JP2005266286A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 中間転写ベルトの長さを有効利用することにより、画像形成可能な記録用紙のサイズに対する要求に応えることができるようにして、利用性の向上した画像形成装置を提供する。
【解決手段】 感光体ドラム上の静電潜像を現像するブラック(K)のトナーを収容する4本の現像カートリッジと、その感光体ドラム上のトナー像をエンドレス回転しつつ受け取って記録用紙に転写して画像形成する中間転写ベルト34を備える画像形成装置であって、この中間転写ベルト34は、トナー像を転写するA4サイズの記録用紙の後端と先端との間に現像カートリッジの切換動作に掛かる時間を確保する領域Tを有する長さに設定されており、エンジン制御部のCPUは、画像形成する記録用紙のサイズがA4サイズ以下またはリーガルサイズであるかに応じて、現像カートリッジの切換制御動作を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、担持体表面に形成したトナー像を中間転写ベルトに受け渡して記録媒体に転写させることにより画像を形成するものに関する。
従来より、感光体により作製した担持体の表面に静電潜像を露光形成する電子写真記録方式の画像形成装置が知られており、この画像形成装置では、その静電潜像をトナー現像して担持させた担持体表面のトナー像を記録用紙などの記録媒体に転写して画像形成する。この静電潜像は、担持体表面に対向する現像ローラを回転させてその表面のトナーを乗り移らさせて付着させることによりトナー現像するようになっており、この現像ローラには、トナーの収容空間内で回転する供給ローラが圧接回転することによりトナーを供給する。
この電子写真記録方式を採用する画像形成装置には、担持体に対向させる現像ローラや供給ローラと共にトナーを収容する容器を備える現像カートリッジを、ロータリーユニット内に複数収納可能に構成された装置がある。この画像形成装置では、そのロータリーユニットを回転軸を中心に回転させることにより、担持体に対向する現像位置の現像カートリッジを切り換えることができる。
このことから、このような画像形成装置は、担持体表面にトナーを付着させる現像カートリッジとして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーをそれぞれ収容する現像カートリッジをロータリーユニットに収納(装着)可能に構成することにより、現像カートリッジを順次に切り換えて各色を重ねたカラー画像を形成することができる。なお、この構成では、一色のトナーによる単色画像、例えば、ブラック(K)のトナーによる白黒のモノクロ画像(以下、単にモノクロ画像ともいう)を形成することができることはいうまでもない。
また、このようにロータリーユニットを備える画像形成装置には、同色(主にブラック)のトナーを収容する複数の現像カートリッジを装着可能に構成することが提案されている。この構成では、トナー切れなどのタイミング毎にロータリーユニットを回転させて使用する現像カートリッジを順次に切り換えることにより、現像カートリッジを交換するトナーの補充作業回数を低減して長期にわたって単色画像の形成を継続することを実現することができる(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2002−351190号公報 特開2003−316106号公報
しかしながら、このような電子写真記録方式の画像形成装置は、容器内の収容トナーを攪拌などしてリフレッシュさせることにより、画像品質を維持する必要がある。これに対して、ロータリーユニットを備える画像形成装置では、カラー画像を形成する場合には、順次に担持体に対向させる現像カートリッジを切り換えることから、この現像カートリッジの切換動作を行うロータリーユニットの回転に伴って、現像カートリッジの天地を逆転させることにより、容器内のトナーを一旦一緒にして、収容トナーを適宜リフレッシュし画像品質を維持することができる(例えば、特許文献1参照)。
しかるに、単色画像を形成する場合、同一の現像カートリッジを継続して使用することから、連続して画像形成動作(現像動作)を行う際には、その動作中に収容トナーを攪拌(調整)してリフレッシュする手段を設ける必要がある。
また、ロータリーユニットを備える画像形成装置には、現像カートリッジ(容器)内に、供給ローラが回転する空間を小さく仕切る仕切り板を設けて、その供給ローラの動作する空間内に適宜収容トナーを補給(調整)することにより、現像ローラに供給するトナーが長期間に亘って供給ローラの周囲に滞留したものでないようにして、より信頼性高く画像品質を維持するように工夫するものがある。この構成においても、カラー画像を形成する場合には、現像カートリッジの切換動作時のロータリーユニットの回転に伴って現像カートリッジの天地を逆転させることにより、供給ローラの動作する空間に収容トナーを適宜補給することができる(例えば、特許文献1参照)。
しかるに、同様に、単色画像を形成する場合、同一の現像カートリッジを継続して使用することから、連続して画像形成動作(現像動作)を行う際には、その動作中に収容トナーを供給ローラ側に補給する手段を設ける必要がある。
さらに、このような電子写真記録方式の画像形成装置には、担持体表面の静電潜像を現像したトナー像を記録媒体に転写する前に、中間転写ベルトに一旦受け渡して、この中間転写ベルト上にカラー画像などのトナー像を形成した後に、その記録媒体に転写して画像形成するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この中間転写ベルトを備える画像形成装置では、記録媒体の搬送や担持体(トナー像)の回転に合わせて中間転写ベルトがエンドレスに回転することにより担持体表面のトナー像を順次に受け取って記録媒体に転写して画像形成するが、カラー画像を形成する際には、その中間転写ベルトの回転途中に現像カートリッジを切り換える必要がある。このことから、この中間転写ベルトは、カラー画像を形成可能に設計されている記録媒体(トナー像)の搬送方向(副走査方向)の長さよりも、少なくとも、その現像カートリッジの切換動作期間を確保することができる分だけ長めに形成されている。
しかしながら、単色画像を形成する際には、現像カートリッジを切り換える必要はないため、中間転写ベルトにおける現像カートリッジの切換動作期間を確保する領域は、通常動作を実行する上では不要である。
