JP2005263605A - 珪酸ガラスのエッチング方法及びマイクロレンズアレイ - Google Patents

珪酸ガラスのエッチング方法及びマイクロレンズアレイ Download PDF

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【課題】エッチング残渣を生じることなく、珪酸ガラスをプラズマエッチングする方法及びマイクロレンズアレイの提供。
【解決手段】LiO−Al−SiO系組成をベースとして有する基板を、フロロカーボンガスに総流量基準で20〜80%のホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスを添加してなる混合ガスを用いてエッチングする。基板表面に形状がほぼ球面の一部をなす複数の凸部が配列してなるマイクロレンズアレイであって、これら凸部が上記エッチングに従って作製される。
【選択図】図2

Description

本発明は、珪酸ガラスのエッチング方法及びマイクロレンズアレイに関し、特にAlを含む珪酸ガラスからなる基板のプラズマエッチング方法及びこのエッチングに従って作製されるマイクロレンズアレイに関する。
一般に、SiOの屈折率が1.45前後であるのに対し、低膨張結晶化ガラス又は超耐熱結晶化ガラスとして通常用いられるLiO−Al−SiO(例えば、ネオセラム(登録商標、日本電気硝子株式会社製))からなる珪酸ガラスは1.54前後と高い。この低膨張結晶化ガラスはまた、透明であり、耐熱衝撃性や熱線透過性、寸法安定性に優れていることから、石英よりも有利な点が多く、エレクトロニクス等の分野でもその特性が評価されており、今後、新たな用途の開発が行われる可能性が高いと予測される。しかしながら、LiOやAlを含有するために、従来のSiO(石英)加工で通常用いているフロロカーボンガスでエッチングした場合、その表面にエッチング残渣が発生するという新たな問題が生じている。これは、低膨張結晶化ガラス中に含有されているAlやLiがエッチングで除去されにくいために生じるものと考えられる。特に、このガラスを用いてマイクロレンズを作製する場合には、このようなエッチング残渣が表面平滑性に直接影響を及ぼすことから、致命的な問題となる。
また、特定の濃度分布マスクを用いて、液晶プロジェクタ用マイクロレンズアレイを製作するためにネオセラム基板をフロロカーボンガス(CHF+CF)を用いてプラズマエッチングすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−356471号公報(例えば、第8頁左欄)
本発明の課題は、上述の従来技術の問題点を解決することにあり、エッチング残渣を生じることなく、低膨張結晶化ガラスである珪酸ガラスからなる基板をプラズマエッチングする方法及びこのエッチング方法に従って作製されるマイクロレンズアレイを提供することにある。
本発明のエッチング方法は、エッチングガスとして、フロロカーボンガスにホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガス(例えば、BClガス等)を添加してなる混合ガスを用い、Alを含む珪酸ガラスからなる基板をプラズマエッチングすることを特徴とする。
また、本発明のエッチング方法は、プラズマ発生手段及び基板バイアス手段を持つエッチング装置内に載置されたAlを含む珪酸ガラスからなる基板上に、エッチングガスとして、フロロカーボンガスにホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガス(例えば、BClガス等)を添加してなる混合ガスを導入し、プロセス圧力を2Pa以下、好ましくは1Pa以下にして、基板をプラズマエッチングすることを特徴とする。
上記のようなエッチング方法を実施することにより、基板表面にエッチング残渣を生じることなく、平滑表面を得ることができる。
前記珪酸ガラス基板が、LiO−Al−SiO系組成をベースとして有する低膨張結晶化ガラス基板であることを特徴とする。
前記珪酸ガラス基板が、Alを20〜30重量%含むLiO−Al−SiO系組成をベースとして有する低膨張結晶化ガラス基板であることを特徴とする。Al含量が20重量%未満であると、BCl添加率を低くしなければ好都合のエッチングが行われないが、この場合、エッチ表面にあれが残る。また、この含量が30重量%を超えると、BCl添加率を高くしなければ好都合のエッチングが行われないが、この場合、エッチング速度は低くなる。
前記エッチングガス中のホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガス(例えば、BClガス等)の添加率がエッチングガス総流量基準で20〜80%であることを特徴とする。20%未満であるとエッチ表面にあれが残り、80%を超えるとエッチング速度が低くなりすぎる。
