JP2005266253A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 偏向器の形状や駆動に伴う種々の課題を解決することや光学部品の点数を減少させることができる光走査装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、偏向後光学装置が、それぞれが複数光線に作用する第1及び第2の偏向後光学系と、第1の偏向後光学系が作用させた複数光線を分離させる第1の光線分離手段と、第2の偏向後光学系が作用させた複数光線を分離させる第2の光線分離手段とを有し、偏向前光学装置及び光偏向装置が、複数の光線を、第1及び第2の偏向後光学系に振り分ける構成を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばレーザビームを用いて潜像を形成し、その潜像を可視化して画像を得る、複写機やレーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に用いられる、レーザビームを走査する光走査装置に関し、特に、複数の走査線を走査する装置に関する。
光走査装置は、偏向前光学系、光偏向装置及び偏向後光学系からなる。
偏向前光学系は、光源(例えばレーザダイオード)からのレーザビームを光偏向装置に導くための複数のレンズ及び所定の形状の開口を有する開口部等を有し、光源からのレーザビームのビーム断面形状を所定の形状に整えると共に光偏向装置の所定の位置に向けてレーザビームを案内する。
光偏向装置は、複数(まれに1面)の反射体(ミラー面)を有するポリゴンミラーとポリゴンミラーを所定の速度で回転するモータ(スキャンモータ)とを含み、個々の反射体を連続して回転させながら、偏向前光学系により断面ビーム形状が所定の形状に整えられたレーザビームを連続して反射(偏向)することで、回転方向(主走査方向)に沿って、感光体ドラム(潜像保持体)の幅方向の一端から他の一端に案内されるレーザビームを生成する。従って、ポリゴンミラーの各反射体に照射されたレーザビームは、ポリゴンミラーの各反射体が回転されることにより、反射角が連続的に変更されて主走査方向に偏向される。
偏向後光学系は、主走査方向に長いfθレンズ(もしくはfθミラー)や主走査方向に長く形成された複数のミラー等を含み、ポリゴンミラーの反射体で連続して反射されたレーザビームを、感光体ドラム上の所定の位置に、軸方向に沿った方向に、概ね直線上に走査させながら結像させる。なお、レーザビームは、光走査装置の大きさの制約により、多くの場合、上述の複数の平面ミラーにより、光偏向装置と感光体ドラムとの間で、任意回数だけ折り曲げられる。また、各レーザビームが、ずっと発光している際に、被走査面と、レーザビームの主光線との交わる点を結んでできる線は、走査線と呼ばれている。すなわち、画像をレーザのオン、オフと、レーザビームの走査により、感光体ドラムに書き込む際に、この走査線上の所定の箇所に潜像を書き込むことができる。
ところで、例えば、カラー画像の画像形成装置においては、色成分毎の画像をそれぞれ、異なる感光体ドラム上、又は感光体ドラムやベルトの異なる位置に潜像させる必要があり、そのため、複数の走査線を走査する光走査装置が既に提案されている。
複数の走査線を走査する光走査装置であって、走査光学系ユニットを複数並べる必要をなくしてスキャナモータ個数を減らすことのでき、かつ、走査線内の光量むら発生等の弊害を起こさないように光源からのレーザビームの偏光や波長(波長が異なると、fθ特性やビーム径等も異なってきてしまう)を異ならせる必要がないものは、従来では、下記のようなものがある。
特開平7−256926号公報 特開平8−122672号公報 特開平8−122673号公報 特開平8−136839号公報 特開平8−136840号公報 特開2000−162523号公報 米国特許第5251055号公報 特開平10−148777号公報 特開平9−179054号公報 特開2001−91879号公報 第1の従来技術は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6などに開示されているものである。
第1の従来技術は、1個のポリゴンミラーや1セットの光学素子を用いて、複数の離れた走査線上に走査を行う走査光学系である。これは、偏向後光学系内において、複数レーザビームの偏向後の走査面が交差するようにレーザビームを入射するようにすることにより、ポリゴンミラー厚を小さくすることを目指しており、また、共通レンズに対し、副走査方向にパワーを持たせることを可能にしたものである。
第2の従来技術は、特許文献7に開示されているものである。第2の従来技術は、ポリゴンミラーの2面で走査を行い、それぞれの面にて2個の走査線を作り出すものである。
第3の従来技術は、特許文献8に開示されているものである。第3の従来技術は、ポリゴンミラーの2面及び2セットの光学素子、並びに、各レーザビーム毎の4セットの光学素子を用いて4個の走査線を作り出すものである。
第4の従来技術は、特許文献9に開示されているものである。第4の従来技術は、走査光学系の光偏向装置を挟んで対応位置にある少なくとも一対のレンズを、1ブロック体より分割製造されたシリンダレンズで形成し、これらシリンダレンズを、走査面を含みポリゴン中心を通る線に対してほぼ180°反転した位置に配置したものである。
第5の従来技術は、特許文献10に開示されているものである。第5の従来技術は、多色重ねを行うユニットに使う光学素子の曲がり調整機構を持つものである。
しかしながら、いずれの従来技術もそれぞれ、以下のような課題を有するものであった。
第1の従来技術は、共通の光学素子のみを使用しているため、光学素子の曲がりや傾き等の影響が全ての走査線について同等に影響し、主走査方向のビーム位置、副走査方向のビーム位置の絶対値はばらつくものの、相対位置がばらつくのを抑えられる。
しかし、第1の従来技術において、感光体ドラム間のピッチを大きくするためには、共通光学素子を出た後に空間的にビーム同士を分離し、分離可能となる光路から像面までの光路を長く取る必要があった。このようにするためには、ポリゴンミラーの大きさが大きくなり、風損が増えてしまうため、発熱、騒音の問題が出ると共に、スキャナモータも大型化してしまう問題があった。