ここで、例えば、日本においては、A4サイズの記録用紙(記録媒体)が一般的であるが、海外においては、そのA4サイズよりも多少大きなサイズの、所謂、リーガルサイズという記録用紙も多用されている。このことから、A4サイズ用のカラー画像形成装置であっても、リーガルサイズの記録用紙にテキストなどのモノクロ画像を形成することができれば便利である。
そこで、本発明は、中間転写ベルトの長さを有効利用することにより、画像形成可能な記録用紙のサイズに対する要求に応えることができるようにして、利用性の向上した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する画像形成装置の第1の発明は、表面に静電潜像が形成されて該静電潜像を現像したトナー像を担持する担持体と、該担持体表面に形成されたトナー像を受け取って搬送されてきた記録媒体に転写する中間転写ベルトと、担持体表面の静電潜像にトナーを付着させて現像する複数の現像カートリッジと、該複数の現像カートリッジを回転軸の周囲に収納して該回転軸を中心に回転することによりいずれかの現像カートリッジを担持体表面に対向させるロータリーユニットと、該ロータリーユニットの回転や現像カートリッジの駆動を制御してトナー像を形成する制御手段と、を備えて、同色のトナーを収容する複数の現像カートリッジをロータリーユニットに装着して、使用する現像カートリッジを切り換えることにより単色画像を記録媒体に連続して形成する画像形成装置であって、中間転写ベルトは、記録媒体へのトナー像の転写位置において、搬送移動する記録媒体に対面しつつ該搬送方向にエンドレス回転するように構成されるとともに、ベルト長として、設定サイズの記録媒体へのトナー像の転写時における先行の該記録媒体の後端と後行の該記録媒体の先端との間の長さの回転移動期間が少なくとも現像カートリッジの切換動作に掛かる時間以上になるように設定されており、制御手段は、画像形成する記録媒体のサイズに応じて、現像カートリッジの切換制御動作を行うことを特徴とするものである。
この発明では、現像カートリッジの切換動作を実行するか否かを記録媒体のサイズに対応させておくことにより、画像形成する記録媒体のサイズに応じて現像カートリッジの切換動作が実行される。したがって、現像カートリッジを無理なく切り換えることができ、記録媒体に所望の画像を快適に形成することができる。
上記課題を解決する画像形成装置の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記制御手段は、トナー像を転写する記録媒体の後端と先端との間の中間転写ベルトの回転移動期間が、現像カートリッジの切換動作時間を確保可能な記録媒体のサイズの場合には、中間転写ベルトの一回転毎に現像カートリッジを切り換えて単色画像を連続形成することを特徴とするものである。
この発明では、設定サイズの記録媒体を処理する際には、中間転写ベルトに現像カートリッジの切換動作期間の領域を確保することができ、中間転写ベルトの一回転毎(現像転写後)の先後の記録媒体間に現像カートリッジを切り換えつつ画像形成することができる。したがって、複数の現像カートリッジを頻繁に切り換えて画像形成することができる。
上記課題を解決する画像形成装置の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記制御手段は、トナー像を転写する記録媒体の後端と先端との間の中間転写ベルトの回転移動期間が、現像カートリッジの切換動作時間を確保不能な記録媒体のサイズの場合には、現像カートリッジを切り換えることなく単色画像を連続形成することを特徴とするものである。
この発明では、設定サイズを超える記録媒体を処理する際には、中間転写ベルトに現像カートリッジの切換動作期間の領域を確保することができず、その先後の記録媒体間に現像カートリッジを切り換えることなく、画像形成する。したがって、現像カートリッジの切換動作期間を確保するための中間転写ベルトの領域にもトナー像を保持させて画像形成することができる。
上記課題を解決する画像形成装置の第4の発明は、表面に静電潜像が形成されて該静電潜像を現像したトナー像を担持する担持体と、該担持体表面に形成されたトナー像を受け取って搬送されてきた記録媒体に転写する中間転写ベルトと、担持体表面の静電潜像にトナーを付着させて現像する複数の現像カートリッジと、該複数の現像カートリッジを回転軸の周囲に収納して該回転軸を中心に回転することによりいずれかの現像カートリッジを担持体表面に対向させるロータリーユニットと、該ロータリーユニットの回転や現像カートリッジの駆動を制御してトナー像を形成する制御手段と、を備えて、異なる色のトナーを収容する現像カートリッジをロータリーユニットに収納することにより、カラー画像、多色画像、あるいは単色画像を形成可能に構成された画像形成装置であって、中間転写ベルトは、記録媒体へのトナー像の転写位置において、搬送移動する記録媒体に対面しつつ該搬送方向にエンドレス回転するように構成されるとともに、ベルト長として、設定サイズの記録媒体へのトナー像の転写時における先行の該記録媒体の後端と後行の該記録媒体の先端との間の長さの回転移動期間が少なくとも現像カートリッジの切換動作に掛かる時間以上になるように設定されており、制御手段は、単色画像を形成する場合に、トナー像を転写する記録媒体の後端と先端との間の中間転写ベルトの回転移動期間が現像カートリッジの切換動作時間を確保不能なサイズの記録媒体への画像形成を許可することを特徴とするものである。
この発明では、カラー画像を形成する際には現像カートリッジを切り換える必要があるが、単色画像を形成する際には現像カートリッジの切換は必ずしも必要ではないので、カラー画像を形成可能な設定サイズの記録媒体よりも大きな記録媒体への単色画像の形成処理が許可される。これため、先後の記録媒体間に現像カートリッジを切り換えることなく、現像カートリッジの切換動作期間を確保するための中間転写ベルトの領域にもトナー像を保持させて画像形成することができる。したがって、カラー画像よりも大き目の単色画像を形成することができる。
上記課題を解決する画像形成装置の第5の発明は、上記第1から第5のいずれかの発明の特定事項に加え、前記制御手段は、ロータリーユニットの回転に伴って現像カートリッジの天地を反転させることにより収容トナーを連続して画像形成可能に調整することを特徴とするものである。
