの形成(描画)の詳細な動作(作用)について図11〜図16を用いて説明する。
なお、以下では、表示部2の各表示ユニット20および駆動部3の各駆動ユニット30の構成および作用は、それぞれ同様であるので、代表的にそのうちの1つについて説明する。
なお、図16に示すように、支持部94と、ロックシート25と、駆動部3と、磁石板955とで移動体8が構成される。
[1] まず移動体8が図16(a)の位置から軸方向(図16中右側)へ前進する。
[2] 次に、図12に示すように、駆動部3が、突出させる表示ピン23の下部に達した時に、モータ72の駆動を一時停止し、制御部からの信号に基づいて、ソレノイド34に図11に示すパルスを印加し、そのソレノイド34を励磁する。これにより、ソレノイド34に発生する磁気吸引力により、打ち上げコア33が、図12中矢印の方向の力を受け、打ち上げられる。
[3] 次に、図13に示すように、打ち上げられた打ち上げコア33が、支持層28に衝突する。
[4] 図14および図16(b)に示すように、支持層28は、表示ピン23を先端方向に(上方に向かって)付勢し、(打ち上げられ)、ピンが上方に移動し、表示ピン23は、磁石板955に当接し、吸着する(仮保持される)。
[5] 一方、打ち上げコア33は、支持層28に衝突後自然落下し、ボビン32の端部(初期位置)に戻る。
[6] そして、移動体8が軸方向へ前進するとともに、仮保持された表示ピン23の下部にロックシート25が挿入される。
[7] その後、図15および図16(c)に示すように、磁石板955が、軸方向に前進するとともに、仮保持された表示ピン23は、順次、磁石板955から外れ(保持状態が解除され)落下し、ロックシート25で支持される。
これにより、表示ピン23が、表示位置に保持され(表示状態(凸状態)となり)、以上の動作を所定の表示ピン23に対して行うことにより、表示部2に、所定の凹凸パターンによる触覚情報が表示される。
なお、駆動部3の構成は、上記のような構成に限られず、駆動部3の駆動により、表示部2の所望の表示ピン23が移動できるものであれば、特に限定されない。
図17〜図21は、駆動ユニットが、所望の表示ユニットに対して打ち上げを行う様子を示す平面図(上面図)である。
なお、図17〜図21では、一例として、駆動部3は、3列の駆動ユニット30(30a〜30c)を有し、表示部2は、8行10列の通路22(A11〜A88)を有している。
以下、触覚ディスプレイ1の所定の凹凸パターンを形成する動作について説明する。
なお以下では、一例として、各通路22のピッチを1mm、各ボビンのピッチを3mmとしている。
まず、移動手段7により、駆動部3が、軸方向に前進する。
各駆動ユニット30aが、通路22の1列目(A11〜A81)の下部に到達すると、(本実施形態では、各駆動ユニット30aの打ち上げコア33と、通路の1列目の表示ピン23との径の中心が略一致した時に)、駆動部3の前進が所定時間停止し、各駆動ユニット30aが、それぞれ、図18に示すように、1列目の対応する表示ピン23に対して打ち上げ動作(駆動)を開始する。この動作では、前述した表示データに基づいてA11、A41、A71に対して選択的に駆動を行い、各駆動ユニット30に対応する各表示ピン23の位置(突出位置または基本位置)を決定する。この動作が完了すると、駆動部3が軸方向に前進し、駆動ユニット30aが次の列の通路(A12〜A82)22の下部に到達する。以降同様にして、2列目(A12、A42、A72)の通路22のおよび3列目(A13、A43、A73)の通路22の対応する表示ピン23に対して、駆動ユニット30aが、打ち上げ動作を行う。
各駆動ユニット30aが、4列目の通路22の下部に到達し、各駆動ユニット30bが通路22の1列目の下部に到達すると、図19に示すように、各駆動ユニット30aが、それぞれ、A14、A44、A74に対して打ち上げ動作を行うと同時に、各駆動ユニット30bは、それぞれ、A21、A51、A81に対して打ち上げ動作を行う。以降同様にして打ち上げ動作を行う。その後、1列目の通路22が各駆動ユニット30cの上に到達すると、図20に示すように、各駆動ユニット30aが、それぞれ、A17、A47、A77に対して打ち上げ動作を行うと同時に、各駆動ユニット30bが、それぞれ、A24、A54、A84に対して打ち上げ動作を行い、駆動ユニット30cが、A31、A61に対して打ち上げ動作を行う。以降同様にして処理を行う。これにより、図21に示すように、駆動部3は、表示部2の全ての表示ピン23に対して選択的に駆動を行うことができ、駆動部を制御することにより、所定の表示ピン23は、表示面24に所定の凹凸パターンを形成(描画)することができる。
また、パターンを消去する際には、駆動部3を軸方向に後退させる。これにより、ロックシート25が表示部2の間隙26から挿脱され、表示ピン23が落下し、基本位置に戻る。
