JP2005264281A - めっき装置及びめっき方法 - Google Patents

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秀直 鈴木
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瑞樹 長井
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Abstract

【課題】 配線パターン形状のばらつきに拘わらず、埋込み性が良好で、表面が平坦なめっき膜を、狭いスペースで効率よく形成できるようにする。
【解決手段】 基板Wを保持する基板保持部36と、基板保持部36で保持した基板Wの被めっき面の周縁部に当接するシール材90と基板と接触して通電させるカソード88を備えたカソード部38と、基板の被めっき面に対向する位置に配置されるアノード98と、アノード98と基板Wの被めっき面との間に配置される保水性材料からなる多孔質体108と、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間にめっき液126を注入するめっき液注入部120と、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間にめっき基本液136を注入するめっき基本液注入部130を有する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、めっき装置及びめっき方法に係り、特に半導体ウェーハなどの基板に形成された微細配線パターンに銅等の金属(配線材料)を埋込んで配線を形成するのに使用されるめっき装置及び基板めっき方法に関する。
最近、半導体基板上に、回路形状の配線溝(トレンチ)や微孔(ビアホール)等の配線用の微細凹部を形成し、銅めっきによりこれらを銅(配線材料)で埋め、残りの部分の銅膜(めっき膜)をCMP等の手段により除去して回路を形成することが行われている。この技術においては、回路形状の配線溝あるいは微孔の中に選択的に銅めっき膜が析出し、それ以外の部分では、銅めっき膜の析出が少ない方が後のCMPの負荷を減らす上で好ましい。従来、このような目的を達成するために、めっき液の浴組成や、使用する光沢剤などめっき液での工夫が行われている。
この種の微細で高アスペクト比の配線を形成するめっきに使用されるめっき装置としては、表面(被めっき面)を上向き(フェースアップ)にして基板を保持し、この基板の周縁部にカソードを接触させて基板表面をカソードとするとともに、基板の上方にアノードを配置し、基板とアノードとの間をめっき液で満たしながら、基板(カソード)とアノードとの間にめっき電圧を印加して、基板の表面(被めっき面)にめっきを行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の表面を上向きにして基板を保持して枚葉式でめっきを行うめっき装置にあっては、基板の全面に亘ってめっき電流の分布をより均一にして、めっき膜の面内均一性をより向上させるとともに、基板は、一般に表面を上向きにして搬送されて各種の処理が施されるため、めっきの際に基板を裏返す必要をなくすことができる。
一方、回路形状の配線溝等の中に選択的に銅めっき膜を析出させるための技術としては、多孔質体を半導体ウェーハ等の基板に接触させ、また接触方向に相対的に動かしながらめっきを行うという方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特表2002−506489号公報 特開2000−232078号公報
しかしながら、従来技術にあっては、めっきを行ったときに電流密度分布の影響や添加剤の影響で、配線パターンの形状によってめっき量が基板の面上で異なり、基板の全面に均一な膜厚のめっき膜を形成することが困難であった。例えば、密な微細配線パターンを有する配線部では他の部分よりも厚くめっきが付く、一般的にオーバープレート現象と呼ばれる現象が生じ、一方、幅広配線パターンを有する配線部では、一般にめっき量が他の部分より少なくなる。その結果、めっきによって、配線パターン内を全て銅等の配線材料で埋め込んだ場合に、場所によってめっき膜厚に差が生じる。このような方法のめっきを行った場合、必要以上のめっき量が付くため、原料費が嵩むばかりでなく、めっきに時間がかかるなどの問題がある。しかも、めっき後の研磨工程に負担がかかり、更に、層間絶縁膜にLow−k材が使われる次世代においては、研磨装置に要求される性能もかなり高度なものになってしまう。
また、配線がより微細化した場合には、微細配線パターンを埋込むのに適しためっき液を使用しためっきと、オ−バープレートを押えるのに適しためっき液を使用しためっきを個別に行うことが好ましく、この要求に応えるためには、一般に、2つのめっきセルが必要となる。このため、フットプリントが大きくなるばかりでなく、2つのめっきセル間で基板を搬送する必要が生じて、スループットが長くなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、配線パターン形状のばらつきに拘わらず、埋込み性が良好で、表面が平坦なめっき膜を、狭いスペースで効率よく形成できるようにしためっき装置及びめっき方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部で保持した基板の被めっき面の周縁部に当接するシール材と前記基板と接触して通電させるカソードを備えたカソード部と、前記基板の被めっき面に対向する位置に配置されるアノードと、前記アノードと前記基板の被めっき面との間に配置される保水性材料からなる多孔質体と、前記基板保持部で保持した基板と前記多孔質体との間に第1のめっき液を注入する第1のめっき液注入部と、前記基板保持部で保持した基板と前記多孔質体との間に、前記第1のめっき液とは異なる組成を有する第2のめっき液を注入する第2のめっき液注入部を有することを特徴とするめっき装置である。
この発明によれば、基板保持部で保持した基板と多孔質体との間に注入しためっき液をそのまま使用しためっきと、この基板保持部で保持した基板と多孔質体との間に注入しためっき液にめっき基本液を注入して添加剤濃度を薄めためっき液を使用しためっきを、同一めっきセルで連続して行うことができる。これにより、例えば、添加剤濃度を高めて微細配線パターンに対する埋込み性を良くしためっき液を使用しためっきと、添加剤濃度を薄めて平坦化を良好としためっき液を使用しためっきを同一めっきセルで連続して行うことで、フットプリントを小さくするとともに、スループットを短くして、埋込み性が良好で、表面が平坦なめっき膜を狭いスペースで効率よく形成することができる。