ポリゴンミラーの大きさが大きくなるのは、以下のためである。ビーム径は収束角に反比例するため、像面での主走査方向ビーム径が一定の際には、主走査方向にパワーを持つ最終光学素子と像面間の距離に比例して、その最終光学素子上での主走査ビーム径が大きくなる。ポリゴンミラーと最終光学素子間での光学素子により、ある程度は、ポリゴンミラー上での主走査方向ビーム径を小さくすることは可能であるが、それでも、最終光学素子上でのビーム径が大きくなると、ポリゴンミラー上でのビーム径は大きくなる傾向にある。振り角が同じ場合には、ポリゴンミラー径と、ポリゴンミラー上での主走査方向ビーム径は比例する関係にあるので、ポリゴンミラーの大きさが大きくなる。
第2の従来技術では、ポリゴンミラーの2面で走査を行い、それぞれの面にて2つの走査線を作り出しているが、各走査線に対し、設計的には同一でも、それぞれ異なる光学部品を重ねて使用しているため、製造上の曲がりや傾き等がある場合には、主走査方向や副走査方向の特性にばらつきが出て、主走査方向ビーム位置、副走査ビーム位置の絶対位置ばかりではなく、相対位置にもばらつきを生じる。その結果、多色を現像、重ね転写を行うと、色ずれが起こってしまう。また、ポリゴンミラー反射面へ副走査方向には垂直にビームを入射させているため、偏向後光学系内でビームの分離を行う空間を確保するために、ビーム間隔を大きくとる必要があり、ポリゴンミラーの厚さが厚くなってしまう問題もあった。
第3の従来技術は、上述のように、ポリゴンミラーの2面及び2セットの光学素子、並びに、各レーザビーム毎の4セットの光学素子を用いているが、第2の従来技術と同様に、各走査線に対し、設計的には同一でも、それぞれ異なる光学素子を使用しているため、製造上の曲がりや傾き等がある場合には、主走査方向や副走査方向の特性にばらつきが出て、主走査方向ビーム位置や副走査ビーム位置の絶対位置ばかりではなく、相対位置にもばらつきを生じ、多色を現像、重ね転写を行うと、色ずれが起こってしまう問題があった。また、ポリゴンミラー反射面へ副走査方向には垂直にビームを入射させているため、偏向後光学系内でレーザビームの分離を行う空間を確保するために、ポリゴンミラーの厚さが厚くなってしまう問題もあった。
第4の従来技術は、1ブロック体より分割製造されたシリンダレンズにより光偏向装置を挟んで対応位置にある少なくとも一対のレンズを形成しており、主走査方向についてのばらつきを抑えることができるが、副走査方向に関しての光学素子の製造ばらつきによる曲がりや傾き等の影響により、副走査ビーム位置の絶対位置ばかりではなく、相対位置にもばらつきを生じ、多色を現像、重ね転写を行うと、副走査方向に色ずれが起こってしまう問題があった。
第5の従来技術は、多色重ねを行うユニットに使う光学素子の曲がり調整機構を持つが、1つ1つに調整機構を設ける必要があり、また、主走査方向に関しての光学素子の製造ばらつきによる偏芯等の影響により、主走査方向のビーム位置の絶対位置ばかりではなく、相対位置にもばらつきを生じ、多色を現像、重ね転写を行うと、主走査方向に色ずれが起こってしまう問題があった。
本発明は、光偏向装置における偏向器の形状や駆動に伴う種々の課題を解決することを目的としている。また、本発明は、光学部品の点数を減少させることを目的としている。さらに、本発明は、複数の被走査面に到達した複数の光線における主走査方向及び副走査方向の特性を合致させることを目的としている。
本発明は、偏向前光学装置、光偏向装置及び偏向後光学装置を有し、上記偏向前光学装置が、複数の光線のそれぞれの断面形状を所定の形状に整えた後、上記光偏向装置の所定の位置に向けて案内し、上記光偏向装置が、上記偏向前光学装置からの複数の光線を偏向走査し、上記偏向後光学装置が、偏向走査された各光線を対応する各被走査面に結像させる光走査装置において、上記偏向後光学装置が、それぞれが複数光線に作用する第1及び第2の偏向後光学系と、上記第1の偏向後光学系が作用させた複数光線を分離させる第1の光線分離手段と、上記第2の偏向後光学系が作用させた複数光線を分離させる第2の光線分離手段とを有し、上記偏向前光学装置及び上記光偏向装置が、複数の光線を、上記第1及び第2の偏向後光学系に振り分ける構成を有することを特徴とする。
光偏向装置からの複数の光線を、複数光線に作用する第1及び第2の偏向後光学系を通した後に、第1及び第2の光線分離手段によって、分離させて複数の走査線に分けているので、光偏向装置における偏向器(例えばポリゴンミラー)を厚くすることなく、被走査面の間隔を大きくでき、また、偏向器(例えばポリゴンミラー)を小さく(薄く)でき、その駆動時の風損、発熱、騒音を低減でき、駆動構成自体も小型化できる。
第1及び第2の偏向後光学系の全ての光学部品は、光偏向装置からの複数の光線が全て通過して作用を与えるので、光学部品点数を減らすことが可能となる。
また、同じ光学部品が作用する光線同士では、共通の光学部品のみを使用しているため、光学部品の曲がり、傾き等の影響が全ての走査線について同等に影響し、主走査方向の照射位置、副走査方向の照射位置の絶対値は設計値から外れても、相対位置がばらつくのを抑えることができる。
ここで、上記第1及び又は第2の偏向後光学系へ出射する上記光偏向装置への複数の入射光線を、副走査方向に、上記第1及び又は第2の偏向後光学系内にて、走査線が交差する方向へ傾けることができる。
このようにすると、光偏向装置の偏向面での複数の光線の間隔を低減し、偏向面の厚みを低減できる。その結果、光偏向装置の偏向器(例えばポリゴンミラー)の駆動時の風損、発熱、騒音を低減でき、駆動構成自体も小型化できる。
また、上述した本発明において、全ての光学部品は、製造時の姿勢が、主走査方向には同じで、副走査方向には反対になるように配置されると共に、上記光偏向装置から出射され、対応する上記被走査面に到達するまでの光路を折り曲げるミラー枚数が、各光線について、全て奇数枚か又は全て偶数枚であり、その被走査面への入射角が等しいことが好ましい。
このようにすることにより、光偏向装置から第1の偏向後光学系に向かった複数の光線や、光偏向装置から第2の偏向後光学系に向かった複数の光線等の全ての光線が対応する被走査面に到達した際の、全ての光線の主走査方向及び副走査方向の特性を合わせることができる。
ここで、成形された光学部品を含む場合には、異なる光線に対し同じ作用を行う成形された同種の光学部品は、そのゲート位置が、主走査方向には同じ方向で、副走査方向には反対方向を向いて配置されていることが好ましく、さらには、それら同種の光学部品は、同じキャビティーで成形されたものであることが好ましい。
また、研磨加工されている光学部品を含む場合には、異なる光線に対し同じ作用を行う研磨加工された同種の光学部品は、その研磨の方向が、主走査方向には同じ方向で、副走査方向には反対方向を向いて配置されていることが好ましい。