以上説明したように、この触覚ディスプレイ1によれば、表示部2に対して駆動部3を移動させることにより、所定の表示ピン23を突出させる方式をとっているため、各ボビン32のピッチ(密度)よりも小さなピッチ(密度)で構成された複数の通路22(表示ピン23)を有する表示部2に対しても、突出動作(書き込み)が可能となり、各表示ピン23の間隔を小さくすることができる。なお、各表示ピン23のピッチは、人の触覚の形状認識に深く関与する。本発明によれば、指先の分別閾と同程度(例えば、1mm程度)まで、各表示ピンの密度を小さくできるため、触認識の際に負担とならず、自然な形状認識が可能となる。
また、各表示ピン23のピッチを小さくすることにより、従来汎用的に使われている紙点字と同程度の点字表示も可能となり、画像だけでなく文字情報も表示可能となる。
また、各表示ピン23のピッチより大きなピッチの各駆動ユニット30(駆動部3)であっても、多層配置する事なく1層で構成できるため、駆動部3の小型化を図ることができ、例えば、携帯機器等の各種電子機器にも適用可能となる。
また、表示ピン23が表示位置に位置しているときに、支持部(ロックシート25)を、メカ機構で実現しているため、表示状態を保持するための常時通電が不要で省電力化が図ることができ、また、触認識時の指の押圧にも耐えることができる。
さらに、表示ピン23の表示位置、基本位置の変更を容易に、かつ繰り返して行うことができる。
また、本実施形態では、リードスクリュー71を用いて、モータの回転を直線運動に変換する移動手段7を用いたが、それに限られず、例えば、アクチュエータ固定子と移動子とを組み合わせたリニア移動手段等を用いることができる。
また、本実施形態では、支持部に1つの駆動部3を設けたが、それに限られず、例えば、支持部94に複数の駆動部3が設置されていてもよい。
また、本実施形態では、磁石板955と、ロックシート25とが同期して移動するよう構成されているが、それに限られず、磁石板955で表示ピン23を仮保持し、ロックシート25を孔部に挿入し、所定時間経過後、磁石板955を除去するよう(非同期で移動するよう)構成されていてもよい。
また、本実施形態では、駆動部側が移動手段7によって移動したが、それに限られず、表示部側が移動してもよいし、駆動部側および表示部側が移動してもよい。
なお、本実施形態では、駆動部3と略同じか少し大きい磁石板955を設けたが、それに限られず、所望の表示ピン23を仮保持できる大きさであればよい。
次に、本発明の触覚ディスプレイの第2実施形態について説明する。
以下、第2実施形態の触覚ディスプレイ1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態の触覚ディスプレイ1は、ソレノイド34に印加するパルスのパターンが異なっていること以外は、前述した第1実施形態と同様である。
図22は、本実施形態の戻しパルスを説明する図である。
本実施形態では、例えば、ソレノイド34に所定時間パルス(打ち上げパルス)を印加することによりソレノイド34を励磁し、打ち上げコア33が支持層28へ衝突し、衝突後に、ソレノイド34に所定時間パルス(戻しパルス)を印加するよう(ソレノイド34を再励磁するよう)に構成されている。戻しパルスを印加するタイミングは、例えば実験により求められ、記憶部に格納されている。この第2実施形態は、動作[5]が異なる以外は、第1実施形態と同様である。以下、本実施形態の戻しパルスを用いた表示動作[5]について説明する。
[5] 制御部は、戻しパルスW2をソレノイド34に印加し、ソレノイド34が再励磁する。これにより、打ち上げコア33は、図14中矢印の方向の力を受け、自然落下より速い速度で落下し、ボビン32の底部(基本位置)に戻る。
以降第1実施形態と同様の動作を行う。
この触覚ディスプレイ1によれば、前述した第1実施形態の触覚ディスプレイ1と同様の効果が得られる。
そして、この触覚ディスプレイ1では、打ち上げコア33を重力により自然落下させる場合と比べて、打ち上げコア33の基本位置への戻りが早いため、駆動ユニット30を対応する次の通路22へ移動させた際に、より高速に、打ち上げコア33を打ち上げることができ、その結果、より高速に所定の凹凸パターンの形成を行うことができる。
次に、本発明の触覚ディスプレイの第3実施形態について説明する。
図23は、本発明の触覚ディスプレイにおける第3実施形態の表示部の一部を示す図である。
以下、第3実施形態の触覚ディスプレイ1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態の触覚ディスプレイ1は、表示ピン23および支持層28の形状が異なっていること以外は、前述した第1実施形態と同様である。