この発明では、現像カートリッジを切り換えるロータリーユニットの回転に伴って、現像カートリッジの天地が反転されて、収容トナーの調整動作が行われる。したがって、収容トナーを調整する手段を特別に設けることなく画像形成することができる。ここで、設定サイズを超える記録媒体を処理する際には、予め設定されている一定量の画像形成を行った後に、この収容トナーの調整動作を行えばよい。
本発明によれば、設定サイズ以下であるために先後の記録媒体間に現像カートリッジを切り換えることができる場合には、現像カートリッジを切り換えつつ画像形成することができ、その一方で、設定サイズを超えるために先後の記録媒体間に現像カートリッジを切り換えることができない場合でも、中間転写ベルトの現像カートリッジを切り換えるための領域内に現像カートリッジを切り換えることなくトナー像を形成することを許容して画像形成することができる。
したがって、中間転写ベルトの長さを有効利用して画像形成することができ、画像形成する記録媒体のサイズに対する要求をできるだけ満足しつつ、また、画像形成の速度(所謂、スループット)や画質を維持しつつ小型化を図ることができる。例えば、カラー画像用のトナーを収容する現像カートリッジを装着して順次に切り換えることによりカラー画像を形成する機能を備える場合に、そのカラー画像は形成不能なサイズである記録媒体に所望の単色画像を形成可能にすることができる。
さらに、この現像カートリッジの切換動作により収容トナーの調整動作を行うことにより、連続して画像形成可能に収容トナーを調整する手段を省くことができ、より小型化を図ることができるとともに、コストを削減することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明に係る画像形成装置の第1実施形態を示す図である。
図1および図2において、画像形成装置は、文字等の画像を作成・出力する例えば、パーソナルコンピュータPCに接続して利用するものであり、そのパーソナルコンピュータPCに接続された制御ユニット10が、用紙搬送装置20および画像記録装置30を統括制御することにより、記録用紙(記録媒体)に画像を形成してプリントアウトする。
制御ユニット10は、装置本体内に搭載される回路基板上に構築されたコントローラ部11およびエンジン制御部12により構成されており、これらは予め準備されているプログラムに従って各種のデータ処理制御や装置各部の駆動制御を実行する。
簡単に説明すると、コントローラ部11は、不図示のCPUがメモリ内に格納されている処理プログラムに従って各種処理手順を実行することにより、パーソナルコンピュータPCのプリンタドライバとの間で印字命令などの各種情報をやり取りするとともに、記録用紙に印字などして画像形成するテキスト等の画像データを受け取って不図示のメモリ内に一時記憶する。このコントローラ部11は、パーソナルコンピュータPCから受け取る画像データ(画像情報信号)がレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の所謂、RGBデータであることから、これらを印刷可能なイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の所謂、YMCKデータの画像データに変換しつつ、メモリ内から読み出してエンジン制御部12に受け渡す。
エンジン制御部12は、CPU13がROM14内に格納されている制御プログラムに従って、コントローラ部11から例えば、ページ単位で画像データを受け取って本体メモリ15内に一時記憶するとともに、RAM16をワークエリアとして使用しつつ用紙搬送装置20および画像記録装置30との間で各種情報をやり取りすることにより、その画像データに基づく画像を記録用紙に形成する。また、このときに、CPU13は、この画像形成制御を実行する際には、内蔵するタイマー機能(計時手段)13aにより各種処理時間などを計時することにより、装置各部を最適に動作させる。
なお、図2中、I/Oインターフェース17は、各種情報をやり取り可能に、コントローラ部11、用紙搬送装置20および画像記録装置30と、エンジン制御部12と、の間を接続している。D/Aコンバータ18およびA/Dコンバータ19は、エンジン制御部12がコントローラ部11、用紙搬送装置20および画像記録装置30との間でやり取りするその各種情報をそれぞれで処理することができるように、デジタル信号をアナログ信号に変換したり、アナログ信号をデジタル信号に変換する。
用紙搬送装置20は、用紙カセット21、排紙テーブル22、ピックアップローラ23、搬送ローラ対24、レジストローラ対25、切換ローラ対26、排紙ローラ対27、および、反転ローラ対28、29に加えて、画像記録装置30の構成要素でもある中間転写ベルト34と、転写ローラ35と、定着ローラ対36とにより構築されている。この用紙搬送装置20は、用紙カセット21内に積載する複数枚の記録用紙を一枚ずつ分離・搬送して画像記録装置30の画像の記録形成位置Pに給送することにより、その記録用紙の片面側または両面側に受け取った文字等の画像データを記録形成させた後に、この画像形成済みの記録用紙を装置外に搬出して排紙テーブル22上に積載する。
簡単に説明すると、ピックアップローラ23は、用紙カセット21内の昇降板21a上に積載されている記録用紙に圧接回転することにより、その記録用紙を引き出すとともに不図示の分離手段と協働して一枚ずつに分離し搬送経路fに給送する。搬送ローラ対24は、その記録用紙を挟持搬送して下流側のレジストローラ対25のニップ部に先端を突き当てることによりスキューを矯正する。このレジストローラ対25は、その記録用紙を画像の記録形成位置Pに画像記録装置30の動作に同期するように挟持して給送する。
この画像の記録形成位置Pでは、中間転写ベルト34と転写ローラ35が、給送されてきた記録用紙を挟持しつつ回転することにより搬送するとともに、その記録用紙の一面側に画像を記録形成する。また、定着ローラ対36が、その記録用紙を挟持しつつ回転することによりさらに下流側へと搬送するとともに、その記録用紙上に画像を定着させる。
この後に、切換ローラ対26および排紙ローラ対27は、その定着ローラ対36からの記録用紙を排紙テーブル22上に搬出して積載する。これにより、記録用紙は、一面側を画像の記録形成面として、画像記録装置30による画像の記録形成位置Pに給送されて片面に画像形成された後に、排紙テーブル22上に排紙される。