請求項2に記載の発明は、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部で保持した基板の被めっき面の周縁部に当接するシール材と前記基板と接触して通電させるカソードを備えたカソード部と、前記基板の被めっき面に対向する位置に配置されるアノードと、前記アノードと前記基板の被めっき面との間に配置される保水性材料からなる多孔質体と、前記基板保持部で保持した基板と前記多孔質体との間に第1のめっき液を注入する第1のめっき液注入部と、前記基板保持部で保持した基板と前記多孔質体との間に、前記第1のめっき液とは異なる組成を有する第2のめっき液を注入する第2のめっき液注入部を有することを特徴とするめっき装置である。
この発明によれば、基板保持部で保持した基板と多孔質体との間に注入した第1のめっき液を使用した第1のめっきと、基板保持部で保持した基板と多孔質体との間に注入した、第1のめっき液とは異なる組成の第2のめっき液を使用した第2のめっきを、同一めっきセルで連続して行うことができる。これによって、例えば、細配線パターンに対する埋込み性が良好な第1のめっき液を使用した第1のめっきと、平坦化を良好とした第2のめっき液を使用した第2のめっきを同一めっきセルで連続して行うことで、フットプリントを小さくするとともに、スループットを短くして、埋込み性が良好で、表面が平坦なめっき膜を狭いスペースで効率よく形成することができる。しかも、第1のめっきと第2のめっきで、それぞれの特性に合った、異なる組成のめっき液を任意に使用することができる。
請求項3に記載の発明は、前記多孔質体の前記基板保持部で保持した基板の被めっき面への押当て状態を変える押当て駆動機構を更に有することを特徴とする請求項1または2記載のめっき装置である。
これにより、例えば、前述のめっき基本液を注入して添加剤濃度を薄めためっき液を使用しためっきを行う時、または前述の第2のめっき液を使用した第2のめっきを行う時に、多孔質体を基板保持部で保持した基板の被めっき面に接触させることで、めっき膜の表面の平坦性を更に高めることができる。
請求項4に記載の発明は、前記多孔質体と前記基板保持部で保持した基板とを相対運動させる相対駆動機構を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のめっき装置である。
これにより、多孔質体と基板保持部で保持した基板を相対運動させながらめっきを行うことで、多孔質体と基板保持部で保持した基板とを離した場合には、めっき液を攪拌してめっき液の各成分をより均一に分散させつつめっきを行い、また多孔質体を基板保持部で保持した基板の被めっき面に接触させた場合には、多孔質体を基板の被めっき面に密着させつつめっきを行うことができる。
請求項5に記載の発明は、基板保持部で保持した基板と保水性材料からなる多孔質体とを互いに所定間隔離間させる動作を含む、第1のめっき液で第1のめっきを行い、前記基板保持部で保持した基板と前記保水性材料とを互いに接触させつつ、前記第1のめっき液と異なる組成の第2のめっき液で第2のめっきを行うことを特徴とするめっき方法である。
これにより、基板と多孔質体とを互いに所定間隔離間させつつ第1のめっきを行うことで、基板上に析出するめっき膜の埋込み性を良くし、基板と保水性材料とを互いに接触させつつ第2のめっきを行うことで、基板上に析出するめっき膜の平坦性を高めることができる。しかも、第1のめっきと第2のめっきで、それぞれの特性に合った、異なる組成のめっき液を任意に使用することができる。
請求項6に記載の発明は、前記第1のめっきを、前記基板と前記多孔質体とを互いに相対運動させつつ行うことを特徴とする請求項5記載のめっき方法である。
これにより、第1のめっき液を攪拌してめっき液の各成分をより均一に分散させつつ第1のめっきを行うことができる。
請求項7に記載の発明は、前記第2のめっきを、前記基板と前記多孔質体を互いに相対運動させつつ行うことを特徴とする請求項5または6記載のめっき方法である。
これにより、多孔質体を基板の被めっき面に密着させつつ第2のめっきを行うことができる。
請求項8に記載の発明は、前記第1のめっき液には、添加剤として、アクセレレータ、サップレッサ及びレベラが添加されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のめっき方法である。
このように、めっき液中に、析出粒子の微細化を促進するアクセレレータと呼ばれる硫黄化物、銅等のめっき金属を析出させる過電圧を高くし均一電着性を良くするサップレッサと呼ばれるポリマ、及び凸部の析出を送らせることにより平坦なめっきを可能とするレベラと呼ばれる窒素化合物の添加剤を添加することで、均一電着性及びレベリング性をよくすることができる。
請求項9に記載の発明は、前記第2のめっき液には、前記第1のめっき液に添加された前記添加剤の少なくとも一部の濃度を薄めた添加剤が添加されているか、前記第1のめっき液に添加された前記添加剤の少なくとも一部が添加されていないことを特徴とする請求項8記載のめっき方法である。
このように、第2のめっき液として、第1のめっき液と比較して、アクセレレータ、サップレッサ及びレベラの少なくとも一部の濃度を薄めたものを使用することで、例えば第1のめっき液として、埋込み性に優れた組成のめっき液を使用した場合であっても、第2のめっき液を使用しためっきで、めっき膜の表面の平坦度をより高めためっき膜を形成することができる。
請求項10に記載の発明は、前記第1のめっき終了後、使用した第1のめっき液に第2のめっき液を注入して前記第2のめっき液を作製することを特徴とする請求項9記載のめっき方法である。
これにより、第1のめっき液にめっき基本液を注入するといった簡単な操作で、第1のめっき液と比較して、アクセレレータ、サップレッサ及びレベラの濃度を薄めた第2のめっき液を容易に作製することができる。
請求項11に記載の発明は、前記第1及び第2のめっき液中の支持電解質は、硫酸、スルホン酸、ピロリン酸または塩素であることを特徴とする請求項10記載のめっき方法である。
請求項12に記載の発明は、前記第2のめっき液には、前記第1のめっき液に含まれる前記添加剤の内の任意の添加剤が添加されていることを特徴とする請求項10または11記載のめっき方法である。
このように、めっき基本液にアクセレレータ、サップレッサ及びレベラの内の任意の添加剤、例えばレベラを添加し、めっき基本液を第1のめっき液に注入した時に、第2のめっき液中の該添加剤、例えばレベラの濃度が薄くなるのを防止することで、特定の添加剤の濃度のみを薄めることができる。
請求項13に記載の発明は、前記第1のめっき液と前記第2のめっき液との間でめっき液の入れ換えを行うことを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載のめっき方法である。
これにより、第1のめっき液及び第2のめっき液として、それぞれの特性に合った、任意の組成のめっき液を使用することができる。
請求項14に記載の発明は、前記めっき液の入れ換えの際に、基板保持部で保持した基板表面を水洗し乾燥させることを特徴とする請求項13記載のめっき方法である。