製造時の設計値からのばらつきは、同一工程で同じ製造治具で製作しているのであれば、同じように発生し、上述した配置はこの点を考慮している。
製造時の姿勢が、主走査方向には同じになるようにすれば、この方向を同じとするように管理しない場合に比べ、光線の照射位置の特性ばらつきを抑えることができる。
上述した折り返しミラーの枚数条件と、副走査方向での光学部品の配置条件は、光線が数回折り返されて被走査面に到達した場合における副走査方向の特性合わせの条件となっている。すなわち、折り返しミラーの枚数が複数の光線に関して奇数枚と偶数枚とが混在している状況では、副走査方向の特性を合わせることができない(ずれの方向が反対となってしまう)。また、被走査面への入射角度がばらつくと、例えば、副走査方向には、その角度の余弦の逆数倍に拡大されるため、その倍率が異なって、副走査方向の特性が異なってきてしまう。
他の本発明は、偏向前光学装置、光偏向装置及び偏向後光学装置を有し、上記偏向前光学装置が、複数の光線のそれぞれの断面形状を所定の形状に整えた後、上記光偏向装置の所定の位置に向けて案内し、上記光偏向装置が、上記偏向前光学装置からの複数の光線を偏向走査し、上記偏向後光学装置が、偏向走査された各光線を対応する各被走査面に結像させる光走査装置において、上記光偏向装置は、その複数の面によって複数の光線を偏向するものであり、全ての光学部品は、製造時の姿勢が、主走査方向には同じで、副走査方向には反対になるように配置されると共に、上記光偏向装置から出射され、対応する上記被走査面に到達するまでの光路を折り曲げるミラー枚数が、各光線について、全て奇数枚か又は全て偶数枚であることを特徴とする。
また、被走査面への入射角度がばらつくと、例えば、副走査方向には、その角度の余弦の逆数倍に拡大されるため、その倍率が異なって、副走査方向の特性が異なってきてしまう。
この他の本発明は、全ての光線が対応する被走査面に到達した際の、全ての光線の主走査方向及び副走査方向の特性を合わせることができるための要件だけを含んでいるものである。
この他の本発明の作用は、上述した本発明の作用と同様であり、その光学部品に関する限定要件等も上述した本発明と同様である。
本発明によれば、光偏向装置における偏向器の形状や駆動に伴う種々の課題を解決できたり、光学部品の点数を減少させることができたり、及び又は、複数の被走査面に到達した複数の光線における主走査方向及び副走査方向の特性を合致させることができたりする光走査装置を実現することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による光走査装置の好適な第1の実施形態について、図面を参照しながら詳述する。
図1(A)は、カラープリンタ装置に組み込まれる光走査装置の光路を、ミラーによる折り返しを展開して平面方向(以下に説明する光偏向装置の回転軸方向)から見た状態を示しており、図1(B)は、図1(A)に示した平面方向と直交する方向(以下に説明する光偏向装置の回転軸と垂直な方向)から見た状態で、ミラーによる折り返しを展開せず、光偏向装置の反射点から被走査面までの間に配置される光学素子を通過するレーザビームに関し、光偏向装置による偏向角が0°の位置で見た状態を示している。
図1において、光走査装置1は、色成分(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)毎の画像データに対応するレーザビームLY、LM、LC及びLBを出射する第1〜第4の半導体レーザ素子(以下に説明する通り、実際には、それぞれ2つの発光チップを含むレーザアレイ;光源)3Y、3M、3C及び3Bと、各半導体レーザ素子3Y、3M、3C、3Bから出射された4群すなわち4色(各2本)のレーザビームL(LY、LM、LC、LB)を、対応する画像形成部50(50Y、50M、50C、50B)に収容されている各感光体ドラム58(58Y、58M、58C、58B)に向けて所定の線速度で連続的に反射すなわち偏向するただ1個の光偏向装置5を有している。
なお、各レーザアレイ3Y、3M、3C、3Bは、図面では示していないが、1個のパッケージに2個の発光チップが設けられ、色成分毎の画像データに対応して2本のレーザビームL(a)とL(b)、すなわちLY(a+b)、LM(a+b)、LC(a+b)、LB(a+b)を出射可能な半導体レーザアレイである。但し、各レーザアレイ3Y、3M、3C、3Bから出射される、それぞれ2本のレーザビームLY(a+b)、LM(a+b)、LC(a+b)、LB(a+b)は、実際には、概ね重なりあっているので、それぞれのレーザビームを識別して説明する必要のない場合には、それぞれの色成分毎に、レーザビームLY、LM、LC及びLBと表現する。
各レーザアレイ3Y、3M、3C、3Bは、光偏向装置5に対して、図1(A)に示されるように配置されている。すなわち、マゼンタ画像用レーザアレイ3M及びシアン画像用レーザアレイ3Cはそれぞれ、それから出射されたレーザビームLM及びLCが光偏向装置5の反射面に直接入射可能に配置されている。また、イエロー画像用レーザアレイ3Y及び黒画像用レーザアレイ3Bはそれぞれ、それから出射されたレーザビームLY及びLBが、レーザビームLC、LMに対して、所定の角度で設けられている合成ミラー7Y、7Bにより折り返されて平面方向から見た状態で、レーザビームLYがレーザビームLMに概ね重ね合わせられ、レーザビームLBがレーザビームLCに概ね重ね合わせられるように配置されている。
但し、レーザビームLY及びLMと、レーザビームLC及びLBとは、図1(B)に示されるように、光偏向装置5により偏向される方向と直交する方向すなわち副走査方向に関しては、所定の間隔に整列され、偏向後光学系内で交差するような角度をもって光偏向装置5に入射されている。
各レーザアレイ3Y、3M、3C、3Bと光偏向装置5との間には、各レーザアレイ3Y、3M、3C、3BからのレーザビームLY(a+b)、LM(a+b)、LC(a+b)、LB(a+b)の断面ビーム形状を所定の形状に整える光源側光学系すなわち偏向前光学系9Y、9M、9C、9Bが配置されている。
各レーザアレイ3Y、3M、3C、3BからのレーザビームLY、LM、LC、LBはそれぞれ、対応する偏向前光学系9Y、9M、9C、9Bのコリメートレンズ11Y、11M、11C、11Bによりコリメートされ、各コリメートレンズ11Y、11M、11C、11Bの後側焦点に設けられている絞り13Y、13M、13C、13Bにより所定の断面ビーム形状が与えられ、シリンダレンズ15Y、15M、15C、15Bにより、少なくとも副走査方向については収束性が与えられて、光偏向装置5の反射面に案内される。