このときに、用紙搬送装置20は、その記録用紙の両面に画像形成する両面モードがエンジン制御部12に指示されている場合には、排紙ローラ対27が排紙テーブル22上に搬出した記録用紙の後端部を挟持する位置で一時停止した後に切換ローラ対26と共に逆転駆動することにより、片面側に画像を記録形成した記録用紙を反転経路rに送り出す。
この後に、反転ローラ対28、29は、その記録用紙を挟持して反転経路r内に通紙・搬送することにより、片面側への画像形成時における後端側を逆に先端側として、表裏を反転させた記録用紙を搬送経路fに再度給送してレジストローラ対25に受け渡す。これにより、記録用紙は、他面側(画像の記録形成されていない一面側)を画像の記録形成面として、画像記録装置30による画像の記録形成位置Pに再度給送されて両面に画像形成された後に、排紙テーブル22上に排紙される。
一方、画像記録装置30は、露光ユニット31と、感光体カートリッジ32と、現像ロータリーユニット33と、中間転写ベルト34と、転写ローラ35と、定着ローラ対36と、を備えている。この画像記録装置30は、用紙搬送装置20により搬送されて画像の記録形成位置Pに給送されてきた記録用紙の片面側または両面側に、受け取った文字等の画像データを電子写真方式により記録形成する。
簡単に説明すると、露光ユニット31は、内装するレーザ光走査装置(ポリゴンミラー)31aが受け取った画像データに基づいて感光体カートリッジ32内の感光体ドラム32aの表面にレーザ光を選択的に照射して露光走査することにより、その画像データに基づく静電潜像をその感光体ドラム32aの表面上に形成(作像)する。現像ロータリーユニット33は、この感光体ドラム32a上の静電潜像をイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(K)のトナーにより現像する各色毎の現像カートリッジ37(図中には、37y、37m、37c、37kと図示)を収納しており、静電潜像を形成する画像データに応じた現像カートリッジ37を感光体ドラム32aに対向させて収容するトナーを付着させることによりその静電潜像をトナー現像する。
中間転写ベルト34は、例えば、モノクロ画像の場合、感光体ドラム32a上に形成されたブラック(K)のトナーによるトナー像を受け取って、そのベルト表面に記録用紙上に転写するトナー画像(トナー像)を保持する。また、この中間転写ベルト34は、カラー画像の場合、感光体ドラム32a上に形成されたイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによるトナー像を順次に(順序はこれに限らない)重ねるように受け取って、そのベルト表面に記録用紙上に転写するカラーのトナー画像を形成して保持する。転写ローラ35は、この中間転写ベルト34との間(画像の記録形成位置P)に給送されてきた記録用紙を挟むように圧接(ニップ)して挟持搬送することにより、そのトナー画像を記録用紙に転写させる。なお、トナーは部材間のバイアス電圧に従って現像カートリッジ37から感光体ドラム32aや中間転写ベルト34を介して記録用紙に乗り移ることはいうまでもない。
定着ローラ対36は、トナー画像が転写されて画像の記録形成位置Pから搬送されてきた記録用紙を加熱圧接することによりそのトナー画像を定着させるとともにその記録用紙をさらに下流側へと挟持搬送する。これにより、記録用紙は、受け取った画像データに基づくモノクロ画像またはカラー画像が片面側または両面側に記録形成(定着)され、このような動作を繰り返すことにより、複数枚に連続して画像を記録形成することができる。
なお、感光体ドラム32aは、中間転写ベルト34に転写した後に残留するトナーが不図示のクリーニング装置により除電されて回収され、この後に、帯電器により現像ロータリーユニット33の現像カートリッジ37からトナーを受け取って付着させる電位に帯電される。また、中間転写ベルト34も同様に、除電・帯電されてトナーの転写(付着)・回収が繰り返される。さらに、この回収時に飛散するトナーは、吸引ファン38が排気ダクト39を介して装置本体側を吸引することにより、その排気ダクト39に取り付けられているフィルタ39aで捕集する。
そして、現像ロータリーユニット33は、図3に示すように、感光体ドラム32a表面の静電潜像をトナー現像する現像カートリッジ37が、回転軸33aを中心に回転する区画フレーム33bにより区画されている収納位置内に複数収納(装着)されることにより構成されている。この現像ロータリーユニット33は、エンジン制御部12のCPU(制御手段)13がコントローラ部11を介して受け取ったパーソナルコンピュータPCからの画像データを含む印字命令に基づいて回転軸33aを中心に回転させることにより、感光体ドラム32aに対向させる現像カートリッジ37を切り換えて、記録用紙の片面または両面に転写して画像形成するトナー像を現像する。
例えば、この画像形成装置は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(K)の各色トナーを収容する現像カートリッジ37y、37m、37c、37kを現像ロータリーユニット33内に収納するとともに、この現像ロータリーユニット33を回転させて感光体ドラム32a上の静電潜像を現像する現像カートリッジ37を、その各色収容トナーを色重ねしたり選択するように切り換えることにより、カラー画像から単色画像までを形成可能な装置として利用することができる。
また、この画像形成装置は、すべての現像カートリッジ37内に同色のトナーを収容して現像ロータリーユニット33に収納しても画像形成可能に構成されており、例えば、同色のブラック(K)のトナーを収容する4本の現像カートリッジ37kを装着することができる。この場合には、現像ロータリーユニット33を回転して感光体ドラム32a上の静電潜像を現像する現像カートリッジ37kを順次に切り換えてモノクロ画像を形成する専用機として利用することができ、例えば、受け取った画像データに応じて現像カートリッジ37kを適宜切り換えて快適な画像形成動作を実行することができる。