請求項15に記載の発明は、前記基板表面を水洗し乾燥させた後、基板表面に化学処理を施すことを特徴とする請求項14記載のめっき方法である。
この化学処理には、例えば界面活性剤を添加した溶液に基板表面を接触させて、基板表面の濡れ性を改善する処理や、基板表面をエッチングする処理が挙げられる。
請求項16に記載の発明は、前記第1のめっきを、基板表面に形成された配線パターンのサイズ及び密度に基づいて電解時間及び/または電流密度を定めて行うことを特徴とする請求項5乃至15のいずれかに記載のめっき方法である。
このように、基板表面に形成された配線パターンのサイズ及び密度から、電解時間及び/または電流密度を変えてめっきを行うことで、より良好な埋込み性と平坦化を実現するができる。
請求項17に記載の発明は、前記第2のめっきを、基板表面に形成された特定の配線パターン上に成膜されるめっき膜の膜厚をモニタして行うことを特徴とする請求項5乃至16のいずれかに記載のめっき方法である。
このように、特定の配線パターン上に成膜されるめっき膜の膜厚をモニタし、めっき電解量をコントロールしてめっきを行うことで、より良好な埋込み性と平坦化を実現するができる。
請求項18に記載の発明は、めっき金属は銅であり、硫酸銅、硫化銅、塩化銅または弗化銅をめっき原料としていることを特徴とする請求項5乃至17のいずれかに記載のめっき方法である。
本発明によれば、緻密な微細配線パターンや幅広配線パターンに銅等の金属(配線材料)を埋込んで配線を形成する時の埋込み性とめっき膜表面の平坦化を両立させ、しかも、フットプリントを小さくするとともに、スループットを短くして、埋込み性が良好で、表面がより平坦なめっき膜を狭いスペースで効率よく形成することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。この実施の形態は、半導体ウェーハ等の基板の表面に設けた配線用の微細凹部に、配線材料としての銅を埋込んで銅膜からなる配線を形成するようにした例を示しているが、他の配線材料を使用してもよいことは勿論である。
図1は、この種の銅配線基板Wの製造例を工程順に示す。先ず、図1(a)に示すように、半導体素子を形成した半導体基材1上の導電層1aの上に、例えばSiOからなる酸化膜やLow−k材膜等の絶縁膜(層間絶縁膜)2を堆積し、この絶縁膜2の内部に、例えばリソグラフィ・エッチング技術により微孔(ビアホール)3と配線溝(トレンチ)4を形成し、その上にTaN等からなるバリア層5、更にその上に電解めっきの給電層としてシード層7をスパッタリング等により形成する。
そして、図1(b)に示すように、基板Wの表面に銅めっきを施すことで、基板Wの微孔3及び配線溝4内に銅を充填するとともに、絶縁膜2上に銅膜6を堆積させる。その後、化学的機械的研磨(CMP)などにより、絶縁膜2上の銅膜6、シード層7及びバリア層5を除去して、微孔3及び配線溝4内に充填させた銅膜6の表面と絶縁膜2の表面とをほぼ同一平面にする。これにより、図1(c)に示すように銅膜6からなる配線が形成される。
図2は、本発明の実施の形態のめっき装置を備えた基板処理システムの全体配置図を示す。図2に示すように、この基板処理システムには、同一設備内に位置して、内部に複数の基板Wを収納する2基のロード・アンロード部10と、めっき及びその付帯処理を行う2基のめっき装置12と、ロード・アンロード部10とめっき装置12との間で基板Wの受渡しを行う搬送ロボット14と、めっき液タンク16を有するめっき液供給設備18が備えられている。
めっき装置12には、図3に示すように、めっき及びその付帯処理を行う基板処理部20が備えられ、この基板処理部20に隣接して、めっき液を溜めるめっき液トレー22が配置されている。また、回転軸24を中心に揺動する揺動アーム26の先端に保持されて基板処理部20とめっき液トレー22との間を揺動する電極ヘッド28を有する電極アーム部30が備えられている。更に、基板処理部20の側方に位置して、プレコート・回収アーム32と、純水やイオン水等の薬液、更には気体等を基板に向けて噴射する固定ノズル34が配置されている。この実施の形態にあっては、3個の固定ノズル34が備えられ、その内の1個を純水の供給用に用いている。
基板処理部20には、図4に示すように、表面(被めっき面)を上向きにして基板Wを保持する基板保持部36と、この基板保持部36の上方に該基板保持部36の周縁部を囲繞するように配置されたカソード部38が備えられている。更に、基板保持部36の周囲を囲繞して処理中に用いる各種薬液の飛散を防止する有底略円筒状の飛散防止カップ40が、エアシリンダ(図示せず)を介して上下動自在に配置されている。
ここで、基板保持部36は、エアシリンダ44によって、下方の基板受渡し位置Aと、上方のめっき位置Bと、これらの中間の前処理・洗浄位置Cとの間を昇降し、図示しない回転モータ及びベルトを介して、任意の加速度及び速度でカソード部38と一体に回転するように構成されている。この基板受渡し位置Aに対向して、めっき装置12のフレーム側面の搬送ロボット14側には、基板搬出入口(図示せず)が設けられ、また基板保持部36がめっき位置Bまで上昇した時に、基板保持部36で保持された基板Wの周縁部に下記のカソード部38のシール材90とカソード88が当接するようになっている。一方、飛散防止カップ40は、その上端が基板搬出入口下方に位置し、図4に仮想線で示すように、上昇した時に基板搬出入口を塞いでカソード部38の上方に達するようになっている。
めっき液トレー22は、めっきを実施していない時に、電極アーム部30の下記の多孔質体108及びアノード98をめっき液で湿潤させるためのもので、この多孔質体108が収容できる大きさに設定され、図示しないめっき液供給口とめっき液排水口を有している。また、フォトセンサがめっき液トレー22に取付けられており、めっき液トレー22内のめっき液の満水、即ちオーバーフローと排水の検出が可能になっている。
電極アーム部30は、図12に示すように、基板保持部36で保持した基板Wの表面への多孔質体108の押当て状態を変える押当て駆動機構150を構成する上下動モータ152とボールねじ154を介して上下動し、旋回モータ(図示せず)を介して、めっき液トレー22と基板処理部20との間を旋回(揺動)するようになっている。
また、プレコート・回収アーム32は、図5に示すように、上下方向に延びる支持軸58の上端に連結されて、ロータリアクチュエータ60を介して旋回(揺動)し、エアシリンダ(図示せず)を介して上下動するよう構成されている。このプレコート・回収アーム32には、その自由端側にプレコート液吐出用のプレコートノズル64が、基端側にめっき液回収用のめっき液回収ノズル66がそれぞれ保持されている。そして、プレコートノズル64は、例えばエアシリンダによって駆動するシリンジに接続されて、プレコート液がプレコートノズル64から間欠的に吐出され、また、めっき液回収ノズル66は、例えばシリンダポンプまたはアスピレータに接続されて、基板上のめっき液がめっき液回収ノズル66から吸引されるようになっている。
