JP2005264452A - 杭基礎の構築工法および杭基礎の構築装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 クレーン等と組み合わせて構成する掘削装置において、回転機構により駆動される掘削装置14は、二重のロッド15、18の下部に設けたスクリュー等の掘削翼16、19により縦孔を掘削する。前記掘削孔20を予定の深さまで掘り下げてから、(b)のように、上部のフライト部材19を引き上げると同時に、ロッド15を通して固化材を供給して、所定の高さHの柱を構築する。その後に、固化材の柱に既成の杭部材の基部を埋設して一体化した基礎杭を構築する。
【選択図】 図7
Description
請求項1の発明は、地盤に垂直に掘削した杭孔の下部に、孔の底面よりも上に所定の高さまで固化材を注入して、固化材の柱状の構造体を形成し、前記固化材の柱状の構造体が固化する前に、前記杭孔の中に地中杭部材を立設して、前記地中杭部材の基部を前記構造体の中に所定の深さ埋設して一体化し、前記地中杭部材を用いて、建物のような構造物の基礎を構築することを特徴とする。
請求項5の発明は、地盤に垂直に杭孔を掘削し、前記掘削した杭孔の下部に、所定の深さまで固化材を打設して、固化材の柱を構築するために用いる掘削装置は、前記掘削装置に回転と上下動作用を付与する駆動部材に対して、中空な同心円状に組み合わせて配置し、内外のロッド部材を摺動可能に構成した2つのロッド部材と、前記2つのロッド部材の各々の下端部に設ける掘削翼部材と、前記2つのロッド部材のうちの中ロッド部材を下降させた位置に固定保持して、外ロッド部材をフライト部材とともに上昇させる手段とを設け、前記外ロッド部材を引き上げる動作とともに、孔の下端部に固定した掘削翼と上昇されるフライト部材との間に、固化材を供給して充満させ、掘削した杭孔の下部に、所定の高さで固化材の柱を構築し、前記固化材の柱の上部に既成の杭を立設可能とし、一体化させる装置として構成することを特徴とする。
前記中ロッドの下端部に保持される掘削翼には、地盤を掘り下げるための掘削手段を設け、前記外ロッドの下端部には、スクリュー状のフライト部材を設け、所定の深さまで杭孔を掘削してから、前記下部の掘削翼部材を杭孔の下部に固定保持して、前記上部のフライト部材を回転させずに引き上げる動作を行い、前記上下の掘削翼部材の間に形成される空間部に対して固化材を注入するよう、ロッドの駆動機構と、固化材の供給機構とを組み合わせて、構成したことを特徴とする。
請求項9の発明は、前記昇降装置のシリンダの基部を取付ける下部部材の下部に、フライトにより掘削する孔よりも大径で、下部がテーパ状に形成された筒状のケーシングを設け、杭孔を掘り下げる作業の途中で、前記ケーシングを孔の上部から挿入することにより、孔壁を保護することを特徴とする。
5 支柱部材、 6 ヘッドシーブ、 7 ミキサー装置、
8 供給パイプ、 10 上部装置、 11 回転ヘッド、
12 中ヘッド、 13 シリンダ装置、 14 掘削装置、
15 中ロッド、 16 掘削翼、 17 噴出孔、 18 外ロッド、
19 フライト部材、 20 掘削孔、 22 孔の土、
23 固化材充填柱、 24 柱、 30 パイプ柱、 31 下部鉄筋、
32 挿入部、 33 外側部材、 35 ケーシング部材、
40 昇降装置、 41 反力板、 42 下部装置、
45 シリンダ装置、 46 ロッド、 47 チャック部材。
Claims (9)
- 地盤に垂直に掘削した杭孔の下部に、孔の底面よりも上に所定の高さまで固化材を注入して、固化材の柱状の構造体を形成し、
前記固化材の柱状の構造体が固化する前に、前記杭孔の中に地中杭部材を立設して、前記地中杭部材の基部を前記構造体の中に所定の深さ埋設して一体化し、
前記地中杭部材を用いて、建物のような構造物の基礎を構築することを特徴とする杭基礎の構築工法。 - 杭孔を掘削する掘削装置を、下部の掘削翼と上部のフライト部材とにより構成し、
掘削用の駆動装置により回転される二重のロッド部材に、前記2種の翼部材を各々支持させ、
所定の深さの位置まで土を地表に排除せずに、前記掘削装置により杭孔を掘削する工程に続いて、