詳細には、現像カートリッジ37は、容器37aと、現像ローラ37bと、供給ローラ37dと、仕切り板37eと、を備えている。容器37aは、現像ロータリーユニット33の区画フレーム33bにより区画された各収納空間(位置)内に収納可能に相似形状に形成されてトナーを収容する。現像ローラ37bは、現像ロータリーユニット33の回転軸33aから離隔する容器37aの外周側に回転可能に支持されており、供給ローラ37dから受け渡されるトナーを対向する感光体ドラム32aに付着させる。供給ローラ37dは、現像ロータリーユニット33の回転軸33a側で現像ローラ37bに隣接するように容器37aに回転可能に支持されており、その現像ローラ37bに圧接回転することにより周囲のトナーを磨耗帯電させて供給する。仕切り板37eは、供給ローラ37dを囲うように設置されており、回転軸33a側の空間と供給ローラ37dの設置空間の回転方向上部を連通させる状態で容器37a内のトナーの収容空間を仕切っている。
この構成により、現像カートリッジ37は、仕切り板37eにより仕切られた容器37aの外周側の空間内のトナーを供給ローラ37dが圧接回転する現像ローラ37bに供給する。また、この現像カートリッジ37は、現像ロータリーユニット33が図3における反時計回り方向に90度ずつ回転して180度回転したときには、容器37aの回転軸33a側および供給ローラ37d側の収容トナーを仕切り板37eの上部(図3中における下方)で一緒にした後に、さらに90度ずつ回転することにより容器37a内の収容トナーを攪拌してリフレッシュさせるとともに、その収容トナーを現像ローラ37bに供給可能に供給ローラ37d側に集める。すなわち、このように回転する現像ロータリーユニット33に装着する現像カートリッジ37においては、その回転により収容トナーが供給ローラ37d側に攪拌されつつ補給されるので、収容トナーを攪拌・補給などする調整動作を行うための調整装置(所謂、アジテータ装置やオーガー装置)を適宜省略することができる。ただし、この現像カートリッジ37は、調整装置を省略する場合には、少なくとも現像ローラ37bに供給するトナーが供給ローラ37dの周囲からなくなる前に、例えば、トナーカウンターによるカウント値、画像のドット数、積算する現像動作(画像形成)時間、積算する現像枚数、あるいは実測するトナーの残量などにより検出するトナーの使用量が予め設定されている値を超えたときに、現像ロータリーユニット33を回転させてトナーの補給・攪拌動作を行う必要がある。
さらに、中間転写ベルト34は、現像されたトナー像を受け渡される一次転写が成されるように感光体ドラム32aに対向する一次転写プーリ51と、受け渡されたトナー像を記録形成位置Pの記録用紙に受け渡す二次転写が成されるように転写ローラ35に対向する二次転写プーリ52と、この二次転写プーリ52の反対側に配置されて従動回転する従動プーリ53と、位置ずれ等を起こさないようにテンションを掛けるテンションプーリ54、55とに巻き掛けられたエンドレスベルト状に形成されている。この中間転写ベルト34は、例えば、一側辺側に平面方向外方に突出するシム34a(図4に図示)などが配設されており、このシム34aをセンサ56が一回転毎に検出することにより、エンジン制御部12のCPU13が感光体ドラム32aの回転や記録用紙の搬送と同期するように回転駆動を制御する。これにより、中間転写ベルト34は、転写ローラ35に対向する画像の記録形成位置Pに搬送されてきた記録用紙に対面するとともに、感光体ドラム32aに対面する経路を繰り返し循環するように回転駆動して、その感光体ドラム32a上に形成された各色トナーによるトナー像を受け取って、画像の記録形成位置Pの記録用紙に転写する。
このように、中間転写ベルト34が循環回転するのに対して、現像ロータリーユニット33は、特に、カラー画像を形成する際には、トナー像を現像する現像カートリッジ37を順次に切り換える必要がある。このため、この中間転写ベルト34は、カラー画像を形成可能に設計する記録用紙のサイズが、例えば、Aサイズに設定されている場合には、図4(a)に示すように、A4サイズの記録用紙に転写するトナー像A4を保持するとともに、このトナー像A4の後端と先端との間が回転移動する間に(記録用紙の後端と先端との間、所謂、紙間に)現像カートリッジ37の切換動作が完了する期間Tを確保する必要がある。このことから、中間転写ベルト34は、A4サイズのトナー像A4の長さに加えて、その期間Tに相当する時間以上の回転移動期間を確保する領域Tを備えるベルト長に形成されている。
言い換えると、現像ロータリーユニット33に4本の現像カートリッジ37kを装着して、この中間転写ベルト34にモノクロのトナー像を連続形成して記録用紙に転写する場合には、同様に、Aサイズの記録用紙では、図4(a)に示すように、先後の記録用紙に転写するトナー像A4の後端と先端との間の領域Tが回転移動する期間T内に、現像カートリッジ37kを切り換えることができる。このため、A4サイズの記録用紙にモノクロ画像を形成する場合でも、現像カートリッジ37kは、中間転写ベルト34の一回転毎(現像毎、記録用紙毎)に切り換えて感光体ドラム32a上の静電潜像を現像して画像形成することができる。
その一方で、現像カートリッジ37kを現像毎に切り換えないのであれば、図4(b)に示すように、モノクロ画像であれば中間転写ベルト34の領域T内にもトナー像を保持させて記録用紙に転写し画像形成することもできる。例えば、A4サイズよりも副走査方向に多少長めのリーガルサイズの記録用紙でも、その記録用紙に転写するモノクロのリーガルサイズのトナー像Lを現像して中間転写ベルト34に保持させて画像形成することができる。
このことから、この画像形成装置は、現像ロータリーユニット33に4本の現像カートリッジ37kが装着されてモノクロ画像を形成する専用機として利用される場合に、用紙カセット21にセットしたA4サイズよりも大きなリーガルサイズの記録用紙を画像の記録形成位置Pに搬送して画像形成することができるように設計されており、受け取った画像データを記録形成する記録用紙のサイズに応じて現像カートリッジ37kの切換動作を適宜行って快適な画像形成動作を実行する。
また、現像カートリッジ37には、不揮発性メモリ42と、現像側コネクタ43とが個々に内蔵されており、現像ロータリーユニット33側には、制御側コネクタ44が配置されている。不揮発性メモリ42は、製造番号等の識別情報と共に、収容するトナーの色や製造年月日や消費量などの各種情報を書換可能に記憶する。現像側コネクタ43は、それぞれ不揮発性メモリ42に接続されて記憶する情報の読出や書換を行う。制御側コネクタ44は、現像ロータリーユニット33の外周に移動しないように配置されており、いずれかの現像カートリッジ37の現像側コネクタ43に対面するときに、各種情報を非接触通信してやり取りする。これにより、制御ユニット10のエンジン制御部12は、現像ロータリーユニット33の収納位置に収納された現像カートリッジ37の有無や位置と共に、その現像カートリッジ37のトナーの色情報などの各種情報を適宜把握して、最適な現像カートリッジ37の切換制御を含む画像形成制御を実行する。