前記基板保持部36は、図6乃至図8に示すように、円板状の基板ステージ68を備え、この基板ステージ68の周縁部の円周方向に沿った6カ所に、上面に基板Wを水平に載置して保持する支持腕70が立設されている。この支持腕70の1つの上端には、基板Wの端面に当接して位置決めする位置決め板72が固着され、この位置決め板72を固着した支持腕70に対向する支持腕70の上端には、基板Wの端面に当接し回動して基板Wを位置決め板72側に押付ける押付け片74が回動自在に支承されている。また、他の4個の支持腕70の上端には、回動して基板Wをこの上方から下方に押付けるチャック爪76が回動自在に支承されている。
ここで、押付け片74及びチャック爪76の下端は、コイルばね78を介して下方に付勢した押圧棒80の上端に連結されて、この押圧棒80の下動に伴って押付け片74及びチャック爪76が内方に回動して閉じるようになっており、基板ステージ68の下方には、押圧棒80に下面に当接してこれを上方に押上げる支持板82が配置されている。
これにより、基板保持部36が図4に示す基板受渡し位置Aに位置する時、押圧棒80は支持板82に当接し上方に押上げられて、押付け片74及びチャック爪76が外方に回動して開き、基板ステージ68を上昇させると、押圧棒80がコイルばね78の弾性力で下降して、押付け片74及びチャック爪76が内方に回転して閉じるようになっている。
前記カソード部38は、図9及び図10に示すように、支持板82(図8等参照)の周縁部に立設した支柱84の上端に固着した環状の枠体86と、この枠体86の下面に内方に突出させて取付けた、この例では6分割されたカソード88と、このカソード88の上方を覆うように枠体86の上面に取付けた環状のシール材90とを有している。シール材90は、その内周縁部が内方に向け下方に傾斜し、かつ徐々に薄肉となって、内周端部が下方に垂下するように構成されている。
これにより、図4に示すように、基板保持部36がめっき位置Bまで上昇した時に、この基板保持部36で保持した基板Wの周縁部にカソード88が押付けられて通電し、同時にシール材90の内周端部が基板Wの周縁部上面に圧接し、ここを水密的にシールして、基板Wの上面(被めっき面)に供給されためっき液が基板Wの端部から染み出すのを防止するとともに、めっき液がカソード88を汚染することを防止するようになっている。
なお、この実施の形態において、カソード部38は、上下動不能で基板保持部36と一体に回転するようになっているが、上下動自在で、下降した時にシール材90が基板Wの被めっき面に圧接するように構成しても良い。
前記電極アーム部30の電極ヘッド28は、図11及び図12に示すように、揺動アーム26の自由端にボールベアリング92を介して連結した電極ホルダ94と、この電極ホルダ94の下端開口部を塞ぐように配置された多孔質体108とを有している。この多孔質体108は、主にめっき液を保持する役割を果たすめっき液含浸材110と、このめっき液含浸材110の下面に取付けられた多孔質パッド111から構成されている。すなわち、この電極ホルダ94は、下方に開口した有底カップ状に形成され、この下部内周面には、凹状部94aが、めっき液含浸材110の上部には、この凹状部94aに嵌合するフランジ部110aがそれぞれ設けられ、このフランジ部110aを凹状部94aに嵌入することで、電極ホルダ94に多孔質体108が保持されている。これによって、電極ホルダ94の内部に中空のめっき液室100が区画形成されている。
このように、多孔質体108を多層構造とすることで、例えば基板Wと接触する多孔質パッド111として、基板Wの被めっき面上の凹凸面を平坦化するのに十分な平坦性を有するものを使用することが可能となる。
この多孔質パッド111は、基板Wの表面(被めっき面)と接触する面(表面)の平担性がある程度高く、めっき液が通過できる微細貫通穴を有し、少なくとも接触面が絶縁物もしくは絶縁性の高い物質で形成されていることが必要である。この多孔質パッド111に要求される平担性は、例えば、最大粗さ(RMS)が数十μm以下程度である。
また、多孔質パッド111に要求される微細貫通穴は、接触面での平坦性を保つために丸穴の貫通孔が好ましく、更に、微細貫通穴の穴径や単位面積当たりの個数などはめっきする膜質や配線パターンによって最適値が異なるが、両者とも小さい方が凹部内におけるめっき成長の選択性を向上させる上で好ましい。具体的な、微細貫通穴の穴径や単位面積当たりの個数としては、例えば、穴径30μm以下、好ましくは5〜20μmの微小貫通孔が、気孔率で50%以下の状態で存在すれば良い。
更に、多孔質パッド111は、ある程度の固さであることが好ましく、例えば、その引張り強度が5〜100kg/cm2、曲げ弾性強度が200〜10000kg/cm2程度であればよい。
この多孔質パッド111は、更に親水性の材料であることが好ましく、例えば下記に示す材料に対し親水化処理または親水基を重合させたものが用いられる。このような材料の例としては、多孔ポリエチレン(PE)、多孔ポリプロピレン(PP)、多孔ポリアミド、多孔ポリカーボネートまたは多孔ポリイミド等が挙げられる。このうち、多孔PE、多孔PP、多孔ポリアミド等は、超高分子のPE、PP、ポリアミド等の細かい粉を原料とし、これを押し固め、焼結成形することにより調製したものであり、フルダスS(三菱樹脂(株)製)、サンファインUF、サンファインAQ(ともに旭化成(株)製)、Spacy(スペイシーケミカル社製)等の商品名で市販されている。また、多孔ポリカーボネートは、例えば、ポリカーボネートフィルムにアクセラレーターで加速した高エネルギーの重金属(銅等)を貫通させ、これにより生成する直線上のトラック(軌跡)を選択的にエッチングすることにより調製されるものである。
この多孔質パッド111は、基板Wの表面と接触する面(表面)を圧縮加工、機械加工等により平坦化加工したものであっても良く、これにより、微小溝でのより高い優先析出が期待できる。
一方、めっき液含浸材110は、アルミナ,SiC,ムライト,ジルコニア,チタニア,コージライト等の多孔質セラミックスまたはポリプロピレンやポリエチレンの焼結体等の硬質多孔質体、あるいはこれらの複合体、更には織布や不織布で構成される。例えば、アルミナ系セラミックスにあっては、ポア径30〜200μm、SiCにあっては、ポア径30μm以下、気孔率20〜95%、厚み1〜20mm、好ましくは5〜20mm、更に好ましくは8〜15mm程度のものが使用される。この例では、例えば気孔率30%、平均ポア径100μmでアルミナ製の多孔質セラミックス板から構成されている。そして、この内部にめっき液を含有させることで、つまり多孔質セラミックス板自体は絶縁体であるが、この内部にめっき液を複雑に入り込ませ、厚さ方向にかなり長い経路を辿らせることで、めっき液の電気伝導率より小さい電気伝導率を有するように構成されている。