なお、各コリメートレンズ11Y、11M、11C、11Bは、後述する偏向後光学系21(21YM、21CB)に用いられる複数のレンズの材質及び形状の適切な選択により、有限焦点レンズや、発散度を抑える正のパワーを持ったレンズなどに置き換えることも可能である。
光偏向装置5は、複数(まれに1面)の反射面を有するポリゴンミラーとこのポリゴンミラーを所定の速度で回転するスキャンモータとを含んでなる。なお、図1では、ポリゴンミラーのみを図示している。
光偏向装置(ポリゴンミラー)5の反射面5a、5bに所定の断面ビーム形状で案内された各レーザビームLY、LM、LC、LBは、反射面5a、5bが回転されるにつれて順次反射方向が変化されながら、感光体ドラム58(58Y、58M、58C、58B)の軸線方向(従って主走査方向)に沿って連続して反射、偏向される。すなわち、走査される。
なお、図1(A)における反射面5aは、レーザビームLC及びLBの偏向に機能しており、反射面5bは、レーザビームLY及びLMの偏向に機能している。
以下の説明においては、ポリゴンミラーに対する参照符号としても光偏向装置と同じ「5」を適宜用いる。
ポリゴンミラー5の反射面5a、5bで反射された各レーザビームLY、LM、LC、LBは、少なくとも副走査方向に関して、各レーザビームLY、LM、LC、LBの進行方向(結像位置)を変化させることのできる非平面を含む光学素子である第1〜第4の結像レンズ23(23YM、23CB)、25(25YM、25CB)、27(27YM、27CB)及び29(29YM、29CB)を順に通過する。なお、第1〜第4の結像レンズ23、25、27及び29は、光走査装置1内に、画像形成部50(50Y、50M、50C及び50B)からのトナーや用紙(被転写材)が微粉体となった紙粉等が回り込むことを抑止するための後述する防塵ガラス等と共に、偏向前光学系9(9Y、9M、9C及び9B)と対比されて、偏向後光学系21(21YM、21CB)と呼ばれている。
各レーザビームLY、LM、LC、LBは、偏向後光学系21の第1〜第4の結像レンズ23、25、27及び29を通過することにより、従来の光走査装置と同様に、以下のような諸特性が最適化される。
(1)結像面が、走査面全域に渡ってほぼ像面に一致している。
(2)光偏向装置5により偏向された際に、像面にて偏向角に概ね比例した像高に照射される(fθ特性が良好である)。
(3)1点(レーザ発光点)から出射されたレーザビームが、結像点にて概ね1点に集光される。
(4) ポリゴンミラー(5)の面の倒れが、副走査方向ビーム位置に影響しないように、ポリゴンミラーの反射点と、像面を、走査線全域に渡って共役な関係とする。
偏向後光学系21(21YM、21CB)によって、上述のように、諸特性が最適に設定された各レーザビームLY、LM、LC、LBはそれぞれ、個々の色成分に対応して後段に配置されている、第1〜第3の光路折り返し用平面ミラー33(33B、33Y、33M、33C)、35(35B、35Y、35M、35C)、及び、37(37B、37Y、37M、37C)により順に折り返され、光走査装置1内部を防塵するための防塵ガラス39(39Y、39M、39C、39B)を通って、対応する感光体ドラム58(58Y、58M、58C、58B)の外周面に案内される。
以下、上述のように構成されている第1の実施形態の光走査装置1の特徴点などを整理して説明する。
(1) 1個のスキャナモータ(図示せず)上にポリゴンミラー(図1Aにおける5)があり、その複数面(2面)5a、5bによって走査されるそれぞれ複数のレーザビームを、複数のレーザビームに作用する2組の偏向後光学系21CB、21YMの結像レンズ群23CB、25CB、27CB及び29CB、並びに、23YM、25YM、27YM及び29YMを通した後に、空間的にレーザビームが分離した位置で、分離ミラー33C、33Mにより、各レーザビームに分離し、4つの走査線に分けている。
このような構成により、ポリゴンミラー径を大きくすることなく、感光体ドラム間の間隔を大きくすることに対応できる。ポリゴンミラー径を小さくでき、風損を小さくし、発熱、騒音を低減できると共に、スキャナモータを小型、安価にできる。
なお、図2には、同じ光学部品及びポリゴンミラーを用いた際において、全ての光線を1組の偏向後光学部品に通したとき(図2(B))と、第1の実施形態のように、2組の偏向後光学部品に通したとき(図2(A))との比較を示す。図2(A)は、第1の実施形態に係る図1(B)と同じ図面であるが、比較のために再掲載している。感光体ドラムから偏向後光学部品までの高さ方向をほぼ同じとした場合でも、全ての光線を2組の偏向後光学部品に通したとき(図2(A))の感光体ドラム間の間隔は、1組の偏向後光学部品に通したとき(図2(B))の2倍以上にできていることが判る。
感光体ドラム58(58Y、58M、58C、58B)の周囲に、図示しない帯電部、現像部、転写部、トナー除去部などの種々の処理部が設けられて画像形成部50(50Y、50M、50C、50B)が形成されているので、各感光体ドラム58(58Y、58M、58C、58B)間の間隔をそれなりに大きくしなければならないが、図2(B)のように、1組の偏向後光学部品を通した上で、各感光体ドラム58(58Y、58M、58C、58B)間の間隔をそれなりに大きくしようとすると、全体のサイズを大きくする必要が出てきてポリゴンミラー5が大きくなってしまう。
第1の実施形態の光走査装置1は、上述のように、ポリゴンミラー(5)の大型化を抑えつつ、各感光体ドラム58(58Y、58M、58C、58B)間の間隔を大きくすることができる。
(2) 偏向後光学系21CB、21YMを構成している全ての結像レンズ23CB、25CB、27CB及び29CB、並びに、23YM、25YM、27YM及び29YMは、対応するポリゴンミラー面5a、5bで走査されたレーザビームが全部通過するように作用する。
すなわち、レーザビームLC及びLBは、ポリゴンミラー(5)の同一面5a(なお、図1とは異なり、同位相のポリゴンミラー面でも良い)で反射され、共通の光学部品23CB、25CB、27CB、29CBを通る。また、レーザビームLY及びLMは、ポリゴンミラー(5)の同一面5b(なお、図1とは異なり、同位相のポリゴンミラー面でも良い)で反射され、共通の光学部品23YM、25YM、27YM、29YMを通る。言い換えると、1本だけのレーザビームが通過するような偏向後光学系の光学部品もなく、また、全4本のレーザビームが通過するような偏向後光学系の光学部品もない。