具体的には、エンジン制御部12のCPU13は、電源投入後にはROM14内の制御プログラムに従って各種制御動作を実行するようになっており、電源投入時や現像カートリッジ37の交換時には、コネクタ43、44を介する非接触通信を行うことにより、現像ロータリーユニット33の収納位置における現像カートリッジ37の有無を本体メモリ15内に保持(記憶)する。また、このCPU13は、コネクタ43、44を介して各現像カートリッジ37の不揮発性メモリ42内に書き込まれている各種情報を順次に読み出して、現像カートリッジ37毎の位置情報やトナーの色情報や消費量(残量)などを本体メモリ15内に保持する。さらに、このCPU13は、画像形成動作中や画像形成終了後には、その画像形成により消費したトナー量などの各種情報をコネクタ43、44を介して各現像カートリッジ37の不揮発性メモリ42内に書き込んで書き換える。
このとき、CPU13は、現像ロータリーユニット33にイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(K)の各色トナーを収容する現像カートリッジ37y、37m、37c、37kがセットされたことを把握している場合には、一般的な画像形成制御を実行して、コントローラ部11から送られてきた画像データに応じて現像ロータリーユニット33を回転させることにより、カラー画像や単色画像を記録用紙の片面または両面に記録形成する。言い換えると、現像ロータリーユニット33に装着された各色トナーの現像カートリッジ37は、画像データの印字命令を受ける度に、その画像データに基づく画像の種別に応じて適宜切り換えられて動作する。これにより、現像カートリッジ37y、37m、37c、37kでは、現像ロータリーユニット33の回転に伴って現像ローラ37bに収容トナーを供給する供給ローラ37dにも適宜収容トナーが補給される。
一方、CPU13は、現像ロータリーユニット33にブラック(K)のトナーを収容する4本の現像カートリッジ37kが装着されてモノクロ画像を形成する専用機として利用されることを把握している場合には、受け取った画像データを記録形成する記録用紙のサイズに応じて現像カートリッジ37kを切り換える画像形成制御を実行して、コントローラ部11から送られてきた画像データに応じたモノクロ画像を用紙カセット21にセットされた記録用紙の片面または両面に記録形成する。
例えば、図5のフローチャートに示すように、コントローラ部11からモノクロ画像の画像データの印字命令を受け取ると(ステップS11)、現像ロータリーユニット33を回転させて次の現像カートリッジ37kを感光体ドラム32aに対向する現像位置に移動させて切り換えた後に(ステップS12)、受け取った画像データを印字する記録用紙のサイズがA4サイズ以下であるか否かを確認して(ステップS13)、記録用紙がB5などのA4サイズ以下の場合には、カラー画像を形成する場合と同様に、一枚の記録用紙毎に現像ロータリーユニット33を90度回転させて現像位置の現像カートリッジ37kを切り換える画像形成モードのカラーシーケンスを選択する(ステップS14)。一方、この記録用紙がA4サイズを越える場合には、リーガルサイズ以下であるか否かを確認して(ステップS15)、記録用紙がリーガルサイズ以下の場合には、モノクロ画像を連続形成する場合と同様に、現像ロータリーユニット33を回転させることなく現像位置の現像カートリッジ37kを固定する画像形成モードのモノクロシーケンスを選択する(ステップS16)。さらに、記録用紙がリーガルサイズをも越える場合には、設計範囲外で画像形成不能であることから、印字不可能であることをパーソナルコンピュータPCに報知する処理を行って、この画像形成制御を終了する(ステップS17)。
この記録用紙のサイズの確認の後に、受け取った画像データを印字するための用紙搬送装置20や画像記録装置30の駆動制御を開始して記録用紙の片面または両面に画像形成する(ステップS18)。
次いで、この記録用紙毎の印字処理が終了する度に、受け取った画像データの印字処理は完了したか否かを確認して(ステップS19)、完了していた場合には、このままこの画像形成制御を終了する。
一方、完了していない場合には、使用する現像カートリッジ37kにトナー切れが発生する画像形成量を超えたか、また、現像カートリッジ37kを固定するモノクロシーケンスが選択されている場合には、供給ローラ37dの設置空間内に収容トナーを補給することなく画像形成動作を完了することのできる画像形成量を超えたかをチェックして、現像位置の現像カートリッジ37kを切り換える必要があるか否かを確認する(ステップS20)。
そして、その画像形成量を超えていない場合には、ステップS18に戻って、現像ロータリーユニット33を回転させることなく、同一の現像カートリッジ37kを使用しての印字処理を継続する。
また、その画像形成量を超えていて、同一の現像カートリッジ37kを使用して受け取った画像データの印字処理を完了することができない場合には、ステップS12に戻って、現像ロータリーユニット33を回転させて次の現像カートリッジ37kを現像位置に移動させる切換動作を行った後に、残っている画像データの印字処理を継続する。このとき、現像カートリッジ37kは、印字命令を受け取る毎に、また、A4サイズ以下の記録用紙の場合にはその記録用紙毎に切り換えられて使用されるので、できるだけ収容トナーを均等に消費することができるとともに、隣接する現像カートリッジ37kを現像位置に迅速に移動させることができることから、画像形成速度(所謂、スループット)をできるだけ維持することができる。
したがって、画像データを記録形成する記録用紙のサイズが、A4サイズ以下であるかリーガルサイズであるか否かに応じて、現像カートリッジ37kを切り換えての画像形成制御または現像カートリッジ37kを固定しての画像形成制御が選択実行されて、カラー画像ではA4サイズまで画像形成機能をそのままに、モノクロ画像ではリーガルサイズまでの記録用紙にも画像形成することができる。