このようにめっき液含浸材110をめっき液室100内に配置し、このめっき液含浸材110によって大きな抵抗を発生させることで、給電層としてシード層7(図1参照)の抵抗の影響を無視できる程度となし、基板Wの表面の電気抵抗による電流密度の面内差を小さくして、めっき膜の面内均一性を向上させることができる。
前記めっき液室100内には、多孔質体108の上方に位置して、内部に上下に貫通する多数の通孔98aを有するアノード98が配置されている。このアノード98は、例えば銅めっきを行う場合にあっては、スライムの生成を抑制するため、含有量が0.03〜0.05%のリンを含む銅(含リン銅)で構成されているが、白金、チタン等の不溶解性金属あるいは金属上に白金等をめっきした不溶解電極であってもよい。交換が不要なことから、不溶解金属あるいは不溶解電極であることが好ましい。更に、めっき液の流通のしやすさ等から網状であってもよい。
電極ホルダ94の上部には、めっき液室100の内部にめっき液を供給するめっき液供給口103と、めっき液室100内のめっき液を吸引して排出するめっき液排出口104が設けられている。そして、このめっき液供給口103は、めっき液供給設備18(図2参照)から延びるめっき液供給管102に、めっき液排出口104は、同じくめっき液排出管106にそれぞれ接続されている。
更に、電極ホルダ94の周壁には、アノード98及び多孔質体108の側方に位置してめっき液注入部120が設けられている。このめっき液注入部120は、この例では、下端をノズル形状としたチューブで構成され、めっき液供給設備18(図2参照)のめっき液供給タンク122から延びるめっき液注入管124に接続されている。このめっき液供給タンク122内には、予め所定の組成に調整されためっき液(第1のめっき液)126が貯蔵されている。
この例では、めっき液供給タンク122内に貯蔵されてめっき液注入部120から注入されるめっき液(第1のめっき液)126として、添加剤濃度を高めて、微細配線パターンにおける埋込み性に優れた組成を有するものが使用されている。つまり、このめっき液126は、例えば、硫酸、スルホン酸、ピロリン酸または塩素からなる支持電解質及びめっき金属(銅)を含む溶液(めっき基本液)に、析出粒子の微細化を促進するアクセレレータと呼ばれる硫黄化物、銅等のめっき金属を析出させる過電圧を高くし均一電着性を良くするサップレッサと呼ばれるポリマ、及び凸部の析出を送らせることにより平坦なめっきを可能とするレベラと呼ばれる窒素化合物の添加剤を所定の濃度で添加した組成を有しており、これにより、めっきの際の均一電着性及びレベリング性を良くすることができる。
このめっき金属(銅)は、例えば硫酸銅、硫化銅、塩化銅または弗化銅を原料としている。
このめっき液注入部120は、基板保持部36がめっき位置B(図3参照)にある時に、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108の隙間が、例えば0.5〜3mm程度となるまで電極ヘッド28を下降させ、この状態で、アノード98及び多孔質体108の側方から、基板Wと多孔質体108との間の領域に、予め組成をコントロールしためっき液(第1のめっき液)126を注入するためのもので、シール材90と多孔質体108に挟まれた領域に向けて、下端のノズル部が開口するようになっている。また、多孔質体108の外周部には、ここを電気的にシールドするゴム製のシールドリング112が装着されている。
このめっき液注入時には、めっき液注入部120から注入されためっき液126は、図13に示すように、基板Wの表面に沿って一方向に流れ、このめっき液126の流れによって、基板Wと多孔質体108との間の領域の空気が外方に押し出されて外部に排出され、この領域がめっき液注入部120から注入された新鮮で組成が調整されためっき液126で満たされて、基板Wとシール材90で区画された領域に溜められる。
このように、アノード98及び多孔質体108の側方から、基板Wと多孔質体108との間の領域にめっき液126を注入することにより、多孔質体108の内部に、絶縁体からなる電解液供給チューブ等の電界分布を乱す要因となるものを設けることなく、めっき液の液張りを行うことができる。これによって、特に大面積の基板であっても、基板の表面全面に亘る電界分布をより均一にするとともに、めっき液126を注入する際に、多孔質体108で保持しためっき液が多孔質体108から漏れてしまうことを防止して、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108が対向する領域内に新鮮で組成が調整されためっき液126を供給することができる。
ここで、めっき装置12にあっては、液張り時に反応が起こり、この反応による影響によって、例えばめっき膜の埋込みが不能となったり、めっき膜の特性が部分的に変化したりすることがあり、これを防止するためには、めっき液126を0.1〜10m/secの線速度で注入し、例えば300mmのウェーハにあっては、5秒以内に液張り完了することが望ましい。めっき液注入部120として、このような要求に満たすような任意の形状のものを使用することが好ましい。
更に、電極ホルダ94の側壁には、アノード98及び多孔質体108の側方に位置してめっき基本液注入部130が設けられている。このめっき基本液注入部130は、この例では、下端をノズル形状としたチューブで構成され、めっき基本液供給タンク132から延びるめっき基本液注入管134に接続されている。このめっき基本液供給タンク132内には、例えば、硫酸、スルホン酸、ピロリン酸または塩素からなる支持電解質及びめっき金属(銅)を含む溶液(めっき基本液)136が貯蔵されている。
このめっき基本液注入部130は、前述のようにして、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間に注入しためっき液(第1のめっき液)126にめっき基本液136を注入して混合することで、めっき液(第1のめっき液)126に比べ、添加物濃度、すなわちアクセレレータ、サップレッサ及びレベラの濃度を薄めためっき液(第2のめっき液)128(図14参照)を作製するためのもので、シール材90と多孔質体108に挟まれた領域に向けて、下端のノズル部が開口するようになっている。
これにより、めっき液(第1のめっき液)126にめっき基本液136を注入するといった簡単な操作で、第1のめっき液126と比較して、アクセレレータ、サップレッサ及びレベラの濃度を薄めためっき液(第2のめっき液)128を容易に作製し、この第2めっき液128を基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間に導入して、この第2のめっき液128を使用しためっきを行うことができる。