本実施形態の表示ピン23は、ピン本体231とピン本体231の基端側(図23中下側)に設けられ、前記ピン本体231の外径より外径の小さい小径部232を有している。
また、支持層28は、小径部232の外径より大きく、かつピン本体231の外径より小さい径の孔部(第2の孔部)281を有している。
この小径部232は、孔部281を挿通して、支持層28の下面に突出している。
以下、本実施形態の表示ピン23の移動について説明する。
ソレノイド34にパルスが印加されることにより打ち上げられた打ち上げコア33の小径部332は、表示ピン23の小径部232に衝突する。これにより、表示ピン23は、図23中、上方に打ち上げられ、打ち上げコア33は、衝突後落下し、初期位置に戻る。これ以外は、第1実施形態と同様の動作を行う。
この触覚ディスプレイ1によれば、前述した第1実施形態の触覚ディスプレイ1と同様の効果が得られる。
そして、この触覚ディスプレイ1では、打ち上げコア33が、表示ピン23に直接衝突するため、より確実に所望の表示ピン23のみを打ち上げることができる。これにより、例えば、点字表示のように、表示されるピンの場所が異なると認識できないようなものに使用する場合、容易かつ確実に、誤認識を防止する事ができる。また、例えば、支持層28と、ガイド部21とを一体的に構成することにより、表示部2の構造を簡易なものとすることができる。
なお、本実施形態では、小径部332は設けなくてもよい。
以上、本発明の触覚ディスプレイを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明の触覚ディスプレイの用途は、特に限定されず、例えば、視覚障害者に点字、画像情報等を触覚で認識させるための福祉・教育などの分野や、図面、絵画、写真等を立体的に表示し、情報表示・伝達する分野などに適用することができる。
触覚ディスプレイシステムを示すブロック図である。 触覚ディスプレイの表示部を示す斜視図である。 本発明の触覚ディスプレイの第1実施形態を示す斜視図である。 図3における触覚ディスプレイの移動手段を説明する図である。 図3におけるA−A線での断面図である。 図3における触覚ディスプレイの表示ピンが、基本位置にあるときの表示部の一部および駆動部の一部を示す図である。 図3における触覚ディスプレイの表示ピンが、表示位置にあるときの表示部の一部を示す図である。 図3における触覚ディスプレイの第1実施形態の表示ユニットを説明する図である。 図3における触覚ディスプレイの駆動部を示す斜視図である。 図3における触覚ディスプレイの駆動部を示す平面図(上面図)である。 図3における触覚ディスプレイの打ち上げパルスを説明する図である。 図3における触覚ディスプレイの第1実施形態の表示の動作を説明する図である。 図3における触覚ディスプレイの第1実施形態の表示の動作を説明する図である。 図3における触覚ディスプレイの第1実施形態の表示の動作を説明する図である。 図3における触覚ディスプレイの第1実施形態の表示の動作を説明する図である。 図3における触覚ディスプレイのB−B線での断面図である。 駆動ユニットが、所望の表示ユニットに対して打ち上げを行う様子を示す平面図(上面図)である。 駆動ユニットが、所望の表示ユニットに対して打ち上げを行う様子を示す平面図(上面図)である。 駆動ユニットが、所望の表示ユニットに対して打ち上げを行う様子を示す平面図(上面図)である。 駆動ユニットが、所望の表示ユニットに対して打ち上げを行う様子を示す平面図(上面図)である。 駆動ユニットが、所望の表示ユニットに対して打ち上げを行う様子を示す平面図(上面図)である。 本発明の触覚ディスプレイにおける第2実施形態の戻しパルスを説明する図である。 本発明の触覚ディスプレイにおける第3実施形態の表示部の一部を示す図である。
符号の説明
1……触覚ディスプレイ 13……ボルト 2……表示部 20……表示ユニット 21……ガイド部 22……通路 23……表示ピン 231……表示ピン本体 232……小径部 24……表示面 25……ロックシート 26……間隙 27……接触部 28……支持層 281……孔部 3……駆動部 30、30a、30b、30c……駆動ユニット 31……ガイド部 32……ボビン 33……打ち上げコア 331……コア本体 332……小径部 34……ソレノイド 341……ソレノイドコイル 61、62……開口 63、64……孔 7……移動手段 71……リードスクリュー 72……モータ 73……支持板 75……ナット 751……挿通孔 8……移動体 91……ベース板 92……架台 93……載置テーブル 931……支柱 932……下板 933……フレーム 94……支持部 95……搬送テーブル 951……ロックシートベース 953……磁石板ベース 954……支持板 955……磁石板 100……触覚ディスプレイシステム 110……端末装置 111……MPU 112……操作部 5……モニター 114……画像読み取り部 115……記憶部 116……RAM 117……ROM 118……I/O部 119……電源