このとき、モノクロ画像を形成する記録用紙がA4サイズまでの場合には、記録用紙毎(中間転写ベルトの一回転毎)に現像カートリッジ37kを切り換えて、収容トナーを攪拌・補充する調整動作を行いつつ、その記録用紙に画像形成することができる。また、モノクロ画像を形成する記録用紙がリーガルサイズの場合には、現像カートリッジ37kを切り換えることなく、現像カートリッジ37kの切換動作期間を確保するための中間転写ベルト34の領域T内にもトナー像を保持させて、その記録用紙に転写させて画像形成することができる。
このように本実施形態においては、ブラック(K)のトナーを収容する4本の現像カートリッジ37kを装着してモノクロ画像を形成する専用機として使用される場合には、中間転写ベルト34の長さを有効利用して画像形成することができ、A4サイズまでの記録用紙へのカラー画像の記録形成に加えて、リーガルサイズの記録用紙にモノクロ画像を記録形成することができる。また、現像カートリッジ37kは、現像ロータリーユニット33の回転による切換動作により収容トナーを攪拌・補給する調整動作が行われるので、その調整動作を行うための装置を省くことができる。したがって、画像形成の速度(所謂、スループット)や画質を損なうことなく、小型化やコスト低減を図りつつ、画像形成する記録用紙のサイズに対する要求にできるだけ応えることができる。
次に、図6は本発明に係る画像形成装置の第2実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、上述実施形態と略同様に構成されているので、図面を流用して、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図1〜図4において、画像形成装置は、現像ロータリーユニット33にイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(K)の各色トナーを収容する現像カートリッジ37y、37m、37c、37kが装着されてカラー画像からモノクロ画像を形成する機能が利用される場合にも、用紙カセット21にセットしたA4サイズよりも大きなリーガルサイズの記録用紙を画像の記録形成位置Pに搬送して、モノクロ画像に限って画像形成することができるように設計されている。
具体的には、図6のフローチャートに示すように、エンジン制御部12のCPU13は、コントローラ部11から画像データの印字命令を受け取ると(ステップS21)、受け取った画像データがカラー画像を記録形成するデータであるのと同時に、その画像データを印字する記録用紙のサイズがA4サイズ以下であるか否かを確認して(ステップS22)、この条件を満たす場合には、中間転写ベルト34の一回転毎に現像ロータリーユニット33を90度回転させて現像位置の現像カートリッジ37y、37m、37cを順次に切り換える画像形成モードのカラーシーケンスを選択する(ステップS23)。
一方、この画像データがカラー画像でない場合や記録用紙がA4サイズを越える場合には、画像データがモノクロ画像であるのと同時に記録用紙がリーガルサイズであるか否かを確認して(ステップS24)、この条件を満たす場合には、現像ロータリーユニット33を回転させることなく現像位置の現像カートリッジ37kを固定する画像形成モードのモノクロシーケンスを選択する(ステップS25)。
さらに、画像データがカラー画像でも記録用紙がA4サイズを越える場合や、モノクロ画像でも記録用紙がリーガルサイズを越える場合には、設計範囲外で画像形成不能であることから、印字不可能であることをパーソナルコンピュータPCに報知する処理を行って、この画像形成制御を終了する(ステップS26)。
この画像データの確認の後に、受け取った画像データを印字するための用紙搬送装置20や画像記録装置30の駆動制御を開始して記録用紙の片面または両面に画像形成する(ステップS27)。
次いで、この記録用紙毎の印字処理が終了する度に、受け取った画像データの印字処理は完了したか否かを確認して(ステップS28)、完了していた場合には、このままこの画像形成制御を終了する。一方、完了していない場合には、ステップS27に戻って、印字処理を継続する。なお、このときに、使用する現像カートリッジ37にトナー切れが発生した場合には、この画像形成制御を中断するとともに、現像カートリッジ37を交換してトナーを補充する必要がある旨をパーソナルコンピュータPCに報知する処理を行うことはいうまでもない。
したがって、カラー画像ではA4サイズまで画像形成する機能をそのままに、モノクロ画像の画像データを記録形成する記録用紙のサイズがリーガルサイズ以下である場合には、現像カートリッジ37kを固定しての画像形成制御を選択実行して、現像カートリッジ37の切換動作期間を確保するための中間転写ベルト34の領域T内にもトナー像を保持させて、そのリーガルサイズまでの記録用紙にモノクロ画像を形成することができる。
このように本実施形態においては、現像カートリッジ37y、37m、37c、37kを装着してカラー画像やモノクロ画像を形成可能に使用される場合にも、中間転写ベルト34の長さを有効利用してモノクロ画像を形成することができ、上述実施形態と同様に、A4サイズまでの記録用紙へのカラー画像の記録形成に加えて、リーガルサイズの記録用紙にモノクロ画像を記録形成することができる。また、現像カートリッジ37y、37m、37c、37kは、現像ロータリーユニット33の回転による切換動作により収容トナーを攪拌・補給する調整動作が行われるので、その調整動作を行うための装置を省くことができる。したがって、画像形成の速度(所謂、スループット)や画質を損なうことなく、小型化やコスト低減を図りつつ、画像形成する記録用紙のサイズに対する要求にできるだけ応えることができる。
なお、上述の第1実施形態と第2実施形態は、別構成の画像形成装置として説明するが、双方の機能を備えていてもよいことはいうまでもない。また、判断基準とする記録用紙のサイズとしては、A4サイズとリーガルサイズに限るものではなく、例えば、B5サイズとA4サイズであってもよい。さらに、リーガルサイズの記録用紙の両面にモノクロ画像を形成する場合には、感光体ドラム32aや中間転写ベルト34を同期するように停止させる記録用紙の反転期間内に現像カートリッジ37kを切り換えることができるので、A4サイズの記録用紙と同様に、現像位置の現像カートリッジ37kを記録用紙毎に切り換えつつ画像形成するようにしてもよい。