本発明のエッチング方法はまた、前記珪酸ガラス基板中のSiO含量が70〜80重量%である基板を用い、エッチングガスとして、フロロカーボンガスにホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガス(例えば、BClガス等)を添加してなる混合ガスの代わりに又はこの混合ガスと併用して、水素原子を含んでいてもよいフロロカーボンガスに水素ガスを添加してなる混合ガス又は水素原子を含むフロロカーボンガスを用いて基板をプラズマエッチングすることを特徴とする。
また、本発明のマイクロレンズアレイは、 Alを含む珪酸ガラスからなる基板表面に、その形状がほぼ球面の一部をなす複数の凸部が配列してなり、これら凸部が該基板表面を前記エッチング方法でプラズマエッチングして得られたものであることを特徴とする。基板表面にエッチング残渣がなく、平滑表面が得られるので、液晶表示素子等の分野で微少寸法のマイクロレンズアレイとして利用できる。
本発明によれば、フロロカーボンガスにホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガス(例えば、BClガス)を添加してなる混合ガスを用いてプラズマエッチングするので、低膨張結晶化ガラスである珪酸ガラスからなる基板を、その表面にエッチング残渣を生じせしめることなくエッチングすることができると共に、このエッチング方法に従って作製される、表面にエッチング残渣のないマイクロレンズアレイを提供できるという効果を奏する。
図1に、本発明に従って、低膨張結晶化ガラスである珪酸ガラスからなる基板をエッチングするためのプラズマエッチング(ドライエッチング)装置を示す。このエッチング装置1は、低温、高密度プラズマによるエッチングが可能なものであり、ターボ分子ポンプ等の真空排気手段2aを備えた真空チャンバー2を有する。この真空チャンバー2の上部には、誘電体円筒状壁により形成されたプラズマ発生部3が設けられ、その下部には、基板電極部4が設けられている。プラズマ発生部3の側壁(誘電体側壁)5の外側には、三つの磁場コイル6、7、8が設けられ、この磁場コイル6、7、8によって、プラズマ発生部3内に環状磁気中性線(図示せず)が形成される。誘電体側壁5の外壁にはプラズマ発生用高周波アンテナコイル9が配置され、この高周波アンテナコイル9は、高周波電源10に接続され、三つの磁場コイル6、7、8によって形成された磁気中性線に沿って交番電場を加えてこの磁気中性線に放電プラズマを発生するように構成されている。
磁気中性線の作る面と対向させて基板電極部4内には、被処理基板Sを載置する基板電極11が設けられている。この基板電極は、絶縁体11aを介して真空チャンバー2内に設置されている。この基板電極11は、コンデンサー12を介して高周波電源13に接続され、電位的に浮遊電極となって負のバイアス電位となるように構成されている。また、プラズマ発生部3の天板14は、誘電体側壁5の上部フランジに密封固定され、電位的に浮遊状態として対向電極を形成する。この天板14の内面には、真空チャンバ2内にエッチングガスを導入するガス導入ノズル15が設けられ、このガス導入ノズル15が、ガス流量制御手段(図示せず)を介してガス源に接続されている。
本発明によれば、エッチング加工する低膨張結晶化ガラスからなる基板は、Alを含む珪酸ガラス、例えば、LiO−Al−SiOをベース組成とする低膨張結晶化ガラスからなる基板であり、好ましくはAlがベース中に20〜30重量%含まれている基板である。この珪酸ガラス中のSiO(石英)含量が70〜80重量%である基板を用いることもできる。市販されている低膨張結晶化ガラス基板としては、例えば前記ネオセラム基板を本発明における被処理基板として用いることができる。
本発明によれば、前記基板をプラズマエッチングするためのエッチングガスとしては、フロロカーボンガスにホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスを添加してなる混合ガスを用いることができる。このホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスには、ホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含む化合物ガスや、これら化合物ガスの混合ガスが含まれる。これらの添加ガスとしては、例えばBClガスが好ましい。
なお、SiO含量が70〜80重量%である基板の場合には、エッチングガスとして、フロロカーボンガスにBClガス等のホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスを添加してなる混合ガスの代わりに又はこの混合ガスと併用して、水素原子を含んでいてもよいフロロカーボンガスに水素ガスを添加した混合ガス又は水素原子を含むフロロカーボンガス(ヒドロフロロカーボンガス)を用いることが好ましい。
本発明で用いる上記フロロカーボンガスには、特にことわらない限り、例えば炭素原子の数が1〜2である炭化水素(C)の水素原子の一部又は全部をフッ素原子で置換したフロロカーボンが含まれる。例えば、CF、CHF、CH、CHF、CFCHF、CFCHF等が含まれる。