2組の偏向後光学部品23CB、25CB、27CB及び29CBと、23YM、25YM、27YM及び29YMとは、配置対称軸lsym(図1参照)を回転対称軸とし、180度回転させた位置関係がある。
以上のことにより、光学部品の点数を減らすことが可能となっている。
また、同じ光学部品が作用するレーザビーム同士では、共通の光学部品のみを使用しているため、光学部品の曲がり、傾き等の影響が同等に影響し、主走査方向のビーム位置、副走査方向のビーム位置の絶対値は、設計値からはずれることがあっても、相対位置がばらつくことを抑えることができる。
(3) 同一のポリゴンミラー面5a、5bへ入射する2個のレーザビームを、図1Bに示すように、副走査方向に、偏向後光学系内にて、走査線が交差する方向へ傾けている。これにより、ポリゴンミラー面上での2個のレーザビームの副走査方向の間隔よりも、光線分離位置(図1(B)でのミラー33Cや33Mの位置)での副走査方向の間隔を大きくできていることが判る。
ポリゴンミラー面上でのビーム間隔を低減できるので、ポリゴンミラー厚を低減することができる。これにより、風損を小さくでき、発熱や騒音を低減でき、スキャナモータを小型、安定化できる。
因みに、仮に、副走査方向に傾きなくポリゴンミラーへ2個のレーザビームを入射した場合には、2個のレーザビームを分離する位置でのビーム間隔と、ポリゴンミラー上でのビーム間隔は同じになるため、ポリゴンミラーの厚さを厚くする必要がある。
(4) 同種の全ての光学部品、特に、偏向後光学系の同種の全ての光学部品は、その製造時の姿勢が、主走査方向には同じで副走査方向には反対になるように配置され、それぞれのレーザビームに作用する平面折り返しミラー枚数は、全て奇数か全て偶数である。第1の実施形態の場合、各レーザビームに作用する平面折り返しミラー枚数は3枚に統一されている。
例えば、光学部品23CB及び23YMは、同じキャビティーで成形された同一の成形レンズである。光学部品23CBを、配置対称軸lsym(図1参照)を回転中心として、180度回転したときに、光学部品23YMと重なるような配置となっており、配置対称軸lsymを回転中心として180度回転した際の、光学部品23CB及び23YMは、成形時の姿勢が同じ方向を向くような方向に配置されている。
また例えば、他の組の光学部品25CB及び25YM、27CB及び27YM、29CB及び29YMは、それぞれ、同一の研磨により製作された研磨レンズであり、加工治具の同じ場所に固定されたものである。光学部品25CB、27CB、29CBを、配置対称軸lsymを回転中心として、180度回転したときに、光学部品25YM、27YM、29YMと重なるような配置となっており、配置対称軸lsymを回転中心として180度回転した際の、光学部品25CB及び25YM、27CB及び27YM、29CB及び29YMは、研磨時の研磨の方向が同じ方向を向くような方向に配置されている。
このようにすることにより、ポリゴンミラー5の異なる反射面5a、5bにて反射され、各感光体ドラム58Y、58M、58C、58Bに到達したレーザビームの主走査方向及び副走査方向の特性を合わせることができる。
一般に、光学部品に関し、製造時の設計値からのばらつきは、同一工程で同じ製造治具で製作しているのであれば、同じように発生する。
例えば、成形レンズであれば、ゲートの位置、冷却管の配置、金型の誤差、その成形レンズの取出し時の撓み等により設計値からずれるが、そのずれは、同じキャビティーのものであれば、ほぼ一定にすることができる。これらのばらつきは、設計からのずれ量に比べると、1/10程度にできる。
また例えば、研磨レンズであれば、研磨用砥石のガラスに対して削り込んでいく方向や、母材となるガラス取り付け時の基準面により、形状誤差が発生するが、これらを、同じ向きにして形状を測定すると、これらのばらつきは、設計からのずれ量に比べると、1/3程度である。
以上のような光学部品の製造時の姿勢を考慮して配置することは重要である。
上述したように、2組の偏向後光学部品23CB、25CB、27CB及び29CBと、23YM、25YM、27YM及び29YMは、配置対称軸lsym(図1参照)を回転対称軸とし、180度回転させた位置関係で配置される。
このようにすれば、主走査方向に同じ形状のものであれば、図1(A)において、対称軸lsymを挟んで鏡像の関係になり、主走査方向の特性も鏡像関係となる。このため、主走査方向に関しては、色ずれ発生を防ぐことができる。すなわち、製造時の姿勢が、主走査方向には同じになるようにすれば、この方向を同じとするように管理しない場合に比べ、図1(A)上での左右のビーム位置の特性ばらつきも、研磨レンズを使用した場合で1/3、成形レンズを使用した場合で1/10程度とすることができる。この場合、位置を出すための基準面の取り方、固定の仕方も、図1(A)の光学部品の配置対称軸lsymを中心として180度回転させたときと同じようにすることが望ましい。
光学部品が主走査方向に非対称な形状であるならば、もちろん、光が通過する方向は逆、主走査方向に対する部品の方向は同じにしなければならない。
図3(A)に、図1(A)の光学部品の配置対称軸lsymを中心として、左側の光学素子を180度回転させた配置にさせた状態を副走査方向から見、折り返しミラーによる折り曲げを展開したときの模式図を示す。図3(A)において、レンズは偏向後光学系の合成レンズとして描いており、中央部での合成レンズや光路を実線で示しており、端部で、レンズの曲がりや傾き等が発生することにより、レンズ光軸がずれてしまっている状態を点線で示している。図3(A)の例では、中央部と端部との光線は、δだけずれてしまっている。
図3(B)は、図3(A)での中央部と端部でずれを有する光線を、奇数枚の折り返しミラーによって折り返した状態を示している。この図3(B)から判るように、折り返した後は、中央部と端部でのずれは、全ての光線で同じになっている。言い換えると、各色成分の折り返しミラー枚数として、奇数と偶数とが混在にしてしまうと、このような関係を保つことができなくなる。
なお、ミラー33C及び33Mは、折り返し用より、走査線(レーザビーム)の分離用としての意味合いが強いが、折り返し用としての作用ももっているため、これも、折り返しミラー枚数のカウント対象である。
また、被走査面に対する光線の入射角をγとすると、走査面での中央部と端部での走査される位置のずれ量は、δ/cosγとなる。すなわち、入射角γが走査線によって異なると、被走査面上での走査線が異なってきてしまうため、各光線の入射角γは等しいことが好ましい。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による光走査装置の第2の実施形態について、図4を参照しながら詳述する。