なお、この例では、第1のめっき液126と比較して、アクセレレータ、サップレッサ及びレベラの濃度を薄めた第2のめっき液128を作製するようにした例を示しているが、めっき基本液136に、アクセレレータ、サップレッサ及びレベラの内の任意の添加剤、例えばレベラを添加し、めっき基本液136を第1のめっき液126に注入した時に、第2のめっき液128中の該添加剤、例えばレベラの濃度が薄くなるのを防止することで、特定の添加剤の濃度のみを薄めるようにしてもよい。
このように、第2のめっき液128として、第1のめっき液126と比較して、アクセレレータ、サップレッサ及びレベラの少なくとも一部の濃度を薄めたものを使用することで、例えば第1のめっき液126として、埋込み性に優れた組成のめっき液を使用した場合であっても、第2のめっき液128を使用しためっきで、めっき膜の表面の平坦度をより高めためっき膜を形成することができる。
次に、前記実施の形態のめっき装置12を備えた基板処理システムの操作について説明する。
先ず、ロード・アンロード部10からめっき前の基板Wを搬送ロボット14で取出し、表面(被めっき面)を上向きにした状態で、フレームの側面に設けられた基板搬出入口から一方のめっき装置12の内部に搬送する。この時、基板保持部36は、下方の基板受渡し位置Aにあり、搬送ロボット14は、そのハンドが基板ステージ68の真上に到達した後に、ハンドを下降させることで、基板Wを支持腕70上に載置する。そして、搬送ロボット14のハンドを、前記基板搬出入口を通って退去させる。
搬送ロボット14のハンドの退去が完了した後、飛散防止カップ40を上昇させ、同時に基板受渡し位置Aにあった基板保持部36を前処理・洗浄位置Cに上昇させる。この時、この上昇に伴って、支持腕70上に載置された基板は、位置決め板72と押付け片74で位置決めされ、チャック爪76で確実に把持される。
一方、電極アーム部30の電極ヘッド28は、この時点ではめっき液トレー22上の通常位置にあって、多孔質体108あるいはアノード98がめっき液トレー22内に位置しており、この状態で飛散防止カップ40の上昇と同時に、めっき液トレー22及び電極ヘッド28にめっき液の供給を開始する。そして、基板のめっき工程に移るまで、新しいめっき液を供給し、併せてめっき液排出管106を通じた吸引を行って、多孔質体108に含まれるめっき液の交換と泡抜きを行う。なお、飛散防止カップ40の上昇が完了すると、フレーム側面の基板搬出入口は飛散防止カップ40で塞がれて閉じ、フレーム内外の雰囲気が遮断状態となる。
飛散防止カップ40が上昇するとプレコート処理に移る。即ち、基板Wを受取った基板保持部36を回転させ、待避位置にあったプレコート・回収アーム32を基板と対峙する位置へ移動させる。そして、基板保持部36の回転速度が設定値に到達したところで、プレコート・回収アーム32の先端に設けられたプレコートノズル64から、例えば界面活性剤からなるプレコート液を基板の表面(被めっき面)に間欠的に吐出する。この時、基板保持部36が回転しているため、プレコート液は基板Wの表面の全面に行き渡る。次に、プレコート・回収アーム32を待避位置へ戻し、基板保持部36の回転速度を増して、遠心力により基板Wの被めっき面のプレコート液を振り切って乾燥させる。
プレコート完了後にめっきに移る。先ず、基板保持部36を、この回転を停止、若しくは回転速度をめっき時速度まで低下させた状態で、めっきを施すめっき位置Bまで上昇させる。すると、基板Wの周縁部は、カソード88に接触して通電可能な状態となり、同時に基板Wの周縁部上面にシール材90が圧接して、基板Wの周縁部が水密的にシールされる。
一方、搬入された基板Wのプレコート処理が完了したという信号に基づいて、電極アーム部30をめっき液トレー22上方からめっきを施す位置の上方に電極ヘッド28が位置するように水平方向に旋回させ、しかる後、電極ヘッド28をカソード部38に向かって下降させる。この時、多孔質体108を基板Wの表面に接触することなく、例えば0.5mm〜3mm程度に近接した位置とする。電極ヘッド28の下降が完了した時点で、 カソード88とアノード98との間にめっき電源114を投入し、めっき液注入部120から基板Wと多孔質体108との間の領域にめっき液(第1のめっき液)126を注入して該領域をめっき液126で満たし、これによって、基板Wの表面(被めっき面)に第1めっきを施す。この時、必要に応じて、基板Wを基板保持部36と共に回転させて、めっき液126を攪拌する。
なお、この例では、基板保持部36を回転させてようにした例を示しているが、電極ヘッド94の方を回転させたり、また双方を回転させるようにしてもよい。
この第1のめっき液126を使用した第1のめっきを、基板Wの表面に形成された配線パターンのサイズ及び密度に基づいて電解時間及び/または電流密度を定めて行うことが好ましく、このように、基板Wの表面に形成された配線パターンのサイズ及び密度から、配線パターンを埋めるのに必要なめっき電解量を計算し、電解時間及び/または電流密度を変えてめっきを行うことで、より良好な埋込み性と平坦化を実現するができる。
そして、この第1のめっき終了後、めっき電源114とカソード88及びアノード98との接続を解き、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間に注入しためっき液(第1のめっき液)126にめっき基本液注入部130からめっき基本液136を注入して混合することで、図14(a)に示すように、めっき液(第1のめっき液)126に比べ、添加物濃度、すなわちアクセレレータ、サップレッサ及びレベラの濃度を薄めためっき液(第2のめっき液)128を作製し、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間に導入する。
次に、図14(b)に示すように、めっき電源114の陰極をカソード88に、陽極をアノード98にそれぞれ接続し、押当て駆動機構150を介して、電極ヘッド28を下降させて、多孔質体108の多孔質パッド111の下面を基板保持部36で保持した基板Wの上面(表面)に押当て、これによって、基板Wの表面に、第2のめっき液128による第2のめっきを行う。この時、必要に応じて、基板Wを基板保持部36と共に回転させることで、多孔質パッド111を基板Wの表面に密着させつつめっきを行うことができる。
このように、第1のめっき液126と比較して、アクセレレータ、サップレッサ及びレベラの少なくとも一部の濃度を薄めた第2のめっき液128を使用してめっきを行うことで、例えば第1のめっき液126として、埋込み性に優れた組成のめっき液を使用した場合であっても、第2のめっき液128を使用しためっきで、めっき膜の表面の平坦度をより高めためっき膜を形成し、更に、多孔質パット111を基板保持部36で保持した基板Wの表面に接触させることで、めっき膜の表面の平坦性を更に高めることができる。