本発明によれば、エッチングは、例えば、プロセス圧力:0.1〜2Pa、好ましくは0.1〜1Pa、アンテナパワー:1000〜2000W、バイアスパワー:300〜800W、基板温度:0〜10℃にプロセス条件を設定し、所定のエッチングガス流量を用いて実施することができる。また、キャリアーガスとしては、ヘリウム等の通常用いるガスを用いることができる。
本実施例では、フロロカーボンガスにBClガスを添加した場合のエッチング効果を検討した。
この場合のエッチング加工は、図1に示すエッチング装置を用いて行った。すなわち、プラズマ発生用高周波アンテナコイル9に接続した高周波電源10の出力(アンテナパワー)を500W、基板電極11に接続した高周波電源13の出力(バイアスパワー)を50W、基板温度を0℃、真空チャンバ2の圧力を0.67Paに設定してエッチング加工を行った。被処理基板として、低膨張結晶化ガラス基板(ネオセラム基板)を用い、また、エッチングガス種として、フロロカーボンガス(CHFガス)にBClガスを添加してなるガス(流量比:CHF/BCl=60sccm/40sccm)を用いた場合と、CHF単独のガスを使用した場合とについてエッチングを実施した。キャリアーガスとしてヘリウムを用いた。
得られたエッチング結果について、基板表面のSEM写真を図2(a)及び(b)に示す。フロロカーボンガス単独でエッチングした場合、図2(a)に示すSEM写真から明らかなように、基板表面にエッチング残渣が生じていることが分かる。これに対して、本発明のようにフロロカーボンガスにBClガスを添加してなる混合ガスを用いてエッチングした場合には、図2(b)に示すSEM写真から明らかなように 基板表面にエッチング残渣が生じておらず、平滑な表面が得られていることが分かる。
本実施例では、エッチングガス中のBCl添加率依存性を検討した。この場合のエッチング加工は、プラズマ発生用高周波アンテナコイル9に接続した高周波電源10の出力(アンテナパワー)を500W、基板電極11に接続した高周波電源13の出力(バイアスパワー)を50W、基板温度を0℃、真空チャンバ2の圧力を0.67Pa、エッチング時間を1410secに設定し、エッチングガス種として、CHF/BCl(60sccm/40sccm)、CHF/BCl(40sccm/60sccm)、CHF/BCl(20sccm/80sccm)を用いて行った。被処理基板は実施例1のものと同じものを用いた。キャリアーガスとしてヘリウムを用いた。
得られたエッチング結果について、基板表面のSEM写真を図3(a)〜(c)に示す。BClの添加率を増すに従い、エッチング表面の残渣が除去されていくことが分かる。この場合、低膨張結晶化ガラス(LiO−Al−SiO)中のAlがBで置換されて、AlはAlClを形成し、BはBを形成する。そして、Alはイオンエネルギーによって脱離除去され、また、Liは物理的にスパッタ除去される結果、残渣のないエッチング表面が得られるものと考えられる。ただし、BCl添加量を増加するに従って、得られたマイクロレンズアレイ表面には残渣がないのできれいになり、得られた凸部(レンズ部)の間隔は広くなる。
なお、高圧プロセス(例えば、10Pa)を用いた場合には、弾性衝突によりイオンのエネルギーが低下し、ラジカル反応が大きくなることから、例えばマスクのレジストのエッチング速度が上昇し、選択比が低下するという問題が生じるため不具合である。しかし、本発明によるエッチング方法は、2Pa以下の低圧プロセスで行われることから、いわゆるイオン支援エッチングプロセスであり、高圧の場合のような上記問題は生じない。
以上のことから、弾性衝突を低減し、ラジカル反応を抑制するためには、プロセス圧力を2Pa以下にして、エッチング表面(底面)の残渣を抑制又は除去するために、適量の塩素原子とホウ素原子とを含む添加ガスを用いてエッチングすることは、平滑エッチング加工の重要な鍵となることが分かる。
本実施例では、エッチング加工中のプロセス圧力の影響を検討した。この場合のエッチング条件として、アンテナパワー、バイアスパワー、基板温度、エッチング時間は実施例2の場合と同様にし、真空チャンバ2の圧力を0.67Pa及び0.40Paに設定し、エッチングガス種として、CHF/BCl(60sccm/40sccm)を用いた。
得られたエッチング結果について、基板表面のSEM写真を図4(a)及び(b)に示す。図4(a)及び(b)から明らかなように、エッチング表面残渣が除去されていると共に、プロセス圧力を低くする方がレンズ形状が立っており、レンズ高さが高くなることが分かる。なお、このようにプロセス圧力を制御することにより、所望のレンズ高さのものを得ることができる。かくして、焦点距離が調節可能のレンズを提供できる。
上記実施例2及び3から、得られるエッチング表面のレンズ形状及びレンズ高さは、それぞれ、エッチングガス中のホウ素原子及び塩素原子を含むガス(BCl)の添加率、プロセス圧力を調整することにより制御可能であることが分かる。