なお、図4(A)及び図4(B)はそれぞれ、第1の実施形態に係る図1(A)及び図1(B)に対応する図面である。また、図4に示す第2の実施形態の各構成要素の符号は、図1に示す、対応する第1の実施形態の構成要素の符号に対し、「100」を加算したものとなっている。
第2の実施形態の光走査装置101が、第1の実施形態の光走査装置1と異なる点は、偏向後光学系が、プラスチック成形レンズ2枚の組みレンズからなっている点や、対応する感光体ドラムへ各レーザビームを向かうようにさせるための折り返しミラーの枚数として、1枚と3枚(共に奇数)とが混在している点などである。
図4において、光走査装置101は、色成分(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)毎の画像データに対応するレーザビームLY、LM、LC及びLBを出射する第1〜第4の半導体レーザ素子103(103Y、103M、103C及び103B)と、各半導体レーザ素子103から出射されたレーザビームL(LY、LM、LC、LB)を、対応する感光体ドラム(図示せず)に向けて所定の線速度で連続的に反射すなわち偏向するただ1個の光偏向装置105を有している。
各レーザアレイ103は、光偏向装置105に対して、図4(A)に示されるように配置されている。すなわち、マゼンタ画像用レーザアレイ103M及びシアン画像用レーザアレイ103Cはそれぞれ、それから出射されたレーザビームLM及びLCが光偏向装置105の反射面に直接入射可能に配置されている。また、イエロー画像用レーザアレイ103Y及び黒画像用レーザアレイ103Bはそれぞれ、それから出射されたレーザビームLY及びLBが、レーザビームLC、LMに対して、所定の角度で設けられている合成ミラー107Y、107Bにより折り返されて平面方向から見た状態で、レーザビームLYがレーザビームLMに概ね重ね合わせられ、レーザビームLBがレーザビームLCに概ね重ね合わせられるように配置されている。
但し、レーザビームLY及びLMと、レーザビームLC及びLBとは、図4(B)に示されるように、光偏向装置5により偏向される方向と直交する方向すなわち副走査方向に関しては、所定の間隔に整列され、偏向後光学系内で交差するような角度をもって光偏向装置105に入射される。
各レーザアレイ103と光偏向装置105との間には、各レーザアレイ103からのレーザビームLY、LM、LC、LBの断面ビーム形状を所定の形状に整える光源側光学系すなわち偏向前光学系109Y、109M、109C、109Bが配置されている。
レーザビームLY、LM、LC、LBはそれぞれ、対応する偏向前光学系109Y、109M、109C、109Bのコリメートレンズ(有限焦点レンズや、発散度を抑える正のパワーを持ったレンズでも良い)111Y、111M、111C、111Bによりコリメートされ、各コリメートレンズ111Y、111M、111C、111Bの後側焦点に設けられている絞り113Y、113M、113C、113Bにより所定の断面ビーム形状が与えられ、シリンダレンズ115Y、115M、115C、115Bにより、少なくとも副走査方向については収束性が与えられて、光偏向装置105の反射面に案内される。
光偏向装置105は、複数の反射面を有するポリゴンミラーとこのポリゴンミラーを所定の速度で回転するスキャンモータとを含んでなる。
光偏向装置105(符号105はポリゴンミラーを表すこともある)の反射面105a、105bに所定の断面ビーム形状で案内された各レーザビームLY、LM、LC、LBは、反射面105a、105bが回転されるにつれて順次反射方向が変化されながら、対応する感光体ドラムの軸線方向(従って主走査方向)に沿って連続して反射、偏向される。
ポリゴンミラー105の反射面105a、105bで反射された各レーザビームLY、LM、LC、LBは、少なくとも副走査方向に関して、各レーザビームLY、LM、LC、LBの進行方向(結像位置)を変化させることのできる非平面を含む光学部品(プラスチック成形レンズ)である第1及び第2の結像レンズ123(123YM、123CB)及び125(125YM、125CB)を順に通過する。なお、第1及び第2の結像レンズ123及び125は、防塵ガラス(図示せず)等と共に、偏向後光学系121(121YM、121CB)を構成する。各レーザビームLY、LM、LC、LBは、偏向後光学系121を通過することにより、従来の光走査装置と同様に、諸特性が最適化される(第1の実施形態の説明参照)。
偏向後光学系121(121YM、121CB)によって、諸特性が最適に設定された各レーザビームLY、LM、LC、LBはそれぞれ、個々の色成分に対応して後段に配置されている、1枚又は3枚の光路折り返し用平面ミラー133(133M、133C)、135(135B、135Y、135M、135C)、及び、137(137M、137C)により順に折り返され、防塵ガラス(図示せず)を通って、対応する感光体ドラム(図示せず)の外周面に案内される。
以下、上述のように構成されている第2の実施形態の光走査装置101の特徴点などを整理して説明する。なお、以下に説明する特徴点などは、第1の実施形態のものとほぼ同様であり、第1の実施形態で説明したと同様な効果などを奏する。
(1) 1個のスキャナモータ上にポリゴンミラー105があり、その複数面によって走査される複数の光線を、複数光線に作用する2組の光学部品(偏向後光学系)123CB及び125CBと、123YM及び125YMとを通した後に、空間的にビームが分離した位置で、分離ミラー(折り返し用平面ミラーも兼ねている)133C、133Mにより、光線を分離して4つの走査線(色成分毎のレーザビーム)に分けている。
各偏向後光学系121CB、121YMの全ての光学部品123CB、125CB、123YM、125YMは、対応するポリゴンミラー面で走査された光線が全部通過し、その光線に作用する。すなわち、レーザビームLY及びLMはポリゴンミラーの同一面(又は、同位相のポリゴンミラー面)で反射され、共通の光学部品123YM、125YMを通過し、レーザビームLC及びLBはポリゴンミラーの他の同一面(又は、同位相のポリゴンミラー面)で反射され、共通の光学部品123CB、125CBを通過する。1本だけのレーザビームが通過するような光学部品は存在しない。
(2) ポリゴンミラー(偏向器)105への入射光を、副走査方向に、偏向後光学系内にて走査線が交差する方向へ傾ける。なお、図4(B)は、偏向後光学系内にて走査線が交差している様子をも示している。これにより、ポリゴンミラー面上での主光線の副走査方向の間隔よりも、光線分離位置での主光線の副走査方向の間隔を大きくできている。