Claims (16)

  1. 表示面と、前記表示面側に設けられた接触部を先端部に有し、前記表示面に対して移動可能に設けられた複数の表示ピンとを備える表示部と、
    前記複数の表示ピンを選択的に移動させる駆動部と、
    前記駆動部を前記表示部に対して相対的に移動させる移動手段とを有し、
    前記移動手段により前記駆動部を前記表示部に対して相対的に移動させ、前記駆動部を駆動することにより、前記表示ピンを前記表示面から突出させることによって所定のパターンの表示を行うよう構成されていることを特徴とする触覚ディスプレイ。
  2. 前記表示部は、前記表示ピンを該表示ピンが前記表示面から突出した表示位置に保持する第1の保持部を有する請求項1に記載の触覚ディスプレイ。
  3. 前記第1の保持部は、板状またはシート状をなし、前記表示部には、前記第1の保持部が前記表示面に対して平行に挿入し得る間隙が設けられている請求項2に記載の触覚ディスプレイ。
  4. 前記表示面から突出した前記表示ピンを一時的に保持する仮保持機構を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の触覚ディスプレイ。
  5. 前記仮保持機構は、前記表示面から突出させる前記表示ピンを、前記第1の保持部が保持可能な状態で、保持状態を解除する請求項4に記載の触覚ディスプレイ。
  6. 前記表示部は、前記表示ピンを該表示ピンが前記表示面から突出しない基本位置に保持する第2の保持部を有する請求項1ないし5のいずれかに記載の触覚ディスプレイ。
  7. 前記表示部は、前記駆動部の駆動力を受ける受圧部を有し、前記受圧部から前記表示ピンに前記駆動力を伝達する請求項1ないし6のいずれかに記載の触覚ディスプレイ。
  8. 前記駆動部は、前記受圧部に衝突し、該受圧部を介して前記表示ピンを移動させる複数のコアと、該各コアをそれぞれ摺動自在に支持する複数の支持部とを有している請求項7に記載の触覚ディスプレイ。
  9. 前記表示ピンは、表示ピン本体と、該ピン本体の基端側に設けられ、前記ピン本体の外径より外径の小さい小径部を有し、
    前記第2の保持部は、前記小径部の外径より大きく、かつ前記ピン本体の外径より小さい径の孔部を備え、
    前記小径部は、前記孔部を挿通し、前記第2の保持部から突出している請求項6に記載の触覚ディスプレイ。
  10. 前記駆動部は、前記表示ピンに衝突し、該表示ピンを移動させる複数のコアと、該各コアをそれぞれ摺動自在に支持する複数の支持部とを有している請求項9に記載の触覚ディスプレイ。
  11. 前記各コアは、磁性体で構成され、前記各支持部には、それぞれ複数のソレノイドが設けられている請求項9または10に記載の触覚ディスプレイ。
  12. 前記ソレノイドを所定時間励磁して前記コアを前記受圧部に衝突させた後、前記ソレノイドを再励磁するよう構成されている請求項11に記載の触覚ディスプレイ。
  13. 前記ソレノイドを所定時間励磁して前記コアを前記表示ピンに衝突させた後、前記ソレノイドを再励磁するよう構成されている請求項11に記載の触覚ディスプレイ。
  14. 複数の前記支持部は、その一列が、前記駆動部と前記表示部との相対的な移動方向に略垂直かつ表示面に対して略水平な方向に沿って配置され、前記一列の支持部が行方向に、ずれて複数列配置されている請求項10ないし13のいずれかに記載の触覚ディスプレイ。
  15. 前記駆動部は、突出させる表示ピンに対応する位置において、前記各コアを駆動する請求項10ないし14のいずれかに記載の触覚ディスプレイ。
  16. 請求項1ないし15のいずれかに記載の触覚ディスプレイと、
    所定の画像データを取り込む取り込み部と、
    前記取り込み部により取り込まれた前記所定の画像データを前記触覚ディスプレイで表示可能な表示データに編集する編集手段と、
    前記表示データに基づいて前記触覚ディスプレイを稼動したときの、該触覚ディスプレイの所定のパターンに対応する表示画像データを作成する作成手段と、
    前記画像データと、前記表示データと、前記表示画像データとを格納する格納部と、
    前記所定の画像データと前記表示画像データとのうちの少なくとも1つに基づいて画像を表示する表示手段とを有することを特徴とする触覚ディスプレイシステム。
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