この第2のめっき液128を使用した第2のめっきを、基板Wの表面に形成された特定の配線パターン上に成膜されるめっき膜の膜厚をモニタして行うことが好ましく、このように、特定の配線パターン上に成膜されるめっき膜の膜厚をモニタし、めっき電解量をコントロールして、特定膜厚のめっきが付いたことを確認することで、より良好な埋込み性と平坦化を実現するができる。
めっきが完了すると、電極アーム部30を上昇させ旋回させてめっき液トレー22上方へ戻し、通常位置へ下降させる。次に、プレコート・回収アーム32を待避位置から基板Wに対峙する位置へ移動させて下降させ、めっき液回収ノズル66から基板W上のめっき液の残液を回収する。この残液の回収が終了した後、プレコート・回収アーム32を待避位置へ戻し、基板めっき面のリンスのために、純水用の固定ノズル34から基板Wの中央部に純水を吐出し、同時に基板保持部36を、スピードを増して回転させて基板Wの表面のめっき液を純水に置換する。このように、基板Wのリンスを行うことで、基板保持部36をめっき位置Bから下降させる際に、めっき液が跳ねて、カソード部38のカソード88が汚染されることが防止される。
リンス終了後に水洗工程に入る。即ち、基板保持部36をめっき位置Bから前処理・洗浄位置Cへ下降させ、純水用の固定ノズル34から純水を供給しつつ基板保持部36及びカソード部38を回転させて水洗を実施する。この時、カソード部38に直接供給した純水、又は基板Wの面から飛散した純水によってシール材90及びカソード88も基板と同時に洗浄することができる。
水洗完了後にドライ工程に入る。即ち、固定ノズル34からの純水の供給を停止し、更に基板保持部36及びカソード部38の回転スピードを増して、遠心力により基板表面の純水を振り切って乾燥させる。併せて、シール材90及びカソード88も乾燥される。ドライ工程が完了すると基板保持部36及びカソード部38の回転を停止させ、基板保持部36を基板受渡し位置Aまで下降させる。すると、チャック爪76による基板Wの把持が解かれ、基板Wは、支持腕70の上面に載置された状態となる。これと同時に、飛散防止カップ40も下降させる。
以上でめっき及びそれに付帯する前処理や洗浄・乾燥工程の全て工程を終了し、搬送ロボット14は、そのハンドを基板搬出入口から基板Wの下方に挿入し、そのまま上昇させることで、基板保持部36から処理後の基板Wを受取る。そして、搬送ロボット14は、この基板保持部36から受取った処理後の基板Wをロード・アンロード部10に戻す。
この例によれば、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間に注入しためっき液(第1のめっき液)126をそのまま使用しためっきと、この基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間に注入しためっき液126にめっき基本液136を注入して添加剤濃度を薄めためっき液(第2のめっき液)128を使用しためっきを、同一めっきセルで連続して行うことができる。このように、添加剤濃度を高めて微細配線パターンに対する埋込み性を良くしためっき液を使用しためっきと、添加剤濃度を薄めて平坦化を良好としためっき液を使用しためっきを同一めっきセルで連続して行うことで、フットプリントを小さくするとともに、スループットを短くして、埋込み性が良好で、表面が平坦なめっき膜を狭いスペースで効率よく形成することができる。
図15は、本発明の他の実施の形態のめっき装置を示す。この実施の形態のめっき装置の前述の実施の形態のめっき装置と異なる点は以下の通りである。
すなわち、電極ホルダ94の周壁には、アノード98及び多孔質体108の側方に位置して第1のめっき液注入部140aが設けられている。この第1のめっき液注入部140aは、この例では、下端をノズル形状としたチューブで構成され、第1のめっき液供給タンク142aから延びる第1のめっき液注入管144aに接続されている。このめっき液供給タンク142a内には、予め所定の組成に調整された第1のめっき液146aが貯蔵されている。
更に、電極ホルダ94の周壁には、アノード98及び多孔質体108の側方に位置して第2のめっき液注入部140bが設けられている。この第2のめっき液注入部140bは、この例では、下端をノズル形状としたチューブで構成され、第2のめっき液供給タンク142bから延びる第2めっき液注入管144b接続されている。このめっき液供給タンク142bには、前記第1のめっき液146aとは異なる組成を有し、予め所定の組成に調整された第2のめっき液146bが貯蔵されている。
この第2のめっき液146bは、例えば第1のめっき液146aと比較して、添加物濃度、すなわちアクセレレータ、サップレッサ及びレベラの少なくとも一つの濃度を薄めた組成からなる。
この実施の形態のめっき装置においては、前述とほぼ同様に、多孔質体108を基板Wの表面に接触することなく、例えば0.5mm〜3mm程度に近接した位置まで下降させ、カソード88とアノード98との間にめっき電源114を投入し、第1のめっき液注入部140aから基板Wと多孔質体108との間の領域に第1のめっき液146aを注入し、必要に応じて、基板を回転させる。これにより、基板の表面(被めっき面)に、第1のめっき液146aによる第1めっきを行う。
この第1のめっき終了後、前述とほぼ同様に、基板Wの表面に残っためっき液(第1のめっき液)を回収し、更に基板表面を洗浄し乾燥させた後、必要に応じて、基板表面に、親水化処理やエッチング等の処理を施す。
しかる後、多孔質体108を所定の位置まで下降させ、カソード88とアノード98との間にめっき電源114を投入し、第2のめっき液注入部140bから基板Wと多孔質体108との間の領域に第2のめっき液146bを注入し、更に押当て駆動機構150を介して、電極ヘッド28を更に下降させて、多孔質体108の多孔質パッド111の下面を基板保持部36で保持した基板Wの上面(表面)に押当て、必要に応じて基板を回転させる。これにより、基板の表面に、第2のめっき液146bによる第2のめっきを行う。
その後の処理は、前述の例と同様である。
この例によれば、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間に注入した第1のめっき液146aを使用した第1のめっきと、基板保持部36で保持した基板Wと多孔質体108との間に注入した、第1のめっき液146aとは異なる組成の第2のめっき液146bを使用した第2のめっきを、同一めっきセルで連続して行うことができる。これによって、例えば、細配線パターンに対する埋込み性が良好な第1のめっき液146aを使用した第1のめっきと、平坦化を良好とした第2のめっき液146bを使用した第2のめっきを同一めっきセルで連続して行うことで、フットプリントを小さくするとともに、スループットを短くして、埋込み性が良好で、表面が平坦なめっき膜を狭いスペースで効率よく形成することができる。しかも、第1のめっきと第2のめっきで、それぞれの特性に合った、異なる組成のめっき液を任意に使用することができる。