(3) 偏向後光学系内の全ての光学部品は、製造時の姿勢が、主走査方向には同じ、副走査方向には反対になるように配置され、それぞれの光線に作用する平面折り返しミラー枚数は、全て奇数である(全て偶数であっても良い)。
光学部品123CB及び123YMと、125CB及び125YMとは、同一のプラスチック成形レンズであり、それぞれ同じキャビティーで成形されたものである。光学部品123CB及び125CBを、配置対象軸lsymを回転中心として、180度回転したときに、光学部品123YM及び125YMと重なるような配置となっており、上述のように、180度回転した際の、光学部品123CB及び123YMと、光学部品125CB及び125YMとは、それぞれ成形時の姿勢が同じ方向を向くような方向に配置されている。
それぞれの光線に作用する平面折り返しミラーの枚数は、レーザビームLB及びLY用が1枚であり、レーザビームLC及びLM用が3枚であり、全て奇数である。ミラー133C、133Mは、分離用ミラーであるが、折り返し用ミラーとしての作用ももっており、これも、折り返しミラーの1枚分と数える。
(C)第3の実施形態
本発明の光走査装置の第3の実施形態は、第1又は第2の実施形態の光偏向装置5、105の一部構成を、図5に概略構成を示したようなものに置き換えたものである。
すなわち、第3の実施形態は、スキャンモータ(図示せず)上のポリゴンミラーとして、複数(2個)のポリゴンミラー205−1及び205−2を副走査方向に重ねたものである。例えば、ポリゴンミラー205−1が、第1や第2の実施形態のように光偏向装置(5、105)に入射されるレーザビームLMとLCとを偏向し、ポリゴンミラー205−2が、第1や第2の実施形態のように光偏向装置(5、105)に入射されるレーザビームLYとLBとを偏向する。その他は、第1又は第2の実施形態と同様である。
従って、第3の実施形態の光走査装置も、第1又は第2の実施形態の光走査装置と同様に作用するものである。
(D)他の実施形態
図6及び図7はそれぞれ、本発明の光走査装置の第4及び第5の実施形態を示す図面であり、上述した図1(B)や図4(B)と同様な方向から見た図面である。
これら第4及び第5の実施形態はそれぞれ、本発明における以下の技術思想から見た場合の実施形態となっている。
すなわち、偏向後光学系の全ての光学部品は、製造時の姿勢が、主走査方向には同じで、副走査方向には反対になるように配置され、それぞれの光線に作用する平面折り返しミラー枚数は、全て奇数か、全て偶数である。この技術思想は、ポリゴンミラーの異なる反射面で反射された光線の主走査方向及び副走査方向の特性を合わせるためであり、上述した第1や第2の実施形態でも適用されていた技術思想である。
図6に示す第4の実施形態の光走査装置301において、副走査方向に並設されているポリゴンミラー305U、305Lの反射面で反射された各レーザビームLY、LM、LC、LBはそれぞれ、成形レンズである対応する第1及び第2の結像レンズ323Y、323M、323C、323B、及び、325Y、325M、325C、325B(3枚以上のレンズを通過するようにしても良い)を順に通過し、その後、折り返しミラー333Y、333M、333C、333B、調整用折り返しミラー335Y、335M、335C、335B、シリンダミラー337Y、337M、337C、337Bを順次介して、感光体ドラム358Y、358M、358C、358Bに到達するようになされている。
ここで、成形レンズでなる第1及び第2の結像レンズ323Y、323M、323C、323B、及び、325Y、325M、325C、325Bが、製造時の姿勢が、主走査方向には同じで、副走査方向には反対になるように配置されたものであり、また、折り返しミラーの一種としてシリンダミラー(例えば研磨加工品)337Y、337M、337C、337Bが適用されているので、シリンダミラー337Y、337M、337C、337Bも、製造時の姿勢が、主走査方向には同じで、副走査方向には反対になるように配置されたものとすることが好ましい。
なお、第4の実施形態の光走査装置301は、感光体ドラムへのレーザビームの副走査方向の入射角を調整することができる。
図7に示す第5の実施形態の光走査装置401において、副走査方向に並設されているポリゴンミラー405U、405Lの反射面で反射された各レーザビームLY、LM、LC、LBはそれぞれ、研磨加工品レンズである対応する第1〜第4の結像レンズ423Y、423M、423C及び423Bと、425Y、425M、425C及び425Bと、427Y、427M、427C及び427Bと、並びに、429Y、429M、429C及び429B(他の枚数のレンズを通過するようにしても良い)を順に通過し、その後、折り返しミラー433Y、433M、433C及び433Bと、435Y、435M、435C及び435Bと、437Y、437M、437C及び437Bとを順次介して、感光体ドラム458Y、458M、458C、458Bに到達するようになされている。
ここで、研磨加工品レンズでなる各色成分の第1〜第4の結像レンズ423、425、427及び429が、製造時の姿勢が、主走査方向には同じで、副走査方向には反対になるように配置されたものである。
上記各実施形態においては、偏向器としてポリゴンミラーを適用したものを示したが、本発明はこれに限定されず、ガルバノミラーなどの他の反射方式を適用した偏向器であっても良く、EO素子などの反射方式によらずに偏向させる偏向器であっても良い。
また、偏向後光学系において結像機能を発揮する光学部品は、レンズに限定されず、ミラーなどの他の光学部品であっても良い(上述の第4の実施形態はこの場合の例にもなっている)。
さらに、本発明の光走査装置の適用対象はカラー処理用の装置に限定されず、複数の光線走査が必要な装置に適用できる。
第1の実施形態の光走査装置の構成を示す説明図であり、図1(A)は、折り返しミラーによる折り返しを展開した平面図、図1(B)は、折り返しを入れた際の副走査方向の断面図である。 第1の実施形態の光走査装置と従来例との感光体ドラムの間隔の差を示す説明図である。 第1の実施形態の光走査装置の左側の光学部品を配置対称軸lsymを中心として180度回転させた配置にさせた状態の模式図であり、図3(A)は、左側の光学部品を180度回転させた配置にさせた状態を副走査方向から見ると共に、折り返しミラーによる折り返しを展開した模式図であり、図3(B)は、図3(A)の光線を、奇数枚の折り返しミラーによって折り返した状態を示す模式図である。 第2の実施形態の光走査装置の構成を示す説明図であり、図4(A)は、折り返しミラーによる折り返しを展開した平面図、図4(B)は、折り返しを入れた際の副走査方向の断面図である。 第3の実施形態の光走査装置の2個のポリゴンミラーの配置を示す模式図である。 第4の実施形態の光走査装置の副走査方向の断面図である。 第5の実施形態の光走査装置の副走査方向の断面図である。