本実施例では、実施例1におけるCHFガスへのBClガスの添加量、アンテナパワー、バイアスパワー等の条件を代えてエッチング加工を行った。
すなわち、アンテナパワーを1500W、バイアスパワーを500W、基板バイアス周波数を13.56MHz、基板温度を0℃、真空チャンバの圧力を0.40Paに設定し、エッチングガス種として、CHF/BCl(80sccm/20sccm)を用いてエッチング加工した。被処理基板は実施例1のものと同じものを用い、キャリアーガスとしてヘリウムを用いた。
その結果、実施例1の場合と同様に、残渣のない平滑なエッチング表面が得られた。
本発明のエッチング方法によれば、エッチングガスとしてフロロカーボンガスにホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスを添加してなる混合ガスを用いて珪酸ガラス基板をプラズマエッチングすることにより、表面にエッチング残渣を生じることなく、平滑な表面を有する基板を得ることができる。そのため、例えば液晶表示素子用マイクロレンズアレイ等を作製する分野で適用可能である。
本発明に従って被処理基板をエッチングするためのプラズマエッチング装置の概略を示す構成図。 低膨張結晶化ガラス基板をプラズマエッチングする際に、(a)はフロロカーボンガス単独を用いた場合、(b)はフロロカーボンガスにBClガスを添加した混合ガスを用いた場合の、それぞれのエッチング加工された基板表面のSEM写真。 低膨張結晶化ガラス基板をプラズマエッチングする際に、(a)はCHF/BCl(60sccm/40sccm)ガスを用いた場合、(b)はCHF/BCl(40sccm/60sccm)ガスを用いた場合、(c)はCHF/BCl(20sccm/80sccm)ガスを用いた場合の、それぞれのエッチング加工された基板表面のSEM写真。 低膨張結晶化ガラス基板をプラズマエッチングする際のプロセス圧力依存性を示すものであり、(a)は0.67Paの場合、(b)は0.40Paの場合の、それぞれのエッチング加工された基板表面のSEM写真。
符号の説明
1 エッチング装置 2 真空チャンバー
3 プラズマ発生部 4 基板電極部

Claims (8)

  1. エッチングガスとして、フロロカーボンガスにホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスを添加してなる混合ガスを用い、Alを含む珪酸ガラスからなる基板をプラズマエッチングすることを特徴とするエッチング方法。
  2. プラズマ発生手段及び基板バイアス手段を持つエッチング装置内に載置されたAlを含む珪酸ガラスからなる基板上に、エッチングガスとして、フロロカーボンガスにホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスを添加してなる混合ガスを導入し、プロセス圧力を2Pa以下にして、該基板をプラズマエッチングすることを特徴とするエッチング方法。
  3. 前記珪酸ガラス基板が、LiO−Al−SiO系組成をベースとして有する低膨張結晶化ガラス基板であることを特徴とする請求項1又は2記載のエッチング方法。
  4. 前記珪酸ガラス基板が、Alを20〜30重量%含むLiO−Al−SiO系組成をベースとして有する低膨張結晶化ガラス基板であることを特徴とする請求項1又は2記載のエッチング方法。
  5. 前記エッチングガス中のホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスの添加率がエッチングガス総流量基準で20〜80%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエッチング方法。
  6. 前記珪酸ガラス基板中のSiO含量が70〜80重量%である基板を用い、エッチングガスとして、フロロカーボンガスにホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスを添加してなる混合ガスの代わりに又はこの混合ガスと併用して、水素原子を含んでいてもよいフロロカーボンガスに水素ガスを添加してなる混合ガス又は水素原子を含むフロロカーボンガスを用いて該基板をプラズマエッチングすることを特徴とする請求項1又は2記載のエッチング方法。
  7. 前記ホウ素原子及び塩素原子から選ばれた少なくとも一種を含むガスが、BClガスであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエッチング方法。
  8. Alを含む珪酸ガラスからなる基板表面に、その形状がほぼ球面の一部をなす複数の凸部が配列してなり、これら凸部が該基板表面を請求項1〜7のいずれかに記載の方法でプラズマエッチングして得られたものであることを特徴とするマイクロレンズアレイ。
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