また、上述第1実施形態では、4本の現像カートリッジ37kを現像ロータリーユニット33に装着してモノクロ画像を形成する専用機として使用される場合に、記録用紙毎(現像毎)に現像カートリッジ37kを切り換える画像形成制御を一例として説明するが、これに限るものではなく、一定量の画像形成を行ってから現像位置の現像カートリッジ37kを適宜切り換えるように制御してもよいことはいうまでもない。
さらに、上述第2実施形態では、現像カートリッジ37k内に収納トナーを攪拌・補給する調整動作を行う装置(例えば、アジテータ装置やオーガー装置)を省く場合を一例として説明するが、備えていてもよいことはいうまでもない。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る画像形成装置の第1実施形態を示す図であり、その概略全体構成を示す透視正面図である。 その駆動制御を説明する関係ブロック図である。 その現像カートリッジを収納する現像ロータリーユニットを示す透視正面図である。 その中間転写ベルト上のトナー像を示す図であり、(a)はその現像カートリッジの切換期間を確保する場合のトナー像を示す展開平面図、(b)はその現像カートリッジが切換不能な場合のトナー像を示す展開平面図である。 その画像形成制御を説明するフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置の第2実施形態を示す図であり、その画像形成制御を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 制御ユニット
11 コントローラ部
12 エンジン制御部
13 CPU
14 RAM
15 本体メモリ
16 RAM
20 用紙搬送装置
30 画像記録装置
31 露光ユニット
32a 感光体ドラム
33 現像ロータリーユニット
33a 回転軸
34 中間転写ベルト
35 転写ローラ
36 定着ローラ対
37、37y、37m、37c、37k 現像カートリッジ
37a 容器
37b 現像ローラ
37d 供給ローラ
37e 仕切り板
42 不揮発性メモリ
43 現像側コネクタ
44 制御側コネクタ
P 記録形成位置

Claims (5)

  1. 表面に静電潜像が形成されて該静電潜像を現像したトナー像を担持する担持体と、該担持体表面に形成されたトナー像を受け取って搬送されてきた記録媒体に転写する中間転写ベルトと、担持体表面の静電潜像にトナーを付着させて現像する複数の現像カートリッジと、該複数の現像カートリッジを回転軸の周囲に収納して該回転軸を中心に回転することによりいずれかの現像カートリッジを担持体表面に対向させるロータリーユニットと、該ロータリーユニットの回転や現像カートリッジの駆動を制御してトナー像を形成する制御手段と、を備えて、
    同色のトナーを収容する複数の現像カートリッジをロータリーユニットに装着して、使用する現像カートリッジを切り換えることにより単色画像を記録媒体に連続して形成する画像形成装置であって、
    中間転写ベルトは、記録媒体へのトナー像の転写位置において、搬送移動する記録媒体に対面しつつ該搬送方向にエンドレス回転するように構成されるとともに、ベルト長として、設定サイズの記録媒体へのトナー像の転写時における先行の該記録媒体の後端と後行の該記録媒体の先端との間の長さの回転移動期間が少なくとも現像カートリッジの切換動作に掛かる時間以上になるように設定されており、
    制御手段は、画像形成する記録媒体のサイズに応じて、現像カートリッジの切換制御動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、トナー像を転写する記録媒体の後端と先端との間の中間転写ベルトの回転移動期間が、現像カートリッジの切換動作時間を確保可能な記録媒体のサイズの場合には、中間転写ベルトの一回転毎に現像カートリッジを切り換えて単色画像を連続形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、トナー像を転写する記録媒体の後端と先端との間の中間転写ベルトの回転移動期間が、現像カートリッジの切換動作時間を確保不能な記録媒体のサイズの場合には、現像カートリッジを切り換えることなく単色画像を連続形成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 表面に静電潜像が形成されて該静電潜像を現像したトナー像を担持する担持体と、該担持体表面に形成されたトナー像を受け取って搬送されてきた記録媒体に転写する中間転写ベルトと、担持体表面の静電潜像にトナーを付着させて現像する複数の現像カートリッジと、該複数の現像カートリッジを回転軸の周囲に収納して該回転軸を中心に回転することによりいずれかの現像カートリッジを担持体表面に対向させるロータリーユニットと、該ロータリーユニットの回転や現像カートリッジの駆動を制御してトナー像を形成する制御手段と、を備えて、
    異なる色のトナーを収容する現像カートリッジをロータリーユニットに収納することにより、カラー画像、多色画像、あるいは単色画像を形成可能に構成された画像形成装置であって、
    中間転写ベルトは、記録媒体へのトナー像の転写位置において、搬送移動する記録媒体に対面しつつ該搬送方向にエンドレス回転するように構成されるとともに、ベルト長として、設定サイズの記録媒体へのトナー像の転写時における先行の該記録媒体の後端と後行の該記録媒体の先端との間の長さの回転移動期間が少なくとも現像カートリッジの切換動作に掛かる時間以上になるように設定されており、
    制御手段は、単色画像を形成する場合に、トナー像を転写する記録媒体の後端と先端との間の中間転写ベルトの回転移動期間が現像カートリッジの切換動作時間を確保不能なサイズの記録媒体への画像形成を許可することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、ロータリーユニットの回転に伴って現像カートリッジの天地を反転させることにより収容トナーを連続して画像形成可能に調整することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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