符号の説明
1…光走査装置、
3Y、3M、3C、3B…半導体レーザ素子、
5…光偏向装置、
9Y、9M、9C、9B…偏向前光学系、
21YM、21CB…偏向後光学系、
23YM、23CB、25YM、25CB、27YM、27CB、29YM、29CB…結像レンズ、
33B、33Y、33M、33C、35B、35Y、35M、35C、37B、37Y、37M、37C…光路折り返し用平面ミラー、
58Y、58M、58C、58B…感光体ドラム。

Claims (11)

  1. 偏向前光学装置、光偏向装置及び偏向後光学装置を有し、上記偏向前光学装置が、複数の光線のそれぞれの断面形状を所定の形状に整えた後、上記光偏向装置の所定の位置に向けて案内し、上記光偏向装置が、上記偏向前光学装置からの複数の光線を偏向走査し、上記偏向後光学装置が、偏向走査された各光線を対応する各被走査面に結像させる光走査装置において、
    上記偏向後光学装置が、それぞれが複数光線に作用する第1及び第2の偏向後光学系と、上記第1の偏向後光学系が作用させた複数光線を分離させる第1の光線分離手段と、上記第2の偏向後光学系が作用させた複数光線を分離させる第2の光線分離手段とを有し、
    上記偏向前光学装置及び上記光偏向装置が、複数の光線を、上記第1及び第2の偏向後光学系に振り分ける構成を有し、
    入射角に対し出射角を変える機能を持つ上記偏向後光学装置の全ての光学素子は、上記光す偏向装置の同時期に同一面で偏向される全ての光線に作用する
    ことを特徴とする光走査装置。
  2. 上記第1及び又は第2の偏向後光学系へ出射する上記光偏向装置への複数の入射光線を、副走査方向に、上記第1及び又は第2の偏向後光学系内にて、走査線が交差する方向へ傾けたことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 偏向前光学装置、光偏向装置及び偏向後光学装置を有し、上記偏向前光学装置が、複数の光線のそれぞれの断面形状を所定の形状に整えた後、上記光偏向装置の所定の位置に向けて案内し、上記光偏向装置が、上記偏向前光学装置からの複数の光線を偏向走査し、上記偏向後光学装置が、偏向走査された各光線を対応する各被走査面に結像させる光走査装置において、
    上記偏向後光学装置が、それぞれが複数光線に作用する第1及び第2の偏向後光学系と、上記第1の偏向後光学系が作用させた複数光線を分離させる第1の光線分離手段と、上記第2の偏向後光学系が作用させた複数光線を分離させる第2の光線分離手段とを有し、
    上記偏向前光学装置及び上記光偏向装置が、複数の光線を、上記第1及び第2の偏向後光学系に振り分ける構成を有し、
    上記第1及び又は第2の偏向後光学系へ出射する上記光偏向装置への複数の入射光線を、副走査方向に、上記第1及び又は第2の偏向後光学系内にて、走査線が交差する方向へ傾けた
    ことを特徴とする光走査装置。
  4. 全ての光学部品は、製造時の姿勢が、主走査方向には同じで、副走査方向には反対になるように配置されると共に、上記光偏向装置から出射され、対応する上記被走査面に到達するまでの光路を折り曲げるミラー枚数が、各光線について、全て奇数枚か又は全て偶数枚であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光走査装置。
  5. 上記光学部品として成形された光学部品を含み、異なる光線に対し同じ作用を行う成形された同種の上記光学部品は、そのゲート位置が、主走査方向には同じ方向で、副走査方向には反対方向を向いて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  6. 異なる光線に対し同じ作用を行う成形された同種の上記光学部品は、同じキャビティーで成形されたものであることを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。
  7. 上記光学部品として研磨加工されている光学部品を含み、異なる光線に対し同じ作用を行う研磨加工された同種の上記光学部品は、その研磨の方向が、主走査方向には同じ方向で、副走査方向には反対方向を向いて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  8. 偏向前光学装置、光偏向装置及び偏向後光学装置を有し、上記偏向前光学装置が、複数の光線のそれぞれの断面形状を所定の形状に整えた後、上記光偏向装置の所定の位置に向けて案内し、上記光偏向装置が、上記偏向前光学装置からの複数の光線を偏向走査し、上記偏向後光学装置が、偏向走査された各光線を対応する各被走査面に結像させる光走査装置において、
    上記光偏向装置は、その複数の面によってそれぞれ複数の光線を偏向するものであり、
    全ての光学部品は、製造時の姿勢が、主走査方向には同じで、副走査方向には反対になるように配置されると共に、上記光偏向装置から出射され、対応する上記被走査面に到達するまでの光路を折り曲げるミラー枚数が、各光線について、全て奇数枚か又は全て偶数枚であり、上記被走査面への入射角が等しいことを特徴とする光走査装置。
  9. 上記光学部品として成形された光学部品を含み、異なる光線に対し同じ作用を行う成形された同種の上記光学部品は、そのゲート位置が、主走査方向には同じ方向で、副走査方向には反対方向を向いて配置されていることを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  10. 異なる光線に対し同じ作用を行う成形された同種の上記光学部品は、同じキャビティーで成形されたものであることを特徴とする請求項9に記載の光走査装置。
  11. 上記光学部品として研磨加工されている光学部品を含み、異なる光線に対し同じ作用を行う研磨加工された同種の上記光学部品は、その研磨の方向が、主走査方向には同じ方向で、副走査方向には反対方向を向いて配置されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の光走査装置。
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