めっきによって銅配線を形成する例を工程順に示す図である。 本発明の実施の形態のめっき装置を備えた基板処理システムの全体を示す平面図である。 図2に示すめっき装置の平面図である。 図2に示すめっき装置の基板保持部及びカソード部の拡大断面図である。 図2に示すめっき装置のプレコート・回収アームを示す正面図である。 図2に示すめっき装置の基板保持部の平面図である。 図6のB−B線断面図である。 図6のC−C線断面図である。 図2に示すめっき装置のカソード部の平面図である。 図9のD−D線断面図である。 図2に示すめっき装置の電極アーム部の平面図である。 図2に示すめっき装置の電極ヘッド及び基板保持部を概略的に示す第1のめっき時における断面図である。 図2に示すめっき装置におけるめっき液注入時の基板とシール材とめっき液注入部の位置関係を示す図である。 (a)は、第1のめっき液にめっき基本液を注入して第2のめっき液を作製した状態を、(b)は、この第2のめっき液を使用して第2のめっきを行っている状態をそれぞれ示す断面図である。 本発明の他の実施の形態のめっき装置の要部を示す断面図である。
符号の説明
10 ロード・アンロード部
12 めっき装置
18 めっき液供給設備
20 基板処理部
22 めっき液トレー
28 電極ヘッド
30 電極アーム部
36 基板保持部
38 カソード部
40 飛散防止カップ
68 基板ステージ
70 支持腕
76 チャック爪
88 カソード
90 シール材
94 電極ホルダ
98 アノード
100 めっき液室
102 めっき液供給管
106 めっき液排出管
108 多孔質体
110 めっき液含浸材
111 多孔質パッド
112 シールドリング
114 電源
120,140a,140b めっき液注入部
122,142a,142b めっき液供給タンク
124,144a,144b めっき液注入管
126,146a めっき液(第1のめっき液)
128,146b めっき液(第2のめっき液)
130 基本液注入部
132 基本液供給タンク
134 基本液注入管
136 めっき基本液
150 押当て駆動機構

Claims (18)

  1. 基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部で保持した基板の被めっき面の周縁部に当接するシール材と前記基板と接触して通電させるカソードを備えたカソード部と、
    前記基板の被めっき面に対向する位置に配置されるアノードと、
    前記アノードと前記基板の被めっき面との間に配置される保水性材料からなる多孔質体と、
    前記基板保持部で保持した基板と前記多孔質体との間にめっき液を注入するめっき液注入部と、
    前記基板保持部で保持した基板と前記多孔質体との間にめっき基本液を注入するめっき基本液注入部を有することを特徴とするめっき装置。
  2. 基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部で保持した基板の被めっき面の周縁部に当接するシール材と前記基板と接触して通電させるカソードを備えたカソード部と、
    前記基板の被めっき面に対向する位置に配置されるアノードと、
    前記アノードと前記基板の被めっき面との間に配置される保水性材料からなる多孔質体と、
    前記基板保持部で保持した基板と前記多孔質体との間に第1のめっき液を注入する第1のめっき液注入部と、
    前記基板保持部で保持した基板と前記多孔質体との間に、前記第1のめっき液とは異なる組成を有する第2のめっき液を注入する第2のめっき液注入部を有することを特徴とするめっき装置。
  3. 前記多孔質体の前記基板保持部で保持した基板の被めっき面への押当て状態を変える押当て駆動機構を更に有することを特徴とする請求項1または2記載のめっき装置。
  4. 前記多孔質体と前記基板保持部で保持した基板とを相対運動させる相対駆動機構を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のめっき装置。
  5. 基板保持部で保持した基板と保水性材料からなる多孔質体とを互いに所定間隔離間させつつ、第1のめっき液で第1のめっきを行い、
    前記基板保持部で保持した基板と前記保水性材料とを互いに接触させる動作を含む、前記第1のめっき液と異なる組成の第2のめっき液で第2のめっきを行うことを特徴とするめっき方法。
  6. 前記第1のめっきを、前記基板と前記多孔質体とを互いに相対運動させつつ行うことを特徴とする請求項5記載のめっき方法。
  7. 前記第2のめっきを、前記基板と前記多孔質体とを互いに相対運動させつつ行うことを特徴とする請求項5または6記載のめっき方法。
  8. 前記第1のめっき液には、添加剤として、アクセレレータ、サップレッサ及びレベラが添加されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のめっき方法。
  9. 前記第2のめっき液には、前記第1のめっき液に添加された前記添加剤の少なくとも一部の濃度を薄めた添加剤が添加されているか、前記第1のめっき液に添加された前記添加剤の少なくとも一部が添加されていないことを特徴とする請求項8記載のめっき方法。
  10. 前記第1のめっき終了後、使用した第1のめっき液に第2のめっき液を注入して前記第2のめっき液を作製することを特徴とする請求項9記載のめっき方法。
  11. 前記第1及び第2のめっき液中の支持電解質は、硫酸、スルホン酸、ピロリン酸または塩素であることを特徴とする請求項10記載のめっき方法。
  12. 前記第2のめっき液には、前記第1のめっき液に含まれる前記添加剤の内の任意の添加剤が添加されていることを特徴とする請求項10または11記載のめっき方法。
  13. 前記第1のめっき液と前記第2のめっき液との間でめっき液の入れ換えを行うことを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載のめっき方法。
  14. 前記めっき液の入れ換えの際に、基板保持部で保持した基板表面を水洗し乾燥させることを特徴とする請求項13記載のめっき方法。
  15. 前記基板表面を水洗し乾燥させた後、基板表面に化学処理を施すことを特徴とする請求項14記載のめっき方法。
  16. 前記第1のめっきを、基板表面に形成された配線パターンのサイズ及び密度に基づき電解時間及び/または電流密度を定めて行うことを特徴とする請求項5乃至15のいずれかに記載のめっき方法。
  17. 前記第2のめっきを、基板表面に形成された特定の配線パターン上に成膜されるめっき膜の膜厚をモニタして行うことを特徴とする請求項5乃至16のいずれかに記載のめっき方法。
  18. めっき金属は銅であり、硫酸銅、硫化銅、塩化銅または弗化銅をめっき原料としていることを特徴とする請求項5乃至17のいずれかに記載のめっき方法。
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