下部の掘削翼を孔の底部に保持して、フライト部材を次第に引き上げながら、掘削翼の上部で中ロッドに設けている噴出孔から固化材を噴出させ、前記上下のフライト部材と掘削翼の間に形成される空間に固化材を充満させて、設計した高さまで固化材の柱を構築する工程を施工し、
前記固化材の柱が固化する前に、地中杭部材を所定の深さまで埋め込んで立設し、
前記地中杭部材を利用して、構造物の基礎を構築することを特徴とする請求項1に記載の杭基礎の構築工法。 - 下部の掘削翼と上部のフライト部材とにより構成した掘削装置を用いて、杭孔を掘削する工程に続いて、
下部の掘削翼を孔の底部に保持して、フライト部材を次第に引き上げながら、固化材を噴出させるとともに、
前記下部の掘削翼に対して上部のフライト部材を上昇させるに際して、
前記下部に固定される掘削翼装置を基準として、上部のフライト部材を押し上げるように作用する駆動手段を用いることを特徴とする請求項2に記載の杭基礎の構築工法。 - 前記固化材の柱の上部に立設して一体化する地中杭部材には、柱状にあらかじめ構築されている固化材との一体化を助長するための補助手段を設け、
前記補助手段には、掘削した杭孔と地中杭の芯を合わせる作用を持たせることを特徴とする請求項1または2に記載の杭基礎の構築工法。 - 地盤に垂直に杭孔を掘削し、前記掘削した杭孔の下部に、所定の深さまで固化材を打設して、固化材の柱を構築するために用いる掘削装置は、
前記掘削装置に回転と上下動作用を付与する駆動部材に対して、中空な同心円状に組み合わせて配置し、内外のロッド部材を摺動可能に構成した2つのロッド部材と、
前記2つのロッド部材の各々の下端部に設ける掘削翼部材と、
前記2つのロッド部材のうちの中ロッド部材を下降させた位置に固定保持して、外ロッド部材をフライト部材とともに上昇させる手段とを設け、
前記外ロッド部材を引き上げる動作とともに、孔の下端部に固定した掘削翼と上昇されるフライト部材との間に、固化材を供給して充満させ、
掘削した杭孔の下部に、所定の高さで固化材の柱を構築し、前記固化材の柱の上部に既成の杭を立設可能とし、一体化させる装置として構成することを特徴とする杭基礎の構築装置。 - 前記2つの同心円状に組み合わせられて、掘削時に連動回転される中ロッドと外ロッドとの2つのロッド部材の下端部に各々設ける掘削翼部材において、
前記中ロッドの下端部に保持される掘削翼には、地盤を掘り下げるための掘削手段を設け、
前記外ロッドの下端部には、スクリュー状のフライト部材を設け、
所定の深さまで杭孔を掘削してから、前記下部の掘削翼部材を杭孔の下部に固定保持して、
前記上部のフライト部材を回転させずに引き上げる動作を行い、
前記上下の掘削翼部材の間に形成される空間部に対して固化材を注入するよう、ロッドの駆動機構と、固化材の供給機構とを組み合わせて、構成したことを特徴とする請求項5に記載の杭基礎の構築装置。 - 前記外ロッドの下端部に設けるフライト部材は、上部が小径で下部が大径のスクリュー状の円錐形状のものとして構成し、
前記外ロッドを上昇させる動作により、上部の掘削した土を孔壁に向けて押圧する作用を発揮させることを特徴とする請求項5または6に記載の杭基礎の構築装置。 - 前記二重に配置するロッドにおいて、外ロッドに設けた下部部材には、昇降装置の複数のシリンダの基部を取付け、
前記各シリンダ装置のロッドの端部に設けたチャックを、中ロッドに対して段階的に係合させる動作により、二重のロッドを摺動させるよう構成したことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の杭基礎の構築装置。 - 前記昇降装置のシリンダの基部を取付ける下部部材の下部に、フライトにより掘削する孔よりも大径で、下部がテーパ状に形成された筒状のケーシングを設け、
杭孔を掘り下げる作業の途中で、前記ケーシングを孔の上部から挿入することにより、孔壁を保護することを特徴とする請求項8に記載の杭基礎の構築装置。
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